JPH08292517A - 赤外線照射により退色し得る紫外線吸収媒体 - Google Patents

赤外線照射により退色し得る紫外線吸収媒体

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JPH08292517A
JPH08292517A JP9244596A JP9244596A JPH08292517A JP H08292517 A JPH08292517 A JP H08292517A JP 9244596 A JP9244596 A JP 9244596A JP 9244596 A JP9244596 A JP 9244596A JP H08292517 A JPH08292517 A JP H08292517A
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dye
compound
absorption
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Ranjan C Patel
ランジャン・チャハガンブハイ・パテル
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Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成用マスクとして使用するのに適した
IR照射により退色し得る紫外線吸収媒体の提供。 【解決手段】 基材、並びに(a)UV/ブルー域の第
1波長に吸収のある化合物および(b)第1波長よりも
長波長の第2波長に吸収のある染料を含んでなる画像形
成媒体から構成される画像形成要素であって、第2波長
での媒体の照射が、化合物(a)の第1波長での吸収を
退色し、かつ要素が、熱的に不安定な尿素および/また
はカルバメート分子を有しない画像形成要素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスクとして使用
するのに適した画像を与えるために赤外線(IR)照射
によって退色し得る紫外線吸収媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザーアドレスに適した画像形成媒
体、特に湿式処理を必要としない媒体に関心が寄せられ
ている。そのような媒体は、医療用のイメージング(デ
ジタル放射線透過写真装置、CATスキャナー、磁気共
鳴スキャナーおよび超音波スキャナーの出力をフィルム
や紙の上へ記録すること)、並びにグラフィックアート
のイメージング(コンタクトフィルム、カラープルーフ
および印刷プレートの製造)に、特に有用である。いく
つかのレーザーアドレス可能な媒体が記載されている
が、商業化された例は、ほとんどない。グラフィックア
ート産業において、同一のスキャナーを使用して、通常
の3種の媒体(いわゆる、フィルム、プルーフおよびプ
レート)に出力されなければならないことを経済上必要
とするため、生産性は重要な問題である。これら3種の
媒体のうち、2種を与える能力は、明らかに生産性を高
める。
【0003】背景領域での可視光吸収量が最少で、かつ
人間の眼による検査および判断が可能な連続諧調能を有
する、画像領域が灰色がかった黒色の医療用のイメージ
ングフィルムを提供することが望まれている。グラフィ
ックアートフィルムは、その後、プレート、プルーフお
よび他のフィルムにイメージングするためのコンタクト
マスクとして使用される。マスクを介してのその後のイ
メージングは、通常、UV/ブルー光へのフラッド露光
によって行われる。画像領域は、UV光/ブルー光の高
い吸収を示すが、背景領域は、本質的には、そのような
マスクにとって有効であるために、この波長では透過で
ある。さらに、画像領域は、画像を目視で検査するため
に、少なくとも一部の可視光にまで吸収がなければなら
ない。灰色がかった黒色が好ましい。ハーフトーンのイ
メージングに適する高いコントラストも望ましい。
【0004】レーザー露光から白黒画像を直接発生させ
る技術は多数ある。米国特許第3962513号および
同第517650号に記載の周知の方法は、レーザー照
射によって透明基材から顔料層(例えば、カーボンブラ
ックを含有している層)をアブレーションすることであ
る。この方法の別法では、国際特許出願公開第90/1
2342号、米国特許第5171650号、およびアイ
・ビー・エム・テクニカル・ディスクロージャー・ブリ
ュトゥン(IBM Technical Disclosure Bulletin)第1
8巻、第12号、1976年5月、4142頁の記載の
如く、顔料被覆の露光部を、被覆層と密に接触している
受容体に転化する。欧州特許出願公開第0465727
号には、グラフィックアートフィルムの形成方法として
のUV吸収染料または顔料の転写が記載されている。レ
ーザー露光した結果として2つの基材の間の顔料層を区
切ることは、国際特許出願公開第93/04411号、
同第93/03928号、同第88/04237号、お
よび米国特許第5352562号に開示されている。こ
の材料は、本質的には、コントラストの高い材料であ
り、連続諧調のイメージングには適さない。
【0005】米国特許第4981765号および同第5
262275号、並びに欧州特許出願公開第04885
30号には、インテグラルマスクを形成するために印刷
プレートまたは同様の要素部品の感光性被覆の上へ染料
もしくは顔料を直接熱転写することが開示されている。
米国特許第4,826,976号、同第4,720,449
号、同第4,960,901号、および同第4,745,0
46号、並びに国際特許出願公開第90/00978号
には、レーザー光の吸収によって供給され得る熱に反応
して色を発現するイメージング材料が開示されている。
黄色、マゼンタ(赤)およびシアン(青)が開示されて
いる。
【0006】米国特許第4,602,263号および米国
特許第4,720,450号には、熱的に不安定なカルバ
メートと尿素誘導体それぞれの分解によって、熱の作用
下で退色するイメージングシステムが開示されている。
熱は、レーザー光の吸収によって供給され得る。
【0007】国際特許出願公開第90/12342号に
記載されているように、カラープルーフを、転写によ
り、レーザー露光により、適したドナーから共通の受容
体への様々な色の連続画像を形成することができる。上
記公報は、各ドナーシートが、画像転写後、そのそれぞ
れの色について画像情報を含む有効なフィルムマスクで
あることを開示しているが、そのような材料は、カラー
プルーフに通常使用される多くの染料および顔料が、U
V/ブルー域での吸収が不十分である傾向があるため、
グラフィックアートフィルムとしての使用に限定されて
いる。
【0008】透明ドナーから、リソグラフィー印刷に適
した表面(例えば、しぼ付けしたアルミニウム箔)を有
する受容体への顔料層のレーザー転写、並びに、それに
よって、フィルムマスクと印刷プレートを同時に製造す
ることが、米国特許第3,962,513号に開示されて
いる。フィルムとプレートの両者として機能する単シー
ト材料は、開示されていない。
【0009】染料を誘発する光レドックス法は、当該分
野において周知である。光励起した染料は、染料および
共反応物の特性に依存して、共反応物から電子を受容す
る(染料が光酸化剤として作用する)か、または共反応
物に電子を与える(染料が光還元剤として作用する)こ
とができる。そのような方法は、しばしば、画像形成目
的のために開発されてきたが、一般に、画像を形成する
染料の退色である。この種のイメージングの例として
は、オルガノボレートイオンの存在下におけるカチオン
染料の光退色(米国特許第4,447,521号および同
第4,242,891号)、並びにアリルチオウレア誘導
体の存在下におけるピリリウム染料の光退色[ジャーナ
ル・オブ・イメージング・サイエンス・アンド・テクノ
ロジー(J.Imaging Sci. & Technol.)1993年(3
7)149〜155頁]が挙げられる。また、光レドッ
クス反応生成物は、画像形成を導く更なる反応に関係し
得る。染料が光酸化剤として作用する(すなわち、染料
が、光励起状態において、電子を適する還元体から受容
する)光レドックス法は、本発明の好ましい態様に特に
関連している。
【0010】光レドックス反応の生成物は、重合を開始
したり[例えば、欧州特許出願公開第515133号、
ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J.Or
g.Chem.)1993年(58)2614〜8頁、およびジ
ャーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサイエ
ティー(J.Am.Chem.Soc.)1988年(110)2326
〜8頁]かまたは重合を抑制することがある(例えば、
米国特許第4,816,379号に記載)。還元剤の退色
が最初の画像形成プロセスである、染料と還元剤を伴う
光レドックス画像形成プロセスに関する既知の参考文献
はない。
【0011】ジヒドロピリジン誘導体が電子を光励起し
たRu(III)錯体へ移動させる能力は、ジャーナル・オ
ブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティー198
1年(103)、6495〜7頁に開示されている。反
応は溶液中で行われ、画像形成目的には用いられなかっ
た。
【0012】英国特許出願第9508027号のレーザ
ーアドレス可能なサーマルイメージング媒体は、光/熱
変換する染料とジヒドロピリジン誘導体から構成されて
いる。光/熱変換する染料の退色は、レーザー露光中に
生じ、その効果は、汚染されていないカラーイメージの
製造に用いられる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)UV/
ブルー域の第1波長に吸収のある化合物および(b)第
1波長よりも長波長の第2波長に吸収のある染料を含ん
でなる画像形成媒体であって、第2波長での媒体の照射
が、化合物(a)の第1波長における吸収を退色し、媒
体が熱的に不安定な尿素および/またはカルバメート分
子を有しない画像形成媒体を提供するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】好ましくは、第2波長は、UV/
レッド域または近赤外線域であり、照射は、レーザーで
行われる。透明基材上の被覆の形態での本発明の画像形
成媒体は、UV感光性材料(例えば、印刷プレート、感
光性レジスト、またはプルーフ用要素)を画像態様で露
光するためのマスクとして用いられ得る。あるいは、本
発明の画像形成媒体を、UV/ブルー光に感光する、更
なる画像形成媒体を有するイメージング要素中に組み込
むこともできる。そのような要素は、上記で定義された
成分(a)および(b)を含んでなる第1イメージング
媒体と、UV/ブルー光に感光する第2イメージング媒
体から構成され得る。第2の波長の放射線への初期の露
光は、第2イメージング媒体をUV/ブルー光で露光す
るためのマスクとして作用する第1イメージング媒体中
に画像を発生させる。第2イメージング媒体は、都合よ
くは、イメージング要素の一部としての印刷プレートの
形態であってよい。
【0015】本発明において、「UV/ブルー域」と
は、約340〜約480nmの範囲のスペクトル部をい
う。「退色」とは、関連する吸収バンドの消去による、
またはより短い波長への移行による吸光度の低下をい
う。本発明のイメージング媒体は、最初、UV/ブルー
光に対し不透過であるが、適する(より長い)波長の光
で露光すると透過となる(すなわち、これは、ポジ型作
用をする。)。上記媒体は、レーザーによるデジタルア
ドレスに大変適しており、画像を現像または固定するプ
ロセスを必要としない。最も簡易な態様では、着色剤の
アブレーションまたは転写を伴わず、処分を要する廃棄
物質もない。
【0016】UV-不透過部とUV透過部の得られたパ
ターンは、UV感光性材料を画像態様で露光するための
マスクとして使用され、本発明の更なる見解によれば、
(i)透明基材、UV/ブルー域の第1波長に吸収のあ
る化合物、および第1波長よりも長波長の第2波長に吸
収のある染料を含んで成る第1イメージング要素を提供
すること、(ii)第1要素を第2波長の放射線パターン
で露光して第1波長での吸収を退色させること、(ii
i)第1要素を第1波長の光に感光する第2イメージン
グ要素と接触させて結合すること、並びに(iv)光源
に最も近い第1イメージング要素と共に、(iii)のア
センブリーを第1波長の光源で露光することから成るイ
メージング法が提供される。
【0017】上記要素の構造に依存して、第2イメージ
ング要素を1つまたはそれ以上のプロセス工程に付して
最終画像を現像および/または固定することが、通常、
必要であろう。「第1波長」は、正確な単波長よりも、
ある程度幅のある波長を表すものとする。例えば、上記
化合物は、340〜410nmの間の波長に吸収があっ
てよい(最大吸収波長=390nm)。工程(iv)の
露光は、その領域内の最大吸収波長だけでなく、第1吸
収範囲内のどの波長で成されてもよい。本発明の画像形
成媒体をインテグラルマスクとして使用する場合、イメ
ージング要素は、基材、第1イメージング媒体および第
2イメージング媒体を含んで成り、第1イメージング媒
体が、(a)UV/ブルー域の第1波長に吸収のある化
合物と、(b)第1波長よりも長波長の第2波長に吸収
のある染料を含んで成り、第2波長での媒体の照射が、
化合物(a)の吸収を退色し、第2イメージング媒体
が、第1波長の光に感光し、第1イメージング媒体を、
第1イメージング媒体中に形成した画像が、第2イメー
ジング媒体用露光マスクとして作用し得るように(光学
的および物理学的に)配置する。
【0018】さらに、本発明のこの見解は、(i)前段
に記載した如く、イメージング要素を提供すること、
(ii)要素を第2波長の放射線パターンで露光するこ
と、(iii)要素を第1波長の放射線源で露光するこ
と、並びに(iv)要素を処理して、第2イメージング
媒体中に画像を現像することの工程を含んで成るイメー
ジング方法まで拡張される。
【0019】本発明のイメージング媒体は、2つの鍵成
分、すなわち、(a)比較的短波長に吸収をもつ化合物
と、(b)よりも長波長に吸収をもつ染料から成り、こ
れらは、後者による光吸収が、最後に前者の退色を生じ
させるように選択されなければならならず、それによ
り、これらの成分の一方の本質が、もう一方の本質を左
右することがある。望ましい退色を生じ得る様々な機構
がある。例えば、より短波長に吸収をもつ化合物(a)
は、染料によるレーザー光の吸収により発生した熱の結
果として、熱的に分解または転位することがある。ある
いは(またはさらに)、より短波長に吸収をもつ化合物
(a)は、酸に敏感であってよく、染料の光照射が、強
酸を発生することがある。熱および/または酸の作用下
で退色する適する化合物としては、式IおよびII:
【化4】 (式中、Rは、独立して、(好ましくは炭素数が20ま
での)アルキル基または環員炭素数が10(好ましくは
炭素数6)までのアリール基から選ばれるか、あるいは
R基の両者を合わせて、非芳香環(例えば、モルホリン
またはピロリジン)を成し、Yは、それぞれ独立して、
CN、COR、CO21、SO21(ただし、R
1は、アルキルまたはアリールである。)のような電子
求引性基から選ばれるか、あるいはY基の両者を合わせ
て、電子求引性を有する環(例えば、バルビツル酸、マ
ロン酸イソプロピリデン、ジメドン等)を成すのに必要
なC、O、NおよびSから選ばれた原子表し、R2は、
それぞれ独立して、(好ましくは炭素数が20までの)
アルキル基または環員炭素数が10(好ましくは6)ま
でのアリール基から選ばれ、並びにM+は、一価のカチ
オン(例えば、Na+、K+、NH4 +)を表す。)の化合
物が挙げられる。
【0020】式IおよびIIの化合物の具体例としては、
【化5】 が挙げられる。
【0021】化合物(a)の退色に関する更なる反応機
構は、染料と、短波長に吸収を生じる化合物(a)との
間の光レドックス反応、特に化合物(a)による染料の
光還元を伴う。言い換えれば、化合物(a)は、染料が
光励起状態にあるときに、電子を染料に移動させ、その
間に化合物(a)が退色していく。UV/ブルー領域に
吸収のある好ましい種類の化合物(下式III)は、この
反応機構によって作用すると考えられる。
【0022】
【化6】
【0023】式IIIにおいて、R3は、H、アルキル基、
アリール基、脂環式基または複素環式基から選ばれ、R
4は、アリール基であり、R5およびR6は、ぞれぞれ独
立して、アルキル基、アリール基、脂環式基または複素
環式基から選ばれ、並びにZは、Oまたは共有結合を表
す。
【0024】本発明において、「アルキル」とは、炭素
数が20まで、好ましくは10まで、特に5までのアル
キル基をいう。「アリール」とは、炭素数が14まで、
好ましくは10まで、特に6までの芳香環系または縮合
環系をいう。「脂環式」とは、炭素数が14まで、好ま
しくは10まで、特に6までの非芳香環系または縮合環
系をいう。「複素環式」とは、C、N、OおよびSから
選ばれた原子の数が14まで、好ましくは10まで、特
に6までの芳香環もしくは非芳香環系または縮合環系を
いう。上記の基はいずれも、1つまたはそれ以上の原子
もしくは基(例えば、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ
ゲンおよびニトリル)で置換されていてよい。
【0025】当該技術領域で熟知の如く、置換のほとん
どは、許容されるだけでなく、しばしば、好ましい。論
議を簡単にする方法として、置換できるまたは置換され
ていてよい化学種、および置換しないまたは置換されて
いない化学種を区別するために、「核」、「基」および
「部位」を用いる。例えば、「アルキル基」は、純粋な
炭化水素アルキル鎖(例えば、メチル、エチル、オクチ
ル、シクロヘキシル、イソオクチル、t-ブチル等)の
みならず、当該技術において既知の通常の置換基(例え
ば、ヒドロキシル、アルコキシ、フェニル、ハロゲン
(F、ClおよびI)、シアノ、ニトロ、アミノ等)を
有するアルキル鎖をも包含するものとする。同様に、
「核」は、置換できると考えられるものである。他方、
「アルキル部位」とは、純粋な炭化水素アルキル鎖を包
含するもの(例えば、メチル、エチル、プロピル、シク
ヘキシル、イソオクチル、t-ブチル等)に限られる。
【0026】英国特許出願第9508027号には、光
レドックスプロセスであると考えられている、式IIIの
化合物の存在下での光照射による特定の染料の退色が開
示されているが、このプロセスの効果は、式IIIの化合
物自体が、プロセス中で退色されることであると考えら
れ、この効果を、上述の画像形成目的のために用いるこ
とができる。式IIIの化合物は、UV/ブルー域に強い
吸収をもつが、適する染料と配合させ、かつ染料が吸収
する波長で照射すると、UV/ブルー吸収は、より短波
長側に移行する。有機化合物が酸化の結果として退色を
受けるのは、稀であるが(その逆は、しばしば、起こり
得る:染料中へのロイコ染料の転化参照)、染料と式II
Iの化合物から成る組成物が、暗所で加熱されるのでは
なく、光照射条件下で容易に退色するため、式IIIの化
合物を光励起した染料分子で酸化することが考えられ
る。また、光励起種へ還元剤として作用する同様の化合
物の学術論文においても報告されている(ジャーナル・
オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティー19
81年(103)、6495〜7頁)。
【0027】式IIIの化合物と共に、金属塩安定化剤
(例えば、マグネシウム塩)を使用してよく、このこと
は、光活性に悪影響を与えずに、系の熱的安定性を高め
ることが分かっている。式IIIの化合物に対して約10
モル%の量が効果的である。
【0028】式IIIにおいて、R3は、好ましくはHまた
は(任意に置換された)フェニルであり、R4は、好ま
しくは(任意に置換された)フェニルであり、R5は、
好ましくは(炭素数1〜4の)低級アルキル(特に、メ
チル)であり、およびR6は、好ましくは低級アルキル
(例えば、エチル)である。Zが共有結合を表す化合物
は、UV/ブルー域に向上した吸光度を示し、それ故
に、多くの適用に好ましい。式IIIの化合物は、周知の
ハンチのピリジン合成: R4CHO+R3NH2+2R5-C(O)-CH2-C(O)-Z-
6…>III+3H2O を適応して、アルデヒド、アミンおよび等量のβ-ケト
カルボニル化合物の共縮合によって合成され得る。
【0029】本発明のイメージング要素の他の鍵成分
は、比較的長波長に吸収のある染料(b)である。要素
は、主にレーザーアドレスされるため、好ましい染料
は、レッドおよび/または近赤外領域に吸収を有し、一
般に使用される半導体レーザーやYAGレーザー等と適
合する。上述のように、化合物(a)の短波長吸収を退
色する反応機構は、染料(b)の選択に影響を受けるこ
とがある。単純な熱的退色機構が作用するならば、染料
(b)上での制限は、有効な光/熱変換剤として作用す
る(すなわち、それは、レーザー出力を吸収し、その結
果として熱を発生する)だけである。シアニン、フタト
シアニン、ポリメチン、オキソノール、スクエアリリウ
ム染料、クロコニウム染料およびジアミンジカチオン染
料を含む、広範囲のUV/レッドおよび赤外線吸収染料
が、この目的に適することが知られている。
【0030】他方、退色プロセスが、酸の存在を要すれ
ば、染料(b)は、好ましくは、レーザー光分解によっ
て酸を発生する。(あるいは、酸の熱源を、上記の光/
熱変換する染料と組み合わせて用いてよい。)酸を発生
する特性を有する赤外線吸収染料の例としては、例え
ば、米国特許第5135842号に記載のテトラ-アリ
ールポリメチン(TAPM)染料が挙げられる。好まし
い例は、一般式IV:
【化7】 (式中、Ar1〜Ar4は、同一または異なってよく、A
1〜Ar4の少なくとも2つが、4位に3級アミノ基を
有するようなアリール基であり、およびXは、アニオン
である。)の核を有する。3級アミノ基の例としては、
ジアルキルアミノ基、ジアリールアミノ基、および環式
置換基(例えば、ピロリジノ基、モルホリノ基またはピ
ペリジノ基)が挙げられる。3級アミノ基は、縮合環系
の一部を形成していてよい(例えば、Ar1〜Ar4の1
つまたはそれ以上が、ジュロリジン基を表すことがあ
る。)。
【0031】好ましくは、アニオンXは、強酸から誘導
される(例えば、HXのpKaが3未満、好ましくは1
未満でなければならない)。Xに適するものとしては、
ClO4、BF4、CF3SO3、PF6、AsF6またはS
bF6が挙げられる。そのような染料は、酸HXを照射
時に形成するものと考えられ、効果は、Ar1〜Ar4
いずれも、同一でないときに、特に強いと思われる。式
IVの好ましい染料としては、以下のものが挙げられ
る。
【化8】
【0032】酸を発生する染料の別の好ましい種類は、
イミニウムカチオン染料としても知られており、強酸か
ら生成された対イオンを有するアミンカチオンのイオン
染料である(例えば、国際特許出願公開第90/123
42号および日本特許出願公告昭和51年第88016
号に記載されている。)。これは、ジアミンジカチオン
染料[市販のシアソルブ(Cyasorb、登録商標)IR165(グ
レンデール・プロテクティヴ・テクノロジーズ・インコ
ーポレイテッド(Glendale Protective Technologies In
c.))によって例示される。]を包含し、それは、一般
式Vの核を有し、かつYAGレーザー波長域に吸収をも
つ。
【0033】
【化9】 (式中、Ar1〜Ar4およびXは、前記と同じ意味を有
する。)
【0034】光レドックス法によって退色がもたらされ
る場合、特に染料が、光酸化剤として作用する場合、好
ましい染料は、カチオン染料である(すなわち、それ
は、発色団と関連のある正電荷を有する。)。例として
は、ポリメチン染料、ピリリウム染料、シアニン染料、
ジアミンジカチオン染料、フェナジニウム染料、フェノ
キサジニウム染料、フェノチアジニウム染料およびアク
リジニウム染料が挙げられるが、最も好ましい染料は、
式IVのTAPM染料と、式Vのジアミンジカチオン染
料である。
【0035】本発明のイメージング要素を、染料と退色
し得る化合物を適する溶媒に溶解し、混合物を透明基材
に塗布することによって調製することができる。基材
は、近紫外〜近赤外領域で透明でなくてはならず、ま
た、可撓性で、寸法安定な状態であり、かつ耐熱性でな
けれなならない。通常のポリエステル基材(例えば、厚
さ20〜200μmのポリエチレンテレフタレートとポ
リエチレンナフタレート)が適しており、また、場合に
より、その後の被覆に対する濡れ性を変えるために、
(例えば、コロナ放電、または下地層の適用によって)
処理されていてよい。スピンコーティング、バー塗布、
ロール塗布またはナイフ塗布のような通常の塗布方法を
いずれも使用することができる。
【0036】成分の相対的な量は、材料自体の吸光係数
および意図される用途によって変化してよい。染料は、
レーザー光源の出力波長において、少なくとも0.7
5、好ましくは少なくとも1.0の吸光度を与えるのに
十分な量で含まれていなければならない。退色し得る化
合物は、より短波長で、少なくとも1.0、好ましくは
少なくとも1.5の吸光度を与えるのに十分な量で含ま
れていなければならない。
【0037】染料と退色し得る化合物を、バインダーを
添加せずに基材上に塗布すると、より高いイメージング
速度が得られる。上述の好ましい材料は、バインダーの
不存在下で、例えば、典型的な有機溶媒や溶媒混合物
(例えば、アルコール、ケトン、エステルおよびエーテ
ル)中における固形物約2〜15重量%の溶液として蒸
着または塗布した場合に、良質の被覆を形成する。しか
しながら、必要に応じて、ビニル樹脂、アクリレート樹
脂、セルロースエステルおよびポリカーボネートを含む
バインダーを使用してよい。必要に応じて、界面活性剤
および/または他の被覆助剤を添加してよい。
【0038】驚くべきことに、好ましい材料のバインダ
ーを含まない被覆は、耐久性があるが、透明なトップコ
ートを使用することによって、より優れた耐久性を得る
ことができる。トップコートの適用が、イメージング層
を破壊しないように、イメージング層と非相溶の溶媒
(例えば、水)からトップコートを塗布することが好ま
しい。したがって、ゼラチンまたはポリビニルアルコー
ルのような親水性材料が、トップコートには、特に適し
ている。
【0039】本発明の要素を、通常の技術によって画像
形成され得る。要素を、適するステージに、例えば、真
空を維持することによって固定し、かつ適するレーザー
によってスキャンすることができる。要素は、使用され
る染料に依存して、汎用のどのようなレーザーによって
も画像形成され得るが、半導体レーザーやYAGレーザ
ーのような近赤外線発生レーザーアドレスが好ましい。
【0040】比較的高い強度のレーザー露光(例えば、
少なくとも1023フォトン/cm2/秒)から、優れた
結果が得られる。830nmの放射線を発する半導体レ
ーザーにおいて、これは、約1μ秒の滞留時間で、20
μmスポットに集光した0.1Wの出力にほぼ対応して
いる。1064nmでのYAGレーザー露光の場合に
は、少なくとも3×1024フォトン/cm2/秒の線
束が好ましく、約0.1μ秒の滞留時間で、20μmス
ポットに集光した2Wの出力にほぼ対応している。
【0041】既知のスキャニング装置をいずれも使用す
ることができる(例えば、平台スキャナー、外部ドラム
スキャナーまたは内部ドラムスキャナー)。上記装置内
では、画像形成される要素を、ドラムまたは台に(例え
ば、真空を維持することによって)固定し、レーザービ
ームを、吸収層上の(例えば、直径約20μmの)スポ
ットに集光する。このスポットを、全領域に亙ってスキ
ャンして画像形成すると同時に、レーザー出力を、電子
的に蓄積された画像情報に従って調節する。2つまたは
それ以上のレーザーが、要素の異なる領域を同時にスキ
ャンすることができ、必要に応じて、2つまたはそれ以
上のレーザーを、より高い強度の単スポットとなるよう
に、光学的に組み合わせてよい。
【0042】上記イメージングプロセスの結果として、
本発明の媒体は、露光部では、UV/ブルー光に透過と
なるが、未露光部では、UV/ブルー光に不透過のまま
である。ある態様において、レーザー光を吸収する染料
は、本出願人の(同日の)同時出願にも記載の如く、露
光部でも退色するであろうが、このことは、本発明の重
要性に比べれば、副次的なものである。画像を現像また
は固定するために、更に処理する必要はない。画像形成
した要素を、通常のグラフィックアートフィルムと同様
に、その後、別の媒体に(ポジ型またはネガ型の)画像
情報を複写するために、コンタクトマスクとして用いる
ことができる。こうして、それを、例えば、ハロゲン化
銀コンタクトもしくは複写フィルム、リフトフィルム、
カラープルーフ材料、印刷プレート、あるいは、実際
に、コンタクトマスクを介してUV/ブルー光で露光す
るのに適した材料の(通常の印刷枠内における)コンタ
クト露光に使用することができる。
【0043】その他の態様において、本発明のイメージ
ング媒体は、要素を最後にUV/ブルー光でフラッド露
光するためのインテグラルマスクの形成が可能であると
いう意味で、UV/ブルー光に感光するイメージング要
素内に組み込まれてよい。本発明のこの見解による要素
は、一般に、基材、UV/ブルー光に感光する第2イメ
ージング媒体、および上述の種類の第1イメージング媒
体を含んで成る。本発明の第1イメージング媒体は、第
2イメージング媒体から分離した1つまたはそれ以上の
層として存在してよく、第1イメージング媒体中に形成
された画像が、第2イメージング媒体の露光用マスクと
して作用できるように配置されてよい。第2イメージン
グ媒体は、通常の感光性媒体の形態(例えば、印刷プレ
ートまたはプルーフ用要素を形成するのに使用される種
類の感光性レジスト)をとってよい。そのようなレジス
トは、ポジ型(光可溶性)またはネガ型(光不溶性)で
あってよく、あるいは以下に記載の如く、剥離現像性で
あってよい。使用において、要素は、先ず、上記のよう
に露光して第1イメージング媒体内に画像を形成する。
この後、適当な光源(例えば、ハロゲン化金属ランプま
たは水銀ランプ)を用いてフラッド露光する。露光は、
レーザーでスキャンしたマスク表面全体を用い、適当な
波長でレーザースキャンすることによっても遂行でき
る。最初の工程で露光されなかった第1イメージング媒
体の領域は、不透過のままであり、フラッド露光中、光
路を阻害する。逆に、最初の工程で露光された領域は、
透過となり、フラッド露光において光を通す。それによ
って、フラッド露光は、最初の露光によって第1イメー
ジング媒体内に形成されたパターンを複写する第2イメ
ージング媒体に画像態様での照射を行うこととなる。最
終工程は、第2イメージング媒体内に形成された画像を
現像および固定するのに適した方法で処理することであ
る。例えば、露光(または未露光)部を、適当な現像液
で洗浄しても、または剥離プロセスで、最終画像を露出
させてもよい。
【0044】この態様は、最終露光において真空フレー
ムを必要としない、単シート構造の利点を有している。
マスク画像は、UV/ブルー感光性媒体と極めて近づけ
て発生させることができるため、2枚のシートを接触さ
せることから生じ得る光学物品を用いずに、後者の高い
解像性が得られる。
【0045】基材、第1イメージング媒体および第2イ
メージング媒体の正確な位置関係は、基材が不透明か透
明かに依存して、変えることができる。基材が、アルミ
ニウム基材を有する印刷プレートである場合のように不
透明な場合には、例えば、第1(マスク形成)イメージ
ング媒体を、プレートの感光層の最上部に塗布しなけれ
ばならず、その側から露光を行わなければならない。特
に塗布段階において、2つのイメージング薬品の内部混
合を避けるために、マスク形成用薬品を塗布する前に、
通常のプレート被覆の最上部にバリヤー層を塗布する必
要があり得る。ゼラチンまたはポリビニルアルコールの
ような水溶性ポリマーは、好ましいバリヤー材料である
(例えば、乾燥膜厚1〜5μm)。
【0046】カラープルーフ用要素の場合のように、基
材が透明な場合には、マスク形成用薬品を、通常の感光
層の上か、または基材と通常の感光層との間、あるいは
基材の裏面に配置してよい。フラッド露光の方向に依存
して、この配置を適応させてよい。
【0047】インテグラルカラープルーフのアセンブリ
ー用に意図されたプルーフ用要素の場合には、マスク形
成用薬品は、基材の裏面か、または基材と感光層との間
になければならない。この種の通常のプルーフ用要素
は、(順に)透明基材、感光層、着色層、および接着層
から構成され得る。感光層と着色層を、単層に組み合わ
せることができ、具体的な構造に依存して、バリヤー層
または剥離層のような他の層を含んでいてもよい。使用
において、この種の通常の材料を、先ず、白色の紙また
はカードのような反射性基材にラミネートした後、透明
基材の剥離前または後に、コンタクトマスクを介してフ
ラッド露光する。剥離可能なまたは剥離できないハレー
ション防止層を、感光性媒体と結合させてもよい。
【0048】画像の現像が、露光部または未露光部の選
択的除去を伴うか、または、露光した後に透明基材を剥
離する動作が、着色層の露光部または未露光部を選択的
に除去することがある。後者の方法は、剥離現像として
知られており、欧州特許出願第93309507.7号
および国際特許出願公開第92/15920号に記載さ
れている。フルカラー画像が基材上に結合されるまで、
様々に着色した要素を用いて、全プロセスを繰り返す。
【0049】本発明のこの見解におけるプルーフ用要素
は、マスク形成用薬品を、透明基材の裏面、または透明
基材と感光層との間に塗布するだけの汎用の相当品とは
異なる。反射性基材にラミネートした後、透明基材を所
定の位置に置き、上述の如く、長波長の露光によって、
マスクを発現させる。マスクを介してフラッド露光した
後、透明基材を剥離する。剥離要素において、このこと
が、画像を現像し、剥離しない場合は、通常の湿式現像
を行う。
【0050】既製品を、製造プロセスに対して最小限度
の破壊で改造することができるため、製造時点から、マ
スク形成用薬品を透明基材の裏面に塗布するのが、より
便利である。他方、様々な利点が、基材と感光層の間に
マスク形成用薬品を塗布することから生じることがあ
る。第一には、マスクは、感光層のすぐ近くに発現さ
れ、そのことが、高解像性を促進し、基材の厚さによっ
て生じる光学歪みを排除する。第二に、欧州特許出願公
開第165030号に記載のように、マスクのDmin領
域が、吸光度ゼロ(0)まで退色することはほとんどな
く、残存吸収は、ハレーション防止効果を与え、向上し
た解像性、ドットゲインの制御および露光寛容度をもた
らす。
【0051】本発明の媒体をレーザー露光することによ
って製造された画像は、最も簡易な態様では、画像密度
は、主にUV域にあるため、裸眼には、むしろぼやけて
見える。これは、上述のようなコンタクトマスクとして
のその有用性には影響しないが、使用者の便宜上、より
高い視覚的なコントラストが望ましい。医療用イメージ
ングのような他の適用を考えるならば、より優れた視覚
的画像、好ましくは灰色がかった黒色が、必須である。
式IIIの化合物と式IVの染料から成る本発明の好ましい
態様において、これは、前述の成分に加えて、可視光を
吸収するオキソノール染料1つまたはそれ以上を組み込
むことによって達成され得る。オキソノール染料は、可
視光域(400〜700nm)に吸光度を与え、適当な
吸収特性とオキソノールを組み合わせることにより、灰
色がかった黒色が得られる。オキソノールは、レーザー
露光中、式IIIの化合物と共に明らかに退色する。驚く
べきことには、オキソノールの付加的な存在による、速
度の損失はほとんどない。退色の程度は、レーザー露光
の強度および期間によって変わるため、連続諧調が可能
である。
【0052】オキソノール退色の反応機構は、熟知され
ていない。式IVまたはVの染料と、1つまたはそれ以
上のオキソノールから成る被覆は、レーザー露光時に、
部分的に退色していくが、式IIIの化合物の付加的な存
在は、非常により早くかつ完全な退色を与える。適する
オキソノール染料は、米国特許第4,701,402号に
記載の種類であり、具体例としては、
【化10】 が挙げられる。
【0053】基本的な構造を作製して、より広範囲の有
用性を与える第二の方法は、熱転写可能な着色剤層の包
含と、レーザーアドレス可能な熱転写ドナーとして得ら
れた材料の使用を伴う。レーザー照射に反応して、着色
剤をドナーから受容体へ転写することによるカラー画像
の発生は、周知である。適するドナーから共通の受容体
へ黄色、マゼンタ(赤色)、シアン(青色)および黒色
を連続転写することにより、プルーフィングに適する高
質のフルカラー画像が得られる(国際特許出願公開第9
0/12342号、米国特許第5,171,650号、お
よび欧州特許出願公開第0602893号に記載)。着
色剤の大量の転写を伴う系(すなわち、入力エネルギー
が、特定のしきい値を越えるか否かに依存して、画像密
度の転写率が0%か100%である場合)では、画像形
成されたドナーシートが、受容体上に形成されたネガ型
画像を表すことが分かっており、場合により、他の媒体
のコンタクト露光用マスクとして使用される。しかしな
がら、様々な問題が、この方法の有用性を制限してい
る。第一に、プルーフィング産業において、着色剤とし
て通常使用される染料と顔料は、UV/ブルー域には強
い吸収がなく、それ故に、ドナーによって形成されたマ
スクの画像密度は、不十分である。着色剤に加えて、不
活性なUV吸収剤の使用が、この問題を解決することが
あるが、添加したUV吸収剤が完全に無色でない限り、
転写された画像は、劣化していく。第二に、マス転写媒
体は、ドナーの露光部から着色剤すべてを転写する必要
がない。特に、転写が、「溶融−粘着」機構によって生
じる場合には、ドナーの露光部に残渣をかなり残す傾向
がある。これは、受容体上の画質には影響しないが、着
色剤が、UV域に吸収をもつか、または不活性な吸収剤
を添加したならば、マスクとして画像形成されたドナー
を用いることは、高いDminによって妨げられよう。
【0054】この問題は、本発明の材料を、熱転写可能
な着色剤と一緒に使用するときには生じない。式I〜II
Iで表されるような化合物の存在は、着色剤自体の特性
にかかわらず、UV/ブルー域での適した吸光度を確実
にし、化合物が、レーザー露光中に退色するため、着色
剤の残渣がドナー上に残っている場合でも、露光部のD
minは低い。同様に、退色プロセスは、UV吸収性化合
物を同時転写することにより、転写された画像の汚染問
題を回避する。さらに、カラー分離情報に対応する整合
性フィルムマスクを製造し、それにより、費用のかかる
スキャニング装置の生産性を最大限にするのと同時に
(および同じ一連のレーザースキャンの直接的な結果と
して)、各カラー分離画像(黄色、マゼンタ、シアン
等)から成る高品質のカラープルーフを形成することが
可能である。
【0055】したがって、本発明のさらなる見解より、
基材、並びに(a)UV/ブルー域の第1波長に吸収の
ある化合物および(b)第1波長よりも長波長の第2波
長に吸収のある染料を含んで成るイメージング媒体から
構成されるイメージング要素であって、第2波長での媒
体の照射が、化合物(a)の第1波長での吸収を退色
し、さらに、イメージング媒体が、熱転写可能な着色剤
から成る画像形成要素を提供するものである。
【0056】本発明は、(i)前段に記載の第1イメー
ジング要素を受容体と接触させて結合すること、(ii)
照射領域内において、着色剤を受容体へ熱転写させ、か
つ化合物(a)の第1波長での吸収を退色するように、
(ii)のアセンブリーを第2波長の放射線パターンで露
光すること、(iii)第1イメージング要素を受容体か
ら分離し、かつ第1イメージング要素を、第1波長の放
射線に感光する第2イメージング要素と接触させて結合
すること、並びに(iv)(iii)のアセンブリーを第1
波長の放射線源で露光することの工程から成るイメージ
ング方法を提供するものである。
【0057】本質的には、ワックス状顔料層(日本特許
出願公告昭和63年第319192号)、融しょく性材
料(国際特許出願公開第90/12342号、米国特許
第5,171,650号)、および蒸着された染料または
顔料のバインダーを含まない層(国際特許出願第PCT
/GB92/01489号)を含む、どのような既知の
マス転写着色剤系も、本発明のこの態様では使用するこ
とができる。しかしながら、好ましい転写可能な着色剤
は、欧州特許出願公開第0602893号に記載の後如
く、バインダー中に、フルオロケミカル添加物と共に、
顔料粒子の分散体を含んで成る。本発明の材料は、退色
可能なUV/ブルー吸収剤を、上述のレーザー転写イメ
ージング媒体に添加することによって、簡易に調製され
得る。UV/ブルー吸収剤は、着色剤層または剥離層の
中に含まれていてよいが、最適な退色のためには、レー
ザー吸収染料と同一の層内になければならない。
【0058】向上した生産性を与える本発明のさらなる
態様は、フィルムと印刷プレートの機能を合わせ持つ。
欧州特許出願公開第0652483号には、赤外線感光
性被覆を有する基材から成る溶解プロセスを要しないレ
ーザーアドレス可能な印刷プレートが記載されており、
被覆は、赤外線での露光時において、相対的に、より親
水性となる。好ましい態様において、被覆は、赤外線吸
収剤と、熱および/または酸の作用下で反応して親水性
基を形成するペンダント疎水性基を有するポリマーから
構成される。特に好ましくは、赤外線吸収剤は、放射線
を吸収することによって酸を発生し、および/または付
加的な酸源が、被覆内に含まれている。好ましい反応性
ポリマーは、テトラヒドロピラニルメタクリレートとビ
ニル官能性アルコキシシランのコポリマーである。適す
る基材としては、透明ポリエステルフィルムが挙げられ
る。被覆は、最初、疎水性であるため、リソグラフ印刷
において通常使用されるインクを容易に受容する。赤外
線での露光時に、被覆は、相対的に、より親水性となる
ので、水性印刷インク溶液の存在下では、露光部が、イ
ンクをはじく(すなわち、プレートがポジ型作用をす
る)。好ましいIR光源は、半導体レーザーであるた
め、プレートは、デジタルアドレス可能な新規な組み合
わせを有し、かつ湿式プロセスを要しない。
【0059】上述の印刷プレートにおいて使用するのに
好ましい酸を発生する染料は、本発明において使用する
のに好ましい式IVおよびVの染料と同一である。した
がって、(式I〜IIIのうち1つの化合物のような)退
色し得るUV/ブルー吸収剤をプレート組成物に添加す
ることにより、(組成物を、透明基材の上に塗布すれ
ば、)フィルムと印刷プレートの機能を合わせ持つレー
ザーアドレス可能なイメージング要素が得られる。退色
し得る薬品は、プレート形成薬品と共通ではなく、また
その逆も同様である。
【0060】すなわち、本発明のフィルム/プレート
を、レーザースキャナーによる通常の方法で画像形成す
ることができ、得られた画像形成要素は、例えば、カラ
ープルーフをコンタクト露光するためのマスクとして使
用される。さらに、画像形成要素を、更に処理すること
なく、加圧して積層することができ、通常の方法で多重
複写を印刷するのに使用され得る。また、費用のかかる
スキャニング装置の生産性を、最大限にする。
【0061】
【実施例】以下の実施例と、様々なスキャン速度で露光
した後のフィルムの吸収スペクトルを示す添付した図と
を関連させることにより、本発明をより詳細に説明す
る。実施例では、以下の材料を用いる。 染料D1およびD4:約830nmに吸収をもつポリメ
チン染料、構造は以下の通りである。
【化11】
【0062】IR165:「シアソルブIR165」、グレンデー
ル・プロテクティヴ・テクノロジーズから供給されたI
R域(約1060nm)に吸収のあるジアミンジカチオ
ン染料。
【0063】化合物(1)および(2):式:
【化12】 で表される熱および/または酸によって退色し得るUV
吸収剤。
【0064】化合物(3)および(4):式:
【化13】 で表される可視光に吸収のあるオキソノール染料
【0065】化合物(5)および(6):式:
【化14】 で表されるUV域に吸収のあるジヒドロピリジン
【0066】MEK:メチルエチルケトン(2-ブタノ
ン) VAGHおよびVYNS:ユニオン・カーバイドから供
給されたビニル樹脂 FC:N-メチルペルフルオロオクタンスルホンアミド THPホモポリマー:国際特許出願公開第92/099
34号の記載と同様にして調製したポリ(テトラヒドロ
ピラン-2-イルメタクリレート) ブトヴァール(Butvar、登録商標)B76:モンサントから
供給されたポリビニルブチラール DRC(登録商標)フィルム:スリーエムから供給された
ネガ型、高コントラストのグラフィックアートコンタク
トフィルム。
【0067】実施例1 本実施例は、本発明の媒体による、UVマスクの直接形
成を実証するものである。以下の組成物を、102μm
の下塗りしていないポリエステル上に12μmの湿潤膜
厚で塗布し、乾燥して要素1を作製した。 ブトヴァールB76(MEK中10重量%):5.5g 染料D1 :0.125g 化合物(1) :0.20g 得られた被覆の吸光度(OD)は、380nmで2.
8、830nmで1.2であった。それを、外部ドラム
スキャナーに固定し、半導体レーザー(830nm、1
00mW、20μmスポット)を用い、200cm/秒
でスキャンして画像形成した。露光部では、UV吸収が
OD=0.6に退色した。画像形成した要素を1枚のD
RCフィルムと接触させて配置し、通常の方法で5kW
UV光源で露光した。通常のプロセス後、DRCフィル
ムは、元の画像のネガ型複製品(レプリカ)を有してい
た。
【0068】以下の組成物を用い、同様の方法で要素2
および3を調製した。 ブトヴァールB76(MEK中10重量%):5.5g 染料D1 :0.1g 退色し得る化合物 :0.6g 要素2には、化合物(5)(350nmでのOD=1.
8)を使用し、要素3には、化合物(6)(350nm
でのOD=1.5)を使用した。上記の画像形成プロセ
スに付すと、ODは共に、0.6に低下した。得られた
マスクを、前記と同様にして、DRCフィルムの露光用
に使用した。
【0069】実施例2 本実施例は、本発明のバインダーを含まない媒体による
UVマスクの直接形成を実証するものである。以下の組
成物を、下塗りしていないポリエステル基材(102μ
m)の上に12μmの湿潤膜厚で塗布し、乾燥して要素
4〜8を作製した。 要素 4 5 6 7 8 MEK 5 5 5 5 5 EtOH 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 染料D1 0.1 − 0.1 − − 染料D4 − 0.1 − − − IR165 − − − 0.1 0.1 化合物(1)0.1 − − 0.1 − 化合物(2) − 0.1 − − − 化合物(5) − − 0.6 − 0.6 (量はいずれも、重量部を示す。)
【0070】要素4〜7を、外部ドラムスキャナーに固
定し、半導体レーザー(830nm、110mW、20
μmスポットに集光)によって200cm/秒でスキャ
ンして画像形成し、媒体にトラックを書き込んだ。要素
8を、内部ドラムスキャナーに固定し、YAGレーザー
(1060nm、2W、26μmスポットに集光)によ
り6400cm/秒でスキャンして画像形成し、媒体に
トラックを書き込んだ。露光前後の360nmでの吸光
度を、以下の表に示す。 結果は、いずれの場合も、UV吸収の効果的な退色を示
している。
【0071】実施例3 本実施例は、レーザー露光によって退色し得る、灰色が
かった黒色被覆を提供するオキソノール染料の使用を実
証するものである。以下の組成物を用い、前記と同様に
して、要素9を調製した。 MEK :3.5g EtOH :0.5g 染料D4 :0.05g 化合物(3):0.025g 化合物(4):0.05g 化合物(5):0.3g
【0072】混合物を、塗布する前に、茶褐色の容器内
において、薄暗い光の下で、30分間ロール粉砕した。
得られたフィルムは、見かけ上、灰色がかった黒色であ
り、波長に対する吸光度をプロットした図1の曲線Aで
示される吸収スペクトルを有していた。図1の曲線Bお
よびCは、スキャン速度400および200cm/秒で
それぞれレーザー露光した後のスペクトルを示している
(830nm半導体レーザー、116mW、20μmス
ポット)。明らかに、露光の程度に比例してスペクトル
に退色が生じており、フィルムが、連続諧調のイメージ
ングに適していることを示している。同じフィルムのも
う一つの試料を、200cm/秒でレーザースキャンす
ることによって、ハーフトーン・ドットパターンで画像
形成した。得られたマスクを、前記と同様にして、DR
Cフィルムにイメージングするために用いた。
【0073】実施例4 本実施例は、本発明の整合したフィルムとプルーフ画像
の同時発生を実証するものである。マックローン(McCro
ne)微粉砕ミルを用いて、MEK 32g中に適した顔料
4gを分散させることにより、マゼンタと黒色の練り顔
料を調製した。標準法により、顔料チップを調製し、V
AGHバインダーと青みがかったマゼンタ顔料または黒
色顔料の重量比2:3から構成した。
【0074】以下の組成物を上記実施例と同様にして塗
布することによって、要素10を調製した。 マゼンタ練り顔料:5.5g MEK :5.5g EtOH :0.5g 染料D1 :0.165g 化合物(5) :0.85g 硝酸マグネシウム:0.05g FC :0.025g
【0075】得られたドナーシートの試料を、受容体シ
ート(VYNS被覆した紙)の面と向かい合わせて張り
合わせ、外部ドラムスキャナーに固定した。830nm
半導体レーザー(100mW、直径20μmスポット)
を用い、200、400、600、800および100
0cm/秒で、ラインスキャンを作製した。マゼンタ顔
料の転写が、600cm/秒またはそれ未満でのスキャ
ンにおいて観察されたが、露光部に顔料残渣が残ってい
た。その後、画像形成したドナーを、前記と同様にし
て、DRCフィルムの露光用マスクとして用いること
で、受容体の上に形成された画像の正確なレプリカが観
察された。
【0076】以下の組成物から、同一の方法で、要素1
1および12を調製した。
【0077】要素10と同様の方法で要素11を画像形
成することにより、顔料転写が400cm/秒またはそ
れ未満のスキャン速度で観察された。画像形成したドナ
ーを、再度、DRCフィルムの露光用マスクとして使用
した。要素12を、「レインボウ(Rainbow、登録商
標)」熱転写イメージング受容体(スリーエムから供給
された。)と向かい合わせて張り合わせ、実施例2の要
素8の記載と同様にして、YAGレーザーで画像形成し
た。レーザー露光に反応して、マゼンタ画像が受容体上
に形成された(ライン幅17μm)。DRCフィルム画
像形成するために、画像形成したドナーを再度、使用し
た。得られたDRCフィルム画像のライン幅は、受容体
画像のライン幅と整合していた。
【0078】実施例5 本実施例は、本発明の媒体によるフィルムとプレート画
像の同時発生を実証するものである。前記実施例と同様
にして、以下の組成物から要素13を調製した。 THPホモポリマー(MEK10重量%):5.5g 染料D1 :0.15g 化合物(1) :0.20g 得られた被覆は、淡いピンク色であり、強いUV吸収バ
ンドを示した(OD>3.0)。200〜800cm/
秒の範囲のスキャン速度において、前記と同様にして、
レーザー画像形成を行った。IRおよびUV両者の吸収
の退色が、露光部に観られた。その後、画像形成された
要素を、欧州特許出願第93309507.7号に記載
のポジ型剥離カラープルーフ用要素をUV露光するため
のマスクとして用いた。結果は、要素13の上に現れた
画像のポジ型再現であった。
【0079】次に、画像形成された要素13を、アポロ
(Apollo)ウェブ供給印刷機に固定し、インク溶液[マン
ダー・キッド(Mander Kidd)]で掃引し、ヴァン・ソ
ン(Van Son)ブラック40904(ゴム系)インクを塗布し
た。レーザー露光部はインクをはじいたが、未露光部に
は、プレートシリンダーが2〜3回、回転するだけで、
明白にインクがのった。摩損の徴候や背景の調色もな
く、新しく100枚の印刷を行えた。印刷された画像
は、カラープルーフ画像の正確なレプリカであった。
【0080】
【発明の効果】本発明のIR照射によって退色し得るU
V吸収化合物を含んで成る媒体をマスクとして用いるこ
とにより、特に湿式現像を必要とせずに、様々な媒体
(フィルム、紙およびプルーフ)へ画像形成することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の媒体を用いて作製したフィルムのレ
ーザー露光前後のUVスペクトルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/004 513 G03F 7/004 513

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材、並びに(a)UV/ブルー域の第
    1波長に吸収のある化合物および(b)第1波長よりも
    長波長の第2波長に吸収のある染料を含んでなる画像形
    成媒体から構成される画像形成要素であって、第2波長
    での媒体の照射が、化合物(a)の第1波長での吸収を
    退色し、かつ要素が、熱的に不安定な尿素および/また
    はカルバメート分子を有しない画像形成要素。
  2. 【請求項2】 UV/ブルー域に吸収をもつ化合物が、
    式IまたはII: 【化1】 (式中、Rは、それぞれ独立して、アルキル基または環
    員炭素数が10までのアリール基から選ばれるか、ある
    いはR基の両者を合わせて、非芳香環を成しており、Y
    は、それぞれ独立して、電子求引性基から選ばれるか、
    あるいはY基の両者を合わせて、電子求引性を有する環
    を成すのに必要なC、O、NおよびSから選ばれた原子
    を表し、R2は、それぞれ独立して、アルキル基または
    環員炭素数が10までのアリール基から選ばれ、並びに
    +は、カチオンを表す。)で表される請求項1に記載
    の画像形成要素。
  3. 【請求項3】 前記式IおよびIIにおいて、Rが、それ
    ぞれ独立して、炭素数が20までのアルキル基または環
    員炭素数が6までのアリール基から選ばれ、Yがそれぞ
    れ、CN、COR1、CO21、SO21(ただし、R1
    は、アルキルまたはアリールである。)から選ばれ、R
    2が、それぞれ独立して、炭素数が20までのアルキル
    基または環員炭素数が6までのアリール基から選ばれ、
    並びにM+は、Na+、K+、NH4 +から成る群より選ば
    れる基である請求項1に記載の画像形成要素。
  4. 【請求項4】 UV/ブルー域に吸収をもつ化合物が、
    一般式III: 【化2】 (式中、R3およびR4は、独立して、H、アルキル基、
    アリール基、脂環式基または複素環式基からなる群より
    選ばれ、R5およびR6は、ぞれぞれ独立して、アルキル
    基礎、アリール基、脂環式基または複素環式基から成る
    群より選ばれ、並びにZは、Oおよび共有結合から成る
    群より選ばれる。)で表される請求項1に記載の画像形
    成要素。
  5. 【請求項5】 染料(b)が、シアニン、フタロシアニ
    ン、ポリメチン、オキソノール、スクエアリリウム染
    料、クロコニウム系染料およびジアミンジカチオン染料
    から成る群より選ばれる請求項1に記載の画像形成要
    素。
  6. 【請求項6】 染料(b)が、イミニウムカチオン染料
    である請求項1に記載の画像形成要素。
  7. 【請求項7】 染料が、一般式V: 【化3】 (式中、Ar1〜Ar4は、同一または異なっていてよ
    く、Ar1〜Ar4の少なくとも2つが、4位に3級アミ
    ノ基を有するようなアリール基であり、およびXは、ア
    ニオンである。)の核を有するジアミンジカチオン染料
    である請求項1に記載の画像形成要素。
  8. 【請求項8】 (i)基材、並びに(a)UV/ブルー
    域の第1波長に吸収のある化合物および(b)第1波長
    よりも長波長の第2波長に吸収のある染料を含んでなる
    画像形成媒体から構成される画像形成要素であって、第
    2波長での照射が、化合物(a)の第1波長での吸収を
    退色し、要素が、熱的に不安定な尿素および/またはカ
    ルバメート分子を有しないものを提供すること (ii)画像形成要素を第2波長の放射線により画像態様
    で露光することから成るイメージング方法。
  9. 【請求項9】 i)基材、並びに(a)UV/ブルー域
    の第1波長に吸収のある化合物および(b)第1波長よ
    りも長波長の第2波長に吸収のある染料を含んで成る画
    像形成媒体から構成される第1イメージング要素であっ
    て、第2波長での照射が、化合物(a)の第1波長での
    吸収を退色し、要素が、熱的に不安定な尿素および/ま
    たはカルバメート分子を有しないものを提供すること ii)前記第1要素を第2波長の放射線パターンにより露
    光すること、 iii)露光した第1要素を、第1波長の光に感光する第
    2イメージング要素と接触させて結合すること、並びに iv)光源に最も近い第1イメージング要素と共に、ii
    i)のアセンブリーを第1波長の光源によって露光するこ
    との工程から成るイメージング方法。
  10. 【請求項10】 i)基材、並びに(a)UV/ブルー
    域の第1波長に吸収のある化合物および(b)第1波長
    よりも長波長の第2波長に吸収のある染料を含んで成る
    画像形成媒体から構成される画像形成要素から成るイメ
    ージング要素であって、第2波長での照射が、化合物
    (a)の第1波長での吸収を退色し、要素が、熱的に不
    安定な尿素および/またはカルバメート分子を有せず、
    かつ第2画像形成媒体は、UV感光体であって、(a)
    と(b)を含んで成る第1画像形成媒体を、第1画像形
    成媒体中に形成した画像が、第2画像形成媒体用露光マ
    スクとして作用するように配置するものを提供すること (ii)要素を第2波長の放射線パターンで露光するこ
    と、 (iii)要素を第1波長の放射線源で露光すること、並
    びに (iv)要素を処理して、第2画像形成媒体の画像を現
    像することの工程を含んで成る画像形成方法。
  11. 【請求項11】 (i)基材、並びに(a)UV/ブル
    ー域の第1波長に吸収のある化合物および(b)第1波
    長よりも長波長の第2波長に吸収のある染料を含んで成
    るイメージング媒体から構成される第1イメージング要
    素を提供すること(ただし、第2波長域での媒体の照射
    は、化合物(a)の第1波長での吸収を退色させ、イメ
    ージング媒体は、さらに熱転写可能な着色剤を含んで成
    る。)、 (ii)第1イメージング要素を、受容体と接触させて結
    合すること、 (iii)照射領域内において、着色剤を受容体へ熱転写
    させ、かつ化合物(a)の第1波長での吸収を退色する
    ように、(ii)のアセンブリーを第2波長の放射線パタ
    ーンで露光すること、 (iv)第1イメージング要素を受容体から分離し、か
    つ第1イメージング要素を、第1波長の放射線に感光す
    る第2イメージング要素と接触させて結合すること、並
    びに (v)(iv)アセンブリーを第1波長の放射線源で露
    光することの工程から成るイメージング方法。
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