JPH08293Y2 - ウエットティシュー容器 - Google Patents

ウエットティシュー容器

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JPH08293Y2
JPH08293Y2 JP10323689U JP10323689U JPH08293Y2 JP H08293 Y2 JPH08293 Y2 JP H08293Y2 JP 10323689 U JP10323689 U JP 10323689U JP 10323689 U JP10323689 U JP 10323689U JP H08293 Y2 JPH08293 Y2 JP H08293Y2
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伸夫 山中
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、容体に組付けられたキャップの回動操作に
より開閉されるウエットティシュー容器に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
ウエットティシュー容器は、一般には、一定間隔で破
断線を設けた連続紙であるウエットティシューを収納す
る有底筒形状をした容体と、この容体の口筒に、この口
筒を密閉する形態で組付けられると共に、ウエットティ
シューの引き出し口を形成し、さらにこの引き出し口を
形成した部分を開閉する部分を有するキャップとから構
成され、ウエットティシューの引き出しが便利であり、
収納したウエットティシューが早期に乾燥しないように
比較的高い密閉機能を有することが要求されている。
容器内からのウエットティシューの引き出しの便利さ
は、キャップに形成される引き出し口の構造および形状
を種々工夫することにより、或る程度の効果を得てい
る。
またウエットティシュー容器における密閉保持は、キ
ャップを、容体の口筒に密に組付くと共に引き出し口を
形成する本体部分と、この本体部分に形成された引き出
し口部分を開放、閉鎖する開閉蓋体部分とから構成し、
本体部分の容体への組付きを充分に密とすると共に、開
閉蓋体部分による引き出し口部分の閉鎖を充分に密にす
ることにより達成している。
従来のウエットティシュー容器におけるキャップの開
閉蓋体は、キャップの本体に、引き出し口を囲む形態で
設けられた嵌合筒片に密嵌合する有頂筒体構造をしてお
り、本体に連結片を介して結合されていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記したように、従来のウエットティシュー容器にあ
っては、引き出し口部分の開閉を、キャップの本体に設
けられた嵌合筒に対する開閉蓋体の密なる嵌合および引
き抜きにより達成していたので、 開閉蓋体による開閉操作に、指先による比較的大き
な操作力を必要とする。
閉操作時に、本体の嵌合筒に対する開閉蓋体の位置
合わせが面倒である。
引き出し口部分開放時に、連結片で本体に連結され
た開閉蓋体が、連結片の弾力により引き出し口部分上に
位置するので、ウエットティシューの引き出し操作の邪
魔となる。
等の問題があった。
そこで、本考案は、上記した従来技術における問題点
を解消すべく考案されたもので、開閉蓋体による引き出
し口部分の開閉を容易に達成できるようにすると共に、
開閉蓋体がウエットティシューの引き出し操作の邪魔と
ならないようにすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する本考案の手段は、 ウエットティシューを収納する有底筒形状をした容体を
有すること、 この容体の口筒に、この口筒を密閉して組付けられ、
ほぼ半球殻状となった球弧主体の中心部を避けた一部
に、球弧状に陥没した陥没壁を設け、この陥没壁の底部
にウエットティシューの引き出し口を開口した本体を有
すること、 この本体を上方から覆った状態で回動自在に組付けら
れ、ほぼ半球殻状の球弧壁の陥没壁が形成する凹部に対
向する箇所の一部に、凹部の開口部とほぼ等しい大きさ
の開口を開設した開閉蓋体を有すること、 にある。
すなわち、本考案によるウエットティシュー容器は、
容体とキャップとから構成され、キャップを、引き出し
口を形成する本体と、この引き出し口部分を開閉する開
閉蓋体とから構成したものである。
本体に対する開閉蓋体の回動自在な組付け構造として
は、種々の構成が考えられるが、開閉蓋体による引き出
し口部分の確実な密閉を、より効果的に達成維持できる
ように、この本体と開閉蓋体との組付け構造を、本体の
球弧主体の上端部中央に、上下に開放した軸筒片を垂下
設し、この軸筒片に対向する開閉蓋体の球弧壁の上端部
中央内面に、下端に軸筒片の下端開口縁に係止する膨大
片を設け、軸筒片内に回転自在に嵌入する軸片を垂下設
した構成とするのが良い。
また、開閉蓋体による引き出し口部分の密閉保持能力
をより高めるために、開閉蓋体の球弧壁内面に、底部に
引き出し口を形成した凹部の開口部内縁に、凹部内に嵌
入して軽く係止する突出高さの低い周突条状となった係
止片を突条するのが有効である。
〔作用〕
ウエットティシューを収納した容体の口筒に不動にか
つ密に組付けられたほぼ半球殻状となった本体に対し
て、この本体を上方から覆って回動自在に組付けられる
開閉蓋体もほぼ半球殻状となっているので、本体の外面
の曲率半径と開閉蓋体の内面の曲率半径とを等しい値と
することにより、開閉蓋体の内面全域を本体の外面全域
にほぼ密に面接触させることになる。
また、本体および開閉蓋体共に、その全体形状がほぼ
半球殻状となっているので、両者の上端部中心を回動軸
として相対回動させても、両者の対向接触面、すなわち
本体の外面と開閉蓋体の内面との相対対向姿勢が変化す
ることはなく、このため開閉蓋体の回動により、本体と
開閉蓋体との間の密なる面接触状態が失われることはな
い。
それゆえ、本体の凹部に開口を対向させずに、凹部を
開閉蓋体の球弧壁で覆うと、本体の凹部、すなわち引き
出し口部分は球弧壁により密閉されることになる。
この状態から、開閉蓋体を本体に対して回動させる
と、開口が凹部に対向し、この開口の凹部への対向によ
り引き出し口部分が開放され、指先によるウエットティ
シューの引き出しを行うことが可能となる。
すなわち、凹部の開閉は開閉蓋体の単純な回動操作に
より達成されることになり、この開閉蓋体の回動操作
は、開閉蓋体全体を手で掴むようにして回せば良いの
で、大きな操作力を要しないものとなる。
また、開閉蓋体の本体に対する回動は、不動に設定さ
れた回動軸を中心とした単純な回動であるので、開閉蓋
体の開閉操作に際して、開閉蓋体を本体に対して位置合
わせする必要は全くなく、単に凹部と開口との位置関係
だけを苦慮するだけで良い。
さらに、開閉蓋体は本体に対して、この本体の外面を
覆う一定した形態に組付けられ、この形態を維持したま
ま本体に対して回動して開閉操作を達成するものである
ので、凹部開放時に開閉蓋体がウエットティシューの引
き出しに邪魔になることは全くない。
本体の球弧主体の上端部中心に軸筒片を設け、この軸
筒片に、開閉蓋体の球弧壁の上端部中心に設けた軸片を
嵌入させて、開閉蓋体の本体に対する回動自在な組付き
を達成した場合には、軸片の軸筒片への嵌合と、軸片の
下端に設けた膨大片の軸筒片下端縁への係止とにより、
開閉蓋体の本体に対する押付け組付きが常に維持される
ことになり、これにより開閉蓋体の球弧壁による凹部の
密閉作用が安定したものとなり、また一箇所で本体に対
する開閉蓋体の回動自在な組付きを達成するので、本体
に対する開閉蓋体の回動変位の際の摺動抵抗力を弱いも
のとすることができ、これにより開閉蓋体の回動操作が
より容易となる。
また、開閉蓋体の球弧壁の内面に、凹部の開口部内縁
に嵌入する係止片を設けると、この係止片が凹部内に嵌
入した時の衝撃により、凹部の閉状態を触感で確実に認
識することができので使用感が良く、また係止片の凹部
開口部内縁への密嵌入により、開閉蓋体による凹部のよ
り密な閉鎖を達成でき、さらに開閉蓋体の妄りな回動変
位の発生を防止して、凹部の安定した閉状態維持を得る
ことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を、図面を参照しながら説明
する。
ウエットティシューWを収納する容体1の口筒2は円
筒形状をしていて、この口筒2の外周面下端部には、キ
ャップ4の本体5をアンダーカットを利用して組付け保
持 するための突条3が突条設されている。
キャップ4の一方の構成部分である本体5は、その主体
部分である球弧主体6の内周面下端に、突条3を乗り越
えて下方から係止する係止突条11を突条設し、この係止
突条11の突条3への係止によるアンダーカット結合によ
り、容体1への密なる組付きを達成維持している。ま
た、球弧主体6の内面には、口筒2内に密嵌入する嵌入
筒12が垂下設されており、本体5の容体1に対する組付
きをより密なものとしている。
球弧主体6の上端部中心内面には、短円筒形状をした
軸筒片10が垂下設されており、この軸筒片10に近い球弧
主体6部分に底部に引き出し口8を開口した陥没壁7が
設けられており、このため陥没壁7が形成する凹部9は
ほぼ直上方に開放することになり、これによりウエット
ティシューWの指先による引き出し操作を行い易くして
いると共に、軸筒片10と軸片16とを利用した本体5に対
する開閉蓋体13の回動自在の組付け構造による、球弧壁
14の凹部9密閉効果をできるだけ高いものとしている。
開閉蓋体13は、その球弧壁14の上端部中央位面に、下
端に膨大片17を有する軸片16を垂下設しているが、この
軸片16の軸筒片10に対する長さは、膨大片17が軸筒片10
の下端開口縁に密接触する値に設定されており、これに
より軸筒片10部分における密閉能力の低下の発生を防止
している。
球弧壁14の凹部9に対向する内面箇所の一部には、凹
部9内に嵌入して凹部9の開口部内縁に軽く係止する係
止片18が突周条状に設けられているが、この係止片18の
突出高さは充分に低い値に抑えられており、開閉蓋体13
の本体5に対する開閉のための回動動作に支障を与えな
いようにしている。
第2図に示した、球弧壁14を凹部9に対向させた閉姿
勢状態から、第3図に示すように、開閉蓋体13を回動さ
せて、開口15を凹部9に対向させることにより、凹部9
内に突出したウエットティシューWの先端を露出させた
開放状態となり、この露出したウエットティシューWの
先端を指先で摘んで引き出して使用する。容器を閉状態
とするには、第3図の状態から開閉蓋体13を、係止片18
が凹部9開口部内縁に係止するまで回動させれば良い。
この開閉蓋体13の回動による、容器の開放操作に際し
て、開閉蓋体13で覆われた凹部9の位置が判らないこと
に不安を感じる場合には、第2図および第3図に示すよ
うに、凹部9に対向する容体1部分に矢印19を設けてお
くと良い。
〔考案の効果〕
本考案は、上記した構成となっているので、以下に示
す効果を奏する。
ウエットティシューの先端が突出している凹部の開閉
は、開閉蓋体の単純あ回動動作により達成されるので、
凹部開閉のための操作に、大きな操作力を要さないと共
に、極めて単純な操作により開閉が達成できる。
本体に対する開閉蓋体の組付き姿勢が一定であるの
で、凹部開閉のために本体に対する開閉蓋体の位置合わ
せを行う必要が全くなく、これにより常に簡単にかつ確
実に開閉を達成できる。
凹部の開放は、本体に一定姿勢で組付けられた開閉蓋
体に開口形成された開口を、開閉蓋体の本体に対する回
動変位により一致させることにより達成されるので、凹
部からのウエットティシューの引き出しに開閉蓋体が邪
魔となることが全くなく、ウエットティシューの引き出
しが円滑にかつ良好な状態で達成できる。
凹部の密閉は、球弧面と球弧面との面接触により達成
維持されるので、強力な押圧力または嵌合力を要するこ
となしに、比較的高い密閉効果を得ることができ、これ
によりウエットティシューの先端が突出する凹部の密閉
保持を確実に達成維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す、閉状態時の全体縦
断面図である。 第2図は、第1図に示した実施例の閉状態時の全体外観
斜視図である。 第3図は、第1図に示した実施例の開状態時の全体外観
斜視図である。 符号の説明 1;容体、2;口筒、3;突条、4;キャップ、5;本体、6;球弧
主体、7:陥没壁、8:引き出し口、9;凹部、10;軸筒片、1
1;係止突条、12;嵌入筒、13;開閉蓋体、14;球弧壁、15;
開口、16;軸片、17;膨大片、18;係止片、19;矢印、W;ウ
エットティシュー。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウエットティシュー(W)を収納する有底
    筒形状をした容体(1)と、 該容体(1)の口筒(2)に、該口筒(2)を密閉して
    組付けられ、ほぼ半球殻状となった球弧主体(6)の中
    心部を避けた一部に、球弧状に陥没した陥没壁(7)を
    設け、該陥没壁(7)の底部に前記ウエットティシュー
    (W)の引き出し口(8)を開口した本体(5)と、 該本体(5)を上方から覆って回動自在に組付けられ、
    ほぼ半球殻状の球弧壁(14)の前記陥没壁(7)が形成
    する凹部(9)に対向する箇所の一部に、前記凹部
    (9)の開口部とほぼ等しい大きさの開口(15)を開設
    した開閉蓋体(13)と、 から成るウエットティシュー容器。
  2. 【請求項2】本体(5)を構成する球弧主体(6)の上
    端部中央に、上下に開放した軸筒片(10)を垂下設し、
    該軸筒片(10)に対向する開閉蓋対向(13)の球弧壁
    (14)の上端部中央内面に、下端に前記軸筒片(10)の
    下端開口縁に係止する膨大片(17)を設け、前記軸筒片
    (10)内に回転自在に嵌入する軸片(16)を垂下設した
    請求項1記載のウエットティシュー容器。
  3. 【請求項3】開閉蓋体(13)の球弧壁(14)内面に、凹
    部(9)の開口部内縁に軽く嵌合係止する突出高さの低
    い係止片(18)を突設した請求項1または2記載のウエ
    ットティシュー容器。
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