JPH08292361A - プリズム固定装置 - Google Patents
プリズム固定装置Info
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- JPH08292361A JPH08292361A JP7098651A JP9865195A JPH08292361A JP H08292361 A JPH08292361 A JP H08292361A JP 7098651 A JP7098651 A JP 7098651A JP 9865195 A JP9865195 A JP 9865195A JP H08292361 A JPH08292361 A JP H08292361A
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- Japan
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- prism
- optical system
- fixing device
- photographing optical
- subject light
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 直方体状プリズムを撮影光学系ユニット部材
から容易に取り外すことができるプリズム固定装置を提
供する。 【構成】 撮影光学系5aにより入射した被写体光を異
なる2方向に向けて分割する直方体状プリズム1と、こ
の直方体状プリズム1の所定の面に配設された2つのC
CD3と、上記直方体状プリズム1を取付固定する上記
撮影光学系5aを含む撮影光学系ユニット部材5とを有
してなるプリズム固定装置であって、上記直方体状プリ
ズム1の被写体光入射面に厚さtの光学フィルタ2を配
設してその周囲の上記各CCD3の有効撮像領域の外に
対応する領域を接着面1aとし、この接着面1aに接着
された被写体光通過部4aを有する矩形の枠部材である
プリズム固定用補助部材4によって、上記直方体状プリ
ズム1を上記撮影光学系ユニット部材5に着脱可能に固
定するプリズム固定装置。
から容易に取り外すことができるプリズム固定装置を提
供する。 【構成】 撮影光学系5aにより入射した被写体光を異
なる2方向に向けて分割する直方体状プリズム1と、こ
の直方体状プリズム1の所定の面に配設された2つのC
CD3と、上記直方体状プリズム1を取付固定する上記
撮影光学系5aを含む撮影光学系ユニット部材5とを有
してなるプリズム固定装置であって、上記直方体状プリ
ズム1の被写体光入射面に厚さtの光学フィルタ2を配
設してその周囲の上記各CCD3の有効撮像領域の外に
対応する領域を接着面1aとし、この接着面1aに接着
された被写体光通過部4aを有する矩形の枠部材である
プリズム固定用補助部材4によって、上記直方体状プリ
ズム1を上記撮影光学系ユニット部材5に着脱可能に固
定するプリズム固定装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリズム固定装置、よ
り詳しくは、直方体状プリズムを取付固定するプリズム
固定装置に関する。
り詳しくは、直方体状プリズムを取付固定するプリズム
固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】撮影光学系により入射した被写体光を異
なる2方向に向けて分割し、この2方向に分割された被
写体光が結像される所定の面に2つの固体撮像素子が配
設された直方体状プリズムを取り付けて固定するプリズ
ム固定装置は、従来より種々のものが提案されている。
なる2方向に向けて分割し、この2方向に分割された被
写体光が結像される所定の面に2つの固体撮像素子が配
設された直方体状プリズムを取り付けて固定するプリズ
ム固定装置は、従来より種々のものが提案されている。
【0003】このようなものの一例を図4を参照して説
明する。図4は従来のプリズム固定装置を適用した撮像
ユニットを示す分解斜視図である。
明する。図4は従来のプリズム固定装置を適用した撮像
ユニットを示す分解斜視図である。
【0004】図示のように、直方体状プリズム51は、
2つの直角三角柱状のプリズム51g,51hを斜辺側
の面で互いに貼り合わせて直方体形状に一体形成してな
り、撮影光学系により入射した被写体光を異なる2方向
に向けて分割するものである。
2つの直角三角柱状のプリズム51g,51hを斜辺側
の面で互いに貼り合わせて直方体形状に一体形成してな
り、撮影光学系により入射した被写体光を異なる2方向
に向けて分割するものである。
【0005】この直方体状プリズム51の被写体光が入
射する面には、例えば光学ローパスフィルタや赤外光カ
ットフィルタ等でなる光学フィルタ52が取り付けられ
ている。
射する面には、例えば光学ローパスフィルタや赤外光カ
ットフィルタ等でなる光学フィルタ52が取り付けられ
ている。
【0006】さらに、該直方体状プリズム51の、上記
分割された被写体光が結像する2つの側面には、複数の
CCD53がそれぞれ所定の位置にあらかじめ取り付け
られている。
分割された被写体光が結像する2つの側面には、複数の
CCD53がそれぞれ所定の位置にあらかじめ取り付け
られている。
【0007】このような直方体状プリズム51は、撮影
光学系ユニット部材55に取り付けて固定されるように
なっている。
光学系ユニット部材55に取り付けて固定されるように
なっている。
【0008】この撮影光学系ユニット部材55は、図示
しない撮影光学系やAF駆動機構などを略直方体形状の
筐体に内蔵してなり、この筐体の一側壁55eおよび底
壁55fは後方に突出されている。該一側壁55eおよ
び底壁55fの内側の面は、それぞれ上記直方体上プリ
ズム51を取り付けるための接着面55a,55bとな
っている。
しない撮影光学系やAF駆動機構などを略直方体形状の
筐体に内蔵してなり、この筐体の一側壁55eおよび底
壁55fは後方に突出されている。該一側壁55eおよ
び底壁55fの内側の面は、それぞれ上記直方体上プリ
ズム51を取り付けるための接着面55a,55bとな
っている。
【0009】すなわち、上記直方体状プリズム51のC
CD53が取り付けられた面の反対側の側面および底面
は各々接着面51a,51bとなっていて、これらの面
を、撮影光学系ユニット部材55の上記接着面55a,
55bにそれぞれ接着することにより固定するようにな
っている。
CD53が取り付けられた面の反対側の側面および底面
は各々接着面51a,51bとなっていて、これらの面
を、撮影光学系ユニット部材55の上記接着面55a,
55bにそれぞれ接着することにより固定するようにな
っている。
【0010】こうして従来のプリズム固定装置において
は、複数のCCDや光学フィルタ等があらかじめ取り付
けられた直方体状プリズムを、撮影光学系ユニットに直
接接着して固定するものであった。
は、複数のCCDや光学フィルタ等があらかじめ取り付
けられた直方体状プリズムを、撮影光学系ユニットに直
接接着して固定するものであった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来のプ
リズム固定装置では、直方体状プリズムを撮影光学系ユ
ニット部材に接着剤を用いて直接固定してしまうため
に、一旦接着した後は容易に取り外すことができなかっ
た。
リズム固定装置では、直方体状プリズムを撮影光学系ユ
ニット部材に接着剤を用いて直接固定してしまうため
に、一旦接着した後は容易に取り外すことができなかっ
た。
【0012】直方体状プリズムや撮影光学系ユニットは
高価な光学部品であるために、本来は、組立工程上や保
守等を行う段階において、別々に交換修理等を行えるこ
とが望ましい。
高価な光学部品であるために、本来は、組立工程上や保
守等を行う段階において、別々に交換修理等を行えるこ
とが望ましい。
【0013】しかしながら、上記従来のプリズム固定装
置では、接着された直方体状プリズムや撮影光学系ユニ
ット部材を取り外すときに長い時間を要し、場合によっ
てはCCD等を破損してしまう可能性もあるために、組
立工程や保守を行う際には慎重に行わざるを得ず、非常
に制約が多くなって作業が困難であった。
置では、接着された直方体状プリズムや撮影光学系ユニ
ット部材を取り外すときに長い時間を要し、場合によっ
てはCCD等を破損してしまう可能性もあるために、組
立工程や保守を行う際には慎重に行わざるを得ず、非常
に制約が多くなって作業が困難であった。
【0014】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、直方体状プリズムを撮影光学系ユニット部材から
容易に取り外すことができるプリズム固定装置を提供す
ることを目的としている。
あり、直方体状プリズムを撮影光学系ユニット部材から
容易に取り外すことができるプリズム固定装置を提供す
ることを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による本発明のプリズム固定装置は、撮
影光学系により入射した被写体光を異なる二方向に向け
て分割する直方体状プリズムと、該直方体状プリズムの
所定の面に配設されこの二方向に分割された被写体光を
それぞれの対応する位置で結像して電気信号に変換して
出力する二つの固体撮像素子と、上記直方体状プリズム
を取付固定する上記撮影光学系を含む撮影光学系ユニッ
ト部材とを有してなるプリズム固定装置であって、上記
直方体状プリズムの被写体光入射面の上記各固体撮像素
子の持つ有効撮像領域に対応する領域を除く所定の領域
を接着用領域として設け、該接着用領域に接着されたプ
リズム固定用補助部材によって上記直方体状プリズムを
上記撮影光学系ユニット部材に着脱可能に固定するもの
である。
めに、請求項1による本発明のプリズム固定装置は、撮
影光学系により入射した被写体光を異なる二方向に向け
て分割する直方体状プリズムと、該直方体状プリズムの
所定の面に配設されこの二方向に分割された被写体光を
それぞれの対応する位置で結像して電気信号に変換して
出力する二つの固体撮像素子と、上記直方体状プリズム
を取付固定する上記撮影光学系を含む撮影光学系ユニッ
ト部材とを有してなるプリズム固定装置であって、上記
直方体状プリズムの被写体光入射面の上記各固体撮像素
子の持つ有効撮像領域に対応する領域を除く所定の領域
を接着用領域として設け、該接着用領域に接着されたプ
リズム固定用補助部材によって上記直方体状プリズムを
上記撮影光学系ユニット部材に着脱可能に固定するもの
である。
【0016】請求項2による本発明のプリズム固定装置
は、上記接着用領域を、上記直方体状プリズムの被写体
光入射面の上記有効撮像領域に対応する領域の周囲に設
け、該接着用領域に接着される上記プリズム固定用補助
部材を被写体光通過部を有する枠状に形成した請求項1
に記載のものである。
は、上記接着用領域を、上記直方体状プリズムの被写体
光入射面の上記有効撮像領域に対応する領域の周囲に設
け、該接着用領域に接着される上記プリズム固定用補助
部材を被写体光通過部を有する枠状に形成した請求項1
に記載のものである。
【0017】請求項3による本発明のプリズム固定装置
は、上記直方体状プリズムの被写体光入射面の上記有効
撮像領域に対応する領域を当該被写体光入射面より突設
することにより段差部を周設し、該段差部に上記枠状の
プリズム固定用補助部材を接着するようにした請求項2
に記載のものである。
は、上記直方体状プリズムの被写体光入射面の上記有効
撮像領域に対応する領域を当該被写体光入射面より突設
することにより段差部を周設し、該段差部に上記枠状の
プリズム固定用補助部材を接着するようにした請求項2
に記載のものである。
【0018】請求項4による本発明のプリズム固定装置
は、上記段差部が上記被写体光入射面に対して配設され
た光学フィルタの厚さ分によって形成された請求項3に
記載のものである。
は、上記段差部が上記被写体光入射面に対して配設され
た光学フィルタの厚さ分によって形成された請求項3に
記載のものである。
【0019】請求項5による本発明のプリズム固定装置
は、撮影光学系により入射した被写体光を異なる二方向
に向けて分割する直方体状プリズムと、該直方体状プリ
ズムの所定の面に配設されこの二方向に分割された被写
体光をそれぞれの対応する位置で結像して電気信号に変
換して出力する二つの固体撮像素子と、上記直方体状プ
リズムを取付固定する上記撮影光学系を含む撮影光学系
ユニット部材とを有してなるプリズム固定装置であっ
て、上記直方体状プリズムの二つの固体撮像素子がそれ
ぞれ配設される第1の面及び第2の面に対向する面をそ
れぞれ第3の面及び第4の面とし、残る対向する二つの
面を挟持用面として設け、該二つの挟持用面をもって上
記直方体状プリズムを上記撮影光学系ユニット部材に設
けられた固定面に対してプリズム固定用補助部材で着脱
可能に挟持固定するようにしたものである。
は、撮影光学系により入射した被写体光を異なる二方向
に向けて分割する直方体状プリズムと、該直方体状プリ
ズムの所定の面に配設されこの二方向に分割された被写
体光をそれぞれの対応する位置で結像して電気信号に変
換して出力する二つの固体撮像素子と、上記直方体状プ
リズムを取付固定する上記撮影光学系を含む撮影光学系
ユニット部材とを有してなるプリズム固定装置であっ
て、上記直方体状プリズムの二つの固体撮像素子がそれ
ぞれ配設される第1の面及び第2の面に対向する面をそ
れぞれ第3の面及び第4の面とし、残る対向する二つの
面を挟持用面として設け、該二つの挟持用面をもって上
記直方体状プリズムを上記撮影光学系ユニット部材に設
けられた固定面に対してプリズム固定用補助部材で着脱
可能に挟持固定するようにしたものである。
【0020】
【作用】請求項1による本発明のプリズム固定装置は、
直方体状プリズムが撮影光学系により入射した被写体光
を異なる二方向に向けて分割し、該直方体状プリズムの
所定の面に配設された二つの固体撮像素子がこの二方向
に分割された被写体光をそれぞれの対応する位置で結像
して電気信号に変換して出力し、上記撮影光学系を含む
撮影光学系ユニット部材が上記直方体状プリズムを取付
固定するプリズム固定装置であって、上記直方体状プリ
ズムの被写体光入射面の上記各固体撮像素子の持つ有効
撮像領域に対応する領域を除く所定の領域を接着用領域
として設け、該接着用領域に接着されたプリズム固定用
補助部材によって上記直方体状プリズムを上記撮影光学
系ユニット部材に着脱可能に固定する。
直方体状プリズムが撮影光学系により入射した被写体光
を異なる二方向に向けて分割し、該直方体状プリズムの
所定の面に配設された二つの固体撮像素子がこの二方向
に分割された被写体光をそれぞれの対応する位置で結像
して電気信号に変換して出力し、上記撮影光学系を含む
撮影光学系ユニット部材が上記直方体状プリズムを取付
固定するプリズム固定装置であって、上記直方体状プリ
ズムの被写体光入射面の上記各固体撮像素子の持つ有効
撮像領域に対応する領域を除く所定の領域を接着用領域
として設け、該接着用領域に接着されたプリズム固定用
補助部材によって上記直方体状プリズムを上記撮影光学
系ユニット部材に着脱可能に固定する。
【0021】請求項2による本発明のプリズム固定装置
は、上記接着用領域を上記直方体状プリズムの被写体光
入射面の上記有効撮像領域に対応する領域の周囲に設
け、該接着用領域に接着される上記プリズム固定用補助
部材を被写体光通過部を有する枠状に形成して被写体光
を通過させる。
は、上記接着用領域を上記直方体状プリズムの被写体光
入射面の上記有効撮像領域に対応する領域の周囲に設
け、該接着用領域に接着される上記プリズム固定用補助
部材を被写体光通過部を有する枠状に形成して被写体光
を通過させる。
【0022】請求項3による本発明のプリズム固定装置
は、上記直方体状プリズムの被写体光入射面の上記有効
撮像領域に対応する領域を当該被写体光入射面より突設
することにより段差部を周設し、該段差部に上記枠状の
プリズム固定用補助部材を接着する。
は、上記直方体状プリズムの被写体光入射面の上記有効
撮像領域に対応する領域を当該被写体光入射面より突設
することにより段差部を周設し、該段差部に上記枠状の
プリズム固定用補助部材を接着する。
【0023】請求項4による本発明のプリズム固定装置
は、上記段差部を上記被写体光入射面に対して配設され
た光学フィルタの厚さ分によって形成する。
は、上記段差部を上記被写体光入射面に対して配設され
た光学フィルタの厚さ分によって形成する。
【0024】請求項5による本発明のプリズム固定装置
は、直方体状プリズムが撮影光学系により入射した被写
体光を異なる二方向に向けて分割し、該直方体状プリズ
ムの所定の面に配設された二つの固体撮像素子がこの二
方向に分割された被写体光をそれぞれの対応する位置で
結像して電気信号に変換して出力し、上記撮影光学系を
含む撮影光学系ユニット部材が上記直方体状プリズムを
取付固定するプリズム固定装置であって、上記直方体状
プリズムの二つの固体撮像素子がそれぞれ配設される第
1の面及び第2の面に対向する面をそれぞれ第3の面及
び第4の面とし残る対向する二つの面を挟持用面として
設け、該二つの挟持用面をもって上記直方体状プリズム
を上記撮影光学系ユニット部材に設けられた固定面に対
してプリズム固定用補助部材で着脱可能に挟持固定す
る。
は、直方体状プリズムが撮影光学系により入射した被写
体光を異なる二方向に向けて分割し、該直方体状プリズ
ムの所定の面に配設された二つの固体撮像素子がこの二
方向に分割された被写体光をそれぞれの対応する位置で
結像して電気信号に変換して出力し、上記撮影光学系を
含む撮影光学系ユニット部材が上記直方体状プリズムを
取付固定するプリズム固定装置であって、上記直方体状
プリズムの二つの固体撮像素子がそれぞれ配設される第
1の面及び第2の面に対向する面をそれぞれ第3の面及
び第4の面とし残る対向する二つの面を挟持用面として
設け、該二つの挟持用面をもって上記直方体状プリズム
を上記撮影光学系ユニット部材に設けられた固定面に対
してプリズム固定用補助部材で着脱可能に挟持固定す
る。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1,図2は本発明の第1実施例を示したもので
あり、図1はプリズム固定装置を適用した撮像ユニット
を光軸方向に引き伸ばして示す分解斜視図である。
する。図1,図2は本発明の第1実施例を示したもので
あり、図1はプリズム固定装置を適用した撮像ユニット
を光軸方向に引き伸ばして示す分解斜視図である。
【0026】この撮像ユニットは、撮影光学系5aや図
示しないAF駆動機構などを内蔵してなる撮影光学系ユ
ニット部材5と、直方体状プリズム1とを、プリズム固
定用補助部材4を介して一体的に取り付けてなる。
示しないAF駆動機構などを内蔵してなる撮影光学系ユ
ニット部材5と、直方体状プリズム1とを、プリズム固
定用補助部材4を介して一体的に取り付けてなる。
【0027】上記直方体状プリズム1は、2つの直角三
角柱状のプリズム1g,1hを斜辺側の面で互いに貼り
合わせて直方体形状に一体形成してなり、上記撮影光学
系5aにより入射した被写体光を異なる2方向に向けて
分割するものである。
角柱状のプリズム1g,1hを斜辺側の面で互いに貼り
合わせて直方体形状に一体形成してなり、上記撮影光学
系5aにより入射した被写体光を異なる2方向に向けて
分割するものである。
【0028】この直方体状プリズム1の被写体光が入射
する面には、例えばガラス部品として形成された光学ロ
ーパスフィルタや赤外光カットフィルタ等でなる光学フ
ィルタ2があらかじめ接着されている。
する面には、例えばガラス部品として形成された光学ロ
ーパスフィルタや赤外光カットフィルタ等でなる光学フ
ィルタ2があらかじめ接着されている。
【0029】この光学フィルタ2は、直方体状プリズム
1の上記被写体光入射面よりも一周り小さい矩形状をな
し、該被写体光入射面の同光学フィルタ2の周囲となる
部分は、上記プリズム固定用補助部材4を取り付けるた
めの接着用領域である接着面1aとなっている。この接
着面1aは、後述するCCD3の有効撮像領域の外に設
けられているために、該CCD3に結像する像にケラレ
が発生することはない。
1の上記被写体光入射面よりも一周り小さい矩形状をな
し、該被写体光入射面の同光学フィルタ2の周囲となる
部分は、上記プリズム固定用補助部材4を取り付けるた
めの接着用領域である接着面1aとなっている。この接
着面1aは、後述するCCD3の有効撮像領域の外に設
けられているために、該CCD3に結像する像にケラレ
が発生することはない。
【0030】このような光学フィルタ2を直方体状プリ
ズム1に固定すると、該光学フィルタ2が所定の厚さt
を有することにより、上記接着面1aは周設された段差
部となって、上記プリズム固定用補助部材4を取り付け
る際に案内の役割を果たすようになっている。
ズム1に固定すると、該光学フィルタ2が所定の厚さt
を有することにより、上記接着面1aは周設された段差
部となって、上記プリズム固定用補助部材4を取り付け
る際に案内の役割を果たすようになっている。
【0031】さらに、該直方体状プリズム1の、上記分
割された被写体光が結像する2つの側面、すなわち、入
射光軸に対して側方となる一側面および上記光学フィル
タ2が設けられている面の反対側の側面には、被写体光
を電気信号に変換して出力する固体撮像素子たるCCD
3が、それぞれ所定の位置にあらかじめ取り付けられて
いる。
割された被写体光が結像する2つの側面、すなわち、入
射光軸に対して側方となる一側面および上記光学フィル
タ2が設けられている面の反対側の側面には、被写体光
を電気信号に変換して出力する固体撮像素子たるCCD
3が、それぞれ所定の位置にあらかじめ取り付けられて
いる。
【0032】より詳しくは、これらCCD3は、それぞ
れCCD取付用枠7により直方体状プリズム1に対して
固定されており、該CCD3の出力端子3aはCCDフ
レキシブルプリント基板6に電気的に接続されている。
れCCD取付用枠7により直方体状プリズム1に対して
固定されており、該CCD3の出力端子3aはCCDフ
レキシブルプリント基板6に電気的に接続されている。
【0033】次に、上記プリズム固定用補助部材4は、
矩形状の孔部でなる被写体光通過部4aを備えた矩形の
枠部材でなり、上下にねじ等により取り付けるための孔
を有する取付部4bが突設されている。
矩形状の孔部でなる被写体光通過部4aを備えた矩形の
枠部材でなり、上下にねじ等により取り付けるための孔
を有する取付部4bが突設されている。
【0034】上記撮影光学系ユニット部材5は、上述の
ように撮影光学系5aやAF駆動機構などを内蔵した筒
形状をなし、上面や側面から複数の取付部5b,5cが
突設されている。
ように撮影光学系5aやAF駆動機構などを内蔵した筒
形状をなし、上面や側面から複数の取付部5b,5cが
突設されている。
【0035】次に、このような撮像ユニットの組み立て
について説明する。
について説明する。
【0036】光学フィルタ2,CCD取付用枠7,CC
D3,CCDフレキシブルプリント基板6等があらかじ
め固着された直方体状プリズム1の接着面1aに接着剤
を塗布して、プリズム固定用補助部材4を押圧するなど
して固定する。このときに、接着面1aは上述のように
段差部となっているので、接着剤が光学フィルタ2の被
写体光入射面に垂れることはない。
D3,CCDフレキシブルプリント基板6等があらかじ
め固着された直方体状プリズム1の接着面1aに接着剤
を塗布して、プリズム固定用補助部材4を押圧するなど
して固定する。このときに、接着面1aは上述のように
段差部となっているので、接着剤が光学フィルタ2の被
写体光入射面に垂れることはない。
【0037】こうしてプリズム固定用補助部材4が接着
された直方体状プリズム1を、該プリズム固定用補助部
材4を介して撮影光学系ユニット部材5に着脱可能に固
定する。
された直方体状プリズム1を、該プリズム固定用補助部
材4を介して撮影光学系ユニット部材5に着脱可能に固
定する。
【0038】このときの固定手段は、プリズム固定用補
助部材4の上記取付部4bと撮影光学系ユニット部材5
の取付部5bをねじ等によって螺合することにより行っ
てもよいし、あるいはプリズム固定用補助部材4と撮影
光学系ユニット部材5に凹部および凸部を設けて、これ
らを凹凸嵌合することにより行ってもよい。
助部材4の上記取付部4bと撮影光学系ユニット部材5
の取付部5bをねじ等によって螺合することにより行っ
てもよいし、あるいはプリズム固定用補助部材4と撮影
光学系ユニット部材5に凹部および凸部を設けて、これ
らを凹凸嵌合することにより行ってもよい。
【0039】このような固定手段を用いることにより、
直方体状プリズム1は、撮影光学系ユニット部材5に対
して比較的容易に着脱することが可能となっている。
直方体状プリズム1は、撮影光学系ユニット部材5に対
して比較的容易に着脱することが可能となっている。
【0040】また図2は、光学フィルタ2a,CCD取
付用枠7,CCD3,CCDフレキシブルプリント基板
6等が固着された直方体状プリズム1の他の例を示す斜
視図である。
付用枠7,CCD3,CCDフレキシブルプリント基板
6等が固着された直方体状プリズム1の他の例を示す斜
視図である。
【0041】この図2に示す例においては、プリズム2
aの左右方向の幅を直方体状プリズム1の被写体光入射
面の幅に略一致させることにより、接着面1aを該プリ
ズム2aの上下にのみ設けて、左右側方には設けていな
いものである。
aの左右方向の幅を直方体状プリズム1の被写体光入射
面の幅に略一致させることにより、接着面1aを該プリ
ズム2aの上下にのみ設けて、左右側方には設けていな
いものである。
【0042】この場合には、プリズム固定用補助部材4
は、上述のような4辺を有する枠形状ではなく、3辺の
みで形成されたコの字状の枠形状としても構わない。も
ちろん、コの字状のプリズム固定用補助部材を図1の構
成に適用することも可能である。
は、上述のような4辺を有する枠形状ではなく、3辺の
みで形成されたコの字状の枠形状としても構わない。も
ちろん、コの字状のプリズム固定用補助部材を図1の構
成に適用することも可能である。
【0043】このような第1実施例によれば、直方体状
プリズムをプリズム固定用補助部材を介して撮影光学系
ユニット部材にねじや嵌合により固定することができる
ので、組み立て時の作業が容易になるとともに、修理や
交換などの保守を行う際にも取り外しが極めて容易にな
る。こうして、作業性が向上して修理等も容易になるこ
とから、組み立てや検査の工程の自由度が高くなってサ
ービス性も向上し、トータルのコストダウンを図ること
ができる。そして、プリズム固定用補助部材を所定の被
写体光通過部を有する枠状に形成したために、被写体光
がケラレることはなく、さらに直方体状プリズムからは
み出さない形状であるために、小型に形成することが可
能である。
プリズムをプリズム固定用補助部材を介して撮影光学系
ユニット部材にねじや嵌合により固定することができる
ので、組み立て時の作業が容易になるとともに、修理や
交換などの保守を行う際にも取り外しが極めて容易にな
る。こうして、作業性が向上して修理等も容易になるこ
とから、組み立てや検査の工程の自由度が高くなってサ
ービス性も向上し、トータルのコストダウンを図ること
ができる。そして、プリズム固定用補助部材を所定の被
写体光通過部を有する枠状に形成したために、被写体光
がケラレることはなく、さらに直方体状プリズムからは
み出さない形状であるために、小型に形成することが可
能である。
【0044】図3は本発明の第2実施例を示したもので
あり、プリズム固定装置を適用した撮像ユニットを示す
分解斜視図である。この第2実施例において、上述の第
1実施例と同様である部分については説明を省略し、主
として異なる点についてのみ説明する。
あり、プリズム固定装置を適用した撮像ユニットを示す
分解斜視図である。この第2実施例において、上述の第
1実施例と同様である部分については説明を省略し、主
として異なる点についてのみ説明する。
【0045】この撮像ユニットは、図示しない撮影光学
系やAF駆動機構などを内蔵してなる撮影光学系ユニッ
ト部材15に、直方体状プリズム11を載置し、プリズ
ム固定用補助部材21により上下方向に挟み込んで固定
してなる。
系やAF駆動機構などを内蔵してなる撮影光学系ユニッ
ト部材15に、直方体状プリズム11を載置し、プリズ
ム固定用補助部材21により上下方向に挟み込んで固定
してなる。
【0046】この第2実施例の直方体状プリズム11
は、上述した第1実施例の直方体状プリズム1とほぼ同
様に構成されていて、2つの直角三角柱状のプリズム1
1g,11hを斜辺側の面で互いに貼り合わせて直方体
形状に一体形成してなり、撮影光学系により入射した被
写体光を異なる2方向に向けて分割するものである。
は、上述した第1実施例の直方体状プリズム1とほぼ同
様に構成されていて、2つの直角三角柱状のプリズム1
1g,11hを斜辺側の面で互いに貼り合わせて直方体
形状に一体形成してなり、撮影光学系により入射した被
写体光を異なる2方向に向けて分割するものである。
【0047】この直方体状プリズム11の入射光軸に対
して側方となるCCD3の取付面を第1面11a、入射
光軸に対して後方となるCCD3の取付面を第2面11
b、さらに第1面11aに対向する面を第3面11c、
上記第2面11bに対向する面は入射光面であってこれ
を第4面11d、さらに残る上下に対向する2つの面を
それぞれ挟持用面11e,11fとする。
して側方となるCCD3の取付面を第1面11a、入射
光軸に対して後方となるCCD3の取付面を第2面11
b、さらに第1面11aに対向する面を第3面11c、
上記第2面11bに対向する面は入射光面であってこれ
を第4面11d、さらに残る上下に対向する2つの面を
それぞれ挟持用面11e,11fとする。
【0048】この直方体状プリズム11の被写体光入射
面である上記第4面11dには、図示はしないが、上記
光学フィルタ2が取り付けられている。
面である上記第4面11dには、図示はしないが、上記
光学フィルタ2が取り付けられている。
【0049】さらに、該直方体状プリズム51の上記分
割された被写体光が結像する2つの側面である第1面1
1aおよび第2面11bには、CCD取付用枠17によ
り2つの上記CCD3が所定の位置にあらかじめ固定さ
れており、該CCD3の出力端子3aはCCDフレキシ
ブルプリント基板16に電気的に接続されている。
割された被写体光が結像する2つの側面である第1面1
1aおよび第2面11bには、CCD取付用枠17によ
り2つの上記CCD3が所定の位置にあらかじめ固定さ
れており、該CCD3の出力端子3aはCCDフレキシ
ブルプリント基板16に電気的に接続されている。
【0050】このような直方体状プリズム11は、撮影
光学系ユニット部材15に取り付けて固定されるように
なっている。
光学系ユニット部材15に取り付けて固定されるように
なっている。
【0051】この撮影光学系ユニット部材15は、上述
のように、図示しない撮影光学系やAF駆動機構などを
略直方体形状の筐体に内蔵してなり、この筐体の被写体
光が入射する側の反対側から一側壁15eおよび底壁1
5fが突出されている。
のように、図示しない撮影光学系やAF駆動機構などを
略直方体形状の筐体に内蔵してなり、この筐体の被写体
光が入射する側の反対側から一側壁15eおよび底壁1
5fが突出されている。
【0052】そして、これら一側壁15eおよび底壁1
5fに囲まれた領域がプリズム取付部15dとなってい
て、このプリズム取付部15dの底壁15f後方側およ
び他の側方側からは、直方体状プリズム11を載置する
際に補助的な案内の役割を果たすガイド部15a,15
bが突設されている。
5fに囲まれた領域がプリズム取付部15dとなってい
て、このプリズム取付部15dの底壁15f後方側およ
び他の側方側からは、直方体状プリズム11を載置する
際に補助的な案内の役割を果たすガイド部15a,15
bが突設されている。
【0053】このプリズム取付部15dの撮影光学系側
には、直方体状プリズム11に固定された光学フィルタ
2が配設されるためのスペースとなる矩形の凹部15g
が設けられている。さらに、この凹部15gの上部とな
る撮影光学系ユニット部材15の外側面には、複数のね
じ孔15cが穿設されている。
には、直方体状プリズム11に固定された光学フィルタ
2が配設されるためのスペースとなる矩形の凹部15g
が設けられている。さらに、この凹部15gの上部とな
る撮影光学系ユニット部材15の外側面には、複数のね
じ孔15cが穿設されている。
【0054】上記プリズム固定用補助部材21は、上記
ねじ孔15cに対応した取付孔21cを複数穿設した略
矩形の板状部材でなり、上記ガイド部15a,15bに
対向する側の側部からは直方体状プリズム11を係止す
るための爪部21a,21bがそれぞれ複数突設されて
いる。
ねじ孔15cに対応した取付孔21cを複数穿設した略
矩形の板状部材でなり、上記ガイド部15a,15bに
対向する側の側部からは直方体状プリズム11を係止す
るための爪部21a,21bがそれぞれ複数突設されて
いる。
【0055】次に、このような撮像ユニットの組み立て
について説明する。
について説明する。
【0056】光学フィルタ2,CCD取付用枠17,C
CD3,CCDフレキシブルプリント基板16等があら
かじめ固着された直方体状プリズム11を、撮影光学系
ユニット部材15のプリズム取付部15dに、図の上方
から落とし込んで、上記ガイド部15a,15bにより
補助的に案内して所定の位置に収納する。
CD3,CCDフレキシブルプリント基板16等があら
かじめ固着された直方体状プリズム11を、撮影光学系
ユニット部材15のプリズム取付部15dに、図の上方
から落とし込んで、上記ガイド部15a,15bにより
補助的に案内して所定の位置に収納する。
【0057】次に、プリズム固定用補助部材21を上か
ら載置し、爪部21a,21bを直方体状プリズム11
のCCD3が固定された面の上部に引っ掛けて、付勢し
ながらねじ22を取付孔21cおよびねじ孔15c螺合
することにより、撮影光学系ユニット部材15に固定す
る。
ら載置し、爪部21a,21bを直方体状プリズム11
のCCD3が固定された面の上部に引っ掛けて、付勢し
ながらねじ22を取付孔21cおよびねじ孔15c螺合
することにより、撮影光学系ユニット部材15に固定す
る。
【0058】こうして、上記撮影光学系ユニット部材1
5のプリズム取付部15dに対して、上記直方体状プリ
ズム11をその2つの挟持用面11e,11fをもっ
て、プリズム固定用補助部材21により着脱可能に挟持
固定するようにしたものである。
5のプリズム取付部15dに対して、上記直方体状プリ
ズム11をその2つの挟持用面11e,11fをもっ
て、プリズム固定用補助部材21により着脱可能に挟持
固定するようにしたものである。
【0059】なお、プリズム固定用補助部材21を撮影
光学系ユニット部材15に固定する手段としては、それ
ぞれに凹部および凸部を設けて、これらを互いに嵌合す
ることにより行ってもよい。
光学系ユニット部材15に固定する手段としては、それ
ぞれに凹部および凸部を設けて、これらを互いに嵌合す
ることにより行ってもよい。
【0060】このような第2実施例によれば、上述の第
1実施例とほぼ同様の効果を奏するとともに、固体撮像
素子が設けられていない面を挟持用面としているので、
挟持を行うために充分な面積を利用することができて固
定が確実になる。
1実施例とほぼ同様の効果を奏するとともに、固体撮像
素子が設けられていない面を挟持用面としているので、
挟持を行うために充分な面積を利用することができて固
定が確実になる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1による本
発明のプリズム固定装置によれば、直方体状プリズムの
所定の接着用領域にプリズム固定用補助部材を接着し
て、このプリズム固定用補助部材を介して撮影光学系ユ
ニット部材に固定しているので、着脱が容易で作業性が
良く、しかも組み立て誤差が少ない。
発明のプリズム固定装置によれば、直方体状プリズムの
所定の接着用領域にプリズム固定用補助部材を接着し
て、このプリズム固定用補助部材を介して撮影光学系ユ
ニット部材に固定しているので、着脱が容易で作業性が
良く、しかも組み立て誤差が少ない。
【0062】請求項2による本発明のプリズム固定装置
によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏する
とともに、プリズム固定用補助部材を被写体光通過部を
有する枠状に形成したために、部品点数が少なく、ま
た、直方体状プリズムから突出することなく小型な構成
となる。
によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏する
とともに、プリズム固定用補助部材を被写体光通過部を
有する枠状に形成したために、部品点数が少なく、ま
た、直方体状プリズムから突出することなく小型な構成
となる。
【0063】請求項3による本発明のプリズム固定装置
によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果を奏する
とともに、段差部がプリズム固定用補助部材を接着する
際のガイドの役割を果すために組み込みが容易になり、
さらに、接着剤が入射面に垂れることがないので組立作
業性が向上する。
によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果を奏する
とともに、段差部がプリズム固定用補助部材を接着する
際のガイドの役割を果すために組み込みが容易になり、
さらに、接着剤が入射面に垂れることがないので組立作
業性が向上する。
【0064】請求項4による本発明のプリズム固定装置
によれば、請求項3に記載の発明と同様の効果を奏する
とともに、段差部を光学フィルタの厚さ分により形成し
たために、光学フィルタとプリズム固定用補助部材の厚
さが加算されることはなく、薄型化を図ることができ
る。
によれば、請求項3に記載の発明と同様の効果を奏する
とともに、段差部を光学フィルタの厚さ分により形成し
たために、光学フィルタとプリズム固定用補助部材の厚
さが加算されることはなく、薄型化を図ることができ
る。
【0065】請求項5による本発明のプリズム固定装置
によれば、二つの挟持用面をもって直方体状プリズム
を、撮影光学系ユニット部材にプリズム固定用補助部材
で挟持固定するために、着脱が容易で作業性が良く、し
かも組み立て誤差が少ない。さらに、固体撮像素子が設
けられていない面を挟持用面としているので、挟持を行
うための充分な面積を確保することができて、固定が確
実になる。
によれば、二つの挟持用面をもって直方体状プリズム
を、撮影光学系ユニット部材にプリズム固定用補助部材
で挟持固定するために、着脱が容易で作業性が良く、し
かも組み立て誤差が少ない。さらに、固体撮像素子が設
けられていない面を挟持用面としているので、挟持を行
うための充分な面積を確保することができて、固定が確
実になる。
【図1】本発明の第1実施例のプリズム固定装置を適用
した撮像ユニットを光軸方向に引き伸ばして示す分解斜
視図。
した撮像ユニットを光軸方向に引き伸ばして示す分解斜
視図。
【図2】上記第1実施例における直方体状プリズムの他
の例を示す斜視図。
の例を示す斜視図。
【図3】本発明の第2実施例のプリズム固定装置を適用
した撮像ユニットを示す分解斜視図。
した撮像ユニットを示す分解斜視図。
【図4】従来のプリズム固定装置を適用した撮像ユニッ
トを示す分解斜視図。
トを示す分解斜視図。
1,11…直方体状プリズム 1a…接着面(段差部) 2,2a…光学フィルタ 3…CCD(固定撮像素子) 4,21…プリズム固定用補助部材 4a…被写体光通過部 5,15…撮影光学系ユニット部材 5a…撮影光学系 11e,11f…挟持用面
Claims (5)
- 【請求項1】 撮影光学系により入射した被写体光を異
なる二方向に向けて分割する直方体状プリズムと、 該直方体状プリズムの所定の面に配設され、この二方向
に分割された被写体光をそれぞれの対応する位置で結像
して電気信号に変換して出力する二つの固体撮像素子
と、 上記直方体状プリズムを取付固定する上記撮影光学系を
含む撮影光学系ユニット部材とを有してなるプリズム固
定装置であって、 上記直方体状プリズムの被写体光入射面の、上記各固体
撮像素子の持つ有効撮像領域に対応する領域を除く所定
の領域を接着用領域として設け、該接着用領域に接着さ
れたプリズム固定用補助部材によって上記直方体状プリ
ズムを上記撮影光学系ユニット部材に着脱可能に固定す
ることを特徴とするプリズム固定装置。 - 【請求項2】 上記接着用領域を、上記直方体状プリズ
ムの被写体光入射面の、上記有効撮像領域に対応する領
域の周囲に設け、 該接着用領域に接着される上記プリズム固定用補助部材
を被写体光通過部を有する枠状に形成した請求項1に記
載のプリズム固定装置。 - 【請求項3】 上記直方体状プリズムの被写体光入射面
の、上記有効撮像領域に対応する領域を当該被写体光入
射面より突設することにより段差部を周設し、 該段差部に上記枠状のプリズム固定用補助部材を接着す
るようにした請求項2に記載のプリズム固定装置。 - 【請求項4】 上記段差部は、上記被写体光入射面に対
して配設された光学フィルタの厚さ分によって形成され
たものである請求項3に記載のプリズム固定装置。 - 【請求項5】 撮影光学系により入射した被写体光を異
なる二方向に向けて分割する直方体状プリズムと、 該直方体状プリズムの所定の面に配設され、この二方向
に分割された被写体光をそれぞれの対応する位置で結像
して電気信号に変換して出力する二つの固体撮像素子
と、 上記直方体状プリズムを取付固定する上記撮影光学系を
含む撮影光学系ユニット部材とを有してなるプリズム固
定装置であって、 上記直方体状プリズムの二つの固体撮像素子がそれぞれ
配設される第1の面及び第2の面に対向する面をそれぞ
れ第3の面及び第4の面とし、残る対向する二つの面を
挟持用面として設け、 該二つの挟持用面をもって上記直方体状プリズムを、上
記撮影光学系ユニット部材に設けられた固定面に対し
て、プリズム固定用補助部材で着脱可能に挟持固定する
ようにしたことを特徴とするプリズム固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7098651A JPH08292361A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | プリズム固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7098651A JPH08292361A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | プリズム固定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08292361A true JPH08292361A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=14225416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7098651A Withdrawn JPH08292361A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | プリズム固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08292361A (ja) |
Cited By (17)
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---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-04-24 JP JP7098651A patent/JPH08292361A/ja not_active Withdrawn
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Date | Code | Title | Description |
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