JP2001201844A - 半導体集積回路装置の製造方法およびフォトマスクの製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法およびフォトマスクの製造方法

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JP2001201844A
JP2001201844A JP2000013168A JP2000013168A JP2001201844A JP 2001201844 A JP2001201844 A JP 2001201844A JP 2000013168 A JP2000013168 A JP 2000013168A JP 2000013168 A JP2000013168 A JP 2000013168A JP 2001201844 A JP2001201844 A JP 2001201844A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 フォトマスクにおけるパターン配置位置の測
定精度を向上させる。 【解決手段】 フォトマスク1のパターン形成領域3内
に、そのパターン形成領域3内のパターンの配置位置を
測定するための位置測定用パターン5Bを複数分散させ
て配置した。また、パターン形成領域内にパターンの配
置位置を測定する測定用パターンを複数配置したフォト
マスクを用いて半導体ウエハの主面上に所定のパターン
を転写する工程を有し、前記測定用パターンの寸法を、
解像限界以下で、かつ、検出可能な寸法とするものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置の製造方法およびフォトマスクの製造技術に関し、特
に、フォトマスクを用いた露光技術に適用して有効な技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置の製造工程において
は、露光装置の解像限界に近いパターンの形成が要求さ
れている。また、被合わせ層との重ね合わせ精度におい
ても、露光装置性能と同等の精度が要求されている。重
ね合わせ精度は、露光装置の精度向上に依存することが
大きいが、露光装置の重ね合わせ精度の他に、レンズ収
差、合わせマークの形状および転写に用いるフォトマス
ク内のパターンの配置位置精度等によっても左右され
る。
【0003】ところで、本発明者は、フォトマスク上の
所定のパターンにおける配置位置の評価技術について検
討した。以下の技術は、発明者によって検討された技術
であり、これによれば、フォトマスクの最外縁の角部近
傍に配置された4つの測定用パターンの位置座標を測定
し、それぞれのパターン間距離を設計値と比較すること
で、フォトマスク上の所定のパターンの配置位置を評価
している。
【0004】なお、フォトマスクの検査・測定・分析技
術については、例えば株式会社プレスジャーナル、平成
9年2月25日発行、「月刊セミコンダクタワールド
増刊号 ‘97半導体検査・測定・分析技術」p49〜
53に記載があり、欠陥・異物検査、寸法検査、位置精
度検査および形状評価等について説明されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記発明者
が検討した技術においては、以下の課題があることを本
発明者は見出した。
【0006】すなわち、2点間の距離の測定結果によっ
て評価するため、本来四角形に形成されるべきパターン
の配置が平行四辺形に変形していたとしても、それを認
識することができない。また、一般的に、デバイスのパ
ターン形成領域は、フォトマスクの中央に配置されてい
ることから、上記測定用パターンと、パターン形成領域
中の所定のパターンとの距離が大きく、その所定パター
ンの配置位置について充分な測定精度が得られない。
【0007】本発明の目的は、フォトマスクにおけるパ
ターン配置位置の測定精度を向上させることのできる技
術を提供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、フォトマスク
におけるパターン配置位置の測定情報の信頼性を向上さ
せることのできる技術を提供することにある。
【0009】また、本発明の他の目的は、半導体ウエハ
上に転写されるパターンの重ね合わせ精度を向上させる
ことのできる技術を提供することにある。
【0010】また、本発明の他の目的は、集積回路パタ
ーンに影響することなく、フォトマスク上における集積
回路パターンの配置位置精度を向上させることのできる
技術を提供することにある。
【0011】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0013】すなわち、本発明は、パターン形成領域内
にパターンの配置位置を測定する測定用パターンを複数
配置したフォトマスクを用いて半導体ウエハの主面上に
所定のパターンを転写する工程を有するものである。
【0014】また、本発明は、パターン形成領域内にパ
ターンの配置位置を測定する測定用パターンを複数配置
したフォトマスクを用いて半導体ウエハの主面上に所定
のパターンを転写する工程を有し、前記測定用パターン
の寸法を、解像限界以下で、かつ、検出可能な寸法とす
るものである。
【0015】また、本発明は、(a)フォトマスクにお
けるパターンの配置位置情報を得る工程と、(b)前記
フォトマスクを用いた露光処理に際して、前記パターン
の配置位置情報を反映させた状態で露光処理を行うこと
により、半導体ウエハ上に集積回路パターンを転写する
工程とを有し、前記(a)のパターンの配置位置情報
は、前記フォトマスクのパターン形成領域内に複数分散
して配置された測定用パターンの配置位置を測定するこ
とにより得るものである。
【0016】また、本発明は、露光光源から放射された
露光光をフォトマスクを介して半導体ウエハの主面に照
射することにより、前記半導体ウエハの主面上に所定の
パターンを転写する工程を有し、前記フォトマスクのパ
ターン形成領域内に、そのパターン形成領域内のパター
ンの配置位置を測定するための測定用パターンを複数配
置し、前記測定用パターンは、互いに交差する方向に延
び、かつ、交差する部分で重なりを持たないように配置
された複数のパターン部を有し、前記パターン部の寸法
を、解像限界以下で、かつ、検出可能な寸法とするもの
である。
【0017】また、本発明は、パターンの配置位置を測
定するための測定用パターンを、マスク基板におけるパ
ターン形成領域内に複数分散して形成する工程を有する
ものである。
【0018】また、本発明は、前記マスク基板上に遮光
膜を堆積する工程と、前記マスク基板上にレジスト膜を
堆積する工程と、前記レジスト膜にパターンを転写する
工程と、前記遮光膜上に残されたレジスト膜をマスクと
して、レジスト膜の無い領域における遮光膜を除去する
ことにより光透過領域を形成する工程とを有し、前記レ
ジスト膜にパターンを転写する際には、前記測定用パタ
ーンを用いて測定されたパターンの配置位置情報を反映
させた状態でパターンを転写するものである。
【0019】また、本発明は、前記測定用パターンが、
互いに交差する方向に延び、かつ、交差する部分で重な
りを持たないように配置された複数のパターン部を有す
るものである。
【0020】また、本発明は、前記測定用パターンを、
半導体チップのボンディングパッドと平面的に重なる位
置に配置したものである。
【0021】また、本発明は、前記測定用パターンを、
半導体チップを取り囲むように設けられる切断領域に配
置したものである。
【0022】また、本発明は、前記フォトマスクのパタ
ーン形成領域の外側に、前記測定用パターンを配置した
ものである。
【0023】
