JPH08290782A - 自動車用車体前部構造 - Google Patents

自動車用車体前部構造

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JPH08290782A
JPH08290782A JP9846595A JP9846595A JPH08290782A JP H08290782 A JPH08290782 A JP H08290782A JP 9846595 A JP9846595 A JP 9846595A JP 9846595 A JP9846595 A JP 9846595A JP H08290782 A JPH08290782 A JP H08290782A
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JP
Japan
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vehicle body
front side
side member
cross
end portion
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JP9846595A
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English (en)
Inventor
Hideo Omura
英夫 大村
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロントサイドメンバ組立体の車体前側部分
を効率よく圧潰させ、部品点数を削減、重量及び価格を
低減をはかり、製造を簡単にする。 【構成】 車体前後方向に伸び略「コ」字状断面を有す
るフロントサイドメンバ10の開口面側に配設されるク
ロージングプレート12を、フロントサイドメンバ10
の前記開口面を閉鎖してこれと共に閉断面を構成するク
ロージング部分12aと、クロージング部分12aから
車体下方へ張り出すとともにクロージング部12aより
も板厚の薄い延在部分12bと、を別体で構成しこれら
を溶接により接合することにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用車体前部構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用車体前部構造としては、
図14、図15、図16及び図17に示されるものがあ
る。これらに示される自動車用車体前部構造は、略
「コ」字状断面を有するフロントサイドメンバ80と、
平面構造のクロージングプレート82と、により閉断面
が形成されるようにフロントサイドメンバ組立体84が
構成されており、前記クロージングプレート82の前半
部分82aが、主として車体の左右の側部を連結する図
15に示されるファーストクロスメンバ86との結合及
び図示してない牽引フックとの結合のために、前記フロ
ントサイドメンバ80の下端部よりもさらに下方に延び
て延在部分82bとなっている。また、図16に示され
るように、前記フロントサイドメンバ80の車体前後方
向中央付近は、エンジンユニットとの干渉を避けるため
に、下部が大きくえぐられており、他の部分に比べて閉
断面の面積が小さくなっている小閉断面部80aを形成
している。また、フロントサイドメンバ80には、これ
の車体前側部分に車体前後方向に所定間隔をあけて複数
の潰れビード80bが形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の自動車用車体前部構造では、前記フロント
サイドメンバ組立体84において、ジャバラ変形による
圧潰モードにより大きくエネルギー吸収を行う部分は、
潰れビード80bが形成されている車体前側部分であ
り、この車体前側部分を十分に圧潰させるためには、フ
ロントサイドメンバ組立体84の車体前側部分に加えら
れる大きな圧潰荷重によって、小閉断面部80aが先に
折れることがないような構造にしなければならない。
【0004】しかし、図17に示されるように、前記フ
ロントサイドメンバ組立体84は、小閉断面部80aの
下面が、車体前側部分の閉断面の下面よりも車体上方に
位置しているため、これらの断面の中立軸は上下方向に
オフセットしており、さらに、クロージングプレートの
前半部分82aが、閉断面構成部以上に下方に延びた部
分を有するため、フロントサイドメンバ組立体84の小
閉断面部80aとクロージングプレートの前半部分の中
立軸のオフセット量Lがさらに大きくなり、このため、
小閉断面部80aでの折れを助長する構成となっている
という問題がある。
【0005】上記課題を解決するために、前記フロント
サイドメンバ組立体84の小閉断面部80aにレインフ
ォースを設けて、フロントサイドメンバ組立体84の先
端部が圧潰するより前に小閉断面部80aが折れること
を防止するようにしているが、部品点数及び重量が増加
