JPH08289107A - 画像データをメモリに蓄積する装置及び方法 - Google Patents

画像データをメモリに蓄積する装置及び方法

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JPH08289107A
JPH08289107A JP7226893A JP22689395A JPH08289107A JP H08289107 A JPH08289107 A JP H08289107A JP 7226893 A JP7226893 A JP 7226893A JP 22689395 A JP22689395 A JP 22689395A JP H08289107 A JPH08289107 A JP H08289107A
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進 塩原
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    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プリンタにおいて、ホストコンピュータからの
1頁分の画像データを中間コードに変換してメモリに蓄
積する場合、メモリの空き領域の容量を十分に確保する
こと。 【解決手段】メモリの空き領域の容量が不十分であるな
らば、中間コードを実画像データつまりビットマップデ
ータに変換し、この実画像データを圧縮してメモリに蓄
積する。実画像データの圧縮だけでは圧縮率が十分でな
い場合、実画像データをより高い圧縮率で圧縮できるデ
ータ形式に変換した後、その変換されたデータを圧縮す
る。異なる圧縮率を持つ複数のデータ形式が用意されて
おり、適切なデータ形式が選択される。また、1頁の画
像データに対して実施した圧縮の回数又は圧縮に要した
時間が閾値以上に大きい場合、ユーザに報知してメモリ
の増設を提案する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には画像デー
タをメモリに蓄積する装置及び方法に関し、特に、画像
データを不十分な容量のメモリに蓄積できるようにする
ために画像データを圧縮したり又はそのデータ形式を変
更したりするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスプレイドライバやプリンタのよう
な画像形成装置は、一般に、画像形成の過程において、
ホスト装置から受信した全ての画像データを一旦中間コ
ードの形でメモリ上に蓄積し、それを順次読み出し実画
像に変換してディスプレイにしたりプリントエンジンを
介してプリントアウトするようになっている。
【0003】従来の画像処理システムの一つの具体例
は、図1に示すように、ホスト装置1、画像形成装置2
及び画像表示出力装置3から構成される。ここで、一般
的なコンピュータシステムにおいては、ホスト装置1は
例えばパーソナルコンピュータであり、画像形成装置2
はプリンタ内部の制御回路又はディスプレイへの信号出
力回路であり、また画像表示出力装置3はプリンタのプ
リントエンジン又はディスプレイである。
【0004】さて、画像形成装置2は、データ受信部
4、メモリ5、6、画像処理部7、メモリ管理部8、画
像表示部9及び表示バッファ10を備える。
【0005】データ受信部4は、ホスト装置1からのデ
ータを受信して、システムヒープとしてのメモリ5に受
信データを一時的に蓄積する。画像処理部7は、このメ
モリ5から受信データを読出して解析し、中間コードの
形式の画像データを作成する。
【0006】メモリ管理部8はアプリケーションヒープ
としてのメモリ6の確保及び解放を行うもので、画像処
理部7より要求されたサイズの空きメモリ領域を、メモ
リ6中から探し出し、その空きメモリ領域に画像処理部
7からの中間コード形式の画像データを蓄積する。ここ
で、もし、空きメモリ領域が確保できないときには、メ
モリ管理部8は、直ちに画像処理部7に対してメモリエ
ラーを出力する。
【0007】画像表示部9は、メモリ6から中間コード
形式の画像データを順次読出し、これを完全なビットマ
ップ形式の実画像データに変換して表示バッファ10上
に展開する。この実画像は、表示バッファ10から画像
表示出力装置3に読み込まれて、ディスプレイ又はプリ
ントアウトされる。
【0008】従来の画像形成装置2は、メモリ消費を節
約すべく、画像データを全て中間コードの形式でメモリ
122に蓄積している。しかしながら、画像データによ
っては、中間コードの方が実画像データよりもサイズが
大きくなってしまうことがあり、中間コードにしたため
に、返ってメモリの消費量が増大するという不具合を生
じることがある。即ち、中間コードは例えば、テキスト
は各文字のビットマップデータとページ内での位置情報
により、また図形はその形状を規定したパスデータによ
り、また写真のようなイメージはそのビットマップデー
タとページ内での位置情報より構成されるが、細かく複
雑な文字や図形がページ内に多数存在する場合には、文
字や図形の位置情報やパスデータの量が膨大となるた
め、実画像データよりもデータ量が増大してしまう。
【0009】また、メモリ管理部8が、画像データを蓄
積するための空きメモリ領域をメモリ6内で見つけるこ
とができないときには、直ちにメモリエラーを画像処理
部120に返すため、特に大きい画像データを処理する
時にメモリオーバーエラーが発生し易く、しかも、これ
により画像処理部7では、空きメモリ領域の確保に失敗
したときの複雑な処理を行わなければならない。
【0010】更に、画像表示部9では、メモリ6中に蓄
積されている複雑な中間コードを実画像に変換する処理
と、この実画像を、表示バッファ10上に展開する処理
とを行わなければならないので、中間コードの量が多く
なったり、或いは、中間コードによる画像形成処理が複
雑化したりして画像形成処理が間に合わなくなると、画
像形成が失敗し易くなるという問題点もある。
【0011】こうした問題は、メモリを増設してメモリ
容量を増やせば一気に解決される。しかし、印刷ができ
ない或は印刷に長時間を要する事態が発生した時、その
原因がメモリ不足にあるか否かはユーザにとって明確で
はないから、メモリ増設を行うべきか否かユーザには判
断しがたい。
【0012】また、プリンタにおいて、メモリ不足が生
じたことによる印字処理の中断を防止するために、プリ
ンタが高解像度モードに設定されている場合には、低解
像度モードに変更し、高解像度で作成した画像データを
低解像度の画像データに変換することにより、メモリ不
足の解消を図ったものが知られている(特開平6−79
955号公報参照)。
【0013】しかし、元の高解像度の画像データを低解
像度の画像データに変換する場合、プリントエンジンや
メカニズムコントローラの仕様に従って、元画像データ
を、予め設定された特定レベルの低解像度の画像データ
にしか変換することができない。例えば、600dpi
の高解像度モードと300dpiの低解像度モードとを
持つ仕様である場合、元の600dpi×600dpi
の画像データを、300dpi×300dpiの画像デ
ータにしか変換できないこととなる。
【0014】そのため、300dpi×300dpiの
画像データでは依然としてメモリ不足を解消できない場
合、更にこれを圧縮して最終的にメモリ不足の解消を図
ることができず、メモリ不足によるエラーとなってしま
い、印字処理の中断という不具合が生じてしまう。ま
た、300dpi×300dpiまで解像度を低下させ
なくてもメモリ不足が解消できる場合でも、300dp
i×300dpiまで一気に解像度を落としてしまうの
で、必要以上の画質劣化を引き起こす。要するに、上記
従来技術では、実質的に無段階に圧縮率を調節すること
ができないので、圧縮不足又は圧縮し過ぎとなる場合が
あり、圧縮率を必要十分な程度にコントロールすること
ができない。
【0015】また、300dpi×300dpiの画像
データは、元画像データより画素数にして1/4に縮小
されているため、300dpi×300dpiの画像デ
ータを、そのままディスプレイ又はプリントアウトする
と面積において元画像の1/4の小サイズの画像が出力
されてしまう。そこで、元の画像と同じサイズの画像を
出力させるために、プリンタのレーザビーム径やドット
径を2倍に拡大したり、ディスプレイ装置の走査線本数
を2倍にする等の方法を採る必要があり、プリンタエン
ジンやエンジンコントローラの構成をそうした操作が可
能な複雑なものとしなければならない。つまり、単一の
解像度に対応したハード及びソフト構成を用いることが
できない。
【0016】更には、元画像データを、単に解像度を1
/2にした画像データに変換する処理だけしか行わない
ために、変換後のデータから元画像データを復元するこ
とが不可能となり、結果として、元の高画質の画像を形
成することができない。つまり、画質を実質的に落とす
ことなくメモリ不足を解消することができない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一つの目的
は、画像データをメモリに蓄積するとき、必要なメモリ
領域のサイズをできるだけ小さくすることにある。
【0018】また、本発明の別の目的は、既に画像デー
タで満杯になっているメモリ領域の中に、新たな画像デ
ータを蓄積するための空きメモリ領域を確保することに
より、メモリオーバーエラーを出にくくすることにあ
る。
【0019】更に別の目的は、メモリに原則として中間
コードの形で画像データを蓄積する場合に、画像形成時
において、中間コードを実画像に変換する処理が過大に
ならないように制限し、もって画像形成処理におけるエ
ラーが未然に防止できるようにすることにある。
【0020】本発明の別の目的は、画像データ蓄積のた
めの、メモリ不足をユーザが的確に認知できるように
し、ユーザが適切にメモリ増設を行うことを手助けする
ことにある。
【0021】更に別の目的は、画像データを蓄積するた
めのメモリに不足が生じた場合、画質の低下を抑制しつ
つ、実質的に無段階に近い形で圧縮率を調節することに
より、画像データを必要十分な圧縮率で圧縮してメモリ
不足を解消できるようにすることにある。
【0022】また、更に別の目的は、圧縮した画像デー
タを元の画像を復元してディスプレイ又はプリントアウ
トする処理を、単一の解像度に対応したハード構成及び
ソフト構成だけを用て行えるようにすることにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の装置によれば、
画像データをメモリに格納するとき、メモリの空き領域
が不足する可能性があるとき、画像データの少なくとも
一部が圧縮され、圧縮された画像データがメモリに格納
される。画像データが圧縮されるとき、その圧縮の処理
量に関連する値が計数される。そして、その計数された
数が所定の閾値を越えた時、ユーザに対し報知が行われ
る。圧縮の処理量に関連する値としては、例えば、画像
データの全てがメモリに格納され終わるまでに圧縮され
たデータの量や、或は、画像データの全てがメモリに格
納され終わるまでに、画像データの圧縮開始から経過し
た時間等が採用できる。
【0024】本発明の装置に従えば、画像データをメモ
リに蓄積する場合、メモリ不足の虞が生じたら、既に蓄
積してあるデータ又は新たに蓄積しようとするデータを
圧縮することによりメモリ不足の解消が図られる。その
際、実施した圧縮の処理量が非常に多くなった場合、ユ
ーザに放置が行われる。ユーザはこの報知により、メモ
リ不足を知ることができるので、容易にメモリ増設等の
対応をとることができる。
【0025】本発明の第2の側面に従う装置によれば、
画像データを例えば中間コードのような第1のデータ形
式でメモリに格納するとき、画像データの各要素につい
て、第1のデータ形式におけるデータサイズが、例えば
ビットマップデータのような第2のデータ形式における
データサイズを超えているか否かが判定される。そし
て、この判定結果が肯定的であるとき、画像データの各
要素は第1のデータ形式でなく第2のデータ形式でメモ
リに格納される。
【0026】この発明によれば、画像データを例えば中
間コードの形式でメモリに蓄積して、後にこの中間コー
ドをビットマップデータに変換してディスプレイ又はプ
リントアウトする画像形成装置において、中間コードが
ビットマップデータよりデータサイズが大きい場合に
は、中間コードでなくビットマップデータの形式で画像
データがメモリに蓄積される。従って、中間コードとビ
ットマップデータのうちデータサイズの小さい方の形式
でメモリに蓄積するので、メモリの無駄な消費を節約す
ることができ、結果として、メモリエラーが発生しにく
い。
【0027】本発明の第3の側面に従う装置によれば、
画像データを蓄積するのに十分な容量の空き領域がメモ
リ中にない場合、十分な容量の空き領域を作るために、
メモリに既に蓄積されているデータ中から消去又は圧縮
が可能なデータが選ばれ、その選ばれたデータの消去又
は圧縮が行われる。
【0028】この装置によれば、メモリ内のデータの消
去又は圧縮によって、空きメモリ領域が増大して十分な
容量の空きメモリ領域が確保され易くなり、結果とし
て、メモリエラーが出にくくなる。
【0029】尚、好適な実施例では、十分な空きメモリ
領域が確保できない時、まず、表示又はプリントアウト
の処理中のバンドのデータをメモリ内から探し、このバ
ンドデータの表示又はプリントアウト処理が済んだ段階
でこれをメモリから消去し、更にこの消去後も未だ十分
な空きメモリ領域が確保できない場合や、消去できるデ
ータがメモリ内にない場合に、中間コード形式のバンド
データを探してこれを圧縮するようにしている。
【0030】本発明の第4の側面に従う装置は、画像デ
ータを例えば中間コードのような第1のデータ形式でメ
モリに蓄積し、そしてメモリから第1のデータ形式の画
像データを読み出し、例えばビットマップデータのよう
な第2のデータ形式に変換して出力するものである。こ
の装置によれば、メモリに蓄積されるべき画像データの
各要素ついて、第1のデータ形式から第2のデータ形式
に変換するための処理量に関連する値が所定の閾値を越
えているか否かが判定され、この判定結果が肯定的であ
るとき、各要素は第1のデータ形式でなく第2のデータ
形式でメモリに蓄積される。
【0031】ここで、上記データ形式の変換の処理量に
関連する値としては、例えば、各要素の中間コードによ
って指定される、各要素の描画面積が採用できる。
【0032】この発明によれば、例えばメモリに蓄積さ
れた中間コードをビットマップデータに変換してディス
プレイ又はプリントアウトする画像形成装置において、
ディスプレイ又はプリントアウトの段階で中間コードか
らビットマップデータに変換する作業量が減り、この作
業の遅れに起因するエラーを減らすことができる。
【0033】本発明の第5の側面に従う装置によれば、
画像データを蓄積するためのメモリの空き領域が不足す
る可能性があるとき、画像データを圧縮することによ
り、十分な容量の空き領域の確保が図られる。しかし、
その圧縮によっても依然として空き領域が不足する場合
は、期待される圧縮率の異なる複数種のデータ形態から
一つのデータ形態が選択され、画像データの元のデータ
形態がこの選択されたデータ形態に変換される。そし
て、この変換された画像データが再び圧縮され、それに
より以前より大きい容量の空き領域の確保が図られる。
この、データ形式とデータ圧縮とが、十分な容量の空き
領域が確保できるまで繰り返される。その繰り返しで
は、データ形式の変換は、期待される圧縮率が前回より
1ランクだけ高くなるように段階的に行われる。
【0034】ここで、上記複数のデータ形態としては、
文字や線画等の2値画像に関しては、例えば縦方向及び
横方向の一方及び双方の空間周波数において異なる複数
種のビットマップデータが採用できる。また、写真のよ
うな多階調画像に関しては、例えば、表現し得る階調数
の異なる複数種のビットマップデータが採用できる。ま
た、それら複数種のデータ形態は、それらの間の実画像
上での差異が肉眼で実質的に認識できない範囲内にある
ことが望ましい。更に、それら複数種のデータ形態は、
形式的な解像度において同一であることが望ましい。
【0035】この装置によれば、空きメモリ領域が足り
なくなり画像データを圧縮する必要が生じた場合におい
て、元の画像データをまず一つの圧縮し易い形態のデー
タに変換してこれを圧縮し、その結果、依然としてメモ
リが不足する場合には、更に高い圧縮率が得られ得る別
のデータ形態に変換して圧縮し、それでもまだメモリ不
足が解消できなければ、更にもっと高い圧縮率が得られ
得るデータ形態に変換して圧縮する、…、という動作を
繰り返すことができる。つまり、最初は最も低い圧縮率
が得られ得るデータ形態に元画像を変換して圧縮し、そ
の後、徐々により高い圧縮率が得られ得るデータ形態に
元画像を変換して圧縮するという、段階的な圧縮率の調
節が行える。そして、ある段階で十分な空きメモリ領域
が確保されれば、その段階で圧縮成功と判断し、必要以
上に高い圧縮率での圧縮は行わない。従って、データ変
換に起因する画質の低下も、必要最低限度に抑えること
ができる。
【0036】本発明は更に、上述した装置によって実行
される画像データのメモリへの蓄積方法も提供する。
【0037】尚、本発明の装置や方法は、プリンタやデ
ィスプレイのような画像形成装置に好適であるが、これ
に限らず、制限されたサイズのメモリの下で画像処理を
行わざる得ない種々の分野に応用することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】図2は本発明の印刷情報処理装置
の一実施例において、1ページをバンドに区切って処理
する方式の概略を説明する図である。
【0039】1ページの印刷用紙11をNの仮想バンド
12に分割し、これらの仮想バンド12を順番にRAM
上の複数の物理バンド13で処理していく。ここで、物
理バンドの個数は処理効率の最適性から3つにしてい
る。その理由は、仮想バンドの処理を待ち時間なく効率
的に行うと共に冗長なメモリを消費しないためには、3
個の物理バンドが最適だからである。
【0040】図3は、本実施例におけるRAMの使用マ
ップである。物理バンド13と作業用メモリ22とが別
の領域に設けてある。また、ホストコンピュータからの
印刷情報を受ける受信バッファ23もRAM上の別エリ
アに確保されている。
【0041】図4は本実施例の機能構成を示す。この図
に沿って、処理対象としてのある仮想バンドで印刷情報
30の処理がどのように流れていくかを説明する。
【0042】仮想バンド内に「ABC」等の文字データ
とビットイメージで表現される図形データ、そしてベク
トルで表現される図形データが含まれていたとする。例
えば、文字データたる「A」がキーボード等の入力部か
ら入力された場合、通信経路を通じてホストから送られ
てくる印刷情報30はアスキーコードの「41」という
値や出力する位置、大きさ等である。一方、ビットイメ
ージによる図形データの場合はビットの構成情報そのも
のや出力する位置、大きさ等であり、ベクトルで表現さ
れる図形データの場合は数式、描画位置、大きさ等であ
る。そこで印刷情報受信部31である受信バッファ23
によりこれらの印刷情報30を受信し、格納する。
【0043】次に、該印刷情報受信部31で取り込んだ
印刷情報30から情報解析部32により印刷情報30が
どの様な種類の情報か、特徴はどこか、どこに印字する
のか等の情報を解析し、その結果を基に第一の中間コー
ド作成部33により中間コードを作成する。この中間コ
ードは、前記印刷情報30がどの様な種類の情報か、描
画に必要なデータがどこに格納されているか、ページの
どこに描画するのか等の情報をその種類ごとに決まって
いる所定の形式で保持しているインデックスデータであ
る。
【0044】図5はこの中間コードの諸形式を示してい
る。展開形式による分類では5種類以上あるが、ここで
は代表的な3種類のみ記した。どの中間コードも最初に
情報の種類を示すコード名(CN)51を有している。
このコード名51はソースデータが16ビットのワード
型か、8ビットのバイト型か、あるいはその混合か、と
いうソースの型や図のような展開の型の情報を有してい
る。
【0045】図5(A)に示す標準型は、ソースの格納
場所を示すソースポインタ(SP)52と書込み先を示
すオブジェクトポインタ(OP)53を少なくとも有
し、さらにソースデータに対する拡大縮小が加わる時に
はオブジェクトの幅(OW)54とオブジェクトの高さ
(OH)55の情報が加わる。1つの中間コードが60
バイト程度である。
【0046】図5(B)に示す直線型は、ベクトルで表
現される図形データに対して適用される中間コードであ
り、ソースの情報は直線と決まっているのでソースポイ
ンタ52を持っていない。ベクトルの図形データはラス
タ方向の直線で全て表現され、個々の直線に対して中間
コードが作成される。
【0047】図5(C)に示す圧縮型は、1つの仮想バ
ンドをビットイメージに展開し、圧縮した場合にこれを
管理するために1つ作られる中間コードである。圧縮し
たビットイメージの格納場所を示すSP52とどこに書
込むかというOP53、そして伸張されてくる連続デー
タ群の切れ目を示すOW54で構成される。
【0048】解析された印刷情報30をこのように分類
された中間コードを作成して管理することで印刷情報3
0を極めて少ないメモリ量で分り安く保持し、処理する
ことが可能となっている。印刷情報30を加工していく
過程において、まず処理を行う情報がNバンドの内のど
の仮想バンドのものかが判断され、該当する仮想バンド
の領域に所定の形式の中間コードが作成され、印刷情報
処理及び保持部37に格納されていく。印刷情報処理及
び保持部37は、具体的にはRAMで実現されており、
図3でいえば作業用メモリ22の部分である。その際、
圧縮必要性判断部34により随時次の3つの条件をチェ
ックし、条件を満たした時点で加工中のデータに対して
圧縮処理が必要であると判断し、印刷情報展開圧縮部3
5へと分岐する。
【0049】(1)1つの仮想バンドに対して中間コー
ドのみが作成されていく過程で、その合計のメモリ容量
が1つのバンドバッファのサイズを越えた場合 (2)1つの仮想バンドに対して中間コードと圧縮済み
ビットイメージが作成されていく過程で、その合計のメ
モリ容量が1つのバンドバッファのサイズを越えた場合 (3)1つの仮想バンドに対して中間コードが作成され
ていく過程で、展開に比較的時間がかかる特定種の中間
コードの数が所定の基準を越えて多くなった場合 例えば、印刷情報30として[ABC」という全角文字
が文字飾り無しで入力された場合、ワードタイプの標準
型のコード名51が記載され、その後に1ページのどこ
に展開されるかという座標と、「A][B][C]とい
う文字フォントのビットマップが格納されているROM
上のアドレスが書込まれる。その後、印刷情報処理及び
保持部37によって順次これらの中間コードは保持され
ていく。この場合、圧縮は必要ないと判断され、次の印
刷情報30の処理に進む。
【0050】しかし、文字情報が大量に含まれていた場
合、あるいは処理対象の仮想バンドに大量の中間コード
が入っていた場合等では、1つの仮想バンドの全ての中
間コードの容量が展開したビットイメージよりも大きく
なってしまう、或は、容量は問題ないがその後の展開に
おいて極めて処理時間がかかるという理由から圧縮が必
要であると判断し、該当する仮想バンドの情報は印刷情
報展開圧縮部35へと送られる。
【0051】印刷情報展開圧縮部35では、処理対象の
仮想バンド用に既に作成された中間コードはビットイメ
ージに展開し、さらにそれ以降の印刷情報30に関して
は中間コード化せずに直接ビットイメージに展開してい
き、仮想バンドの全ての情報がビットイメージに展開さ
れた時点で所定の圧縮方法により圧縮処理が行われる。
例えば、ラングレス圧縮法を用いた場合、下記のように
なる。
【0052】元データ00111111 圧縮後データ0216 これはxがデータの数値を、Nが繰り返し数を示してい
るとして一般的に表すると{xN}という記述である。
圧縮処理によってできるのが圧縮済みビットイメージデ
ータである。
【0053】その後、第2の中間コード作成部36によ
り圧縮済みビットイメージデータを管理するための中間
コードが作成される。この中間コードこそが図5(C)
に示す圧縮型であり、この仮想バンドを管理するために
一つだけ作成される。
【0054】なお、この図のように同じバンドバッファ
内にビットマップイメージや文字が混在している場合
は、処理方法に以下の2つが考えられるが作業用メモリ
22をなるべく使わないようにすることが重要であるこ
とから、(1)の方法を採用している。
【0055】(1)文字データや図形データが混在する
一つの仮想バンドをまるごとビットイメージに展開し、
圧縮し、一つの中間コードで管理する方法(この方法だ
と、作業用RAMの圧縮データのメモリは多く必要とな
るが、中間コードのメモリの方は比較的少なくてす
む)。
【0056】(2)文字データや図形データが混在する
一つのバンドバッファにおいて、展開に時間のかかる中
間コードや、多くの容量を必要とする中間コードのみを
選択的にビットイメージに展開し、圧縮し、他の情報は
中間コードのままで管理する方法(この方法だと、作業
用メモリ202の圧縮データの容量は比較的少なくてす
むが、中間コードのメモリの方が逆に比較的多く必要と
なる)。
【0057】上記のデータの作業用メモリ22への書込
みの方法としては、図3に示すように作業用メモリ22
のアドレス番号の例えば低いところから昇順に中間コー
ドを記入し、一方、アドレス番号の高いところから降順
に圧縮済みビットイメージを書込んでいくことが考えら
れる。その際、まだ使われていない中間辺りの領域でそ
の他の展開処理などを行えばよい。
【0058】なお、圧縮方法をデータの種類に応じて取
捨選択することで更にメモリの使用効率を上げることが
可能であることはいうまでもない。
【0059】いままでの処理によって通信経路を通じて
送られてきた印刷情報30を印刷情報処理及び保持部3
7のRAMによって加工し、必要なデータは中間コード
又は圧縮済みビットイメージに変換して、記憶する保存
処理が完了する。1ページ分の印刷情報30に対する保
存処理が終わった時点で作業用メモリ22には、1ペー
ジ内の全ての中間コードと必要に応じた圧縮済ビットイ
メージの保存が完了している。この後、後述する処理に
よってプリンタエンジンへのビットイメージの転送が行
われるが、その間にRAMの空いた領域を用いて次のペ
ージの保存処理が行われる。1ページのプリンタエンジ
ンへの転送が終わった時点で今度は次のページの転送に
入り、更にその間に次の次のページの保存処理が行われ
ていく。このようにして効率よくローテーションが行わ
れていく。
【0060】さて、以上のようにして各ページの保存処
理が行われている間、各ページ内で圧縮済ビットイメー
ジへの変換処理(以下、圧縮処理という)が行われた回
数を圧縮回数処理部45が計数している。即ち、圧縮回
数処理部45は、各ページ毎に、その保存処理において
印刷情報展開圧縮部35が中間コード又は印刷情報をビ
ットイメージに展開してこれを圧縮した回数(つまり、
圧縮済ビットイメージにした文字や図形等の個数であ
り、以下、「圧縮回数」という)を計数する。そして、
各ページ毎の圧縮回数の計数値が所定の閾値回数に達し
てしまうと、圧縮回数処理部45はカウントアップ信号
48をメッセージ表示部47に出力する。
【0061】圧縮回数処理部45からカウントアップ信
号47が出力されると、これは、1ページ当たりの圧縮
回数が非常に多くなっているために保存処理に多大な時
間がかかっていることを意味する。この多大な処理時間
の1つの主たる原因は、RAMの容量が小さいために1
ページを全て中間コードに変換しで保持するのに必要な
十分な容量のバンドバッファ13又は作業用エリア22
が確保できないことにあり、これを解消するにはRAM
を増設すればよい。そこで、圧縮回数処理部45からカ
ウントアップ信号47が出力されると、メッセージ表示
部47が所定のメッセージをプリンタの液晶表示器又は
ホストコンピュータのディスプレイなどを用いて表示す
る。このメッセージは、快適な印刷環境を作るためにR
AMの増設が好ましいことをユーザに知らせるためのも
ので、例えば「この印刷は非常に時間がかかり、時間を
短縮するためにはメモリの増設が必要です」といったも
のである。
【0062】このメッセージ表示は、ユーザの注意を喚
起するのに適当な時期に適当な長さの時間だけ行われ
る。例えば、カウントアップ信号47が出力された時に
一定時間だけ表示する、或は、カウントアップ信号47
が一旦出力された時点からそのページの保存処理又は印
刷が終了するまでの間、継続的に又は間欠的に表示す
る、或は、その文書全体の印刷が完了するまで継続的に
又は間欠的に表示する、等の方法が採用し得る。
【0063】なお、このメッセージ表示を行うための別
の構成として、上記した圧縮回数処理部45に代えて又
はこれに加えて、図4に破線で示すようなタイマー処理
部44を設けてもよい。このタイマー処理部44は、各
ページの印刷情報30が印刷情報受信部31に入った時
点で各ページに関する時間計数をスタートし、各ページ
の保存処理が完了するまで各ページに関する時間計測を
続けようとし、その間に、その時間計数値が予め規定し
た閾値時間に達してしまうと、タイムアップ信号46を
メッセージ表示部47に出力する。このタイムアップ信
号46を受けると、メッセージ表示部47は、前述のカ
ウントアップ信号47を受けた場合と同様に、上記メッ
セージを上記の適当な方法で表示する。
【0064】次に、以上のようにして保存した中間コー
ドと圧縮済みビットイメージをビットイメージに展開
し、プリンタエンジンへと転送する過程について説明す
る。
【0065】中間コード解釈判定部38では、中間コー
ドのコード名51を読み取り、まず圧縮データであるか
どうかを解釈判定する。そこで圧縮データでない場合
は、非圧縮データ展開部39へと進み、圧縮データであ
った場合は圧縮データ伸張部40へと進む。
【0066】非圧縮データ展開部39では処理対象の仮
想バンドに含まれる中間コードの管理する情報を基にし
て、あるソースデータをビットイメージに展開し、これ
を展開用記憶部41、具体的にはRAM上の所定の物理
バンド13の指定の位置に書込む。このようにして作成
される仮想バンドのビットイメージは、出力の際に用い
られるプリンタエンジンの解像度と1対1に対応してい
るものであり、この時点で文字データであるか、ベクト
ルの図形データか、ビットイメージの図形データかは区
別が無くなる。
【0067】一方、圧縮データ伸張部40においては、
前記印刷情報処理及び保持部37のRAMによって保存
されている圧縮ビットイメージを所定の伸張方法によっ
て伸張していき、そのデータを処理対象の仮想バンドに
含まれる中間コードの管理する情報を基にして展開用記
憶部41の物理バンド13に書込んでいく。このように
して作成される仮想バンドのビットイメージも勿論、出
力の際に用いられるプリンタエンジンの解像度と1対1
に対応している。
【0068】以上の過程を経て処理対象である仮想バン
ドのすべての印刷情報30は、前記展開記憶部41の物
理バンド13に書込まれ、揃ったところでビットイメー
ジデータ転送部42により一気にプリンタのプリンタエ
ンジンに出力される。
【0069】以上によってRAMに保存されている中間
コードと圧縮済ビットイメージはビットイメージに変換
され、プリンタエンジンへと転送される転送処理が完了
する。
【0070】図6は本実施例における1ページ分の印刷
情報30の作業用メモリ22への保存処理の流れを示す
保存処理のフローチャートである。
【0071】ホストより送られてきた印刷情報30はR
AM上の受信バッファ23にて順次受信されていく(S
61)。次に、そこからの情報が情報解析部32により
順番に作業用メモリ22に取り込まれ、中間コードの作
成に入る(S62)。これを作成していく過程で圧縮す
る必要が生じたら(S63)、まず、該当する仮想バン
ドのための作成済の中間コードを全て作業用メモリ22
の中でビットイメージに展開し(S64)、次に、受信
バッファ23から該当する仮想バンドの後続の印刷情報
30を取り込み(S65)、これを中間コードに変換せ
ずに直接的に作業用メモリ22上でビットイメージに展
開する(S66)。
【0072】この仮想バンドについてのビットイメージ
が全て揃ったところで、これを圧縮して作業用メモリ2
2に保存する(S68)。このとき、1つの文字や図形
等を圧縮する度に圧縮回数を1回づつ増加させていき
(S69)、圧縮回数を計数する。該当する仮想バンド
のビットイメージの圧縮及び保存が完了すると、、再び
RAM上の受信バッファ23から次の仮想バンドについ
ての印刷情報30を受信する。
【0073】1ページ分の保存処理が終了しないうちに
圧縮回数が規定の閾値を越えると(S70、S71)、
前述のメッセージを表示する。
【0074】図7及び図8は、タイマー処理部44によ
ってメッセージ表示を行うか否か判断する構成における
1ページ分の保存処理の流れを示したものである。
【0075】この場合には、図7に示すように、ホスト
から1ページ分の印刷情報の入力が開始された時点で監
視タイマーをスタートさせ(S73)、そして、既に説
明した図6の場合と同様の保存処理を開始し、1ページ
分の保存処理が完了するまで監視タイマーは作動する。
監視タイマーは定期的に割り込み信号を発生し、この割
り込みにより、図8に示すタイマー処理が実行される。
タイマー処理では、時間計数値を増加させ(S81)、
この計数値が規定の閾値に達したなら(S82)、前述
のメッセージを表示する(S83)。
【0076】以上のように、本実施例では、1ページ分
の印刷情報を中間コードに変換して、又は必要に応じて
圧縮済ビットイメージに変換してRAMに保存する過程
で、圧縮回数又は処理時間を監視してRAMの容量が十
分か否かを判断し、十分でない場合には、メッセージを
出力することによりユーザに対しRAMの増設を提案す
るようになっている。この提案を無視するか否かはユー
ザの自由ではあるが、頻繁にこのメッセージが表示され
るようであれば、そのユーザの一般的な使用条件に対し
てRAMの容量が不十分であることを意味するから、そ
の提案に従ってRAMを増設することにより、ビットイ
メージ圧縮の機会を減少させて従来より短時間で印刷処
理を完了させ得るようになる。従って、ユーザにとっ
て、自己の使用条件に適するように印刷装置のメモリ容
量を調整することが容易となる。
【0077】尚、上述の実施例は、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内で種々の変形を加えることができる。例え
ば、印刷情報をメモリに保持する形式として、上記実施
例のようなバンド単位の中間コード及び圧縮済みビット
イメージの形式だけでなく、ページ単位の中間コード及
び圧縮済みビットイメージの形式や、ビットイメージ及
び圧縮済みビットイメージの形式等を採用することがで
きる。
【0078】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
【0079】図9は、本発明の第2の実施例の全体構成
を示す。
【0080】このシステムは、図9に示すように、ホス
ト装置110、画像形成装置120及び画像表示出力装
置140を備える。なお、一般的なコンピュータシステ
ムにおいては、ホスト装置110は、例えば、パーソナ
ルコンピュータであり、画像形成装置120は、プリン
タ内部の制御回路又はディスプレイへの信号出力回路で
あり、また、画像表示出力装置140は、プリンタのプ
リントエンジン又はディスプレイである。
【0081】画像形成装置120は、データ受信部13
0、コマンド解析部131、画像形成部132、メモリ
管理部133、画像表示部134、システムヒープとし
てのメモリ170、アプリケーションヒープとしてのメ
モリ171及び表示バッファ172を備える。
【0082】画像形成部132は、サイズ限界判定部1
50、面積限界判定部151及び実画像作成部152を
備える。また、メモリ管理部133は、同期解放部16
0、メモリ圧縮部161及びデータ変換部162を備え
る。
【0083】以下、各部の機能を説明する。
【0084】データ受信部130は、ホスト装置110
からのデータを受信して、メモリ171内に設定された
受信バッファに蓄積する。コマンド解析部131は、こ
の受信バッファに蓄積されたデータを読出し解析し、対
応する描画要求を画像形成部132に送出する。なお、
上記描画要求とは、画像形成部132が有する種々の描
画関数を呼出すための一連のファンクションコールによ
って構成される。
【0085】画像形成部132は、処理対象となる1ペ
ージを複数本のバンドに分割し、各バンド単位で、コマ
ンド解析部131からの描画要求を中間コードに変換す
る。この中間コードは、メモリ管理部133を通してメ
モリ171に登録される前に、サイズ限界判定部150
及び面積限界判定部151によってチェックされる。
【0086】サイズ限界判定部150は、各バンドの中
間コードのデータサイズが実画像のデータサイズを超え
ているか否かを判定するもので、中間コードのデータサ
イズを予め設定されている閾値と比較することにより判
定する。なお、閾値としては、例えば、処理対象のペー
ジの最大ブロックサイズをそのページのバンド本数で割
って得られた値に所定の係数を掛けて得られた値を用い
る。
【0087】面積限界判定部151は、後述する画像表
示部134による中間コードから実画像への変換(描画
処理)が、画像表示出力装置140の画像形成動作に対
して時間的に間に合わなくなって画像形成が失敗(オー
バーランエラー)する可能性があるか否かを判定するも
ので、予め、画像形成が失敗しない限界面積を算定し、
この限界面積と中間コードにより指定される描画面積と
を比較することにより判定する。ここで、上記限界面積
とは、或るバンドに対して規定時間内に描画可能な面積
を指す。なお、この面積は、例えば、各中間コードの評
価関数を求め、この評価関数から得られる、各中間コー
ドについて論理演算、シフト処理、マスク処理、拡大処
理等の全ての手続が1バンド展開に許される描画時間内
で実行可能である描画面積のことである。
【0088】これらサイズ限界判定部150及び面積限
界判定部151による判定の結果、中間コードが実画像
のデータサイズを超えることなく且つオーバランエラー
の可能性もない場合には、中間コードはそのままメモリ
管理部133によってメモリ171に登録される。一
方、中間コードが実画像のデータを超えている場合、又
はオーバランエラーの可能性がある場合には、その中間
コードは実画像作成部152に渡される。実画像作成部
152は、その中間コードを完全なビットマップ形式の
実画像データに変換する(以下、この変換を「事前展
開」という)。事前展開された実画像データは、メモリ
管理部133によってメモリ171に登録される。
【0089】メモリ管理部133は、画像形成部132
によって作成された中間コード又は事前展開された実画
像データを、メモリ171に登録する。この登録に際し
て、メモリ管理部133は、登録に必要な容量の空きメ
モリ領域をメモリ171内で検索してこれを確保するこ
とを試みる。この空きメモリ領域の確保に成功すれば、
上記登録は正常に行われる。しかし、十分な容量の空き
メモリ領域が確保できない場合には、メモリ管理部13
3内の同期解放部160が呼出される。
【0090】同期解放部160は、空きメモリ領域が確
保できなかったときに起動されて、画像表示出力装置1
40への表示待ちデータがメモリ171中に存在するか
否かをチェックする。このチェックの結果、存在すると
判定した場合には、画像表示出力装置140への表示が
終了した時点で、上記データを、表示済みデータとして
解放(=メモリ171から消去)することにより、メモ
リ171内の空きメモリ領域を増加させる。一方、上記
チェックの結果、表示待ちデータが存在しないと判定し
た場合や、表示済みデータを解放しても未だ十分な空き
メモリ領域が確保できない場合には、次にメモリ圧縮部
161が呼出される。
【0091】メモリ圧縮部161は、メモリ171に蓄
積されているバンド単位の中間コードをメモリ171上
に事前展開するために、該中間コードを実画像データに
変換した後、該実画像データを圧縮し、これによりメモ
リ171内の空きメモリ領域を増大させる。しかし、実
画像データの圧縮だけでは十分な空きメモリ領域の増大
が得られない場合は、メモリ圧縮部161は、後述する
データ変換部162を呼出して実画像データを渡すこと
により、この実画像データを圧縮しやすい形態のデータ
に変換してもらい、その後に、この圧縮し易い形態のデ
ータに対して圧縮を試みる。後に詳述するように、デー
タ変換部162によるデータ変換は、複数通りの変換方
法を選択的に用いながら複数回行えるようになってお
り、回を重ねるごとに徐々に圧縮率が高まり易くなるよ
う、段階的に変換方法が選択できるようになっている。
【0092】従って、メモリ圧縮部161は、まず初段
階のデータ変換方法を選択して、その方法により変換さ
れたデータに対して圧縮を試み、その結果、メモリ17
1内の空きメモリ領域が確保できれば、圧縮成功と判断
してその圧縮処理を完了させるが、未だ空きメモリ領域
が確保できない場合には、更に圧縮率が高まり易い次段
階の変換方法を選択して、その方法により変換されたデ
ータに対して圧縮をデータ試み、空きメモリ領域が確保
できたか否かをチェックする、という動作を、十分な容
量の空きメモリ領域が確保できるまで繰り返す。
【0093】しかしながら、上記動作を最終段階の変換
方法まで繰り返したが依然として空きメモリ領域が確保
できなかった場合には、メモリ圧縮部161は、空きメ
モリ領域が確保できなかったことを示すエラーを、コマ
ンド解析部131に出力する。
【0094】また、このメモリ圧縮部161は、圧縮済
みの実画像データを表示又は印刷する時、又は、空きメ
モリ領域が増大して圧縮した形で蓄積しておく必要が無
くなった時には、メモリ171内の圧縮済みの実画像デ
ータを元の中間コードに伸張する。
【0095】データ変換部162は、メモリ圧縮部16
1から要求があったときに、メモリ171内の実画像デ
ータを圧縮しやすい形態のデータに変換する。このデー
タ変換部162には、徐々に圧縮率が高まり易くなるよ
うな複数段階の変換方法が用意されていて、メモリ圧縮
部161から指定された変換方法が選択される。
【0096】ここで、圧縮しやすい形態のデータとは、
繰り返しパターンが元のデータより多く出現する形態の
データである。そして、徐々に圧縮率が高まり易くなる
ような複数段階の変換方法とは、繰り返しパターンの出
現頻度が徐々に高くなるような複数段階の変換方法のこ
とである。
【0097】より具体的に説明すれば、線画やテキスト
のような2値画像に関しては、例えば、 画像の横方向の空間周波数だけを低下させる、 縦方向の空間周波数だけを低下させる、 横と縦の両方向の空間周波数を低下させる、といった
3種類の変換方法が挙られる。尚、上記空間周波数と
は、画像を構成するドットパターンの目の細かさ、つま
りドットパターンが変化する最小画素数のことであり、
実質的な解像度ともいえる。このように、横(又は縦)
方向だけ目を荒くする→縦(又は横)方向だけ目を荒く
する→両方向とも目を荒くする、というように変換方法
を順番に選択することにより、徐々に繰り返しパターン
の出現頻度が高くなるような形態のデータを段階的に得
ることができる。尚、目の荒くさせ方、つまり空間周波
数の低下のさせ方も、元の画像の1画素単位から、2画
素単位→3画素単位→…というように、段階的に行うよ
うにしてもよい。
【0098】尚、ここで注意すべきことは、空間周波数
つまり実質的な解像度を低下させても、画像のサイズつ
まり縦横の画素数つまり形式的な解像度は変化させない
ということである。例えば、元の画像の解像度が600
dpi×600dpiであった場合、縦横両方向の空間
周波数を1/2に低下させた変換を行ったと仮定する。
この場合、変換後の画像でも、そのサイズつまり形式的
な解像度は600dpi×600dpiで同じであり、
ただ、画像内のドットパターンの変化ステップつまり実
質的な解像度が、元の画像では1ドット単位であったの
に対し、変換後の画像では2ドット単位(300dpi
相当)となっている。
【0099】他方、写真のようなハーフトーン画像に対
する複数段階の変換方法としては、例えば、階調数の異
なる複数種のハーフトーン用ドットパターン(図15及
び図16参照)を用意しておいて、これを段階的に使い
分けることにより、元の画像データを、指定された階調
数のハーフトーン用ドットパターンで表現した画像デー
タに変換する方法がある。この方法については、後に詳
細に説明する。
【0100】さて、このようにしてデータ変換部162
が元の実画像データを圧縮しやすい形態のデータに変換
すると、既に述べたように、この圧縮しやすい形態のデ
ータがメモリ圧縮部161に送られて圧縮される。
【0101】画像表示部134は、メモリ171内の画
像データをバンド単位で読み出して実画像データの形式
で表示バッファ172に展開する。その際、その画像デ
ータが中間コードの形式でメモリ171に登録されてい
るときには、その中間コードを読み出して実画像データ
に変換した後、これを表示バッファ172に展開する。
一方、その画像データが実画像データの形式でメモリ1
71に登録されているときには、それを読み出してその
まま表示バッファ172に展開する。また、その画像デ
ータが圧縮されたデータである場合は、これを実画像デ
ータに伸張して表示バッファ172に展開する。表示バ
ッファ172に展開された実画像データは、画像表意時
出力装置140に送出されて、表示或いはプリントアウ
トされる。
【0102】以下、上記構成中の主要部の機能をより詳
細に説明する。
【0103】図10は、コマンド解析部131における
コマンド解析処理のフローチャートを示す。
【0104】図10において、まず、メモリ170内の
受信バッファからデータを読み出し(ステップS20
1)、ホスト装置110から送出されたコマンドを解析
する(ステップS202)。この解析の結果、上記コマ
ンドが描画コマンドであると認識すると(ステップS2
03)、対応する描画要求を画像形成部132に対して
発行する(ステップS204)。一方、ステップS20
2におけるコマンド解析の結果、描画コマンドでないと
認識すると、描画コマンド以外のコマンドとして相応の
処理を行うこととなる(ステップS205)。
【0105】図11は、画像形成部132における画像
形成処理のフローチャートを示す。
【0106】図11において、まず、コマンド解析部1
31からの描画要求に従い、バンド毎に、呼出された描
画関数を用いて、例えばテキストの個々の文字のビット
マップを作る、個々の文字のページ内で位置情報を計算
する、図形のパスデータや位置情報を計算する等の画像
形成処理を行い(ステップS206)、この結果に基づ
いて中間コードを作成する(ステップS207)。
【0107】次いで、この中間コードのデータサイズが
実画像データのデータサイズを超えているか否かの判定
を行い、結果が否であれば、更に、その中間コードに関
してオーバランエラーにならない限界面積を算定し、そ
の中間コードが指定する描画面積が算定した限界面積を
超えているか否か判定する(ステップS208)。その
結果、もし、中間コードのデータサイズが実画像のデー
タサイズを超えている、又は、中間コードの描画面積が
限界面積を超えている場合には、その中間コードを実画
像データに変換し(ステップS209)、この実画像デ
ータをメモリ171に登録することをメモリ管理部33
に要求する(ステップS210)。
【0108】一方上記判定結果がいずれも否である場合
には、ステップS207で作成した中間コードをそのま
まメモリ171に登録することをメモリ管理部133に
要求する(ステップS210)。
【0109】図12は、メモリ管理部133におけるメ
モリ確保処理のフローチャートを示す。
【0110】図12において、まず、登録の要求された
中間コード又は実画像データのデータサイズに相当する
空き領域をもつブロックを、メモリ171中から検索す
る(ステップS310)。この検索の結果、空き領域が
見つかったら(ステップS311)、空き領域のポイン
タをコマンド解析部131に返すことにより、メモリ確
保成功で終了する(ステップS312)。
【0111】一方、ステップS310での検索の結果、
そのデータサイズの空き領域が見つからないときは、次
に画像表示出力装置140へ出力処理中のバンド(=表
示画像)がメモリ171内にあるか否かチェックし(ス
テップS313)、表示画像がある場合はその表示終了
を待って(ステップS314)、表示終了した画像のデ
ータを解放し(ステップS315)、その後に、空き領
域の再確保を試みる(ステップS310)。
【0112】一方、ステップS313において表示画像
がないと判断した場合は、メモリ圧縮要求をメモリ圧縮
部161に出す(ステップS316)。その結果、メモ
リ圧縮が成功すると、メモリ171に空き領域ができた
可能性があるので、再度空き領域確保を試みる(ステッ
プS310)。一方、メモリ圧縮が失敗した場合には、
メモリエラーをコマンド解析部131に出力する。
【0113】図13は、メモリ圧縮部161におけるメ
モリ圧縮処理のフローチャートを示す。
【0114】図13において、まず、メモリ171内に
圧縮可能なデータ(つまり、メモリ171上に事前展開
するために中間コード形式から実画像に変換されたデー
タ)があるか否かを調べる(ステップS420)。調べ
た結果、あると判断した場合には、該実画像データ(即
ち、元画像データ)を圧縮する(ステップS421)。
次に、ステップS423でのデータ圧縮に成功したか否
か(つまり空きメモリ領域が確保できたか否か)を調べ
(ステップ422)、成功したと判断した場合には、圧
縮が成功した旨をコマンド解析部131に通知する(ス
テップS423)。
【0115】一方、ステップS422で圧縮が失敗した
(つまり空きメモリ領域が確保できなかった)と判断し
た場合には、次に、元の実画像データを圧縮し易い形態
のデータへ変換してから圧縮するための処理に入る。
【0116】まず、データ変換部162を呼出し、圧縮
しやすい形態にするためのデータ変換方法が指定できる
か否かを調べる(ステップS426)。即ち、既に述べ
たように、段階的な複数種類の変換方法が用意されてい
るから、その中で未だ試みてない段階の変換方法が有る
か否かを調べる。このチェック結果は最初は当然にYE
Sとなる。そこで、まず、データ変換部162に対し
て、初段階の変換方法を指定して(テップS425)、
その変換方法による元画像データの変換を要求する(ス
テップS426)。その後、データ変換部162により
変換されたデータを受取り、これを圧縮し(ステップS
421)、続いて、このデータ圧縮に成功したか否かを
調べる(ステップS422)。その結果、圧縮に成功し
すれば、圧縮が成功した旨をコマンド解析部131に通
知する(ステップS423)。
【0117】しかし、依然として圧縮に失敗した場合
は、更に圧縮しやすい形態のデータに変換した後に圧縮
するために、再びステップS424へ進んで、次段階の
データ変換方法があるか否かを調べ、次段階の変換方法
があれば、それを用いたデータ変換を要求し、変換後の
データを圧縮し、そして圧縮成功か否かをチェックする
(ステップS425、S426、S421、S42
2)。
【0118】このように、より圧縮しやすい形態へと段
階的に元画像データを変換して圧縮する、という動作を
圧縮が成功するまで、つまり空きメモリ領域が確保でき
るまで繰り返す。これにより、圧縮率が段階的に徐々に
高められて行く。特に、この段階が多い場合は、実質的
に無段階に近い形で高められていく。結果として、必要
十分な圧縮率で圧縮が行われることになり、画質の低下
も必要最低限度に抑えられる。
【0119】他方、最終段階のデータ変換方法で変換し
圧縮したが依然として圧縮失敗に終わった場合は、ステ
ップS424でこれ以上の変換方法が指定できないと判
断し、圧縮が失敗した旨をコマンド解析部131に通知
する(ステップS427)。同様に、ステップS420
で圧縮可能なデータがなかった場合にも、圧縮が失敗し
た旨をコマンド解析部131に通知する(ステップS4
27)。
【0120】図14は、データ変換部162におけるデ
ータ変換処理のフローチャートを示す。ここでは、元画
像データが写真のようなハーフトーン画像である場合を
例にあげて説明する。この場合、データ変換方法の指定
は、ハーフトーン画像の階調数を指定することにより行
われる。この例では、初段階で5階調が指定され、次段
階で17階調が指定されるものとする。
【0121】図14に示すように、まず、元画像データ
の最初のバイトから順に(ステップS501)、指定さ
れた階調数に対応するデータを切出して階調化し(ステ
ップS502)、指定された階調数に対応するハーフト
ンテーブル(後述の図15、16に示すようなドットパ
ターンが格納されている)から対応するドットパターン
を取り出し、元画像データと置き換える(ステップS5
03)。そして、ステップS501で元画像データの最
終バイトに達したと判断すると、元画像データの変換が
終了したことをメモリ圧縮部161に通知する(ステッ
プS504)。
【0122】尚、上記ハーフトーンテーブルとは、後述
の図15及び図16に示す5階調用及び17階調用のド
ットパターン607、707と、元の画像データのドッ
トパターンとの対応関係を表したテーブルであり、予め
プロブラムされている。このテーブルの対応関係に従っ
て元画像データを5階調用又は17階調用のドットパタ
ーン607又は707に置き換えることにより、元画像
データを5階調化又は17階調化した圧縮しやすい形態
のデータに変換することができる。
【0123】以下、このデータ変換について、より具体
的に説明する。
【0124】図15は初段階で5階調が指定された場合
の変換過程の説明図であり、図16は第2段階で17階
調が指定された場合の変換過程の説明図である。
【0125】図15において、5階調化した圧縮し易い
形態のデータとは、符号603で示すような2×2画素
の4画素マトリックスを1個のハーフトーン領域と定義
して、この1個のハーフトーン領域の濃度を、符号60
7に示す5種類のドットパターンを用いて5階調で表現
するようにした形態のデータをいう。この5階調化デー
タは、本来は、個々のハーフ領域の濃度値(0〜4)に
対し、符号605で示すようなディザマトリクスを適用
することにより作られるものであるが、このデータ変換
では上述のように、予め用意したハーフトーンテーブル
に従って単純にパターンの置き換えを行うことにより作
成される。
【0126】この5階調化データでは、符号604で示
すように第1バイト及び第2バイトの2バイトによって
4個のハーフトーン領域が形成されており、よって、符
号601で示すように1バイト中には4個のハーフトー
ン領域の上半分又は下半分が割り当てられる。そして、
個々のハーフトーン領域の上半分又は下半分の2画素が
とり得るドットパターンのバリエーションは、符号60
7で示す5種のパターンから判るように、上半分及び下
半分共に「00」、「01」、「11」の3種類であ
る。従って、1つのバイトでは、3×3×3×3=81
種類のドットパターンが形成され得ることになる。
【0127】一方、図16において、17階調化した圧
縮し易いデータとは、符号703で示すような4×4画
素の16画素マトリックスで1個のハーフトーン領域を
定義し、1個のハーフトーン領域の濃度を、符号707
として一部例示したようなドットパターンを用いて17
階調で表現した形態のデータである。この17階調化デ
ータは、本来は、個々のハーフ領域の濃度値(0〜1
6)に対し、符号705で示すようなディザマトリクス
を適用することにより作られるものであるが、このデー
タ変換では上述のように、予め用意したハーフトーンテ
ーブルに従って単純にパターンの置き換えを行うことに
より作成される。
【0128】この17階調化データでは、符号704で
示すように第1バイト〜第4バイトの4バイトによって
2個のハーフトーン領域が形成されており、よって、符
号701で示すように1バイト中には2個のハーフトー
ン領域の1/4部分が割り当てられる。そして、個々の
ハーフトーン領域の1/4部分の4画素が取り得るドッ
トパターンは、以下のようになる。
【0129】 第1バイト 「0000」、「0100」、「0110」、「011
1」、「1111」 第2バイト 「0000」、「0010」、「0110」、「011
1」、「1111」 第3バイト 「0000」、「0010」、「0110」、「111
0」、「1111」 第4バイト 「0000」、「0010」、「0110」、「011
1」、「1111」 従って、1/4部分がとり得る全てのパターンは「00
00」、「0010」、「0100」、「0110」、
「0111」、「1110」、「1111」の7種類で
あるから、1バイトがとり得るパターンのバリエーショ
ンは7×7=49種類となる。但し、「0010」と
「0100」の組合せの2種類と、「0111」と「1
110」の組合せの2種類と、「0100」と「111
0」の組合せの2種類の合計6種類の組合せは、実際に
は出現しないので、実際に1バイト中に出現するパター
ンは49−6=43種類である。
【0130】以上の考察に基づいて、次に、5階調化デ
ータと17階調化データとを比較すると、1バイトに出
現するドットパターンが、5階調化データでは81種類
であるのに対し、17階調化データでは43種類であ
る。つまり、17階調化データの方が、5階調化データ
よりも出現するドットパターンの種類が少ないことにな
る。ここで、ドットパターンの種類が少ないほど、隣り
合うバイト同士のパターンが一致する確率が高くなる、
つまり繰り返しパターンの出願頻度が高くなるから、よ
り圧縮し易いことになる。従って、5階調化データより
も、17階調化データの方が、より圧縮し易いデータ形
態であるといえる。
【0131】一般には、高階調化すればするほど、より
圧縮し易いデータとなり得るので、圧縮率が高くなる。
その反面、形式的な解像度を変えずに高階調化するた
め、1個のハーフトーン領域の面積が大きくなってドッ
トパターンの目が荒くなり、画質が低下することにな
る。しかし、人間の肉眼で見て顕著な画質低下を感じな
い範囲内で、高い階調化を行えば実質的に問題となる画
質低下を引き起こすことなく、圧縮率を高めることがで
きる。実際、600dpi×600dpiの元画像に対
して、5階調化と17階調化とを行ってみたところ、肉
眼で見て明らかな画質劣化は認められなかった。
【0132】尚、以上はハーフトーン画像についてのデ
ータ変換であるが、線画やテキストのような2値画像に
ついては、既に述べたように、縦横の一方向又は両方向
の空間周波数を段階的に低下させることにより、圧縮し
易いデータに変換する。個々の変換方法の具体内容につ
いては、当業者であれば格別の説明なく理解できるであ
ろうから、その説明は省略する。
【0133】このようにして、データ変換部162は、
元の画像データを段階的により圧縮しやすい形態のデー
タに変換していく。この場合、最終段階の変換方法は、
プリントアウト後の画像と元画像との間の差異が人間の
肉眼によって顕著な差異と識別されない限界に設定され
る。
【0134】以上説明したよに、この実施例は、中間コ
ードから実画像データに変換されてメモリ171上に事
前展開される実画像データのサイズが、メモリ171の
空き領域よりも大きいと判定された場合、プリントアウ
ト後の画像と元画像との間の差異が人間の肉眼によって
顕著な差異と識別されない限界まで、元画像データを段
階的に圧縮し易い形態の画像データに変換し、これを圧
縮する。その結果、画質を大きく低下させることなく、
実質的に無段階に近い圧縮率調節の下で必要最小限度の
データ圧縮を行って、メモリ不足を解消することができ
る。
【0135】また、元画像データを圧縮し易い形態のデ
ータに変換する場合、形式的な解像度は変化させないの
で、プリントエンジンやメカニズムコントローラは単一
の解像度に対応したもので十分である。
【0136】また、変換されたデータの圧縮は、主とし
て同一パターンの繰り返しに着目して圧縮する方法で行
うため、圧縮後のデータ中から元のデータを復元するの
に必要なデータまで消去してしまう虞は小さく、実質的
に可逆的な圧縮である。従って、データ変換に起因する
画質劣化は許容せざるを得ないが、そのデータ変換の画
質劣化を実質的に問題のない範囲に抑えておけば、高画
質の画像を復元することができる。
【0137】以上説明した内容は、あくまで本発明の代
表的な実施例に関するものであって、本発明が上記内容
のみに限定されることを意味するものでないのは勿論で
ある。例えば、第2実施例で説明した5階調化や17階
調化などのデータ変換は単なる例示にすぎす、本発明の
趣旨を逸脱することなく他の種々のデータ変換方法を採
用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の画像データ処理システムの機能ブロック
図。
【図2】本発明の第1の実施例におけるバンド方式の処
理の概念を説明する図。
【図3】同実施例におけるRAMの内部の構成を示す
図。
【図4】同実施例の構成を示す図。
【図5】中間コードの展開形式による分類を示す図。
【図6】同実施例における1ページ分の印刷情報300の
保存処理を示すフ ローチャート。
【図7】同実施例における1ページ分の印刷情報300の
保存処理の変形例 を示すフローチャート。
【図8】同変形例におけるタイマー処理を示すフローチ
ャート。
【図9】本発明の第2の実施例の全体構成を示すブロッ
ク図。
【図10】コマンド解析部による解析処理動作のフロー
チャート。
【図11】画像形成部による画像形成処理動作のフロー
チャート。
【図12】メモリ管理部によるメモリ確保処理動作のフ
ローチャート。
【図13】メモリ圧縮部によるメモリ圧縮処理動作のフ
ローチャート。
【図14】データ変換部によるデータ変換処理動作のフ
ローチャート。
【図15】5階調化した圧縮し易い画像データの説明
図。
【図16】17階調化した圧縮し易い画像データの説明
図。

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データをメモリに蓄積する装置にお
    いて、 画像データをメモリに格納する手段と、 前記メモリの空き領域が不足する可能性があるとき、前
    記画像データの少なくとも一部を圧縮する圧縮手段と、 前記圧縮手段が行った圧縮の処理量に関連する値を計数
    する圧縮計数手段と、 前記圧縮計数手が計数した数が所定の閾値を越えた時、
    ユーザに報知する報知手段と、 を備えたことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記値が、前記画像データの全てが前記メモリに格納さ
    れ終わるまでに、前記圧縮手段により圧縮されたデータ
    の量であることを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 前記値が、前記画像データの全てが前記メモリに格納さ
    れ終わるまでに、前記画像データの圧縮開始から経過し
    た時間であることを特徴とする画像データをメモリに蓄
    積する装置。
  4. 【請求項4】 画像データをメモリに蓄積する方法にお
    いて、 画像データをメモリに格納するステップと、 前記メモリの空き領域の容量が不足する可能性があると
    き、前記画像データの少なくとも一部を圧縮するステッ
    プと、 前記圧縮のステップで行われた圧縮の処理量に関連する
    値を計数するステップと、 前記計数のステップで計数された数が所定の閾値を越え
    た時、ユーザに報知するステップとを備えたことを特徴
    とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の方法において、 前記値が、前記画像データの全てが前記メモリに格納さ
    れ終わるまでに、前記圧縮のステップで圧縮されたデー
    タの量であることを特徴とする特徴とする画像データ圧
    縮方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の方法において、 前記値が、前記画像データの全てが前記メモリに格納さ
    れ終わるまでに、前記画像データの圧縮開始から経過し
    た時間であることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 画像データをメモリに蓄積する装置にお
    いて、 画像データを第1のデータ形式でメモリに格納する手段
    と、 前記画像データの各要素について、前記第1のデータ形
    式におけるデータサイズが、第2のデータ形式における
    データサイズを超えているか否かを判定する判定手段
    と、 前記判定手段の判定結果が肯定的であるとき、前記各要
    素を前記第1のデータ形式に代えて前記第2のデータ形
    式で前記メモリに格納するデータ形式変換手段と、を備
    えることを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の装置において、前記第1
    のデータ形式が中間コードであり、前記第2のデータ形
    式がビットマップデータであることを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 画像データをメモリに蓄積する方法にお
    いて、 画像データを第1のデータ形式でメモリに格納するステ
    ップと、 前記画像データの各要素について、前記第1のデータ形
    式におけるデータサイズが、第2のデータ形式における
    データサイズを超えているか否かを判定するステップ
    と、 前記判定のステップからの結果が肯定的であるとき、前
    記各要素を前記第1のデータ形式に代えて前記第2のデ
    ータ形式で前記メモリに格納するステップと、を備える
    ことを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の方法において、前記第
    1のデータ形式が中間コードであり、前記第2のデータ
    形式がビットマップデータであることを特徴とする方
    法。
  11. 【請求項11】 画像データをメモリに蓄積する装置に
    おいて、 前記画像データを蓄積するのに十分な容量の空き領域
    が、前記メモリ中にあるか否かをチェックするチェック
    手段と、 前記チェック手段からのチェック結果が否定的であると
    き、十分な容量の空き領域を作るために、前記メモリに
    既に蓄積されているデータ中から消去及び圧縮のいずれ
    かが可能なデータを選び、その選ばれたデータの消去及
    び圧縮のいずれかを行うデータ圧縮手段と、を備えるこ
    とを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 画像データをメモリに蓄積する方法に
    おいて、 前記画像データを蓄積するのに十分な容量の空き領域
    が、前記メモリ中にあるか否かをチェックするステップ
    と、 前記チェックのステップからの結果が否定的であると
    き、十分な容量の空き領域を作るために、前記メモリに
    既に蓄積されているデータ中から消去及び圧縮のいずれ
    かが可能なデータを選び、その選ばれたデータの消去及
    び圧縮のいずれかを行うステップと、を備えることを特
    徴とする方法。
  13. 【請求項13】 画像データを第1のデータ形式でメモ
    リに蓄積し、そして前記メモリから前記第1のデータ形
    式の画像データを読み出し第2のデータ形式に変換して
    出力する装置において、 前記画像データの各要素ついて、前記第1のデータ形式
    から前記第2のデータ形式に変換するための処理量に関
    連する値が所定の閾値を越えているか否かを判定する判
    定手段と、 前記判定手段からの判定結果が肯定的であるとき、前記
    各要素を前記第1のデータ形式に代えて前記第2のデー
    タ形式で前記メモリに蓄積するデータ形式変換手段と、
    を備えることを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の装置において、 前記第1のデータ形式が中間コードであり、前記第2の
    データ形式がビットマップデータであり、 前記値が、前記各要素の中間コードによって指定され
    る、前記各要素の描画面積であることを特徴とする装
    置。
  15. 【請求項15】 画像データを第1のデータ形式でメモ
    リに蓄積し、そして前記メモリから前記第1のデータ形
    式の画像データを読み出し第2のデータ形式に変換して
    出力する方法において、 前記画像データの各要素ついて、前記第1のデータ形式
    から前記第2のデータ形式に変換するための処理量に関
    連する値が所定の閾値を越えているか否かを判定するス
    テップと、 前記判定のステップからの結果が肯定的であるとき、前
    記各要素を前記第1のデータ形式に代えて前記第2のデ
    ータ形式で前記メモリに蓄積するステップと、を備える
    ことを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の方法において、 前記第1のデータ形式が中間コードであり、前記第2の
    データ形式がビットマップデータであり、 前記値が、前記各要素の中間コードによって指定され
    る、前記各要素の描画面積であることを特徴とする方
    法。
  17. 【請求項17】 画像データをメモリに蓄積する装置に
    おいて、 前記メモリの空き領域が不足する可能性があるとき、前
    記画像データを圧縮する圧縮手段と、 期待される圧縮率の異なる複数種のデータ形態から一つ
    のデータ形態を選択し、前記画像データの元のデータ形
    態を前記選択したデータ形態に変換するデータ変換手段
    と、を備え、 前記圧縮手段は、前記画像データを圧縮したとしても依
    然として前記メモリの空き領域が不足する可能性がある
    とき、前記データ変換手段に対し前記画像データのデー
    タ形態の変換を要求し、そして、前記データ変換手段に
    より変換された画像データを受けて再びこれを圧縮し、 前記データ変換手段は、前記要求を受ける度に、期待さ
    れる圧縮率が前回より1段階だけ高いデータ形態を選択
    することを特徴とする装置。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の装置において、 前記複数種のデータ形態が、縦方向及び横方向の一方及
    び双方の空間周波数において異なる複数種のビットマッ
    プデータであることを特徴とする装置。
  19. 【請求項19】 請求項17記載の装置において、 前記複数種のデータ形態が、表現し得る階調数において
    異なる複数種のビットマップデータであることを特徴と
    する装置。
  20. 【請求項20】 請求項17記載の装置において、 前記複数種のデータ形態が、それらデータ形態間の実画
    像上での差異が肉眼で実質的に認識できない範囲内にあ
    ることを特徴とする装置。
  21. 【請求項21】 請求項17記載の装置において、 前記複数種のデータ形態が、形式的な解像度において同
    一であることを特徴とする装置。
  22. 【請求項22】 画像データをメモリに蓄積する方法に
    おいて、 前記メモリの空き領域が不足する可能性があるとき、前
    記画像データを圧縮するステップと、 期待される圧縮率の異なる複数種のデータ形態から一つ
    のデータ形態を選択し、前記画像データの元のデータ形
    態を前記選択したデータ形態に変換するステップと、を
    備え、 前記圧縮のステップにより前記画像データを圧縮したと
    しても依然として前記メモリの空き領域が不足する可能
    性があるとき、前記変換のステップにより前記画像デー
    タのデータ形態が変換され、そして、変換された画像デ
    ータが前記圧縮のステップにより再び圧縮され、 前記変換のステップでは、変換が繰り返される度に、期
    待される圧縮率が前回より1ランクだけ高いデータ形態
    が選択されることを特徴とする方法。
  23. 【請求項23】 請求項22記載の方法において、 前記複数種のデータ形態が、縦方向及び横方向の一方及
    び双方の空間周波数において異なる複数種のビットマッ
    プデータであることを特徴とする方法。
  24. 【請求項24】 請求項22記載の方法において、 前記複数種のデータ形態が、表現し得る階調数において
    異なる複数種のビットマップデータであることを特徴と
    する方法。
  25. 【請求項25】 請求項22記載の方法において、 前記複数種のデータ形態が、それらデータ形態間の実画
    像上での差異が肉眼で実質的に認識できない範囲内にあ
    ることを特徴とする方法。
  26. 【請求項26】 請求項22記載の方法において、 前記複数種のデータ形態が、形式的な解像度において同
    一であることを特徴とする方法。
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