JPH08296273A - 柱−梁の連結金具 - Google Patents

柱−梁の連結金具

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JPH08296273A
JPH08296273A JP10152295A JP10152295A JPH08296273A JP H08296273 A JPH08296273 A JP H08296273A JP 10152295 A JP10152295 A JP 10152295A JP 10152295 A JP10152295 A JP 10152295A JP H08296273 A JPH08296273 A JP H08296273A
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JP
Japan
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pillar
column
top end
connecting fitting
end material
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10152295A
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English (en)
Inventor
Kazuya Eguchi
和也 江口
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08296273A publication Critical patent/JPH08296273A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 梁への連結金具の取り付けを柱の連結よりも
先に行うにあたって、梁に対する連結金具の取付位置の
正確な位置決めを容易に行うことができる。 【構成】 木材からなる柱2と、ウェブ41を鉛直とす
るH型鋼4のフランジ42,42の上下面に木材からな
る天端材6,6を接合してなる梁1とが、梁1の上下に
フランジ42と天端材6とを固定するボルト5の脚部を
貫通させて柄として立設し、これを柱2の端部に形成さ
れた柄穴21に嵌入させることにより、直交して連結さ
れる柱と梁の施工構造において、梁1の天端材6の側面
と柱2の側面とに跨がって釘着され梁1と柱2とを固定
する平板プレート状の柱−梁の連結金具であって、該柱
−梁の連結金具を梁1の天端材6の側面と柱2の側面と
に跨がる所定の位置に取り付けると、梁1に設けられた
ボルト5と位置が一致する目印32が表面に設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柱と梁を連結するのに
有用な柱−梁の連結金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示す如く、木造住宅等の建
築工法として、木材からなる柱2と、ウェブ41を鉛直
とするH型鋼4のフランジ42,42の上下面に木材か
らなる天端材6,6を接合してなる梁1とを直交連結さ
せた柱と梁の施工構造が提案されている。この場合、梁
1においては、H型鋼4と天端材6とはボルト5をフラ
ンジ42から天端材6を貫通させることにより固定され
ており、さらにボルト5の脚部は天端材6の表面から立
設されている。一方、柱2の端部にはボルト5の脚部が
嵌入する柄穴21が形成されており、梁1に立設されて
いるボルト5の脚部を柄として柄穴21に嵌入すること
により、柱2と梁1とが直交して柄継ぎされている。
【0003】上記柱と梁の施工構造においては、直交し
て柄継ぎされた柱2と梁1とは、梁1の天端材6の側面
と柱2の側面とに跨がって釘着される平板プレート状の
連結金具9により固定されている。この連結金具9の釘
着される部分の幅は、接合面積を大きくとるために柱2
の側面と略同寸となっており、施工する際には、柱2の
側面と幅を合わせることにより所定の位置に取り付ける
ことができる。また、この連結金具9における天端材6
の側面に当接する部分と柱2の側面に当接する部分と
は、それぞれ釘孔91が複数設けられており、これら釘
孔91の位置は、この釘孔91から打ち込んだ釘が天端
材6を貫通して柱2端部に嵌入しているボルト5に突き
当たらないように、正面から見てボルト5とズレた位置
となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記柱と梁
の施工構造においては、図6に示す如く、柱2と梁1と
を直交させるよりも先に連結金具9を梁1の側面に釘着
しなけれはならない場合がある。例えば図7に示す如
く、一方の梁1の側面に他の梁1の端部が突きつけられ
て、梁1,1が水平に直交連結されている部分に柱2を
上方から直交連結する場合には、柱2を直交連結する側
の梁1の天端材6の側面に先に連結金具9を釘着してお
かないと、水平に直交連結される他の梁1の端部の影に
隠されて連結金具9に釘打ちできなくなる。
【0005】このような場合、連結金具9を梁1の天端
材6の側面に取り付ける際の、天端材6の側面における
位置決めは、柱2の幅を目安とすることができない。し
たがってこの場合、天端材6の側面に対する連結金具9
の取付位置の決定は、大体の目分量で行うか、あるいは
ボルト5との位置関係から柱2の中央に対応する位置を
わり出し、そこから柱2の幅を天端材6の側面に記して
位置決めする、という2通りの手法により行われてい
る。
【0006】しかしながら、前者の場合には、連結金具
9の取付位置が後で取り付けられた柱2に対する所定の
位置と左右にズレを生じやすく、ボルト5の位置と釘孔
91の位置が重なって釘打ちできなくなったり、また連
結金具9の一部が柱2の幅から左右にはみ出してしまう
という問題を起こしやすいものであった。また、後者の
場合には、ある程度正確に位置決めできるものの、寸法
をわり出す手間がかかり、また、作業者がボルト5と柱
2との位置関係を認知している必要があるため、上記位
置関係を知らない作業者には対応できないという問題が
あった。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、梁への連結金具の取り付けを柱の連結よりも先に
行うにあたって、梁に対する連結金具の取付位置の正確
な位置決めを容易に行うことができる柱−梁の連結金具
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る柱−梁の
連結金具は、木材からなる柱2と、ウェブ41を鉛直と
するH型鋼4のフランジ42,42の上下面に木材から
なる天端材6,6を接合してなる梁1とが、梁1の上下
にフランジ42と天端材6とを固定するボルト5の脚部
を貫通させて柄として立設し、これを柱2の端部に形成
された柄穴21に嵌入させることにより、直交して連結
される柱と梁の施工構造において、梁1の天端材6の側
面と柱2の側面とに跨がって釘着され梁1と柱2とを固
定する平板プレート状の柱−梁の連結金具であって、該
柱−梁の連結金具を梁1の天端材6の側面と柱2の側面
とに跨がる所定の位置に取り付けると、梁1に設けられ
たボルト5と位置が一致する目印32が表面に設けられ
ていることを特徴とするものである。
【0009】ここで、所定の位置とは、該柱−梁の連結
金具を、直交して連結される柱2と梁1の側面に対し
て、釘着するために打ち込んだ釘がボルト5に突き当た
ったり、柱2の幅からはみ出したりすることなく取り付
けることができる位置のことである。
【0010】
【作用】請求項1に係る柱−梁の連結金具によると、梁
1と柱2とを直交させて連結する前に、該柱−梁の連結
金具を梁1の天端材6の側面に釘着する場合であって
も、目印32をボルト5と位置を一致させて釘着すると
により、天端材6の側面における所定の位置に対し左右
ズレることなく取り付けることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例として示した図面に基
づいて説明する。図1(a)は本発明の実施例に係る柱
−梁の連結金具の使用例を示す斜視図であり、(b)は
(a)の要部側面図である。図2は図1に係る柱−梁の
連結金具を示す正面図である。図3は本発明の実施例に
係る柱−梁の連結金具を用いて連結される柱と梁の施工
構造の一例を示す斜視図である。
【0012】該実施例に係る柱−梁の連結金具(以下、
連結金具3とする)は、図示の如く、中央部の左右両端
部が括れた略H型の平板プレート状の金具であって、木
材からなる柱2と、ウェブ41を鉛直とするH型鋼4の
フランジ42,42の上下面に木材からなる天端材6,
6を接合してなる梁1とが直交して連結される柱と梁の
施工構造において、梁1の天端材6の側面と柱2の側面
とに跨がって釘着されて梁1と柱2とを固定するのに用
いられている。
【0013】梁1におけるH型鋼4と天端材6とは、従
来の技術で説明したのと同様に図4に示す如く、ボルト
5をフランジ42から天端材6を貫通させることにより
固定されており、このボルト5の脚部は天端材6の表面
から突き出て立設されている。このボルト5は、フラン
ジ42におけるウェブ41を挟んだ両側のやや斜めに位
置する2箇所から天端材6を貫通させて設けられてい
る。一方、柱2の端部にはボルト5の脚部が嵌入する柄
穴21が形成されており、梁1に立設されているボルト
5の脚部を柄として柄穴21に嵌入することにより、柱
2と梁1とが直交して柄継ぎされている。
【0014】連結金具3においては、上下の幅広部分が
梁1および柱2の側面に釘着されるもので、この部分に
はそれぞれ釘孔31が複数設けられており、これら釘孔
31の位置は、この釘孔31から打ち込んだ釘が天端材
6を貫通して柱2端部に嵌入しているボルト5に突き当
たらないように、正面から見てボルト5とズレた位置と
なっている。また、連結金具3の上下の幅広部分の幅
は、接合面積を大きくとるために柱2の側面と略同寸と
なっており、施工する際には、柱2の側面と幅を合わせ
ることにより所定の位置に取り付けることができる。ま
た、連結金具3の中央の括れた部分には、水平なガイド
線33が設けられており、このガイド線33を直交して
連結される柱2と梁1との境界に合わせると、連結金具
3を柱2と梁1の側面における上下の所定の位置に取り
付けることができるようになっている。さらに連結金具
3の上下の幅広部分には、連結金具3を直交して連結さ
れる柱2の側面と梁2と側面との所定の位置に釘着した
際に、天端材6を貫通して柱2の端部に嵌入するボルト
5の中心軸と正面から見た位置が一致するライン状の目
印32が設けられている。この目印32は、手前および
奥側のボルト5,5の脚部と頭部にそれぞれ対応するよ
うに、連結金具3の上下の幅広部分に左右2箇所ずつの
計4箇所に設けられている。
【0015】該実施例では、連結金具3は特に、図1
(a)(b)に示す如く、梁1と柱2を直交させて連結
する前に、この連結金具3を梁1の天端材6の側面に釘
着しなければならない場合に有効なものである。例えば
図3に示す如く、一方の梁1の側面に他の梁1の端部が
突きつけられて、梁1,1が水平に直交連結されている
部分に柱2を上方から直交連結する場合には、柱2を直
交連結する上側の梁1の天端材6の側面に先に連結金具
3を釘着しておかないと、水平に直交連結される他の梁
1の端部の影に隠されて連結金具3に釘打ちできなくな
る。この場合、該実施例においても、梁1の上面に柱2
の端部を直交させて連結する前に天端材6の側面に連結
金具3を釘着するものであるが、このとき、目印32を
ボルト5の中心軸と一致させて連結金具3の下側の幅広
部分を梁1の天端材6の側面に釘着することにより、連
結金具3は梁1における所定の位置に左右ズレることな
く取り付けることができるものである。なお、このとき
連結金具3のガイド線33を天端材6の上端縁に合わせ
るようにすると、上下にズレることなく取り付けること
ができる。さらにこの後、柱2の端部を下降させて、梁
1の上方に立ち上がるボルト5の脚部を柱2の端部の柄
穴21に嵌入すると、連結金具3の上側の幅広部分が柱
2の側面にはみ出すことなく当接する。そして、連結金
具3の上側の幅広部分の釘孔31に釘打ちすると、釘が
ボルト5に突き当たるがことなく、梁1と柱2とが固定
される。
【0016】
【発明の効果】請求項1に係る柱−梁の連結金具による
と、梁1と柱2とを直交させて連結する前に、該柱−梁
の連結金具を梁1の天端材6の側面に釘着する場合であ
っても、目印32をボルト5と位置を一致させて釘着す
るとにより、天端材6の側面における所定の位置に左右
ズレることなく取り付けることができる。したがって、
この場合、梁に対する連結金具の取付位置の正確な位置
決めを容易に行うことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例に係る柱−梁の連結金
具の使用例を示す斜視図であり、(b)は(a)の要部
側面図である。
【図2】図1に係る柱−梁の連結金具を示す正面図であ
る。
【図3】本発明の実施例に係る柱−梁の連結金具を用い
て連結される柱と梁の施工構造の一例を示す斜視図であ
る。
【図4】従来の柱−梁の連結金具、および本発明に係る
柱−梁の連結金具が共通に用いられる柱と梁の施工構造
の一例を示す斜視図である。
【図5】従来の柱−梁の連結金具の一施工例を示す側面
図である。
【図6】従来の柱−梁の連結金具の他の施工例を示す側
面図である。
【図7】従来の柱−梁の連結金具の他の施工例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 梁 2 柱 21 柄穴 3 連結金具 32 目印 4 H型鋼 41 ウェブ 42 フランジ 5 ボルト 6 天端材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材からなる柱2と、ウェブ41を鉛直
    とするH型鋼4のフランジ42,42の上下面に木材か
    らなる天端材6,6を接合してなる梁1とが、梁1の上
    下にフランジ42と天端材6とを固定するボルト5の脚
    部を貫通させて柄として立設し、これを柱2の端部に形
    成された柄穴21に嵌入させることにより、直交して連
    結される柱と梁の施工構造において、梁1の天端材6の
    側面と柱2の側面とに跨がって釘着され梁1と柱2とを
    固定する平板プレート状の柱−梁の連結金具であって、 該柱−梁の連結金具を梁1の天端材6の側面と柱2の側
    面とに跨がる所定の位置に取り付けると、梁1に設けら
    れたボルト5と位置が一致する目印32が表面に設けら
    れていることを特徴とする柱−梁の連結金具。
JP10152295A 1995-04-26 1995-04-26 柱−梁の連結金具 Withdrawn JPH08296273A (ja)

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JP10152295A JPH08296273A (ja) 1995-04-26 1995-04-26 柱−梁の連結金具

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JPH08296273A true JPH08296273A (ja) 1996-11-12

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009030321A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 複合梁と木製柱の接続による門型フレーム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009030321A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 複合梁と木製柱の接続による門型フレーム

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020702