JP2006109424A - 画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法及び画像処理装置

Info

Publication number
JP2006109424A
JP2006109424A JP2005257348A JP2005257348A JP2006109424A JP 2006109424 A JP2006109424 A JP 2006109424A JP 2005257348 A JP2005257348 A JP 2005257348A JP 2005257348 A JP2005257348 A JP 2005257348A JP 2006109424 A JP2006109424 A JP 2006109424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
processing
image data
image
subdivided
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005257348A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4517987B2 (ja
Inventor
Hiroshi Niina
博 新名
Yuzuru Suzuki
譲 鈴木
Kunikazu Ueno
邦和 上野
Natsumi Miyazawa
なつみ 宮澤
Koichi Fujii
晃一 藤井
Shunsuke Kodaira
俊輔 小平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2005257348A priority Critical patent/JP4517987B2/ja
Publication of JP2006109424A publication Critical patent/JP2006109424A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4517987B2 publication Critical patent/JP4517987B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Color, Gradation (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】 画像処理において不要な処理パスの実行を回避し、プロセッサの無用な負担増大を招くことなく画像処理をソフトウエア構成により実現することを可能にして、ユーザの要求に柔軟に対応できるようにする。
【解決手段】 画像データを所定の処理を施して出力する画像処理装置において、ブロック化手段3が画像データ10を複数のブロック11に区分し、特性判別手段4がブロックの特性を判別する。更に、予め設定された条件に基づいて、細分化手段5が更に細分化するブロックを特定して当該ブロックを更に複数のブロックに細分化し、特性判別手段6が細分化ブロックの特性を判別する。画像処理手段7が、これら判別された特性に応じた処理パスによる処理を画像データに施して、出力手段8が処理済みの画像データを出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像データを所定の処理を施して出力する画像処理技術に関し、特に、画像データを複数に区分したブロック毎の特性に応じて、当該画像データへの処理を行う技術に関する。
近年、白黒やカラーといった色特性、文字や写真等といった種別特性が異なる様々な特性の素材を用いて文書が構成されている。
例えば、複写機により、このような文書をスキャナ等で画像読み取りして、当該画像データに基づいてプリント出力する場合には、図7に示すようなシステムで画像データに必要な画像処理を施している。
図7に示す例は、カラー複写機においてカラー画像データを処理する画像処理システム(IPS)である。
まず、入力されたカラー画像データに前段補正(ENL)を施してRGB色空間を明度及び彩度のLab色空間に変換し、画像中のエッジ(絵柄)を検出し、モアレ防止等のMTF補正(デジタルフィルタ)を施す。そして、前段補正した画像データから検出した下地レベルに基づいて、MTF補正した画像データから下地ノイズを除去し、当該画像データを後段補正によりCMYK色空間に変換し、更に、階調補正及びスクリーン生成を施して、プリントデータとして出力する。
このように画像データをプリント出力するためには、種々な画像処理を行っている。
ハードウエア構成の画像処理システムにおいて、柔軟且つリアルタイムな処理を実現させるために、シリアルにパイプラインで繋がった複数の画像処理モジュールの制御をオブジェクトタグによって切り替えて行う発明が提案されている(特許文献1参照。)。
また、カラー複写機に適用される画像処理システムにおいて、画像データ中の注目画素がテキスト画素及びエッジ画素を表す場合と、それ以外の場合とで、異なる処理を行う発明が提案されている(特許文献2参照。)。
また、画像データを複数のブロックに分割し、これらブロックに対して並列的に画像処理を施す発明が提案されている(特許文献3参照。)。
画像データに基づいてヒストグラムを作成して画像処理する発明として、画像1ページ全体の濃度ヒストグラムを生成し、その形状特性から画像全体が文字か下地かを判別する発明が提案されている(特許文献4参照。)。
また、画像1ページ全体の濃度ヒストグラムを生成し、濃度ヒストグラム中の最大度数、及び2番目に大きい度数等の情報から下地検知を行う発明が提案されている(特許文献5参照。)。
画像データのプリント処理を制御する発明として、ページ記述言語によって記述されたデータファイルに含まれる属性情報により処理時間を予想してプリント動作の開始タイミングを制御する発明が提案されている(特許文献6参照。)。
また、画像データを予備圧縮して圧縮後のデータ量を得て、当該データ量に基づいて圧縮率と伸張処理時間との相関関係を利用して伸張処理時間を推定して出力を制御する発明が提案されている(特許文献7参照。)。
特開平11―167627号公報 特開2001―247990号公報 特開平5―268479号公報 特開2000―059614号公報 特開2004―064532号公報 特開平10―058798号公報 特開平10―023271号公報
図7に例示したように、画像データをプリント出力するためには多様な種類の画像処理を施すが、画像データ中の素材の特性に応じて必要な処理と必要でない処理とがある。
また、プリント画像の画質向上等の要請から、素材の特性に応じて新たに必要となる処理が発生する場合がある。
このような事情に対して、画像データ中の素材の特性に応じて必要な処理を組み合わせた工程(処理パス)をハードウエア構成で複数用意することが考えられる。例えば図6(b)に示すように、ハードウエア構成の処理パスA、Bを用意しておき、画像データをこれら処理パスA、Bで並列して画像処理し、判別処理によって判別された特性により、いずれかの処理パスの処理結果を選択(MPX)して出力することが考えられる。
しかしながら、このような方法によると、結果的に出力されない不必要な処理パスでの処理を行うこととなって無駄が生じるという課題があった。また、ハードウエア構成であることから新たな処理パスを加えることが困難であり、ユーザの要求に柔軟に対応することができないという課題があった。
また、前者の課題は、画像処理システムをソフトウエア構成する場合には特に重大であり、不必要な処理パスを並列実行するためにプロセッサの処理負担が増大して、結果として処理速度が著しく低下してしまうという課題も招いていた。
また、特性の判別においてヒストグラムを用いる方法があり、判別処理の速度化を図るために、例えば、画像データから得た256階調の明度値を16階調毎にまとめてデータ量を抑えて明度ヒストグラムを作成して判別するという方法が考えられる。
しかしながら、この方法によると、データ量を抑えたことで判別処理を高速に行うことはできるものの、一律に階調度を粗くしてしまうためにヒストグラムの特徴が失われて正しい判別ができなくなるという課題があった。
また、例えば、画像処理を施した画像データを他の処理装置へ出力して更に処理させる場合、画像処理の完了後に出力処理を行わせて画像処理と出力処理とを直列処理させてもよいが、それぞれを並列処理させたほうが効率的であり望ましい。
しかしながら、通常、画像処理よりも出力処理の方が速く、単純に並列処理させるだけでは出力処理が画像処理を追い越してしまい、途中で画像処理を待たなければならない事態が発生する。
そこで、画像処理と出力処理とを並行させつつ、如何にして出力を滞りなく行えるようにするかという課題があった。
本発明は、上記従来の事情に鑑みなされたもので、画像処理において不要な処理パスの実行を回避することを目的としている。
また、本発明は、プロセッサの無用な負担増大を招くことなく、画像処理をソフトウエア構成により実現することを可能にして、ユーザの要求に柔軟に対応できるようにすることを目的としている。
また、特性の判別においてヒストグラムを用いる場合において、判別速度を向上させつつ、判別精度の向上を図ることを目的としている。
また、画像処理した画像データを後続の装置へ出力して処理させる場合において、画像処理と出力処理とを並行させつつ、途中で出力が滞ることなく出力処理を行えるようにすることを目的としている。
本発明は、画像データを所定の処理を施して出力する画像処理装置、当該画像処理装置により実施することができる画像処理方法、当該画像処理装置をソフトウエア構成するためにコンピュータが実行するプログラムとして実現される。
本発明では、ブロック化手段が画像データを複数のブロックに区分し、特性判別手段がこれらブロックの特性を判別し、画像処理手段が各ブロックに特性に応じて予め設定された処理を施す。
したがって、画像データ中の素材の特性に応じた処理パスをブロック毎の単位で選択して実行することができる。
また、本発明では、ブロック化手段が画像データを複数のブロックに区分し、細分化手段が予め設定された条件に基づいて更に細分化するブロックを特定して当該ブロックを更に複数のブロックに細分化し、特性判別手段がブロック及び細分化ブロックの特性を判別して、画像処理手段がブロック及び細分化ブロックに特性に応じて予め設定された処理を施す。
したがって、ブロックを更に細分化することで、ブロック及び細分化ブロックの素材特性精度を高め、特性に応じた処理パスを選択して実行することができる。
ここで、特性はヒストグラムを用いて判別することができ、特に、ブロックの特性はブロック画像の明度ヒストグラムに基づいて判別し、細分化ブロックの特性は更に細分化ブロック画像の彩度ヒストグラムに基づいて判別することが好ましい。
すなわち、背景下地は明度ヒストグラムのハイライト部に1つのピークがあるという特徴を利用して背景下地ブロックを判別でき、その他のブロックについては更に細分化して明度ヒストグラム及び彩度ヒストグラムを用いて黒文字、色文字、カラー写真、白黒写真等の他の特性を判別できる。
このとき、ブロック又は細分化ブロックの画像データを量子化する階調度を少なくとも部分的に粗くした階調度パターンを素材特性毎に予め用意しておき、画像データの処理のために指定された素材特性に応じた階調度パターンを用いて、ブロック又は細分化ブロックに含まれる画素値に基づいて明度ヒストグラム及び彩度ヒストグラムを作成することが好ましい。
すなわち、優先して画像処理させる素材特性に応じて量子化幅を変えて、その素材特性の判別に適したヒストグラムを作成して判別に用いることにより、該当するブロック又は細分化ブロックを容易に判別して適切な画像処理を施すことができ、また、ヒストグラムのデータ量を減らしたため判別処理を高速に行うことができる。
また、本発明は、画像処理を施した1フレーム分の画像データを出力する出力手段を有しており、1フレーム分の画像データ中の画像処理を施した部分のデータ量に基づいて出力に要する時間を算出し、判別した特性を用いて、当該画像データ中の画像処理を未だ施していない部分のデータ量に基づいて処理終了までの時間を算出し、出力に要する時間と処理終了までの時間とを比較して、出力に要する時間が処理終了までの時間を上回るときに出力手段により1フレーム分の画像データの出力を開始させる。
すなわち、画像処理と出力処理とを並行して行う場合において、出力処理が画像処理を追い越すことのないタイミングで出力処理を開始させるため、出力を滞りなく行うことができる。
本発明によると、画像データ中の素材特性に応じた処理パスをブロック単位で選択して画像処理を実行することができるため、画像処理において不要な処理パスの実行を回避することができる。すなわち、図6(b)に示すように、画像データを処理パスA、Bで並列して画像処理して、判別処理によって判別された特性によりいずれかの処理パスの処理結果を選択して出力する構成に対して、本発明では、同図(a)に示すように、判別処理によって判別された特性により処理パスA、Bのいずれかを選択して実行させ、最適な処理パスにより処理結果を出力することができる。
また、本発明は、必要な処理パスを選択して処理を実行するため、プロセッサの無用な負担増大を招くことなく、画像処理をソフトウエア構成により実現することができ、ユーザの要求に柔軟に対応することができる。
また、本発明は、優先して画像処理させる素材特性に応じて、その特性の判別に適したパターンの量子化を施して階調度数を減じたヒストグラムを作成して判別に用いるため、該当するブロック及び細分化ブロックを容易に判別して必要な画像処理を施すことができ、また、ヒストグラムのデータ量を減じたため判別速度が向上する。
また、本発明は、画像処理と出力処理とを並行させるにあたり、画像処理の終了までの時間と出力に要する時間とを予測して、画像処理を追い越すことのないタイミングで出力処理を開始させるため、出力処理を滞りなく行え、出力先の装置は途切れることなくデータを受け取ることができる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
図1には本発明の一例に係る画像処理装置1の主要な機能構成を示してあり、この画像処理装置1は複写機の画像処理システムとして備えられている。
画像処理装置1は、スキャナ読み取り等で得られた文書の画像データが入力される入力手段2、画像データを複数のブロック(例えば6×6mm)に区分するブロック化手段3、区分された各ブロックの特性を判別する第1の特性判別手段4、予め設定された条件(例えば、画像の下地特性のブロックは細分化しない)に基づいて更に細分化するブロックを特定して当該ブロックを更に複数のブロック(例えば3×3mm)に細分化する細分化手段5、細分化ブロックの特性を判別する第2の特性判別手段6、ブロックの特性及び細分化ブロックの特性に応じて画像データの対応するブロック及び細分化ブロックに予め設定された処理パスにより画像処理を施す画像処理手段7、画像処理された画像データを印刷データとして出力する出力手段8を備えている。
上記各機能手段3〜7は、それぞれハードウエア構成で実現するようにしてもよいが、本例では、画像処理装置1のコンピュータハードウエアにより本発明に係るプログラムを実行することにより構成されている。
なお、第1の特性判別手段4と第2の特性判別手段6とは同じ機能手段を兼用することで構成してもよい。
第1の特性判別手段4及び第2の特性判別手段6で判別された特性に応じて、特性画像処理手段8が対応するブロック及び細分化ブロックに対して処理パスを選択する処理を、図2を参照して説明する。
なお、図2には、説明を簡明にするため、入力された画像データ10をブロック化して、各ブロックに対する処理パスを選択する場合を例示してあるが、細分化ブロックについても同様である。
ブロック化手段3(細分化手段5)によりマトリックス状の複数ブロックに区分された画像データ10に対して、第1の特性判別手段4(第2の特性判別手段6)が各ブロック11(細分化ブロック)の画像特性を判別し、画像処理手段7が、例えば予め設定された対応テーブル12に基づいて、画像データ中の対応するブロック(細分化ブロック)に対して画像処理を行う処理パスを選択して実行する。
例えば、画像特性Aと判別されたブロック11はENL+TRC+YYYといった各処理工程からなる処理パスで画像処理され、画像特性Bと判別されたブロック11はENL+色変換+XXX+YYYといった各処理工程からなる処理パスで画像処理され、画像特性A+Bと判別されたブロック11はゴースト補正+YYYといった各処理工程からなる処理パスで画像処理される。
次に、第1の特性判別手段4及び第2の特性判別手段6で行う画像特性の判別処理を、図3を参照して説明する。
図3はブロック(細分化ブロック)の画像が含む素材に応じた明度(L)のヒストグラムと彩度(a、b)のヒストグラムを示しており、同図(a)は黒文字、(b)は色文字、(c)はカラー写真画像、(d)は白黒写真画像、(e)は背景下地である。
本例のヒストグラムは、例えば、256階調の階調度で画素値(明度値又は彩度値)を量子化して横軸に、各画素値に対応する画素数を縦軸にとっており、画像ブロック中の画素値の階調度毎の分布を示している。
ここで、本例では、明度(L)のヒストグラムは画素値が小さいほど明るく、大きいほど暗いことを示しており、彩度(a)のヒストグラムは画素値の中心は色味のないグレーを示し、マイナス方向に向かって緑色が濃く、プラス方向に向かって赤色が濃くなることを示しており、彩度(b)のヒストグラムは画素値の中心は色味のないグレーを示し、マイナス方向に向かって青色が濃く、プラス方向に向かって黄色が濃くなることを示している。
また、本例のように縦軸で画素数を表すかわりに、例えば、縦軸で出現割合を表す等、他の方法でヒストグラム化して用いてもよい。
各ブロック(細分化ブロック)は画像素材に応じて異なるヒストグラム特性を示し、例えば、黒文字を含む画像ブロック(a)はハイライトと高濃度にピークのある明度ヒストグラム及び中央に1つピークがある彩度ヒストグラムとなり、色文字を含む画像ブロック(b)はハイライトと高濃度にピークのある明度ヒストグラム及び中央と中央からずれた位置に2つピークがある彩度ヒストグラムとなり、カラー写真画像を含む画像ブロック(c)はなだらかでピークが不定な明度ヒストグラム及びなだらかでピークが不定な彩度ヒストグラムとなり、白黒写真画像を含む画像ブロック(d)はなだらかでピークが不定な明度ヒストグラム及び中央に1つのピークがある彩度ヒストグラムとなり、背景下地を含む画像ブロック(e)はハイライトに1つのピークがある明度ヒストグラム及び中央に1つのピークがある彩度ヒストグラムとなる。
したがって、第1の特性判別手段4及び第2の特性判別手段6は、上記のようなヒストグラム特性によって、ブロック及び細分化ブロックの画像特性を判別することができる。
そして、画像処理手段7は、これら判別された画像特性に応じて、図2に示したように対応するブロック及び細分化ブロックに対して画像処理を行う処理パスを選択して実行する。
図4には、本例に係る画像処理装置を処理パスの内容をより具体的にして示してある。なお、説明を簡明にするため、ブロック化及び細分化に関する説明は省略する。
図4に示す例では、画像特性として、「カラー写真」、「カラー文字及び周辺下地」、「カラー下地」、「白黒写真」、「白黒文字及び周辺下地」、「白黒下地」が設定されており、これら特性に応じて異なる処理工程を含む処理パスがそれぞれ予め設定されている。すなわち、画像特性に適した処理パスが予め設定されている。
例えば、画像特性「カラー写真」には、「下地除去」「デジタルフィルタ」「後段色補正」「階調補正」「スクリーン生成」の処理を順次行う処理パスが設定されている。
また、画像特性「カラー文字及び周辺下地」には、「下地除去」「エッジ抽出」「デジタルフィルタ」「後段色補正」「階調補正」「スクリーン生成」の処理を順次行う処理パスが設定されている。
また、画像特性「カラー下地」には、「下地除去」「後段色補正」「階調補正」「スクリーン生成」の処理を順次行う処理パスが設定されている。
また、画像特性「白黒写真」には、「下地除去」「デジタルフィルタ」「階調補正」「スクリーン生成」の処理を順次行う処理パスが設定されている。
また、画像特性「白黒文字及び周辺下地」には、「下地除去」「エッジ抽出」「デジタルフィルタ」「階調補正」「スクリーン生成」の処理を順次行う処理パスが設定されている。
また、画像特性「白黒下地」には、「下地除去」「階調補正」「スクリーン生成」の処理を順次行う処理パスが設定されている。
したがって、特性判別手段4(6)によってブロック毎の画像特性が判別された画像データは、画像処理手段7において、各ブロック毎に予め設定された処理パスが選択されて画像処理が実行され、印刷データとして出力される。
図5には、本例に係る画像処理装置に係るブロックの細分化の内容をより具体的にして示してある。
なお、図示の例では、ブロックのサイズをX×Y、X’×Y’、X”×Y”(X>X’>X”、Y>Y’>Y”)の3種類として、ブロックを2段階に細分化するようにしているが、細分化を採用するか否か、細分化を行い場合の段階数は任意に設定すればよい。
まず、例えば図5(b)に示すように、白黒下地の紙面20に、白黒文字の記述21、白黒写真22、カラー写真23、カラー文字の記述24、白黒文字の記述25を含む画像データが入力されると、同図(a)に示すような手順で処理が実行される。
ブロック化手段3が入力された画像データをX×Yのブロックに区分し(ステップS1)、特性判別手段4が各ブロックの画像特性を判別する(ステップS2)。この結果、「白黒又はカラーの下地」と判別されたブロックについては、当該特性が画像処理手段7に通知されてそれぞれ所定の処理パスにより画像処理される(ステップS7)。
一方、「白黒又はカラーの下地」以外の特性のブロックは、細分化手段5がX’×Y’のブロックに細分化して区分し(ステップS3)、特性判別手段6が各細分化ブロックの画像特性を判別する(ステップS4)。この結果、「白黒又はカラーの写真」と判別された細分化ブロックについては、当該特性が画像処理手段7に通知されてそれぞれ所定の処理パスにより画像処理される(ステップS7)。
また一方、「白黒又はカラーの写真」以外の特性のブロックは、細分化手段5がX”×Y”のブロックに更に細分化して区分し(ステップS5)、特性判別手段6が各細分化ブロックの画像特性を判別する(ステップS6)。この結果、「白黒又はカラーの文字」と判別された細分化ブロックについては、当該特性が画像処理手段7に通知されてそれぞれ所定の処理パスにより画像処理される(ステップS7)。
図8には、本例の特性判別手段4(6)をより詳細に示してある。
特性判別手段4(6)は、特性の判別に用いる各素材特性毎のヒストグラムを保持するヒストグラムテーブル21、ブロック又は細分化ブロックから各画素の画素値を抽出する画素値抽出手段22、抽出した画素値に基づいてヒストグラムを作成するヒストグラム作成手段23、作成したヒストグラムに基づいてヒストグラムテーブル21を参照してブロック又は細分化ブロックの特性を判別するマッチング手段24を備えている。
本例の画像処理装置は、画質を優先させる素材特性の指定をユーザから受け付けており、例えば、「文字」「写真」「文字/写真混在」等が指定される。なお、この素材特性は上記ユーザ指定に限らず、例えば、他の装置が画像データに基づいて予め判別したものを用いてもよい。
ヒストグラム作成手段23は、量子化する階調度を少なくとも部分的に粗くした階調度パターンを各素材特性毎に予め用意しており、指定された素材特性に応じた階調度パターンを用いてブロック又は細分化ブロックのヒストグラムを作成する。
また、ヒストグラムテーブル21は、図3に示したような各素材特性毎の典型的なヒストグラムについて階調度パターンを適用して、ブロック又は細分化ブロックのヒストグラムと同じ量子化幅とした参照用ヒストグラムを保持しており、上記作成したブロック又は細分化ブロックのヒストグラムとの比較を容易に行えるようにしている。
階調度パターンは、後述するように、素材特性のヒストグラムの判別に適した量子化を施すように設定されており、これを適用して作成したヒストグラムを用いて判別することで、該当するブロック又は細分化ブロックの判別が容易になる。
すなわち、例えば、優先させる素材特性として「文字」が指定されているときは、文字と写真との混在ブロックのヒストグラムは文字の特徴部分を強調したヒストグラムとなり、「文字」特性と判別されて「文字」の処理パスに基づいて画像処理が行われるため、「文字」に適した画像処理が施され、プリント出力される画像を文字が鮮明なものとすることができる。
この階調度パターンを用いたヒストグラムの作成について、図9を用いて説明する。
図9(A)には「文字」の明度ヒストグラムの一例を示してある。この明度ヒストグラムは、横軸をa〜yで区切って示してあるように一定の量子化幅となっており、この量子化数が256階調(8bits)となっている。
ここで、「文字」の明度ヒストグラムは、図3(a)又は(b)に示したように、ハイライト部(低濃度部)に比較的大きなピークを示すと共に、高濃度部のいずれかの位置に比較的小さなピークを示すという特徴を有する。
そこで、「文字」特性判別用の明度ヒストグラムの階調度パターンは、図9(B)に示すように、低濃度部はピーク形状が判るように比較的細かな量子化幅(a〜g:上記図9(A)の量子化幅)とし、高濃度部はいずれかの位置に1つのピークが現れることが判ればよいので比較的粗い量子化幅(z:上記図9(A)のh〜yを1つにまとめた量子化幅)とするように設定して、上記ヒストグラムの特徴を保持しつつヒストグラムのデータ量が圧縮されるようにしている。
この階調度パターンを図9(A)に適用することにより、同図(C)に示すように、同図(A)中のh〜y部分をz部分として1つの量子化幅にまとめた簡略化された明度ヒストグラムが作成され、同様に上記階調度パターンを適用して予め作成しておいたヒストグラムテーブル21に保持された参照用ヒストグラムと比較することにより、容易に「文字」特性を判別することができる。
また、同図(C)のヒストグラムは、量子化数がa〜g及びzの8つ、すなわち3bitsであるため、同図(A)に示した8bitsのヒストグラムと比較してデータ量が非常に少なく、判別処理の負担が軽減されて高速に判別を行うことができる。
また、例えば、「写真」特性の明度ヒストグラムは、図3(c)又は(d)に示すように、なだらかでピーク不足であるという特徴を有する。すなわち、「写真」特性の判別には、ピークの有無やピーク形状が判る必要がなく、明度値が適度に分散していることが判ればよいため、全体的に粗い量子化幅(例えば、明度値全体を等幅に8段階に分けた量子化幅)とした階調度パターンを用いればよい。この階調度パターンを適用することで、明度値の分散度合いが判りやすい簡略化された明度ヒストグラムが作成され、容易に「写真」特性を判別することができる。
上記のように、階調度パターンは、判別のためにヒストグラムの形状が必要な部分については細かい量子化幅としてその形状を残し、形状まで必要ない部分については粗い量子化幅としてまとめるように設定すればよい。
すなわち、図3に示したような各素材特性毎の典型的なヒストグラムについて、上記階調度パターンをそれぞれ適用し、参照用ヒストグラムを作成してヒストグラムテーブル21に予め保持させておく。そして、ブロック又は細分化ブロックについて、画質優先するように指定された素材特性に応じた階調度パターンを適用してヒストグラムを作成する。これらのヒストグラムは、いずれも特徴部分を残して簡略化されているため、ブロック又は細分化ブロックのヒストグラムと参照用ヒストグラムとの比較が簡単なため、特性の判別を容易に行うことができる。
なお、本例では、ヒストグラムテーブル21は各素材特性毎の典型的な参照用ヒストグラムを保持し、マッチング手段24はブロック又は細分化ブロックのヒストグラムを参照用ヒストグラムと比較して特性の判別を行っているが、例えば、ヒストグラムテーブル21に各素材特性毎のヒストグラムの特徴を示す条件式を保持させて、ブロック又は細分化ブロックのヒストグラムが条件を満たすか否かで特性を判別する等、他の方法で判別するようにしてもよい。
図10には、本発明に係る画像処理装置1の他の一例を示してあり、図1に例示した画像処理装置が備える各機能手段2〜8に加えて、1フレーム分の画像データのうちの未処理部分の処理に要する時間及び処理済部分の出力に要する時間を算出する処理終了推定手段31、出力に要する時間が処理に要する時間を上回るときに出力手段8による1フレーム分の画像データの出力を開始させる出力制御手段32を更に備え、出力手段8により出力される画像データは、例えば、画像形成装置による印刷処理、或いは他の画像処理装置による画像の拡大・縮小や別の画像との合成等の処理が施される。
上記各機能手段3〜7、31、32は、それぞれハードウエア構成で実現するようにしてもよいが、本例では、画像処理装置1のコンピュータハードウエアにより本発明に係るプログラムを実行することにより構成されている。
なお、本例のコンピュータハードウエアは複数のプロセッサを備えており、ブロック化手段3と細分化手段5と特性判別手段4(6)とを1つのプロセッサ、画像処理手段7を別のプロセッサ、処理終了推定手段31と出力制御手段32とを更に別のプロセッサに処理を振り分けて、並行処理させることで処理の高速化を図っているが、例えば、1つプロセッサを備えた複数のコンピュータハードウエアに各処理を振り分けて画像処理装置1を構成してもよい。
本例の画像処理装置は、入力された1フレーム分の画像データをブロック(細分化ブロック)に分割して、特性判別手段4(6)による特性判別、及び画像処理手段7による画像処理をそれぞれのブロック(細分化ブロック)に対して順番に施している。
ここで、上記処理の途中の或る時点において、残りの特性判別及び画像処理を施すために必要な残処理時間をT2、特性判別及び画像処理を施したデータ部分の出力手段8による出力に要する出力時間をT1とする。
図11には、1フレーム分の画像データについての処理の途中の状態を概念的に示している。画像データが入力された直後は画像データは全てが未処理であり、この未処理部分について処理を施すことで次第に処理済となり、処理済部分は出力手段8により出力される。すなわち、この未処理部分の特性判別及び画像処理に要する残処理時間がT2、処理済部分の出力に要する出力時間がT1である。
処理終了推定手段31は、出力時間T1及び残処理時間T2を算出するために、画像処理手段7による処理の進行状況に応じて1フレーム分の画像データ中の処理済部分のデータ量d1を取得し、また、特性判別手段4(6)による判別結果に基づいて、未処理部分のうちの「下地」特性部分のデータ量d2b、「文字」特性部分のデータ量d2t、「写真」特性部分のデータ量d2p、その他の部分のデータ量d2eを取得する。
また、処理終了推定手段31は、単位データ量の出力に要する出力時間係数t1、及び、図12に示すように単位データ量の画像処理に要する各特性毎の処理時間係数として、「下地」特性の処理時間係数t2b、「文字」特性の処理時間係数t2t、「写真」特性の処理時間係数t2p、その他の部分の処理時間係数t2eが、画像処理装置1の処理能力に応じて予め設定されており、出力時間T1=d1×t1、残処理時間T2=d2b×t2b+d2t×t2b+d2p×t2p+d2e×t2eとして算出する。
そして、出力制御手段32が、出力時間T1と残処理時間T2とを比較して、出力時間T1≧残処理時間T2となったときに出力手段8により1フレーム分の画像データの出力を開始させる。
この、画像データの出力を開始するタイミングについて、図13を用いて説明する。
画像処理が開始(41)すると、図中に楕円45で示した一定のタイミング毎に出力時間T1及び残処理時間T2を算出し、出力開始の条件、すなわちT1≧T2を満たすか否かを判定し、条件を満たしたときに1フレーム分の画像データの出力を開始する(42)。
このタイミングで出力を開始すると、画像処理の終了(43)と同時又は終了後に、出力処理が終了(44)する。すなわち、出力を開始した時点では未処理部分が残っているが、出力時間T1が経過した時点では、既に残処理時間T2が経過して1フレーム分の画像データが全て処理済となり、1フレーム分の画像データの出力を滞りなく行え、出力先の装置は途切れることなく画像データを受け取ることができる。
図14には、出力制御の処理フローが示してある。
画像処理手段7による画像処理の開始に応じて、処理終了推定手段31が出力時間T1及び残処理時間T2を算出(ステップS21)する。そして、出力制御手段32がT1≧T2の条件を満たすか否かを判定する(ステップS22)。条件を満たしていない場合は一定時間待機し(ステップS23)、T1及びT2を算出し直して(ステップS21)、条件を満たすか再判定する(ステップS22)。T1≧T2の条件を満たす場合は、出力を開始しても滞りなく画像データを出力できるため、出力制御手段32は出力手段8により1フレーム分の画像データの出力を開始させる(ステップS24)。
本発明の一実施例に係る画像処理装置の構成図である。 本発明の一実施例に係るブロック特性に応じた処理選択を説明する図である。 本発明の一実施例に係るブロック特性の判別処理を説明する図である。 本発明の一実施例に係る特性に応じた画像処理を説明する図である。 本発明の一実施例に係るブロックの細分化処理を説明する図である。 本発明と従来との相違を説明する概念図である。 画像処理システムの一例を説明する図である。 本発明の一実施例に係る特性判別手段を説明する図である。 本発明の一実施例に係るヒストグラムの作成処理を説明する図である。 本発明の一実施例に係る画像処理装置を説明する図である。 本発明の一実施例に係る画像データの処理状況を説明する図である。 本発明の一実施例に係る残処理時間の算出に用いる処理時間係数を示す図である。 本発明の一実施例に係る出力処理の開始タイミングを説明する図である。 本発明の一実施例に係る出力制御の処理フローを説明する図である。
符号の説明
1:画像処理装置、 3:ブロック化手段、
4:特性判別手段、 5:細分化手段、
6:特性判別手段、 7:画像処理手段、
10:画像データ、 11:ブロック、
12:画像特性と処理パスとの対応表、
21:ヒストグラムテーブル、 22:画像抽出手段、
23:ヒストグラム作成手段、 24:マッチング手段、
31:処理終了推定手段、 32:出力制御手段、

Claims (14)

  1. 画像データを所定の処理を施して出力する方法において、
    画像データを複数のブロックに区分して、各ブロックの特性を判別し、各ブロックに特性に応じて予め設定された処理を施すことを特徴とする画像処理方法。
  2. 画像データを所定の処理を施して出力する方法において、
    画像データを複数のブロックに区分して、各ブロックの特性を判別し、
    予め設定された条件に基づいて、更に細分化するブロックを特定し、
    前記特定されたブロックを更に複数のブロックに細分化して、各細分化ブロックの特性を判別し、
    前記ブロック及び細分化ブロックに、これらの特性に応じて予め設定された処理を施すことを特徴とする画像処理方法。
  3. 請求項2に記載の画像処理方法において、
    前記ブロックの特性は、当該ブロック画像の明度ヒストグラムに基づいて判別し、
    前記細分化ブロックの特性は、更に当該細分化ブロック画像の彩度ヒストグラムに基づいて判別することを特徴とする画像処理方法。
  4. 請求項3に記載の画像処理方法において、
    前記ブロック又は細分化ブロックの画像データを量子化する階調度を少なくとも部分的に粗くした階調度パターンを素材特性毎に予め用意しておき、
    画像データの処理のために指定された素材特性に応じた階調度パターンを用いて、前記ブロック又は細分化ブロックに含まれる画素値に基づいて前記明度ヒストグラム及び彩度ヒストグラムを作成することを特徴とする画像処理方法。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像処理方法において、
    前記処理を施した1フレーム分の画像データを出力する出力手段を有し、
    1フレーム分の画像データ中の前記処理を施した部分のデータ量に基づいて出力に要する時間を算出し、
    前記判別した特性を用いて、当該画像データ中の前記処理を未だ施していない部分のデータ量に基づいて処理終了までの時間を算出し、
    前記出力に要する時間と処理終了までの時間とを比較して、出力に要する時間が処理終了までの時間を上回るときに出力手段により1フレーム分の画像データの出力を開始させることを特徴とする画像処理方法。
  6. 画像データを所定の処理を施して出力する画像処理装置において、
    画像データを複数のブロックに区分するブロック化手段と、
    前記ブロックの特性を判別する特性判別手段と、
    前記ブロックに特性に応じて予め設定された処理を施す画像処理手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  7. 画像データを所定の処理を施して出力する画像処理装置において、
    画像データを複数のブロックに区分するブロック化手段と、
    予め設定された条件に基づいて、更に細分化するブロックを特定して当該ブロックを更に複数のブロックに細分化する細分化手段と、
    前記ブロック及び細分化ブロックの特性を判別する特性判別手段と、
    前記ブロック及び細分化ブロックに特性に応じて予め設定された処理を施す画像処理手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項7に記載の画像処理装置において、
    前記特性判別手段は、ブロック画像の明度ヒストグラムに基づいて前記ブロックの特性を判別し、更に細分化ブロック画像の彩度ヒストグラムに基づいて前記細分化ブロックの特性を判別することを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項8に記載の画像処理装置において、
    前記ブロック又は細分化ブロックの画像データを量子化する階調度を少なくとも部分的に粗くした階調度パターンを素材特性毎に予め用意しておき、
    画像データの処理のために指定された素材特性に応じた階調度パターンを用いて、前記ブロック又は細分化ブロックに含まれる画素値に基づいて前記明度ヒストグラム及び彩度ヒストグラムを作成することを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項6乃至請求項9のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記処理を施した1フレーム分の画像データを出力する出力手段を有し、
    1フレーム分の画像データ中の前記処理を施した部分のデータ量に基づいて出力に要する時間を算出し、前記判別した特性を用いて、当該画像データ中の前記処理を未だ施していない部分のデータ量に基づいて処理終了までの時間を算出する処理終了推定手段と、
    前記出力に要する時間と処理終了までの時間とを比較して、出力に要する時間が処理終了までの時間を上回るときに出力手段により1フレーム分の画像データの出力を開始させる出力制御手段とを、更に備えたことを特徴とする画像処理装置。
  11. 画像データを所定の処理を施して出力するための処理機能をコンピュータに実現するプログラムであって、
    画像データを複数のブロックに区分する機能と、
    各ブロックの特性を判別する機能と、
    各ブロックに特性に応じて予め設定された処理を施す機能とを、コンピュータに構成することを特徴とするコンピュータプログラム。
  12. 画像データを所定の処理を施して出力するための処理機能をコンピュータに実現するプログラムであって、
    画像データを複数のブロックに区分する機能と、
    ブロックの特性を判別する機能と、
    予め設定された条件に基づいて、更に細分化するブロックを特定する機能と、
    特定されたブロックを更に複数のブロックに細分化する機能と、
    細分化ブロックの特性を判別する機能と、
    ブロック及び細分化ブロックに、これらの特性に応じて予め設定された処理を施す機能とを、コンピュータに構成することを特徴とするコンピュータプログラム。
  13. 請求項12に記載のコンピュータプログラムにおいて、
    前記ブロック又は細分化ブロックの画像データを量子化する階調度を少なくとも部分的に粗くした階調度パターンを素材特性毎に予め用意しておき、
    前記ブロック及び細分化ブロックの特性を判別する機能は、
    画像データの処理のために指定された素材特性に応じた階調度パターンを用いて、前記ブロック又は細分化ブロックに含まれる画素値に基づいて明度ヒストグラム及び彩度ヒストグラムを作成し、
    当該ブロックの明度ヒストグラムに基づいて当該ブロックの特性を判別し、更に当該細分化ブロックの彩度ヒストグラムに基づいて当該細分化ブロックの特性を判別することを特徴とするコンピュータプログラム。
  14. 請求項11乃至請求項13のいずれか1項に記載のコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータは、前記処理を施した1フレーム分の画像データを出力する出力手段を有し、
    1フレーム分の画像データ中の前記処理を施した部分のデータ量に基づいて出力に要する時間を算出し、前記判別した特性を用いて、1フレーム分の画像データ中の前記処理を未だ施していない部分のデータ量に基づいて処理終了までの時間を算出する機能と、
    前記出力に要する時間と処理終了までの時間とを比較して、出力に要する時間が処理終了までの時間を上回るときに出力手段により1フレーム分の画像データの出力を開始させる機能とを、更にコンピュータに構成することを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2005257348A 2004-09-10 2005-09-06 画像処理方法及び画像処理装置 Expired - Fee Related JP4517987B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005257348A JP4517987B2 (ja) 2004-09-10 2005-09-06 画像処理方法及び画像処理装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004263211 2004-09-10
JP2005257348A JP4517987B2 (ja) 2004-09-10 2005-09-06 画像処理方法及び画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006109424A true JP2006109424A (ja) 2006-04-20
JP4517987B2 JP4517987B2 (ja) 2010-08-04

Family

ID=36378555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005257348A Expired - Fee Related JP4517987B2 (ja) 2004-09-10 2005-09-06 画像処理方法及び画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4517987B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2009107237A1 (ja) * 2008-02-29 2011-06-30 グローリー株式会社 生体認証装置
JP2014072556A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Oki Data Corp 画像処理装置、プログラム及び方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08289107A (ja) * 1994-10-28 1996-11-01 Seiko Epson Corp 画像データをメモリに蓄積する装置及び方法
JP2001238074A (ja) * 2000-02-22 2001-08-31 Riso Kagaku Corp 画像属性判別方法および装置
JP2002101313A (ja) * 2000-09-26 2002-04-05 Minolta Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP2002218232A (ja) * 2001-01-19 2002-08-02 Sharp Corp 画像処理装置およびそれを備えた画像形成装置並びに画像処理方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08289107A (ja) * 1994-10-28 1996-11-01 Seiko Epson Corp 画像データをメモリに蓄積する装置及び方法
JP2001238074A (ja) * 2000-02-22 2001-08-31 Riso Kagaku Corp 画像属性判別方法および装置
JP2002101313A (ja) * 2000-09-26 2002-04-05 Minolta Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP2002218232A (ja) * 2001-01-19 2002-08-02 Sharp Corp 画像処理装置およびそれを備えた画像形成装置並びに画像処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2009107237A1 (ja) * 2008-02-29 2011-06-30 グローリー株式会社 生体認証装置
JP2014072556A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Oki Data Corp 画像処理装置、プログラム及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4517987B2 (ja) 2010-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4197346B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、画像処理プログラムおよび記録媒体
JP4498233B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2006091980A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
CN106303150B (zh) 图像处理装置及图像处理装置的控制方法
JP2005519406A (ja) スキャンされた文書画像のユーザ選択式背景雑音除去
JP6923037B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
JP6976824B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2004193964A (ja) 画像処理装置および画像処理方法およびプログラムおよび記録媒体
JP2009027385A (ja) 画像処理装置とその方法およびコンピュータプログラム
JP5106318B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像の記憶方法、及びコンピュータプログラム
JP4517987B2 (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JP4570534B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、及びコンピュータプログラム
US9788014B2 (en) Image processing device for reducing data size of object in image data based on target value
JPH10283470A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および記録媒体
JP6474315B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよびその記録媒体
JP4522978B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、画像処理プログラムおよび記録媒体
JP4169674B2 (ja) 画像処理装置、画像処理プログラムおよび記憶媒体
JP4080252B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
JP2004222078A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびそのプログラム
JP2002359716A (ja) 印刷システム、印刷方法、プログラム及び記録媒体
JP7330337B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム
JP7317557B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、記録媒体及び画像形成装置
JP2009272925A (ja) 画像処理装置
JP7077925B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP2022141319A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070928

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071024

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100301

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100427

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100510

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4517987

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140528

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees