JPH08291164A - ピリピロペン誘導体 - Google Patents
ピリピロペン誘導体Info
- Publication number
- JPH08291164A JPH08291164A JP9237095A JP9237095A JPH08291164A JP H08291164 A JPH08291164 A JP H08291164A JP 9237095 A JP9237095 A JP 9237095A JP 9237095 A JP9237095 A JP 9237095A JP H08291164 A JPH08291164 A JP H08291164A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pyripyropene
- solvent
- cholesterol
- derivative
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Pyrane Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ピリピロペンのアシルコエンザイムAコレス
テロールアシル転移酵素阻害活性を高めるものである。 【構成】 下記式で表される化合物 【化1】 〔式中、R1 、R2 およびR3 はOHまたは−O−アシ
ル基、(−O−アセチル基)を示す〕で表されるピリピ
ロペン誘導体である。
テロールアシル転移酵素阻害活性を高めるものである。 【構成】 下記式で表される化合物 【化1】 〔式中、R1 、R2 およびR3 はOHまたは−O−アシ
ル基、(−O−アセチル基)を示す〕で表されるピリピ
ロペン誘導体である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はピリピロペン誘導体に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】従来、いくつかの高脂血症治療のための
薬物が知られている。高脂血症の治療薬としては、
(1)コレステロールの生合成阻害、(2)コレステロ
ールの吸収阻害、(3)コレステロールの異化促進、
(4)リポ蛋白の合成の抑制などの作用を有する薬物が
知られている。
薬物が知られている。高脂血症の治療薬としては、
(1)コレステロールの生合成阻害、(2)コレステロ
ールの吸収阻害、(3)コレステロールの異化促進、
(4)リポ蛋白の合成の抑制などの作用を有する薬物が
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、食生活の向上に
伴い成人の高脂血症や動脈硬化などコレステロール蓄積
に起因する症状が現代病として問題視されている。高脂
血症は、動脈硬化の進行を促進する因子のひとつとして
知られており、血中コレステロールを低下させることで
虚血性心疾患の減少をもたらすことができる。又、高脂
血症になると心筋硬塞の発症率も高くなるなど高脂血
症、特に高コレステロール血症のより有効で安全な治療
薬の出現が望まれている。
伴い成人の高脂血症や動脈硬化などコレステロール蓄積
に起因する症状が現代病として問題視されている。高脂
血症は、動脈硬化の進行を促進する因子のひとつとして
知られており、血中コレステロールを低下させることで
虚血性心疾患の減少をもたらすことができる。又、高脂
血症になると心筋硬塞の発症率も高くなるなど高脂血
症、特に高コレステロール血症のより有効で安全な治療
薬の出現が望まれている。
【0004】コレステロールはアシルコエンザイムAか
らアシル基転移によりコレステロールエステルとなり、
細胞内および血中リポ蛋白に蓄積される。このアシル基
転移反応を触媒する酵素がアシルコエンザイムAコレス
テロールアシル転移酵素であり、コレステロールの腸管
からの吸収および冠動脈における泡沫細胞の形成に深く
係わっている。
らアシル基転移によりコレステロールエステルとなり、
細胞内および血中リポ蛋白に蓄積される。このアシル基
転移反応を触媒する酵素がアシルコエンザイムAコレス
テロールアシル転移酵素であり、コレステロールの腸管
からの吸収および冠動脈における泡沫細胞の形成に深く
係わっている。
【0005】従って、アシルコエンザイムAコレステロ
ールアシル転移酵素を阻害する物質は、かかる疾病に有
効であることが推定される。かかる実情において、アシ
ルコエンザイムAコレステロールアシル転移酵素阻害活
性を有する物質を提供することは、高脂血症やそれに基
く動脈硬化などの成人病の治療上有用なことである。
ールアシル転移酵素を阻害する物質は、かかる疾病に有
効であることが推定される。かかる実情において、アシ
ルコエンザイムAコレステロールアシル転移酵素阻害活
性を有する物質を提供することは、高脂血症やそれに基
く動脈硬化などの成人病の治療上有用なことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、微生物の
生産する代謝産物につて研究を続けた結果、新たな土壌
から分離したFO−1289菌株の培養物中にアシルコ
エンザイムAコレステロール転移酵素阻害活性を有する
物質が産生されることを見出した。次いで、該培養物か
らアシルコエンザイムAコレステロールアシル転移酵素
阻害活性物質を分離、精製した結果、後記の理化学的性
質を有する各物質を得た。これらの物質は従来全く知ら
れていないことから、本物質をピリピロペン(FO−1
289物質)と命名した。(特開平6−184158
号)
生産する代謝産物につて研究を続けた結果、新たな土壌
から分離したFO−1289菌株の培養物中にアシルコ
エンザイムAコレステロール転移酵素阻害活性を有する
