JPH079121Y2 - 色分解プリズム - Google Patents
色分解プリズムInfo
- Publication number
- JPH079121Y2 JPH079121Y2 JP1986194803U JP19480386U JPH079121Y2 JP H079121 Y2 JPH079121 Y2 JP H079121Y2 JP 1986194803 U JP1986194803 U JP 1986194803U JP 19480386 U JP19480386 U JP 19480386U JP H079121 Y2 JPH079121 Y2 JP H079121Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prism
- color separation
- filter
- separation prism
- objective lens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000000926 separation method Methods 0.000 title claims description 22
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 6
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 8
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 1
- 239000010453 quartz Substances 0.000 description 1
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N silicon dioxide Inorganic materials O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Color Television Image Signal Generators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、カラーテレビジヨン(以下、TV)カメラに関
し、特に被写体の光束を色分解する色分解プリズムに関
するものである。
し、特に被写体の光束を色分解する色分解プリズムに関
するものである。
〈従来技術〉 カラーTVカメラでは、撮影レンズ後方に三色分解プリズ
ムを配置している。撮影レンズからの撮影光束は三色分
解プリズムにより3つの波長領域に分解され、各々の波
長領域に対応するCCD等の撮影素子あるいは撮影管上に
結像し、電気信号に変換される。
ムを配置している。撮影レンズからの撮影光束は三色分
解プリズムにより3つの波長領域に分解され、各々の波
長領域に対応するCCD等の撮影素子あるいは撮影管上に
結像し、電気信号に変換される。
典型的には、撮影光束を分解するプリズムは3個で構成
されるが、例えば特開昭54−104729号公報、あるいは特
開昭60−42701号公報に見られる様に、撮影光束を三色
に分解するプリズムの前方に更に、プリズムを配設して
いるのもがある。
されるが、例えば特開昭54−104729号公報、あるいは特
開昭60−42701号公報に見られる様に、撮影光束を三色
に分解するプリズムの前方に更に、プリズムを配設して
いるのもがある。
この種の色分解プリズムの断面図を第3図に示す。2,3,
4はそれぞれ3色分解用のプリズムである。1はくさび
形状の第1のプリズムで、例えばFナンバー1,2程度の
明るさにあっても、三色分解プリズムが所定の色分解作
用を果たす様に機能させるものである。
4はそれぞれ3色分解用のプリズムである。1はくさび
形状の第1のプリズムで、例えばFナンバー1,2程度の
明るさにあっても、三色分解プリズムが所定の色分解作
用を果たす様に機能させるものである。
ここで、撮影光束は第1のプリズムのBの部分しか通過
しないにもかかわらず、第1のプリズムはAの部分まで
カバーしている。即ち第2のプリズム前面に第1プリズ
ムを配置している。このことは第1のプリズムと第2の
プリズムと空気層に侵入するゴミ,ホコリ等が第2のプ
リズムに入射する撮影光束、あるいは第2のプリズム内
で全反射する光束に影響を与えることを防止するため
に、第2のプリズム入射全面を第1のプリズム1により
保護するのに役立っている。
しないにもかかわらず、第1のプリズムはAの部分まで
カバーしている。即ち第2のプリズム前面に第1プリズ
ムを配置している。このことは第1のプリズムと第2の
プリズムと空気層に侵入するゴミ,ホコリ等が第2のプ
リズムに入射する撮影光束、あるいは第2のプリズム内
で全反射する光束に影響を与えることを防止するため
に、第2のプリズム入射全面を第1のプリズム1により
保護するのに役立っている。
一方、一般に三色分解プリズムの入射光側には、例えば
近赤外光を吸収する近赤外カツトフイルター、また点像
を分離する機能をもつローバスフイルター、あるいはλ
/4板等の機能を有するフイルターが配置されているが、
三色分解プリズムとは別体に設けてある。
近赤外光を吸収する近赤外カツトフイルター、また点像
を分離する機能をもつローバスフイルター、あるいはλ
/4板等の機能を有するフイルターが配置されているが、
三色分解プリズムとは別体に設けてある。
ところで近年、小型化され携帯に便利なTVカメラが要求
され、また市販されいてる。かかるTVカメラにおいて
は、カメラ本体内の限られたスペースに可能な限り集密
化した機器を既に配置している。つまり、上述のスペー
スを確保すること自体非常に困難となって来ている。
され、また市販されいてる。かかるTVカメラにおいて
は、カメラ本体内の限られたスペースに可能な限り集密
化した機器を既に配置している。つまり、上述のスペー
スを確保すること自体非常に困難となって来ている。
〈考案の効果〉 本考案は、その性能を維持しつつよりコンパクトなTVカ
メラに好適な色分解プリズムを提供することにある。
メラに好適な色分解プリズムを提供することにある。
その要旨は、対物レンズの光軸に沿って、前記対物レン
ズ側より順に第1,第2,第3,第4プリズムにより一体構成
され、前記第1,第2プリズムの対向面を第1面,第2面
とすると共に、前記第2面には、前記対物レンズの光束
を入射させる入射領域を設定したテレビカメラの色分解
プリズムにおいて、前記第1面を前記入射領域より長く
前記第2面より短い面とすると共に、前記第2面を略覆
う大きさの光学フイルターと前記第1プリズムとを接合
したことである。
ズ側より順に第1,第2,第3,第4プリズムにより一体構成
され、前記第1,第2プリズムの対向面を第1面,第2面
とすると共に、前記第2面には、前記対物レンズの光束
を入射させる入射領域を設定したテレビカメラの色分解
プリズムにおいて、前記第1面を前記入射領域より長く
前記第2面より短い面とすると共に、前記第2面を略覆
う大きさの光学フイルターと前記第1プリズムとを接合
したことである。
〈実施例〉 以下図面をもとに実施例を説明する。
第1図(a)は本考案の第1の実施例の色分解プリズム
の斜視図、第1図(b)はその断面図である。
の斜視図、第1図(b)はその断面図である。
この色分解プリズム系は、対物レンズ(不図示)の光軸
に沿って対物レンズ側から順に、フイルターと第1,第2,
第3,第4のプリズムを有している。ここで、第1プリズ
ム1と第2プリズム2、及び第2プリズム2と第3プリ
ズム3はその間に空気層を介して対向している。また第
2プリズム2の第3プリズム対向面には第1のダイクロ
イツク層2′が形成され、第3プリズム3と第4プリズ
ム4とは第2のダイクロイツク層3′を挟んで接合され
ている。以上の構成における第2,第3,第4プリズムは主
に色分解のための機能を果たし、第1のプリズムは明る
いレンズ、例えばFナンバー1,2程度のレンズに対して
も、色分解機能が十分に達成される様機能させるもので
ある。
に沿って対物レンズ側から順に、フイルターと第1,第2,
第3,第4のプリズムを有している。ここで、第1プリズ
ム1と第2プリズム2、及び第2プリズム2と第3プリ
ズム3はその間に空気層を介して対向している。また第
2プリズム2の第3プリズム対向面には第1のダイクロ
イツク層2′が形成され、第3プリズム3と第4プリズ
ム4とは第2のダイクロイツク層3′を挟んで接合され
ている。以上の構成における第2,第3,第4プリズムは主
に色分解のための機能を果たし、第1のプリズムは明る
いレンズ、例えばFナンバー1,2程度のレンズに対して
も、色分解機能が十分に達成される様機能させるもので
ある。
さて、第2プリズム2の対物レンズ側の面(以後、第2
プリズムの前面と称する。)、撮影光束を入射させる様
に予め設定された領域と、それ以外の領域とを有してい
る。上述2つの領域は、順に例えば第3図のB領域,A領
域に相当する。B領域に入射した光束のうち、所定の波
長成分を有した光だけがダイクロイツク層2′により反
射され、この光をA領域、B領域全体で再度内面反射さ
せ、不図示の固体撮像素子等の撮像体へ導いている。
プリズムの前面と称する。)、撮影光束を入射させる様
に予め設定された領域と、それ以外の領域とを有してい
る。上述2つの領域は、順に例えば第3図のB領域,A領
域に相当する。B領域に入射した光束のうち、所定の波
長成分を有した光だけがダイクロイツク層2′により反
射され、この光をA領域、B領域全体で再度内面反射さ
せ、不図示の固体撮像素子等の撮像体へ導いている。
フイルター5は例えば可視光を透過させ、近赤外光を吸
収する近赤外カツトフイルター、または、水晶の複屈折
により点像を分離する機能をもつローパスフイルター、
または、色分解プリズムのダイクロツク層における偏光
の影響を軽減するためのλ/4板等に当る。またフイルタ
ー5は、プリズム2の前面全体をカバーし、前面と同様
の大きさ,形状を有している。プリズム1はフイルター
5または第2プリズム前面より小さく、更に撮像光束の
全てを透過させる大きさを有し、第3図におけるB領域
をカバーしている。つまり従来の第2プリズム前面を全
てカバーする場合より、その厚みは小さくすることが出
来る。6はプリズム台で、フイルター5、第1,第2,第3,
第4プリズムを一体化している。
収する近赤外カツトフイルター、または、水晶の複屈折
により点像を分離する機能をもつローパスフイルター、
または、色分解プリズムのダイクロツク層における偏光
の影響を軽減するためのλ/4板等に当る。またフイルタ
ー5は、プリズム2の前面全体をカバーし、前面と同様
の大きさ,形状を有している。プリズム1はフイルター
5または第2プリズム前面より小さく、更に撮像光束の
全てを透過させる大きさを有し、第3図におけるB領域
をカバーしている。つまり従来の第2プリズム前面を全
てカバーする場合より、その厚みは小さくすることが出
来る。6はプリズム台で、フイルター5、第1,第2,第3,
第4プリズムを一体化している。
以上の構成により、第1プリズムを従来に比し、その厚
みを小さくすることに伴い、第2プリズム前面のA領域
が露出することになるが、このA領域をフイルター5に
よりカバーし、保護させることで防塵対策が出来る。つ
まり、フイルターに、フイルター本来の役割とともに、
プリズムを保護する役割をも付加している。
みを小さくすることに伴い、第2プリズム前面のA領域
が露出することになるが、このA領域をフイルター5に
よりカバーし、保護させることで防塵対策が出来る。つ
まり、フイルターに、フイルター本来の役割とともに、
プリズムを保護する役割をも付加している。
第2図(a)は別の実施例の斜視図、第2図(b)はそ
の断面図である。尚プリズム台は省略している。この実
施例では第1プリズム1を対物レンズ側に儲け、第1プ
リズムの後面側にフイルター5を接合した。そしてフイ
ルター5は第2プリズムの前面をカバーする大きさと
し、第2プリズム前面を保護する。尚、フイルター5は
第1実施例で述べたものと同じ機能をもつものである。
の断面図である。尚プリズム台は省略している。この実
施例では第1プリズム1を対物レンズ側に儲け、第1プ
リズムの後面側にフイルター5を接合した。そしてフイ
ルター5は第2プリズムの前面をカバーする大きさと
し、第2プリズム前面を保護する。尚、フイルター5は
第1実施例で述べたものと同じ機能をもつものである。
次に本願に係る具体的な数値を示すと、撮影光軸方向の
第1プリズムの厚さは3〜4mm程度が一般的である。
第1プリズムの厚さは3〜4mm程度が一般的である。
また、フイルターを赤外カツトフイルターとした場合、
その厚さはおよそ1mm程度である。そこで、第1プリズ
ムの厚さを1mm程度短くしても十分に領域Bはカバーす
ることができる。つまり、フイルターを組み込んでも一
体化したプリズムの大きさは同じくらいで、フイルター
を入れた分だけ有利となる。
その厚さはおよそ1mm程度である。そこで、第1プリズ
ムの厚さを1mm程度短くしても十分に領域Bはカバーす
ることができる。つまり、フイルターを組み込んでも一
体化したプリズムの大きさは同じくらいで、フイルター
を入れた分だけ有利となる。
〈効果〉 以上説明した通り、従来の第1プリズムの厚みを小さく
し、またプリズム系外部にあったフイルターをプリズム
系内部に配置させ、第2プリズム前面をカバーしている
ので、色分解機能をそこなわず、より小型化できるTVカ
メラを提供することが可能となる。
し、またプリズム系外部にあったフイルターをプリズム
系内部に配置させ、第2プリズム前面をカバーしている
ので、色分解機能をそこなわず、より小型化できるTVカ
メラを提供することが可能となる。
第1図は本考案の色分解プリズムの第1の実施例を示す
図、第2図は本考案の色分解プリズムの第2の実施例を
示す図、第3図は従来の色分解プリズムを示す図であ
る。 1,2,3,4……夫々第1,第2,第3,第4のプリズム 5……フイルター
図、第2図は本考案の色分解プリズムの第2の実施例を
示す図、第3図は従来の色分解プリズムを示す図であ
る。 1,2,3,4……夫々第1,第2,第3,第4のプリズム 5……フイルター
Claims (1)
- 【請求項1】対物レンズの光軸に沿って、前記対物レン
ズ側より順に第1,第2,第3,第4プリズムにより一体構成
され、前記第1,第2プリズムの対向面を第1面,第2面
とすると共に、前記第2面には、前記対物レンズの光束
を入射させる入射領域を設定したテレビカメラの色分解
プリズムにおいて、 前記第1面を前記入射領域より長く前記第2面より短い
面とすると共に、前記第2面を略覆う大きさの光学フイ
ルターと前記第1プリズムとを接合したことを特徴とす
る色分解プリズム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986194803U JPH079121Y2 (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 | 色分解プリズム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986194803U JPH079121Y2 (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 | 色分解プリズム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63100702U JPS63100702U (ja) | 1988-06-30 |
JPH079121Y2 true JPH079121Y2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=31152115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986194803U Expired - Lifetime JPH079121Y2 (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 | 色分解プリズム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079121Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-12-18 JP JP1986194803U patent/JPH079121Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63100702U (ja) | 1988-06-30 |
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