JPH09169407A - 物品保管装置 - Google Patents

物品保管装置

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Publication number
JPH09169407A
JPH09169407A JP33162295A JP33162295A JPH09169407A JP H09169407 A JPH09169407 A JP H09169407A JP 33162295 A JP33162295 A JP 33162295A JP 33162295 A JP33162295 A JP 33162295A JP H09169407 A JPH09169407 A JP H09169407A
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JP33162295A
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English (en)
Inventor
Katsuharu Onishi
克治 大西
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の稼働効率の向上と、作業者の作業負担
の軽減とを図る。 【解決手段】 上下方向並びに横方向に並列する状態
で、物品Cを収納する複数の収納部1が設けられた収納
棚2A,2Bと、収納部1の夫々と物品搬入部IN及び
物品搬出部OTの夫々との間で物品の搬送を行う搬送装
置TRとが設けられ、搬送装置TRは、物品Cを保持す
る物品保持部6と、その物品保持部6に備えられた移載
手段CPと、物品保持部6を移動駆動する駆動手段DR
と、駆動手段DRを制御する搬送制御手段とが設けられ
て構成されている物品保管装置において、前記搬送制御
手段は、物品Cの前記収納棚横方向での搭載位置と標準
の搭載位置との位置ずれを検出する位置ずれ検出手段が
設定以上の位置ずれを検出すると、前記位置ずれ検出手
段が検出した位置ずれを修正する方向に物品保持部6を
移動させるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下方向並びに横
方向に並列する状態で、物品を収納する複数の収納部が
設けられた収納棚と、前記収納部の夫々と、前記収納棚
における外部から物品の搬入を行うための物品搬入部及
び外部へ物品の搬出を行う物品搬出部の夫々との間で物
品の搬送を行う搬送装置とが設けられ、前記搬送装置
は、物品を保持する物品保持部と、その物品保持部に備
えられ、前記収納部、前記物品搬入部及び前記物品搬出
部の夫々との間で物品を移載する移載する移載手段と、
前記物品保持部を、前記収納部の並び方向に沿って上下
方向並びに横方向に移動駆動する駆動手段と、前記物品
保持部を、前記収納部、前記物品搬入部及び前記物品搬
出部の夫々に対する設定位置に停止させるべく、前記駆
動手段を制御する搬送制御手段とが設けられて構成され
ている物品保管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる物品保管装置は、収納棚に設けら
れた複数の収納部に物品を収納して保管する装置であ
り、収納棚に対して収納されるべく物品搬入部に搬入さ
れた物品は、搬送装置にて収納部に向けて搬送されて収
納され、又、収納棚から取り出される物品は、搬送装置
にてその物品を収納している収納部から物品搬出部へ搬
送されて外部に搬出される。この各収納部と物品搬入部
及び物品搬出部夫々との間で物品を搬送する搬送装置
は、搬送対象の物品を物品保持部に保持した状態で搬送
し、物品保持部に備えられた移載手段によって、各収納
部,物品搬入部及び物品搬出部の夫々との間で物品の移
載を行うように構成されている。従って、移載手段にて
移載を行う際は、物品保持部と各収納部等との位置決め
を行う必要があり、このために、物品保持部を上下方向
並びに横方向に移動駆動する駆動手段を搬送制御手段に
て制御して、物品保持部が各収納部,物品搬入部及び物
品搬出部の夫々に対する設定位置に停止するように制御
している。
【0003】しかしながら、このように搬送制御手段に
よって物品保持部の停止位置を制御していても、収納部
における物品の位置が収納棚横方向に位置ずれしたり、
あるいは、物品保持部の停止位置が、収納部に対して位
置ずれすると、物品保持部がその収納部の物品を搭載し
た場合に、その搭載位置が標準の搭載位置からずれてし
まい、その後の搬送が不安定なものとなる。尚、上記の
ような物品の位置ずれは、作業者がメンテナンスのため
に物品保管装置内へ入って作業を行う際に、作業者が誤
って物品に触れてしまった場合等に発生することが多
い。そこで、従来、このような位置ずれが生じた場合
は、物品の搬送作業を自動停止して、作業者に物品の位
置修正を行うことを要求していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記従来構成
では、物品保持部と収納部の物品との間で相対的な位置
ずれが生じる度に、物品の搬送作業が停止してしまうと
共に、作業者が物品の位置修正作業を行う必要があり、
装置稼働効率が低下してしまう共に、作業者の作業負担
が増大するという不都合があった。本発明は、上記実情
に鑑みてなされたものであって、その目的は、装置の稼
働効率の向上と、作業者の作業負担の軽減とを図る点に
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記請求項1記載の構成
を備えることにより、物品保持部に備えられた位置ずれ
検出手段は、移載手段にて収納部の物品を物品保持部に
搭載するときに、収納部の物品をそのまま搭載した場合
の収納棚横方向での搭載位置と予め予定されている標準
の搭載位置との位置ずれを検出する。そして、搬送制御
手段は、位置ずれ検出手段が検出する位置ずれが設定以
上であると、駆動手段を制御して、その位置ずれを修正
する方向に物品保持部を収納棚横方向に移動させる移載
位置修正処理を実行する。これにより、物品保持部と収
納部の物品とは適正な位置関係となり、移載手段にて標
準の搭載位置又はそれに近い位置に物品を搭載できる。
もって、物品の搬送作業が停止してしまうのを可及的に
抑制でき、装置の稼働効率の向上を図れると共に、作業
者の作業負担の軽減をも図ることができるに至った。更
に、上記位置ずれ検出手段を、収納部側ではなく、物品
保持部側に設けているので、複数の収納部の全てに位置
ずれ検出手段を設けるような構成に較べて、構成の簡素
化を図れると共に、収納部における物品の収納位置は、
適正であるが、物品保持部の収納部に対する停止位置が
適正でない場合にも的確に上記移載位置修正処理を実行
できる。
【0006】又、上記請求項2記載の構成を備えること
により、位置ずれ検出手段は、移載手段にて収納部の物
品を物品保持部に搭載したときに、収納棚横方向での搭
載位置と標準の搭載位置との位置ずれを検出し、検出し
た位置ずれが設定以上であると、移載手段がその搭載し
た物品を一旦収納部に戻す戻し処理を実行した後、搬送
制御手段は、駆動手段を制御して、その位置ずれを修正
する方向に物品保持部を収納棚横方向に移動させる。こ
れにより、物品保持部と収納部の物品とは適正な位置関
係となり、移載手段にて標準の搭載位置又はそれに近い
位置に物品を搭載できる。従って、位置ずれ検出手段
が、収納部の物品をそのまま搭載した場合の収納棚横方
向での搭載位置と予め予定されている標準の搭載位置と
の位置ずれを検出するにあたって、実際に物品を物品保
持部に搭載した状態でその位置ずれを検出するので、例
えば、収納部に収納された状態の物品に対して物品保持
部側からその位置ずれを検出する構成に対して、極めて
近接した位置に存在する物品を検出対象とすることがで
きるものとなり、位置ずれ検出手段の装置構成の簡素化
を図ることができる。
【0007】又、上記請求項3記載の構成を備えること
により、搬送制御手段は、位置ずれ検出手段の検出情報
に基づいて、位置ずれ修正可能状態と位置ずれ修正不能
状態とに判別し、位置ずれ修正不能状態と判別したとき
は、物品の搬送作業を停止する。すなわち、位置ずれ検
出手段が検出する位置ずれが軽微なものであれば移載位
置修正処理を実行して物品の搬送作業を継続するが、位
置ずれの程度が大きく、後の搬送における不安定さを解
消できないと推定されるときは、搬送作業を停止して、
全体として物品保管装置を安定的に動作させることがで
きる。
【0008】又、上記請求項4記載の構成を備えること
により、移載手段により収納部の物品を物品保持部に搭
載した状態で、位置ずれ検出手段が設定以上の位置ずれ
を検出すると、移載手段による搭載した物品を収納部に
戻す戻し処理、及び、搬送制御手段による物品保持部を
収納棚横方向に移動させて位置ずれを修正する移載位置
修正処理が実行される。これらの処理の後、移載手段に
て収納部の物品が物品保持部に搭載されるのであるが、
戻し処理及び移載位置修正処理を設定回数繰り返して
も、位置ずれ検出手段が検出する位置ずれが設定以上で
あれば、上記の位置ずれ修正不能状態と判別し、物品の
搬送作業を停止する。逆に、位置ずれ検出手段が検出す
る位置ずれが設定未満であれば、移載位置修正処理は行
わず、位置ずれ修正可能状態であったと判別することに
なる。つまり、位置ずれ修正可能状態であるか、あるい
は、位置ずれ修正不能状態であるかの判別を行うための
情報として、位置ずれ検出手段の検出する位置ずれが設
定以上であるか否かのみであるので、例えば、位置ずれ
修正可能状態及び位置ずれ修正不能状態の夫々に対応す
る状態を各別に検出するような構成に較べて、位置ずれ
検出手段の構成の簡素化を図ることができる。
【0009】又、上記請求項5記載の構成を備えること
により、物品保持部は、案内レールに案内及び支持され
る状態で収納棚横方向に移動し、案内レールと一体に昇
降駆動されることで上下方向に移動する。従って、搬送
制御手段は、物品保持部を案内レール上で位置制御する
ことにより、物品保持部と収納部との収納棚横方向での
位置関係を修正できるので、収納棚横方向での位置ずれ
を修正する移載位置修正処理を実行するのに好適なもの
となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の物品保管装置の実
施の形態を図面に基づいて説明する。図1に、物品の一
例としてのコンテナCを、前後に所定間隔を隔てて一対
備えられた収納棚2A,2Bの収納部1のうちのいずれ
かの収納部1に収納させることができると共に、所定の
収納棚2A,2Bに収納されるコンテナCを取り出すこ
とができるようにした本発明に係る物品保管装置が示さ
れている。尚、コンテナCには、例えば、小型部品等が
品種別に積載される。
【0011】収納部1は、一対の収納棚2A,2Bの夫
々において、上下方向並びに横方向に並列する状態で、
複数設けられている。前方側に位置する収納棚2Aの下
部側の収納部1を利用して上下2段の物品搬出入部4が
設けられている。又、一対の収納棚2A,2Bの前後中
間部には、コンテナCを各収納部1と物品搬出入部4と
の間に亘って搬送する搬送装置TRの主要部が備えられ
ている。上下2段の物品搬出入部4の夫々は、いずれ
も、外部からコンテナCの搬入を行うための物品搬入部
INとしての機能と、収納棚2A,2Bから外部へコン
テナCを搬出を行う物品搬出部OTの機能とを兼ね備え
るものであるが、例えば、上段の物品搬出入部4を物品
搬入部INとして使用し、下段の物品搬出入部4を物品
搬出部OTとして使用する等、その使用形態は任意に設
定できる。
【0012】一対の収納棚2A,2Bの前後中間部に備
えられた搬送装置TRの主要部は、コンテナCを保持し
て搬送する物品保持部6と、物品保持部6を収納棚2
A,2Bの略横方向全幅に亘って案内する案内レール5
とからなり、案内レール5は、搬送装置TRの一部を構
成する昇降手段UDにて、収納棚2A,2Bの上下高さ
のほぼ全域にわたって昇降操作自在となっている。従っ
て、案内レール5と昇降手段UDとを主要部として、物
品保持部6を収納部1の並び方向に沿って上下方向並び
に横方向に移動駆動する駆動手段DRが構成されてい
る。
【0013】一対の収納棚2A,2Bは、支柱8と、支
柱8の夫々にわたって上下方向に所定間隔をあけて架設
連結された複数の横フレーム9と、コンテナCの左右両
端底部を支持するべく所定間隔をあけて前後方向に沿っ
て架設連結された多数の係止部材10と、各支柱8の上
端部を連結する横杆11とから構成されている。係止部
材10は、コンテナCの横移動を阻止するように断面略
L字状に形成されている。
【0014】物品搬出入部4には、コンテナCを収納棚
2A,2Bに対して搬出入するためのローラコンベアR
Cが連設され、ローラコンベアRCには、図示を省略す
るが、ローラコンベアRC上を搬送されるコンテナCを
搬送横幅方向の中央に位置させるためのセンタリング装
置が備えられている。
【0015】次に、案内レール5を昇降駆動する昇降手
段UDについて説明する。図2に示すように、案内レー
ル5は、横方向両端部の夫々を連結ワイヤ30a,30
bにて吊り下げ支持されている。一方の連結ワイヤ30
aは、水平軸芯周りに回動自在の案内ドラム29a,2
9bに巻回された後、収納棚2Aの下端部に設置されて
いる巻き取りドラム29cに連結され、他方の連結ワイ
ヤ30bは、水平軸芯周りに回動自在の案内ドラム29
d、縦軸芯周りに回動自在の案内ドラム29e、更に案
内ドラム29bに巻回された後、連結ワイヤ30aと同
様に巻き取りドラム29cに連結されている。巻き取り
ドラム29cは電動モータM1にて回動駆動され、電動
モータM1の駆動により案内レール5が昇降する。案内
レール5は、図2に示すように、それの左右両端夫々に
上下一対に取り付けられた被案内部40の被案内溝40
aが、図1に示す案内板支持枠41に案内レール5側に
突出する状態で取り付けられているガイド板41aに係
合案内されて、その姿勢が規制されている。
【0016】次に物品保持部6の横移動操作構造につい
て説明する。図3乃至図5に示すように、物品保持部6
は、主に、断面が略H状の案内レール5の前後両側部及
び上部側を覆う状態のフレーム48と、フレーム48の
上部に取り付け4つの走行輪49と、フレーム48の側
部に縦軸芯周りに回動自在に取り付けられた片側3個で
計6個のガイド輪50と、フレーム48の側部に水平軸
芯周りに回動自在に取り付けられて案内レール5に下方
側から接する2つのガイド輪51と、フレーム48上に
取り付けられたフォーク機構52とから構成されてい
る。
【0017】フレーム48には、案内レール5における
両端部の夫々に前後軸芯周りで回転自在に支承されたプ
ーリ53,53に巻回された駆動ベルト54の両端部が
連結されており、一方のプーリ53を電動モータM2に
よって回動駆動することで、駆動ベルト54が長手方向
に移動操作されて、物品保持部6が横移動操作されるよ
うに構成されている。駆動ベルト54は、略H状の案内
レール5にて形成される側方空間内に収まるように配置
され、省スペース化を図っている。尚、フレーム48の
側部には、案内レール5の横側面に摺接しながら転動す
る回動ローラ55の回動量に基づいて横移動量を検出す
るロータリエンコーダ56が備えられ、且つ、適宜位置
に設けられた遮蔽板57により仕切られることで、物品
保持部6の横移動停止位置を判別するための透過型の光
電センサ58が備えられている。
【0018】フォーク機構52は、一対の収納棚2A,
2Bの夫々の収納部1に対して出退自在で、フォーク機
構52の左右両側には棒状の接触センサ57が夫々2個
ずつ備えられている。フォーク機構52にてコンテナC
を物品保持部6に搭載したときに、コンテナCが、コン
テナCの横方向(収納棚2A,2Bの横方向と一致)の
中心位置とフォーク機構52の横方向の中心位置とがほ
ぼ一致する標準の搭載位置に位置するときは、4つの接
触センサ57の何れとも接触しないが、標準の搭載位置
から左右何れかの方向にずれて、この接触センサ57に
接触することで、コンテナCが設定以上ずれたことを検
出し、接触センサ57は、コンテナCの収納棚横方向で
の搭載位置と標準の搭載位置との位置ずれを検出する位
置ずれ検出手段DDとして機能する。接触センサ57の
検出情報は、図6に示すように、案内レール5の昇降や
物品保持部5の移動等を制御するコントローラCOに入
力され、後述する物品保持部6の停止位置の修正操作に
利用される。
【0019】次に、コントローラCOの制御による、コ
ンテナCの物品保管装置への搬入作業及び搬出作業につ
いて説明する。上段側あるいは下段側の物品搬出入部4
にコンテナCが搬入されると、電動モータM1,M2を
制御駆動して、案内レール5及び物品保持部6を、物品
保持部6に備えられたフォーク機構52の上面が物品搬
出入部4のコンテナCの下面より僅かに下側位置に位置
するように移動させる。案内レール5の物品搬出入部4
及び各収納部1に対応した昇降高さは、案内レール5の
昇降量を検出する図示しないロータリエンコーダの検出
値に対応付けて設定されており、物品保持部6の物品搬
出入部4及び各収納部1に対応した収納棚2A,2B横
方向の位置は、上記したロータリエンコーダ56の検出
値に対応付けて設定されている。次に、フォーク機構5
2を物品搬出入部4のコンテナCの下方側位置に突出さ
せ、その後、電動モータM1にて案内レール5を上昇さ
せて、フォーク機構52の上面にコンテナCが載置され
る状態とする。コンテナCを載置した状態のフォーク機
構52を物品保持部6側に引退させると、物品保持部6
にコンテナCを搭載した状態となる。尚、収納部1から
物品保持部6へコンテナCを移載する場合も上記と同じ
動作を行う。
【0020】フォーク機構52上にコンテナCを搭載し
た状態で、案内レール5及び物品保持部6を空きの収納
部1に移動させる。このとき、案内レール5の高さは、
物品保持部6に搭載しているコンテナCの下面の高さが
収納部1の係止部材10の上面より僅かに高くなるよう
に設定する。この状態で、フォーク機構52を収納部1
側に突出させて、コンテナCを係止部材10の上方に位
置させ、更に、コンテナCが係止部材10上に載置され
る状態となるまで案内レール5を降下させた後、フォー
ク機構52を物品保持部6側に引退させる。
【0021】収納棚2A,2Bに収納されているコンテ
ナCを物品搬出入部4から搬出する場合は、上記の搬入
の動作とほぼ逆の動作を行う。先ず、搬出の指示のあっ
たコンテナCを収納している収納部1へ、案内レール5
及び物品収納部6を移動させ、上記と同様にして、コン
テナCを物品保持部6に搭載する。このとき、図7
(イ)に示すように、コンテナCの搭載位置が上記した
標準の搭載位置からずれて、片側の接触センサ57に接
触すると、コンテナCの収納棚2A,2Bの横方向での
搭載位置が標準の搭載位置から設定以上ずれたものと検
出して、以下の移載位置修正処理を実行する。移載位置
修正処理は、先ず、フォーク機構52を収納部1側に突
出させた後、案内レール5を降下させて、コンテナCを
一旦収納部に戻す戻し処理を実行する。
【0022】コンテナCを収納部1に戻した後、図7
(ロ)に示すように、ロータリエンコーダ56の検出値
に基づいて電動モータM1を制御駆動して、物品保持部
6を、コンテナCと接触した接触センサ57側に設定量
移動させる。この状態で、一旦収納部1に戻したコンテ
ナCを、再度物品保持部6に搭載するようにフォーク機
構52を動作させる。コンテナCを搭載したときに、コ
ンテナCが何れの接触センサ57にも接触しなければ、
そのまま搭載したコンテナCを物品搬出入部4に搬送
し、物品搬出入部4からローラコンベアRCにて外部に
搬出する。
【0023】尚、搬出対象のコンテナCが、図7(ハ)
に示すように、平面視で傾いた姿勢で係止部材10上に
位置している場合、そのコンテナCの前後方向に投影し
た場合の幅Lが小さければ、上記図7(イ)の場合と同
様に、移載位置修正処理により搬送可能な状態となる
が、コンテナCの傾きが大きく幅Lが大きい場合は、移
載位置修正処理を実行しても、コンテナCが何れかの接
触センサ57に接触してしまう。この場合は、位置ずれ
修正不能状態と判断してコンテナCの搬送作業を停止し
て、警告ランプ59を点灯させて、作業者に対してコン
テナCの位置を修正する作業を要求する。逆に、上記の
移載位置修正処理を実行して、コンテナCが接触センサ
57に接触しない状態となれば、修正可能状態と判断し
ていることになる。但し、移載位置修正処理を複数回実
行した場合においても、コンテナCが接触センサ57に
接触した場合にのみ、上記位置ずれ修正不能状態と判断
するようにも設定でき、移載位置修正処理の実行回数は
任意に設定変更可能である。
【0024】従って、コントローラCOは、物品保持部
6を、収納部1及び物品搬出入部4の夫々に対する設定
位置に停止させるべく駆動手段DRを制御する搬送制御
手段TCとして機能し、コントローラCO及びフォーク
機構52は、物品保持部6と収納部1及び物品搬出入部
4の夫々との間でコンテナCを移載する移載手段CPと
して機能する。
【0025】〔別実施形態〕以下、別実施形態を列記す
る。 上記実施の形態では、物品Cを搬送する搬送装置T
Rを構成するについて、物品保持部6を収納棚2A,2
Bの横方向に案内支持する案内レール5を昇降駆動する
構成としているが、物品保持部6を昇降案内するガイド
レールを収納棚2A,2Bの横方向に移動させるいわゆ
るスタッカクレーン形式の構成としても良い。 上記実施の形態では、位置ずれ検出手段DDは、物
品Cを物品保持部6に実際に搭載した状態で物品Cの位
置ずれの検出を行う構成としているが、例えば、物品保
持部6側からコリメート光を収納部1に向けて投射し、
その反射光を検出するか、あるいは、上記実施の形態に
おける接触センサ57を物品保持部6から収納部1に向
けて突出させて、物品Cに接触するか否かによって、搭
載する物品Cが収納部1に収納されている状態で、上記
の位置ずれを検出できる構成としても良い。
【0026】 上記実施の形態では、移載位置修正処
理を実行した後にも物品Cが接触センサ57に接触する
場合に位置ずれ修正不能状態と判断しているが、物品C
の収納棚横方向での搭載位置と標準の搭載位置との位置
ずれを大小2段階に検出し、検出した位置ずれが小であ
れば、位置ずれ修正可能状態と判断し、大であれば、位
置ずれ修正不能状態と判断するように構成しても良い。
【0027】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる物品保管装置の全
体斜視図
【図2】本発明の実施の形態にかかる案内レールの支持
構成を示す斜視図
【図3】本発明の実施の形態にかかる案内レールの正面
【図4】本発明の実施の形態にかかる案内レールの平面
【図5】本発明の実施の形態にかかる物品保持部の側面
【図6】本発明の実施の形態にかかるブロック構成図
【図7】本発明の実施の形態にかかる動作説明図
【符号の説明】
1 収納部 2A,2B 収納棚 5 案内レール 6 物品保持部 C 物品 CP 移載手段 DD 位置ずれ検出手段 DR 駆動手段 IN 物品搬入部 OT 物品搬出部 TC 搬送制御手段 TR 搬送装置 UD 昇降手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向並びに横方向に並列する状態
    で、物品(C)を収納する複数の収納部(1)が設けら
    れた収納棚(2A),(2B)と、 前記収納部(1)の夫々と、前記収納棚(2A),(2
    B)における外部から物品(C)の搬入を行うための物
    品搬入部(IN)及び外部へ物品(C)の搬出を行う物
    品搬出部(OT)の夫々との間で物品の搬送を行う搬送
    装置(TR)とが設けられ、 前記搬送装置(TR)は、 物品(C)を保持する物品保持部(6)と、 その物品保持部(6)に備えられ、前記収納部(1)、
    前記物品搬入部(IN)及び前記物品搬出部(OT)の
    夫々との間で物品(C)を移載する移載する移載手段
    (CP)と、 前記物品保持部(6)を、前記収納部(1)の並び方向
    に沿って上下方向並びに横方向に移動駆動する駆動手段
    (DR)と、 前記物品保持部(6)を、前記収納部(1)、前記物品
    搬入部(IN)及び前記物品搬出部(OT)の夫々に対
    する設定位置に停止させるべく、前記駆動手段(DR)
    を制御する搬送制御手段(TC)とが設けられて構成さ
    れている物品保管装置であって、 前記物品保持部(6)に、前記移載手段(CP)にて前
    記収納部(1)の物品(C)を搭載するときに、その物
    品(C)の前記収納棚横方向での搭載位置と標準の搭載
    位置との位置ずれを検出する位置ずれ検出手段(DD)
    が備えられ、 前記搬送制御手段(TC)は、前記位置ずれ検出手段
    (DD)が設定以上の位置ずれを検出すると、前記位置
    ずれ検出手段(DD)が検出した位置ずれを修正する方
    向に前記物品保持部(6)を移動させる移載位置修正処
    理を実行するように構成されている物品保管装置。
  2. 【請求項2】 前記位置ずれ検出手段(DD)は、前記
    物品保持部(6)に、前記移載手段(CP)にて前記収
    納部(1)の物品(C)を搭載したときに、その物品
    (C)の前記収納棚横方向での搭載位置と標準の搭載位
    置との位置ずれを検出するように構成され、 前記搬送制御手段(TC)は、前記位置ずれ検出手段
    (DD)が設定以上の位置ずれを検出するに伴って、前
    記移載手段(CP)がその物品(C)を前記収納部
    (1)に戻す戻し処理を実行した後に、前記移載位置修
    正処理を実行するように構成されている請求項1記載の
    物品保管装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送制御手段(TC)は、前記位置
    ずれ検出手段(DD)の検出情報に基づいて、位置ずれ
    修正可能状態と位置ずれ修正不能状態とに判別し、位置
    ずれ修正不能状態と判別したときは、物品(C)の搬送
    作業を停止するように構成されている請求項1又は2記
    載の物品保管装置。
  4. 【請求項4】 前記移載手段(CP)及び前記搬送制御
    手段(TC)は、前記戻し処理及び前記移載位置修正処
    理を実行した後においても、前記位置ずれ検出手段(D
    D)が設定以上の位置ずれを検出すると、前記戻し処理
    及び前記移載位置修正処理を繰り返すように構成され、 前記搬送制御手段(TC)は、前記移載手段(CP)及
    び前記搬送制御手段(TC)が前記戻し処理及び前記移
    載位置修正処理を設定回数実行した後に、前記位置ずれ
    検出手段(DD)が設定以上の位置ずれを検出したとき
    に、前記修正不能状態であると判別するように構成され
    ている請求項3記載の物品保管装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動手段(DR)は、前記物品保持
    部(6)を前記収納棚横方向の全幅に亘って搬送案内し
    且つ支持する案内レール(5)と、その案内レール
    (5)を昇降駆動する昇降手段(UD)とを備えて構成
    さえている請求項1、2、3又は4記載の物品保管装
    置。
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