JPH08294841A - 被搬送物貯蔵装置 - Google Patents

被搬送物貯蔵装置

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JPH08294841A
JPH08294841A JP10600195A JP10600195A JPH08294841A JP H08294841 A JPH08294841 A JP H08294841A JP 10600195 A JP10600195 A JP 10600195A JP 10600195 A JP10600195 A JP 10600195A JP H08294841 A JPH08294841 A JP H08294841A
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JP
Japan
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pallet
transported object
opening
storage device
object storage
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JP10600195A
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English (en)
Inventor
Kei Komizo
圭 小溝
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Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送装置との間でワークの授受を行う際に、
パレットが搬送面上の異物に乗り上げて傾かないように
し、正確なワークの授受を可能にする被搬送物貯蔵装置
を提供する。 【構成】 前記所定位置Aに停止したパレット3のキャ
スタ8が位置するパレット搬送面の部位に形成された開
口部20と、前記パレットの搬送経路に沿って設けら
れ、前記所定位置で前記キャスタが前記開口部に脱輪し
ないように前記パレットを支持するパレット支持手段2
5,26と、前記所定位置に設けられ、前記パレットを
位置決めするストッパ15とからなることを特徴とす
る。また、前記パレットの前部にブラシ23を取り付
け、パレットの搬送とともに搬送面上の異物を掃き集め
るようにするとともに、前記開口部20から前記異物を
排除できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被搬送物(以下、ワー
クという)を載置する複数台のパレットをパレット搬送
面上に配置し、前記パレットを循環搬送しながら前記パ
レット搬送面上の所定位置に停止させ、この所定位置で
パレットと被搬送物搬送装置との間でワークの授受を行
う被搬送物貯蔵装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ワークを載置する複数台のパ
レットを搬送面上に配置し、このパレットを循環搬送さ
せながら、パレット搬送面上の所定位置でパレットを停
止させ、このパレットと被搬送物搬送装置との間でワー
クの授受を行う被搬送物貯蔵装置が知られている。ま
た、このような被搬送物貯蔵装置の中には、前記パレッ
ト上にワークを多段積みにし、パレット搬送路上の所定
位置に停止させたパレットから前記ワークを所定高さ位
置まで持ち上げ、この所定高さ位置でワークの授受を行
うリフトアップ手段を備えたものがある。
【0003】しかし、上記した従来の被搬送物貯蔵装置
においては、例えば、ワークを載置するパレットの下面
に取り付けられたキャスタがパレット搬送面上を転動し
ながらパレットを搬送させるものであるため、パレット
搬送面上に切粉等の異物が散在しているとキャスタがこ
の異物の上に乗り上げ、被搬送物搬送装置との間でワー
クの授受を行う際にパレットが傾いて正常なワークの授
受が行えなくなるおそれがある。そのため作業者は、異
物の排除を行うために適宜にパレット搬送面上を清掃し
なければならず、作業が面倒であるうえ作業効率も低下
するという問題があった。このような問題は、パレット
搬送面に多数配置されたローラ上を、板状のパレットが
