JP2518783B2 - 荷処理装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パレット等に段積みさ
れた荷物を所望段数だけ取り出して別のパレット等に段
積みする荷処理装置に関する。特に、小型化を図ること
ができる荷処理装置に関するものである。
れた荷物を所望段数だけ取り出して別のパレット等に段
積みする荷処理装置に関する。特に、小型化を図ること
ができる荷処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、パレットに段積みされた荷物
を1個単位で所望数ピッキングし、他のパレットに段積
みする装置が知られている。
を1個単位で所望数ピッキングし、他のパレットに段積
みする装置が知られている。
【0003】しかし、このような装置は、段積みされた
荷物を段数単位で多量に取り扱おうとすると、構造が複
雑になるばかりでなく、載せ替え動作のためにサイクル
タイムが長くなり能率が悪かった。
荷物を段数単位で多量に取り扱おうとすると、構造が複
雑になるばかりでなく、載せ替え動作のためにサイクル
タイムが長くなり能率が悪かった。
【0004】そこで、段積みされた荷物を所望段数だけ
取り出して別の位置に段積みする処理が簡単な構成で能
率よく行える荷処理装置が提案されている。この荷処理
装置では、並設された段降し部と段積み部間を段降し部
の荷物を掬い上げ、掬い上げた荷物を段積み部に降ろす
往復台が往復走行するようになっており、段積み状態の
荷物が段ごとに積み替えられる。また、この荷処理装置
には、往復台の作業領域に突出して荷物の乱れ等を整え
る整列機のストッパが設けられている。
取り出して別の位置に段積みする処理が簡単な構成で能
率よく行える荷処理装置が提案されている。この荷処理
装置では、並設された段降し部と段積み部間を段降し部
の荷物を掬い上げ、掬い上げた荷物を段積み部に降ろす
往復台が往復走行するようになっており、段積み状態の
荷物が段ごとに積み替えられる。また、この荷処理装置
には、往復台の作業領域に突出して荷物の乱れ等を整え
る整列機のストッパが設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した荷処理装置の
整列機のストッパは、その回転動作により往復台の作業
領域に出退するようになっていた。
整列機のストッパは、その回転動作により往復台の作業
領域に出退するようになっていた。
【0006】このため、整列機全体が巨大化し、荷処理
装置全体が大型化するという問題があった。
装置全体が大型化するという問題があった。
【0007】本発明の目的は、以上のような問題点を解
決し、整列機をコンパクトにすることができ、小型化を
図ることができる荷処理装置を提供することにある。
決し、整列機をコンパクトにすることができ、小型化を
図ることができる荷処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、互いに並設された段降し部および段積み部
と、これら段降し部と段積み部の上方間を往復走行可能
に設けられ、往復走行に伴って段降し部の荷物を掬い上
げかつ段積み部に降ろす往復台と、荷物掬い上げおよび
荷物降ろし作業時に荷物を整える整列機とを備え、前記
整列機に、上下動,進退動別々の駆動機構により作動す
る荷物整列用のストッパを設けた構成とした。
に本発明は、互いに並設された段降し部および段積み部
と、これら段降し部と段積み部の上方間を往復走行可能
に設けられ、往復走行に伴って段降し部の荷物を掬い上
げかつ段積み部に降ろす往復台と、荷物掬い上げおよび
荷物降ろし作業時に荷物を整える整列機とを備え、前記
整列機に、上下動,進退動別々の駆動機構により作動す
る荷物整列用のストッパを設けた構成とした。
【0009】
【作用効果】本発明は上記の構成としたので、次のよう
な作用効果を奏する。
な作用効果を奏する。
【0010】すなわち、整列機に設けられた荷物整列用
のストッパは、上下動,進退動別々の駆動機構により作
動するようになっているので、従来のように一つの駆動
機構で上下動、進退動を行なうようにしたものに比べ
て、整列機の大きさをコンパクトなものとすることがで
きる。
のストッパは、上下動,進退動別々の駆動機構により作
動するようになっているので、従来のように一つの駆動
機構で上下動、進退動を行なうようにしたものに比べ
て、整列機の大きさをコンパクトなものとすることがで
きる。
【0011】これにより本発明によれば、荷処理装置全
体の小型化を図ることができるという効果がある。
体の小型化を図ることができるという効果がある。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0013】図1は本発明に係る荷処理装置の外観を示
す背面側から見た斜視図、図2は同じく概略縦断正面
図、図3は昇降台装置の平面図、図4は同じく正面図、
図5は同じく左側面図、図6は往復台の走行機構を示す
拡大平面図、図7は同じく拡大正面図、図8は同じく拡
大右側面図である。
す背面側から見た斜視図、図2は同じく概略縦断正面
図、図3は昇降台装置の平面図、図4は同じく正面図、
図5は同じく左側面図、図6は往復台の走行機構を示す
拡大平面図、図7は同じく拡大正面図、図8は同じく拡
大右側面図である。
【0014】図1,2において、本実施例の荷処理装置
は、互いに並設された段降し部1および段積み部2と、
これら段降し部1と段積み部2の上方を往復走行可能に
設けられ、往復走行に伴って段降し部1の荷物Wを1段
づつ掬い上げ段積み部2に降ろす往復台10と、荷物掬
い上げおよび荷物降ろし作業時に荷物Wを整える整列機
としての荷物整列機20および払い落とし整列機29と
を有している。
は、互いに並設された段降し部1および段積み部2と、
これら段降し部1と段積み部2の上方を往復走行可能に
設けられ、往復走行に伴って段降し部1の荷物Wを1段
づつ掬い上げ段積み部2に降ろす往復台10と、荷物掬
い上げおよび荷物降ろし作業時に荷物Wを整える整列機
としての荷物整列機20および払い落とし整列機29と
を有している。
【0015】段降し部1は、荷物Wが段積みされたパレ
ットP1を搬入する搬入コンベア6と、搬入されたパレ
ットP1を持ち上げて各段の荷物Wを往復台10のレベ
ルまで順次上昇させる昇降台装置4aとを備えている。
ットP1を搬入する搬入コンベア6と、搬入されたパレ
ットP1を持ち上げて各段の荷物Wを往復台10のレベ
ルまで順次上昇させる昇降台装置4aとを備えている。
【0016】段降し部1の上部には、荷物整列機20が
配置されている。
配置されている。
【0017】段積み部2は、空のパレットP2を載置
し、荷物Wが往復台10から積まれると1段づつ下降す
る昇降台装置4bと、そのパレットP2を搬出する搬出
コンベア7とを備えている。
し、荷物Wが往復台10から積まれると1段づつ下降す
る昇降台装置4bと、そのパレットP2を搬出する搬出
コンベア7とを備えている。
【0018】段積み部2の上部には、払い落とし整列機
29が配置されている。
29が配置されている。
【0019】なお、搬入コンベア6および搬出コンベア
7の搬送方向の前後には、パレット搬出用の図示しない
コンベアが各々続いて設けられている。
7の搬送方向の前後には、パレット搬出用の図示しない
コンベアが各々続いて設けられている。
【0020】往復台10は、走行のための駆動機構52
を搭載しており、段降し部1と段積み部2との間の往復
走行を自走により行なうものである。
を搭載しており、段降し部1と段積み部2との間の往復
走行を自走により行なうものである。
【0021】つぎに各部の詳細を説明する。
【0022】昇降台装置4aは、図3〜5に示すよう
に、パレットP1を支持する一対の昇降アーム30と、
この昇降アーム30を昇降自在に支持する一対のガイド
柱31,31と、昇降アーム30を昇降させるための昇
降機構32とからなっている。
に、パレットP1を支持する一対の昇降アーム30と、
この昇降アーム30を昇降自在に支持する一対のガイド
柱31,31と、昇降アーム30を昇降させるための昇
降機構32とからなっている。
【0023】ガイド柱31,31は一定の間隔をおいて
装置のフレーム上に立設されており、上部フレーム31
a、下部フレーム31bにより互いに連結されている。
装置のフレーム上に立設されており、上部フレーム31
a、下部フレーム31bにより互いに連結されている。
【0024】昇降機構32は、ボールねじ部33と、こ
のボールねじ部33を駆動する駆動部34とからなって
いる。ボールねじ部33は、上部フレーム31a,下部
フレーム31bにより回動自在に支持されている。図5