物質が産生されることを見出した。次いで、該培養物か
らアシルコエンザイムAコレステロールアシル転移酵素
阻害活性物質を分離、精製した結果、後記の理化学的性
質を有する各物質を得た。これらの物質は従来全く知ら
れていないことから、本物質をピリピロペン(FO−1
289物質)と命名した。(特開平6−184158
号)
【0007】本発明者らは、このピリピロペンのアシル
コエンザイムAコレステロールアシル転移酵素阻害活性
(以下、ACAT阻害活性という)をより高めることを
目的としてピリピロペンの種々の誘導体を合成した。本
発明はかかる知見に基いて完成されたものであって、下
記式で表されるピリピロペン誘導体を提供するものであ
る。
コエンザイムAコレステロールアシル転移酵素阻害活性
(以下、ACAT阻害活性という)をより高めることを
目的としてピリピロペンの種々の誘導体を合成した。本
発明はかかる知見に基いて完成されたものであって、下
記式で表されるピリピロペン誘導体を提供するものであ
る。
【0008】
【化3】 〔式中、R1 、R2 およびR3 はOHまたは−O−アシ
ル基、(−O−アセチル基)を示す〕。
ル基、(−O−アセチル基)を示す〕。
【0009】更に、本発明は基R1 、R2 およびR3 が
下記式で表される置換基の組合せ(但し、17位、18
位の炭素結合は単結合または二重結合を示す)を有する
化合物よりなる群から選ばれた化合物である。
下記式で表される置換基の組合せ(但し、17位、18
位の炭素結合は単結合または二重結合を示す)を有する
化合物よりなる群から選ばれた化合物である。
【0010】
【化4】
【0011】本発明のピリピロペン誘導体は上記の式に
示されるように、ピリピロペン骨格を脱ニコチン酸化
し、更に所望により7位をアシル化した化合物である。
脱ニコチン酸化、アシル化等の反応は例えば以下により
行うことができる。尚、本発明のピリピロペン誘導体の
原料物質であるピリピロペンAは特開平6−18415
8号記載の方法に従って製造される。
示されるように、ピリピロペン骨格を脱ニコチン酸化
し、更に所望により7位をアシル化した化合物である。
脱ニコチン酸化、アシル化等の反応は例えば以下により
行うことができる。尚、本発明のピリピロペン誘導体の
原料物質であるピリピロペンAは特開平6−18415
8号記載の方法に従って製造される。
【0012】脱ニコチン酸(脱ピリジン脱ピロン)化: 溶媒:含水アルコール 試薬:ナトリウムメトキシドの求核試薬あるいは塩基 反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる)
【0013】水酸基のアシル化 酸無水物あるいは酸クロライドと塩基を用いてアシル化
を行う通常の方法、あるいはカルボン酸と縮合させる通
常の方法により行われる。 酸無水物あるいは酸クロライドを用いたアシル化 溶媒:ピリジン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン
等 反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる) 塩基:ピリジン、トリエチルアミン等。さらにジメチル
アミノピリジンを必要により加えることもある。
を行う通常の方法、あるいはカルボン酸と縮合させる通
常の方法により行われる。 酸無水物あるいは酸クロライドを用いたアシル化 溶媒:ピリジン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン
等 反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる) 塩基:ピリジン、トリエチルアミン等。さらにジメチル
アミノピリジンを必要により加えることもある。
【0014】カルボン酸との縮合反応によるアシル化 溶媒:ジクロロメタン(その他の無水系の溶媒、例えば
クロロホルム) 反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる) 縮合剤:ジサイクロヘキシルカルボジイミド、N−ヒド
ロキシベンゾトリアゾール、N,N−ビス(2−オコソ
−3−オキサゾリジニル)ホスフィニッククロライド等 塩基:ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン等
クロロホルム) 反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる) 縮合剤:ジサイクロヘキシルカルボジイミド、N−ヒド
ロキシベンゾトリアゾール、N,N−ビス(2−オコソ
−3−オキサゾリジニル)ホスフィニッククロライド等 塩基:ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン等
【0015】以上のようにして得られた化合物は、例え
ばシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーにより
精製し、目的化合物を純品として得ることができる。
ばシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーにより
精製し、目的化合物を純品として得ることができる。
【0016】以上、各方法により得られた化合物の物理
化学的性質ならびに生物学的性質を以下に示す。なお、
生物学的性質としては、以下に述べるin vitro
活性測定法による、ラット由来アシルコエンザイムAコ
レステロールアシル転移酵素に対する阻害作用を50%
阻害値(IC50)で示す。
化学的性質ならびに生物学的性質を以下に示す。なお、
生物学的性質としては、以下に述べるin vitro
活性測定法による、ラット由来アシルコエンザイムAコ
レステロールアシル転移酵素に対する阻害作用を50%
阻害値(IC50)で示す。
【0017】in vitro活性測定法: ラット由来アシルコエンザイムAコレステロールアシル
転移酵素に対する阻害作用:アシルコエンザイムAコレ
ステロールアシル転移酵素活性に対する影響は供田等の
方法(ザ・ジャーナル・オブ・アンティバイオティック
ス、45巻、1626ページ、1992年)に従い、ラ
ット肝ミクロソーム画分より調製した粗酵素を用い、1
00mMリン酸緩衝液(pH7.4)中300μM牛血
清アルブミン、30μM[1−14C]オレオイル−Co
A(0.02μCi)、30μMコレステロール(30
分の1重量のトリトンWR−1339で溶解させたも
の)を添加して全量200μlとし、37℃で30分間
反応させ、クロロホルム:メタノール(1:2)混合液
で反応を停止させる。
転移酵素に対する阻害作用:アシルコエンザイムAコレ
ステロールアシル転移酵素活性に対する影響は供田等の
方法(ザ・ジャーナル・オブ・アンティバイオティック
ス、45巻、1626ページ、1992年)に従い、ラ
ット肝ミクロソーム画分より調製した粗酵素を用い、1
00mMリン酸緩衝液(pH7.4)中300μM牛血
清アルブミン、30μM[1−14C]オレオイル−Co
A(0.02μCi)、30μMコレステロール(30
分の1重量のトリトンWR−1339で溶解させたも
の)を添加して全量200μlとし、37℃で30分間
反応させ、クロロホルム:メタノール(1:2)混合液
で反応を停止させる。
【0018】次いで総脂質をホルシュらの方法(ジャー
ナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー、226
巻、497ページ、1957年)で抽出後、TLC(キ
ーゼルゲルGF254 、展開溶媒として石油エーテル:ジ
エチルエーテル:酢酸=90:10:1)で各脂質を分
離後、コレステロールエステル画分に取り込まれた放射
活性をRIスキャナー(アンビス社製)で分析し、アシ
ルコエンザイムAコレステロールアシル転移酵素活性を
測定した。本酵素活性を50%阻害する濃度を算定し
た。その結果を以下に示す。
ナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー、226
巻、497ページ、1957年)で抽出後、TLC(キ
ーゼルゲルGF254 、展開溶媒として石油エーテル:ジ
エチルエーテル:酢酸=90:10:1)で各脂質を分
離後、コレステロールエステル画分に取り込まれた放射
活性をRIスキャナー(アンビス社製)で分析し、アシ
ルコエンザイムAコレステロールアシル転移酵素活性を
測定した。本酵素活性を50%阻害する濃度を算定し
た。その結果を以下に示す。
【0019】
【化5】 〔式中、R1 、R2 およびR3 はOHまたは−O−アシ
ル基、(−O−アセチル基)を示す〕。
ル基、(−O−アセチル基)を示す〕。
【0020】 化合物番号 R1 R2 R3 ACAT阻害活性 (IC50,μM) PR−115 OH OH OH >260 PR−116 OCOCH3 OH OCOCH3 NT PR−138 OCOCH3 OCOCH3 OCOCH3 >200 PR−139 OCOCH3 OCOCH3 OCOCH3 200
【0021】次に本発明のピリピロペン誘導体の質量分
析データについて以下に述べる。 化合物番号 組成式 分子量 測定値 理論値 PR−115 C20H30O7 382.453 FAB(+) 383.2073(M+1) 383.2069 PR−116 C24H34O9 466.527 FAB(+) 467.2280(M+1) 467.2281 PR−138 C26H36O10 508.564 FAB(+) 509.2386(M+1) 509.2386 PR−139 C26H38O10 510.580 FAB(+) 511.2551(M+1) 511.2543
析データについて以下に述べる。 化合物番号 組成式 分子量 測定値 理論値 PR−115 C20H30O7 382.453 FAB(+) 383.2073(M+1) 383.2069 PR−116 C24H34O9 466.527 FAB(+) 467.2280(M+1) 467.2281 PR−138 C26H36O10 508.564 FAB(+) 509.2386(M+1) 509.2386 PR−139 C26H38O10 510.580 FAB(+) 511.2551(M+1) 511.2543
【0022】次に、本発明ピリピロペン誘導体の核磁気
共鳴スペクトル( 1H−NMR)および質量分析(M
S)を表1に示す。
共鳴スペクトル( 1H−NMR)および質量分析(M
S)を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明のピリピロペン誘
導体はアシルコエンザイムAコレステロールに対して著
しい阻害活性を示すことから、ヒトのコレステロール蓄
積に起因する疾病の予防および治療に有用である。
導体はアシルコエンザイムAコレステロールに対して著
しい阻害活性を示すことから、ヒトのコレステロール蓄
積に起因する疾病の予防および治療に有用である。
【0025】次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらにより制限されるものではない
ことは言うまでもない。 参考例1 ピリピロペンA64mgを95%アセトン水溶液42m
l に溶解し、Jones試薬(3Mクロム酸−硫酸水溶
液)0.5ml を加え、室温で2時間攪拌した後に、イ
ソプロパノール0.1ml を加えた。沈澱をろ別し、濾
液からアセトンを留去した後に酢酸エチルで抽出し、
水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒を留去して粗生成物を得た。これをシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン
−メタノール(50:1)混合溶媒)にて精製し、化合
物の無色粉末を64mg得た。
するが、本発明はこれらにより制限されるものではない
ことは言うまでもない。 参考例1 ピリピロペンA64mgを95%アセトン水溶液42m
l に溶解し、Jones試薬(3Mクロム酸−硫酸水溶
液)0.5ml を加え、室温で2時間攪拌した後に、イ
ソプロパノール0.1ml を加えた。沈澱をろ別し、濾
液からアセトンを留去した後に酢酸エチルで抽出し、
水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒を留去して粗生成物を得た。これをシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン
−メタノール(50:1)混合溶媒)にて精製し、化合
物の無色粉末を64mg得た。
【0026】実施例1 化合物PR−115 参考例1で得た化合物の無色粉末66mgを67%メタ
ノール水溶液15mlに溶解し、ナトリウムメトキシド
26mgを加え、室温で4時間攪拌後にメタノールを留
去し、これをODSカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒:50〜100%メタノール水溶液)にて精製し、目
的化合物PR−115の無色粉末を28mg得た。(収
率64%)
ノール水溶液15mlに溶解し、ナトリウムメトキシド
26mgを加え、室温で4時間攪拌後にメタノールを留
去し、これをODSカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒:50〜100%メタノール水溶液)にて精製し、目
的化合物PR−115の無色粉末を28mg得た。(収
率64%)
【0027】実施例2 化合物PR−116 実施例1で得た化合物の無色粉末66mgを50%メタ
ノール水溶液1ml に溶解し、ナトリウムメトキシド1
4mgを加え、室温で15時間攪拌後にメタノールを留
去し、これをHP−20カラムクロマトグラフィーで脱
塩して得た粗生成物を分取薄層シリカゲルクロマトグラ
フィー(展開溶媒:ジクロロメタン−メタノール(1
0:1)混合溶媒)にて精製して、目的化合物PR−1
14の無色粉末を1.2mg得た。(収率4%)
ノール水溶液1ml に溶解し、ナトリウムメトキシド1
4mgを加え、室温で15時間攪拌後にメタノールを留
去し、これをHP−20カラムクロマトグラフィーで脱
塩して得た粗生成物を分取薄層シリカゲルクロマトグラ
フィー(展開溶媒:ジクロロメタン−メタノール(1
0:1)混合溶媒)にて精製して、目的化合物PR−1
14の無色粉末を1.2mg得た。(収率4%)
【0028】実施例3 化合物PR−138 実施例2で得た化合物の無色粉末6mgをジクロロメタ
ン1ml に溶解し、無水酢酸40μl およびトリエチル
アミン20μl を加え攪拌し、水で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、溶媒を留去して粗生成物を得た。こ
れを分取薄層シリカゲルクロマトグラフィー(展開溶
媒:ジクロロメタン−メタノール(20:1)混合溶
媒)にて精製して、目的化合物PR−138の無色粉末
を6.8mg得た。(収率85%)
ン1ml に溶解し、無水酢酸40μl およびトリエチル
アミン20μl を加え攪拌し、水で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、溶媒を留去して粗生成物を得た。こ
れを分取薄層シリカゲルクロマトグラフィー(展開溶
媒:ジクロロメタン−メタノール(20:1)混合溶
媒)にて精製して、目的化合物PR−138の無色粉末
を6.8mg得た。(収率85%)
【0029】実施例4 化合物PR−139 実施例3で得た化合物の無色粉末10mgをジメチルス
ホキシド1ml に溶解し、ナトリウムボロハイドライド
8mgを加え、室温で1時間攪拌後ジクロロメタンを加
え、実施例3と同様に処理をして、目的化合物PR−1
39の無色粉末を6.8mg得た。(収率68%)
ホキシド1ml に溶解し、ナトリウムボロハイドライド
8mgを加え、室温で1時間攪拌後ジクロロメタンを加
え、実施例3と同様に処理をして、目的化合物PR−1
39の無色粉末を6.8mg得た。(収率68%)
Claims (2)
- 【請求項1】 下記式 【化1】 〔式中、R1 、R2 およびR3 はOHまたは−O−アシ
ル基、(−O−アセチル基)を示す〕で表されるピリピ
ロペン誘導体。 - 【請求項2】 基R1 、R2 およびR3 が下記の式で表
される置換基の組合せ(但し、17位、18位の炭素結
合は単結合または二重結合を示す)を有する化合物より
なる群から選ばれた化合物である請求項1に記載のピリ
ピロペン誘導体。 【化2】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09237095A JP3688337B2 (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | ピリピロペン誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09237095A JP3688337B2 (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | ピリピロペン誘導体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08291164A true JPH08291164A (ja) | 1996-11-05 |
JP3688337B2 JP3688337B2 (ja) | 2005-08-24 |
Family
ID=14052541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09237095A Expired - Fee Related JP3688337B2 (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | ピリピロペン誘導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3688337B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006129714A1 (ja) | 2005-06-01 | 2006-12-07 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | 害虫防除剤 |
US7491738B2 (en) | 2005-06-01 | 2009-02-17 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | Pest control agents |
WO2010010955A1 (ja) | 2008-07-24 | 2010-01-28 | 明治製菓株式会社 | ピリピロペンa生合成遺伝子 |
WO2011158879A1 (ja) * | 2010-06-16 | 2011-12-22 | Meiji Seikaファルマ株式会社 | 害虫防除用組成物 |
US9090924B2 (en) | 2010-01-26 | 2015-07-28 | Meiji Seika Pharma Co., Ltd. | Nucleic acid construct comprising pyripyropene biosynthetic gene cluster and marker gene |
US9169504B2 (en) | 2010-01-26 | 2015-10-27 | Meiji Seika Pharma Co., Ltd. | Method for producing pyripyropene |
WO2015198966A1 (ja) * | 2014-06-24 | 2015-12-30 | 学校法人北里研究所 | コレステロールアシル転移酵素アイソザイム2(acat2)阻害活性を有する新規医薬化合物 |
-
1995
- 1995-04-18 JP JP09237095A patent/JP3688337B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8367707B2 (en) | 2005-06-01 | 2013-02-05 | Meiji Seika Pharma Co., Ltd. | Pest control agents |
US7491738B2 (en) | 2005-06-01 | 2009-02-17 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | Pest control agents |
EP2111756A1 (en) | 2005-06-01 | 2009-10-28 | Meiji Seika Kaisha Ltd. | Pest control agents |
WO2006129714A1 (ja) | 2005-06-01 | 2006-12-07 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | 害虫防除剤 |
US7838538B2 (en) | 2005-06-01 | 2010-11-23 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | Pest control agents |
US8822501B2 (en) | 2005-06-01 | 2014-09-02 | Meiji Seika Pharma Co., Ltd. | Pest control agents |
WO2010010955A1 (ja) | 2008-07-24 | 2010-01-28 | 明治製菓株式会社 | ピリピロペンa生合成遺伝子 |
US8557550B2 (en) | 2008-07-24 | 2013-10-15 | Meija Seika Pharma Co., Ltd. | Pyripyropene a biosynthetic gene |
US9315785B2 (en) | 2008-07-24 | 2016-04-19 | Meiji Seika Pharma Co., Ltd. | Pyripyropene a biosynthetic gene |
US9090924B2 (en) | 2010-01-26 | 2015-07-28 | Meiji Seika Pharma Co., Ltd. | Nucleic acid construct comprising pyripyropene biosynthetic gene cluster and marker gene |
US9169504B2 (en) | 2010-01-26 | 2015-10-27 | Meiji Seika Pharma Co., Ltd. | Method for producing pyripyropene |
WO2011158879A1 (ja) * | 2010-06-16 | 2011-12-22 | Meiji Seikaファルマ株式会社 | 害虫防除用組成物 |
WO2015198966A1 (ja) * | 2014-06-24 | 2015-12-30 | 学校法人北里研究所 | コレステロールアシル転移酵素アイソザイム2(acat2)阻害活性を有する新規医薬化合物 |
JP2016008191A (ja) * | 2014-06-24 | 2016-01-18 | 学校法人北里研究所 | コレステロールアシル転移酵素アイソザイム2(acat2)阻害活性を有する新規医薬化合物 |
US9896456B2 (en) | 2014-06-24 | 2018-02-20 | School Juridical Person Kitasato Institute | Pharmaceutical compound having inhibitory activity against cholesterol acyltransferase isozyme 2 (ACAT2) |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3688337B2 (ja) | 2005-08-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4757139A (en) | 5-fluoro-2'-deoxyuridine derivative, processes for preparing same and antitumor composition containing the same | |
JP3725198B2 (ja) | ピリピロペン誘導体 | |
JPH08176070A (ja) | ジデプシド誘導体及びpi3キナーゼ阻害剤 | |
JPH08269065A (ja) | ピリピロペン誘導体 | |
JPH08269062A (ja) | ピリピロペン誘導体 | |
JPH08269063A (ja) | ピリピロペン誘導体 | |
JPH08291164A (ja) | ピリピロペン誘導体 | |
JPS6345293A (ja) | シアロシルセラミド類及びその製造方法 | |
JPH08269064A (ja) | ピリピロペン誘導体 | |
JPH08269066A (ja) | ピリピロペン誘導体 | |
EP0172083A1 (fr) | Nouveaux amides substitués, leur préparation et les médicaments qui les contiennent | |
Cheng et al. | Tethered derivatives of D-glucose and pentacyclic triterpenes for homo/heterobivalent inhibition of glycogen phosphorylase | |
US4929633A (en) | Actinonin derivatives having physiological activities | |
US4794115A (en) | Method of treating hyperlipemia | |
Khanbabaee et al. | First total synthesis of the natural product 1, 3-di-O-galloyl-4, 6-O-(S)-hexahydroxydiphenoyl-β-D-glucopyranoside | |
EP0470832A2 (en) | Biphenyl 5,5'-bis-alkanoic acid derivatives, their production and use thereof | |
JPH11180929A (ja) | エステル誘導体 | |
JPH0859469A (ja) | Acat阻害剤 | |
EP0434376A2 (en) | Ivermectin derivative compounds and process for preparing the same | |
JPS5888400A (ja) | 新規コレスタン誘導体 | |
JP3999275B2 (ja) | グルタミン酸輸送体阻害作用を有するジテルベン化合物 | |
JP2872468B2 (ja) | イソカルバサイクリン誘導体、その製造法および光親和性標識法 | |
JP2640239B2 (ja) | プロトスタ−13(17)エン−3,16−ジオン化合物 | |
JPH0425268B2 (ja) | ||
US5405948A (en) | 1,5-diyne-3-cycloalkene compounds |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050428 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050511 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050608 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090617 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |