JPH0829029A - 吸収式冷凍サイクル装置 - Google Patents

吸収式冷凍サイクル装置

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JPH0829029A
JPH0829029A JP6157265A JP15726594A JPH0829029A JP H0829029 A JPH0829029 A JP H0829029A JP 6157265 A JP6157265 A JP 6157265A JP 15726594 A JP15726594 A JP 15726594A JP H0829029 A JPH0829029 A JP H0829029A
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JP
Japan
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pump
temperature
regenerator
refrigerant
absorption
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Pending
Application number
JP6157265A
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English (en)
Inventor
Shigeru Yoshimura
茂 吉村
Hisahiro Satou
寿洋 佐藤
Yasuhei Hayashi
泰平 林
Katsuhiko Uenishi
勝彦 上西
Toru Fukuchi
徹 福知
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Rinnai Corp
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Rinnai Corp
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Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd, Rinnai Corp filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP6157265A priority Critical patent/JPH0829029A/ja
Publication of JPH0829029A publication Critical patent/JPH0829029A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸収式冷凍サイクル装置において、運転中に
異常状態の検知を行なう事ができる吸収式冷凍サイクル
装置の提供。 【構成】 低濃度吸収液が入れられガスバーナ11によ
り加熱される加熱室12を有する高温再生器1と、中濃
度吸収液を加熱し、中濃度吸収液に含まれる冷媒を気化
させる低温再生器2と、各再生器からの気化冷媒を冷却
して液化する凝縮器3と、凝縮器3で液化した液化冷媒
を略真空下で蒸発させる蒸発器4と、蒸発器4で蒸発し
た気化冷媒を低温再生器2で得られた高濃度吸収液に吸
収させる吸収器5と、吸収器5から加熱室12へ吸収液
を戻すポンプ6と、加熱室12の温度を検出する温度セ
ンサ120と、検出温度に対応した設定回転数でポンプ
6が回転する様な通電量を通電するポンプ通電手段とを
備え、検出回転数と検出温度における設定回転数との偏
差が、検出温度における許容値を越える場合には、異常
と判定して制御装置9は稀釈運転を実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸収液を用いる吸収式
冷凍サイクル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】脱フロン対策として、吸収液が入れられ
加熱源により加熱される加熱室を有し、吸収液中の冷媒
を気化させて濃縮吸収液と冷媒とに分離する再生器と、
この再生器で発生した気化冷媒を冷却して液化する凝縮
器と、この凝縮器で液化した液化冷媒を減圧下で蒸発さ
せる蒸発器と、この蒸発器で蒸発した気化冷媒を、再生
器により分離された濃縮吸収液に吸収させる吸収器と、
この吸収器から加熱室へ吸収液を移送するポンプと、再
生器の温度を検出する温度センサと、検出温度に対応し
た設定回転数でポンプが回転する様な通電量をポンプに
通電するポンプ通電手段とを有する吸収式冷凍サイクル
装置を発明者らは試作した。
【0003】この吸収式冷凍サイクル装置では、蒸発器
で冷媒が蒸発する際に、蒸発器で冷媒と熱交換される熱
媒体(水等)から熱を奪い、熱媒体を冷却する。そし
て、冷却された熱媒体を、室内空気や断熱庫内の空気と
熱交換させる事により、室内冷房や庫内冷蔵を行なう事
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の吸収式冷凍サイ
クル装置は、再生器の異常昇温を検知すると異常が発生
したとして運転停止する様にしていたが、以下の場合に
は異常が検知されない場合がある(冷凍サイクルが不安
定になる)事を見い出した。
【0005】キャビテーションが発生した時、ポンプに
異常が生じた時、ポンプ制御手段が故障した時、或い
は、吸収液の濃度が異常になった時である。
【0006】本発明の目的は、吸収式冷凍サイクル装置
において、運転中に異常状態の検知を行なう事ができる
吸収式冷凍サイクル装置の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、以下の構成を採用した。 (1)吸収液が入れられ加熱源により加熱される加熱室
を有し、吸収液中の冷媒を気化させて濃縮吸収液と冷媒
とに分離する再生器と、該再生器で発生した気化冷媒を
冷却して液化する凝縮器と、該凝縮器で液化した液化冷
媒を減圧下で蒸発させる蒸発器と、該蒸発器で蒸発した
気化冷媒を、前記再生器により分離された濃縮吸収液に
吸収させる吸収器と、前記吸収器から前記加熱室へ前記
吸収液を移送するポンプと、前記再生器又は再生器周辺
の吸収液の温度を検出する温度センサと、検出温度に対
応した設定回転数で前記ポンプが回転する様な通電量を
前記ポンプに通電するポンプ通電手段とを有する吸収式
冷凍サイクル装置において、前記ポンプの回転数を検出
する回転数センサを設け、検出回転数と検出温度におけ
る設定回転数との偏差が、検出温度における許容値を越
える場合には、異常と判定する。
【0008】(2)吸収液が入れられ加熱源により加熱
される加熱室を有し、吸収液中の冷媒を気化させて濃縮
吸収液と冷媒とに分離する再生器と、該再生器で発生し
た気化冷媒を冷却して液化する凝縮器と、該凝縮器で液
化した液化冷媒を減圧下で蒸発させる蒸発器と、該蒸発
器で蒸発した気化冷媒を、前記再生器により分離された
濃縮吸収液に吸収させる吸収器と、前記吸収器から前記
加熱室へ前記吸収液を移送するポンプと、前記再生器又
は再生器周辺の吸収液の温度を検出する温度センサと、
前記ポンプの回転数を検出する回転数センサと、検出温
度に対応した設定回転数で前記ポンプが回転する様に前
記ポンプへの通電量を制御するポンプ制御手段とを有す
る吸収式冷凍サイクル装置において、前記ポンプへの通
電量と検出温度における設定通電量との偏差が、検出温
度における許容値を越える場合には、異常と判定する。
【0009】(3)上記(1) 又は(2) の構成を有し、異
常と判定後、前記加熱源の作動を停止し、前記ポンプの
作動を継続する稀釈運転を行なう。
【0010】
【作用】
〔請求項1について〕再生器の加熱室が加熱源により加
熱され、吸収液中の冷媒が気化し、濃縮吸収液と冷媒と
に分離する。凝縮器は、再生器で発生した気化冷媒を冷
却して液化する。蒸発器は、凝縮器により液化した液化
冷媒を減圧下で蒸発させる。吸収器は、蒸発器で蒸発し
た気化冷媒を、再生器により分離された濃縮吸収液に吸
収させる。
【0011】温度センサは、再生器又は再生器周辺の吸
収液の温度を検出する。ポンプ通電手段は、検出温度に
対応した設定回転数でポンプが回転する様な通電量をポ
ンプに通電してフィードフォワード制御し、吸収器から
加熱室へ吸収液をポンプが移送する。
【0012】蒸発器で冷媒が蒸発する際に、蒸発器で冷
媒と熱交換される熱媒体から熱を奪い、熱媒体を冷却す
る。そして、冷却された熱媒体を、室内空気や断熱庫内
の空気と熱交換させる事により、室内冷房や庫内冷蔵を
行なう。
【0013】吸収式冷凍サイクル装置の能力を大きくす
る場合は、加熱源を大能力にする。この場合、加熱部が
強く加熱されるので再生器の温度は高くなり、所定の大
通電量をポンプに通電して、ポンプを高速回転させ、冷
凍サイクルを安定させる。
【0014】吸収式冷凍サイクル装置の能力を小さくす
る場合は、加熱源を小能力にする。この場合、再生器の
温度上昇は少ないので、所定の小通電量をポンプに通電
して、ポンプを低回転数で廻し、冷凍サイクルを安定さ
せる。
【0015】ポンプの異常、ポンプ通電手段の異常、吸
収液の異常、又はキャビテーションの発生等、吸収式冷
凍サイクル装置に異常が発生すると、検出回転数と検出
温度における設定回転数との偏差が、検出温度における
許容値を越える様になる。
【0016】〔請求項2について〕再生器の加熱室が加
熱源により加熱され、吸収液中の冷媒が気化し、濃縮吸
収液と冷媒とに分離する。凝縮器は、再生器で発生した
気化冷媒を冷却して液化する。蒸発器は、凝縮器により
液化した液化冷媒を低圧下で蒸発させる。吸収器は、蒸
発器で蒸発した気化冷媒を、再生器により分離された濃
縮吸収液に吸収させる。温度センサは、再生器又は再生
器周辺の吸収液の温度を検出する。回転数センサは、ポ
ンプの回転数を検出する。ポンプ制御手段は、検出温度
に対応した設定回転数でポンプが回転する様にポンプを
フィードバック制御し、吸収器から加熱室へ吸収液をポ
ンプが移送する。
【0017】蒸発器で冷媒が蒸発する際に、蒸発器で冷
媒と熱交換される熱媒体から熱を奪い、熱媒体を冷却す
る。そして、冷却された熱媒体を、室内空気や断熱庫内
の空気と熱交換させる事により、室内冷房や庫内冷蔵を
行なう。
【0018】吸収式冷凍サイクル装置の能力を大きくす
る場合は、加熱源を大能力にする。この場合、加熱部が
強く加熱されるので再生器の温度は高くなり、ポンプ制
御手段は、所定の高回転数でポンプが回転する様にポン
プへの通電量を制御し、冷凍サイクルが安定する。
【0019】吸収式冷凍サイクル装置の能力を小さくす
る場合は、加熱源を小能力にする。この場合、再生器の
温度上昇は少ないので、ポンプ制御手段は、所定の低回
転数でポンプが回転する様にポンプへの通電量を制御
し、冷凍サイクルが安定する。
【0020】ポンプの異常、ポンプ通電手段の異常、吸
収液の異常、又はキャビテーションの発生等、吸収式冷
凍サイクル装置に異常が発生すると、ポンプへの通電量
と検出温度における設定通電量との偏差が、検出温度に
おける許容値を越える様になる。
【0021】〔請求項3について〕異常と判定後、加熱
源の作動を停止し、ポンプの作動を継続する稀釈運転を
行ない、吸収液の析出を防止する。
【0022】
【発明の効果】
〔請求項1について〕ポンプの異常、ポンプ通電手段の
異常、吸収液の異常、又はキャビテーション等が発生す
ると、検出回転数と検出温度における設定回転数との偏
差が、検出温度における許容値を越える様になり、ポン
プをフィードフォワード制御するタイプの吸収式冷凍サ
イクル装置の運転中の異常を、速やか、且つ的確に検知
する事ができる。
【0023】〔請求項2について〕ポンプの異常、ポン
プ通電手段の異常、吸収液の異常、又はキャビテーショ
ン等が発生すると、ポンプへの通電量と検出温度におけ
る設定通電量との偏差が、検出温度における許容値を越
える様になり、ポンプをフィードバック制御するタイプ
の吸収式冷凍サイクル装置の運転中の異常を、速やか、
且つ的確に検知する事ができる。
【0024】〔請求項3について〕異常と判定後、加熱
源の作動を停止し、ポンプの作動を継続する稀釈運転を
行なう構成であるので、吸収液の析出による吸収式冷凍
サイクル装置の破損が防止できる。
【0025】
【実施例】本発明の第1実施例(請求項1、請求項3に
対応)を図1、図2に基づいて説明する。本発明の構成
を採用した、吸収式冷暖房装置Aは、低濃度吸収液(本
実施例では臭化リチウム水溶液)が入れられガスバーナ
11により加熱される加熱室12を有し、低濃度吸収液
中の冷媒(水)を蒸発させ、中濃度吸収液と冷媒とに分
離する高温再生器1と、高温再生器1内の気化冷媒の凝
縮熱を利用して中濃度吸収液を加熱し、中濃度吸収液に
含まれる冷媒を気化させ、高濃度吸収液と冷媒とに分離
する低温再生器2と、高温再生器1及び低温再生器2で
分離された気化冷媒(水蒸気)を冷却して液冷媒(水)
に戻す凝縮器3と、凝縮器3で液化した液冷媒(水)を
略真空下で蒸発させる蒸発器4と、蒸発器4で蒸発した
気化冷媒を低温再生器2で得られた高濃度吸収液に吸収
させる吸収器5と、吸収器5から加熱室12へ低濃度吸
収液を移送するポンプ6とを有する。
【0026】冷房運転時、蒸発器4で液冷媒(水)が蒸
発する事により、蒸発器4を通過する熱媒体(冷温水)
が冷却され、冷却された熱媒体は、室内に配置された室
内熱交換器7で、室内に吹き出される空気と熱交換して
室内を冷房する。室内に吹き出される空気と、室内熱交
換器7で熱交換し、昇温した熱媒体は、再び蒸発器4で
冷却される。
【0027】蒸発器4で蒸発した気化冷媒(水蒸気)
は、吸収器5で高濃度吸収液に吸収される。この際、吸
収熱が発生し、吸収液が昇温する。そこで、吸収熱を奪
う事により、吸収器5に供給される高濃度吸収液の吸収
能力を高める為に、吸収器5には、吸収用熱交換器34
が配設され冷却水340が供給される。
【0028】凝縮器3には、低温再生器2で発生した比
較的温度の高い気化冷媒(水蒸気)を液化する為の凝縮
用熱交換器31が巻装され、吸収用熱交換器34を通っ
た冷却水340が通過する。そして、吸収器5と凝縮器
3とを通過して昇温した冷却水340は、屋外に設けた
冷却塔8で冷却され、再び、吸収器5及び凝縮器3に供
給される。
【0029】上方に立設する吹出筒121を上部に配設
した加熱室12は、吸収液に冒され難いステンレスによ
り形成され、ガスバーナ11のガス燃焼による熱により
低濃度吸収液を加熱する。又、加熱室12には、加熱室
12内の低濃度吸収液の温度を測定する温度センサ12
0が配設されている。
【0030】ガスバーナ11は、ブンゼン式であり、二
つのガス電磁弁、及びガス比例弁(図示せず)を連設し
たガス管によりガスが供給され、燃焼用ファン(図示せ
ず)により燃焼用空気が供給されて燃焼する。
【0031】加熱室12内で沸騰する低濃度吸収液は、
気化冷媒(水蒸気)とともに、高温再生器1内に吹き出
す。この高温再生器1内に吹き出された高温の低濃度吸
収液は、気液分離用のバッフル10aに衝突し、吹出筒
121の周囲に滴下して中濃度吸収液となる。
【0032】この中濃度吸収液と液冷媒(水)とを分離
する為、高温再生器1内には、吹出筒121と高温再生
器1との間に仕切筒13が設けられている。そして、仕
切筒13の外側に分離された冷媒は、下部に接続された
液化冷媒配管14を通って凝縮器3に供給される。又、
仕切筒13の内側と吹出筒121との間に分離された中
濃度吸収液は、下部に接続された中濃度吸収液配管15
を通って低温再生器2に供給される。更に、中濃度吸収
液配管15路中にはオリフィス16が配設されている。
【0033】低温再生器2は、高温再生器1を覆う筒状
容器形状の低温再生容器20を備え、中濃度吸収液配管
15を通って供給される中濃度吸収液を高温再生容器1
0の天井部分に向けて注入するものである。
【0034】低温再生容器20内の温度は、高温再生容
器10の温度に比較して低い為、低温再生容器20内の
圧力は、高温再生容器10の圧力に比較して低い。この
為、中濃度吸収液配管15から低温再生容器20内に供
給された中濃度吸収液は蒸発し易く、且つ中濃度吸収液
が高温再生容器10の天井部分に注入される事により、
中濃度吸収液は高温再生容器10の周囲壁により加熱さ
れて、液冷媒(水)が蒸発するので中濃度吸収液が高濃
度吸収液になる。
【0035】ここで、低温再生容器20の上方は、環状
容器状の凝縮容器30の上側と連通部301により連通
している。この為、低温再生容器20内で蒸発した気化
冷媒(水蒸気)は、連通部301を介して凝縮容器30
内に供給される。一方、高濃度吸収液は、低温再生容器
20の下部に落下し、低温再生容器20の下部に接続さ
れた高濃度吸収液配管21を通って吸収器5に供給され
る。
【0036】尚、低温再生容器20内の上側には、天井
板22が設けられ、該天井板22の外周端と低温再生容
器20との間には、気化冷媒(水蒸気)が通過する隙間
201が設けられている。
【0037】凝縮器3は、上述した様に、環状容器状の
凝縮容器30を備える。この凝縮容器30の内部には、
凝縮容器30内の気化冷媒(水蒸気)を冷却して液化さ
せる凝縮用熱交換器31が配置されている。この凝縮用
熱交換器31は、環状のコイルであり、内部を冷却水3
40が流れる。そして、低温再生器2から凝縮容器30
内に供給された気化冷媒(水蒸気)は、凝縮用熱交換器
31によって液冷媒(水)になる。
【0038】凝縮容器30内には、高温再生器1から液
化冷媒配管14を通って冷媒が容器下側から供給され、
圧力の違い(凝縮容器30内は70mmHgの低圧)か
ら再沸騰し、凝縮容器30内では、気化冷媒(水蒸気)
と液冷媒(水)とが混在した状態となる。
【0039】又、凝縮容器30には、液冷媒を蒸発器4
に導く冷媒配管32が接続されている。この冷媒配管3
2には、通電により開弁する冷媒弁321が設けられ、
開弁中、凝縮容器30から液冷媒(水)が蒸発器4に供
給される。
【0040】蒸発器4は、吸収器5とともに、凝縮容器
30の下部に設けられるもので、低温再生容器20の周
囲に配した環状容器状の蒸発吸収容器50を備える。蒸
発吸収容器50の内部の外側には、凝縮器3から供給さ
れる液冷媒(水)を蒸発させる蒸発用熱交換器33が配
置されている。この蒸発用熱交換器33は、環状のコイ
ルであり、内部には室内熱交換器7に供給される熱媒体
(冷温水)が流れる。そして、凝縮器3から冷媒配管3
2を介して供給された液冷媒(水)は、蒸発用熱交換器
33の上部に配置された冷媒散布器322から蒸発用熱
交換器33上に散布される。
【0041】蒸発吸収容器50内は、略真空(約6.5
mmHg)に保たれる為に沸点が低く、蒸発用熱交換器
33上に散布された液冷媒(水)は、非常に蒸発し易い
状態となる。そして、蒸発用熱交換器33上に散布され
た液冷媒(水)は、蒸発用熱交換器33内を流れる熱媒
体から気化熱を奪って蒸発する。
【0042】この結果、蒸発用熱交換器33内を流れる
熱媒体(冷温水)が冷却される。そして、冷却された熱
媒体は、室内熱交換器7に導かれ、室内に吹き出す空気
と熱交換して室内を冷房する。
【0043】吸収器5は、上述の様に、蒸発吸収容器5
0を備える。そして、吸収器5は、高濃度吸収液配管2
1から供給される高濃度吸収液を冷却する吸収用熱交換
器34が配置されている。この吸収用熱交換器34は、
環状のコイルであり、内部には、凝縮用熱交換器31に
供給する冷却水340が流れる。一方、吸収用熱交換器
34の上部には、高濃度吸収液配管21から供給される
高濃度吸収液を吸収用熱交換器34の上に散布する吸収
液散布器36が配置される。
【0044】そして、吸収用熱交換器34に散布された
高濃度吸収液は、上方から下方へ落下する間に、蒸発用
熱交換器33から蒸発吸収容器50内に蒸発した気化冷
媒(水蒸気)を吸収する。
【0045】この為、吸収用熱交換器34の底には、低
濃度吸収液を加熱室12へ供給する為の低濃度吸収液配
管35が接続されている。この低濃度吸収液配管35に
は、略真空状態の凝縮容器30から加熱室12に向けて
低濃度吸収液を移送する為に、ポンプ6が設けられてい
る。
【0046】ポンプ6は、本実施例では、交流24V、
最大消費電力120Wの遠心式ポンプであり、回転数N
を検知する為のホールIC(回転数センサ)61が取り
付けられる。
【0047】このポンプ6は、本実施例では、制御装置
9内のマイクロコンピュータが出力する指示電圧に基づ
いてポンプ6への通電量を決定する、制御装置9内のポ
ンプ通電手段(図示せず)によりフィードフォワード制
御される。尚、本実施例では、高温再生器1の加熱室1
2の温度Tが100℃、145℃、170℃の時、マイ
クロコンピュータがポンプ通電手段に出力する指示電圧
の値は、夫々、1.2V、3V、4Vである。
【0048】制御装置9は、ホールIC61が検出する
回転数Nと、温度センサ120により検出される温度T
における設定回転数(動作線62に係るポンプ回転数)
との偏差が、温度Tにおける許容値(本実施例では±2
00Hz)を越える場合{図2において、上限ライン6
3より上方又は下限ライン64より下方}、吸収式冷凍
サイクル装置Aに異常が発生したと見なし、後述する稀
釈運転を行なった後、吸収式冷暖房装置Aをエラー停止
させる。
【0049】室内熱交換器7は、内部を通過する熱媒体
と室内に吹き出される空気とを熱交換する。この室内熱
交換器7を通過した熱媒体は、冷温水用電動ポンプ37
によって蒸発用熱交換器33に送られ、室内熱交換器7
と蒸発用熱交換器33とを循環する。
【0050】一方、室内熱交換器7には、室内熱交換器
7を流れる熱媒体と室内に吹き出される空気とを強制的
に熱交換し、熱交換後の空気を室内に吹き出させる為の
室内用電動ファン71が配される。
【0051】冷却塔8は、吸収用熱交換器34及び凝縮
用熱交換器31を通過した冷却水340を上方から下方
に流し、流れている間に、外気と熱交換して放熱すると
ともに一部が蒸発して気化熱により冷却水340を冷却
する。
【0052】冷却塔8で冷却された冷却水340は、下
部に設けられた冷却水溜81に導かれ、この冷却水溜8
1から冷却水用電動ポンプ82によって、冷却水340
が吸収用熱交換器34及び凝縮用熱交換器31に供給さ
れる。尚、冷却水溜81の液面の高さが低下すると、冷
却水340が補充される。
【0053】冷却塔8は、室外用電動ファン80を備え
る。この室外用電動ファン80は、冷却塔8に空気流を
生じさせるもので、冷却塔8における冷却水340の冷
却を促進させる為のものである。
【0054】151は、高温再生器1から低温再生器2
へ流れる中濃度吸収液と、吸収器5から加熱室12に流
れる低濃度吸収液とを熱交換する高温熱交換器であり、
高温再生器1から低温再生器2へ流れる中濃度吸収液を
冷却し、逆に吸収器5から加熱室12へ流れる低濃度吸
収液を加熱するものである。
【0055】211は、低温再生器2から吸収器5へ流
れる高濃度吸収液と、吸収器5から加熱室12へ流れる
低濃度吸収液とを熱交換する低温熱交換器で、低温再生
器2から吸収器5へ流れる高濃度吸収液を冷却し、逆に
吸収器5から加熱室12へ流れる低濃度吸収液を加熱す
るものである。
【0056】つぎに、図2に示す動作線62について説
明する。本実施例では、ガスバーナ11は、最小能力の
際にはガス消費量2500kcal/h(最小インプッ
ト)で燃焼し、最大能力の際にはガス消費量6000k
cal/h(最大インプット)で燃焼する。
【0057】ガスバーナ11を最小能力で燃焼させ、冷
凍サイクルが安定する温度T0 及び回転数N0 を決定す
る。又、ガスバーナ11を最大能力で燃焼させ、冷凍サ
イクルが安定する温度T1 及び回転数N1 を決定する。
【0058】本実施例の場合、T0 を145℃、N0
3000rpm(最小能力時)、又、T1 を170℃、
1 を4200rpm(最大能力時)にすると冷凍サイ
クルが安定する事が確認された。
【0059】又、温度T<100℃では、ポンプ6を作
動させる必要が無く、温度T>175℃では、オーバー
ヒートとなる為、ガスバーナ11を消火させて、稀釈運
転に入る必要がある。
【0060】本実施例では、図2に示す様に、T0 =1
45℃及びN0 =3000rpmの位置621と、T1
=170℃及びN1 =4200rpmの位置622とを
直線で結び、この直線を両方向に延長して動作線62と
した。
【0061】尚、横軸を検出した加熱室12の温度T
(℃)、縦軸をポンプ6の回転数N(rpm)とする
と、本実施例では、ポンプ通電手段は、温度Tに対応し
た設定回転数でポンプ6が、下記の式に示す様に回転
する様な通電量をポンプ6に通電してフィードフォワー
ド制御する。 N=48T−3960 …………式
【0062】つぎに、運転開始から運転停止迄の、温度
Tと回転数Nとの関係、及びエラー停止について説明す
る。
【0063】ガスバーナ11を燃焼状態にして吸収式冷
暖房装置Aの冷房運転を開始する。 〔冷房立ち上げ時について〕冷房立ち上げ時、制御装置
9のマイクロコンピュータは、温度Tが100℃に達し
た時点でポンプ6を起動させ、ポンプ6の回転数が84
0rpmとなる1.2Vの指示電圧をポンプ通電手段に
出力する。
【0064】そして、ポンプ通電手段は、検出温度Tに
対応した設定回転数でポンプ6が、下記の式に示す様
に回転する様な通電量をポンプ6に通電してフィードフ
ォワード制御する。
【0065】〔冷房弱運転について〕冷房弱運転の時
は、ガス消費量2500kcal/h(最小インプッ
ト)でガスバーナ11が燃焼する様に設計されており、
検出温度Tは145℃付近となり、ポンプ6は3000
rpm付近で回転する。
【0066】〔冷房強運転について〕冷房強運転の時
は、ガス消費量6000kcal/h(最大インプッ
ト)でガスバーナ11が燃焼する様に設計されており、
検出温度Tは170℃付近となり、ポンプ6は4200
rpm付近で回転する。
【0067】〔エラー停止について〕制御装置9は、ホ
ールIC61が検出する回転数Nを常時監視し、その時
の回転数Nと、温度センサ120により検出される温度
Tにおける設定回転数(動作線62に係るポンプ回転
数)との偏差が、温度Tにおける許容値(本実施例では
±200rpm)を越える場合{図2において、上限ラ
イン63より上方又は下限ライン64より下方}、吸収
式冷凍サイクル装置Aに異常が発生したと見なし、稀釈
運転を行ない、吸収式冷暖房装置Aをエラー停止させ
る。
【0068】尚、稀釈運転は、冷温水用電動ポンプ37
及び室内用電動ファン71は停止し、燃焼用送風機(図
示せず)、冷却水用電動ポンプ82、室外用電動電動フ
ァン80、及びポンプ6は作動を継続する。
【0069】〔通常の運転停止について〕運転停止が指
示されると、制御装置9は、ガスバーナ11の燃焼を停
止するとともに、式に沿って回転が低下して行く様に
通電量を下げて行き(稀釈運転)、検出温度Tが110
℃に低下した時点でポンプ6を停止する。尚、稀釈運転
中は、冷温水用電動ポンプ37及び室内用電動ファン7
1は停止し、燃焼用送風機(図示せず)、冷却水用電動
ポンプ82、室外用電動電動ファン80、及びポンプ6
は作動を継続して吸収液の析出を防止する。
【0070】〔オーバーヒートについて〕温度Tが17
5℃を越えるオーバーヒート状態になると、制御装置9
は、ガスバーナ11の燃焼を停止するとともに、式に
沿って回転が低下して行く様に通電量を下げて行き(稀
釈運転)、温度Tが110℃に低下した時点でポンプ6
を停止し、エラー表示を行なう。
【0071】つぎに、本実施例の吸収式冷暖房装置Aの
利点を述べる。ポンプ6の異常、ポンプ通電手段の異
常、吸収液の異常、又はキャビテーション等による異常
が発生すると、マイクロコンピュータが出力する指示電
圧に対する回転数Nが上限ライン63より上方、又は下
限ライン64より下方にずれてくる。そして、制御装置
9は、吸収式冷暖房装置Aに異常が発生したと見なし、
稀釈運転を行なった後、吸収式冷暖房装置Aをエラー停
止させる構成である。
【0072】この為、ポンプ6をフィードフォワード
制御するタイプの、運転中の吸収式冷凍サイクル装置A
の広範囲の異常を、速やか、且つ的確に検知する事がで
きる。
【0073】又、稀釈運転を行なうので吸収液が析出
せず、析出による吸収式冷凍サイクル装置Aの破損は起
こらない。
【0074】更に、異常か否かの判定が簡単に行なえ
るので、制御装置9内のマイクロコンピュータ(図示せ
ず)のプログラムを簡単なものにする事ができ、開発コ
ストが安価である。
【0075】つぎに、本発明の第2実施例(請求項2、
請求項3に対応)を図1〜図3に基づいて説明する。本
発明の構成を採用した、吸収式冷暖房装置Bは、以下の
構成以外は、吸収式冷暖房装置Aと同一である。
【0076】ポンプ6は、本実施例では、ホールIC6
1で検出した回転数Nが、温度Tに対応した設定回転数
(図2の動作線62)となる様に制御装置9内のポンプ
通電手段(図示せず)によりフィードバック制御され
る。又、このポンプ通電手段には、制御装置9内のマイ
クロコンピュータから指示電圧が入力される。本実施例
では、指示電圧の指示値は図3のカーブ65に示され、
温度Tが100℃、145℃、170℃の時、マイクロ
コンピュータがポンプ通電手段に出力する指示電圧の設
定値は、夫々、1.2V、3V、4Vである。
【0077】制御装置9は、マイクロコンピュータが出
力する指示電圧(ポンプ6への通電量に相当)と温度T
における設定指示電圧(ポンプ6への設定通電量に相
当)との偏差が、温度Tにおける許容値(本実施例では
±0.4V)を越える場合{図3において、上限ライン
651より上方又は下限ライン652より下方}、吸収
式冷凍サイクル装置Bに異常が発生したと見なし、後述
する稀釈運転を行なった後、吸収式冷暖房装置Bをエラ
ー停止させる。
【0078】つぎに、運転開始から運転停止迄の、温度
Tと回転数Nとの関係、及びエラー停止について説明す
る。
【0079】ガスバーナ11を燃焼状態にして吸収式冷
暖房装置Bの冷房運転を開始する。 〔冷房立ち上げ時について〕冷房立ち上げ時、制御装置
9のマイクロコンピュータは、温度Tが100℃に達し
た時点で、ポンプ6が840rpmで回転する様に指示
電圧(正常時、1.2Vとなる)をポンプ通電手段に出
力する。
【0080】そして、ポンプ通電手段は、温度Tに対応
した設定回転数でポンプ6が回転する様にポンプ6をフ
ィードバック制御する。
【0081】〔冷房弱運転について〕冷房弱運転時は、
ガス消費量2500kcal/h(最小インプット)で
ガスバーナ11が燃焼する様に設計されており、温度T
は145℃付近となり、正常時には3Vの指示電圧が出
力され、ポンプ6は3000rpm付近で回転する。
【0082】〔冷房強運転について〕冷房強運転時は、
ガス消費量6000kcal/h(最大インプット)で
ガスバーナ11が燃焼する様に設計されており、温度T
は170℃付近となり、正常時には4Vの指示電圧が出
力され、ポンプ6は4200rpm付近で回転する。
【0083】〔エラー停止について〕制御装置9は、温
度センサ120により検出される温度Tと、マイクロコ
ンピュータが送出する指示電圧とを、マイクロコンピュ
ータで常時監視し、指示電圧と温度Tにおける設定指示
電圧との偏差が、温度Tにおける許容値(本実施例では
±0.4V)を越える状態が所定時間(例えば10秒
間)続いた場合{図3において、上限ライン651より
上方又は下限ライン652より下方}、吸収式冷凍サイ
クル装置Bに異常が発生したと見なし、稀釈運転を行な
い、吸収式冷暖房装置Bをエラー停止させる。
【0084】尚、稀釈運転は、冷温水用電動ポンプ37
及び室内用電動ファン71は停止し、燃焼用送風機(図
示せず)、冷却水用電動ポンプ82、室外用電動電動フ
ァン80、及びポンプ6は作動を継続する。
【0085】〔通常の運転停止について〕運転停止が指
示されると、制御装置9は、ガスバーナ11の燃焼を停
止するとともに、図2の動作線62に沿って回転数が低
下して行く様にフィードバック制御して行き(稀釈運
転)、温度Tが110℃に低下した時点でポンプ6を停
止する。尚、稀釈運転中は、冷温水用電動ポンプ37及
び室内用電動ファン71は停止し、燃焼用送風機(図示
せず)、冷却水用電動ポンプ82、室外用電動ファン8
0、及びポンプ6は作動を継続して吸収液の析出を防止
する。
【0086】〔オーバーヒートについて〕温度Tが17
5℃を越えるオーバーヒート状態になると、制御装置9
は、ガスバーナ11の燃焼を停止するとともに、図2の
動作線62に沿って回転数が低下して行く様にフィード
バック制御して行き(稀釈運転)、温度Tが110℃に
低下した時点でポンプ6を停止し、エラー表示を行な
う。
【0087】つぎに、本実施例の吸収式冷暖房装置Bの
利点を述べる。ポンプ6の異常、ポンプ通電手段の異
常、吸収液の異常、又はキャビテーション等による異常
が発生すると、指示電圧と温度Tにおける設定指示電圧
との偏差が、温度Tにおける許容値(本実施例では±
0.4V)を越える状態が連続して続く様になり、温度
Tに対する指示値が上限ライン651より上方又は下限
ライン652より下方にずれてくる。
【0088】そして、指示電圧と温度Tにおける設定指
示電圧との偏差が、温度Tにおける許容値を越える状態
が10秒間続いた場合、制御装置9は、吸収式冷暖房装
置Bに異常が発生したと見なし、稀釈運転を行ない、吸
収式冷暖房装置Bをエラー停止させる構成である。
【0089】(1) この為、ポンプ6をフィードバック制
御するタイプの、運転中の吸収式冷凍サイクル装置Bの
広範囲の異常を、速やか、且つ的確に検知する事ができ
る。 (2) 許容値を越えても直ちに異常であるとしていないの
で、過渡状態を誤って異常であると誤判断する事は無
い。
【0090】(3) 又、稀釈運転により吸収液が析出せ
ず、析出による吸収式冷凍サイクル装置Bの破損は起こ
らない。 (4) 更に、異常か否かの判定が簡単に行なえるので、制
御装置9内のマイクロコンピュータ(図示せず)のプロ
グラムを簡単なものにする事ができ、開発コストが安価
である。
【0091】本発明は、上記実施例以外に、つぎの実施
態様を含む。 a.図4に示す様に、上限ライン631と動作線62と
の間隔を、温度Tが低い方と高い方で異なる様にしても
良い。又、上限ライン631と下限ライン641との傾
きが異なる様にしても良い{第1実施例の変形例}。
【0092】b.図5に示す様に、上限ライン653と
動作線65との間隔を、温度Tが低い方と高い方で異な
る様にしても良い。又、上限ライン653と下限ライン
654との傾きが異なる様にしても良い{第2実施例の
変形例}。
【0093】c.上記実施例では二重効用型の吸収式冷
暖房装置に適用した例を示したが、一重効用型や三重以
上の多重効用型の吸収式冷暖房装置に適用しても良い。
【0094】d.吸収液は、臭化リチウム水溶液以外
に、アンモニア水溶液(この場合、冷媒がアンモニアと
なる)等を使用しても良い。 e.ガスバーナ11のインプット量や、上記式は一例
であり、適宜、決めれば良い。
【0095】f.温度センサ120は、その他、低濃度
吸収液配管35から吹出筒121の間の何れかに配設す
れば良い。
【0096】g.加熱源は、ガスバーナ11以外に電気
ヒータ等であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2実施例に係る吸収式冷暖房
装置の原理説明図である。
【図2】第1、第2実施例に係る吸収式冷暖房装置の検
出温度とポンプ回転数との関係、及び第1実施例に係る
吸収式冷暖房装置のポンプ回転数の上限ラインと下限ラ
インを説明するグラフである。
【図3】第2実施例に係る吸収式冷暖房装置の検出温度
とマイクロコンピュータが出力する指示電圧との関係を
示すグラフである。
【図4】ポンプ回転数の上限ラインと下限ラインを説明
するグラフである。
【図5】指示電圧の上限ラインと下限ラインを説明する
グラフである。
【符号の説明】
1 高温再生器(再生器) 2 低温再生器(再生器) 3 凝縮器 4 蒸発器 5 吸収器 6 ポンプ 11 ガスバーナ(加熱源) 12 加熱室 61 ホールIC(回転数センサ) 120 温度センサ A、B 吸収式冷暖房装置(吸収式冷凍サイクル装置) T0 、T1 温度 N0 、N1 回転数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 泰平 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ 株式会社内 (72)発明者 上西 勝彦 大阪市中央区平野町4丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 福知 徹 大阪市中央区平野町4丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収液が入れられ加熱源により加熱され
    る加熱室を有し、吸収液中の冷媒を気化させて濃縮吸収
    液と冷媒とに分離する再生器と、 該再生器で発生した気化冷媒を冷却して液化する凝縮器
    と、 該凝縮器で液化した液化冷媒を減圧下で蒸発させる蒸発
    器と、 該蒸発器で蒸発した気化冷媒を、前記再生器により分離
    された濃縮吸収液に吸収させる吸収器と、 前記吸収器から前記加熱室へ前記吸収液を移送するポン
    プと、 前記再生器又は再生器周辺の吸収液の温度を検出する温
    度センサと、 検出温度に対応した設定回転数で前記ポンプが回転する
    様な通電量を前記ポンプに通電するポンプ通電手段とを
    有する吸収式冷凍サイクル装置において、 前記ポンプの回転数を検出する回転数センサを設け、 検出回転数と検出温度における設定回転数との偏差が、
    検出温度における許容値を越える場合には、異常と判定
    する事を特徴とする吸収式冷凍サイクル装置。
  2. 【請求項2】 吸収液が入れられ加熱源により加熱され
    る加熱室を有し、吸収液中の冷媒を気化させて濃縮吸収
    液と冷媒とに分離する再生器と、 該再生器で発生した気化冷媒を冷却して液化する凝縮器
    と、 該凝縮器で液化した液化冷媒を減圧下で蒸発させる蒸発
    器と、 該蒸発器で蒸発した気化冷媒を、前記再生器により分離
    された濃縮吸収液に吸収させる吸収器と、 前記吸収器から前記加熱室へ前記吸収液を移送するポン
    プと、 前記再生器又は再生器周辺の吸収液の温度を検出する温
    度センサと、 前記ポンプの回転数を検出する回転数センサと、 検出温度に対応した設定回転数で前記ポンプが回転する
    様に前記ポンプへの通電量を制御するポンプ制御手段と
    を有する吸収式冷凍サイクル装置において、 前記ポンプへの通電量と検出温度における設定通電量と
    の偏差が、検出温度における許容値を越える場合には、
    異常と判定する事を特徴とする吸収式冷凍サイクル装
    置。
  3. 【請求項3】 異常と判定後、前記加熱源の作動を停止
    し、前記ポンプの作動を継続する稀釈運転を行なう請求
    項1又は請求項2記載の吸収式冷凍サイクル装置。
JP6157265A 1994-07-08 1994-07-08 吸収式冷凍サイクル装置 Pending JPH0829029A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014126294A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Denso Corp 流体性状判別装置、熱サイクル制御装置、および熱サイクル装置

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