JPH08296685A - 変速回転ダンパー - Google Patents

変速回転ダンパー

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JPH08296685A
JPH08296685A JP7124582A JP12458295A JPH08296685A JP H08296685 A JPH08296685 A JP H08296685A JP 7124582 A JP7124582 A JP 7124582A JP 12458295 A JP12458295 A JP 12458295A JP H08296685 A JPH08296685 A JP H08296685A
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housing
chamber
rotor
screwed
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    • F16F2232/04Rotary-to-translation conversion

Abstract

(57)【要約】 【目的】 制動力を異ならせてシャフトを変速で回転さ
せる。 【構成】 雌ねじ3を有する隔壁2により、第1室4と
第2室7とが区画され、隔壁2の第2室7側に収容凹部
8が形成されたハウジング1と、雌ねじ3に螺合する雄
ねじ12、収容凹部8に出入りする突起13が設けら
れ、ハウジング1から突出する一端側に、第2室7に収
容される係止フランジ14およびフランジ15が設けら
れたシャフト11と、第1室4を封止するキャップ21
と、シャフト11とキャップ21との間に張架された第
1スプリング31と、シャフト11が挿通された状態で
第2室7に収容され、突起13が係脱する嵌合凹部42
が設けられたロータ41と、係止フランジ14とロータ
41との間に装填された第2スプリング52と、ハウジ
ング1内に充填された粘性流体61と、係止フランジ1
4とフランジ15との間に装着され、ハウジング1とシ
ャフト11との間を水密に封止するOリング71とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動販売機の
取り出し口に設けられている扉を回転可能に支持する軸
として使用され、所定の開度まで扉が閉成方向へ回動す
る速度と、それ以後扉が閉成方向へ回動する速度とを異
ならせることのできる変速回転ダンパーに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、愛飲されている清涼飲料水などを
販売する目的で、多数の自動販売機が設置されている。
そして、自動販売機の商品を取り出す取り出し口には、
衛生面などを考慮して、閉成状態を維持する扉が設けら
れ、商品を取り出すときに扉を開放して商品を取り出す
構造となっている。
【0003】図4は上記した自動販売機の取り出し口部
分を示す部分斜視図である。図4において、Sは自動販
売機を示し、商品を取り出す取り出し口Hには、開閉可
能な扉Dが設けられている。そして、扉Dは、図示を省
略したスプリングにより、取り出し口Hを閉成するよう
に付勢されている。Cはカップを示し、例えば清涼飲料
水が注がれている。
【0004】次に、カップの取り出し口からの取り出し
について説明する。まず、実線で示す閉成状態の扉Dを
把持し、図示を省略したスプリングの付勢力に抗して一
点鎖線で示す開放状態まで開放する。そして、扉Dの開
放力を解除すると、扉Dはスプリングの付勢力により、
元の閉成状態に戻る。したがって、扉Dが開放している
間に、取り出し口Hへ手を差し込んでコップCを把持
し、コップCを把持した手を取り出し口Hから外へ出す
ことにより、コップCを取り出し口Hから取り出すこと
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、扉D
は、スプリングで閉成方向へ付勢されているために閉成
初期の回動速度が速いので、コップCを取り出し口Hか
ら取り出す前に閉成状態に近くなるため、扉Dが手また
はコップCにぶつかってしまうことがある。したがっ
て、扉Dを一方の手で開放状態に維持し、他方の手でコ
ップCを取り出した後、扉Dの開放状態を解除して閉成
させる必要があるので、使い勝手が悪いという不都合が
あった。
【0006】そこで、回転ダンパーを扉Dの軸とし、扉
Dを閉成させる回転力を制動することも考えられるが、
通常の回転ダンパーでは、閉成初期の扉Dの回動速度が
速くなり、閉成終期の扉Dの回動速度が遅くなるので、
やはり使い勝手が悪いものになるという不都合があっ
た。
【0007】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、制動力を異ならせることに
より、シャフトが変速で回転する変速回転ダンパーを提
供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】まず、第1の発明にかか
る変速回転ダンパーは、内周に雌ねじが設けられた隔壁
を内周の軸方向の途中に設けることにより、内部を底側
の第1室と開放端側の第2室とに区画し、隔壁の第2室
側に雌ねじを中心にした収容凹部が形成された有底筒状
のハウジングと、軸方向の途中の外周に、雌ねじに螺合
する雄ねじ、収容凹部に出入りする係合部が設けられ、
一端がハウジングから突出するシャフトと、このシャフ
トが挿通された状態で第2室に収容され、係合部側の端
部に係合部が係脱する係止部が設けられたロータと、ハ
ウジング内に充填される粘性流体と、ハウジングの開放
端部に配設され、ハウジングとシャフトとの間を水密に
封止するとともに、シャフトを移動可能に支持するOリ
ングとを備えるものである。
【0009】次に、第2の発明にかかる変速回転ダンパ
ーは、内周に雌ねじが設けられた隔壁を内周の軸方向の
途中に設けることにより、内部を軸方向に第1室と第2
室とに区画し、隔壁の第2室側に雌ねじを中心にした収
容凹部が形成された筒状のハウジングと、軸方向の途中
の外周に、雌ねじに螺合する雄ねじ、収容凹部に出入り
する係合部が設けられ、ハウジングから突出する一端側
に、第2室に収容される係止フランジが設けられたシャ
フトと、第1室の開放端を水密に封止するキャップと、
このキャップとシャフトとの間に張架され、シャフトを
キャップの方向へ付勢する第1スプリングと、シャフト
が挿通された状態で第2室に収容され、係合部側の端部
に係合部が係脱する係止部が設けられたロータと、この
ロータと係止フランジとの間に装填され、ロータを隔壁
へ付勢する第2スプリングと、ハウジング内に充填され
る粘性流体と、係止フランジよりもシャフトの一端側に
位置するハウジングの開放端部に配設され、ハウジング
とシャフトとの間を水密に封止するとともに、シャフト
を移動可能に支持するOリングとを備えるものである。
【0010】
【作用】この発明における変速回転ダンパーは、雄ねじ
が雌ねじに螺合し、凹部から突出した係合部が係止部に
係合している状態で、シャフトをハウジング内へねじ込
むように回転させると、係合部が収容凹部内に入るま
で、すなわち係合部の係止部との係合が解除するまでロ
ータも一緒に回転する。したがって、係合部が係止部に
係合してロータが回転すると、シャフトへの制動力は大
きく、係合部が係止部に係合しなくなってロータが回転
しなくなると、シャフトへの制動力は小さくなる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1はこの発明の一実施例である変速回転ダンパ
ーの構成部品を示す分解斜視図、図2(a),(b)は
図1に示す各構成部品を組み立てて変速回転ダンパーと
した状態の一部を破断した断面図、図3は図2(b)の
A−A線による拡大断面図である。なお、図2(a)は
扉の閉成状態のときを示し、図2(b)は扉の開放状態
のときを示している。
【0012】これらの図において、1は合成樹脂で成形
したハウジングを示し、両端が開放した円筒の内周の軸
方向の途中に隔壁2が設けられ、この隔壁2によって内
部が軸方向に第1室4と第2室7とに区画されている。
なお、隔壁2のハウジング1と同心の内周には、雌ねじ
3が設けられている。5は凹部を示し、底となる第1室
4の端部に、第1室4の径よりも大径に設けられ、内周
に環状溝6が設けられている。
【0013】8は収容凹部を示し、第1室4と第2室7
とを区画する隔壁2の第2室7側に、雌ねじ3を中心に
して形成され、後述するシャフト11の突起13が出入
りする部分である。なお、この収容凹部8の深さは、突
起13の高さよりも深くされている。9は第2室7の段
部を示し、後述するロータ41が当接する部分である。
【0014】11は合成樹脂で成形したシャフトを示
し、軸方向の途中の外周に、ハウジング1の雌ねじ3に
螺合する雄ねじ12が設けられるとともに、収容凹部8
に出入りする係合部としての突起13が90度間隔で設
けられ、ハウジング1から突出する一端側に、第2室7
に収容される係止フランジ14およびフランジ15が設
けられ、他端に後述する第1スプリング31が係合する
係止部16が設けられている。なお、シャフト11のハ
ウジング1から突出する一端は、例えば断面形状が四角
形とされている。
【0015】21はハウジング1の凹部5に嵌合するキ
ャップを示し、合成樹脂で成形され、第1室4の開放端
を水密に封止するものであり、環状溝6に嵌合する環状
凸部22と、第1スプリング31が係合する係止部23
とが設けられている。31は第1スプリングを示し、シ
ャフト11の係止部16と、キャップ21の係止部23
との間に張架され、シャフト11をキャップ21の方向
へ付勢するものである。
【0016】41は合成樹脂で筒状に成形したロータを
示し、シャフト11が挿通された状態でハウジング1の
第2室7に収容されるものであり、突起13と対向する
突起13側の端部の内周に突起13が係脱する係止部と
しての嵌合凹部42が90度間隔で設けられている。5
1は第2スプリングを示し、シャフト11の係止フラン
ジ14と、ロータ41との間に装填され、ロータ41を
ハウジング1の段部9へ当接させるように付勢するもの
である。
【0017】61はハウジング1の第1および第2室
4,7内に充填された粘性流体としてのシリコンオイ
ル、71はOリングを示し、このOリング71は、シャ
フト11の係止フランジ14とフランジ15との間に装
填され、ハウジング1とシャフト11との間を水密に封
止するとともに、シャフト11を移動可能に支持するも
のである。
【0018】次に、組立の一例について説明する。ま
ず、シャフト11の係止フランジ14とフランジ15と
の間に、Oリング71を装填する。次に、シャフト11
の係止部16側を、第2スプリング51、ロータ41の
順に挿通する。そして、係止部16に第1スプリング3
1の一端を係合、係止させた後、シャフト11の係止部
16側をハウジング1の第2室7へ挿入して雌ねじ3に
雄ねじ12を螺合させる。
【0019】次に、第1スプリング31の他端をハウジ
ング1から引き出してキャップ21の係止部23に係
合、係止させ、第1室4にシリコンオイル61を充填し
た後、キャップ21を凹部5に嵌合させ、環状凸部22
を環状溝6に嵌合させる。そして、ロータ41をハウジ
ング1から飛び出す方向へ回転させて雄ねじ12の雌ね
じ3との螺合を解除し、係止フランジ14がハウジング
1の外に位置する状態までシャフト11を引っ張り、第
2室7にシリコンオイル61を充填した後、シャフト1
1をハウジング1内へ挿入して雄ねじ12を雌ねじ3に
螺合させると、図2(a),(b)に示すように、組み
立てることができる。
【0020】次に、動作について説明する。なお、変速
回転ダンパーは図4に示した扉Dの回動軸として利用さ
れ、扉Dの上側に位置させてハウジング1が自動販売機
Sに取り付けられているものとする。まず、図2(a)
に示す扉Dの閉成状態において、扉Dを開放させると、
シャフト11が矢印X方向へ回転し、ハウジング1から
飛び出す方向へ移動するとともに、突起13も収容凹部
8から突出する方向へ回転しながら移動し、突起13が
ロータ41に当接する。
【0021】そして、突起13が収容凹部8から突出し
ながら回転すると、突起13が第2スプリング51の付
勢力に抗してロータ41を軸方向へわずかに移動させ、
段部9との間に間隙を発生させるものの、図2(b)に
示すように、すぐに突起13が嵌合凹部42に嵌合する
ので、ロータ41は第2スプリング51の付勢力によっ
て段部9に当接し、ロータ41はシャフト11と一緒に
回転し、図2(b)に示す扉Dの開放状態となる。
【0022】次に、図2(b)に示す扉Dの開放状態に
おいて、シャフト11を矢印X方向へ回転させる回転力
を解除すると、第1および第2スプリング31,51の
付勢力、または図示を省略したスプリングの付勢力によ
り、シャフト11が矢印Y方向へ回転し始め、シャフト
11はハウジング1内へねじ込まれ、突起13が嵌合凹
部42に係合している間、ロータ41はシャフト11と
一緒に回転し、突起13が嵌合凹部42に係合しなくな
ると、すなわち突起13が収容凹部8内に、完全に入っ
てしまうと、シャフト11のみが回転して図2(a)に
示す扉のDの閉成状態となる。
【0023】このようにシャフト11のみが回転する場
合、シャフト11の表面にのみシリコンオイル61の剪
断抵抗が作用するので、シャフト11を回転させる回転
力を制動する制動力は小さいが、シャフト11とロータ
41とが一緒に回転する場合、ロータ41の表面にもシ
リコンオイル61の剪断抵抗が作用するので、シャフト
11を回転させる回転力を制動する制動力は大きくな
る。
【0024】上述したように、この発明の一実施例によ
れば、シャフト11の回転範囲内で、シャフト11を単
独で回転させたり、シャフト11をロータ41と一緒に
回転させる構成としたので、シャフト11のみが回転す
る場合、シャフト11の表面にのみシリコンオイル61
の剪断抵抗が作用するため、シャフト11を回転させる
回転力を制動する制動力は小さいが、シャフト11とロ
ータ41とが一緒に回転する場合、ロータ41の表面に
もシリコンオイル61の剪断抵抗が作用するため、シャ
フト11を回転させる回転力を制動する制動力は大きく
なる。
【0025】したがって、制動力の大きくなる範囲を、
扉Dの開放状態からコップCを取り出し口Hから取り出
せる所定の閉成状態までに設定することにより、扉Dの
開放状態から所定の閉成状態までは扉Dがゆっくりと閉
成し、以後は通常の速度で扉Dが閉成するので、取り出
し口Hから取り出すコップCまたは手に扉Dがぶつかる
ことなく、使い勝手がよくなる。
【0026】そして、シャフト11とキャップ21との
間に第1スプリング31を張架させたので、この第1ス
プリング31の付勢力を適当な強さに設定することによ
り、扉Dなどの回動体を所定方向、例えば閉成方向へ付
勢するスプリングなどの付勢部材が不要になる。さら
に、シャフト11とロータ41との間に第2スプリング
51を装填したので、突起13を嵌合凹部42へ確実に
嵌合させることができるため、制動力を確実に変化させ
ることができる。
【0027】なお、上記した実施例において、ハウジン
グ1の底側、すなわちキャップ側を上側とし、開放側を
下側とした使用例で説明したが、例えば便器の蓋の回動
軸として水平方向に配設し、制動力の大きくなる範囲を
蓋の閉成終期に設定することにより、蓋が便器に急激に
衝合するのを防止することができる。そして、第1スプ
リング31でシャフト11をハウジング1内にねじ込む
方向へ付勢した例で説明したが、ハウジング1の底側を
下側とし、開放側を上側とすることにより、回転体の重
量でシャフト11をハウジング1内にねじ込むことがで
きるので、使用状態によって第1スプリング31を省略
することができる。
【0028】さらに、ロータ41を隔壁2に当接させる
ように第2スプリング51で付勢した例で説明したが、
ハウジング1の底側を下側とし、開放側を上側とするこ
とにより、ロータ41は自重で隔壁2に当接し、ロータ
41を回転させるために大きな制動力が作用するので、
突起13が嵌合凹部42に嵌合するため、使用状態によ
って第2スプリング51を省略することができる。そし
て、シリコンオイル61を粘性流体とした例で説明した
が、他の粘性流体であってもよいことは言うまでもな
い。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、シャ
フトの回転範囲内で、シャフトを単独で回転させたり、
シャフトをロータと一緒に回転させる構成としたので、
シャフトのみが回転する場合、シャフトの表面にのみ粘
性流体の剪断抵抗が作用するため、シャフトを回転させ
る回転力を制動する制動力は小さいが、シャフトとロー
タとが一緒に回転する場合、ロータの表面にも粘性流体
の剪断抵抗が作用するため、シャフトを回転させる回転
力を制動する制動力は大きくなる。
【0030】したがって、制動力の大きくなる範囲を、
例えば自動販売機において、扉の開放状態からコップを
取り出し口から取り出せる所定の閉成状態までに設定す
ることにより、扉の開放状態から所定の閉成状態までは
扉がゆっくりと閉成し、以後は通常の速度で扉Dが閉成
するので、取り出し口から取り出すコップまたは手に扉
がぶつかることなく、使い勝手がよくなる。
【0031】そして、シャフトとキャップとの間に第1
スプリングを張架させたので、この第1スプリングの付
勢力を適当な強さに設定することにより、扉などの回動
体を所定方向、例えば閉成方向へ付勢するスプリングな
どの付勢部材が不要になる。さらに、シャフトとロータ
との間に第2スプリングを装填したので、突起を嵌合凹
部へ確実に嵌合させることができるため、制動力を確実
に変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である変速回転ダンパーの
構成部品を示す分解斜視図である。
【図2】(a),(b)は図1に示す各構成部品を組み
立てて変速回転ダンパーとした状態の一部を破断した断
面図である。
【図3】図2(b)のA−A線による拡大断面図であ
る。
【図4】自動販売機の取り出し口部分を示す部分斜視図
である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 隔壁 3 雌ねじ 4 第1室 5 凹部 6 環状溝 7 第2室 8 収容凹部 9 段部 11 シャフト 12 雄ねじ 13 突起 14 係止フランジ 15 フランジ 16 係止部 21 キャップ 22 環状凸部 23 係止部 31 第1スプリング 41 ロータ 42 嵌合凹部 51 第2スプリング 61 シリコンオイル 71 Oリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周に雌ねじが設けられた隔壁を内周の
    軸方向の途中に設けることにより、内部を底側の第1室
    と開放端側の第2室とに区画し、前記隔壁の前記第2室
    側に前記雌ねじを中心にした収容凹部が形成された有底
    筒状のハウジングと、 軸方向の途中の外周に、前記雌ねじに螺合する雄ねじ、
    前記収容凹部に出入りする係合部が設けられ、一端が前
    記ハウジングから突出するシャフトと、 このシャフトが挿通された状態で前記第2室に収容さ
    れ、前記係合部側の端部に前記係合部が係脱する係止部
    が設けられたロータと、 前記ハウジング内に充填される粘性流体と、 前記ハウジングの開放端部に配設され、前記ハウジング
    と前記シャフトとの間を水密に封止するとともに、前記
    シャフトを移動可能に支持するOリングとを備え、 前記係合部が前記係止部に係合している状態で、前記シ
    ャフトを前記ハウジング内へねじ込むように回転させる
    と、前記係合部の前記係止部との係合が解除するまで前
    記ロータも一緒に回転する、 ことを特徴とする変速回転ダンパー。
  2. 【請求項2】 内周に雌ねじが設けられた隔壁を内周の
    軸方向の途中に設けることにより、内部を軸方向に第1
    室と第2室とに区画し、前記隔壁の前記第2室側に前記
    雌ねじを中心にした収容凹部が形成された筒状のハウジ
    ングと、 軸方向の途中の外周に、前記雌ねじに螺合する雄ねじ、
    前記収容凹部に出入りする係合部が設けられ、前記ハウ
    ジングから突出する一端側に、前記第2室に収容される
    係止フランジが設けられたシャフトと、 前記第1室の開放端を水密に封止するキャップと、 このキャップと前記シャフトとの間に張架され、前記シ
    ャフトを前記キャップの方向へ付勢する第1スプリング
    と、 前記シャフトが挿通された状態で前記第2室に収容さ
    れ、前記係合部側の端部に前記係合部が係脱する係止部
    が設けられたロータと、 このロータと前記係止フランジとの間に装填され、前記
    ロータを前記隔壁へ付勢する第2スプリングと、 前記ハウジング内に充填される粘性流体と、 前記係止フランジよりも前記シャフトの一端側に位置す
    る前記ハウジングの開放端部に配設され、前記ハウジン
    グと前記シャフトとの間を水密に封止するとともに、前
    記シャフトを移動可能に支持するOリングとを備え、 前記係合部が前記係止部に係合している状態で、前記シ
    ャフトを前記ハウジング内へねじ込むように回転させる
    と、前記係合部の前記係止部との係合が解除するまで前
    記ロータも一緒に回転する、 ことを特徴とする変速回転ダンパー。
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