【発明の実施の形態】本願発明の実施の形態を説明する
にあたり、本願における用語の基本的な意味を説明する
と次の通りである。
【0024】1.半導体ウエハ(半導体基板)とは、半
導体集積回路の製造に用いるシリコン単結晶基板(一般
にほぼ平面円形状)、サファイア基板、ガラス基板、そ
の他の絶縁、反絶縁または半導体基板等並びにそれらの
複合的基板を言う。また、本願において半導体集積回路
装置というときは、シリコンウエハやサファイア基板等
の半導体または絶縁体基板上に作られるものの他、特
に、そうでない旨明示された場合を除き、TFT(Tin-
Film-Transistor)およびSTN(Super-Twisted-Nemat
ic)液晶等のようなガラス等の他の絶縁基板上に作られ
るもの等も含むものとする。
【0025】2.「遮光領域」、「遮光パターン」、
「遮光膜」または「遮光」と言うときは、その領域に照
射される露光光のうち、40%未満を透過させる光学特
性を有することを示す。一般に数%から30%未満のも
のが使われる。一方、「光透過領域」、「光透過パター
ン」、「透明領域」、「透明膜」または「透明」言うと
きは、その領域に照射される露光光のうち、60%以上
を透過させる光学特性を有することを示す。一般に90
%以上のものが使用される。
【0026】3.「フォトレジストパターン」は、感光
性の有機膜をフォトリソグラフィの手法により、パター
ニングした膜パターンを言う。なお、このパターンには
当該部分に関して全く開口のない単なるレジスト膜を含
む。
【0027】4.半導体の分野では紫外線は以下のよう
に分類する。波長が400nm程度未満で、50nm程
度以上を紫外線、300nm以上を近紫外線、300n
m未満、200nm以上を遠紫外線、200nm未満を
真空紫外線とする。
【0028】5.フォトマスクまたはマスクは、マスク
基板上にパターン像を形成したマスク構成体である。実
際のパターンの寸法の1〜10倍のパターンが形成さ
れ、ステッパまたはスキャナ、フォトリピータによる投
影露光に用いる「レチクル」もフォトマスクに含まれ
る。また、位相シフトマスクも含む。本願では、遮光領
域と光透過領域とを有するが、位相シフタの形成されて
いない(すなわち、透過光に位相差を生じさせない)一
般的なフォトマスクを通常のフォトマスクという。
【0029】6.位相シフトマスク(または位相シフト
レチクル)は、パターンを形成した基板上で位相シフタ
を用いて光の位相を選択的にシフトさせることによっ
て、パターンを転写する際のコントラストを改善したフ
ォトマスク(またはレチクル)をいう。レベンソン型、
ハーフトーン型またはエッジ強調型がある。
【0030】7.位相シフタとは、位相シフトマスクに
おいて、光の波長を変調させて位相差を発生させる物質
または手段をいう。また、位相差とは、屈折率の異なる
2つの物質を光が通過するときの光の速度差によって生
じる位相の差をいう。位相シフタの厚さ(または深さ)
dが、d=λ/(2(n−1))満たす場合に位相差
を生じさせることができる。なお、λ:光の波長、n:
位相シフタの屈折率である。
【0031】8.「レベンソン型位相シフトマスク」
は、遮光領域で隔てられた隣り合う開口の位相を相互に
反転させて、その干渉作用によって鮮明な像を得ようと
する位相シフトマスクの一種である。
【0032】9.通常照明とは、非変形照明のことで、
光強度分布が比較的均一な照明を言う。
【0033】10.変形照明とは、中央部の照度を下げ
た照明であって、斜方照明、輪帯照明、4重極照明、5
重極照明等の多重極照明またはそれと等価な瞳フィルタ
による超解像技術を含む。
【0034】以下の実施の形態においては便宜上その必
要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に
分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それら
はお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部ま
たは全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
【0035】また、以下の実施の形態において、要素の
数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場
合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数
に限定される場合等を除き、その特定の数に限定される
ものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
【0036】さらに、以下の実施の形態において、その
構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場
合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合
等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまで
もない。
【0037】同様に、以下の実施の形態において、構成
要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示
した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられ
る場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似
するもの等を含むものとする。このことは、上記数値お
よび範囲についても同様である。
【0038】また、実施の形態を説明するための全図に
おいて同一機能を有するものは同一の符号を付し、その
繰り返しの説明は省略する。
【0039】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て詳細に説明する。
【0040】まず、本発明の実施の形態を説明する前
に、本発明者が本発明をするのに検討した技術(以下、
単に発明者検討技術という)について説明する。
【0041】図1は、発明者検討技術のフォトマスク
(レチクル)50の全体平面図を模式的に示している。
フォトマスク50を構成するマスク基板50aの主面中
央には、パターン形成領域50bが配置されている。こ
のパターン形成領域50bには、所定の集積回路パター
ンが配置されている。ここでは、この集積回路パターン
には、実質的に集積回路を形成(転写)するパターンの
他、例えば重ね合わせに用いるマークパターン、重ね合
わせ検査に用いるマークパターンまたは電気的特性を検
査する際に用いるマークパターン等のような実質的に集
積回路を構成しないようなパターンも含む。フォトマス
ク50におけるパターン形成領域50b内におけるマー
クパターンは、半導体ウエハを個々の半導体チップに切
り出す際に切断される切断領域(いわゆるダイシング領
域またはスクライブ領域)に対応する平面位置に配置さ
れている。マスク基板50aの主面において、パターン
形成領域50bの外周側には、マスクアレイメントマー
ク50cおよび位置測定用パターン50dが配置されて
いる。マスクアライメントマーク50cは、フォトマス
ク50と露光装置(ステッパ等)との平面位置関係を計
測したり、調整したりするためのパターンであり、図1
においてパターン形成領域50bの左右に1個ずつ(合
計で2個)、パターン形成領域50bの長辺のほぼ中央
にあたる平面位置に配置されている。また、位置測定用
パターン50dは、フォトマスク50に形成された集積
回路パターンの配置位置を評価するためのパターンであ
り、図1においてフォトマスク50の四隅近傍に配置さ
れている。
【0042】この位置測定用パターン50dの拡大平面
図を図2に示す。ここでは、位置測定用パターン50d
の平面形状が、例えば十字状の場合について説明する。
この位置測定用パターン50dの寸法Wh,Waは、パ
ターンの配置位置の測定に使用する位置座標測定装置の
精度で決まり、比較的大きな値に設定されている。例え
ば寸法Wa=5.0μm(1/5倍の縮小投影露光装置
を用いた場合、半導体ウエハ上において1.0μm)以
上、寸法Wh=25.0μm(1/5倍の縮小投影露光
装置を用いた場合、半導体ウエハ上において5.0μ
m)以上のものが使われている。フォトマスク50上の
集積回路パターンの配置位置測定においては、フォトマ
スク50の四隅の位置測定用パターン50dの中心座標
を測定し、その測定結果と設計値との差を求めることに
より、フォトマスク50の良否を判断する。
【0043】このような配置位置の測定結果の一例を図
3に示す。ここでは、説明を分かりやすくするためにフ
ォトマスク50のパターンに平面位置ずれが生じている
場合を示している。このようなフォトマスク50の位置
測定用パターン50d1〜50d4の位置座標の測定結
果から本来、実線Aの位置にあるべき線がフォトマスク
50の製造時の製造誤差等の影響により破線Bで示すよ
うに変形していることが分かる。ここでは、位置測定用
パターン50d3の点で最も大きな平面ずれが生じてお
り、図3の上下方向に約25nm(1/5倍の縮小投影
露光装置を用いた場合、半導体ウエハ上で5nm)の誤
差があることが測定された。このパターンの平面位置ず
れは、集積回路パターン形成(露光処理による転写)時
の重ね合わせ精度に大きく影響してしまう。したがっ
て、集積回路パターンの重ね合わせ精度に与える影響を
最小にするためには、上記集積回路パターンの配置位置
の測定精度を向上させることが必要である。
【0044】ところが、上記発明者検討技術において
は、2点間の距離の測定結果によって評価するため、本
来四角形に形成されるべきパターンの配置が平行四辺形
に変形していたとしても、それを認識することができな
い。また、位置測定用パターン50d、50d1〜50
d4は、パターン形成領域50bから平面的に離れた位
置に、しかも一般的にフォトマスク作成時のパターン描
画精度が相対的に悪いとされるフォトマスク50の最外
縁近傍に配置されている。このため、上記位置測定用パ
ターン50d、50d1〜50d4と、パターン形成領
域50b中の所定の集積回路パターンとの距離が大きい
上、位置測定用パターンの描画位置に大きな誤差も含ま
れてしまうことから、フォトマスク50上の集積回路パ
ターンの配置位置について充分(正確)な測定精度が得
られない。
【0045】そこで、本発明においては、フォトマスク
のパターン形成領域内に位置測定用パターンを複数分散
させて配置するものである。その具体例を図4に示す。
【0046】フォトマスク(具体的にはレチクル)1を
構成するマスク基板2は、例えば平面四角形状の透明な
合成石英ガラスからなる。マスク基板2の主面中央に
は、パターン形成領域3が配置されている。パターン形
成領域3には、例えば半導体集積回路装置を構成する集
積回路パターンが配置されている。ここで、この集積回
路パターンには、実質的に集積回路を構成(転写)する
パターンの他、例えば重ね合わせに用いるマークパター
ン、重ね合わせ検査に用いるマークパターンまたは電気
的特性を検査する際に用いるマークパターン等のような
実質的に集積回路を構成しないようなパターンも含む。
フォトマスク1におけるパターン形成領域3における上
記マークパターンは、上記半導体ウエハ上の切断領域に
対応する平面位置に配置されている。
【0047】一方、マスク基板2の主面においてパター
ン形成領域3の外周には、上記発明者検討技術と同様
に、マスクアライメントマーク4および位置測定用パタ
ーン5Aが配置されている。マスクアライメントマーク
4および位置測定用パターン5Aは、上記マスクアライ
メントマーク50cおよび位置測定用パターン50dと
同様の機能および形状となっている。これに加えて本実
施の形態においては、パターン形成領域3内に、複数の
位置測定用パターン5Bがマスク基板2の面内に規則的
に分散されて配置されている。この位置測定用パターン
5Bの機能は、位置測定用パターン5Aと同じである。
ここでは、位置測定用パターン5Bが、例えば集積回路
パターンの一部にTEG(Test Element Group)として
配置されている。このようにパターン形成領域3に位置
測定用パターン5Bを配置したことにより、最も重要な
パターン形成領域3内における集積回路パターンの配置
位置をより正確に測定することができる。すなわち、パ
ターン形成領域3内のパターン配置位置をより正確に把
握することが可能となる。この位置測定用パターン5B
は、複数個配置することが好ましく、多ければ多いほど
より詳細なパターン配置位置情報を得ることが可能とな
る。ここでは、特に限定されるものではないが、パター
ン形成領域3内に3×5=15個の位置測定用パターン
5Bを配置した場合を例示している。また、本実施の形
態においては、異なる層、すなわち、異なるフォトマス
ク1において位置測定用パターン5Bの平面配置位置を
同じ位置としている。これにより、フォトマスク1の検
査時における検査ファイルの作成作業を簡略化すること
ができる。また、定点で測定を行うことができるので、
パターンずれの影響の解析等の管理を簡単化することが
可能となる。
【0048】このような位置測定用パターン5A,5B
を用いて、フォトマスク1における集積回路パターンの
配置位置を評価した結果を図5に示す。実線Aで示す枠
は、本来あるべきパターンの配置位置分布を示し、破線
Bで示す枠は、フォトマスク1の外周辺の位置測定用パ
ターン5A1〜5A4を用いて測定されたパターンの配
置位置分布を示し、破線Cで示す格子枠は、パターン形
成領域3内に配置された位置測定用パターン5Bを用い
て測定されたパターンの配置位置分布を示している。こ
の評価結果から位置測定用パターン5Bを用いて測定さ
れたフォトマスク1の集積回路パターンの配置位置分布
(破線C)は、本来あるべき集積回路パターンの配置位
置分布(実線A)に比べて平面的にずれていることが分
かる。また、パターン形成領域3の内と外とでは平面ず
れの傾向が異なることが分かった。すなわち、パターン
形成領域3内に配置された位置測定用パターン5Bを用
いて測定された配置位置分布(破線C)と、フォトマス
ク1の外周辺部に配置された位置測定用パターン5Aを
用いて測定された配置位置分布(破線B)とでは、平面
ずれの分布(形状)が大きく異なっている。したがっ
て、フォトマスク1に形成された集積回路パターンの配
置位置を、パターン形成領域3内に配置された複数の位
置測定用パターン5Bを用いて評価することにより、最
も重要な集積回路パターンの配置位置の測定精度を向上
させることができる。すなわち、そのパターンの配置位
置情報をより正確に測定・把握することができる。そし
て、そのようにして得られたフォトマスク1の集積回路
パターンの配置位置情報を用いてフォトマスク上にパタ
ーンを転写し直すことでフォトマスクを製造したり、ま
た、フォトマスクを用いた露光処理時にそのパターンの
配置位置情報を反映(露光位置補正に使用する等)させ
たりすることにより、半導体集積回路装置のパターン重
ね合わせ精度を向上させることができる。したがって、
半導体集積回路装置の歩留まりを向上させることが可能
となる。また、半導体集積回路装置の信頼性を向上させ
ることが可能となる。また、半導体集積回路装置の性能
を向上させることが可能となる。さらに、半導体集積回
路装置のパターン集積度を向上させることが可能とな
る。
【0049】上記位置測定用パターン5Bの好ましい平
面形状の一例を図6〜図8に示す。図6に示す位置測定
用パターン5Bは、その平面形状が、上記発明者検討技
術と同様(すなわち、パターン形成領域3の外側の位置
測定用パターン5Aの平面形状と同様に)十字状に形成
されている。図7に示す位置測定用パターン5Bは、そ
の平面形状がほぼ十字状に形成されているが、その中心
においてパターンが交差しない(重ならない)ように形
成されている。これは、その交差部分があると、その交
差部分においては光強度が大きくなり半導体ウエハに転
写し易くなるからである。すなわち、その交差部分を無
くすことにより光強度を小さくすることができ、位置測
定用パターン5Bが半導体ウエハ上に転写されないよう
にできるからである。また、交差部を無くすことによ
り、光強度がさがるため、交差しているものよりも大き
なパターンを用いることができ、結果的に測定精度を高
くすることが可能となる。図8(a)に示す位置測定用
パターン5Bは、互いに直交する方向に延びる2本のパ
ターンが各々の端部で交差する(重なる)ことで形成さ
れている。図8(b)に示す位置測定用パターン5B
は、図8(a)の位置測定用パターン5Bに図7の技術
思想を取り入れたもので、互いに直交する方向に延びる
2本のパターンが各々の端部で交差せず(重ならず)に
互いに離間した状態で配置されている。図8(c)に示
す位置測定用パターン5Bは、その平面形状がT字状に
形成されている。図8(d)に示す位置測定用パターン
5Bは、図8(c)の位置測定用パターン5Bに図7の
技術思想を取り入れたもので、T字のパターン交差点で
パターンが交差せず(重ならず)に互いに離間した状態
で配置されている。以上の図6〜図8において、パター
ン部分が光透過領域とすることもできるし、また、反対
に遮光領域とすることもできる。半導体集積回路装置の
レイアウト層に応じて、位置測定用パターン5Bを光透
過領域または遮光領域のいずれかにすることができる。
【0050】ところで、位置測定用パターン5Bは、パ
ターン形成領域3に配置するということから、その寸法
があまり大きいと、例えば次のような問題が生じる。ま
ず、パターン形成領域3内において位置測定用パターン
5Bの占める面積が増大してしまう。すなわち、その
分、集積回路パターンの配置面積が低減してしまう。こ
のため、半導体チップの増大を招く恐れもある。また、
位置測定用パターン5Bの剥離による異物が生じたり、
平坦化を目的として行われる化学的機械的研磨(Chemic
al Mechanical Polish:CMP)等に影響を及ぼしたり
する。さらに、上記のように位置測定用パターン5Bは
レイアウト層が異なっていても同じ平面位置に形成した
方が好ましいが、その平面寸法が大きいと同じ平面位置
に形成することが難しくなる。
【0051】そこで、本実施の形態においては、位置測
定用パターン5Bの平面寸法を、位置座標測定装置では
認識でき測定することができる寸法とするが、縮小投影
露光装置では解像限界以下となるように寸法を設定し
た。これにより、位置測定用パターン5Bをパターン形
成領域3内に複数分散配置させたとしても、パターン形
成領域3内において位置測定用パターン5Bの占める面
積が大幅に増大することもない。また、位置測定用パタ
ーン5Bの剥離による異物の発生率を低下させることが
できる。また、CMP等に与える影響も小さくすること
ができる。さらに、各レイアウト層(異なるフォトマス
ク1)毎に位置測定用パターン5Bを同じ平面位置に配
置できるので、パターンずれの影響の解析等の管理を簡
単化することが可能となる。また、フォトマスク1の検
査ファイルの作成作業を簡略化することが可能となる。
図9はラインアンドスペースパターンを形成する場合
に、レベンソン型位相シフトマスクと変形照明技術の1
つである輪帯照明法とでそれぞれの寸法で必要な光強度
を比較して示している。なお、本検討には、露光波長λ
=0.248μm(例えばKrFエキシマレーザ光)、
縮小投影露光装置のレンズの開口数NA=0.68、縮
小倍率=1/5のステッパを用いた。また、照明条件
は、レベンソン型位相シフトマスクではパーシャルコヒ
ーレントファクタσ=0.30を、輪帯照明法では外側
のパーシャルコヒーレントファクタσ=0.75の2/
3輪帯をそれぞれ用いた。また、ここに示す光強度はフ
ォトマスクの透明領域を1、遮光領域を0とした場合の
値である。フォトレジスト膜にパターンが転写される光
強度は、レジスト膜の種類によっても異なるが、一般に
パターンを形成する光強度の50%〜95%程度であ
る。ここでは、パターンを形成する光強度の75%程度
の光強度で転写される性質を有するフォトレジスト膜を
用いて評価した。
【0052】図6および図8(a),(c)に示した位
置測定用パターン5Bの寸法を、図9の光強度の限界か
ら求める。レベンソン型位相シフトマスクを用いた場
合、パターン寸法Wa=a×λ/NAと表すことができ
る。aは定数であり、ここではa<0.36、λは露光
波長であり、ここでは、例えば0.248μm、NAは
レンズの開口数であり、ここでは、例えば0.68であ
る。なお、縮小倍率1/5のステッパに用いるフォトマ
スク1上においては、a<1.80で表せる寸法であ
り、急激に光強度が低下している。また、輪帯照明法を
用いた場合でも、パターン寸法Wa=a×λ/NA(こ
こではa<0.38、λおよびNAは上記レベンソン型
位相シフトマスクの場合と同じ)で表すことができる。
なお、縮小倍率1/5のステッパに用いるフォトマスク
上では、a<1.90で表すことができる寸法で光強度
の低下が大きくなる。これは、パターンのコントラスト
の低下によるものであり、上記未満のパターン寸法で
は、事実上安定してパターンを形成することは難しい。
そこで、本発明の位置測定用パターンの寸法を輪帯照明
法で形成できる寸法でも転写されない寸法とした。輪帯
照明法において最小のパターンを形成可能な光強度は、
例えば0.32程度である。フォトレジスト膜に転写さ
れる光強度は、上記したように光強度の75%であるた
め、光強度で約0.24である。したがって、位置測定
用パターン5Bに対する光強度は0.24以下であれば
良い。
【0053】ここで、図10は、図6に示した位置測定
用パターン5Bの短い寸法(Wa)と光強度との関係を
示したものである。位置測定用パターン5Bの光強度が
0.24となる寸法Waは、上記式のa=0.275と
なる。したがって、位置測定用パターン5Bの寸法は、
上記条件以下とすることにより、半導体ウエハ上に解像
しないパターンとなる。
【0054】次に、図7および図8(b),(d)の位
置測定用パターン5Bの寸法について説明する。図11
は、パターン間の距離Wcと交点部の光強度との関係を
示している。パターン間の距離が小さい場合、光強度が
大きい。パターン間の距離WcをWc=c×λ/NA
(c≧0.30、フォトマスク上ではc=1.50、λ
およびNAは上記レベンソン型位相シフトマスクの場合
と同じ。)とすることにより、交点部の光強度は小さく
なり、交点のないパターンと同じ寸法にすることがで
き、その結果、半導体ウエハに転写することはなくな
る。また、今回の測定で用いた位置座標測定装置で検出
可能なパターン寸法は、フォトマスク上で0.30μm
(半導体ウエハ上では、縮小率が1/5の場合、0.0
6μm)の装置を用いた。上記のように位置測定用パタ
ーン5Bは、位置座標測定装置で認識および測定でき、
かつ、フォトレジスト膜に転写されないものである必要
があるので、位置測定用パターン5Bのパターン寸法W
aは、Wa≦a×λ/NA(b=0.275、縮小倍率
1/5のステッパで用いるフォトマスク上ではb=1.
375、λおよびNAは上記レベンソン型位相シフトマ
スクの場合と同じ)を満足することが望ましい。
【0055】次に、半導体集積回路装置を構成する集積
回路パターンを転写するために実際に用いるフォトマス
ク1上の位置測定用パターン5Bの配置の一例を図12
および図13に示す。
【0056】図12には、1枚のフォトマスク1のパタ
ーン形成領域3内に、3個の半導体チップ転写領域3a
が切断領域3bに取り囲まれるようにして配置されてい
る場合が例示されている。3個の半導体チップ転写領域
3aは、切断領域3bを隔てて互いに平行に図12の上
下方向に並んで配置されている。この半導体チップ転写
領域3aは、半導体集積回路装置を構成する半導体チッ
プ内の集積回路パターンを転写するための領域である。
また、切断領域3bは、半導体ウエハから半導体チップ
を切り出す際に切断される、いわゆるダイシング領域ま
たはスクライブ領域である。ここでは、上記位置測定用
パターン5Bが、その切断領域(ダイシング領域または
スクライビング領域)3bに相当する領域に複数分散さ
れて配置されている場合が例示されている。このよう
に、位置測定用パターン5Bを切断領域3bに設けたこ
とにより、位置測定用パターン5Bがパターン形成領域
3内に複数配置されたからといって、集積回路パターン
の配置領域が減ることもない。すなわち、パターン形成
領域3内における集積回路パターンの配置領域を確保し
たまま、パターン形成領域3内に位置測定用パターン5
Bを複数分散させて配置することが可能となっている。
また、各レイアウト層(異なるフォトマスク1)毎に位
置測定用パターン5Bを同じ平面位置に配置できるの
で、パターンずれの影響の解析等の管理を簡単化するこ
とが可能となる。また、フォトマスク1の検査ファイル
の作成作業を簡略化することが可能となる。
【0057】また、図13は、1枚のフォトマスク1の
パターン形成領域3内に、2個の半導体チップ転写領域
3aが切断領域3bに取り囲まれるようにして配置され
ている場合が例示されている。2個の半導体チップ転写
領域3aは、切断領域3bを隔てて互いに平行に図13
の上下方向に並んで配置されている。各半導体チップ転
写領域3a内には、4個のブロック領域3a1(図面を
見易くするため左傾斜のハッチングを付す)が周辺回路
領域3a2(図面を見易くするため右傾斜のハッチング
を付す)を介して上下左右に配置されている。ブロック
領域3a1は、例えばDRAMであればメモリマット等
のような所定の回路機能を構成する単位領域である。こ
こでは、位置測定用パターン5Bが切断領域3bおよび
周辺回路領域3a2に配置されている。特に、周辺回路
領域3a2においては、位置測定用パターン5Bが、ボ
ンディングパッドと平面的に重なる位置(レイアウト層
ではボンディングパッドの下層)に配置されたり、TE
G部に配置されたりしている。ボンディングパッドは、
半導体チップに形成された集積回路の電極を外部に引き
出すための外部端子である。このように位置測定用パタ
ーン5BをボンディングパッドやTEG部に配置したこ
とにより、上記図12の場合と同様の効果が得られる。
この図12および図13に示したように、位置測定用パ
ターン5Bは、半導体チップ単位ではなく、フォトマス
ク単位で測定できれば良い。
【0058】次に、本実施の形態のフォトマスクの製造
方法を説明する。まず、例えば透明な合成石英ガラスか
らなるマスク基板2を用意した後、その主面上に、例え
ばクロム、酸化クロムまたはそれらの積層膜からなる遮
光膜をスパッタリング法等によって堆積する。続いて、
その遮光膜上に、電子線レジスト膜等を塗布した後、電
子線描画装置を用いてその電子線レジスト膜に所定のレ
イアウト層の集積回路パターンを転写(描画)し、さら
に、現像処理を施すことにより、マスク基板2上に電子
線レジストパターンを形成する。その後、その電子線レ
ジストパターンをマスクとして、そこから露出される遮
光膜を除去することにより、遮光膜の形成された遮光領
域と、遮光膜の除去された光透過領域とで構成されるマ
スクパターンを形成する。この際、本実施の形態におい
ては、フォトマスク1上のパターン形成領域内に上記位
置測定用パターン5Bを複数分散させて形成する。位置
測定用パターン5Bは、遮光パターンで形成される場合
と、光透過パターンで形成される場合とがある。一方、
上記位相シフトマスクの製造の場合は、例えば上記マス
クパターンを形成した後、所定の箇所に位相シフタを形
成する。位相シフタは、透明膜または半透明膜で形成す
る場合と、溝で形成する場合等がある。透明膜または半
透明膜の場合は、マスク基板2上に透明膜または半透明
膜を堆積した後、これを上述の電子線リソグラフィ技術
によってパターニングすることで形成する。また、溝を
形成する場合には、所定位置の光透過領域におけるマス
ク基板2部分を厚さ方向にエッチング法等によって削る
ことで形成する。本実施の形態においては、上記の位置
測定用パターンを用いてパターンの配置位置のずれ等を
予め測定しておいて、その測定情報を、マスク基板上に
電子線等によってパターンを描画する際の描画処理に反
映させても良い。これにより、マスク基板2に対するマ
スクパターンの相対的な平面位置精度を向上させること
が可能となる。
【0059】次に、上記フォトマスク1におけるパター
ンの配置位置を測定するための位置座標測定装置の構成
例を説明する。図14は、位置座標測定装置6の一例を
示している。測定光源6aから放射された光は、ハーフ
ミラー6bおよびレンズ6cを介してフォトマスク1に
照射される。この際、フォトマスク1から反射された光
がレンズ6c、ハーフミラー6bおよびカメラレンズ6
dを介してCCD(Charge Coupled Device)カメラ6
eに入射されるようになっている。フォトマスク1は、
ステージ6f上に載置されている。このステージ6f
は、Xステージ6gおよびYステージ6h上に設置され
ている。Xステージ6gおよびYステージ6hは、フォ
トマスク1の主面に水平な方向であって互いに交差する
XおよびYの方向に移動可能な状態で設置されている。
このようなステージ6f、Xステージ6gおよびYステ
ージ6hは、主制御系6iからの制御命令に応じて、そ
れぞれの駆動手段6j1,6j2によって駆動される。
その平面位置は、ステージ6fに固定されたミラー6k
の位置として、レーザ測長器6mによって正確にモニタ
されている。上記フォトマスク1の集積回路パターンの
配置位置測定時には、精密に制御されたステージ6f、
Xステージ6gおよびYステージ6hを駆動させ、得ら
れた像をCCDカメラ6eで検出する。測定値は、ステ
ージ6f、Xステージ6gおよびYステージ6hの駆動
量と、その駆動後に得られた像の位置を測定し、主制御
系6iで解析することにより、位置のずれ等を測定する
ことができる。
【0060】次に、位置測定用パターンを用いて計測し
たデータに基づいて、フォトマスク上に形成される集積
回路パターンの配置データを補正する方法を説明する。
【0061】第1の補正方法は、フォトマスク1を露光
装置にセットする際のマスクアライメント時に、上記位
置測定用パターンによって測定されたパターンの配置位
置計測結果を基したオフセットをかける方法である。例
えば図5では、集積回路パターン形成領域が右方向に回
転している。この回転量をオフセット値として考慮し、
フォトマスク1の露光装置に対するアライメントを行
う。マスクアライメントマーク4は、所定の位置座標測
定マークとほぼ同じ位置にあり、この場合は左方向に回
転している。測定した結果、マスクアライメントマーク
4は、基準格子に対して左側でY方向(図5の上下方
向)に−10nm程度、右側でY方向に+15nm程度
ずれている。また、パターン形成領域3は、基準格子に
対して左側でY方向に+6nm程度、右側でY方向−6
nm程度ずれている。この結果からパターン形成領域3
を正確な格子状に配置するためのマスクアライメントマ
ーク4のオフセット値を求めると、左側にY方向に+4
nm程度、右側でY方向に7nm程度となる。この補正
を行うことにより、パターン形成領域3をほぼ理想の位
置に配置することができる。このような補正を行った結
果を図15に示す。図15に示すように、測定点の多く
の点で理想位置にパターンを形成することができる。
【0062】また、第2の補正方法としては、フォトマ
スク1を使って集積回路パターンを露光する際の重ね合
わせ検査の際に、上記パターンの配置ずれ量の測定結果
を考慮したオフセットを加味する方法である。これによ
り、上記図15と同様の効果を得ることが可能となる。
これにより、異なるレイアウト層間のパターンの合わせ
精度を向上させることが可能となる。
【0063】次に、本発明の技術思想をDRAM(Dyna
mic Random Access Memory)に適用した一例を図16お
よび図17に示す。図17は図16のA−A線の断面図
である。今回、全てのレイアウト層に対して、位置測定
用パターンを用いたパターンの配置位置管理を行った結
果、これまで散発していた重ね合わせに起因するショー
ト等を大幅に低減することができた。本発明の技術思想
を用いたDRAM製造用のフォトマスクを作成し、補正
を行い、さらに、パターン配置位置の測定結果を露光時
にフィードバックさせて重ね合わせ精度を向上させた状
態でDRAMのパターン形成を行った結果、DRAM製
造用のフォトマスク内のパターンの配置位置ずれを把握
することができ、パターンの配置位置精度誤差を上記本
発明者検討技術(フォトマスクの周辺のみに位置測定用
パターンを設け配置位置ずれを測定した場合)の約1/
2に低減できた。これにより、重ね合わせに必要として
いた余裕を縮小することができるので、パターンの配置
密度を大幅に向上させることができた。しかも、半導体
集積回路装置の歩留まり率を2/3に低減できた。
【0064】このようにして製造されたDRAMの構成
は、例えば次のとおりである。半導体基板7は、例えば
平面略円形状の半導体ウエハから切り出されたDRAM
の半導体チップを構成する部分であり、例えばp型の単
結晶シリコンからなる。この半導体基板7の主面にはp
型ウエル8が形成され、そのp型ウエル8にDRAMの
メモリセルが形成されている。なお、メモリセルが形成
された領域(メモリアレイ)のp型ウエル8は、半導体
基板7の他の領域に形成された入出力回路などからノイ
ズが侵入するのを防ぐために、その下部に形成されたn
型半導体領域9によって半導体基板7から電気的に分離
されている。
【0065】メモリセルは、メモリセル選択用MISF
ETQsの上部に情報蓄積用容量素子Cを配置したスタ
ックド構造で構成されている。メモリセル選択用MIS
FETQsはnチャネル型MISFETで構成され、p
型ウエル8の活性領域Lに形成されている。活性領域L
は、図16のX方向に沿って真っ直ぐに延在する細長い
島状のパターンで構成されており、それぞれの活性領域
Lには、ソース、ドレインの一方(n型半導体領域)を
互いに共有するメモリセル選択用MISFETQsがX
方向に隣接して2個形成されている。
【0066】活性領域Lを囲む素子分離領域は、p型ウ
エル8に開孔した浅い溝に酸化シリコン膜等からなる絶
縁膜を埋め込んで形成した溝型の素子分離部(トレンチ
アイソレーション)10によって構成されている。この
溝型の素子分離部10に埋め込まれた絶縁膜は、その表
面が活性領域Lの表面とほぼ同じ高さになるように平坦
化されている。このような溝型の素子分離部10によっ
て構成された素子分離領域は、活性領域Lの端部にバー
ズビーク(bird's beak)ができないので、LOCOS(L
ocal Oxidization of Silicon:選択酸化)法で形成さ
れた同一寸法の素子分離領域(フィールド酸化膜)に比
べて活性領域Lの実効的な面積が大きくなる。
【0067】メモリセル選択用MISFETQsは、主
としてゲート絶縁膜11、ゲート電極12およびソー
ス、ドレインを構成する一対のn型半導体領域13、1
3によって構成されている。ゲート電極12はワード線
WLと一体に構成されており、同一の幅、同一のスペー
スでY方向に沿って直線的に延在している。ゲート電極
12(ワード線WL)は、例えばP(リン)などのn型
不純物がドープされた低抵抗多結晶シリコン膜と、その
上部に形成されたWN(タングステンナイトライド)膜
などからなるバリアメタル層と、その上部に形成された
W(タングステン)膜などの高融点金属膜とで構成され
たポリメタル構造を有している。ポリメタル構造のゲー
ト電極12(ワード線WL)は、多結晶シリコン膜やポ
リサイド膜で構成されたゲート電極に比べて電気抵抗が
低いので、ワード線の信号遅延を低減することができ
る。ただし、ゲート電極12を、多結晶シリコン膜の単
体膜で構成しても良いし、多結晶シリコン膜上にタング
ステンシリサイド等のうようなシリサイド膜を積み重ね
てなる上記ポリサイド構造としても良い。
【0068】メモリセル選択用MISFETQsのゲー
ト電極12(ワード線WL)の上部には窒化シリコン膜
等からなるキャップ絶縁膜14が形成されており、この
キャップ絶縁膜14の上部および側壁とゲート電極12
(ワード線WL)の側壁とには、例えば窒化シリコン膜
からなる絶縁膜15が形成されている。メモリアレイの
キャップ絶縁膜14と絶縁膜15は、メモリセル選択用
MISFETQsのソース、ドレイン(n型半導体領域
13、13)の上部にセルフアライン(自己整合)でコ
ンタクトホールを形成する際のエッチングストッパとし
て使用される。
【0069】メモリセル選択用MISFETQs上に
は、SOG(Spin On Glass)膜16が形成されてい
る。また、SOG膜16のさらに上には2層の酸化シリ
コン等からなる絶縁膜17、18が形成されており、上
層の絶縁膜18は、その表面が半導体基板7の全域でほ
ぼ同じ高さになるように平坦化されている。
【0070】メモリセル選択用MISFETQsのソー
ス、ドレインを構成する一対のn型半導体領域9、9の
上部には、絶縁膜18、17およびSOG膜16を貫通
するコンタクトホール19、20が形成されている。こ
れらのコンタクトホール19、20の内部には、n型不
純物(例えばP(リン))をドープした低抵抗の多結晶
シリコン膜で構成されたプラグ21が埋め込まれてい
る。コンタクトホール19、20の底部のX方向の径
は、対向する2本のゲート電極12(ワード線WL)の
一方の側壁の絶縁膜15と他方の側壁の絶縁膜15との
スペースによって規定されている。すなわち、コンタク
トホール19、20は、ゲート電極12(ワード線W
L)に対してセルフアラインで形成されている。
【0071】図16に示すように、一対のコンタクトホ
ール19、20のうち、一方のコンタクトホール20の
Y方向(図16の上下方向)の径は、活性領域LのY方
向の寸法とほぼ同じである。これに対して、もう一方の
コンタクトホール19(2個のメモリセル選択用MIS
FETQsによって共有されたn型半導体領域13上の
コンタクトホール)のY方向の径は、活性領域LのY方
向の寸法よりも大きい。すなわち、コンタクトホール1
9は、Y方向の径がX方向(図16の左右方向)の径よ
りも大きい略長方形の平面パターンで構成されており、
その一部は活性領域Lから外れて溝型の素子分離部10
上に平面的に延在している。コンタクトホール19をこ
のようなパターンで構成することにより、コンタクトホ
ール19を介してビット線BLとn型半導体領域13と
を電気的に接続する際に、ビット線BLの幅を一部で太
くして活性領域Lの上部まで延在したり、活性領域Lの
一部をビット線BL方向に延在したりしなくともよいの
で、メモリセルサイズを縮小することが可能となる。
【0072】絶縁膜18上には絶縁膜23が形成されて
いる。コンタクトホール19上の絶縁膜23にはスルー
ホール22が形成されており、その内部には下層から順
にTi(チタン)膜、TiN(窒化チタン)膜およびW
膜を積層した導電膜からなるプラグが埋め込まれてい
る。スルーホール22は、活性領域Lから外れた溝型の
素子分離部6の上方に配置されている。
【0073】絶縁膜23上にはビット線BLが形成され
ている。ビット線BLは溝型の素子分離部10の上方に
配置されており、同一の幅、同一のスペースでX方向に
沿って直線的に延在している。ビット線BLは、例えば
タングステン膜で構成されており、上記スルーホール2
2およびその下部の絶縁膜23、18、17、SOG膜
16およびゲート絶縁膜11に形成されたコンタクトホ
ール19を通じてメモリセル選択用MISFETQsの
ソース、ドレインの一方(2個のメモリセル選択用MI
SFETQsによって共有されたn型半導体領域13)
と電気的に接続されている。ビット線BLを金属(タン
グステン)で構成することにより、そのシート抵抗を低
減できるので、情報の読み出し、書き込みを高速で行う
ことができる。また、ビット線BLと周辺回路の配線と
を同一の工程で同時に形成することができるので、DR
AMの製造工程を簡略化することができる。また、ビッ
ト線BLを耐熱性およびエレクトロマイグレーション耐
性の高い金属(タングステン)で構成することにより、
ビット線BLの幅を微細化した場合でも、断線を確実に
防止することができる。
【0074】ビット線BL上には、例えば酸化シリコン
からなる絶縁膜24,25が形成されている。上層の絶
縁膜25は、その表面が半導体基板7の全域でほぼ同じ
高さになるように平坦化されている。メモリセルアレイ
の絶縁膜25上には窒化シリコン等からなる絶縁膜26
が形成されており、この絶縁膜26のさらに上には情報
蓄積用容量素子Cが形成されている。情報蓄積用容量素
子Cは、下部電極(蓄積電極)27aと上部電極(プレ
ート電極)27bとそれらの間に設けられたTa2
5(酸化タンタル)等からなる容量絶縁膜(誘電体膜)
27cとによって構成されている。下部電極27aは、
例えばP(リン)がドープされた低抵抗多結晶シリコン
膜からなり、上部電極27bは、例えばTiN膜からな
る。情報蓄積用容量素子Cの下部電極27aは、絶縁膜
26およびその下層の絶縁膜25,24,23を貫通す
るスルーホール28内に埋め込まれたプラグ29を通じ
てコンタクトホール20内のプラグ21と電気的に接続
され、さらにこのプラグ21を介してメモリセル選択用
MISFETQsのソース、ドレインの他方(n型半導
体領域13)と電気的に接続されている。
【0075】情報蓄積用容量素子Cの上部には、2層の
酸化シリコン等からなる絶縁膜30が形成され、さらに
その上部には第2層目の配線31が形成されている。こ
の第2層目の配線31上には2層の酸化シリコン等から
なる絶縁膜32、33が形成されている。このうち、下
層の絶縁膜32は、配線31のギャップフィル性に優れ
た高密度プラズマ(High Density Plasma)CVD法によ
って形成されている。また、その上の絶縁膜33は、そ
の表面が半導体基板7の全域でほぼ同じ高さになるよう
に平坦化されている。この絶縁膜33上には第3層目の
配線34が形成されている。第2、第3層目の配線3
1,34は、例えばAl(アルミニウム)合金を主体と
する導電膜で構成されている。
【0076】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0077】例えば露光条件等は、前記実施の形態で説
明したものに限定されるものではなく種々変更可能であ
り、例えば露光装置、露光波長、フォトレジスト材料、
位置座標測定装置等によって最適値が変わる。
【0078】また、例えば露光波長が193nmのAr
Fエキシマレーザ光を露光光源として用いても良い。ま
た、縮小投影レンズにおける縮小倍率が1/4〜1/1
0の縮小投影露光装置を用いても良し、投影レンズの倍
率が等倍の投影露光装置を用いても良い。
【0079】また、位置測定用パターンの寸法について
も、前記実施の形態で説明したものに限定されるもので
はなく種々変更可能である。例えば位置座標測定装置の
検出感度が高くなれば、フォトマスク上に形成する位置
測定用パターンの寸法を前記実施の形態の場合よりも小
さくすることができる。さらに、フォトレジスト材料を
変更することにより、検査パターンの寸法を大きくする
こともできる。
【0080】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるDRA
Mの製造に適用した場合について説明したが、それに限
定されるものではなく、例えばSRAM(Static Rando
m Access Memory)またはフラッシュメモリ(EEPR
OM;Electric Erasable Read Only Electric Erasabl
e Read Only Memory)等のようなメモリ回路を有する半
導体装置、マイクロプロセッサ等のような論理回路を有
する半導体装置あるいは上記メモリ回路と論理回路とを
同一半導体基板に設けている混載型の半導体装置にも適
用できる。さらに、液晶基板上や磁気ヘッド上のパター
ン形成にも適用できる。本発明は、フォトマスクを用い
てパターンを転写し、パターンの重ね合わせを行う、パ
ターン形成技術に適用して有効な技術である。
【0081】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。 (1).本発明によれば、パターンの配置位置を測定するた
めの測定用パターンをフォトマスクのパターン形成領域
内に配置したことにより、フォトマスクにおけるパター
ンの配置位置の測定精度を向上させることが可能とな
る。すなわち、フォトマスクにおける集積回路パターン
の配置位置の測定情報の信頼性を向上させることが可能
となる。 (2).上記(1)により、半導体ウエハ上に転写されるパタ
ーンの重ね合わせ精度を向上させることが可能となる。 (3).本発明によれば、前記測定用パターンの寸法を、解
像限界以下で、かつ、検出可能な寸法とすることによ
り、集積回路パターンに影響することなく、集積回路パ
ターンの配置位置精度を向上させることが可能となる。 (4).上記(2)または(3)により、半導体集積回路装置の歩
留まりを向上させることが可能となる。 (5).上記(2)または(3)により、半導体集積回路装置の信
頼性を向上させることが可能となる。 (6).上記(2)または(3)により、半導体集積回路装置の性
能を向上させることが可能となる。 (7).上記(2)または(3)により、半導体集積回路装置のパ
ターン集積度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明者が検討したフォトマスクの全体平面を
模式的に示す説明図である。
【図2】図1のフォトマスクにおける位置測定用パター
ンの拡大平面図である。
【図3】図2の位置測定用パターンを用いてフォトマス
クにおけるパターンの配置位置を測定した結果を模式的
に示す説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態であるフォトマスクの全
体平面を模式的に示す説明図である。
【図5】図4のフォトマスクの位置測定用パターンを用
いて集積回路パターンの配置位置を測定した結果を模式
的に示す説明図である。
【図6】図4のフォトマスクにおける位置測定用パター
ンの拡大平面図である。
【図7】図4のフォトマスクにおける位置測定用パター
ンの変形例の拡大平面図である。
【図8】(a)〜(d)は図4のフォトマスクにおける
位置測定用パターンの変形例の拡大平面図である。
【図9】ラインアンドスペースパターンを形成する場合
に、レベンソン型位相シフトマスクと変形照明技術の1
つである輪帯照明法とでそれぞれの寸法で必要な光強度
を比較して示すグラフ図である。
【図10】図6に示した位置測定用パターンの短寸法
(WL1)と光強度との関係を示したグラフ図である。
【図11】図7の位置測定用パターンのパターン間の距
離Wcと交点部の光強度との関係を示すグラフ図であ
る。
【図12】半導体集積回路装置を構成する集積回路パタ
ーンを転写するために実際に用いるフォトマスク上の位
置測定用パターンの配置例を模式的に示すフォトマスク
の平面図である。
【図13】半導体集積回路装置を構成する集積回路パタ
ーンを転写するために実際に用いるフォトマスク上の位
置測定用パターンの他の配置例を模式的に示すフォトマ
スクの平面図である。
【図14】位置座標測定装置の構成の説明図である。
【図15】位置測定パターンの測定結果に基づいてパタ
ーンの配置を補正した後のパターンの配置位置データを
模式的に示すフォトマスクの平面図である。
【図16】本発明の技術思想を適用したフォトマスクを
用いて転写された半導体集積回路装置の一例の要部平面
図である。
【図17】図16のA−A線の断面図である。
【符号の説明】
1 フォトマスク 2 マスク基板 3 パターン形成領域 3a 半導体チップ転写領域 3a1 ブロック領域 3a2 周辺回路領域 3b 切断領域 4 マスクアライメントマーク 5A、5A1〜5A4 位置測定用パターン 5B 位置測定用パターン 6 位置座標測定装置 6a 測定光源 6b ハーフミラー 6c レンズ 6d カメラレンズ 6eCCDカメラ 6f ステージ 6g Xステージ 6h Yステージ 6i 主制御系 6j1,6j2 駆動手段 6k ミラー 6m レーザ測長器 7 半導体基板 8 p型ウエル 9 n型半導体領域 10 素子分離部 11 ゲート絶縁膜 12 ゲート電極 13 n型半導体領域 14 キャップ絶縁膜 15 絶縁膜 16 SOG膜 17 絶縁膜 18 絶縁膜 19,20 コンタクトホール 21 プラグ 22 スルーホール 23 絶縁膜 24,25 絶縁膜 26 絶縁膜 27a 下部電極 27b 上部電極 27c 容量絶縁膜 28 スルーホール 29 プラグ 30 絶縁膜 31 配線 32、33 絶縁膜 34 配線 50 フォトマスク 50a マスク基板 50b パターン形成領域 50c マスクアライメントマーク 50d,50d1〜50d4 位置測定用パターン Qs メモリセル選択用MISFET C 情報蓄積用容量素子 L 活性領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 尚子 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 2H095 BA02 BE03 BE08 BE09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光光源から放射された露光光をフォト
    マスクを介して半導体ウエハの主面に照射することによ
    り、前記半導体ウエハの主面上に所定のパターンを転写
    する工程を有し、 前記フォトマスクのパターン形成領域内に、そのパター
    ン形成領域内のパターンの配置位置を測定するための測
    定用パターンを複数配置することを特徴とする半導体集
    積回路装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 露光光源から放射された露光光をフォト
    マスクを介して半導体ウエハの主面に照射することによ
    り、前記半導体ウエハの主面上に所定のパターンを転写
    する工程を有し、 前記フォトマスクのパターン形成領域内に、そのパター
    ン形成領域内のパターンの配置位置を測定するための測
    定用パターンを複数配置し、 前記測定用パターンの寸法を、解像限界以下で、かつ、
    検出可能な寸法とすることを特徴とする半導体集積回路
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 露光光源から放射された露光光をフォト
    マスクを介して半導体ウエハの主面に照射することによ
    り、前記半導体ウエハの主面上に所定のパターンを転写
    する工程を有し、 前記フォトマスクのパターン形成領域内に、そのパター
    ン形成領域内のパターンの配置位置を測定するための測
    定用パターンを複数配置し、 前記測定用パターンは、互いに交差する方向に延び、か
    つ、交差する部分で重なりを持たないように配置された
    複数のパターン部を有することを特徴とする半導体集積
    回路装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 (a)フォトマスクにおけるパターンの
    配置位置情報を得る工程と、(b)前記フォトマスクを
    用いた露光処理に際して、前記パターンの配置位置情報
    を反映させた状態で露光処理を行うことにより、半導体
    ウエハ上に集積回路パターンを転写する工程とを有し、
    前記(a)のパターンの配置位置情報は、前記フォトマ
    スクのパターン形成領域内に複数分散して配置された測
    定用パターンの配置位置を測定することにより得ること
    を特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 パターンの配置位置を測定するための測
    定用パターンを、マスク基板におけるパターン形成領域
    内に複数分散して形成する工程を有することを特徴とす
    るフォトマスクの製造方法。
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