搬送される被搬送物搬送装置においても同様である。ま
た、リフトアップ手段を備えた被搬送物貯蔵装置におい
ては、ワークを昇降させるための駆動体と、パレットを
前記所定位置に位置決めしてワークの授受を行う際のパ
レットの移動を規制するストッパを動作させるための駆
動体とが別個に設けられているため、被搬送物貯蔵装置
の構成が複雑になってコスト的にも高価になるという問
題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、第
1に、パレット搬送面上に切粉等の異物が散在していて
も、被搬送物搬送装置との間でワークの授受を行う所定
位置においてパレットが傾かないようにするとともに、
パレット搬送面上の異物を自動的に排除することができ
るようにし、正確なワークの授受を行えるようにする被
搬送物貯蔵装置を提供すること、第2に、リフトアップ
手段を備える被搬送物貯蔵装置においては、パレットの
位置決めおよび移動の規制を行うストッパの作動と、ワ
ークの持ち上げ動作とを単一の駆動体で行うことのでき
る簡素な構成の被搬送物貯蔵装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の第1の課題を解決
するために本考案の被搬送物貯蔵装置は、基体と、この
基体の上部に設けられたパレット搬送面と、このパレッ
ト搬送面上を転動するキャスタを有し被搬送物を載置し
て前記パレット搬送面上を循環搬送される複数台のパレ
ットと、このパレットを循環搬送させる駆動手段とから
なり、前記パレット搬送面上の所定位置で停止されたパ
レットと被搬送物搬送装置との間で被搬送物の授受を行
う被搬送物貯蔵装置において、前記所定位置に停止した
パレットの前記キャスタが前記パレット搬送面に当接す
る部位に対応する前記パレット搬送面に形成された開口
部と、前記パレットの搬送経路に沿って設けられ、前記
所定位置で前記パレットを支持して前記キャスタが前記
開口部に落ち込まないようにするパレット支持手段と、
前記所定位置に設けられ、前記パレットを位置決めする
ストッパとからなることを特徴とする。前記支持手段
は、前記所定位置のパレット搬送経路の両側に立設され
た複数の支持部材と、この支持部材に回転自在に支持さ
れたローラとからなり、前記パレットは前記ローラに案
内されながら前記開口部の上方を通過できるように構成
してもよい。さらに、前記パレットには、前部にブラシ
を取り付け、前記パレットの搬送とともに前記パレット
搬送面上の異物を前記ブラシで掃き集め、前記開口部か
ら前記パレット搬送路外へ排除するようにしてもよい。
【0006】第2の課題を解決するために、本発明の被
搬送物貯蔵装置は、基体と、この基体の上部に設けられ
たパレット搬送面と、このパレット搬送面上を転動する
キャスタを有し被搬送物を載置して前記パレット搬送面
上を循環搬送される複数台のパレットと、このパレット
を循環搬送する駆動手段と、前記パレットに載置された
被搬送物を所定高さ位置まで持ち上げるリフトアップ手
段とからなり、前記パレット搬送面上の所定位置で停止
されたパレット上の前記被搬送物を前記リフトアップ手
段により所定高さ位置まで持ち上げ、前記パレットと前
記被搬送物搬送装置との間で被搬送物の授受を行う被搬
送物貯蔵装置において、前記リフトアップ手段は、前記
基体に設けられたガイド部材に沿って昇降自在な昇降部
材と、この昇降部材を昇降させる昇降手段と、前記昇降
部材に設けられたカムと、前記昇降部材の昇降動作によ
り前記カムに沿って回動し前記パレットと係脱するスト
ッパとからなることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明は上述のように構成されているので以下
のように作用する。ワークはパレットに載置されてパレ
ット搬送面上を間欠的に循環搬送される。パレット搬送
面上の所定位置でパレットを停止させ、被搬送物搬送装
置にワークを受け渡す際には、パレットはパレット搬送
面に設けられた開口部上に位置しているが、前記所定位
置にはパレット支持手段が設けられているので、当該位
置においてパレットはパレット支持手段により支持さ
れ、前記開口部に落ち込むということがなく、また、パ
レット搬送面上の異物によって前記所定位置に停止する
パレットが傾くということもない。前記支持手段を、パ
レットの搬送経路両側に立設された複数の支持部材と、
この支持部材の各々に回転自在に支持されたローラとか
ら構成したものは、開口部に落ち込む前にパレットが前
記ローラ上に乗り上げ、複数個のローラに案内されなが
ら安定的に開口部上を通過することができる。また、パ
レットの前部にブラシを取り付けたものは、パレットの
搬送とともにパレット搬送面上に散在する切粉等の異物
を掃き集めて、開口部からパレット搬送面外へ排除する
ことができる。また、本発明のリフトアップ手段を備え
た被搬送物貯蔵装置においては、昇降部材の昇降ととも
にストッパがカムによって回動し、パレットと係脱する
ので、ストッパによるパレットの位置決め停止を被搬送
物の昇降動作に連動させて単一の駆動体で行えるように
なり、被搬送物貯蔵装置を簡素な構成にすることができ
る。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図面に従って詳細に説明
する。図1は本発明の被搬送物貯蔵装置の平面図、図2
は図1の被搬送物貯蔵装置の右側面図、図3は本発明の
被搬送物貯蔵装置にかかり、パレット停止位置の拡大平
面図、図4は図3のI−I方向矢視図、図5はブラシの
取付構造を示す側面図、図6はストッパおよびリフトア
ップ手段の作用を示す図4の部分拡大図である。
【0009】被搬送物貯蔵装置は、基体1の上部にパレ
ット搬送面2を有していて、このパレット搬送面2上で
ワークWを載置する複数個のパレット3を図1において
時計回り方向または反時計回り方向に循環移動させるこ
とができるものである。すなわち、パレット搬送面2の
一側と他側に二つのスプロケット5,5が配置され、こ
のスプロケット5,5間にチェーン6が張設されてい
る。駆動側である一方のスプロケット5は、図4に示す
ように、軸5bにより基体1に回転自在に軸支された歯
車5aに取り付けられ、歯車5aは基体1に取り付けら
れた駆動体4により回転されるピニオン7と噛合してい
る。パレット3は、チェーン6に均等間隔で連結されて
いる。この態様により、駆動体4が駆動してピニオン7
が回転すると、歯車5aを介して駆動側のスプロケット
5が回転し、チェーン6がスプロケット5,5間で走行
するので、パレット3はパレット搬送面2の上面を循環
搬送される。
【0010】また、パレット3は、図3および図4に示
すように、パレット搬送面2の上面を転動する3個のキ
ャスタ8を有するパレット台車3dと、このパレット台
車3dの中央からパレット搬送面2の内方寄りの偏心し
た位置に立設された支持体3bと、この支持体3bの上
端に取り付けられた載置台3aとからなっている。ワー
クWを載置するトレー9はこの載置台3aに載置される
とともに、載置台3aに立設された複数本のガイド3c
に沿ってワークWとともに昇降できるようになってい
る。この載置台3aは、後述するリフトアップ手段10
のアーム13がトレー9を昇降させる際に、アーム13
と干渉しないようにトレー9よりも狭小に形成されてい
て、アーム13の近傍であってリフトアップ手段10側
のトレー9の周縁が載置台3aから突出するようになっ
ている。パレット搬送面2の一方の旋回部R1 には、パ
レット3が直線部から90度旋回した部位に、パレット
3の停止位置Aが設けられている。この停止位置Aで停
止されたパレット3と被搬送物搬送装置19(図2参
照)との間でワークWの授受が行われるため、パレット
3は停止位置Aで傾くことなく正常な姿勢で停止されな
ければならない。
【0011】そのため、パレット3の停止位置Aには、
停止したパレット3がパレット搬送面2に当接する部
位、すなわち、キャスタ8がパレット搬送面2に当接す
る部位に、キャスタ8の取付間隔L(図6参照)よりも
若干広幅の開口部20が形成されているとともに、パレ
ット3が停止位置Aを通過する際にキャスタ8が開口部
20に落ち込まないように、パレット3を下方から支持
する支持手段が設けられている。この開口部20は、キ
ャスタ8がパレット搬送面2上に散在する異物に乗り上
げることによるパレット3の傾きを防止するためのもの
であるから、停止位置Aにおいてキャスタ8が位置する
部位に、部分的に3個の開口部を設けるものとしてもよ
い。支持手段は、パレット3の搬送経路2aに沿って両
側に立設された複数本の支持部材26と、この支持部材
26の各々に回転自在に取り付けられたローラ25とか
らなっている。この実施例において開口部20は、停止
位置Aが設けられたパレット搬送面2の旋回部R1 に形
成されていることから、支持部材26は搬送経路2aの
内側に沿って一つ、同外側に4つ設けられている。な
お、パレット3の停止位置Aを旋回部R1 ,R2 以外の
直線部に設ける場合には、搬送経路2aの両側に複数、
好ましくは三点で支持できるように例えば外がに2つ,
内側に1つの支持部材を立設するようにすればよい。上
記のように構成された支持手段は、停止位置Aにおいて
ローラ25がパレット3を下面側から均等に支持し、ワ
ークWの授受の際にパレット3が揺動することのないよ
うに配置されていなければならない。
【0012】また、ローラ25は、パレット搬送面2か
らローラ25の上面までの高さが、パレット搬送面2上
におけるパレット搬送面2からパレット台車3dの下面
までの高さと略同じになるように支持部材26に取り付
けられていて、パレット3がパレット搬送面2からロー
ラ25上に乗り移る際に、パレット3が上下に揺動しな
いようになっている。そして、パレット3は、キャスタ
8が開口部20に達する直前にローラ25に乗り移り、
ローラ25の転動によりローラ25の上面を移動して開
口部20の上方を通過する。
【0013】パレット3の前端部には、任意にブラシ2
3を取り付けることができる。このブラシ23は、パレ
ット3の移動とともにパレット搬送面2上に散在する切
粉等の異物を掃き集めて、開口部20からパレット搬送
面2外へ排除するためのものである。ブラシ23は、パ
レット3のキャスタ8の前方から異物を排除することが
できるように、キャスタ8,8の幅Lよりも若干広幅に
形成されていて、ブラシ23の先端は常時パレット搬送
面2に接触するようになっている。ブラシ23の取付構
造は、図5に示すように、パレット台車3dの前端部の
下面にボルト23bで取り付けられた逆L字状のブラケ
ット23aと、このブラケット23aの前面にボルト2
4aで締め付け自在に取り付けられた挟持部材24とか
らなり、挟持部材23とブラケット23aとの間にブラ
シ23が挟持されている。なお、図5において白抜き矢
印はパレット3の搬送方向を示している。開口部20の
下方には、ブラシ23により掃き集められ、開口部20
から排出された異物を回収する回収箱22が設けられて
いる。また、回収箱22と開口部20との間には傾斜し
た案内板21が架設され、開口部20から落下した異物
が案内板21に沿って滑落して回収箱22に回収される
ようになっている。
【0014】次に、停止位置Aにおいて多段積みされた
ワークWをトレー9ごと持ち上げ、最上段のワークWを
パレット搬送面2から所定高さのワーク授受位置Bに位
置させるリフトアップ手段10の構成を説明する。リフ
トアップ手段10は、停止位置A近傍の基体1に設けら
れていて、鉛直上下方向に昇降自在な昇降部材11と、
この昇降部材11のパレット搬送面2側に取り付けられ
た直線状のガイドレール11aと、このガイドレール1
1aと平行に昇降部材11に取り付けられたラック11
bと、停止位置Aの下方で基体1に取り付けられたイン
バータモータやサーボモータなどの駆動モータSと、こ
の駆動モータSの回転軸に取り付けられラック11bと
噛合するピニオンSaと、基体1の上下位置に取り付け
られ、ガイドレール11aが上下に摺動自在に嵌合する
ガイドブロック12と、昇降部材11の上端に取り付け
られたアーム13とからなっている。なお、昇降部材1
1を昇降させる昇降手段は、上記した駆動モータS,ピ
ニオンSaおよびラック11b等で構成される。
【0015】アーム13の先端はパレット搬送面2の上
方まで突出していて、通常はパレット3の載置台3aと
パレット台車3dとの間に位置するようになっている。
そして、停止位置Aに旋回してくるパレット3の支持体
3bと、アーム13の先端が干渉しないように、かつ、
アーム13が昇降する際に、載置台3aと干渉すること
なく載置台3aの両側から突出しているトレー9の周縁
と係合できるように、アーム13の先端部はU字状に形
成されている。
【0016】停止位置Aの両側には、支柱18,18が
立設され、この支柱18,18の上方と下方に、ワーク
Wの上限位置およびトレー9上のワークWの有無を検知
して、検知信号を出力する光電センサC1 ,C2 ,C3
が取り付けられている。支柱18,18の最上方に取り
付けられた光電センサC1 は、最上段のワークWがワー
ク授受位置Bまで上昇してきたときに検知信号を出力し
て駆動モータSを停止させるためのもので、この光電セ
ンサC1 の下方に設けられた光電センサC2 は、ワーク
授受位置Bの直前でワークWを検知して検知信号を出力
し、駆動モータSによるワークWの上昇速度を低速にさ
せるためのものである。一方、支柱18の最下部に取り
付けられた光電センサC3 は、ワークWの停止位置A直
前にあるパレット3のトレー9上にワークWが載置され
ているか否かを判別するものである。また、図3に示す
ように、リフトアップ手段10には昇降部材11の復帰
位置を確認する近接スイッチC4 が設けられていて、昇
降部材11が最下降位置まで下降してきたときに検知信
号を出力し、駆動モータSの駆動を停止させるようにな
っている。
【0017】次に、駆動モータSの駆動によりパレット
搬送面2側に出没してパレット3と係脱し、停止位置A
におけるパレット3の位置決めを行うストッパの構成を
図3および図5に従って説明する。基体1には、取付部
材15aが取り付けられ、この取付部材15aに回動自
在なストッパ15が軸16により取り付けられている。
ストッパ15の先端部は、ストッパ15の回動とともに
パレット3の側部に形成された切欠部17と係脱できる
ようになっている。また、ストッパ15は、切欠部17
側に回動したときに当接部材52に当接して位置が定め
られる。ストッパ15の後端部には、ローラ15bが取
り付けられている。一方、ラック11bの上部には、パ
レット搬送面2側に傾斜するテーパ部14aと、このテ
ーパ部14aに連続する直線部14bとを有するカム1
4が設けられ、ラック11bの昇降動作とともにローラ
15bがカム14に沿って転動することにより、ストッ
パ15が回動するようになっている。アーム13の下方
側には、押圧部材51が突出して設けられ、昇降部材1
1が下降したときにローラ15bに当接してローラ15
bを押し下げ、ストッパ15を図4において時計回り方
向に回動させてストッパ15の先端を切欠部17から強
制的に離脱させる。
【0018】次に、上記構成の被搬送物貯蔵装置の作用
を説明する。ワークWは、パレット3に載置されたトレ
ー9上に段積みされている。駆動体4が駆動してチェー
ン6が循環走行すると、パレット搬送面2上に配置され
た各パレット3は、チェーン6に引っ張られて図1にお
いて時計回り方向に搬送される。旋回部R1 のパレット
停止位置Aには開口部20が設けられているが、パレッ
ト3はキャスタ8が開口部20に達する直前に、パレッ
ト搬送面2から支持手段を構成するローラ25,25上
に乗り移るので、キャスタ8が開口部20に落ち込むこ
となく開口部20の上方を通過することができる。この
とき、パレット3の前方にブラシ23が設けられている
場合には、ブラシ23により掃き集められたパレット搬
送面2上の異物が開口部20より落下して回収箱22に
回収される。また、リフトアップ手段10のアーム13
がパレット搬送面2上まで突出しているが、支持体3b
はパレット3の中央から内方に偏心した位置に設けら
れ、かつ、アーム13にはU字状の溝が形成されている
ので、パレット3とアーム13とが干渉することはな
い。
【0019】所定のパレット3は、この停止位置Aで被
搬送物搬送装置19との間でワークWの授受を行うべく
停止する。すなわち、所定のパレット3が停止位置Aに
移動してくると、駆動体4が停止して当該パレット3を
停止位置Aに位置させる。このとき、パレット3は下側
から複数のローラ25に均等に支持されて、揺動するこ
となく安定的に停止している。このとき、リフトアップ
手段10のアーム13は載置台3aとパレット台車3d
の間に位置している。所定のパレット3が停止位置Aで
停止すると、駆動モータSが駆動して昇降部材11を上
昇させる。この昇降部材11の上昇にともない、ストッ
パ15のローラ15bがラック11bの上方に設けられ
たカム14のテーパ部14aに当接し、テーパ部14a
に沿って転動しながらストッパ15を反時計回り方向に
回動させる。これにより、ストッパ15の先端部は、パ
レット3の側方に形成された切欠部17と係合してパレ
ット3の位置決めを行うとともに、停止位置Aにおける
パレット3の移動を規制する。この後、アーム13がト
レー9に係合してトレー9を持ち上げる。
【0020】トレー9とともに持ち上げられたワークW
のうち、最上段に位置するワークWがワーク授受位置B
の直前まで上昇してくると、ワークWが光電センサC2
の光束を遮って検知信号が出力されるので、駆動モータ
Sが低速になる。次に最上段のワークWが光電センサC
1 の光束を遮ると、検知信号が出力されて最上段のワー
クWがワーク授受位置Bで停止する。ワークWを被搬送
物搬送装置19に全数受け渡した後は、駆動モータSが
逆駆動して昇降部材11を下降させる。トレー9が載置
台3a上に載置され。昇降部材11はさらに下降を続
け、最下限位置までくると近接スイッチC4 が検知信号
を出力して駆動モータSの駆動を停止させる。近接スイ
ッチC4 の検知信号が出力されたときに、駆動体4の駆
動が可能になり、次のパレット3が停止位置Aまで搬送
される。以後、上記動作を繰り返す。
【0021】本発明の好的な実施例を説明してきたが、
本発明は上記の実施例に限定されるものではない。例え
ば、支持手段は支持部材26とローラ25等により構成
されるものとして説明したが、パレット台車3dの下面
高さ位置と略同一高さ位置にガイド面を有する棒状のガ
イド部材を、搬送経路2aに沿って両側に架橋し、開口
部20に達したパレット3が、前記ガイド面上を滑りな
がら開口部20の上方を通過するように構成してもよ
い。また、昇降部材11を鉛直上下方向に昇降させるこ
とができるものであれば、リフトアップ手段10は上記
実施例の構成に限られるものでなく、駆動体としてシリ
ンダやリニアモータを利用してもよいし、ボールねじ機
構により昇降部材11を昇降させるように構成してもよ
い。さらに、上記の実施例ではキャスタ8を有するパレ
ット3が、平面状のパレット搬送面2上を搬送されるも
のとして説明しているが、パレット搬送面2上に多数配
置されたローラ上をパレットが搬送される被搬送物搬送
装置にも本発明を適用できることはいうまでもない。
【0022】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、以下のような効果を奏する。第1の発明によれば、
パレットの停止位置に開口部が設けられていて、パレッ
トはこの位置で支持手段により支持されているので、搬
送面上に異物が散在していても被搬送物搬送装置との間
でワークの授受を行う際にパレットが異物に乗り上げて
傾くということがなく、正確かつ確実なワークの授受を
行うことができる。また、パレットの前部にブラシを取
り付けたものは、パレットの搬送とともにパレット搬送
面上の異物を掃き集めて前記開口部からパレット搬送面
へ排除するので、作業員がパレット搬送面を清掃する必
要がなくなり、作業者の作業負担の軽減と作業効率の向
上を図ることができる。さらに、本発明のリフトアップ
手段を備えた被搬送物貯蔵装置によれば、ワークの昇降
とパレットの位置決め停止とが単一の駆動体により行え
るようになるため、簡素な構成で低廉な被搬送物貯蔵装
置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被搬送物貯蔵装置の平面図である。
【図2】図1の被搬送物貯蔵装置の右側面図である。
【図3】本発明の被搬送物貯蔵装置にかかり、パレット
停止位置の拡大平面図である。
【図4】図3のI−I方向矢視図である。
【図5】ブラシの取付構造を示す側面図である。
【図6】ストッパおよびリフトアップ手段の作用を示す
図4の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 基体 2 搬送面 2a パレットの搬送経路 3 パレット 3a 載置台 3b 支持体 3d パレット台車 6 チェーン 8 キャスタ 9 トレー 10 リフトアップ手段 11 昇降部材 11a リニアガイドレール 11b ラック 12 ガイドブロック 13 アーム 14 カム 14a テーパ部 14b 直線部 15 ストッパ 15a 取付部材 15b ローラ 16 軸 17 切欠部 20 開口部 21 案内板 22 回収箱 23 ブラシ 23a ブラケット 25 ローラ 26 支持部材 A 停止位置 B ワーク授受位置 S 駆動モータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体(1) と、この基体の上部に設けられ
    たパレット搬送面(2)と、このパレット搬送面上を被搬
    送物(W) を載置して循環搬送される複数台のパレット
    (3)と、このパレットを循環搬送させる駆動手段(4,5,6)
    とからなり、前記パレット搬送面上の所定位置(A) で
    停止されたパレットと被搬送物搬送装置(19)との間で被
    搬送物の授受を行う被搬送物貯蔵装置において、 前記所定位置に停止したパレット(3) が前記パレット搬
    送面に当接する部位に対応して前記パレット搬送面に形
    成された開口部(20)と、 前記パレットの搬送経路(2a)に沿って設けられ、前記所
    定位置(A)で前記パレットを支持して前記パレットが前
    記開口部に落ち込まないようにするパレット支持手段
    と、 前記所定位置に設けられ、前記パレットを位置決めする
    ストッパ(15)と、 からなることを特徴とする被搬送物貯蔵装置。
  2. 【請求項2】 前記支持手段は、前記所定位置のパレッ
    ト搬送経路の両側に立設された複数の支持部材(26)と、
    この支持部材の各々に回転自在に取り付けられたローラ
    (25)とからなり、前記パレットは前記ローラに案内され
    ながら前記開口部(20)の上方を通過できるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の被搬送物貯蔵装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の被搬送
    物貯蔵装置において、 一台もしくは二台以上の前記パレットの前部にブラシ(2
    3)を取り付け、前記パレットの搬送とともに前記パレッ
    ト搬送面上の異物を前記ブラシで掃き集め、前記開口部
    (20)から前記パレット搬送路外へ排除するようにしたこ
    とを特徴とする被搬送物貯蔵装置。
  4. 【請求項4】 基体(1) と、この基体の上部に設けられ
    たパレット搬送面(2)と、このパレット搬送面上を被搬
    送物(W) を載置して循環搬送される複数台のパレット
    (3) と、このパレットを循環搬送させる駆動手段(4,5,
    6) と、前記パレットに載置された被搬送物を所定高さ
    位置(B) まで持ち上げるリフトアップ手段(10)とからな
    り、前記パレット搬送面上の所定位置で停止されたパレ
    ット上の前記被搬送物を前記リフトアップ手段により所
    定高さ位置(B) まで持ち上げ、前記パレットと前記被搬
    送物搬送装置(19)との間で被搬送物の授受を行う被搬送
    物貯蔵装置において、 前記リフトアップ手段は、前記基体に設けられたガイド
    部材(12)に沿って昇降自在な昇降部材(11)と、この昇降
    部材を昇降させる昇降手段(S,Sa,11b)と、前記昇降部材
    に設けられたカム(14)と、前記昇降部材の昇降動作によ
    り前記カムに沿って回動し前記パレットと係脱するスト
    ッパ(15)と、 からなることを特徴とする被搬送物貯蔵装置。
JP10600195A 1995-04-28 1995-04-28 被搬送物貯蔵装置 Pending JPH08294841A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013065367A (ja) * 2011-09-15 2013-04-11 Nec Embedded Products Ltd ライブラリ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013065367A (ja) * 2011-09-15 2013-04-11 Nec Embedded Products Ltd ライブラリ装置

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