において、35はボールねじ部33に螺合するボールナ
ットであり、昇降アーム30の基部30aに取付固定さ
れている。
のボールねじ部33を駆動する駆動部34とからなって
いる。ボールねじ部33は、上部フレーム31a,下部
フレーム31bにより回動自在に支持されている。図5
において、35はボールねじ部33に螺合するボールナ
ットであり、昇降アーム30の基部30aに取付固定さ
れている。
【0025】駆動部34は、昇降用の駆動モータ36
と、減速機36aと、減速機36aの出力軸36bに取
り付けられたタイミングプーリ37と、ボールねじ部3
3に固定され、タイミングプーリ37に装架されたタイ
ミングベルト38により回転するタイミングプーリ39
とからなっている。
と、減速機36aと、減速機36aの出力軸36bに取
り付けられたタイミングプーリ37と、ボールねじ部3
3に固定され、タイミングプーリ37に装架されたタイ
ミングベルト38により回転するタイミングプーリ39
とからなっている。
【0026】このような昇降機構32によれば、駆動モ
ータ36を作動させると、減速機36aを介してタイミ
ングプーリ37が回転し、タイミングプーリ37の回転
がタイミングベルト38によりタイミングプーリ39に
伝わってボールねじ部33が回転する。ボールねじ部3
3が回転すると、その回転方向によりボールナット35
がボールねじ部33に沿って上昇あるいは下降する。
ータ36を作動させると、減速機36aを介してタイミ
ングプーリ37が回転し、タイミングプーリ37の回転
がタイミングベルト38によりタイミングプーリ39に
伝わってボールねじ部33が回転する。ボールねじ部3
3が回転すると、その回転方向によりボールナット35
がボールねじ部33に沿って上昇あるいは下降する。
【0027】これにより、一対の昇降アーム30がガイ
ド柱31,31に案内されて昇降動することとなる。
ド柱31,31に案内されて昇降動することとなる。
【0028】40はガイド柱31,31間に取り付けた
防音カバー、41は外枠42,42間に取り付けた防音
カバー、43は駆動部34の防音カバーである。これら
の防音カバーは、駆動部34の騒音やボールねじ部33
とボールナット35との螺合による機械的な騒音等を好
適に遮断するようになっている。
防音カバー、41は外枠42,42間に取り付けた防音
カバー、43は駆動部34の防音カバーである。これら
の防音カバーは、駆動部34の騒音やボールねじ部33
とボールナット35との螺合による機械的な騒音等を好
適に遮断するようになっている。
【0029】段積み部2の昇降台装置4bは、段降し部
1の昇降台装置4aと同様な構成となっており、対応す
る部分には、同一の符号を付してある。
1の昇降台装置4aと同様な構成となっており、対応す
る部分には、同一の符号を付してある。
【0030】図6〜8において、往復台10は、一対の
台車側枠10a,10b間にローラコンベアを構成する
多数のキャリッジローラ11が取り付けられたものであ
り、台車側枠10a,10bは、荷処理装置の上部フレ
ーム50a,50bに設けられたレールR1,R2上
に、LM(Linear Motive )ガイド51によりで走行自
在に設置されている。
台車側枠10a,10b間にローラコンベアを構成する
多数のキャリッジローラ11が取り付けられたものであ
り、台車側枠10a,10bは、荷処理装置の上部フレ
ーム50a,50bに設けられたレールR1,R2上
に、LM(Linear Motive )ガイド51によりで走行自
在に設置されている。
【0031】52は往復台に搭載された駆動機構であ
る。
る。
【0032】駆動機構52は、走行用モータ53と、減
速歯車部53aと、この減速歯車部53aの出力端に設
けられたピニオン54aと、このピニオン54aによ
り、歯車54c、軸54d、歯車54eを介して駆動さ
れるピニオン54bとからなっている。ピニオン54
a,54bは、台車側枠10a,10bの内側にそれぞ
れ配置されている。
速歯車部53aと、この減速歯車部53aの出力端に設
けられたピニオン54aと、このピニオン54aによ
り、歯車54c、軸54d、歯車54eを介して駆動さ
れるピニオン54bとからなっている。ピニオン54
a,54bは、台車側枠10a,10bの内側にそれぞ
れ配置されている。
【0033】55a,55bは、ピニオン54a,54
bに噛み合うラックであり、上部フレーム50a,50
bの内側に支持されている。
bに噛み合うラックであり、上部フレーム50a,50
bの内側に支持されている。
【0034】図6において、往復台10のキャリッジロ
ーラ11のうち、段降し部1側の先頭に位置するトップ
キャリッジローラ11aは、駆動モータ11bおよび歯
車伝達機構11cで回動可能となっており、滑り止め用
のゴム部材によって被覆されている。他のキャリッジロ
ーラ11は、回動自在に支持され、クロームメッキ等の
加工が施されている。
ーラ11のうち、段降し部1側の先頭に位置するトップ
キャリッジローラ11aは、駆動モータ11bおよび歯
車伝達機構11cで回動可能となっており、滑り止め用
のゴム部材によって被覆されている。他のキャリッジロ
ーラ11は、回動自在に支持され、クロームメッキ等の
加工が施されている。
【0035】60は往復台10の側方に配置されたケー
ブルベアであり、このケーブルベア60により往復台1
0への給電,信号伝達が行なわれる。ケーブルベア60
は、往復台10が段降し部1側にあるとき、長く延びた
状態になり、また、往復台10が段積み部2側に走行し
た際には、湾曲して折り曲げられた状態で支持部61上
に支持される。支持部61上には、防音用のゴム部材6
2が貼り付けられている。
ブルベアであり、このケーブルベア60により往復台1
0への給電,信号伝達が行なわれる。ケーブルベア60
は、往復台10が段降し部1側にあるとき、長く延びた
状態になり、また、往復台10が段積み部2側に走行し
た際には、湾曲して折り曲げられた状態で支持部61上
に支持される。支持部61上には、防音用のゴム部材6
2が貼り付けられている。
【0036】上述した往復台10の走行用モータ53、
駆動モータ11b、およびケーブルベア60は、いずれ
も往復台10の同じ側に配置されており、往復台の幅方
向の寸法が大きくならないように小型化されている。ま
た、このように、走行用駆動モータ53等を往復台10
の片側に配置することにより、往復台10の片側でメン
テナンス等を行なうことができるというメリットもあ
る。
駆動モータ11b、およびケーブルベア60は、いずれ
も往復台10の同じ側に配置されており、往復台の幅方
向の寸法が大きくならないように小型化されている。ま
た、このように、走行用駆動モータ53等を往復台10
の片側に配置することにより、往復台10の片側でメン
テナンス等を行なうことができるというメリットもあ
る。
【0037】このような構成を有する往復台10によれ
ば、駆動機構52のモータ53を作動させると、ピニオ
ン54a,54bが回転してラック55a,55bに噛
み合い、往復台10が段降し部1と段積み部2との間を
自走して移動する。
ば、駆動機構52のモータ53を作動させると、ピニオ
ン54a,54bが回転してラック55a,55bに噛
み合い、往復台10が段降し部1と段積み部2との間を
自走して移動する。
【0038】図9〜11において、荷物整列機20は、
荷処理装置の上部フレーム50a,50bに立設された
一対の台形の支持フレーム50c,50d上に設けられ
ている。
荷処理装置の上部フレーム50a,50bに立設された
一対の台形の支持フレーム50c,50d上に設けられ
ている。
【0039】荷物整列機20は、進退動機構21と、こ
の進退動機構21により進退動されるストッパ上下動機
構22とからなっている。
の進退動機構21により進退動されるストッパ上下動機
構22とからなっている。
【0040】進退動機構21は、シリンダ23と、この
シリンダ23のロッド24に連結された基台25とから
なっている。基台25は、支持フレーム50c,50d
に設けられたレールR3,R4上にLMガイド25aに
より進退動自在に設置されている。
シリンダ23のロッド24に連結された基台25とから
なっている。基台25は、支持フレーム50c,50d
に設けられたレールR3,R4上にLMガイド25aに
より進退動自在に設置されている。
【0041】ストッパ上下動機構22は、基台25に設
けられており、シリンダ26と、側面視L字形のアーム
27と、荷物整列用のストッパ28とからなっている。
けられており、シリンダ26と、側面視L字形のアーム
27と、荷物整列用のストッパ28とからなっている。
【0042】シリンダ26は、図11に示すように、基
台25の上面に固定された支持台25bにより回動可能
に支持されている。
台25の上面に固定された支持台25bにより回動可能
に支持されている。
【0043】アーム27は、基台25の垂下部25cに
設けられた支軸25eに回動自在に支持されている。ア
ーム27の一端部27aは、シリンダ部26のロッド2
6aの先端部に連結されており、またアーム27の他端
部27bは、ストッパ28に形成されたスライド溝28
aにスライド可能に嵌まり込んでいる。
設けられた支軸25eに回動自在に支持されている。ア
ーム27の一端部27aは、シリンダ部26のロッド2
6aの先端部に連結されており、またアーム27の他端
部27bは、ストッパ28に形成されたスライド溝28
aにスライド可能に嵌まり込んでいる。
【0044】ストッパ28は、上部が湾曲状に切り欠か
れた板体であり、基台25の垂下部25c,25dに設
けられた支柱に沿って昇降可能な構成となっている。ス
トッパ28は、図10,11に示すように、下降位置に
あるときは、往復台10に搭載された荷物Wを、後述す
る整列用ストッパ28c(図2参照)に当接させるもの
でる。また、ストッパ28は、上昇位置にあるときは、
図12に示すように、往復台10に搭載された荷物Wに
当たらないようになっている。28bはストッパ28の
左右下部に設けられた弾性部材であり、ストッパ28と
の当接により荷物Wが傷つくのを防止している。
れた板体であり、基台25の垂下部25c,25dに設
けられた支柱に沿って昇降可能な構成となっている。ス
トッパ28は、図10,11に示すように、下降位置に
あるときは、往復台10に搭載された荷物Wを、後述す
る整列用ストッパ28c(図2参照)に当接させるもの
でる。また、ストッパ28は、上昇位置にあるときは、
図12に示すように、往復台10に搭載された荷物Wに
当たらないようになっている。28bはストッパ28の
左右下部に設けられた弾性部材であり、ストッパ28と
の当接により荷物Wが傷つくのを防止している。
【0045】図2において、28cは整列用ストッパで
あり、ストッパ28との間に荷物Wを挟み込んで荷物W
の乱れを整えるようになっている。28dは往復台10
の先端部に当接する往復台ストッパであり、往復台10
が必要以上に矢印B方向に走行するのを防止する。
あり、ストッパ28との間に荷物Wを挟み込んで荷物W
の乱れを整えるようになっている。28dは往復台10
の先端部に当接する往復台ストッパであり、往復台10
が必要以上に矢印B方向に走行するのを防止する。
【0046】このような構成を有する荷物整列機20に
よれば、ストッパ上下動機構22のシリンダ部26を作
動させてロッド26aを突出させると、アーム27が支
軸25eを中心として図11中矢印A方向に回動する。
アーム27の他端部27bは、ストッパ28のスライド
溝28aにスライド可能に嵌まり込んでいるので、アー
ム27が矢印A方向に回動すると、ストッパ28は垂下
部25c,25dの支柱に沿って上昇し、図12に示す
位置に持ち上げられることとなる。
よれば、ストッパ上下動機構22のシリンダ部26を作
動させてロッド26aを突出させると、アーム27が支
軸25eを中心として図11中矢印A方向に回動する。
アーム27の他端部27bは、ストッパ28のスライド
溝28aにスライド可能に嵌まり込んでいるので、アー
ム27が矢印A方向に回動すると、ストッパ28は垂下
部25c,25dの支柱に沿って上昇し、図12に示す
位置に持ち上げられることとなる。
【0047】また、ストッパ28を下降させた状態で進
退動機構21のシリンダ部23により基台25を図10
中矢印B方向にスライドさせると、ストッパ28が矢印
B方向にスライドして、ストッパ28の反対側に配置さ
れた整列用ストッパ28c(図2参照)との間に荷物W
を挟み込んで、荷物Wの乱れを整えるようになってい
る。
退動機構21のシリンダ部23により基台25を図10
中矢印B方向にスライドさせると、ストッパ28が矢印
B方向にスライドして、ストッパ28の反対側に配置さ
れた整列用ストッパ28c(図2参照)との間に荷物W
を挟み込んで、荷物Wの乱れを整えるようになってい
る。
【0048】段積み部2の上方に設けられている払い落
とし整列機29は、上述した荷物整列機20と同様な構
成となっており、対応する部分には、同一の符号を付し
てある。
とし整列機29は、上述した荷物整列機20と同様な構
成となっており、対応する部分には、同一の符号を付し
てある。
【0049】次に、上述した荷処理装置の動作を説明す
る。
る。
【0050】段降し部1側のパレットP1の荷物Wは、
例えば、缶入り飲料等を収納した段ボール箱であり、搬
入コンベア6の手前に続く図示しないコンベアには、荷
物Wを種類別に載せた複数のパレットP1が順次並べて
待機させられる。
例えば、缶入り飲料等を収納した段ボール箱であり、搬
入コンベア6の手前に続く図示しないコンベアには、荷
物Wを種類別に載せた複数のパレットP1が順次並べて
待機させられる。
【0051】一方、段積み部2側に待機されたパレット
P2は、出荷先別に準備されたものである。
P2は、出荷先別に準備されたものである。
【0052】図13(a)に示すように、段積み状態の
パレットP1および空のパレットP2が、各々段降し部
1の搬入コンベア6および段積み部2の搬出コンベア7
に搬入され、所定位置まで搬入されると図示しないパレ
ットストッパで停止させられる。この後、段降し部1の
昇降台装置4aが作動し、昇降アーム30が上昇して搬
入コンベア6のパレットP1を持ち上げる。
パレットP1および空のパレットP2が、各々段降し部
1の搬入コンベア6および段積み部2の搬出コンベア7
に搬入され、所定位置まで搬入されると図示しないパレ
ットストッパで停止させられる。この後、段降し部1の
昇降台装置4aが作動し、昇降アーム30が上昇して搬
入コンベア6のパレットP1を持ち上げる。
【0053】最上段の荷物W1が同図に鎖線で示すよう
に往復台10の高さにくると、図示しないセンサにより
荷物Wが所定の高さに上昇したことが検出され、昇降ア
ーム30の上昇が停止される。
に往復台10の高さにくると、図示しないセンサにより
荷物Wが所定の高さに上昇したことが検出され、昇降ア
ーム30の上昇が停止される。
【0054】その後、図(b)に示すように、荷物整列
機20により、ストッパ28を下降させた状態でストッ
パ28を図中矢印B方向にスライドさせるとともに、整
列用ストッパ28cを進出させる。これにより、荷物W
1は、ストッパ28と整列用ストッパ28cとの間に挟
み込まれ、乱れが整えられる。
機20により、ストッパ28を下降させた状態でストッ
パ28を図中矢印B方向にスライドさせるとともに、整
列用ストッパ28cを進出させる。これにより、荷物W
1は、ストッパ28と整列用ストッパ28cとの間に挟
み込まれ、乱れが整えられる。
【0055】その後、段積み部2側に待機していた往復
台10がトップキャリッジローラ11を回転させながら
段降し部1側に走行する。トップキャリッジローラ11
aが最上段の荷物W1の側面当たると、荷物W1は、ト
ップキャリッジローラ11aの上向き(矢印a)回転の
摩擦力により掬い上げられ、往復台10の矢印B方向へ
の走行に伴ってキャリッジローラ11上に荷物Wが載せ
られる(図13(c)参照)。
台10がトップキャリッジローラ11を回転させながら
段降し部1側に走行する。トップキャリッジローラ11
aが最上段の荷物W1の側面当たると、荷物W1は、ト
ップキャリッジローラ11aの上向き(矢印a)回転の
摩擦力により掬い上げられ、往復台10の矢印B方向へ
の走行に伴ってキャリッジローラ11上に荷物Wが載せ
られる(図13(c)参照)。
【0056】このとき、荷物Wは、ストッパ28と整列
用ストッパ28cとで挟まれた状態のまま往復台10に
掬い上げられるので、ばらけることなく往復台10に載
せられる。また、往復台10は、往復台ストッパ28d
に当接するので矢印B方向に必要以上に走行することが
ない。
用ストッパ28cとで挟まれた状態のまま往復台10に
掬い上げられるので、ばらけることなく往復台10に載
せられる。また、往復台10は、往復台ストッパ28d
に当接するので矢印B方向に必要以上に走行することが
ない。
【0057】この間、段積み部2においては、空のパレ
ットP2を昇降台装置4bにより往復台10の下面近傍
の高さまで持ち上げて待機させる。
ットP2を昇降台装置4bにより往復台10の下面近傍
の高さまで持ち上げて待機させる。
【0058】上述のようにして往復台10に1段分の荷
物W1が載せられると、ストッパ28は進退動機構21
により逆方向にスライドされ、ストッパ上下動機構22
により上方へ持ち上げられる。
物W1が載せられると、ストッパ28は進退動機構21
により逆方向にスライドされ、ストッパ上下動機構22
により上方へ持ち上げられる。
【0059】その後、往復台10を段積み部2側へ自走
させ、荷物W1を運ぶ(図14(d)参照)。
させ、荷物W1を運ぶ(図14(d)参照)。
【0060】段積み部2では、往復台10が所定位置ま
で走行したことを適宜の検出器(図示せず)で検出し
て、上方に持ち上げておいた払い落とし整列機29のス
トッパ28を下降させる。
で走行したことを適宜の検出器(図示せず)で検出し
て、上方に持ち上げておいた払い落とし整列機29のス
トッパ28を下降させる。
【0061】その後、払い落とし整列機29のストッパ
28を進退動機構21により、図中矢印C方向にスライ
ドさせる。これにより、往復台10上の荷物Wは、スト
ッパ28と整列用ストッパ28cとの間に挟み込まれて
整列されたまま保持される。
28を進退動機構21により、図中矢印C方向にスライ
ドさせる。これにより、往復台10上の荷物Wは、スト
ッパ28と整列用ストッパ28cとの間に挟み込まれて
整列されたまま保持される。
【0062】この状態で、往復台10を段降し部1へ向
けて再び走行させる。すると、往復台10は払い落とし
整列機29のストッパ28の下方をくぐって段降し部1
側へ走行し、往復台10上の荷物W1はストッパ28で
止められて、パレットP2上に払い落とされる。
けて再び走行させる。すると、往復台10は払い落とし
整列機29のストッパ28の下方をくぐって段降し部1
側へ走行し、往復台10上の荷物W1はストッパ28で
止められて、パレットP2上に払い落とされる。
【0063】荷物W1は、ストッパ28と整列用ストッ
パ28cとの間に挟み込まれたままパレットP2上に払
い落とされるので、払い落とされる際に崩れることがな
く、揃えられた状態でパレットP2上に移載される。こ
れにより、荷物W1はパレットP上に段積みされたとき
に荷崩れすることがなくなる。
パ28cとの間に挟み込まれたままパレットP2上に払
い落とされるので、払い落とされる際に崩れることがな
く、揃えられた状態でパレットP2上に移載される。こ
れにより、荷物W1はパレットP上に段積みされたとき
に荷崩れすることがなくなる。
【0064】往復台10が段積み部2にある間に、段降
し部1では昇降台装置4aが荷物Wの1段分だけ上昇
し、荷物整列機20のストッパ28と整列用ストッパ2
8cとにより荷物W2が挟み込まれた状態で待機する
(図14(e)参照)。
し部1では昇降台装置4aが荷物Wの1段分だけ上昇
し、荷物整列機20のストッパ28と整列用ストッパ2
8cとにより荷物W2が挟み込まれた状態で待機する
(図14(e)参照)。
【0065】これにより、往復台10が荷物払い落とし
のために段降し部1側に走行したときに、そのまま走行
を続けることにより、段降し部1の次の1段分の荷物W
2が往復台10上に掬い上げられる(図14(f)参
照)。
のために段降し部1側に走行したときに、そのまま走行
を続けることにより、段降し部1の次の1段分の荷物W
2が往復台10上に掬い上げられる(図14(f)参
照)。
【0066】このように、往復台10を自走させて、段
降し部1のパレット1より所望段数の荷物Wを掬い上
げ、段積み部2のパレットP2に段積みする。段降ろ部
1の余った荷物Wは、パレットP1とともに昇降台装置
4aから搬入コンベア6に降ろし、後続のコンベアに搬
出する。この後、段降し部1に別種類の荷物Wをパレッ
トP1により搬入し、上記と同様にしてパレットP2上
へ所望段数だけ段積みする。段積み部2側のパレットP
2は、所望の種類の荷物が所望段数だけ段積みされる
と、搬出コンベア7上に降ろして、後続のコンベアに搬
出される。
降し部1のパレット1より所望段数の荷物Wを掬い上
げ、段積み部2のパレットP2に段積みする。段降ろ部
1の余った荷物Wは、パレットP1とともに昇降台装置
4aから搬入コンベア6に降ろし、後続のコンベアに搬
出する。この後、段降し部1に別種類の荷物Wをパレッ
トP1により搬入し、上記と同様にしてパレットP2上
へ所望段数だけ段積みする。段積み部2側のパレットP
2は、所望の種類の荷物が所望段数だけ段積みされる
と、搬出コンベア7上に降ろして、後続のコンベアに搬
出される。
【0067】以上説明したように本実施例の荷処理装置
によれば、荷物整列機20および払い落とし整列機29
に設けられた荷物整列用のストッパ28は、上下動,進
退動別々の駆動機構により作動するようになっているの
で、従来のように一つの駆動機構で上下動、進退動を行
なうようにしたストッパに比べて、整列機全体の大きさ
をコンパクトなものとすることができる。これにより荷
処理装置全体の小型化を図ることができる。
によれば、荷物整列機20および払い落とし整列機29
に設けられた荷物整列用のストッパ28は、上下動,進
退動別々の駆動機構により作動するようになっているの
で、従来のように一つの駆動機構で上下動、進退動を行
なうようにしたストッパに比べて、整列機全体の大きさ
をコンパクトなものとすることができる。これにより荷
処理装置全体の小型化を図ることができる。
【0068】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【図1】本発明に係る荷処理装置の外観を示す背面側か
ら見た斜視図。
ら見た斜視図。
【図2】同じく概略縦断正面図。
【図3】昇降台装置の平面図。
【図4】同じく正面図。
【図5】同じく左側面図。
【図6】往復台の走行機構を示す拡大平面図。
【図7】同じく拡大正面図。
【図8】同じく拡大右側面図。
【図9】荷物整列機を示す平面図。
【図10】同じく正面図。
【図11】図10のXI−XI矢視図。
【図12】荷物整列機の作動説明図。
【図13】(a)〜(c)は作用説明図。
【図14】(d)〜(f)は作用説明図。
1 段降し部 2 段積み部 10 往復台 28 ストッパ W 荷物
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに並設された段降し部および段積み
部と、これら段降し部と段積み部の上方間を往復走行可
能に設けられ、往復走行に伴って段降し部の荷物を掬い
上げかつ段積み部に降ろす往復台と、荷物掬い上げおよ
び荷物降ろし作業時に荷物を整える整列機とを備え、前
記整列機に、上下動,進退動別々の駆動機構により作動
する荷物整列用のストッパを設けた荷処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4287145A JP2518783B2 (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 荷処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4287145A JP2518783B2 (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 荷処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06115705A JPH06115705A (ja) | 1994-04-26 |
JP2518783B2 true JP2518783B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=17713658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4287145A Expired - Fee Related JP2518783B2 (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 荷処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2518783B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103569679B (zh) * | 2013-10-22 | 2017-05-03 | 杭州东博自动化科技有限公司 | 自动取坯设备的坯件输送机构 |
-
1992
- 1992-10-02 JP JP4287145A patent/JP2518783B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06115705A (ja) | 1994-04-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |