JPH08252971A - レーザー記録要素およびシングルシート式色素画像形成方法 - Google Patents

レーザー記録要素およびシングルシート式色素画像形成方法

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JPH08252971A
JPH08252971A JP8029172A JP2917296A JPH08252971A JP H08252971 A JPH08252971 A JP H08252971A JP 8029172 A JP8029172 A JP 8029172A JP 2917296 A JP2917296 A JP 2917296A JP H08252971 A JPH08252971 A JP H08252971A
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layer
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マイケル ニューマン スティーブン
Richard P Henzel
ポール ヘンゼル リチャード
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    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 許容レベルのUV吸収および露光によるUV
濃度損失に対する安定性の向上の両者を併有するUV吸
収色素を提供すること、および別個の受容素子を必要と
しないシングルシート法を提供することを目的とする。 【解決手段】 高分子バインダー中に分散された画像色
素を含む色素層をその上に有する支持体を含んでなるレ
ーザー記録要素であって、前記色素層は、赤外線吸収物
質と組み合わさっており、そして前記画像色素は2−シ
アノ−3,3−ジアリールアクリレートUV吸収色素で
あるレーザー記録要素、並びに前記記録要素を用いるシ
ングルシート式色素画像形成方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シングルシート式
レーザー記録要素における2−シアノ−3,3−ジアリ
ールアクリレートUV色素の使用に関する。最近、カラ
ービデオカメラから電子的に発生させた映像からプリン
トを得るための感熱転写方式が開発されている。このよ
うなプリントを得る方法の一つによると、まず電子映像
を先ず第一にカラーフィルターによって色分解する。次
いで、それぞれの色分解画像を電気信号に変換する。そ
の後、これらの信号を操作して、シアン、マゼンタおよ
びイエローの電気信号を発生させる。次に、これらの信
号を感熱プリンターへ伝送する。プリントを得るため、
シアン、マゼンタまたはイエローの色素供与体素子を色
素受容素子と向い合わせて配置する。次いで、それら二
つの素子を感熱プリントヘッドと定盤ローラーとの間に
挿入する。ライン型感熱プリントヘッドを使用して、色
素供与体シートの裏側から熱をかける。感熱プリントヘ
ッドは数多くの加熱素子を有し、シアン、マゼンタおよ
びイエローの信号に応じて逐次加熱される。その後、こ
の処理を他の2色について繰り返す。こうして、スクリ
ーン上の原映像に対応するカラーハードコピーが得られ
る。この方法とそれを実施するための装置についての詳
細は米国特許第4,621,271号明細書に記載され
ている。
【0002】前記の電子信号を使用してプリントを熱的
に得る別の方法は、感熱プリントヘッドの代わりにレー
ザーを使用する方法である。このようなレーザー転写方
式では、供与体シートは、レーザーの波長において強い
吸収を示す物質を含有する。供与体を照射すると、この
吸収物質が光エネルギーを熱エネルギーへ変換し、その
熱が付近の色素へ伝達され、それによりその色素がその
蒸発温度にまで加熱されて受容体へ転写される。吸収物
質は、色素の下方にある層中に存在しても、または色素
と混合されていても、あるいはその両方であってもよ
い。原画像の形状や色を表すことができる電子信号によ
ってレーザービームを変調して、原物体の色を再構築す
るために存在させなければならない受容体上の領域にお
いてのみ各色素を加熱して揮発させる。この方法の詳細
については、英国特許出願公開第2,083,726号
明細書に記載されている。
【0003】レーザービームを用いて画像化する別の様
式では、画像色素、赤外線吸収物質およびバインダーと
を含む色素層組成物が支持体上に塗布されているレーザ
ー記録要素を、その色素側から画像形成させる。レーザ
ーによって付与されるエネルギーが、要素上のレーザー
ビームが当たった部分の色素層の画像色素および他の成
分を駆逐する。”レーザー除去(laser remo
val)”画像形成法では、レーザー照射線が画像形成
層中に急激な局部変化を生ぜしめ、それによりその物質
を該層から除去するo。このようなレーザー記録要素の
有用性は、レーザー照射時に画像色素が除去されうる効
率によって大部分は決まる。透過Dmin値が色素掃出
(clean−out)の定量上の目安であり、記録点
におけるその値が低いほど、色素除去がさらに完全に行
われたことになる。
【0004】
【従来の技術】特願昭7−146211号には、ある種
の液状UV吸収色素を用いるシングルシート式レーザー
記録要素が記載されている。米国特許第5,256,5
06号、カラム12には、グラフィック・アート・マス
クに有用であると考えられている各種の非黒色体吸収
剤、例えば、ジシンナマルアセトンおよびベンゾフェノ
ンの誘導体が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特願昭
7−146211号のUV吸収色素には、以下の比較試
験により示されるように、促進光褪色条件下でUV濃度
損失が現れるという課題がある。米国特許第5,25
6,506号のジシンナマルアセトンについても、以下
の比較試験により示されるように、促進光褪色条件下で
UV濃度損失が現れるという課題がある。ベンゾフェノ
ンについても、以下の比較試験により示されるように、
有効なグラフィック・アート・マスクであるためにはU
V吸収が不十分であるという課題がある。
【0006】許容レベルのUV吸収および露光によるU
V濃度損失に対する安定性の向上の両者を併有するUV
吸収色素を提供することが本発明の目的である。別個の
受容素子を必要としないシングルシート法を提供するこ
とが、本発明の他の目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】これら目的およびその他
の目的は、高分子バインダー中に分散された画像色素を
含む色素層をその上に有する支持体を含んでなるレーザ
ー記録要素であって、前記色素層は赤外線吸収物質と組
み合わさっており、そして前記画像色素が2−シアノ−
3,3−ジアリールアクリレートUV吸収色素であるレ
ーザー記録要素により達成される。
【0008】本発明の好ましい実施態様において、2−
シアノ−3,3−ジアリールアクリレートUV吸収色素
は、以下の構造を有する:
【0009】
【化1】
【0010】(前記式中、R1 およびR2 は、各々独立
してヒドロキシ、アルキル、アリール、縮合アリール、
縮合ヘテロアリール、カルボキシ、アルキルカルボニ
ル、アリールカルボニル、水素、アルケニル、シクロア
ルキル、ハロアルキル、シアノアルキル、ヒドロキシア
ルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アリールオ
キシアルキル、アルコキシアルキルカルボニル、アリー
ルオキシアルキルカルボニル、アルコキシアルコキシア
ルキル、ヒドロキシアルコキシアルキル、テトラヒドロ
フルフリル、アルケニルオキシアルキル、アルコキシカ
ルボニルオキシアルキル、アルケニルカルボニル、アリ
ールオキシアルキルカルボニル、アミノアルキル、シア
ノアルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アル
キルアミノ、アリールアミノ、アミノまたはハロゲンを
表し、R3 は、アルキル、アリール、縮合アリール、縮
合ヘテロアリール、アルキルカルボニル、アリールカル
ボニル、水素、シクロアルキル、ハロアルキル、シアノ
アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、
アリールオキシアルキル、アルコキシアルキルカルボニ
ル、アリールオキシアルキルカルボニル、アルコキシア
ルコキシアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシア
ルコキシアルキル、テトラヒドロフルフリル、アルケニ
ルオキシアルキル、アルコキシカルボニルオキシアルキ
ル、アルケニルカルボニル、アリールオキシアルキルカ
ルボニル、アミノアルキル、シアノアルキルカルボニル
またはハロアルキルカルボニルを表し、mは1〜4の整
数であり;そしてnは1〜5の整数である)。
【0011】2−シアノ−3,3−ジアリールアクリレ
ートUV吸収色素は、要素の約0.05〜約1.0g/
2 の量用いてよい。本発明の好ましい実施態様におい
て、前記式中、nおよびmは各々1であり、R1 および
2 は各々Hであり、R3 はC2 5 、C8 17または
【0012】
【化2】
【0013】である。前記式のUV色素の具体例として
は以下が挙げられる:
【0014】
【化3】
【0015】
【表1】
【0016】可視画像色素もまた、レーザーの作用によ
り除去されることができるならば、本発明に使用するレ
ーザー記録要素に用いることができる。特に良好な結果
は以下の色素:
【0017】
【化4】
【0018】または米国特許第4,541,830号、
第4,698,651号、第4,695,287号、第
4,701,439号、第4,757,046号、第
4,743,582号、第4,769,360号および
第4,753,922号各明細書に開示されている色素
により得られる。前記色素は、単独で用いてもよいし、
または組み合わせて用いてもよい。これらの色素は、約
0.05〜約1g/m2 の塗布量で用いてよく、好まし
くは疎水性である。
【0019】本発明の別の実施態様は、前記記録要素
を、レーザー手段により、像様加熱することを含んでな
る、受容素子の不存在下でのシングルシート式色素画像
形成方法であって、前記レーザー露光は、支持体の前記
色素層をその上に有する側から行って色素を像様除去せ
しめて前記色素画像を前記記録素子中に得るものである
シングルシート式色素画像形成方法に関する。
【0020】本発明のレーザー記録要素は、医療用画
像、リプログラフィ用マスク、プリント用マスク等を得
るのに用いることができる。得られる画像はポジティブ
またはネガティブ画像であることができる。この色素除
去方法により連続(写真様の)またはハーフトーンの画
像のいずれかを生じさせることができる。本発明は、刊
行物作成およびプリント回路基板の製造に用いられるリ
プログラフィ用マスクの製造に特に有用である。これら
のマスクを感光性材料、例えば、プリント板上に置いた
後、光源に対して露らす。感光性材料は、通常、ある波
長によってのみ活性化される。例えば、感光性材料は、
紫外光または青色光に露光した際、架橋または硬化する
が、赤色光または緑色光によっては影響されないような
高分子であることができる。これらの感光性材料にとっ
ては、露光時の光を遮断するために用いられるマスク
は、Dmax領域において感光性材料を活性化する波長
のすべてを吸収するが、Dmin領域においてはほとん
ど吸収しないものでなければならない。したがって、プ
リント板としては、マスクは高い青色およびUVDma
xを有することが重要である。もしそうでなければ、プ
リント板は、インクを吸い上げる領域と吸い上げない領
域を与えるように現像されることができない。
【0021】任意の高分子材料を、本発明に用いられる
記録要素のバインダーとして使用してよい。例えば、セ
ルロース誘導体、(例えば、硝酸セルロース、酢酸水素
フタル酸セルロース、酢酸セルロース、酢酸プロピオン
酸セルロース、酢酪酸セルロース、三酢酸セルロース、
ヒドロキシプロピルセルロースエーテル、エチルセルロ
ースエーテル等)、ポリカーボネート;ポリウレタン;
ポリエステル;ポリ(酢酸ビニル);ポリスチレン;ポ
リ(スチレン−コ−アクリロニトリル);ポリスルホ
ン;ポリ(フェニレンオキシド);ポリ(エチレンオキ
シド);ポリ(ビニルアルコール−コ−アセタール)、
例えば、ポリ(ビニルアセタール)、ポリ(ビニルアル
コール−コ−ブチラール)もしくはポリ(ビニルベンザ
ール);またはそれらの混合物もしくは共重合物を用い
ることができる。バインダーは約0.1〜約5g/m2
の塗布量で用いることができる。
【0022】好ましい実施態様において、本発明方法に
用いる記録要素に使用する高分子バインダーは、米国特
許第5,330,876号明細書に記載されているよう
に、サイズ排除クロマトグフィーにより測定したポリス
チレン等価分子量が少なくとも100,000である。
特願昭6−176517号に記載されているように、バ
リヤー層を必要に応じて本発明のレーザー記録要素に用
いてもよい。
【0023】本発明によりレーザー誘起画像を得るため
には、赤外線ダイオードレーザーを用いるのが好まし
く、これはサイズが小さいこと、低コスト、安定性、信
頼性、堅固性および調整が容易なこと等の点で実質的な
利点があるからである。実施に当たっては、赤外線レー
ザーを用いて記録要素を加熱する前に、要素は赤外線吸
収物質、例えば、米国特許第5,401,618号明細
書記載のシアニン赤外線吸収色素または以下の米国特許
第4,948,777号、第4,950,640号、第
4,950,639号、第4,948,776号、第
4,948,778号、第4,942,141号、第
4,952,552号、第5,036,040号および
第4,912,083号各明細書記載の他の材料を含有
させなければならない。そうすれば、レーザー照射線は
色素層に吸収され、次いで内部変換として知られる分子
プロセスにより熱に変換される。したがって、有用な色
素層の構成は、画像色素の色相、転写性および強度のみ
ならず色素層の照射線吸収能およびその熱変換能にも左
右される。赤外線吸収色素は、色素層自体に含まれて
も、または色素層と組み合わされた別の層、すなわち、
色素層の上層もしくは下層に含有せしめることができ
る。本発明方法におけるレーザー露光は、記録要素の色
素側から行うことが好ましく、そうすれば、この方法を
シングルシート方式、すなわち、別個の受容素子を必要
としない方式とすることが可能となる。
【0024】本発明のレーザー記録要素の色素層は、支
持体上に塗布してもよいし、またはグラビア法のような
プリント技法によりその上にプリントしてもよい。それ
らが寸法安定性でありかつレーザー熱に耐えうるものな
らば、任意の材料を、本発明の記録要素の支持体として
用いることができる。このような材料としては、ポリエ
ステル、例えば、ポリ(エチレンナフタレート);ポリ
スルホン;ポリ(エチレンテレフタレート);ポリアミ
ド;ポリカーボネート;セルロースエステル;フッ素ポ
リマー;ポリエーテル;ポリアセタール;ポリオレフィ
ン;およびポリイミドが挙げられる。支持体は一般に約
5〜約200μmの厚さを有する。好ましい実施態様に
おいて、支持体は透明である。
【0025】
【実施例】以下の実施例は、本発明を具体的に説明する
ために記載する。実施例 本例では以下の材料を用いた:
【0026】
【化5】
【0027】0.22g/m2 の赤外線色素IR−1、
0.60g/m2 のニトロセルロース、および0.27
g/m2 の対照−1または0.86mmol/m2 の対
照−2、対照−3、化合物A、化合物Bまたは化合物C
からなるレーザー色素アブレート層を、テトロヒドロフ
ランを用いて、100μm厚さのポリ(エチレンテレフ
タレート)支持体に塗布した。
【0028】得られた色素層の安定性を、50キロルク
スの太陽光に4時間露光後の被覆試料と被覆しない試料
間のUV濃度変化%により、X−Rite Densi
tometer(Model 361T、X−Rite
Corp.)を用いて測定した。以下の結果が得られ
た:
【0029】
【表2】
【0030】前記結果は、本発明色素は、UV濃度損失
を実質的に改良し、したがって、対照色素1および2と
比較してUV褪色に対してより抵抗性があることを示し
ている。対照色素3は、有効なグラフィック・アート・
マスク材料であるにはUV濃度が不十分である。プリント 前記実施例の試料に、レーザーダイオード・プリントヘ
ッドを用いるドラムプリンターでレーザー書き込みを行
ったが、各レーザービームは830〜840nmの波長
範囲を有し、フィルム面での公称出力は550ミリワッ
トであった。
【0031】円周が53cmのドラムを各種スピードで
回転し、画像化電子装置を作動させて、適切に露光し
た。トランスレーションステージをマイクロステッピン
グモータにより回転する親ネジを用いて記録要素を横切
るように徐々に前進させて、中心間線分距離を10.5
8μm(1cm当たり945の線、または1インチ当た
り2400の線)とした。レーザーエネルギーは、画像
の電子情報に応じて記録要素上に衝突する。レーザーに
より与えられたエネルギーは、レーザービームが要素に
衝突した点の色素層の画像色素および他の成分を駆逐す
る。除去された色素および他の流出物は吸引により収集
する。焦点面での全実測出力は、チャネルマキシマム当
たり550mWであった。有用画像が得られた。
【0032】
【発明の効果】本発明を使用することにより、マスク崩
壊を起こすことなく、複数のプリント板または回路基板
を作成するための、光安定性が向上したマスクを得るこ
とができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子バインダー中に分散された画像色
    素を含む色素層をその上に有する支持体を含んでなるレ
    ーザー記録要素であって、前記色素層が赤外線吸収物質
    と組み合わさっており、そして前記画像色素が2−シア
    ノ−3,3−ジアリールアクリレートUV吸収色素であ
    るレーザー記録要素。
  2. 【請求項2】 高分子バインダー中に分散された画像色
    素を含む色素層をそ上に有する支持体を含んでなる記録
    要素を、レーザー手段により像様加熱することを含んで
    なる、受容素子の不存在下でのシングルシート式色素画
    像形成方法であって、前記色素層は赤外線吸収物質と組
    み合わさっており、前記レーザー露光は、支持体の前記
    色素層をその上に有する側から行って色素を像様除去せ
    しめて前記色素画像を前記記録要素中に得るものであ
    り、前記画像色素が2−シアノ−3,3−ジアリールア
    クリレートUV吸収色素であるシングルシート式色素画
    像形成方法。
JP8029172A 1995-02-17 1996-02-16 レーザー記録要素およびシングルシート式色素画像形成方法 Pending JPH08252971A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US390011 1995-02-17
US08/390,011 US5510228A (en) 1995-02-17 1995-02-17 2-cyano-3,3-diarylacrylate UV dyes for laser recording process

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JPH08252971A true JPH08252971A (ja) 1996-10-01

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JP8029172A Pending JPH08252971A (ja) 1995-02-17 1996-02-16 レーザー記録要素およびシングルシート式色素画像形成方法

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EP (1) EP0727317B1 (ja)
JP (1) JPH08252971A (ja)

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