JP3436343B2 - 移動体の位置検出装置及び物品保管装置 - Google Patents

移動体の位置検出装置及び物品保管装置

Info

Publication number
JP3436343B2
JP3436343B2 JP05502298A JP5502298A JP3436343B2 JP 3436343 B2 JP3436343 B2 JP 3436343B2 JP 05502298 A JP05502298 A JP 05502298A JP 5502298 A JP5502298 A JP 5502298A JP 3436343 B2 JP3436343 B2 JP 3436343B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving body
detected
position information
cycle
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05502298A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11246008A (ja
Inventor
繁人 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP05502298A priority Critical patent/JP3436343B2/ja
Publication of JPH11246008A publication Critical patent/JPH11246008A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3436343B2 publication Critical patent/JP3436343B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体の設定移動
経路に沿って、その設定移動経路上での位置情報を示す
被検出体が配置され、前記移動体に前記被検出体を検出
するセンサが配置され、そのセンサの検出情報に基づい
て、前記設定移動経路上での前記移動体の位置を求める
位置演算手段が設けられている移動体の位置検出装置、
及び、その移動体の位置検出装置が備えられた物品保管
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる移動体の位置検出装置は、移動体
に備えられたセンサにて、移動体の設定移動経路に沿っ
て配置された、その設定移動経路上での位置情報を示す
被検出体を検出することにより、移動体の位置を検出す
るものである。従来、かかる位置検出として、被検出体
を一定周期の位置情報を示すように構成すると共に、別
途設けた計数手段によって、設定移動経路の何れかの箇
所に設定した原点位置からその位置情報を計数して、移
動体の移動速度に拘らず移動体の位置を特定できる構成
が考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、例えば停電等の何らかの理由で、それまで
の計数情報が消失してしまった場合、改めて原点位置ま
で移動して再度計数するという復帰動作が必要になり、
移動体の位置管理に手間がかかる不都合があった。本発
明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目
的は、移動体の位置の管理を容易に行える移動体の位置
検出装置を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記請求項1記載の構成
を備えることにより、センサの検出対象となる被検出体
は、移動体の設定移動経路に沿って一定周期で変化する
位置情報を表示するように構成されている定周期被検出
体と、設定移動経路上の位置に応じて異なる絶対位置情
報を表示する不均等配置被検出体とを備えて構成され
る。すなわち、不均等配置被検出体は移動体の設定移動
経路上の位置に応じて異なる絶対位置情報を表示するの
で、位置演算手段は、センサの検出情報に基づいて、一
定周期で位置情報が変化する定周期被検出体の位置情報
を「物差し」として利用して、上記絶対位置情報を特定
し、移動体の移動速度に拘らず、移動体の設定移動経路
上での位置を特定できる。従って、移動体の位置を原点
位置の情報によらずに特定できるものとなり、停電等に
より移動体の位置情報が消失したような場合でも、セン
サにより被検出体を検出しつつ若干の距離を移動するだ
けで、移動体の位置を特定でき、もって、移動体の位置
の管理を容易に行える移動体の位置検出装置を提供でき
るに至った。
【0005】又、上記請求項1記載の構成を備えること
により、不均等配置被検出体が、絶対位置情報として、
移動体の設定移動経路に沿って順次異なる周期で変化す
る位置情報を表示するので、現実の位置と不均等配置被
検出体の絶対位置情報との関係が単純化され、位置演算
手段がセンサの検出情報から移動体の位置を特定すると
き、定周期被検出体の検出情報との対比において、不均
等配置被検出体の位置情報の周期を特定すると、その特
定した周期から移動体の位置への換算処理を容易に行う
ことができる。
【0006】又、上記請求項1記載の構成を備えること
により、不均等配置被検出体の位置情報の変化周期は、
定周期被検出体の位置情報の変化周期よりも大に設定さ
れているので、位置演算手段は、不均等配置被検出体が
表示する位置情報の変化周期を定周期被検出体が表示す
る位置情報の繰返し回数より特定して、不均等配置被検
出体が表示する絶対位置情報を求めることになる。従っ
て、センサによる定周期被検出体の検出情報を利用し
て、簡単に不均等配置被検出体の絶対位置情報を求める
ことができ、移動体の位置の特定を簡単に行うことがで
きる。
【0007】又、上記請求項2記載の構成を備えること
により、定周期被検出体と不均等被検出体とを備えた被
検出体を構成するについて、定周期被検出体と不均等配
置被検出体とが共通の一つの被検出体構成部材に備えら
れている。従って、定周期被検出体と不均等配置被検出
体との相対的な位置精度の向上を図れると共に、被検出
体の設置作業等の簡単化を図ることができる。
【0008】又、上記請求項3記載の構成を備えること
により、定周期被検出体及び不均等配置被検出体を検出
するセンサは光センサにて構成され、定周期被検出体及
び不均等配置被検出体夫々からの反射光又は透過光を検
出することにより、夫々の位置情報を読み取る。定周期
被検出体と不均等配置被検出体との夫々は、入射した光
の反射状態又は入射した光の透過状態を2段階に変化さ
せることにより位置情報を表示するので、センサが読み
取った信号も2段階に変化するものとなり、位置演算手
段による位置情報の処理を簡単化できる。
【0009】又、上記請求項4記載の構成を備えること
により、物品保管棚の各物品収納部に対して物品を入出
庫するために、その物品保管棚の横方向略全幅に亘って
配置され且つ上下方向に移動駆動操作される第1垂直移
動体と、その第1垂直移動体に支持されて横方向に移動
駆動操作される第1水平移動体とが設けられ、第1水平
移動体に備えられた物品移載装置を各物品収納部と自己
との間で物品の移載を行う位置に位置させる。この場合
において、第1垂直移動体の昇降位置及び第1水平移動
体の水平位置を検出するために上述の移動体の位置検出
装置が用いられる。このような物品保管棚において各移
動体の位置を検出する手段としては、いわゆるロータリ
エンコーダが使用される場合が多いが、ロータリエンコ
ーダでは、移動体の移動量をロータリエンコーダの回転
量に変換する機構の経時変化を含む機械的誤差等により
検出誤差を生じる場合があるのに対し、上述の移動体の
位置検出装置を利用することでこのような誤差を防止で
き、更に、上述のように、種々のトラブルが生じた場合
でも移動体の位置の管理を容易に行うことができる。
【0010】又、上記請求項5記載の構成を備えること
により、物品保管棚の各物品収納部に対して物品を入出
庫するために、その物品保管棚の上下方向略全幅に亘っ
て配置され且つ前記横方向に移動駆動操作される第2水
平移動体と、その第2水平移動体に支持されて上下方向
に移動駆動操作される第2垂直移動体とが設けられ、第
2垂直移動体に備えられた物品移載装置を各物品収納部
と自己との間で物品の移載を行う位置に位置させる。こ
の場合において、第2水平移動体の水平位置及び第2垂
直移動体の昇降位置を検出するために上述の移動体の位
置検出装置が用いられる。このような物品保管棚におい
て各移動体の位置を検出する手段としては、いわゆるロ
ータリエンコーダが使用される場合が多いが、ロータリ
エンコーダでは、移動検出用の回転ローラのスリップ等
により検出誤差を生じる場合があるのに対し、上述の移
動体の位置検出装置を利用することでこのような誤差を
防止でき、更に、上述のように、種々のトラブルが生じ
た場合でも移動体の位置の管理を容易に行うことができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に、物品の一例としてのコン
テナCを、前後に所定間隔を隔てて一対備えられた物品
保管棚2A,2Bの物品収納部1のうちのいずれかに収
納させることができると共に、所定の物品保管棚2A,
2Bに収納されるコンテナCを取り出すことができるよ
うにした物品保管装置を示す。尚、コンテナCには、例
えば、小型部品等が品種別に積載される。
【0012】物品収納部1は、一対の物品保管棚2A,
2Bの夫々において、上下方向並びに横方向に並列する
状態で、複数設けられている。前方側に位置する物品保
管棚2Aの下部側の物品収納部1を利用して上下2段の
荷搬出入部4が設けられている。又、一対の物品保管棚
2A,2Bの前後中間部には、コンテナCを各物品収納
部1と荷搬出入部4との間に亘って搬送する搬送装置T
Rの主要部が備えられている。上下2段の荷搬出入部4
の夫々は、いずれも、外部からコンテナCの搬入と、物
品保管棚2A,2Bから外部へコンテナCの搬出との両
方を行えるものである。一対の物品保管棚2A,2Bの
前後中間部に備えられた搬送装置TRの主要部は、コン
テナCを保持して搬送する第1水平移動体としての荷保
持部6と、物品保管棚2A,2Bの横方向略全幅に亘っ
て配置される第1垂直移動体としての案内レール5とか
らなり、案内レール5は、搬送装置TRの一部を構成す
る昇降手段UDにて、物品保管棚2A,2Bの上下高さ
のほぼ全域にわたって昇降操作自在となっている。
【0013】一対の物品保管棚2A,2Bは、支柱8
と、支柱8の夫々にわたって上下方向に所定間隔をあけ
て架設連結された複数の横フレーム9と、コンテナCの
左右両端底部を支持するべく所定間隔をあけて前後方向
に沿って架設連結された多数の係止部材10と、各支柱
8の上端部を連結する横杆11とから構成されている。
係止部材10は、コンテナCの横移動を阻止するように
断面略L字状に形成されている。荷搬出入部4には、コ
ンテナCを物品保管棚2A,2Bに対して搬出入するた
めのローラコンベアRCが連設され、ローラコンベアR
Cには、図示を省略するが、ローラコンベアRC上を搬
送されるコンテナCを搬送横幅方向の中央に位置させる
ためのセンタリング装置が備えられている。
【0014】次に、案内レール5を昇降駆動する昇降手
段UDについて説明する。図3に示すように、案内レー
ル5は、横方向両端部の夫々を連結ワイヤ30a,30
bにて吊り下げ支持されている。一方の連結ワイヤ30
aは、水平軸芯周りに回動自在の案内ドラム29a,2
9bに巻回された後、物品保管棚2Aの下端部に設置さ
れている巻き取りドラム29cに連結され、他方の連結
ワイヤ30bは、水平軸芯周りに回動自在の案内ドラム
29d、縦軸芯周りに回動自在の案内ドラム29e、更
に案内ドラム29bに巻回された後、連結ワイヤ30a
と同様に巻き取りドラム29cに連結されている。巻き
取りドラム29cは電動モータM1にて回動駆動され、
電動モータM1の駆動により案内レール5が昇降する。
案内レール5は、図3に示すように、それの左右両端夫
々に上下一対に取り付けられた被案内部40の被案内溝
40aが、図1に示す案内板支持枠41に案内レール5
側に突出する状態で取り付けられている案内板41aに
係合案内されて、その姿勢が規制されている。
【0015】次に荷保持部6の横移動操作構造について
説明する。図4乃至図6に示すように、荷保持部6は、
主に、断面が略H状の案内レール5の前後両側部及び上
部側を覆う状態のフレーム48と、フレーム48の上部
に取り付けられた4つの走行輪49と、複数個のガイド
輪50と、物品移載装置としてのフォーク装置52とか
ら構成されている。フレーム48には、案内レール5に
おける両端部の夫々に前後軸芯周りで回転自在に支承さ
れたプーリ53,53に巻回された駆動ベルト54の両
端部が連結されており、一方のプーリ53を電動モータ
M2によって回動駆動することで、駆動ベルト54が長
手方向に移動操作されて、荷保持部6が横移動操作され
るように構成されている。
【0016】次に、上述のように上下方向に移動駆動操
作される案内レール5の昇降位置、並びに、上述のよう
に横方向に移動駆動操作される荷保持部6の水平位置を
検出する手段について説明する。この昇降位置並びに水
平位置の検出のために移動体の位置検出装置MPが設け
られている。すなわち、移動体の位置検出装置MPは、
案内レール5及び荷保持部6を検出対象の移動体MEと
して、その位置を検出するものである。案内レール5の
昇降位置の検出のための位置検出装置MPと、荷保持部
6の水平位置検出のための位置検出装置MPは基本的に
同一の構成であり、ここでは、荷保持部6の水平位置を
検出する場合を例にとって説明する。荷保持部6の位置
検出装置MPは、図4及び図6に示すように、位置情報
を表示する被検出体SOを案内レール5の縦壁部分に取
り付け、被検出体SOを検出するセンサPSを、被検出
体SOに対向するように荷保持部6に備えて構成されて
いる。つまり、被検出体SOを、荷保持部6の設定移動
経路である案内レール5の長手方向に沿って配置してい
る。
【0017】被検出体SOは、図2(イ)に示すよう
に、荷保持部6の移動範囲全幅に亘る長尺状の支持板1
2に、被検出体構成部材12の長手方向すなわち荷保持
部6の設定移動経路に沿って一定周期で変化する位置情
報を表示する定周期被検出体CPと、前記設定移動経路
上の位置に応じて異なる絶対位置情報を表示する不均等
配置被検出体VPとを備えて構成されている。つまり、
定周期被検出体CPと不均等配置被検出板VPとが共通
の一つの被検出体構成部材である支持板12に備えられ
ている。
【0018】定周期被検出体CPは、具体的には、セン
サSPから入射した光の反射状態を強弱の2段階に変化
させることにより位置情報を表示するリニアスケール板
13であり、そのリニアスケール板13が支持体12上
に固定されている。不均等配置被検出体VPは、反射テ
ープの小片14が、支持板12の長手方向に並べて配置
されて構成され、反射テープの小片14の存否によっ
て、センサSPから入射した光の反射状態を強弱の2段
階に変化させる。この反射テープの小片14は、図2に
示すように、小片14間のピッチすなわち周期が、
1 ,W2 ,W3 ,………,Wn ,………と順次長くな
り、順次異なる周期で位置情報を表示している。具体的
には、 Wn =W1 +(n−1)×L (nは自然数) と設定してある。
【0019】センサPSは、被検出体SOが上記のよう
に2種類あるのに対応して、リニアスケール板13を検
出するスケールセンサ17、及び、反射テープの小片1
4を検出するテープ検出センサ18から構成されてい
る。スケールセンサ17及びテープ検出センサ18は、
何れも、リニアスケール板13及び反射テープの小片1
4の夫々に向けて光を投射し、その反射光を検出するこ
とにより夫々の位置情報を読み取り、パルス信号として
出力するいわゆる光センサである。被検出体SOの位置
情報を検出したセンサPSの検出信号を、被検出体SO
の位置と対応させて表示する図2(ロ)に示すように、
反射テープの小片14間の間隔、すなわち、不均等配置
被検出体VPの位置情報の変化周期は、リニアスケール
板13が表示する位置情報、すなわち、定周期被検出体
CPの位置情報の変化周期よりも十分に大となるように
設定してあり、不均等配置被検出体VPの位置情報の変
化周期を、定周期被検出体CPが表示する位置情報の繰
返し回数すなわちパルス数をカウントすることで特定で
きる。
【0020】上述のように、これらのセンサPS及び被
検出体SOと同様のものが、案内レール5の昇降位置の
検出のための位置検出装置MPにも備えられており、案
内レール5の昇降位置の検出のための位置検出装置MP
においては、図5に示すように、被検出体SOが案内レ
ール5の設定移動経路すなわち昇降経路に沿って縦姿勢
で配置され、その被検出体SOを検出するセンサPSが
案内レール5の端部に取り付けられている。案内レール
5の昇降位置の検出のための位置検出装置MP及び荷保
持部6の水平位置検出のための位置検出装置MP夫々の
センサPSの検出信号は、図7に示すようにコントロー
ラCOに入力されて、案内レール5及び荷保持部6の移
動制御に利用される。
【0021】次に、コントローラCOの制御による、コ
ンテナCの物品保管装置への搬入作業及び搬出作業につ
いて説明する。上段側あるいは下段側の荷搬出入部4に
コンテナCが搬入されると、電動モータM1,M2を制
御駆動して、案内レール5及び荷保持部6を荷搬出入部
4へ移動させる。この移動に際して、コントローラCO
は、案内レール5の昇降位置を、図示しない昇降原点セ
ンサにて検出する案内レール5の昇降原点位置を基準に
して、案内レール5の昇降位置の検出のための位置検出
装置MPに備えられるスケールセンサ17の出力信号の
パルス数をカウントすることで特定し、又、荷保持部6
の水平位置を、図示しない水平原点センサにて検出する
荷保持部6の水平原点位置を基準にして、荷保持部6の
水平位置の検出のための位置検出装置MPに備えられる
スケールセンサ17の出力信号のパルス数をカウントす
ることで特定する。
【0022】次に、フォーク装置52の出退作動と案内
レール5の上昇作動により、荷保持部6にコンテナCが
搭載される状態とし、荷保持部6を空きの物品収納部1
に移動させて、フォーク装置52の出退作動と案内レー
ル5の下降作動により、荷保持部6に搭載されていたコ
ンテナCを物品収納部1に収納する。物品保管棚2A,
2Bに収納されているコンテナCを荷搬出入部4から搬
出する場合は、上記の搬入の動作とほぼ逆の動作を行
う。
【0023】次に、上述のようにしてコンテナCの入出
庫を行っている際に、停電等によりコントローラCOが
管理している荷保持部6の位置データが消失した場合
や、何らかの理由により、コントローラCOが管理して
いる荷保持部6の位置データと実際の位置データにズレ
が生じたような場合等において、荷保持部6の現在位置
を求める動作について説明する。すなわち、コントロー
ラCOは、上述のような場合に、案内レール5及び荷保
持部6を若干量移動させて、スケールセンサ17及びテ
ープ検出センサ18の検出情報から現在位置を特定す
る。
【0024】この動作を、荷保持部6の水平位置を特定
する場合について説明する。この場合の荷保持部6の移
動量は、案内レール5に取り付けられた不均等配置被検
出体VPを検出するテープ検出センサ18が、ある反射
テープの小片14を検出した後、更に隣に位置する反射
テープの小片14を検出するまでの移動量であり、コン
トローラCOは、最初の小片14を検出してから次の小
片14を検出するまでの荷保持部6の水平移動量を、ス
ケールセンサ17が出力するパルス数をカウントするこ
とにより求め、このカウント値が上述のW1 ,W2 ,W
3 ,………,Wn ,………の何れに対応するものである
かを特定して、荷保持部6の水平位置を特定する。尚、
1 ,W2 ,W3 ,………,Wn ,………に相当する上
記カウント値は、予め学習により求めておいても良い
し、これらの距離差Lがある程度大きい値であれば、設
計上の値をそのまま用いて、荷保持部6の水平位置を特
定しても良い。
【0025】荷保持部6の上下位置すなわち案内レール
5の昇降位置の特定も、この荷保持部6の水平位置の特
定と同様にして行うものであり、異なる点は荷保持部6
を移動させるか案内レール5を昇降させるかの点のみ
で、位置を特定する手法は同一である。従って、コント
ローラCOは、案内レール5や荷保持部6の設定移動経
路上での位置を求める位置演算手段MCとしても機能す
る。
【0026】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態
を列記する。 上記実施の形態では、物品保管装置に物品Cを入出
庫するための構成として、物品保管棚2A,2Bの横方
向略全幅に亘って配置され且つ上下方向に移動駆動操作
される案内レール5に、フォーク装置52を備えた荷保
持部6を横方向に移動自在に支持される構成としている
が、図8に概略的に示すように、物品保管棚2A,2B
の上下方向略全幅に亘って配置される昇降マスト20が
取り付けられ且つ物品保管棚2A,2Bの横方向に移動
駆動操作される第2水平移動体としての走行台車21
と、走行台車21の昇降マスト20に支持されて上下方
向に移動駆動操作される第2垂直移動体としての昇降台
22とを備え、更に、昇降台22にフォーク装置52を
備えて構成すると共に、昇降台22の昇降位置を検出す
るために上記実施の形態と同様の構成の被検出体SOを
昇降マスト20に備え、又、走行台車21の水平位置を
検出するため被検出体SOを走行台車21の走行面に備
える構成としても良い。この場合、昇降マストに備える
被検出体SOを検出するセンサPSは、昇降台22に備
え、走行台車21の走行面に備える被検出体SOを検出
するセンサPSは、走行台車21に備えて、移動体の位
置検出装置MPを構成する。
【0027】
【0028】 上記実施の形態では、定周期被検出体
CPをリニアスケール板13にて構成し、不均等配置被
検出体VPを反射テープの小片14を並べて配置するよ
うに構成しているが、定周期被検出体CPと不均等配置
被検出体VPとを一体形成しても良い。 上記実施の
形態では、定周期被検出体CP及び不均等配置被検出体
VPを光反射式のセンサPSにて検出する構成としてい
るが、位置情報をスリットを並べて配置する状態で表示
し、光透過式のセンサにて位置情報を読み取るように構
成しても良い。又、被検出体SOを、磁極の極性を交互
に異ならせて位置情報を表示するようにし、センサPS
を磁気センサにて構成するようにしても良い。 上記
実施の形態では、物品移載装置としてフォーク装置52
を例示しているが、例えば物品Cを係止具にて押し引き
して移載する等、物品移載装置の具体構成は種々変更可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる物品保管装置の斜
視図
【図2】本発明の実施の形態にかかる被検出体の説明図
【図3】本発明の実施の形態にかかる案内レールの昇降
手段の概略斜視図
【図4】本発明の実施の形態にかかる正面視による要部
拡大図
【図5】本発明の実施の形態にかかる平面視による要部
拡大図
【図6】本発明の実施の形態にかかる側面視による要部
拡大図
【図7】本発明の実施の形態にかかるブロック構成図
【図8】本発明の別実施形態にかかる物品保管装置の概
略構成図
【符号の説明】
1 物品収納部 2A,2B 物品保管棚 5 第1垂直移動体 6 第1水平移動体 21 第2水平移動体 22 第2垂直移動体 52 物品移載装置 CP 定周期被検出体 MC 位置演算手段 ME 移動体 MP 移動体の位置検出装置 PS センサ SO 被検出体 VP 不均等配置被検出体

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の設定移動経路に沿って、その設
    定移動経路上での位置情報を示す被検出体が配置され、 前記移動体に前記被検出体を検出するセンサが配置さ
    れ、 そのセンサの検出情報に基づいて、前記設定移動経路上
    での前記移動体の位置を求める位置演算手段が設けられ
    ている移動体の位置検出装置であって、 前記被検出体は、前記設定移動経路に沿って一定周期で
    変化する位置情報を表示するように構成されている定周
    期被検出体と、前記設定移動経路上の位置に応じて異な
    る絶対位置情報を表示する不均等配置被検出体とを備え
    て構成され、 前記センサは、前記定周期被検出体及び不均等配置被検
    出体の夫々を各別に検出可能に構成され、前記位置演算
    手段が、前記定周期被検出体の位置情報及び前記不均等
    配置被検出体の位置情報に基づいて、前記設定移動経路
    上での前記移動体の位置を求めるように構成され、 前記不均等配置被検出体が、絶対位置情報として、前記
    設定移動経路に沿って順次異なる周期で変化する位置情
    報を表示するように構成され、 前記不均等配置被検出体の位置情報の変化周期が、前記
    定周期被検出体の位置情報の変化周期よりも大に設定さ
    れ、 前記位置演算手段が、前記不均等配置被検出体が表示す
    る位置情報の変化周期を前記定周期被検出体が表示する
    位置情報の繰返し回数より特定して、前記不均等配置被
    検出体が表示する絶対位置情報を求めるように構成され
    ている 移動体の位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記被検出体は、前記定周期被検出体と
    前記不均等配置被検出体とを共通の一つの被検出体構成
    部材に備えさせて構成されている請求項1記載の移動体
    の位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記定周期被検出体と前記不均等配置被
    検出体との夫々は、入射した光の反射状態又は入射した
    光の透過状態を2段階に変化させることにより前記位置
    情報を表示するように構成され、 前記センサは、前記定周期被検出体及び前記不均等配置
    被検出体夫々の反射光又は透過光を検出する光センサに
    て構成されている請求項1又は2記載の 移動体の位置検
    出装置。
  4. 【請求項4】 物品を収納する物品収納部が上下方向並
    びに横方向に並べて配置される物品保管棚と、その物品
    保管棚の横方向略全幅に亘って配置され且つ上下方向に
    移動駆動操作される第1垂直移動体と、その第1垂直移
    動体に支持されて前記横方向に移動駆動操作される第1
    水平移動体と、その第1水平移動体に備えられ且つ前記
    物品収納部と自己との間で物品を移載する物品移載装置
    とが設けられた物品保管装置であって、 前記第1垂直移動体の昇降位置及び前記第1水平移動体
    の水平位置を検出するために請求項1〜3のいずれか1
    項に記載の移動体の位置検出装置が備えられている物品
    保管装置。
  5. 【請求項5】 物品を収納する物品収納部が上下方向並
    びに横方向に並べて配置される物品保管棚と、その物品
    保管棚の上下方向略全幅に亘って配置され且つ前記横方
    向に移動駆動操作される第2水平移動体と、その第2水
    平移動体に支持されて上下方向に移動駆動操作される第
    2垂直移動体と、その第2垂直移動体に備えられ且つ前
    記物品収納部と自己との間で物品を移載する物品移載装
    置とが設けられた物品保管装置であって、 前記第2垂直移動体の昇降位置及び前記第2水平移動体
    の水平位置を検出するために請求項1〜3のいずれか1
    項に記載の移動体の位置検出装置が備えられている物品
    保管装置。
JP05502298A 1998-03-06 1998-03-06 移動体の位置検出装置及び物品保管装置 Expired - Fee Related JP3436343B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05502298A JP3436343B2 (ja) 1998-03-06 1998-03-06 移動体の位置検出装置及び物品保管装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05502298A JP3436343B2 (ja) 1998-03-06 1998-03-06 移動体の位置検出装置及び物品保管装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11246008A JPH11246008A (ja) 1999-09-14
JP3436343B2 true JP3436343B2 (ja) 2003-08-11

Family

ID=12987053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05502298A Expired - Fee Related JP3436343B2 (ja) 1998-03-06 1998-03-06 移動体の位置検出装置及び物品保管装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3436343B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103318812B (zh) * 2013-07-09 2015-04-01 京东方科技集团股份有限公司 一种堆垛机用货叉组件及堆垛机、搬送卡匣的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11246008A (ja) 1999-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4415975A (en) Apparatus and method for rough positioning a vehicle at a storage bin in an automatic storage and retrieval system
KR100520453B1 (ko) 화물보관설비
US5655870A (en) Stacker crane in a warehouse
JP4505743B2 (ja) 物品搬送設備
JP3323957B2 (ja) 自動倉庫における荷の移載位置制御装置
JP3436343B2 (ja) 移動体の位置検出装置及び物品保管装置
JP2015157687A (ja) 搬送台車
JP6298316B2 (ja) 搬送台車
JPH08244914A (ja) 自動倉庫
JP3399730B2 (ja) 物品保管装置
JP2906308B2 (ja) スタッカークレーンの走行及び荷台の昇降制御方法及び装置
JP2002206922A (ja) 移動体の車輪摩耗の検査装置
JP3666369B2 (ja) 移動体の位置学習方法
JP2003276808A (ja) 物品移載方法およびその装置
JP3465778B2 (ja) 物品保管設備
JPH09169407A (ja) 物品保管装置
JPH05105204A (ja) 自動倉庫の棚卸し方法
CN110451435A (zh) 一种堆垛机总成及其堆垛方法
JP3697998B2 (ja) 移動体の昇降装置
JPH07187327A (ja) 荷物保管装置における移送機構の昇降制御装置
JPH0754518A (ja) 立体駐車場
JPH047299A (ja) 立体倉庫用クレーンの制御装置
JPH09278122A (ja) 物品保管装置
JP4470120B2 (ja) 物品搬送設備
GB2302088A (en) Apparatus & Method of Controlling a Stacker Crane Fork(s)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090606

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100606

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees