JPH0630288Y2 - 指圧噴射容器の注ぎ口装置 - Google Patents
指圧噴射容器の注ぎ口装置Info
- Publication number
- JPH0630288Y2 JPH0630288Y2 JP19258587U JP19258587U JPH0630288Y2 JP H0630288 Y2 JPH0630288 Y2 JP H0630288Y2 JP 19258587 U JP19258587 U JP 19258587U JP 19258587 U JP19258587 U JP 19258587U JP H0630288 Y2 JPH0630288 Y2 JP H0630288Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- beak
- mouth
- cap
- angular phase
- rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 (考案の目的) この考案はポリエチレン樹脂等の弾性材料で成型した、
調味料用、化粧品用、医薬品用、その他の用途に使用す
る容器の容器口に装着して用いる注ぎ口装置に関するも
ので、指頭による回転操作だけで注ぎ口が円滑確実に開
閉でき、注ぎ口の閉鎖時には容器の転倒その他の原因で
外力がかかっても収容物が漏れず、従って使い勝手がよ
く衛生的であり、そのままで容器の口壁として使用で
き、しかも生産コストの低い注ぎ口の手段を提供するこ
とがその目的である。
調味料用、化粧品用、医薬品用、その他の用途に使用す
る容器の容器口に装着して用いる注ぎ口装置に関するも
ので、指頭による回転操作だけで注ぎ口が円滑確実に開
閉でき、注ぎ口の閉鎖時には容器の転倒その他の原因で
外力がかかっても収容物が漏れず、従って使い勝手がよ
く衛生的であり、そのままで容器の口壁として使用で
き、しかも生産コストの低い注ぎ口の手段を提供するこ
とがその目的である。
(考案の構成) 以下、図示の実施例につきこの考案を説明すれば、この
考案にかかる装置は弾性材料で成型した容器の口壁1に
回転自在かつ抜け難く基筒部21を外嵌できるキャップ
2と、口壁1に回転し難く嵌挿入できる口栓3とからな
っている。
考案にかかる装置は弾性材料で成型した容器の口壁1に
回転自在かつ抜け難く基筒部21を外嵌できるキャップ
2と、口壁1に回転し難く嵌挿入できる口栓3とからな
っている。
キャップ2は基筒部21の中心から偏心し、牛角状に曲
がって上方に伸びる嘴部22をもっており、嘴部23の
突端には嘴口23が形成されている。
がって上方に伸びる嘴部22をもっており、嘴部23の
突端には嘴口23が形成されている。
口栓3は弾性体からなつており、頂壁31の偏心位置に
おいて中空の突桿32が頂壁31と一体に樹立成型され
ている。突桿32には嘴口23に常時嵌合する栓頭部3
3が形成されている。突桿32の軸孔34は頂壁31の
下面に開口しており、栓頭部33には側孔37が穿たれ
ている。
おいて中空の突桿32が頂壁31と一体に樹立成型され
ている。突桿32には嘴口23に常時嵌合する栓頭部3
3が形成されている。突桿32の軸孔34は頂壁31の
下面に開口しており、栓頭部33には側孔37が穿たれ
ている。
そして、この考案によれば、キャップ2を回転して第1
図に示すように、頂壁31上の突桿32の基部の角位相
と嘴口23の角位相とが反対位相に位置するとき、側孔
37は嘴口23の内方に位置し、第2図のように突桿3
2の基部の角位相と嘴口23の角位相とが同位相である
ときは側孔37は嘴口23の外部に位置するように栓頭
33が嘴口23に出入りするものである。
図に示すように、頂壁31上の突桿32の基部の角位相
と嘴口23の角位相とが反対位相に位置するとき、側孔
37は嘴口23の内方に位置し、第2図のように突桿3
2の基部の角位相と嘴口23の角位相とが同位相である
ときは側孔37は嘴口23の外部に位置するように栓頭
33が嘴口23に出入りするものである。
なお、図示の実施例において36は口栓3の裾筒35周
面に設けた細ひだで、口壁1に嵌挿した口栓3を回転し
難く取り付けるためであるが、接着または部分溶接など
で口栓3を軽く固定してもよい。
面に設けた細ひだで、口壁1に嵌挿した口栓3を回転し
難く取り付けるためであるが、接着または部分溶接など
で口栓3を軽く固定してもよい。
さて、この考案は前記のようにしてなり、口栓3は容器
の口壁1に回転し難く嵌挿可能であるとともに口栓の頂
壁31の偏心位置に突桿32が樹立形成されている一
方、キャップ2はその基筒部21が口壁1に回転自在に
外嵌可能であるとともに基筒部21から偏心し、牛角状
に上方に伸びる嘴部22の突端に嘴口23が形成されて
いるので、キャップ2を回転すれば突桿32の基部に対
する嘴口23の角位相を自由に変化させることができ
る。ところで、前記したように、突桿32の栓頭部33
はつねに嘴口23に嵌合しているので、弾性体からなる
突桿32の栓頭部33はキャップ2の回転により各方向
に誘導を受ける。そして、嘴口23の各位相が突桿32
の基部と同一位相にある第1図の状態では、側口37が
嘴口23の内方に位置している。側口37は口栓3の頂
壁31の下面に開いている軸孔34をへて容器の収容物
に通じているのであるが、前記のように側孔37が嘴口
23の内方にあるため、容器の収容物は外気による酸化
や外部からの汚染に対し防衛されている。キャップ2は
意識的に回転しないかぎり勝手には回転しないので、容
器の転倒その他多少の外力が加わったぐらいでは突桿3
2の基部と嘴口23の角位相関係の変化はなく、従っ
て、このような閉鎖状態にあっては、輸送、持運びにも
安全で、容器内からの液漏れは発生しない。
の口壁1に回転し難く嵌挿可能であるとともに口栓の頂
壁31の偏心位置に突桿32が樹立形成されている一
方、キャップ2はその基筒部21が口壁1に回転自在に
外嵌可能であるとともに基筒部21から偏心し、牛角状
に上方に伸びる嘴部22の突端に嘴口23が形成されて
いるので、キャップ2を回転すれば突桿32の基部に対
する嘴口23の角位相を自由に変化させることができ
る。ところで、前記したように、突桿32の栓頭部33
はつねに嘴口23に嵌合しているので、弾性体からなる
突桿32の栓頭部33はキャップ2の回転により各方向
に誘導を受ける。そして、嘴口23の各位相が突桿32
の基部と同一位相にある第1図の状態では、側口37が
嘴口23の内方に位置している。側口37は口栓3の頂
壁31の下面に開いている軸孔34をへて容器の収容物
に通じているのであるが、前記のように側孔37が嘴口
23の内方にあるため、容器の収容物は外気による酸化
や外部からの汚染に対し防衛されている。キャップ2は
意識的に回転しないかぎり勝手には回転しないので、容
器の転倒その他多少の外力が加わったぐらいでは突桿3
2の基部と嘴口23の角位相関係の変化はなく、従っ
て、このような閉鎖状態にあっては、輸送、持運びにも
安全で、容器内からの液漏れは発生しない。
つぎに、第2図を参照し、キャップ2を指頭で回転すれ
ば突桿32の基部に対する嘴口23の各位相が変化す
る。ところで、突桿32の基部と嘴口23とは口壁1の
中心からみてそれぞれ偏心位置にあるので、第1図に示
すように、嘴口23が突桿32の基部と同一の角位相に
ある場合、突桿32の基部から嘴口23までの距離が最
短であり、これとは異なる角位相においては前記距離が
長くなる。ところが、突桿32は一定の長さを有してい
るので、キャップ2の回転により嘴口23と突桿32の
基部とが同位相になれば突桿23の基部から嘴口23ま
での距離が最短になるため、突桿32の栓頭部33が嘴
口23から突出し、栓頭部33に穿たれている側孔37
が嘴口23の外部に開放され、側孔37によって容器の
注ぎ口が形成される。かくして、注ぎ口が形成されれ
ば、容器の器壁を指頭で押圧することにより、容器の収
容物を放出することができる。
ば突桿32の基部に対する嘴口23の各位相が変化す
る。ところで、突桿32の基部と嘴口23とは口壁1の
中心からみてそれぞれ偏心位置にあるので、第1図に示
すように、嘴口23が突桿32の基部と同一の角位相に
ある場合、突桿32の基部から嘴口23までの距離が最
短であり、これとは異なる角位相においては前記距離が
長くなる。ところが、突桿32は一定の長さを有してい
るので、キャップ2の回転により嘴口23と突桿32の
基部とが同位相になれば突桿23の基部から嘴口23ま
での距離が最短になるため、突桿32の栓頭部33が嘴
口23から突出し、栓頭部33に穿たれている側孔37
が嘴口23の外部に開放され、側孔37によって容器の
注ぎ口が形成される。かくして、注ぎ口が形成されれ
ば、容器の器壁を指頭で押圧することにより、容器の収
容物を放出することができる。
かくして、容器の使用がすみ、第1図のように、嘴口2
3の角位置と突桿32の基部の角位相とが反対になるま
でキャップ2を回転すれば、側孔37が再び嘴口23の
内側に引込み、注ぎ口が閉鎖される。
3の角位置と突桿32の基部の角位相とが反対になるま
でキャップ2を回転すれば、側孔37が再び嘴口23の
内側に引込み、注ぎ口が閉鎖される。
(考案の効果) かくして、この考案によれば、指頭によるキャップ2の
回転により注ぎ口を円滑に閉鎖したり、開放したりする
ことができ、特に、閉鎖時には注ぎ口である側孔37は
全く外部に露出されないのできわめて衛生的な注ぎ出し
容器が提供され、不測の外力が加わっても収容物が漏れ
出るおそれがない。また、使用の際もキャップ取外しの
必要がなく、脱落してふん失する心配もない。従って、
日常使用頻度の高い食品や化粧品をはじめ、医薬品の注
ぎ出し容器として最適であるほか、部材としては、いず
れも簡単に成型できるキャップ2と口栓3の2点に過ぎ
ないので、安価に生産できることもこの考案の顕著な利
点である。
回転により注ぎ口を円滑に閉鎖したり、開放したりする
ことができ、特に、閉鎖時には注ぎ口である側孔37は
全く外部に露出されないのできわめて衛生的な注ぎ出し
容器が提供され、不測の外力が加わっても収容物が漏れ
出るおそれがない。また、使用の際もキャップ取外しの
必要がなく、脱落してふん失する心配もない。従って、
日常使用頻度の高い食品や化粧品をはじめ、医薬品の注
ぎ出し容器として最適であるほか、部材としては、いず
れも簡単に成型できるキャップ2と口栓3の2点に過ぎ
ないので、安価に生産できることもこの考案の顕著な利
点である。
第1図はこの考案装置の一実施例を装着した指圧噴射容
器の注ぎ口閉鎖時における要部縦断面図、第2図は同じ
く注ぎ口開放時における要部縦断面図、第3図は同じく
注ぎ口閉鎖時における正面図、第4図は口栓の要部縦断
正面図、第5図は同じく平面図である。 1は口壁、2はキャップ、21は基筒部、22は嘴部、
23は嘴口、3は口栓、31は頂壁、32は突桿、33
は栓頭部、34は軸孔、35は裾筒、36は細ひだ、3
7は側孔である。
器の注ぎ口閉鎖時における要部縦断面図、第2図は同じ
く注ぎ口開放時における要部縦断面図、第3図は同じく
注ぎ口閉鎖時における正面図、第4図は口栓の要部縦断
正面図、第5図は同じく平面図である。 1は口壁、2はキャップ、21は基筒部、22は嘴部、
23は嘴口、3は口栓、31は頂壁、32は突桿、33
は栓頭部、34は軸孔、35は裾筒、36は細ひだ、3
7は側孔である。
Claims (1)
- 【請求項1】弾性材料で成型した容器の口壁1に回転自
在かつ脱け難く基筒部21を外嵌できる下記のキャップ
2と、口壁1に回転し難く嵌挿できる口栓3とからな
り、キャップ2は、基筒部21の中心から偏心し、牛角
状に曲がって上方に伸びる嘴部22の突端に嘴口23を
形成し、口栓3は嘴口23に常時嵌合する栓頭部33を
形成した中空の突桿32を頂壁31の偏心位置において
頂壁31と一体に樹立形成した弾性体であって、軸孔3
4を頂壁31の下面に開口させるとともに栓頭部33に
側孔37を穿ってなり、キャップ2の回転により頂壁3
1における突桿32の基部の角位相と嘴口23の角位相
とが反対位相に位置するときは側孔37が嘴口23の内
方に位置し、かつ突桿32の前記基部の角位相と嘴口2
3の角位相とが同位相に位置するときは側孔37が嘴口
23の外部に位置するように栓頭部33が嘴口23に出
入してなる指圧噴射容器の注ぎ口装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19258587U JPH0630288Y2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 指圧噴射容器の注ぎ口装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19258587U JPH0630288Y2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 指圧噴射容器の注ぎ口装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0195264U JPH0195264U (ja) | 1989-06-23 |
JPH0630288Y2 true JPH0630288Y2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=31483435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19258587U Expired - Lifetime JPH0630288Y2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 指圧噴射容器の注ぎ口装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0630288Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-12-18 JP JP19258587U patent/JPH0630288Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0195264U (ja) | 1989-06-23 |
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