JP2001160148A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JP2001160148A
JP2001160148A JP34253199A JP34253199A JP2001160148A JP 2001160148 A JP2001160148 A JP 2001160148A JP 34253199 A JP34253199 A JP 34253199A JP 34253199 A JP34253199 A JP 34253199A JP 2001160148 A JP2001160148 A JP 2001160148A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
processing
path information
drawing processing
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34253199A
Other languages
English (en)
Inventor
Michihiko Ota
充彦 太田
Takashi Hashizume
隆 橋詰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP34253199A priority Critical patent/JP2001160148A/ja
Publication of JP2001160148A publication Critical patent/JP2001160148A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 図形の描画処理をより高速に行うことが可能
な画像処理装置を提供する。 【解決手段】 資源予測部15は、描画する図形の経路
を示すPATHコマンドが入力されるごとに、描画処理
時に使用するメモリ量を予測して加算してゆく。図形の
描画コマンドが入力されると、図形描画処理部14は、
資源予測部15で予測したメモリ量をもとに、可能であ
れば高速メモリ17を、容量が不足する場合には一時使
用メモリ16を選択してメモリ領域を確保する。資源予
測部15で予測したメモリ量をデータ量として判断し、
また、確保したメモリ領域が連続しているか否かなどに
応じて、描画処理を行う処理アルゴリズムを選択する。
そして、選択した処理アルゴリズムで描画処理を行い、
エッジリストをエッジリスト格納部18に格納する。以
後、ラスタライザ19でレンダリングし、レンダーイメ
ージを描画メモリ20を介して出力部3に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、描画する図形の経
路情報、及び、経路情報を用いて図形を描画するための
描画命令に従って描画処理を行う画像処理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年の出力装置では、ページ記述言語
(PDL)を受け取って描画処理を行うものが多く開発
されている。PDLを受け取って行う描画処理の例とし
ては、まず図形を構成する外形を示す経路情報(以下、
PATH情報と呼ぶ)を取得し、その後、取得したPA
TH情報に従って図形を描画するように命令する描画命
令(以下、描画コマンドと呼ぶ)を取得した際に、それ
までに取得したPATH情報を解析して、図形を描画す
るものがある。
【0003】PATH情報には、楕円を示す「elli
pse」や、直線を示す「line_to」、長方形を
示す「rectangle」等が含まれる。このような
PATH情報を取得した後に、描画コマンド、例えばP
ATH情報で示された領域を塗り潰して描画する「fi
ll_path」、PATH情報で示された線図形を描
画する「stroke」などを取得すると、それぞれの
描画コマンドに応じた描画処理を行う。なお、線図形を
描画する際にも基本的には外形を示す情報に従って塗り
潰しを行うことになる。塗り潰し処理を行う場合には、
例えば奇偶規則(Even−Odd Rule)や非ゼ
ロ巻線規則(Non−Zero Winding Ru
le)を適用する。これによって、簡単なコマンドで複
雑な図形を描画可能にしている。
【0004】このような言語仕様のPDLにおいては、
描画コマンドが送られた際に、PATH情報をベクトル
単位の中間コード等に置き換えてから描画処理すること
が多く、図形の描画処理を行うために一時的に使用する
メモリが必要となる。この一時的に使用するメモリ量
は、PATH情報の内容や量に依存する。
【0005】最近の画像処理装置には、処理速度を向上
するためにキャッシュメモリのような、メインメモリよ
りも高速にアクセスが可能なメモリが搭載されているも
のがある。しかし、このような高速なメモリは高価なた
め、小容量しか搭載されていないことが多い。上述のよ
うに、図形の描画処理の際に一時的に使用するメモリ量
は実行時に動的に変化する。そのため、図形の描画処理
に高速であるが小容量のメモリを使用すると、場合によ
ってはメモリに収まらない場合が発生する。このような
事態を回避するため、図形の描画処理においては、高速
なメモリを使用して高速化を図ることは行われなかっ
た。
【0006】一方、従来の画像処理装置において、利用
する資源量や描画に要する時間などを予測し、予測結果
を描画処理に反映することが考えられている。例えば特
開平9−35073号公報に記載されている印刷装置で
は、描画オブジェクト毎に描画時間を予測し、ページ領
域内でどの部分領域が描画時間を多く費やすのかを計算
し、バンド単位ではなく、その領域に応じた圧縮・伸長
を行う技術が記載されている。しかし、この文献に記載
されている方法では、描画コマンドが送られて描画処理
を行うことになってから予測処理を行っている。そのた
め、予測処理自体がオーバーヘッドになり、期待する高
速化の効果が薄れるという問題がある。また、この文献
に記載されている方法では、描画時間がかかる領域につ
いては先にレンダリングして圧縮しておき、その領域の
データが必要となると伸長して用いるなど、通常の描画
処理とは異なる処理を挿入しなければならず、画像の出
力時には高速に行えるものの、全体の描画処理として高
速化できるものではない。
【0007】また、例えば特開平6−87251号公報
に記載されている画像処理装置では、プリント処理の開
始前に必要な資源を予測し、予測結果に基づいて解像度
の変更、中間調レベルの減少、符号化表現の変更等、プ
リント処理を変更する技術が記載されている。この技術
は、有限な資源の範囲内でプリント処理を行うものであ
り、描画処理を高速化するものではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、図形の描画処理をより高速
に行うことが可能な画像処理装置を提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、描画する図形
の経路情報及び該経路情報を用いて図形を描画するため
の描画命令に従って描画処理を行う画像処理装置におい
て、描画処理を行う際に必要とするメモリ量を経路情報
から予測しておき、予測したメモリ量に応じてメモリを
選択して使用し、描画処理を行うものである。例えばメ
モリとして、高速にアクセス可能な小容量の第1のメモ
リと、該第1のメモリよりも低速であるが十分な容量を
有する第2のメモリを、予測したメモリ量によって切り
替えて用いる。これによって、予測したメモリ量が第1
のメモリの容量以下であれば、高速な第1のメモリを選
択して使用し、高速に描画処理を行うことができる。
【0010】また、例えば描画処理の際にメモリ中に確
保した領域が連続していれば高速なメモリアクセスが可
能であるが、飛び飛びの領域が確保された場合、アドレ
ッシングなどによってメモリアクセスが低下する。その
ため、メモリ中の取得した記憶領域の状況に応じて描画
処理方式を選択することにより、さらに高速な描画処理
が可能である。
【0011】さらに、例えば描画処理の際のデータ量に
応じて、例えば少量のデータでは高速に処理を行うこと
ができる描画処理方式と、大量のデータの処理は他の処
理方式よりも高速に処理が可能な描画処理方式とを切り
替えることによって、全体として描画処理を高速化する
ことができる。例えば経路情報から予測したデータ量に
応じて描画処理方式を選択して描画処理を行うことによ
って、さらに高速な描画処理が可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像処理装置の
実施の一形態を示すブロック図である。図中、1は画像
処理装置、2はホストコンピュータ、3は出力部、11
は通信制御部、12はPDLインタプリタ、13はフォ
ント処理部、14は図形描画処理部、15は資源予測
部、16は一時使用メモリ、17は高速メモリ、18は
エッジリスト格納部、19はラスタライザ、20は描画
メモリである。
【0013】ここでは、ホストコンピュータ2からPD
Lによって記述されたデータが送られてくる。画像処理
装置1は、ホストコンピュータ2から送られてきたPD
Lのデータを解釈して描画処理し、出力部3が受け取る
データ、例えばビットマップデータなどに変換して出力
する。出力部3は、例えばプリンタエンジンや表示装置
等、種々の出力装置で構成され、画像処理装置1から出
力される画像を出力する。
【0014】図2は、PDLによって記述されたデータ
の一例の説明図、図3は、そのデータに基づいて描画処
理を行って出力される出力画像の一例の説明図である。
図2に示す例では、PDLによって記述されたデータは
PATHコマンドと描画コマンドから構成されている。
〜行目に示したデータがPATHコマンドであり、
行目に示したデータが描画コマンドである。PATH
コマンドについては、これを解釈してPATH情報を取
得する。描画コマンドは、PATH情報に基づいて描画
処理を行う。もちろん、このほかにも各種の設定を行う
コマンドなど、種々のコマンドが存在する場合もある。
【0015】具体的に説明する。図2における行目の
PATHコマンド「newpath」は PATH情報
の初期化を指示する命令である。行目のPATHコマ
ンド「move_to」は、カーソル位置を指定の座標
に移動させる命令である。この命令によって、図3の
で示す座標(200,100)の位置にカーソルが移動
する。
【0016】〜行目のPATHコマンド「line
_to」は、現在のカーソル位置から指定の座標までの
直線をPATH情報に加える命令である。カーソル位置
は指定された座標に移動する。例えば行目のPATH
コマンド「line_to」命令によって、座標(20
0,100)から座標(100,300)までの直線が
PATH情報として加えられる。この直線は図3におけ
るの直線に相当する。次の行目のPATHコマンド
「line_to」命令では、カーソル位置が座標(1
00,300)に移動しているので、座標(100,3
00)から座標(600,200)までの直線がPAT
H情報として加えられる。この直線は図3におけるの
直線に相当する。以下同様に、行目、行目のPAT
Hコマンド「line_to」命令によって、図3にお
ける、の直線に相当するPATH情報が加えられ
る。
【0017】行目のPATHコマンド「ellips
e」は、指定された2座標を対角とする長方形に内接す
る楕円をPATH情報に加える命令である。図3では
の楕円に相当する。この楕円のような曲線を扱う場合に
は、多くの場合、直線近似を行って細かな多数の直線デ
ータを生成する。そのため、データ量が非常に多くなる
場合がある。
【0018】行目のPATHコマンド「rectan
gle」は、指定の2座標を対角とする長方形をPAT
H情報に加える命令である。図3ではに示す長方形に
相当する。
【0019】行目の描画コマンド「fill_pat
h」は、これまでに取得したPATH情報に従い、図形
の内部を一定の規則に基づいて塗り潰し描画を行う命令
である。塗り潰しの際の塗り潰し規則としては、奇偶規
則(Even−Odd Rule)や非ゼロ巻線規則
(Non−Zero Winding Rule)等を
用いることができる。例えば奇偶規則を用いた場合、図
3にハッチングを施して示した領域が塗り潰される。
【0020】画像処理装置1は、ホストコンピュータ2
から例えば図2に示したPDLで記述されたデータを受
け取ると、例えば図3に示した描画結果を出力部3に対
して出力するものである。
【0021】図1に戻り、画像処理装置1は、通信制御
部11、PDLインタプリタ12、フォント処理部1
3、図形描画処理部14、資源予測部15、一時使用メ
モリ16、高速メモリ17、エッジリスト格納部18、
ラスタライザ19、描画メモリ20等を有している。
【0022】通信制御部11は、ホストコンピュータ2
から送られてくる、PDLで記述されたデータを受信し
てPDLインタプリタ12に渡す。
【0023】PDLインタプリタ12は、PDLで記述
されたデータを解析し、処理の振り分けを行う。ここで
は一例として、文字を描画する場合と図形を描画する場
合に振り分けている。文字を描画する場合には、フォン
ト処理部13に対してPDLのデータあるいは中間コー
ドを送る。また、図形を描画する場合には、図形描画処
理部14に対してPDLのデータあるいは中間コードを
送る。
【0024】フォント処理部13は、PDLインタプリ
タ12から送られてきたPDLのデータあるいは中間コ
ードに基づいて、文字を描画するためのエッジリストを
生成してエッジリスト格納部18に格納する。
【0025】図形描画処理部14は、PDLインタプリ
タ12から送られてきたPDLのデータあるいは中間コ
ードに基づいて、図形を描画するためのエッジリストを
生成してエッジリスト格納部18に格納する。この過程
において、送られてきたPDLで記述されたデータがP
ATHコマンドである場合には、PATH情報として保
持する。また、送られてきたPDLで記述されたデータ
が描画コマンドである場合には、まず、保持されている
PATH情報を解析して、ベクトルデータに展開する。
展開したベクトルデータは、一時使用メモリ16あるい
は高速メモリ17に保存する。いずれを使用するかは、
資源予測部15による必要とするメモリ量の予測値に従
う。予測されたメモリ量が高速メモリ17に収まる量で
あれば高速メモリ17を選択し、それ以外の場合は一時
使用メモリ16を選択する。一時使用メモリ16あるい
は高速メモリ17における領域の確保は、各PATH情
報からベクトルデータに展開する毎に行う。PATH情
報を全てベクトルデータに展開した後、ベクトルデータ
を使用して塗り潰す領域を台形に分解する。このとき、
一時使用メモリ領域が連続領域として確保できた場合
と、分散した領域にしか確保できなかった場合で処理ア
ルゴリズムを切り替える。あるいは、資源予測部15で
予測されたデータ量に応じて、処理アルゴリズムを切り
替えてもよい。そして、分解した台形をエッジリストと
してエッジリスト格納部18に格納する。
【0026】資源予測部15は、PDLで記述されたデ
ータがPATHコマンドである場合に、PATH情報か
ら展開されるベクトルデータの数を予測する。これらを
加算してゆき、メモリ量あるいはデータ量の予測値とす
る。
【0027】一時使用メモリ16及び高速メモリ17
は、図形描画処理部14で生成されたベクトルデータを
保持することができる。高速メモリ17の方が一時使用
メモリ16よりも高速にアクセスが可能であるが、容量
は少ない。なお、一時使用メモリ16と高速メモリ17
は、例えば切り替えて用いるほか、メモリ空間上の異な
る領域にマッピングされ、アクセスする際のアドレスの
変更によっていずれのメモリを用いるかを切り替える方
式でもよい。
【0028】エッジリスト格納部18は、フォント処理
部13及び図形描画処理部14で生成されたエッジリス
トを格納する。ラスタライザ19は、エッジリスト格納
部18に格納されているエッジリストをもとにレンダリ
ングを行い、描画メモリ20にレンダーイメージを書き
込む。描画メモリ20は、ラスタライザ19でレンダリ
ングされたイメージを格納する。描画メモリ20に格納
されたイメージは、例えば1バンドごとや1ページごと
に描画結果を出力部3に対して出力することができる。
【0029】図4は、本発明の画像処理装置の実施の一
形態における動作の一例を示すフローチャートである。
ホストコンピュータ2からPDLで記述されたデータが
送られてくると、S31において、通信制御部11はこ
れを受信してPDLインタプリタ12に送る。PDLイ
ンタプリタ12は、PDLで記述されたデータを解析
し、処理の振り分けを行う。図4に示した例では、PD
Lで記述されたデータがPATHコマンドであるか、描
画コマンドであるかをS32及びS33において判定す
る。PATHコマンドあるいは描画コマンドである場合
には、そのコマンドを図形描画処理部14に送る。PD
Lインタプリタ12は、このほかにも、例えば文字描画
を行うデータについてはフォント処理部13に送る。ま
た、その他のコマンドについても対応する処理を行う。
S34において、1ページ分のPDLで記述されたデー
タが終了したか否かを判定し、1ページ分のデータの処
理が終了するまで繰り返し行うことになる。また、複数
ページ分のPDLで記述されたデータがホストコンピュ
ータ2から送られてくる場合には、図4に示す処理をペ
ージ数の分だけ繰り返して実行することになる。
【0030】S32において、PATHコマンドが検出
され、図形描画処理部14に送られると、S35におい
て、描画のためのPATH情報として保持する。また、
PATHコマンドは資源予測部15にも送られ、S36
において、資源予測部7はPATH情報から展開される
最大のベクトルデータの数を予測する。例えば、PAT
Hコマンド「line_to」の場合は1、PATHコ
マンド「rectangle」の場合は4つの辺につい
てそれぞれベクトルデータが生成されるので4とするこ
とができる。また、PATHコマンド「ellips
e」の場合は、曲線を直線ベクトルデータで近似するた
め、ベクトルデータの数は多くなることが予想される。
例えば短い方の直径の2倍などと予測する。これらをメ
モリ量やデータ量の予測値として加算する。なお、S3
5とS36の処理はいずれが先でもよいし、並行して行
ってもよい。
【0031】S33において、描画コマンドが検出さ
れ、図形描画処理部14に送られると、図形描画処理部
14は、S37において、資源予測部15で予測したメ
モリ量の予測値から使用するメモリを決定する。予測し
たメモリ量が、小容量の高速メモリ17に収まる量であ
る場合には、S38において高速メモリ17を選択す
る。高速メモリ17に収まりきらないメモリ量である場
合には、S39において一時使用メモリ16を選択す
る。このように、なるべく高速メモリ17を選択するこ
とによって、以降の処理におけるメモリアクセスが高速
化され、高速な描画処理を行うことができるようにな
る。そしてS40において、選択したメモリから、予測
したメモリ量だけの領域を確保する。
【0032】次にS41において、図形描画処理部14
は、保持しているPATH情報を解析して、ベクトルデ
ータに展開する。展開したベクトルデータは、S40で
確保したメモリ領域に保存される。
【0033】PATH情報を全てベクトルデータに展開
した後、選択したメモリに格納されているベクトルデー
タを使用して、塗り潰す領域を台形に分解する。この
時、図形描画処理部14では、最適な台形への分解処理
を行う処理アルゴリズムを選択する。例えば選択したメ
モリに確保したメモリ領域が連続している場合には高速
な処理を行うことができる処理アルゴリズムを適用でき
る。しかし、飛び飛びのメモリ領域としてしか確保でき
なかった場合には、アドレス計算などを必要とするた
め、メモリ領域が連続している場合に比べて低速の処理
アルゴリズムを適用しなければならない。また、台形へ
の分解処理を行う際には、展開されているベクトルデー
タの並べ替えなどのためにソート処理を行うが、ベクト
ルデータ数によって、最適なソート処理アルゴリズムは
異なる。
【0034】このように、台形への分解処理を行う際
に、メモリ領域として連続して確保できたか否かや、デ
ータ量等によって、最適な処理アルゴリズムは異なる。
従来のように汎用の処理アルゴリズムによって一律に処
理を行うと、高速化できる処理においても高速化できな
かった。本発明では、メモリ領域として連続して確保で
きたか否かや、データ量等によって、異なる処理アルゴ
リズムを用いることができる。これによって、処理の高
速化を図ることができる。なお、処理を行うデータ量
は、資源予測部15から送られてくるメモリ量の予測値
から判断したり、あるいは、S41でベクトル展開した
ときのベクトルデータ数をカウントしてもよい。
【0035】S42において、例えばメモリ領域として
連続して確保できたか否かや、データ量等から、高速な
処理アルゴリズムを利用できるか否かを判断し、高速な
処理アルゴリズムを利用できる場合には、S43におい
て、高速な処理アルゴリズムを利用して台形への分解処
理を行う。高速な処理アルゴリズムを利用できない場合
には、S44において、通常の処理アルゴリズムを利用
して台形への分解処理を行う。台形への分解処理を行っ
たら、その結果をエッジリストとして、S45において
エッジリスト格納部18に格納する。
【0036】このような処理を、各データに対して繰り
返し、1ページ分のPDLで記述されたデータの処理が
終了すると、S46において、ラスタライザ19はエッ
ジリスト格納部18に格納されているエッジリストをも
とにレンダリングを行い、描画メモリ20にレンダーイ
メージを書き込む。描画メモリ20に書き込まれたイメ
ージデータは、1ページごと、あるいは1バンドごとに
読み出され、出力部3に出力される。
【0037】このようにして、図形描画処理で使用され
るメモリ量や処理するデータ量をPATH情報から予測
し、使用するメモリや、処理アルゴリズムを切り替える
ことによって、高速処理が可能な場合にはより高速に図
形描画処理を行うことが可能である。また、メモリ量や
データ量の予測を、PATHコマンドを処理する際に行
うため、予測処理に要するオーバーヘッドを少なくする
ことが可能であり、高速メモリの使用や高速処理アルゴ
リズムの使用による高速化の効果を損なうことがない。
【0038】なお、上述の実施の形態では、選択するメ
モリとして高速メモリ17と一時使用メモリ16のいず
れかの選択としたが、これに限らず、3以上のメモリを
装備して切り替えてもよい。また、図4に示したフロー
チャートでは、切り替える処理アルゴリズムとして2種
類の例を示したが、種々の条件に従って3以上の処理ア
ルゴリズムを切り替えるように構成してもよい。例え
ば、確保したメモリ領域が連続か否か、及び、処理する
データ量が所定値以上か否かの2つの条件によって、4
種類の処理アルゴリズムを切り替えるように構成しても
よい。またこの場合、例えばメモリ領域の連続性により
メモリアクセス部分のアルゴリズムを切り替え、データ
量に応じてソート処理アルゴリズムを切り替えるなど、
各種の条件に応じて部分的に処理アルゴリズムを切り替
えてもよい。
【0039】また、メモリの切り替えと処理アルゴリズ
ムの切り替えは、いずれか一方のみでもよい。もちろ
ん、両方を最適化することによって、さらに高速に描画
処理を行うことができる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、図形の描画処理に使用されるメモリ量や処理
するデータ量を予測し、そのメモリ量やデータ量によっ
て描画処理に使用するメモリや処理アルゴリズムを変更
可能なため、画像処理装置における図形の描画処理をよ
り高速に行うことが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理装置の実施の一形態を示す
ブロック図である。
【図2】 PDLによって記述されたデータの一例の説
明図である。
【図3】 PDLによって記述されたデータに基づいて
描画処理を行って出力される出力画像の一例の説明図で
ある。
【図4】 本発明の画像処理装置の実施の一形態におけ
る動作の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…画像処理装置、2…ホストコンピュータ、3…出力
部、11…通信制御部、12…PDLインタプリタ、1
3…フォント処理部、14…図形描画処理部、15…資
源予測部、16…一時使用メモリ、17…高速メモリ、
18…エッジリスト格納部、19…ラスタライザ、20
…描画メモリ。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 AA11 AB05 BC02 BC05 BC07 BD01 BD13 5B021 AA01 AA02 CC05 DD12 DD16 DD20 5B047 EA01 EB20 5B080 CA08 DA00 9A001 DD02 DD08 HH23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 描画する図形の経路情報及び該経路情報
    を用いて図形を描画するための描画命令に従って描画処
    理を行う画像処理装置において、前記描画処理を行う際
    に必要とするメモリ量を前記経路情報から予測する資源
    予測手段と、前記描画処理の際に使用可能な複数種類の
    メモリと、前記資源予測手段によって予測されたメモリ
    量に応じて前記メモリを選択して使用し前記描画処理を
    行う描画処理手段を有することを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記メモリとして、高速にアクセス可能
    な小容量の第1のメモリと、該第1のメモリよりも低速
    であるが十分な容量を有する第2のメモリを有してお
    り、前記描画処理手段は、メモリ量が第1のメモリの容
    量以下であれば前記第1のメモリを選択して使用するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記描画処理手段は、前記資源予測手段
    によって予測されたメモリ量に応じて描画処理方式を選
    択して前記描画処理を行うことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 描画する図形の経路情報及び該経路情報
    を用いて図形を描画するための描画命令に従って描画処
    理を行う画像処理装置において、前記描画処理を行う際
    に必要とするメモリ量を前記経路情報から予測する資源
    予測手段と、前記描画処理の際に使用可能なメモリと、
    前記資源予測手段によって予測されたメモリ量に応じて
    前記メモリ中の記憶領域を取得し前記メモリ中の取得し
    た記憶領域の状況に応じて描画処理方式を選択して前記
    描画処理を行う描画処理手段を有していることを特徴と
    する画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記描画処理手段は、前記メモリ中の記
    憶領域として連続した領域が取得できたか否かに応じて
    前記描画処理方式を選択することを特徴とする請求項4
    に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 描画する図形の経路情報及び該経路情報
    を用いて図形を描画するための描画命令に従って描画処
    理を行う画像処理装置において、前記描画処理を行うデ
    ータ量を前記経路情報から予測する資源予測手段と、前
    記資源予測手段によって予測されたデータ量に応じて描
    画処理方式を選択して前記描画処理を行うことを特徴と
    する画像処理装置。
JP34253199A 1999-12-01 1999-12-01 画像処理装置 Pending JP2001160148A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34253199A JP2001160148A (ja) 1999-12-01 1999-12-01 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34253199A JP2001160148A (ja) 1999-12-01 1999-12-01 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001160148A true JP2001160148A (ja) 2001-06-12

Family

ID=18354478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34253199A Pending JP2001160148A (ja) 1999-12-01 1999-12-01 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001160148A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019140492A (ja) * 2018-02-08 2019-08-22 コニカミノルタ株式会社 画像処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019140492A (ja) * 2018-02-08 2019-08-22 コニカミノルタ株式会社 画像処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3454552B2 (ja) ページ表現をページ上に生成するためのデータの生成方法およびそのためのシステム
EP0933723B1 (en) Printing apparatus
JP3872558B2 (ja) メモリ削減技法を使用したページ生成のためのフォールバック処理
US5966136A (en) Efficient method for clipping numerous objects against an arbitrary clipping path
JPH0930060A (ja) プリンタ制御装置及び方法
US8045215B2 (en) Printer object list resolutions
JPH08289107A (ja) 画像データをメモリに蓄積する装置及び方法
JP3604152B2 (ja) ページプリンタ用に強度のレンダリングを必要としないプロセッサ/メモリ
KR100257843B1 (ko) 문자 처리 장치, 문자 처리 방법 및 메모리
JPH11245453A (ja) 画像形成装置
KR100392548B1 (ko) 프린터내의메모리적응할당방법및시스템
KR20010104212A (ko) 래스터 오브젝트를 생성하기 위한 방법, 시스템, 정보저장 매체, 및 컴퓨터 판독가능 매체
JP2001160148A (ja) 画像処理装置
JP3548396B2 (ja) 描画処理装置、描画処理方法、及び記憶媒体
JP4140363B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
US20030098988A1 (en) Fast printing apparatus and method thereof
JP2000165634A (ja) 画像デ―タをメモリに蓄積する装置及び方法
US6950201B2 (en) Generating images quickly in raster image processing
JP4325339B2 (ja) 印刷システム、ホストコンピュータ及びプリンタドライバ
JP7417461B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法
JP2004289603A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラム
JP4467715B2 (ja) 画像出力制御装置及び方法
JPH06274637A (ja) 画像描画装置
JPH10305639A (ja) 印刷処理装置および印刷処理方法
JP2002096506A (ja) ラスタライズ方法、印刷制御装置、印刷システムおよびプログラムを記録した記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061002

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061018

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070110