JP2003276808A - 物品移載方法およびその装置 - Google Patents

物品移載方法およびその装置

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JP2003276808A
JP2003276808A JP2002082199A JP2002082199A JP2003276808A JP 2003276808 A JP2003276808 A JP 2003276808A JP 2002082199 A JP2002082199 A JP 2002082199A JP 2002082199 A JP2002082199 A JP 2002082199A JP 2003276808 A JP2003276808 A JP 2003276808A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、カゴ車への物品(商品)の移載を
自動化できる物品移載方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 搬入出口E2aまたはE2bに位置され
たカゴ車Gの底板10と各間切り板17の高さ位置がそ
れぞれ、スタッカークレーンCの昇降台3が昇降される
ことにより測定され、測定された底板10と各間切り板
17の高さ位置情報に基づきスタッカークレーンCによ
り、指定された物品Fが物品収納部Dとカゴ車Gの底板
10または間切り板17との間において移載される。こ
の方法によれば、カゴ車Gの底板10と各間切り板17
の高さに種類があっても物品Fが指定された底板10ま
たは間切り板17に確実に移載され、カゴ車Gを物品F
の陳列にそのまま使用するとき、その陳列状況に合わせ
て各間切り板17の高さを変更してもスタッカークレー
ンCにより物品Fの移載を確実に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品を上下に間切
り板が取付けられたカゴ車へ移載する物品移載方法およ
びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、缶ビールなどの商品をケース毎に
販売する量販店が出現しており、このような量販店で
は、カゴ車に間切り板を取付けてケースをカゴ車に載せ
てカゴ車のまま陳列し、販売することが多く行われてい
る。
【0003】このような陳列の際には、販売する物品
(商品)の種類や特性あるいは消費者のニーズに合わせ
てカゴ車の間切り板の高さや段数は変えられる。現在、
カゴ車への重いケースなどの物品の移載作業は作業者が
手作業で行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記カゴ車への重いケ
ースなどの物品の移載作業は重労働であり、作業者の負
担を軽減するため、カゴ車への物品の移載・陳列を自動
で行うことが望まれている。またこのような自動化に際
し、カゴ車の間切り板の高さや段数を消費者のニーズな
どに合わせて変更したとき、カゴ車の間切り板の高さの
データをその都度設定する手間は省くことが望まれる。
【0005】そこで、本発明は、カゴ車への物品(商
品)の移載を自動化でき、作業者の負担を軽減できる物
品移載方法およびその装置を提供することを目的とした
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、物品を収
納する複数の物品収納部と、所定位置に位置される、前
記物品を載置する複数の支持手段を上下方向に有する移
動体との間において、前記物品を昇降自在な移載手段を
使用して移載する物品移載方法であって、前記移載手段
を昇降させて前記移動体の各支持手段の高さ位置を測定
し、前記測定された各支持手段の高さ位置情報に基づき
前記移載手段を使用して、指定された物品を前記物品収
納部と前記移動体の支持手段との間において移載するこ
とを特徴とするものである。
【0007】上記方法によれば、所定位置に位置された
移動体の各支持手段の高さ位置が、移載手段が昇降され
ることにより測定され、測定された各支持手段の高さ位
置情報に基づき移載手段により、指定された物品が物品
収納部と移動体の支持手段との間において移載される。
よって、移動体の各支持手段の高さに種類があっても物
品が目的の支持手段に確実に自動で移載され、また支持
手段の高さを変更してもその高さデータを設定すること
なく、移載手段により物品が移載される。
【0008】また請求項2に記載の発明は、上記請求項
1に記載の発明であって、前記移載手段に指定された物
品を載せた後、前記物品を載せたまま前記移載手段を昇
降させて前記移動体の各支持手段の高さ位置を測定し移
載することを特徴とするものである。
【0009】上記方法によれば、指定された物品が移載
手段に載せられた後で、物品を載せたまま移載手段が昇
降されて移動体の各支持手段の高さ位置が測定される。
よって、最も短時間で物品の移載を実行することができ
る。
【0010】また請求項3に記載の発明は、上記請求項
1または請求項2に記載の発明であって、前記移動体の
各支持手段へ載置した物品とその載置された支持手段の
位置からなる情報を記憶し、この情報が記憶された物品
の補充が要求されると、前記情報に基づいて、要求され
た物品をこの物品が載置されていた前記移動体の支持手
段の位置へ前記移載手段を使用して移載することを特徴
とするものである。
【0011】上記方法によれば、移動体の各支持手段へ
物品が移載されると、この移動体の各支持手段へ載置し
た物品とその載置された支持手段の位置からなる情報が
記憶され、この移動体に前回載置された物品の補充が要
求されると、前記情報に基づいて、要求された物品がこ
の物品が載置されていた同じ前記移動体の支持手段の位
置へ移載される。よって、移動体に載置された物品が取
り出されると(たとえば、物品が買い取られると)、移
動体を所定位置へ移動して補充する物品を要求するだけ
で、同じ支持手段の位置にこの買い取られた物品を簡単
に補充することができる。
【0012】また請求項4に記載の発明は、上記請求項
1〜請求項3のいずれかに記載の発明であって、前記移
動体の所定位置が複数設けられているとき、前記移動体
が位置された前記所定位置を判断し、この判断に基づい
て前記物品を前記物品収納部と前記移動体の支持手段と
の間において移載することを特徴とするものである。
【0013】上記方法によれば、移動体の所定位置が複
数設けられているとき、移動体が位置された所定位置が
判断され、この判断に基づいて物品が物品収納部と移動
体の支持手段との間において移載される。よって、移動
体の所定位置が複数設けられているときでも、移動体へ
の物品の自動移載が可能となる。
【0014】また請求項5に記載の発明は、上記請求項
4に記載の発明であって、前記移動体の所定位置が前記
移載手段を挟んで設けられているとき、前記移動体を挟
んだ移動体の所定位置では、前記移動体の支持手段には
前記物品を前記移動体を挟んで左右逆に移載することを
特徴とするものである。
【0015】上記方法によれば、移動体の所定位置が移
載手段を挟んで設けられているとき、移動体を挟んだ移
動体の所定位置では、移動体の支持手段には物品が移載
手段を挟んで左右逆に移載される。よって、移動体の支
持手段には、移動体が移載手段を挟んでどちらの所定位
置に位置されても、移動体の支持手段には、同じ位置に
指定された物品が移載される。
【0016】また請求項6に記載の発明は、上記請求項
1〜請求項5のいずれかに記載の発明であって、前記移
載手段に指定された物品を載せた後、前記所定位置に前
記移動体を確認できなくなると、移載を実行しないよう
にすることを特徴とするものである。
【0017】上記方法によれば、移載手段に指定された
物品を載せた後、所定位置に移動体を確認できなくなる
と、移載は中止され、移動体が確認されるまで待機され
る。また請求項7に記載の発明は、上記請求項1〜請求
項6のいずれかに記載の発明であって、前記各支持手段
の高さ位置が測定された移動体を特定し、次の物品の移
載時にこの特定された移動体であることを確認すると、
前回測定されたこの移動体の各支持手段の高さ位置情報
に基づいて前記物品の移載を行うことを特徴とするもの
である。
【0018】上記方法によれば、次の物品の移載時に、
前回、各支持手段の高さ位置が測定された移動体である
ことが確認されると、前回測定されたこの移動体の各支
持手段の高さ位置情報に基づいて物品の移載が行われ
る。よって、各支持手段の高さ位置を測定することな
く、物品の移載が実行され、移載時間が短縮される。
【0019】また請求項8に記載の発明は、物品を収納
する複数の物品収納部と、所定位置に位置される、前記
物品を載置する複数の支持手段を上下方向に有する移動
体との間において、前記物品を昇降自在な移載手段を使
用して移載する物品移載装置であって、前記移動体の各
支持手段にそれぞれ被認識手段を取付け、前記移載手段
に、前記支持手段の被認識手段を認識する認識手段を設
け、前記所定位置に位置された移動体に対して前記移載
手段を昇降させて、前記認識手段により前記移動体の各
支持手段の被認識手段を認識したときの高さ位置を測定
し、前記測定された各支持手段の高さ位置情報に基づい
て、指定された物品を前記物品収納部と前記移動体の支
持手段との間において、前記移載手段を使用して移載す
る構成とすることを特徴とするものである。
【0020】上記構成によれば、移動体の支持手段に取
付けられた被認識手段が、移載手段が昇降されるに伴な
い認識手段により認識されることにより、所定位置に位
置された移動体の各支持手段の高さ位置が測定され、測
定された各支持手段の高さ位置情報に基づき移載手段に
より、指定された物品が物品収納部と移動体の支持手段
との間において移載される。よって、移動体の各支持手
段の高さに種類があっても物品が目的の支持手段に確実
に自動で移載され、また支持手段の高さを変更してもそ
の高さデータを設定することなく、移載手段により物品
が移載される。
【0021】また請求項9に記載の発明は、上記請求項
8に記載の発明であって、前記移載手段に指定された物
品を載せた後、前記物品を載せたまま前記移載手段を昇
降させて、前記移動体の各支持手段の高さ位置を測定し
て移載する構成とすることを特徴とするものである。
【0022】上記構成によれば、指定された物品が移載
手段に載せられた後で、物品を載せたまま移載手段が昇
降されて移動体の各支持手段の高さ位置が測定される。
よって、最も短時間で物品の移載を実行することができ
る。
【0023】また請求項10に記載の発明は、上記請求
項8または請求項9に記載の発明であって、前記移動体
の各支持手段へ移載した物品とその移載された支持手段
の位置からなる情報を記憶する記憶手段を備え、前記記
憶手段に記憶された物品の補充が要求されると、前記記
憶手段に記憶された情報に基づいて、要求された物品を
この物品が載置されていた前記移動体の支持手段の位置
へ前記移載手段を使用して移載する構成とすることを特
徴とするものである。
【0024】上記構成によれば、移動体の各支持手段へ
物品が移載されると、この移動体の各支持手段へ載置し
た物品とその載置された支持手段の位置からなる情報が
記憶手段に記憶され、この記憶手段に記憶された物品の
補充が要求されると、前記情報に基づいて、要求された
物品がこの物品が載置されていた同じ前記移動体の支持
手段の位置へ移載される。よって、移動体に載置された
物品が取り出されると(たとえば、物品が買い取られる
と)、移動体を所定位置へ移動して補充する物品を要求
するだけで、同じ支持手段の位置にこの買い取られた物
品を簡単に補充することができる。
【0025】また請求項11に記載の発明は、上記請求
項8〜請求項10のいずれかに記載の発明であって、前
記移動体の所定位置が複数設けられているとき、前記移
動体が位置された前記所定位置を判断し、この判断に基
づいて前記物品を指定された前記物品収納部と前記移動
体の支持手段との間において移載する構成とすることを
特徴とするものである。
【0026】上記構成によれば、移動体の所定位置が複
数設けられているとき、移動体が位置された所定位置が
判断され、この判断に基づいて物品が物品収納部と移動
体の支持手段との間において移載される。よって、移動
体の所定位置が複数設けられているときでも、移動体へ
の物品の自動移載が可能となる。
【0027】また請求項12に記載の発明は、上記請求
項11に記載の発明であって、前記移動体の所定位置が
前記移載手段を挟んで設けられているとき、前記移動体
を挟んだ移動体の所定位置では、前記移動体の支持手段
には前記物品を前記移載手段を挟んで左右逆に移載する
ことを特徴とするものである。
【0028】上記構成によれば、移動体の所定位置が移
載手段を挟んで設けられているとき、移動体を挟んだ移
動体の所定位置では、移動体の支持手段には物品が移載
手段を挟んで左右逆に移載される。よって、移動体の支
持手段には、移動体が移載手段を挟んでどちらの所定位
置に位置されても、移動体の支持手段には、同じ位置に
指定された物品が移載される。
【0029】また請求項13に記載の発明は、上記請求
項8〜請求項12のいずれかに記載の発明であって、前
記移載手段に指定された物品を載せた後、前記所定位置
に前記移動体を確認できなくなると、移載を実行しない
ようにすることを特徴とするものである。
【0030】上記構成によれば、移載手段に指定された
物品を載せた後、所定位置に移動体を確認できなくなる
と、移載は中止され、移動体が確認されるまで待機され
る。また請求項14に記載の発明は、上記請求項8〜請
求項13のいずれかに記載の発明であって、前記移動体
に移動体を特定する識別手段を設け、前記移載手段に、
前記移動体の識別手段を識別する読取手段を設け、前記
移動体の識別手段を前記読取手段により識別して前記各
支持手段の高さ位置を測定し、次の物品の移載時に前記
移動体の識別手段を前記読取手段により識別し、前記各
支持手段の高さ位置を測定した移動体であることを確認
すると、前回測定されたこの移動体の各支持手段の高さ
位置情報に基づいて前記物品の移載を行うことを特徴と
するものである。
【0031】上記構成によれば、次の物品の移載時に移
動体の識別手段が読取手段により識別され、前回各支持
手段の高さ位置が測定された移動体であることが確認さ
れると、前回測定されたこの移動体の各支持手段の高さ
位置情報に基づいて物品の移載が行われる。よって、各
支持手段の高さ位置を測定することなく、物品の移載が
実行され、移載時間が短縮される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態におけ
る物品移載装置を備えた物品保管設備の概略斜視図であ
る。
【0033】図1に示すように、物品保管設備FSに
は、物品(コンテナやケースなど)Fの出し入れ方向が
互いに対向するように間隔を隔てて設置した2基の収納
棚Aと、それらの収納棚Aどうしの間に形成した作業通
路Bを自動走行するスタッカークレーン(移載手段の一
例)Cとが設けられ、各収納棚Aには、物品Fを収納す
る複数の物品収納部Dが上下多段かつスタッカークレー
ンCの走行方向(以下、前後方向と称す)に並設されて
いる。
【0034】前記作業通路Bには、収納棚Aの長手方向
に沿って走行レール1が設置され、作業通路Bの一端側
に設置した物品搬出入部Eには、入出庫の指令データ
(作業データ;物品の出し入れ情報の一例)をスタッカ
ークレーンCへ入力する、パーソルコンピュータからな
る制御装置(制御手段の一例)E1と、走行レール1を
挟んでスタッカークレーンの走行方向とは直角な方向
(以下、左右方向と称す)に一対の搬入出口(複数の所
定位置の一例)E2a,E2bとが設けられ、スタッカ
ークレーンCは、制御装置E1より入力した作業データ
に基づいて走行レール1に沿って走行して、搬入出口E
2aまたはE2bに移動されてきたカゴ車(移動体の一
例)Gと物品収納部Dとの間、あるいは物品収納部D同
士での間において物品Fの出し入れを行う入出庫用の搬
送車として構成されている。上記制御装置E1は、CR
T表示装置(表示手段)E1aとキーボード(入力手
段)E1bとコンピュータ本体E3cから構成され、コ
ンピュータ本体E3cにはメモリ(記録手段の一例)が
設けられている。
【0035】前記スタッカークレーンCは、走行レール
1に沿って走行する走行車体2に、昇降台(昇降体)3
と、その昇降台3を昇降操作自在に案内支持する前後一
対の昇降マスト(走行車体に垂設された柱体)4とを設
けて構成され、昇降台3には物品移載用のフォーク装置
(物品の受け渡し手段)5が設けられている。
【0036】また天井部には、走行レール1に対向して
ガイドレール6が敷設され、上記一対の昇降マスト4の
上端部には、これら上端部を連結するとともに、前記ガ
イドレール6を左右から挟み込んで、スタッカークレー
ンCの走行に伴ってスタッカークレーンCの上部位置を
規制する上部フレーム7が設けられている。
【0037】上記フォーク装置5は、収納棚Aの物品収
納部Dおよびカゴ車Gとの間で物品Fの移載を行う物品
移載装置であり、図1に概略的に示すように、互いに接
近離間方向に移動自在で物品Fの側面を挟持する一対の
搬送用ベルト9が備えられ、この搬送用ベルト9の収納
棚A側に対する出退移動、搬送用ベルト9の物品Fに対
する挟持動作、並びに、搬送用ベルト9の搬送駆動によ
り、収納棚Aの物品収納部Dおよびカゴ車Gと自己との
間で物品Fの移載を行う。このような互いに接近離間方
向に移動自在で物品Fの側面を挟持する一対の搬送用ベ
ルト9を備えたサイドベルト方式のフォーク装置5の一
例を図4に示す。
【0038】上記フォーク装置5は、図4に示すよう
に、ケースFを載置支持する一対の載置板41を左右方
向(物品Fの移載搬送方向)に並べて備えた本体載置部
42と、ケースFの側面を挟持しながら左右方向に搬送
する挟持搬送部43を備えて構成されている。挟持搬送
部43には、昇降台3上に固定されたベースフレーム4
4と、このベースフレーム444の両端部に備えられた
案内レール45にて左右方向に案内されるスライド台4
6が設けられ、スライド台46には、前記搬送用ベルト
9を支持する一対の基枠48が前後方向(接近離間方
向)に移動駆動操作自在に備えられている。またスライ
ド台46には、上記一対の載置板41が取付けられてい
る。またスライド台46自体が、ベースフレーム44の
下面側に取付けられた出退駆動用モータ49(図5)に
より左右方向へ出退駆動されるように構成され、また基
枠48は、挟持駆動用モータ50により前後方向に移動
駆動されるように構成され、また両基枠48に支持され
る搬送用ベルト9は、搬送移動用モータ51の回転駆動
力により左右方向(移載搬送方向)へ送り駆動されるよ
うに構成され、前記出退駆動用モータ49の駆動により
搬送用ベルト9の収納棚A側に対する出退移動、挟持駆
動用モータ50の駆動により搬送用ベルト9の物品Fに
対する挟持動作、並びに、搬送移動用モータ51による
搬送用ベルト9の搬送駆動により、収納棚Aの物品収納
部Dおよびカゴ車Gと自己との間で物品Fの移載が行わ
れる。
【0039】上記収納棚Aは、鉛直方向に立設された長
尺状の複数本の支柱11と、これら支柱11間に亘って
連結固定された横梁12、並びに、必要に応じて配設さ
れた複数本のブレース13等によって枠組みされ、横梁
12上に物品載置用部材としての物品載置板14が固定
されている。隣合う支柱11間の物品載置板14上に
は、前後方向に複数の物品Fを並べて収納できるように
構成され、物品収納部Dが形成されている。具体的に
は、図2において模式的に示すように、一つの物品収納
部Dに1〜4個の大小の物品Fを並べて収納でき、一つ
の物品収納部Dには、収納棚Aの前後方向で略同サイズ
の物品Fを並べて収納する。また最下段の物品載置板1
4には、最も小さなSサイズの物品Fの物品搬出入部E
側側面の載置位置を示す反射テープからなる前後位置検
出体15が貼り付けられている。このSサイズの物品F
の物品搬出入部E側側面の載置位置は、図2に示すよう
に、1ランク大きいNサイズの物品Fの物品搬出入部E
側側面の載置位置であり、2つ毎にNサイズの物品Fよ
り大きなMサイズの物品FおよびMサイズの物品Fより
大きなLサイズの物品Fの物品搬出入部E側側面の載置
位置を示している。そして、各物品収納部DにおけるS
サイズの物品Fの物品載置位置には、物品搬出入部E側
より位置ナンバー1〜4が付されている。また反射テー
プからなる前後位置検出体15は、同じ高さレベルで各
支柱11にも貼り付けられている。このように、1つの
物品収納部Dには4つの物品載置位置が設定され、支柱
11を含めて5枚の前後位置検出体15が取付けられて
いる。
【0040】また図2および図3に示すように、上記カ
ゴ車Gの底部には、カゴ車Gを固定するロックピンPが
取付けられる受け材16が設けられ、さらにカゴ車Gに
は、物品Fを載せる底板10以外に物品Fを載せる複数
の間切り板(支持手段の一例)17が上下に複数段に取
付け自在に設けられ、またカゴ車Gの底板10および各
間切り板17の中央には、中央に反射テープ18a、こ
の反射テープ18aの両側に無反射テープ18bを配置
した上下前後位置検出体(被認識手段の一例)18がビ
ス止めされている。そして、底板10には、カゴ車Gを
特定する情報(たとえばカゴ車Gのナンバー)からなる
バーコードが印刷されたバーコードラベル(識別手段の
一例)19が貼り付けられている。
【0041】またスタッカクレーンCの昇降台3には、
上記収納棚Aの支柱11と物品Fの載置位置に取付けら
れた前後位置検出体15とカゴ車Gに取付けられた上下
前後位置検出体18を検出する認識手段としての光電ス
イッチからなる光検出センサ20(図5)が、左右の収
納棚A側をそれぞれ検出できるように左右一対に備えら
れ、さらにカゴ車Gに取付けられたバーコードラベルの
バーコードを読み取るバーコードリーダ(読取手段の一
例)21が、左右の搬入出口E2a,E2bに移動され
たきたカゴ車Gのバーコードを読み取ることができるよ
うに左右一対に備えられている。
【0042】またスタッカクレーンCの走行車体2に
は、このスタッカクレーンCの走行車体2の走行量を検
出する走行用ロータリエンコーダ23(図5)と走行車
体2が左右の搬入出口E2a,E2b位置(スタッカー
クレーンCのホームポジションHP)に位置しているこ
とを検出するリミットスイッチからなるHP検出センサ
24が設けられ、さらに昇降台3の昇降量を検出する昇
降用ロータリエンコーダ25(図5)と昇降台3が下限
位置に位置していることを検出するリミットスイッチか
らなるLP検出センサ26が設けられている。昇降台3
のフォーク装置5と走行車体2は横方向に一体に移動す
るので、走行用ロータリエンコーダ23は、スタッカク
レーンCの移動駆動による、フォーク装置5の横方向へ
の移動量を検出する移動量検出手段として機能する。
【0043】また左右の搬入出口E2a,E2b位置に
はそれぞれ、前記ロックピンPを受け材16に差し込み
ことでカゴ車Gを搬入出口E2a,E2bの所定位置に
固定するための差込穴28が設けられ、これら差込穴2
8にはそれぞれ、ロックピンPの差し込みを検出するリ
ミットスイッチからなるカゴ車検出センサ29が設けら
れている。
【0044】またスタッカクレーンCの走行車体2上に
は、図1に示すように、物品搬出入部E側の昇降マスト
4の外方位置にクレーン制御装置CCが設けられてお
り、このクレーン制御装置CC上には、物品搬出入部E
の制御装置E1とのデータの送受信を行う第1光送受信
器31が設けられている。また物品搬出入部Eには、こ
の第1光送受信器32に対向して第2光送受信器24
(図5)が設けられ、制御装置E1に接続されている。
また制御装置E1に、左右のカゴ車検出センサ29のそ
れぞれの検出情報が入力されている。
【0045】上記クレーン制御装置CCは、走行車体2
に備えられた走行用モータM1及び昇降用モータM2を
制御してスタッカクレーンCの走行並びに昇降の制御を
行い、昇降台3に備えられた出退駆動用モータ49、挟
持駆動用モータ50、および搬送移動用モータ51を制
御してフォーク装置5の出退の制御を行う制御装置であ
り、制御装置E1から光送受信器32,31を介して前
記作業データを受けて、昇降台3を指定された昇降位置
に昇降させ、走行車体2を指定された走行位置に移動さ
せ、フォーク装置5を駆動して物品Fを移載させること
により、物品Fの搬送並びに各物品収納部Dなどとの間
の物品Fの移載を行っている。
【0046】またクレーン制御装置CCには、上記左右
の光検出センサ20のそれぞれの検出情報と左右のバー
コードリーダ21のそれぞれの検出情報とロータリエン
コーダ23,25のそれぞれの検出情報とHP検出セン
サ24の検出情報とLP検出センサ26の検出情報が入
力されており、クレーン制御装置CCは、これら検出情
報に基づき、実際の物品Fの入出庫のための制御に先立
って、支柱11と物品Fの移載用位置の設定のための学
習を行う。この学習のために、クレーン制御装置CCが
実行する処理として,図6に示すフローチャートに示す
物品収納部Dの走行位置学習モードが設定されている。
なお、前後位置検出体15の取付け高さ位置、すなわち
昇降台3の下限位置からの昇降用ロータリエンコーダ2
5のパルス数が予め設定されているものとする。
【0047】走行位置学習モードにおける処理は、物品
保管設備FSの設置時において、設備の稼動開始前に、
あるいは、設備の稼動後に必要に応じて、作業者等の制
御装置E1を介してクレーン制御装置CCへ伝送される
走行位置学習のコマンドによって実行される。なお、予
め最後の支柱11の前後位置検出体15までの前後位置
検出体15の総数Nが設定されているものとする。
【0048】具体的には、先ず、スタッカクレーンCを
HP検出センサ24が動作するまでホームポジションす
なわち搬入出口E2a,E2b位置まで移動させ(ステ
ップ−1)、続いて昇降台3を下限位置まで、すなわち
LP検出センサ26が動作するまで下降させ(ステップ
−2)、続いて昇降用ロータリエンコーダ25の検出パ
ルスをカウントしながら昇降台3を前後位置検出体15
の取付け高さ位置まで、すなわち予め設定された「下限
位置からの昇降用ロータリエンコーダ25のパルス数」
をカウントするまで上昇させる(ステップ−3)。
【0049】続いて検出する前後位置検出体15の数
(カウント値)nをリセット(n=0)とした後(ステ
ップ−4)、走行用ロータリエンコーダ23の検出パル
スをカウントしつつ、ホームポジションと反対側の端部
へ向けて移動を開始する(ステップ−5)。この移動の
途中において、光検出センサ20が前後位置検出体15
の存在を検出すると(ステップ−6)、前後位置検出体
15の数をカウントし(n=n+1)(ステップ−
7)、前後位置検出体15の両端縁検出時のカウント値
を記憶する(ステップ−8)。スタッカクレーンCをホ
ームポジションと反対側の端部まで移動させて、最後の
支柱11の前後位置検出体15をカウントすると(n=
N)、すなわち収納棚A全ての前後位置検出体15につ
いての上記カウント値の記憶を終了すると(ステップ−
9)、物品Fの移載用位置の設定のためのデータを登録
する(ステップ−10)。具体的には、上記カウント値
n毎に、各物品収納部Dの支柱11の中心位置または各
Sサイズの物品Fの載置位置(ホームポジション側端部
位置)の走行カウント値をクレーン制御装置CCのメモ
リに記憶しておく。一つの物品収納部Dには、上述した
ように4つの物品載置位置が設定され、各物品載置位置
毎に、HP位置からの走行カウント値が登録される。
【0050】次に、カゴ車Gにおける物品卸し(底板1
0と各間切り板17)のレベルの検出方法を図7のフロ
ーチャートを参照しながら説明する。このカゴ車Gの物
品卸しレベルの学習モードにおける処理は、物品保管設
備FSの稼動開始前に、あるいは、設備の稼動後に必要
に応じて、作業者等の制御装置E1を介してクレーン制
御装置CCへ伝送される学習開始のコマンドによって実
行される。なお、制御装置E1に物品卸しの数(間切り
板17の枚数+1)Kは予め設定入力されているものと
する。
【0051】先ず、スタッカクレーンCをHP検出セン
サ24が動作するまでホームポジションすなわち搬入出
口E2a,E2b位置まで移動させ(ステップ−1)、
続いて昇降台3を下限位置まで、すなわちLP検出セン
サ26が動作するまで下降させ(ステップ−2)、続い
て検出する上下前後位置検出体18の数(カウント値、
物品卸しの数に相当する)kをリセット(k=0)とし
た後(ステップ−3)、昇降用ロータリエンコーダ25
の検出パルスをカウントしながら昇降台3を上昇させる
(ステップ−4)。
【0052】この上昇の途中で、光検出センサ20が上
下前後位置検出体18の存在を検出すると(ステップ−
5)、上下前後位置検出体18の数をカウントし(k=
k+1)(ステップ−6)、上下前後位置検出体18の
上端縁検出時のカウント値を記憶する(ステップ−
7)。そして、設定された物品卸しの数(間切り板17
の枚数+1)Kの上下前後位置検出体18の存在を検出
すると(k=K)(ステップ−8)、各物品卸しの段k
毎の上下前後位置検出体18のカウント値を登録する
(ステップ−9)。
【0053】このように、昇降台3の下限位置からの物
品卸し(底板10と各間切り板17)の上端縁高さが、
昇降用ロータリエンコーダ25のパルス数により求めら
れる。
【0054】次にカゴ車Gの底板10と間切り板17に
おける各種サイズの物品Fの載置位置について説明す
る。図2に示すように、底板10と間切り板17上には
前後方向に、SサイズとNサイズの物品Fは前後方向に
2個、MサイズとLサイズの物品Fは1個載置可能であ
り、前後方向に3つのポジションが設定されている。H
P位置に位置されたカゴ車Gの中心を(b)ポジショ
ン、図2において左(制御装置E1寄り)を(a)ポジ
ション、右(収納棚A側)を(c)ポジションとしてお
り、MサイズとLサイズの物品Fは(b)ポジションに
載置され、またSサイズとNサイズの物品Fは(a)ポ
ジションまたは(c)ポジションに載置される。また
(a)ポジションはHP位置より距離X(>0)制御装
置E1寄り、(c)ポジションはHP位置より距離X、
収納棚A寄りに設定している。そして、このカゴ車Gの
底板10と間切り板17の物品載置位置は、カゴ車Gの
固定位置(搬入出口E2aまたはE2b)と、段ナンバ
ー(最も下段の底板から段のナンバー)と、カゴ車正面
(開口側)から見た載置ポジション(aまたはbまたは
c)からなるカゴ車位置データにより特定される。な
お、スタッカークレーンCから見て、載置ポジション
(aまたはbまたはc)は搬入出口E2aとE2bでは
逆になる。
【0055】また入出庫を行う物品Fの収納棚Aにおけ
る位置は、バンクのナンバー(収納棚Aの列ナンバー)
とレベルのナンバー(収納棚Aの最も下段の物品収納部
Dからの段のナンバー)とベイのナンバー(HP位置か
らの物品収納部Dの前後方向ナンバー)と、物品収納部
Dにおける位置ナンバー(HP位置からの前後方向のナ
ンバー;1〜4)からなる収納棚位置データにより特定
され、制御装置E1には、在庫データとして、前記収納
棚位置データ毎に、載置されている物品Fのコード(物
品を特定する情報、たとえば物品ナンバーなど)とサイ
ズが管理される。なお、前後位置検出体15のHP位置
からの数nは、 n={(ベイのナンバー)−1}+1+(物品収納部D
における位置ナンバー) により表され、ベイのナンバーと物品収納部Dにおける
位置ナンバーにより物品Fを移載する走行位置が、n毎
に登録された走行カウント値により求められる。
【0056】上記制御装置E1の動作を設備の作用とと
もに、図8〜図14のフローチャートおよび説明図を参
照しながら説明する。 [1台のみのカゴ車Gの物品卸しレベルの学習動作]
{図8および図9(a)参照} 作業者は、物品Fを出庫するカゴ車Gを搬入出口E2a
またはE2bに移動させてロックピンPにより搬入出口
E2aまたはE2bに固定する。
【0057】続いて作業者は、制御装置E1へカゴ車G
のナンバーとカゴ車Gの物品卸しの数(間切り板17の
数+1)を含む、学習開始のコマンドを入力する。制御
装置E1は、学習開始のコマンドを入力すると(ステッ
プ−a1)、カゴ車検出センサ29によりカゴ車Gが搬
入出口E2aまたはE2bのいずれに固定されているか
を判断し(ステップ−a2)、クレーン制御装置CC
へ、カゴ車Gのナンバーとカゴ車Gの物品卸しの数とカ
ゴ車Gの位置(搬入出口E2aまたはE2b)を含む学
習開始のコマンドを伝送する(ステップ−a3)。
【0058】クレーン制御装置CCはこの学習開始のコ
マンドを入力すると(ステップ−b1)、図9(a)に
示すように上記「カゴ車Gの物品卸しレベルの学習モー
ド」を実行して、昇降台3の下限位置からの各物品卸し
の上端縁高さを求め、さらにバーコードリーダ21によ
りカゴ車Gを特定するコード(バーコード)を読み取り
(ステップ−b2)、「カゴ車Gのナンバーとカゴ車G
のコードと各物品卸しの上端縁高さからなるカゴ車学習
データ」を登録する(ステップ−b3)。そして、学習
終了の信号を制御装置E1へ戻す(ステップ−b4)。
【0059】制御装置E1は、クレーン制御装置CCよ
り学習終了を入力すると(ステップ−a4)、カゴ車学
習終了をCRT表示装置E1aに表示させ(ステップ−
a5)、カゴ車Gの物品卸しレベルの学習動作が実行さ
れたカゴ車Gのナンバーを登録して(ステップ−a
6)、終了する。
【0060】作業者は、CRT表示装置E1aによりカ
ゴ車学習終了の表示を確認する。このような、1台のみ
のカゴ車Gの物品卸しレベルの学習動作により、上述し
た如く、 a.制御装置E1のメモリMに、カゴ車Gの物品卸しレ
ベルの学習動作が実行されたカゴ車Gのナンバー b.クレーン制御装置CCに、カゴ車Gのナンバーとカ
ゴ車Gのコードと各物品卸しの上端縁高さからなるカゴ
車学習データ が登録される。 [複数台のカゴ車Gの物品卸しレベルの連続学習動作]
{図9(b)参照} 上記「1台のみのカゴ車Gの物品卸しレベルの学習動
作」を繰り返すことにより、図9(b)に示すように、
間切り板17に高さや段数が異なる複数の種類のカゴ車
Gの物品卸しレベルを連続して学習させることができ
る。このとき、カゴ車学習終了毎に、次のカゴ車Gを搬
入出口E2aまたはE2bに移動させてロックピンPに
より搬入出口E2aまたはE2bに固定し、制御装置E
1へ搬入出口E2aまたはE2bに固定したカゴ車Gの
ナンバーとカゴ車Gの物品卸しの数(間切り板17の数
+1)を含む、学習開始のコマンドを入力する。
【0061】このような、複数台のカゴ車Gの物品卸し
レベルの学習動作により、 a.制御装置E1のメモリMに、カゴ車Gの物品卸しレ
ベルの学習動作が実行された各カゴ車Gのナンバー b.クレーン制御装置CCに、各カゴ車G毎の「カゴ車
Gのナンバーとカゴ車Gのコードと各物品卸しの上端縁
高さからなるカゴ車学習データ」 が登録される。 [物品卸しレベルの学習が終了したカゴ車Gへの出庫動
作](図10参照) 作業者は、カゴ車Gの学習が終了すると、カゴ車Gへ実
際に出庫する物品Fの情報を制御装置E1へ入力する。
すなわち、物品Fを出庫するカゴ車Gのナンバーと、作
業モードである出庫モードと、出庫する物品Fのコード
と、物品Fを載置する上記カゴ車位置データからなる出
庫指令を制御装置E1へ入力する。
【0062】制御装置E1は、上記出庫指令を入力する
と(ステップ−a1)、この出庫指令を記憶し(ステッ
プ−a2)、続いてカゴ車検出センサ29によりカゴ車
Gが搬入出口E2aまたはE2bのいずれに固定されて
いるかを判断し(ステップ−a3)、前記出庫指令の物
品Fのコードにより在庫データを検索してこの物品Fを
載置している収納棚位置データと物品Fのサイズを求め
る(ステップ−a4)。
【0063】そして、出庫指令のカゴ車位置データとカ
ゴ車Gのナンバー、求めた収納棚位置データと物品Fの
サイズ、およびカゴ車Gの位置(搬入出口E2aまたは
E2b)データなる出庫コマンドを形成し(ステップ−
a5)、この出庫コマンドをクレーン制御装置CCへ出
力する(ステップ−a6)。
【0064】クレーン制御装置CCは、出庫コマンドを
入力すると(ステップ−b1)、まず、収納棚位置デー
タのベイのナンバーおよび物品収納部Dにおける位置ナ
ンバーから、上述したように登録されたHP位置からの
走行カウント値を求め、さらに物品Fのサイズによる物
品幅(スタッカークレーンCの走行方向の幅)の2分の
1に相当するロータリエンコーダ23のパルス数を加算
して、物品Fの中心にスタッカークレーンCのフォーク
装置5の中心が停止するよう物品収納部Dにおける走行
停止位置(カウント値)を求める(ステップ−b2)。
【0065】次に、収納棚位置データのレベルナンバー
から物品収納部Dにおける昇降台3の昇降停止位置を求
める(ステップ−b3)。続いてカゴ車位置データの載
置ポジションとカゴ車Gの位置(搬入出口E2aまたは
E2b)によりスタッカークレーンCのカゴ車Gにおけ
る走行停止位置を求める(ステップ−b4)。すなわ
ち、カゴ車Gの位置が搬入出口E2b(左位置)のと
き、カゴ車位置データが(b)ポジションの場合、HP
位置、すなわち走行カウント値「0」、(a)ポジショ
ンの場合、HP位置よりさらに制御装置1寄り、すなわ
ち距離X(>0)に相当するロータリエンコーダ23の
パルス数「−x」(x>0)、(c)ポジションの場
合、HP位置より収納棚A寄り、すなわち距離X(>
0)に相当するロータリエンコーダ23のパルス数「+
x」に設定する。
【0066】またカゴ車Gが搬入出口E2a(右位置)
のとき、カゴ車位置データが(b)ポジションの場合、
HP位置、すなわち走行カウント値「0」、(a)ポジ
ションの場合、HP位置より収納棚A寄り、すなわち距
離X(>0)に相当するロータリエンコーダ23のパル
ス数「+x」(x>0)、(c)ポジションの場合、H
P位置よりさらに制御装置1寄り、すなわち距離X(>
0)に相当するロータリエンコーダ23のパルス数「−
x」に設定する。
【0067】次に、カゴ車Gのナンバーにより登録した
物品卸しの上端縁高さ位置の学習データを検索し、検索
した物品卸しの上端縁高さ位置のデータとカゴ車位置デ
ータの段ナンバーにより昇降台3のカゴ車Gにおける昇
降停止位置を求める(ステップ−b5)。
【0068】そしてクレーン制御装置CCは、上記求め
た物品収納部Dにおける走行停止位置および昇降停止位
置と、カゴ車Gにおける走行停止位置および昇降停止位
置に基づいて、昇降台3を昇降させ、走行車体2を移動
させ、フォーク装置5を駆動して物品収納部Dよりカゴ
車Gへ物品Fを移載して(ステップ−b6)、出庫終了
信号を制御装置E1へ出力し(ステップ−b7)、出庫
を実行したカゴ車Gのナンバーとカゴ車Gのコードを登
録する(ステップ−b8)。なお、フォーク装置5の出
退方向は、物品収納部Dにおいては収納棚位置データの
ベイのナンバーにより判断され、カゴ車Gにおいてはカ
ゴ車Gの位置により判断される。
【0069】制御装置E1は、クレーン制御装置CCよ
り出庫終了信号を入力すると(ステップ−a7)、出力
した出庫コマンドに応じて在庫データを更新し(ステッ
プ−a8)、出庫を実行したカゴ車Gの出庫指令のデー
タ、すなわちカゴ車Gのナンバーと、カゴ車Gに載せた
物品Fのコードと、物品Fを載置したカゴ車位置データ
を登録して(ステップ−a9)、終了する。
【0070】なお、クレーン制御装置CCは、バーコー
ドリーダ21によりカゴ車Gのバーコードを確認し、確
認したコードと制御装置E1より入力したカゴ車Gのナ
ンバーが一致しないとき、エラー信号を制御装置E1へ
出力し、出庫作業を中止する。このとき、制御装置E1
は、クレーン制御装置CCよりエラー信号を入力する
と、カゴ車エラーをCRT表示装置E1aに表示させ、
作業者は、CRT表示装置E1aによりカゴ車エラーの
表示を確認すると、搬入出口E2aまたはE2bに移動
させたカゴ車Gのナンバーを確認して修正した出庫指令
を制御装置E1へ入力する。
【0071】また制御装置E1は、クレーン制御装置C
Cより出庫終了信号を入力する前に、左右のカゴ車検出
センサ29がともにオフとなると、すなわちカゴ車Gが
搬入出口E2aまたはE2bから移動されてしまうと、
出庫中止コマンドをクレーン制御装置CCへ出力し、所
定時間後(たとえば3分後)にCRT表示装置E1aに
「カゴ車移動により作業中止」の警報を出力する。クレ
ーン制御装置CCは、この出庫中止コマンドを入力する
と、出庫作業を中止する。また制御装置E1はカゴ車G
が搬入出口E2aまたはE2bの元の位置に戻されたこ
とをカゴ車検出センサ29により確認すると、再開指令
をクレーン制御装置CCへ出力し、クレーン制御装置C
Cは、この再開指令を入力すると、出庫作業を再開す
る。
【0072】なお、複数の出庫指令が制御装置E1へ入
力されているとき、次の出庫コマンドをクレーン制御装
置CCへ出力する。このような、カゴ車Gへの出庫動作
により、上述した如く、 a.制御装置E1のメモリMに、出庫を実行したカゴ車
Gの出庫指令のデータ、すなわちカゴ車Gのナンバー
と、カゴ車Gに載せた物品Fのコードと、物品Fを載置
したカゴ車位置データ b.クレーン制御装置CCに、出庫を実行したカゴ車G
のナンバーとカゴ車Gのコード が登録される。
【0073】このように、カゴ車Gへの出庫動作が自動
で実行され、収納棚Aの物品収納部Dから、指定された
底板10または間切り板17の載置ポジションに物品F
が自動で出庫される。また出庫された物品Fの在庫が管
理される。 [物品卸しレベルの学習を行っていないカゴ車Gへの出
庫動作](図11および図12参照) 作業者は、物品Fを出庫するカゴ車Gを搬入出口E2a
またはE2bに移動させてロックピンPにより搬入出口
E2aまたはE2bに固定する。
【0074】続いて作業者は、カゴ車Gのナンバーと、
カゴ車Gの物品卸しの数(間切り板17の数+1)と、
作業モードである出庫モードと、出庫する物品Fのコー
ドと、物品Fを載置する上記カゴ車位置データからなる
出庫指令を制御装置E1へ入力する。
【0075】制御装置E1は、上記出庫指令を入力する
と(ステップ−a1)、この出庫指令を記憶し(ステッ
プ−a2)、続いてカゴ車検出センサ29によりカゴ車
Gが搬入出口E2aまたはE2bのいずれに固定されて
いるかを判断し(ステップ−a3)、前記出庫指令の物
品Fのコードにより在庫データを検索してこの物品Fを
載置している収納棚位置データと物品Fのサイズを求め
る(ステップ−a4)。
【0076】そして、カゴ車Gのナンバーと、カゴ車G
の物品卸しの数と、出庫指令のカゴ車位置データ、求め
た収納棚位置データと物品Fのサイズ、およびカゴ車G
の位置(搬入出口E2aまたはE2b)データなる例外
出庫コマンドを形成し(ステップ−a5)、この例外出
庫コマンドをクレーン制御装置CCへ出力する(ステッ
プ−a6)。
【0077】クレーン制御装置CCは、例外出庫コマン
ドを入力すると(ステップ−b1)、まず上記と同様に
収納棚位置データからスタッカークレーンCの走行停止
位置と昇降台3の昇降停止位置を求め(ステップ−b
2)、求めた走行停止位置および昇降停止位置に基づい
て、図12(a)に示すように、昇降台3を昇降させ、
走行車体2を移動させ、フォーク装置5を駆動して物品
収納部Dより物品Fをフォーク装置5へ移載してHP位
置まで搬送する(ステップ−b3)。
【0078】続いてクレーン制御装置CCは、カゴ車G
の物品卸しの数に基づいて上記[カゴ車Gの物品卸しレ
ベルの学習モード]を実行して、カゴ車Gの物品卸しレ
ベルを求め(ステップ−b4)、「カゴ車Gのナンバー
とカゴ車Gのコードと各物品卸しの上端縁高さからなる
カゴ車学習データ」を登録する(ステップ−b5)。
【0079】そしてクレーン制御装置CCは、上記と同
様に、カゴ車位置データの載置ポジションとカゴ車Gの
位置によりスタッカークレーンCの搬入出部Eにおける
停止位置を求め、学習して登録したカゴ車学習データの
物品卸しの上端縁高さ位置とカゴ車位置データの段ナン
バーにより昇降台3のカゴ車Gにおける昇降停止位置を
求め(ステップ−b6)、図12(b)に示すように、
これら求めたカゴ車Gにおける走行停止位置および昇降
停止位置に基づいて、昇降台3を昇降させ、走行車体2
を移動させ、フォーク装置5を駆動してカゴ車Gへ物品
Fを移載して(ステップ−b7)、出庫終了信号を制御
装置E1へ出力し(ステップ−b8)、「カゴ車Gのナ
ンバーとカゴ車Gのコードと各物品卸しの上端縁高さか
らなるカゴ車学習データ」、および出庫を実行したカゴ
車Gのナンバーとカゴ車Gのコードを登録する(ステッ
プ−b9)。
【0080】制御装置E1は、クレーン制御装置CCよ
り出庫終了信号を入力すると(ステップ−a7)、出力
した出庫コマンドに応じて在庫データを更新して(ステ
ップ−a8)、カゴ車Gの物品卸しレベルの学習動作が
実行されたカゴ車Gのナンバー、および出庫を実行した
カゴ車Gの出庫指令のデータ、すなわちカゴ車Gのナン
バーと、カゴ車Gに載せた物品Fのコードと、物品Fを
載置したカゴ車位置データを登録して(ステップ−a
9)、終了する。
【0081】また制御装置E1は、クレーン制御装置C
Cより出庫終了信号を入力する前に、左右のカゴ車検出
センサ29がともにオフとなると、すなわちカゴ車Gが
搬入出口E2aまたはE2bから移動されてしまうと、
出庫中止コマンドをクレーン制御装置CCへ出力し、所
定時間後(たとえば3分後)にCRT表示装置E1aに
「カゴ車移動により作業中止」の警報を出力する。クレ
ーン制御装置CCは、この出庫中止コマンドを入力する
と、出庫作業を中止する。また制御装置E1はカゴ車G
が搬入出口E2aまたはE2bの元の位置に戻されたこ
とをカゴ車検出センサ29により確認すると、再開指令
をクレーン制御装置CCへ出力し、クレーン制御装置C
Cは、この再開指令を入力すると、出庫作業を再開す
る。
【0082】なお、カゴ車Gが搬入出口E2aまたはE
2bから移動されない限り、すなわち制御装置E1が、
カゴ車検出センサ29によりカゴ車Gが搬入出口E2a
またはE2bのいずれに連続して固定されていることを
確認しているとき(連続して固定されていると判断する
と)、作業者より続けて出庫指令が入力されると、例外
出庫コマンドよりカゴ車Gの物品卸しの数を外した連続
出庫コマンドを形成してクレーン制御装置CCへ出力す
る。クレーン制御装置CCは、この連続出庫コマンドを
入力すると、上記[カゴ車Gの物品卸しレベルの学習モ
ード]を実行せずに、図12(c)に示すように、先に
登録したカゴ車学習データに基づいて出庫動作を実行す
る。
【0083】このような、物品卸しレベルの学習を行っ
ていないカゴ車Gへの出庫動作により、上述した如く、 a.制御装置E1のメモリMに、カゴ車Gの物品卸しレ
ベルの学習動作が実行されたカゴ車Gのナンバー、およ
び出庫を実行したカゴ車Gの出庫指令のデータ、すなわ
ちカゴ車Gのナンバーと、カゴ車Gに載せた物品Fのコ
ードと、物品Fを載置したカゴ車位置データ b.クレーン制御装置CCに、「カゴ車Gのナンバーと
カゴ車Gのコードと各物品卸しの上端縁高さからなるカ
ゴ車学習データ」、および出庫を実行したカゴ車Gのナ
ンバーとカゴ車Gのコード が登録される。
【0084】このように、物品卸しレベルの学習を行っ
ていないカゴ車Gに対しても、収納棚Aの物品収納部D
からカゴ車Gへの物品Fの出庫作業が自動で実行され、
また出庫された物品Fの在庫が管理される。 [補充](図13参照) 作業者は、物品Fを補充するカゴ車Gを搬入出口E2a
またはE2bに移動させてロックピンPにより搬入出口
E2aまたはE2bに固定する。
【0085】続いて作業者は、カゴ車Gのナンバーと、
作業モードである補充モードと、補充する物品Fのコー
ドからなる補充指令を制御装置E1へ入力する。制御装
置E1は、上記補充指令を入力すると(ステップ−a
1)、この補充指令を記憶し(ステップ−a2)、続い
てカゴ車検出センサ29によりカゴ車Gが搬入出口E2
aまたはE2bのいずれに固定されているかを判断し
(ステップ−a3)、前記補充指令の物品Fのコードに
より在庫データを検索してこの物品Fを載置している収
納棚位置データと物品Fのサイズを求める(ステップ−
a4)。そして、カゴ車Gのナンバーと物品Fのコード
によりメモリMに記憶(登録)していた前記出庫指令の
データ(カゴ車Gのナンバーとカゴ車Gに載せた物品F
のコードと物品Fを載置したカゴ車位置データからなる
データ)を検索して、補充する物品Fのカゴ車位置デー
タを求める(ステップ−a5)。
【0086】そして、カゴ車Gのナンバーと、求めた収
納棚位置データと物品Fのサイズとカゴ車位置データ、
およびカゴ車Gの位置(搬入出口E2aまたはE2b)
データなる補充コマンドを形成し(ステップ−a6)、
この補充コマンドをクレーン制御装置CCへ出力する
(ステップ−a7)。
【0087】クレーン制御装置CCは、補充コマンドを
入力すると(ステップ−b1)、まず上記と同様に収納
棚位置データからスタッカークレーンCの走行停止位置
と昇降台3の昇降停止位置を求め(ステップ−b2)、
続いてカゴ車Gのナンバーにより登録していたカゴ車学
習データを検索し(ステップ−b3)、カゴ車位置デー
タとカゴ車Gの位置によりカゴ車Gにおける走行停止位
置を求め、検索した学習データの物品卸しの上端縁高さ
位置とカゴ車位置データの段ナンバーにより昇降台3の
カゴ車Gにおける昇降停止位置を求める(ステップ−b
4)。
【0088】続いてクレーン制御装置CCは、上記求め
た物品収納部Dにおける走行停止位置および昇降停止位
置と、カゴ車Gにおける走行停止位置および昇降停止位
置に基づいて、昇降台3を昇降させ、走行車体2を移動
させ、フォーク装置5を駆動して物品収納部Dよりカゴ
車Gへ物品Fを移載して(ステップ−b5)、補充終了
信号を制御装置E1へ出力し(ステップ−b6)、補充
を実行したカゴ車Gのナンバーとカゴ車Gのコードを登
録する(ステップ−b7)。
【0089】制御装置E1は、クレーン制御装置CCよ
り補充終了信号を入力すると(ステップ−a8)、出力
した補充コマンドに応じて在庫データを更新し(ステッ
プ−a9)、補充を実行したカゴ車Gの補充指令のデー
タ、すなわちカゴ車Gのナンバーと、カゴ車Gに載せた
物品Fのコードと、物品Fを載置したカゴ車位置データ
を登録して(ステップ−a10)、終了する。
【0090】また制御装置E1は、クレーン制御装置C
Cより補充終了信号を入力する前に、左右のカゴ車検出
センサ29がともにオフとなると、すなわちカゴ車Gが
搬入出口E2aまたはE2bから移動されてしまうと、
補充中止コマンドをクレーン制御装置CCへ出力し、所
定時間後(たとえば3分後)にCRT表示装置E1aに
「カゴ車移動により作業中止」の警報を出力する。クレ
ーン制御装置CCは、この補充中止コマンドを入力する
と、補充作業を中止する。また制御装置E1はカゴ車G
が搬入出口E2aまたはE2bの元の位置に戻されたこ
とをカゴ車検出センサ29により確認すると、再開指令
をクレーン制御装置CCへ出力し、クレーン制御装置C
Cは、この再開指令を入力すると、出庫作業を再開す
る。
【0091】なお、クレーン制御装置CCは、バーコー
ドリーダ21によりカゴ車Gのバーコードを確認し、確
認したコードと制御装置E1より入力したカゴ車Gのナ
ンバーが一致しないとき、エラー信号を制御装置E1へ
出力し、補充作業を中止する。制御装置E1は、クレー
ン制御装置CCよりエラー信号を入力すると、カゴ車エ
ラーをCRT表示装置E1aに表示させる。このとき作
業者は、CRT表示装置E1aによりカゴ車エラーの表
示を確認すると、搬入出口E2aまたはE2bに移動さ
せたカゴ車Gのナンバーを確認して修正した補充指令を
制御装置E1へ入力する。
【0092】なお、複数の補充指令が制御装置E1へ入
力されているとき、次の補充コマンドをクレーン制御装
置CCへ出力する。このような、カゴ車Gへの補充動作
により、上述した如く、 a.制御装置E1のメモリMに、補充を実行したカゴ車
Gの補充指令のデータ、すなわちカゴ車Gのナンバー
と、カゴ車Gに載せた物品Fのコードと、物品Fを載置
したカゴ車位置データ b.クレーン制御装置CCに、補充を実行したカゴ車G
のナンバーとカゴ車Gのコード が登録される。
【0093】このように、収納棚Aの物品収納部Dから
カゴ車Gへの物品Fの補充作業が自動で実行され、また
補充された物品Fの在庫が管理される。 [入庫](図14参照) 作業者は、物品Fを入庫するカゴ車Gを搬入出口E2a
またはE2bに移動させてロックピンPにより搬入出口
E2aまたはE2bに固定する。
【0094】続いて作業者は、カゴ車Gのナンバーと、
作業モードである入庫モードと、入庫する物品Fのコー
ドからなる入庫指令を制御装置E1へ入力する。制御装
置E1は、上記入庫指令を入力すると(ステップ−a
1)、この入庫指令を記憶し(ステップ−a2)、続い
てカゴ車検出センサ29によりカゴ車Gが搬入出口E2
aまたはE2bのいずれに固定されているかを判断し
(ステップ−a3)、前記入庫指令の物品Fのコードに
より物品Fのサイズを求め(ステップ−a4)、続いて
この物品Fのサイズにより在庫データを検索してこの物
品Fを載置可能な空きの収納棚位置データを求める(ス
テップ−a5)。そして、カゴ車Gのナンバーと物品F
のコードにより先に記憶していた前記出庫指令および補
充指令のデータ(カゴ車Gのナンバーとカゴ車Gに載せ
た物品Fのコードと物品Fを載置したカゴ車位置データ
からなるデータ)を検索して、入庫する物品Fのカゴ車
位置データを求める(ステップ−a6)。
【0095】そして、入庫指令のカゴ車Gのナンバー、
求めた収納棚位置データと物品Fのサイズとカゴ車位置
データ、およびカゴ車Gの位置(搬入出口E2aまたは
E2b)データなる入庫コマンドを形成し(ステップ−
a7)、この入庫コマンドをクレーン制御装置CCへ出
力する(ステップ−a8)。
【0096】クレーン制御装置CCは、入庫コマンドを
入力すると(ステップ−b1)、まずカゴ車Gのナンバ
ーにより登録していたカゴ車学習データを検索し(ステ
ップ−b2)、上記と同様にカゴ車位置データの載置ポ
ジションとカゴ車Gの位置によりカゴ車Gにおける走行
停止位置を求め、検索した学習データの登録した物品卸
しの上端縁高さ位置とカゴ車位置データの段ナンバーに
より昇降台3のカゴ車Gにおける昇降停止位置を求める
(ステップ−b3)。続いて上記と同様に収納棚位置デ
ータから物品収納部DにおけるスタッカークレーンCの
走行停止位置と昇降台3の昇降停止位置を求める(ステ
ップ−b4)。
【0097】続いてクレーン制御装置CCは、上記求め
たカゴ車Gにおける走行停止位置および昇降停止位置、
物品収納部Dにおける走行停止位置および昇降停止位置
に基づいて、昇降台3を昇降させ、走行車体2を移動さ
せ、フォーク装置5を駆動してカゴ車Gより物品収納部
Dへ物品Fを移載して(ステップ−b5)、入庫終了信
号を制御装置E1へ出力し(ステップ−b6)、入庫を
実行したカゴ車Gのナンバーとカゴ車Gのコードを登録
する(ステップ−b7)。
【0098】制御装置E1は、クレーン制御装置CCよ
り入庫終了信号を入力すると(ステップ−a9)、出力
した入庫コマンドに応じて在庫データを更新し(ステッ
プ−a10)、入庫を実行したカゴ車Gの入庫指令のデ
ータ、すなわちカゴ車Gのナンバーと、カゴ車Gから入
庫された物品Fのコードと、入庫され空きとなったカゴ
車位置データを登録して(ステップ−a11)、終了す
る。
【0099】なお、クレーン制御装置CCは、バーコー
ドリーダ21によりカゴ車Gのバーコードを確認し、確
認したコードと制御装置E1より入力したカゴ車Gのナ
ンバーが一致しないとき、エラー信号を制御装置E1へ
出力し、入庫作業を中止する。制御装置E1は、クレー
ン制御装置CCよりエラー信号を入力すると、カゴ車エ
ラーをCRT表示装置E1aに表示させる。このとき作
業者は、CRT表示装置E1aによりカゴ車エラーの表
示を確認すると、搬入出口E2aまたはE2bに移動さ
せたカゴ車Gのナンバーを確認して修正した入庫指令を
制御装置E1へ入力する。
【0100】なお、複数の入庫指令が制御装置E1へ入
力されているとき、次の入庫コマンドをクレーン制御装
置CCへ出力する。このような、カゴ車Gへの入庫動作
により、上述した如く、 a.制御装置E1のメモリMに、入庫を実行したカゴ車
Gの入庫指令のデータ、すなわちカゴ車Gのナンバー
と、カゴ車Gから入庫された物品Fのコードと、入庫さ
れ空きとなったカゴ車位置データ b.クレーン制御装置CCに、入庫を実行したカゴ車G
のナンバーとカゴ車Gのコード が登録される。
【0101】このように、カゴ車Gから収納棚Aの物品
収納部Dへの物品Fの入庫作業が自動で実行され、また
入庫された物品Fの在庫が管理される。以上のように、
搬入出口E2aまたはE2bに位置されたカゴ車Gの底
板10と各間切り板17の高さ位置がそれぞれ、昇降台
3(フォーク装置5)が昇降されることにより測定さ
れ、測定された底板10と各間切り板17の高さ位置情
報に基づきスタッカークレーンCにより、指定された物
品Fが物品収納部Dとカゴ車Gの底板10または間切り
板17との間において移載されることによって、カゴ車
Gの底板10と各間切り板17の高さに種類があっても
(カゴ車Gに種類があっても)、物品Fを指定された底
板10または間切り板17に自動で移載することがで
き、よって作業者の負担を軽減することができ、また指
定された載置ポジションに物品Fが移載されることによ
り、作業者が間違って物品Fを配列する(陳列ミス)恐
れを回避することができる。さらにカゴ車Gを物品Fの
陳列にそのまま使用するとき、その陳列状況に合わせて
各間切り板17の高さを変更してもその高さデータの設
定を変更するなどの手間をかけることなく、スタッカー
クレーンCにより物品Fの移載および陳列を確実に自動
で行うことができ、作業者の負担を軽減することができ
る。
【0102】また物品卸しレベルの学習を行っていない
カゴ車Gにおいては、指定された物品Fがスタッカーク
レーンCに載せられた後で、物品を載せたまま昇降台3
(フォーク装置5)が昇降されてカゴ車Gの底板10と
各間切り板17の高さ位置を測定することによって、最
も短時間でカゴ車Gへの物品Fの移載を実行することが
できる。
【0103】また、カゴ車Gの物品Fが移載されると
(出庫が終了すると)、このカゴ車Gのナンバーとカゴ
車Gの底板10または間切り板17へ載置した物品Fと
その載置されたカゴ車位置データ(支持手段の位置から
なる情報)が記憶され、このカゴ車Gに前回載置された
物品Fの補充が要求されると、前記情報に基づいて、要
求された物品Fがこの物品Fが載置されていた同じカゴ
車Gの底板10または間切り板17の位置へ移載され
る。よって、カゴ車Gに載置された物品Fが取り出され
ると(たとえば買い取られると)、カゴ車Gを所定位置
である搬入出口E2aまたはE2bへ移動してこのカゴ
車Gのナンバーと補充する物品Fを入力するだけで、同
じカゴ車Gの底板10または間切り板17の位置にこの
買い取られた物品Fを簡単に補充することができる。
【0104】また、所定位置として2ヶ所の搬入出口E
2aまたはE2bが設けられているとき、カゴ車Gが位
置された所定位置が判断され、この判断に基づいて物品
Fが物品収納部Dとカゴ車Gの底板10または間切り板
17との間において移載されることによって、カゴ車G
の所定位置が複数設けられているときでも、物品Fの移
載を確実に行うことができる。
【0105】また、搬入出口E2aまたはE2bのよう
にカゴ車Gの所定位置がスタッカークレーンCを挟んで
設けられているとき、カゴ車Gを挟んだカゴ車Gの所定
位置では、カゴ車Gの底板10または間切り板17には
物品FがスタッカークレーンCを挟んで左右逆に移載さ
れることによって、カゴ車Gの底板10または間切り板
17には、カゴ車GがスタッカークレーンCを挟んでど
ちらの所定位置に位置されても、カゴ車Gの底板10ま
たは間切り板17には、同じ位置に指定された物品Fを
移載することができる。
【0106】また、スタッカークレーンCに指定された
物品Fを載せた後、搬入出口E2aまたはE2bにカゴ
車Gを確認できなくなると、移載は中止され、カゴ車G
が確認されるまで待機されることにより、スタッカーク
レーンCにより物品Fがカゴ車Gがない状態で払い出さ
れてしまう恐れを回避でき、さらにCRT表示装置E1
aに「カゴ車移動により作業中止」の警報を出力するこ
とにより作業者に作業途中でカゴ車Gが移動されたこと
を報知することができる。
【0107】また、次の物品Fの移載時に、前回、カゴ
車Gの底板10と各間切り板17の高さ位置が測定され
たカゴ車Gであることが確認されると、前回測定された
このカゴ車Gの底板10と各間切り板17の高さ位置情
報に基づいて物品Fの移載が行われることによって、カ
ゴ車Gの底板10と各間切り板17の高さ位置を測定す
ることなく、物品Fの移載が実行され、移載時間を短縮
することができる。
【0108】またカゴ車Gに上下前後位置検出板18を
取付けるだけで、自動によりカゴ車Gにおける物品Fの
移載を実行でき、客先での拡張を容易とすることができ
る。なお、本実施の形態では、ロックピンPの検出によ
りカゴ車Gが搬入出口E2aまたはE2bのどちらに移
動されてきたかを検出しているが、キーボードE1bを
使用してコンピュータ本体E3cにカゴ車Gの位置情報
を入力することにより、制御装置E1においてカゴ車G
の位置を判断できるようにすることもできる。
【0109】また本実施の形態では、上下前後位置検出
板18を取付けてカゴ車Gの底板10と各間切り板17
の高さ位置を測定し、この高さ位置情報に基づいて物品
Fの移載を行っているが、この高さ位置情報のみでな
く、カゴ車Gの底板10と各間切り板17において、カ
ゴ車Gの幅方向(前後方向)に多くの物品Fの載置位置
を設ける場合、カゴ車Gの底板10と各間切り板17に
それぞれ、前記前後方向の物品Fの載置位置毎に前記検
出板18を設けて、前後方向の位置を測定し、この前後
方向の位置情報に基づいて物品Fの移載を行うようにす
ることもできる。このとき、カゴ車正面(開口側)から
見た載置ポジションは、前後方向の位置を指定すること
により特定される。またこれら前後方向の位置を測定す
ることに代えて、キーボードE1bを使用してコンピュ
ータ本体E3cにカゴ車Gの底板10と各間切り板17
の前後方向の物品Fの載置位置情報を入力することによ
り、制御装置E1において前後方向の位置情報に基づい
て物品Fの移載を行うようにすることもできる。さら
に、上記高さ位置情報および前後方向の位置情報に加え
て、カゴ車Gの底板10と各間切り板17において、カ
ゴ車Gの奥行き方向(左右方向)に多くの物品Fの載置
位置を設ける場合、キーボードE1bを使用してコンピ
ュータ本体E3cにカゴ車Gの底板10と各間切り板1
7の左右方向の物品Fの載置位置情報(奥の方向に順に
載せる物品Fの位置情報あるいは奥の方向に載せる物品
Fの個数)を入力することにより、制御装置E1におい
て左右方向の位置情報に基づいて物品Fの移載を行うよ
うにすることもできる。このとき、カゴ車正面(開口
側)から見た載置ポジションは、上記高さ方向位置、前
後方向の位置に加えてこの位置の奥の方向に載せる物品
Fの位置情報あるいは個数を指定することにより特定さ
れる。
【0110】また本実施の形態では、被認識手段を反射
テープからなる上下前後位置検出板18により形成し、
認識手段を光検出センサ20により形成しているが、反
射テープや光検出センサに限ることはなく、たとえば磁
石と磁気センサを使用してカゴ車Gの物品卸しの高さ位
置を検出するようにすることができる。
【0111】また本実施の形態では、左右方向に並設さ
れた各収納棚Aをそれぞれ、前後方向に物品収納部Dを
有する構成としているが、各収納棚Aを前後方向のみで
なく左右方向(奥行き方向)に物品収納部Dを並べた構
成とすることもできる。このとき、フォーク装置5を、
フォーク(出し入れ具)が各収納棚Aの左右方向の各物
品収納部Dに対して位置決め出退可能な構成(ダブルデ
ィープタイプ)とする。
【0112】また本実施の形態では、フォーク装置5を
互いに接近離間方向に移動自在で物品Fの側面を挟持す
る一対の搬送用ベルト9を備えたサイドベルト方式とし
ているが、サイドベルト方式に限ることはなく、互いに
接近離間方向に移動自在で物品Fの側面を挟持して物品
Fを移載する一対のフォークを備えたサイドクランプ方
式、あるいは物品Fに取っ手がある場合にこの取っ手を
把持あるいは支持して物品Fを移載するサイドピック方
式のフォーク装置とすることができる。
【0113】また本実施の形態では、搬入出部Eの一対
の物品受台E2aまたはE2bを物品Fの搬入出を行う
搬入出口として使用しているが、これら物品受台E2a
またはE2bを、物品Fの搬入口専用または搬出口専用
として使用することもできる。
【0114】また本実施の形態では、物品保管設備の物
品搬送手段としてスタッカークレーンCを使用している
が、スタッカークレーンCの走行車体2に相当する構成
を備えていない物品搬送手段であってもよい。このよう
な走行車体2を備えていない物品搬送手段を備えた物品
保管設備FS’の一例を図15に示す。図15には、上
記実施の形態の構成と同一の機能を有する構成には同一
の符号を付している。
【0115】図15に示す物品保管設備FS’は、たと
えばコンテナからなる物品Fを、前後に所定間隔を隔て
て設置した2基の収納棚Aの物品収納部Dのうちのいず
れかの物品収納部Dに収納させることができるととも
に、所定の収納棚Aに収納される物品Fを取り出すこと
ができるようにしている。
【0116】物品収納部Dは、一対の収納棚Aそれぞれ
において、上下方向並びに横方向に並列する状態で、複
数設けられ、前方側に位置する一方の収納棚Aの下部側
の物品収納部Dを外して横方向に、上記カゴ車Gを固定
できる物品Fの搬出入部(搬入出口)E2a,E2bが
設けられている。また搬出入口E2a,E2bの近傍に
制御装置E1が設けられている。
【0117】また、一対の収納棚Aの前後中間部には、
物品Fを各物品収納部Dと搬出入部E2a(またはE2
b)との間に亘って搬送し、入出庫を行う搬送装置(物
品搬送手段の一例)C’が設けられている。搬送装置
C’は、チェーンにて吊下げ支持され、収納棚Aの上下
高さのほぼ全域にわたって垂直方向に昇降される昇降台
3と、この昇降台3上に横動自在に設けられ、収納棚A
の物品収納部Dまたは搬入出部E2a,E2bに対して
物品Fの受け渡しを行うフォーク装置5から構成されて
いる。
【0118】このように、走行車体2に相当する構成を
備えていない物品搬送手段(搬送装置C’)を備えた物
品保管設備FS’においても、カゴ車Gの底板10また
は各間切り板17の高さ位置を測定することにより、カ
ゴ車Gに物品Fを自動で確実に移載することができる。
【0119】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、所定
位置に位置された移動体の各支持手段の高さ位置が、移
載手段が昇降されることにより測定され、測定された各
支持手段の高さ位置情報に基づき移載手段により、指定
された物品が物品収納部と移動体の支持手段との間にお
いて移載されることによって、移動体の各支持手段の高
さに種類があっても物品を指定された支持手段に確実に
移載することができ、また支持手段の高さを変更しても
移載手段により物品の移載を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における物品保管設備の要
部斜視図である。
【図2】同物品保管設備の収納棚とカゴ車における物品
の載置位置の説明図である。
【図3】同物品保管設備のカゴ車Gの斜視図である。
【図4】同物品保管設備のスタッカークレーンのフォー
ク装置の斜視図である。
【図5】同物品保管設備の制御構成図である。
【図6】同物品保管設備の制御装置による走行位置学習
動作のフローチャートである。
【図7】同物品保管設備の制御装置によるカゴ車物品卸
しレベル学習動作のフローチャートである。
【図8】同物品保管設備におけるカゴ車物品卸しレベル
学習動作のフローチャートである。
【図9】同物品保管設備におけるカゴ車物品卸しレベル
学習動作の説明図である。
【図10】同物品保管設備における出庫動作のフローチ
ャートである。
【図11】同物品保管設備における例外出庫動作のフロ
ーチャートである。
【図12】同物品保管設備における例外出庫動作の説明
図である。
【図13】同物品保管設備における補充動作のフローチ
ャートである。
【図14】同物品保管設備における入庫動作のフローチ
ャートである。
【図15】本発明の他の実施の形態における物品保管設
備の要部斜視図である。
【符号の説明】
FS 物品保管設備 A 収納棚 B 作業通路 C スタッカークレーン C’ 搬送装置 CC クレーン制御装置 D 物品収納部 E 物品搬入出部 E1 制御装置 E2a,E2b 搬入出口 F 物品 G カゴ車 M メモリ P ロックピン 1 走行レール 2 走行車体 3 昇降台 4 昇降マスト 5 フォーク装置 10 底板 14 物品載置板 15 前後位置検出体 17 間切り板 18 上下前後位置検出体 19 バーコードラベル 20 光検出センサ 21 バーコードリーダ 28 差し込み穴 29 カゴ車検出センサ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を収納する複数の物品収納部と、所
    定位置に位置される、前記物品を載置する複数の支持手
    段を上下方向に有する移動体との間において、前記物品
    を昇降自在な移載手段を使用して移載する物品移載方法
    であって、 前記移載手段を昇降させて前記移動体の各支持手段の高
    さ位置を測定し、 前記測定された各支持手段の高さ位置情報に基づき前記
    移載手段を使用して、指定された物品を前記物品収納部
    と前記移動体の支持手段との間において移載することを
    特徴とする物品移載方法。
  2. 【請求項2】 前記移載手段に指定された物品を載せた
    後、前記物品を載せたまま前記移載手段を昇降させて前
    記移動体の各支持手段の高さ位置を測定し移載すること
    を特徴とする請求項1に記載の物品移載方法。
  3. 【請求項3】 前記移動体の各支持手段へ載置した物品
    とその載置された支持手段の位置からなる情報を記憶
    し、 この情報が記憶された物品の補充が要求されると、 前記情報に基づいて、要求された物品をこの物品が載置
    されていた前記移動体の支持手段の位置へ前記移載手段
    を使用して移載することを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の物品移載方法。
  4. 【請求項4】 前記移動体の所定位置が複数設けられて
    いるとき、前記移動体が位置された前記所定位置を判断
    し、この判断に基づいて前記物品を前記物品収納部と前
    記移動体の支持手段との間において移載することを特徴
    とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の物品移載
    方法。
  5. 【請求項5】 前記移動体の所定位置が前記移載手段を
    挟んで設けられているとき、前記移動体を挟んだ移動体
    の所定位置では、前記移動体の支持手段には前記物品を
    前記移載手段を挟んで左右逆に移載することを特徴とす
    る請求項4に記載の物品移載方法。
  6. 【請求項6】 前記移載手段に指定された物品を載せた
    後、前記所定位置に前記移動体を確認できなくなると、
    移載を実行しないようにすることを特徴とする請求項1
    〜請求項5のいずれかに記載の物品移載方法。
  7. 【請求項7】 前記各支持手段の高さ位置が測定された
    移動体を特定し、 次の物品の移載時にこの特定された移動体であることを
    確認すると、前回測定されたこの移動体の各支持手段の
    高さ位置情報に基づいて前記物品の移載を行うことを特
    徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の物品移
    載方法。
  8. 【請求項8】 物品を収納する複数の物品収納部と、所
    定位置に位置される、前記物品を載置する複数の支持手
    段を上下方向に有する移動体との間において、前記物品
    を昇降自在な移載手段を使用して移載する物品移載装置
    であって、 前記移動体の各支持手段にそれぞれ被認識手段を取付
    け、前記移載手段に、前記支持手段の被認識手段を認識
    する認識手段を設け、 前記所定位置に位置された移動体に対して前記移載手段
    を昇降させて、前記認識手段により前記移動体の各支持
    手段の被認識手段を認識したときの高さ位置を測定し、
    前記測定された各支持手段の高さ位置情報に基づいて、
    指定された物品を前記物品収納部と前記移動体の支持手
    段との間において、前記移載手段を使用して移載する構
    成とすることを特徴とする物品移載装置。
  9. 【請求項9】 前記移載手段に指定された物品を載せた
    後、前記物品を載せたまま前記移載手段を昇降させて、
    前記移動体の各支持手段の高さ位置を測定して移載する
    構成とすることを特徴とする請求項8に記載の物品移載
    装置。
  10. 【請求項10】 前記移動体の各支持手段へ移載した物
    品とその移載された支持手段の位置からなる情報を記憶
    する記憶手段を備え、 前記記憶手段に記憶された物品の補充が要求されると、
    前記記憶手段に記憶された情報に基づいて、要求された
    物品をこの物品が載置されていた前記移動体の支持手段
    の位置へ前記移載手段を使用して移載する構成とするこ
    とを特徴とする請求項8または請求項9に記載の物品移
    載装置。
  11. 【請求項11】 前記移動体の所定位置が複数設けられ
    ているとき、前記移動体が位置された前記所定位置を判
    断し、この判断に基づいて前記物品を指定された前記物
    品収納部と前記移動体の支持手段との間において移載す
    る構成とすることを特徴とする請求項8〜請求項10の
    いずれかに記載の物品移載装置。
  12. 【請求項12】 前記移動体の所定位置が前記移載手段
    を挟んで設けられているとき、前記移動体を挟んだ移動
    体の所定位置では、前記移動体の支持手段には前記物品
    を前記移載手段を挟んで左右逆に移載することを特徴と
    する請求項11に記載の物品移載装置。
  13. 【請求項13】 前記移載手段に指定された物品を載せ
    た後、前記所定位置に前記移動体を確認できなくなる
    と、移載を実行しないようにすることを特徴とする請求
    項8〜請求項12のいずれかに記載の物品移載装置。
  14. 【請求項14】 前記移動体に移動体を特定する識別手
    段を設け、 前記移載手段に、前記移動体の識別手段を識別する読取
    手段を設け、 前記移動体の識別手段を前記読取手段により識別して前
    記各支持手段の高さ位置を測定し、 次の物品の移載時に前記移動体の識別手段を前記読取手
    段により識別し、前記各支持手段の高さ位置を測定した
    移動体であることを確認すると、前回測定されたこの移
    動体の各支持手段の高さ位置情報に基づいて前記物品の
    移載を行うことを特徴とする請求項8〜請求項13のい
    ずれかに記載の物品移載装置。
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