するとともに価格が高くなるという問題がある。
【0006】また、車種によっては、前記フロントサイ
ドメンバ組立体84のエネルギー吸収量を大きく確保す
るために、フロントサイドメンバ80及びクロージング
プレート82の板圧を厚くしているものもあるが、この
ような場合には、先端部の圧潰荷重がさらに大きくなる
ため、小閉断面部80aの折れ防止のために、レインフ
ォースによる一層の補強が必要となり、重量がさらに増
加するとともに価格がさらに高くなるという問題があ
る。また、必要とされるレインフォースの板厚があまり
に厚い場合は、スポット溶接が困難になる場合もあるた
め、プラグ溶接などを行わなければならず、製造が困難
になるとともに、価格がさらに高くなる可能性があると
いう問題もある。また、別の問題として、フロントサイ
ドメンバ組立体の先端部には、略コ字状または略矩形状
の断面をしたファーストクロスメンバが結合されている
ために、フロントサイドメンバ組立体の圧潰時に、ファ
ーストクロスメンバとの結合部分が十分圧潰せず、潰れ
ストロークとして活用できないためエネルギー吸収量が
十分確保できないという問題もある。本発明は、かかる
問題点に鑑みなされたもので、フロントサイドメンバ
(フロントサイドメンバ組立体)が衝突時に確実にジャ
バラ状圧潰を行うことができる自動車用車体前部の構造
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1記載
の本発明の自動車用車体前部構造は、車体前後方向に伸
び略「コ」字状断面を有するフロントサイドメンバの開
口面側にクロージングプレートが配設され、前記クロー
ジングプレートは、前記フロントサイドメンバの前記開
口面を閉鎖して前記フロントサイドメンバと共に閉断面
を構成するクロージング部分と、該クロージング部分か
ら車体下方へ張り出す延在部分と、から構成されてお
り、前記延在部分の板厚が、前記クロージング部分の板
厚よりも薄く構成されることを特徴とする。
【0008】また、請求項2記載の本発明の自動車用車
体前部構造は、前記クロージングプレートの前記クロー
ジング部分と前記延在部分とが別体で構成され、両部分
は溶接により接合される、ことを特徴とする。
【0009】また、請求項3記載の本発明の自動車用車
体前部構造は、前記クロージングプレートが、差厚鋼鈑
により構成されている、ことを特徴とする。
【0010】また、請求項4記載の本発明の自動車用車
体前部構造は、車幅方向に伸び略コ字状又は略矩形状断
面を有するファーストクロスメンバの端部における車体
前側端部と車体後側端部が、車体前後方向に伸びるフロ
ントサイドメンバ組立体のジャバラ状圧潰モードの波長
の2つの節の位置にそれぞれ一致するように、前記フロ
ントサイドメンバ組立体に固定されており、前記ファー
ストクロスメンバの車体前後方向に平行な面には、前記
2つの節間に存在するジャバラ状圧潰モードの波長の腹
の位置と対応する位置に、潰れビードが成形されてい
る、ことを特徴とする。
【0011】また、請求項5記載の本発明の自動車用車
体前部構造は、車幅方向に伸び略コ字状又は略矩形状断
面を有するファーストクロスメンバの端部における車体
前側端部と車体後側端部が、車体前後方向に伸びるフロ
ントサイドメンバ組立体のジャバラ状圧潰モードの波長
の隣接する2つの腹間に、両腹間に存在するジャバラ状
圧潰モードの波長の節に対して略対称位置になるよう
に、前記フロントサイドメンバ組立体に固定されてい
る、ことを特徴とする。
【0012】また、請求項6記載の本発明の自動車用車
体前部構造は、車幅方向に伸び略コ字状又は略矩形状断
面を有するファーストクロスメンバの端部における車体
前側端部と車体後側端部が、車体前後方向に伸びるフロ
ントサイドメンバ組立体に固定され、前記ファーストク
ロスメンバは、前記車体前側端部を有する前側部材と、
前記車体後側端部を有する後側部材と、が前記フロント
サイドメンバ組立体が圧潰された際に結合が外れる程度
に連結されて構成されており、前記前側部材と前記後側
部材は、結合部材が外れた状態で、これらの車体前後方
向の間隔が小さくなる方向に互いにスライド可能であ
る、ことを特徴とする自動車用車体前部構造。
【0013】また、請求項7記載の本発明の自動車用車
体前部構造は、車幅方向に伸び略コの字状又は略矩形状
断面を有するファーストクロスメンバが、車幅中央方向
に向かうにしたがって車体前方に突出しており、前記フ
ァーストクロスメンバの端部における車体前側上端部
は、衝突時のファーストクロスメンバへの前方からの入
力によりその連結が外れる程度に、該フロントサイドメ
ンバ組立体のフロントサイドメンバに連結されており、
前記ファーストクロスメンバの端部における車体後側上
端部は前記フロントサイドメンバに固定されており、前
記車体前側上端部及び車体後側上端部以外のファースト
クロスメンバの端部は、フロントサイドメンバ組立体の
クロージングプレートに固定されており、前記クロージ
ングプレートには、前記ファーストクロスメンバの前記
車体後側上端部を略中心として放射状にビードが形成さ
れている、ことを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1記載の本発明においては、クロージン
グプレートのフロントサイドメンバとともに閉断面を構
成するクロージング部分よりも下方へ張り出す延在部分
の板厚を、クロージング部分の板厚よりも薄く構成す
る。
【0015】これにより、クロージング部分の板厚と延
在部分の板厚とを同一の厚さにした場合に比べて、延在
部分が設けられている部分の中立軸と、フロントサイド
メンバの車体前後方向中央付近部分の中立軸とのオフセ
ット量が低減され、車体前後方向中央付近部分の曲げ反
力が大きくなるので、レインフォースによる補強を全く
しない場合でも、また、板厚の薄いレインフォースを使
用した場合でも、折れモードが発生しにくくなり、エネ
ルギー吸収にとって重要なフロントサイドメンバの車体
前側部分を潰れ残しなく確実に圧潰させることができ
る。これにより、エンジンルームでのエネルギー吸収量
を十分に確保し、キャビン部の変形量をより小さくする
ことができる。
【0016】したがって、レインフォースを使用しなく
てもよいため、部品点数を削減することができるととも
に、レインフォースを使用する場合でも板厚を薄くする
ことができるため、重量及び価格を低減することができ
る。
【0017】また、請求項2記載の本発明においてはク
ロージングプレートのクロージング部分と延在部分を別
体で構成し、両部分を溶接により接合する。これによ
り、必要な圧潰荷重を発生させるために必要十分な板厚
のクロージング部分と、クロージング部分に比べて薄い
板厚の延在部分とを、有するクロージングプレートを容
易に製造することができる。
【0018】また、請求項3記載の本発明においてはク
ロージングプレートを、差厚鋼鈑により構成する。これ
により、必要な圧潰荷重を発生させるために必要十分な
板厚のクロージング部分と、クロージング部分に比べて
薄い板厚の延在部分とが、一体に構成されたクロージン
グプレートを容易に製造することができる。
【0019】また、請求項4記載の本発明においてはフ
ロントサイドメンバ組立体がジャバラ状圧潰モードによ
り潰れるとき、ファーストクロスメンバは、これの車体
前側端部と車体後側端部がファーストクロスメンバ組立
体のジャバラ状圧潰モードの節位置に固定されているた
め、この固定を維持しながらジャバラ状圧潰モードにあ
わせて車体前後方向に縮むとともに、フロントサイドメ
ンバ組立体のジャバラ状圧潰モードの腹位置に対応した
潰れビードによりフロントサイドメンバ組立体のジャバ
ラ状圧潰モードの波長に合わせて圧潰される。
【0020】これにより、フロントサイドメンバ組立体
のジャバラ状圧潰モードを乱すことなく、ファーストク
ロスメンバが確実に圧潰するため、フロントサイドメン
バ組立体の潰れ残りを最小限にとどめることができる。
このため、車体前側部分を効率よく圧潰することがで
き、この部分で圧潰荷重が吸収され、フロントサイドメ
ンバ組立体の車体前後方向中央付近部分に圧潰荷重があ
まりかからなくなるので、この部分での折れを防止する
ことができる。これにより、フロントサイドメンバ組立
体のエネルギー吸収量を十分に確保することができる。
【0021】したがって、フロントサイドメンバ組立体
の車体前後方向中央付近部分の折れ防止のために、レイ
ンフォースを使用しなくてもよいため、部品点数を削減
することができるとともに、レインフォースを使用する
場合でも板厚を薄くすることができるため、重量及び価
格を低減することができる。また、ファーストクロスメ
ンバをフロントサイドメンバ組立体のジャバラ圧潰モー
ドの波長に合わせて取付けるだけでよいため、製造が簡
単である。
【0022】また、請求項5記載の本発明においてはフ
ロントサイドメンバ組立体がジャバラ状圧潰モードによ
り潰れるとき、ファーストクロスメンバの端部における
車体前側端部及び車体後側端部のうち、どちらか一方が
車体上方へ変位し、他方が車体下方へ変位して、略コ字
状又は略矩形状断面が、フロントサイドメンバ組立体の
ジャバラ状圧潰モードに沿って平行四辺形状に歪み、フ
ァーストクロスメンバの車体前後方向の厚みが小さくな
るように圧潰される。これにより、上記請求項4記載の
ものと同様にフロントサイドメンバ組立体のエネルギー
吸収量を大きく確保することができる。
【0023】また、請求項6記載の本発明においてはフ
ロントサイドメンバ組立体がジャバラ状圧潰モードによ
り潰れるとき、ファーストクロスメンバは、これの前側
部材と後側部材の結合部材が外れ、フロントサイドメン
バ組立体の圧潰の進み具合に応じて、前側部材と後側部
材の車体前後方向の間隔が小さくなる方向に互いにスラ
イドし、ファーストクロスメンバの車体前後方向の厚み
が小さくなるように圧潰される。
【0024】これにより、上記請求項4記載のものと同
様にフロントサイドメンバ組立体のエネルギー吸収量を
大きく確保することができる。また、ファーストクロス
メンバをフロントサイドメンバ組立体の圧潰によって、
互いの間隔が小さくなる方向にスライドする前側部材と
後側部材とによって構成するだけでよいため、製造が簡
単である。
【0025】また、請求項7記載の本発明においてはフ
ァーストクロスメンバが車体前方に突出しているため、
衝突時最初に、ファーストクロスメンバに車体前方から
荷重が入力し、それにより、車体前側上端部が、フロン
トサイドメンバ組立体のフロントサイドメンバから外れ
る。ファーストクロスメンバは、その車体後側上端部の
みがフロントサイドメンバに固定された状態となり、フ
ロントサイドメンバ組立体の圧潰が進むにつれて、クロ
ージングプレートの延在部分が、車体後側上端部の固定
されている部分を中心としてビードによって後方に回転
しながら放射状に圧潰されていく。
【0026】このように、フロントサイドメンバ組立体
が圧潰される際に、まず最初に、ファーストクロスメン
バの車体前側上端部がフロントサイドメンバ組立体から
外れるため、クロージングプレートの延在部分が後方に
回転しながら放射状に圧潰されていっても、ファースト
クロスメンバは、これを妨害することがないので、上記
請求項4記載のものと同様にフロントサイドメンバ組立
体のエネルギー吸収量を大きく確保することができる。
【0027】また、ファーストクロスメンバをフロント
サイドメンバ組立体の圧潰によって、前側上端部がフロ
ントサイドメンバから外れるようにするだけでよいた
め、製造が簡単である。
【0028】
【実施例】図1、図2及び図3に本発明の第1実施例を
示す。車体の前側両側端部に配置され、車体前後方向に
伸び略「コ」字状断面を有するフロントサイドメンバ1
0の開口面側にクロージングプレート12が配設され
て、フロントサイドメンバ組立体14が構成されてお
り、クロージングプレート12は、フロントサイドメン
バ10の前記開口面を閉鎖してフロントサイドメンバ1
0と共に閉断面を構成するクロージング部分12aと、
該クロージング部分12aから車体下方へ張り出す延在
部分12bと、を有している。フロントサイドメンバ1
0の車体前後方向中央付近は、図示してないエンジンユ
ニットなどとの干渉をさけるために、図2中下側が大き
くえぐられており、これにより他の部分よりも閉断面の
大きさが小さい小閉断面部10aが形成されている。
【0029】両フロントサイドメンバ組立体14間に
は、車幅方向に伸び略矩形状断面を有するファーストク
ロスメンバ16が配置され、ファーストクロスメンバ1
6の両端部が、クロージングプレート12の延在部分1
2b及びフロントサイドメンバ10の略「コ」字状の基
部の下方にスポット溶接されている。
【0030】クロージングプレート12のクロージング
部分12aと延在部分12bとは別体で構成されてお
り、これらはスポット溶接により接合されている。クロ
ージング部分12aの板厚は、必要な圧潰荷重を発生さ
せるために必要十分な厚さとされている一方、延在部分
12bの板厚は、ファーストクロスメンバ16や図示し
てない牽引フックなどを支持するのに必要最低限の厚さ
とされ、クロージング部分12aの板厚よりも薄く形成
されている。
【0031】これにより、クロージング部分12aの板
厚と延在部分12bの板厚とを同一の厚さにした場合に
比べて、延在部分12bが設けられている部分の中立軸
と、フロントサイドメンバ組立体14の小閉断面部10
a部分の中立軸と、のオフセット量が小さくなり、フロ
ントサイドメンバ組立体14の小閉断面部10a部分の
曲げ反力が大きくなるので、レインフォースによる補強
を全くしない場合でも、また、使用するレインフォース
の板厚を薄くした場合でも、折れモードが発生しにくく
なり、エネルギー吸収にとって重要なフロントサイドメ
ンバ組立体14の車体前側部分を潰れ残しなく確実に圧
潰させることができる。したがって、エンジンルームで
のエネルギー吸収量を十分に確保し、キャビン部の変形
量をより小さくすることができる。
【0032】また、場合によっては、レインフォースを
使用しなくてもよいため、部品点数を削減することがで
きるとともに、レインフォースを使用したとしても板厚
を薄くすることができるため、重量及び価格を低減する
ことができる。
【0033】次に、図4及び図5に第2実施例を示す。
第2実施例は、クロージングプレート20を、必要な圧
潰荷重を発生させるために必要十分な板厚を有するクロ
ージング部20aと、ファーストクロスメンバ16や図
示してない牽引フックなどを支持するのに必要最低限の
厚さとされ、クロージング部20aよりも薄い板厚を有
する延在部分20bと、を鉄板の状態で溶接した後、プ
レス成形する差厚鋼鈑により構成する以外は第1実施例
と同様の構造を有している。これにより、第2実施例
は、第1実施例と同様の作用、効果を有する。
【0034】次に、図6に第3実施例を示す。これは、
従来例と同じ両フロントサイドメンバ組立体84間に、
車幅方向に伸び略「コ」字状断面を有するファーストク
ロスメンバ30が配置され、ファーストクロスメンバ3
0の両端部における車体前側端部30aと車体後側端部
30bが、フロントサイドメンバ組立体84のジャバラ
状圧潰モードの波長の2つの節84a及び84bの位置
にそれぞれ一致するように、クロージングプレート82
の延在部分82bにそれぞれ固定されているとともに、
車体前側端部30a及び車体後側端部30bの上端部が
フロントサイドメンバ80の下部に固定されている。
【0035】ファーストクロスメンバ30の車体前後方
向に平行な面には、フロントサイドメンバ組立体84の
前記2つの節84a及び84b間に存在するジャバラ状
圧潰モードの波長の腹84cの位置と対応する位置に、
潰れビード30cが成形されている。
【0036】なお、フロントサイドメンバ組立体84の
ジャバラ状圧潰モードの波長は、同じ型のフロントサイ
ドメンバ組立体84を圧潰することにより予め知ること
ができる。
【0037】次に、ファーストクロスメンバ30が固定
されたフロントサイドメンバ組立体84を圧潰させる場
合について説明する。図7に示されるように、フロント
サイドメンバ組立体84を圧潰させると、ファーストク
ロスメンバ30は、フロントサイドメンバ組立体84の
ジャバラ状圧潰モードの節84a及び84b位置にこれ
の車体前側端部30aと車体後側端部30bが固定され
ているため、その固定を維持しながらジャバラ状圧潰モ
ードにあわせて車体前後方向に縮むとともに、フロント
サイドメンバ組立体84のジャバラ状圧潰モードの腹8
4c位置に対応した潰れビード30cによりフロントサ
イドメンバ組立体84のジャバラ状圧潰モードの波長に
合わせて圧潰される。
【0038】これにより、フロントサイドメンバ組立体
84のジャバラ状圧潰モードを乱すことなく、ファース
トクロスメンバ30が確実に圧潰するため、フロントサ
イドメンバ組立体84の潰れ残りを最小限にとどめるこ
とができる。このため、車体前側部分を効率よく圧潰す
ることができ、この部分で圧潰荷重が吸収され、フロン
トサイドメンバ組立体84の小閉断面部80aに圧潰荷
重があまりかからなくなるので、この部分での折れを防
止することができる。したがって、フロントサイドメン
バ組立体84のエネルギー吸収量を十分に確保し、キャ
ビン部の変形量をより小さくすることができる。
【0039】図8に第4実施例を示す。これは、第3実
施例のファーストクロスメンバ30の両端部における車
体前側端部30a及び車体後側端部30bのフロントサ
イドメンバ組立体84への固定位置を、フロントサイド
メンバ組立体84のジャバラ状圧潰モードの波長の隣合
う2つの腹84c及び84dの位置にそれぞれ一致させ
ること以外は、第3実施例と同様の構造を有している。
【0040】次に、ファーストクロスメンバ30が固定
されたフロントサイドメンバ組立体84を圧潰させる場
合について説明する。図8に示されるように、フロント
サイドメンバ組立体84を圧潰させると、ファーストク
ロスメンバ30は、車体前側端部30aが車体上方へ変
位し、車体後側端部30bが車体下方へ変位して、略
「コ」字状断面が、フロントサイドメンバ組立体84の
ジャバラ状圧潰モードの波長に沿って平行四辺形状に歪
み、ファーストクロスメンバ30の車体前後方向の厚み
が小さくなるように圧潰される。これにより、第3実施
例と同様の作用、効果を得ることができる。
【0041】なお、上記第4実施例においては、ファー
ストクロスメンバ30の車体前側端部30a及び車体後
側端部30bを、フロントサイドメンバ組立体84のジ
ャバラ状圧潰モードの波長の隣合う2つの腹84c及び
84dの位置にそれぞれ一致するように、フロントサイ
ドメンバ組立体84に固定したが、これに限るものでは
なく、車体前側端部30aおよび車体後側端部30b
を、フロントサイドメンバ組立体84のジャバラ状圧潰
モードの波長の隣接する2つの腹84c及び84d間
に、両腹84c及び84d間に存在する節に対して略対
称位置になるように、フロントサイドメンバ組立体84
に固定するようにしてもよい。
【0042】図10に第5実施例を示す。これに示され
るファーストクロスメンバ40は、断面略「L」字状の
前側部材40cと断面略逆「L」字状の後側部材40d
から成り、前側部材40cの下片部40e上に、断面略
「L」字状の後側部材40dの下片部40fが、車体前
後方向に互いにスライド可能にはめ合わされており、前
側部材40cの下片部40eの先端部と、後側部材40
dの下片部40fの先端部とが、フロントサイドメンバ
組立体84が圧潰された際にせん断により切れ易いピン
(結合部材)42によって結合されている。このファー
ストクロスメンバ40は、両フロントサイドメンバ組立
体84間に配置され、ファーストクロスメンバ40の両
端部における前側部材40cの車体前側端部40aと後
側部材40dの車体後側端部40bが、クロージングプ
レート82の延在部分82bにそれぞれ固定されている
とともに、前側部材40cと後側部材40dの上端部
が、フロントサイドメンバ80の下部にそれぞれ固定さ
れている。
【0043】次に、ファーストクロスメンバ40が固定
されたフロントサイドメンバ組立体84を圧潰させる場
合について説明する。図11に示されるように、フロン
トサイドメンバ組立体84を圧潰させると、ファースト
クロスメンバ40は、まず最初に、これの前側部材40
cに車体前方から車体後方への力が加えられるため、ピ
ン42が切れて、後側部材40dとの結合が外れる。次
いで、フロントサイドメンバ組立体84の圧潰の進み具
合に応じて、ファーストクロスメンバ40の前側部材4
0cと後側部材40dとが、車体前後方向の間隔が小さ
くなる方向に互いにスライドしていき、ファーストクロ
スメンバ40は、車体前後方向の厚みが小さくなるよう
に圧潰される。これにより、上記第3実施例と同様の作
用、効果を得ることができる。
【0044】図12に第6実施例を示す。車幅方向に伸
び略コの字状断面を有するファーストクロスメンバ50
が、車幅中央方向に向かうにしたがって車体前方に突出
しており、ファーストクロスメンバ50の端部のうちの
車体前側上端部50aが、衝突時のファーストクロスメ
ンバ50への前方からの入力によりフロントサイドメン
バ80から外れる程度に、フロントサイドメンバ80の
下部に連結されている。また、ファーストクロスメンバ
50の端部のうちの車体後側上端部50bがフロントサ
イドメンバ80の下部に固定され、車体前側上端部50
a及び車体後側上端部50b以外のファーストクロスメ
ンバ50の端部がクロージングプレート52の延在部分
52aに固定されている。クロージングプレート52の
延在部分52aには、ファーストクロスメンバ50の車
体後側上端部50bが固定されている部分を略中心とし
て放射状にビード52bが形成されている。
【0045】次に、ファーストクロスメンバ50が固定
されたフロントサイドメンバ組立体84を圧潰させる場
合について説明する。図13に示されるように、ファー
ストクロスメンバ50が車体前方に突出しているため、
衝突時最初に、ファーストクロスメンバ50に車体前方
から荷重が入力し、それにより、車体前側上端部50a
が、フロントサイドメンバ組立体84のフロントサイド
メンバ80から外れる。こうして、ファーストクロスメ
ンバ50は、その車体後側上端部50bのみがフロント
サイドメンバ80に固定された状態となり、フロントサ
イドメンバ組立体84の圧潰が進むにつれて、クロージ
ングプレート52の延在部分52aが、車体後側上端部
50bの固定されている部分を中心としてビード52b
によって後方に回転しながら放射状に圧潰されていく。
【0046】このように、フロントサイドメンバ組立体
84が圧潰される際に、まず最初に、ファーストクロス
メンバ50の車体前側上端部50aがフロントサイドメ
ンバ組立体84から外れるため、クロージングプレート
52の延在部分52aが後方に回転しながら放射状に圧
潰されていっても、ファーストクロスメンバ50は、こ
れを妨害することがないので、上記第3実施例と同様な
作用、効果を得ることができる。
【0047】なお、上記第3実施例から第6実施例にお
いては、従来例に示されるフロントサイドメンバ組立体
84を用いて説明したが、これに限るものではなく、第
1実施例又は第2実施例に示されるフロントサイドメン
バ組立体と組み合わせてもよい。
【0048】また、第1実施例及び第2実施例において
は、略矩形状断面を有するファーストクロスメンバ16
を用いたが、これに限るものではなく、略「コ」字状断
面を有するものでもよい。
【0049】また、第3実施例から第6実施例において
は、略「コ」字状断面を有するファーストクロスメンバ
30,40,50を用いたが、これに限るものではな
く、略矩形状断面を有するものでもよい。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、クロー
ジング部分の板厚と延在部分の板厚とを同一の厚さにし
た場合に比べて、延在部分が設けられている部分の中立
軸と、フロントサイドメンバの車体前後方向中央付近部
分の中立軸とのオフセット量が小さくなり、車体前後方
向中央付近部分の曲げ反力が大きくなるので、レインフ
ォースによる補強を全くしない場合でも、また、使用す
るレインフォースの板厚を薄くした場合でも、折れモー
ドが発生しにくくなり、エネルギー吸収にとって重要な
フロントサイドメンバの車体前側部分を潰れ残しなく確
実に圧潰させることができる。これにより、エンジンル
ームでのエネルギー吸収量を十分に確保し、キャビン部
の変形量をより小さくすることができる。
【0051】したがって、レインフォースを使用しなく
てもよいため、部品点数を削減することができるととも
に、レインフォースを使用したとしても板厚を薄くする
ことができるため、重量及び価格を低減することができ
る。
【0052】また、請求項2記載の本発明によれば、必
要な圧潰荷重を発生させるために必要十分な板厚のクロ
ージング部分と、クロージング部分に比べて薄い板厚の
延在部分とを、有するクロージングプレートを容易に製
造することができる。
【0053】また、請求項3記載の本発明によれば、必
要な圧潰荷重を発生させるために必要十分な板厚のクロ
ージング部分と、クロージング部分に比べて薄い板厚の
延在部分とが、一体に構成されたクロージングプレート
を容易に製造することができる。
【0054】また、請求項4記載の本発明によれば、フ
ロントサイドメンバ組立体のジャバラ状圧潰モードを乱
すことなく、ファーストクロスメンバが確実に圧潰する
ため、フロントサイドメンバの潰れ残りを最小限にとど
めることができる。このため、車体前側部分を効率よく
圧潰することができ、この部分で圧潰荷重が吸収され、
フロントサイドメンバ組立体の車体前後方向中央付近部
分に圧潰荷重があまりかからなくなるので、この部分で
の折れを防止することができる。したがって、フロント
サイドメンバ組立体のエネルギー吸収量を十分に確保す
ることができる。
【0055】したがって、フロントサイドメンバ組立体
の車体前後方向中央付近部分の折れ防止のために、レイ
ンフォースを使用しなくてもよいため、部品点数を削減
することができるとともに、レインフォースを使用する
場合でも板厚を薄くすることができるため、重量及び価
格を低減することができる。また、ファーストクロスメ
ンバをフロントサイドメンバ組立体のジャバラ圧潰モー
ドの波長に合わせて取付けるだけでよいため、製造が簡
単である。
【0056】また、請求項5記載の本発明においてはフ
ロントサイドメンバ組立体がジャバラ状圧潰モードによ
り潰れるとき、ファーストクロスメンバの端部における
車体前側端部及び車体後側端部のうち、どちらか一方が
車体上方へ変位し、他方が車体下方へ変位して、略コ字
状又は略矩形状断面が、フロントサイドメンバ組立体の
ジャバラ状圧潰モードに沿って平行四辺形状に歪み、フ
ァーストクロスメンバの車体前後方向の厚みが小さくな
るように圧潰される。これにより、上記請求項4記載の
ものと同様にフロントサイドメンバ組立体のエネルギー
吸収量を大きく確保することができる。
【0057】また、請求項6記載の本発明においてはフ
ロントサイドメンバ組立体がジャバラ状圧潰モードによ
り潰れるとき、ファーストクロスメンバは、これの前側
部材と後側部材の結合部材が外れ、フロントサイドメン
バ組立体の圧潰の進み具合に応じて、前側部材と後側部
材の車体前後方向の間隔が小さくなる方向に互いにスラ
イドし、ファーストクロスメンバの車体前後方向の厚み
が小さくなるように圧潰される。これにより、上記請求
項4記載のものと同様にフロントサイドメンバ組立体の
エネルギー吸収量を大きく確保することができる。ま
た、ファーストクロスメンバをフロントサイドメンバ組
立体の圧潰によって、互いの間隔が小さくなる方向にス
ライドする前側部材と後側部材とによって構成するだけ
でよいため、製造が簡単である。
【0058】また、請求項7記載の本発明においてはフ
ロントサイドメンバ組立体が圧潰される際に、まず最初
に、ファーストクロスメンバの車体前側上端部がフロン
トサイドメンバ組立体から外れるため、クロージングプ
レートの延在部分が後方に回転しながら放射状に圧潰さ
れていっても、ファーストクロスメンバは、これを妨害
することがないので、上記請求項4記載のものと同様に
フロントサイドメンバ組立体のエネルギー吸収量を大き
く確保することができる。また、ファーストクロスメン
バをフロントサイドメンバ組立体の圧潰によって、前側
上端部がフロントサイドメンバから外れるようにするだ
けでよいため、製造が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す底面図である。
【図2】図1の2−2断面図である。
【図3】図2の3矢視図である。
【図4】第2実施例を示す図2相当図である。
【図5】図4の5矢視図である。
【図6】第3実施例を示す図2相当図である。
【図7】図6のものが圧潰した状態を示す図である。
【図8】第4実施例を示す図2相当図である。
【図9】図8のものが圧潰した状態を示す図である。
【図10】第5実施例を示す図2相当図である。
【図11】図10のものが圧潰した状態を示す図であ
る。
【図12】第6実施例を示す図2相当図である。
【図13】図12のものが圧潰した状態を示す図であ
る。
【図14】従来のフロントサイドメンバ組立体の分解斜
視図である。
【図15】従来の車体の斜視図である。
【図16】従来の車体前部構造を示す斜視図である。
【図17】従来の車体前部構造の図2相当図である。
【符号の説明】
10 フロントサイドメンバ 12、20、52 クロージングプレート 12a、20a クロージング部分 12b、20b 延在部分 14 フロントサイドメンバ組立体 30、40、50 ファーストクロスメンバ 30a、40a 車体前側端部 30b、40b 車体後側端部 30c 潰れビード 40c 前側部材 40d 後側部材 42 ピン(結合部材) 50a 車体前側上端部 50b 車体後側上端部 52b ビード

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前後方向に伸び略「コ」字状断面を
    有するフロントサイドメンバの開口面側にクロージング
    プレートが配設され、前記クロージングプレートは、前
    記フロントサイドメンバの前記開口面を閉鎖して前記フ
    ロントサイドメンバと共に閉断面を構成するクロージン
    グ部分と、該クロージング部分から車体下方へ張り出す
    延在部分と、から構成されており、 前記延在部分の板厚は、前記クロージング部分の板厚よ
    りも、薄く構成されることを特徴とする自動車用車体前
    部構造。
  2. 【請求項2】 前記クロージングプレートの前記クロー
    ジング部分と前記延在部分は別体で構成され、両部分は
    溶接により接合される、請求項1記載の自動車用車体前
    部構造。
  3. 【請求項3】 前記クロージングプレートは、差厚鋼鈑
    により構成されている、請求項1記載の自動車用車体前
    部構造。
  4. 【請求項4】 車幅方向に伸び略コ字状又は略矩形状断
    面を有するファーストクロスメンバの端部における車体
    前側端部と車体後側端部が、車体前後方向に伸びるフロ
    ントサイドメンバ組立体のジャバラ状圧潰モードの波長
    の2つの節の位置にそれぞれ一致するように、前記フロ
    ントサイドメンバ組立体に固定されており、 前記ファーストクロスメンバの車体前後方向に平行な面
    には、前記2つの節間に存在するジャバラ状圧潰モード
    の波長の腹の位置と対応する位置に、潰れビードが成形
    されている、 ことを特徴とする自動車用車体前部構造。
  5. 【請求項5】 車幅方向に伸び略コ字状又は略矩形状断
    面を有するファーストクロスメンバの端部における車体
    前側端部と車体後側端部が、車体前後方向に伸びるフロ
    ントサイドメンバ組立体のジャバラ状圧潰モードの波長
    の隣接する2つの腹間に、両腹間に存在するジャバラ状
    圧潰モードの波長の節に対して略対称位置になるよう
    に、前記フロントサイドメンバ組立体に固定されてい
    る、 ことを特徴とする自動車用車体前部構造。
  6. 【請求項6】 車幅方向に伸び略コ字状又は略矩形状断
    面を有するファーストクロスメンバの端部における車体
    前側端部と車体後側端部が、車体前後方向に伸びるフロ
    ントサイドメンバ組立体に固定され、 前記ファーストクロスメンバは、前記車体前側端部を有
    する前側部材と、前記車体後側端部を有する後側部材
    と、が前記フロントサイドメンバ組立体が圧潰された際
    に結合が外れる程度に連結されて構成されており、 前記前側部材と前記後側部材は、結合部材が外れた状態
    で、これらの車体前後方向の間隔が小さくなる方向に互
    いにスライド可能である、 ことを特徴とする自動車用車体前部構造。
  7. 【請求項7】 車幅方向に伸び略コの字状又は略矩形状
    断面を有するファーストクロスメンバが、車幅中央方向
    に向かうにしたがって車体前方に突出しており、 前記ファーストクロスメンバの端部における車体前側上
    端部は、衝突時のファーストクロスメンバへの前方から
    の入力によりその連結が外れる程度に、該フロントサイ
    ドメンバ組立体のフロントサイドメンバに連結されてお
    り、 前記ファーストクロスメンバの端部における車体後側上
    端部は前記フロントサイドメンバに固定されており、前
    記車体前側上端部及び車体後側上端部以外のファースト
    クロスメンバの端部は、フロントサイドメンバ組立体の
    クロージングプレートに固定されており、 前記クロージングプレートには、前記ファーストクロス
    メンバの前記車体後側上端部を略中心として放射状にビ
    ードが形成されている、 ことを特徴とする自動車用車体前部構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006070558A1 (ja) * 2004-12-28 2006-07-06 Nissan Motor Co., Ltd. 複数の硬物ユニットの車両搭載構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006070558A1 (ja) * 2004-12-28 2006-07-06 Nissan Motor Co., Ltd. 複数の硬物ユニットの車両搭載構造

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