JP2973260B2 - 印刷情報処理装置 - Google Patents

印刷情報処理装置

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JP2973260B2
JP2973260B2 JP4328158A JP32815892A JP2973260B2 JP 2973260 B2 JP2973260 B2 JP 2973260B2 JP 4328158 A JP4328158 A JP 4328158A JP 32815892 A JP32815892 A JP 32815892A JP 2973260 B2 JP2973260 B2 JP 2973260B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホストコンピュータなど
から送られてくる印刷情報を処理し、ビットイメージに
して印刷装置に送るための印刷情報処理装置に関する。
さらに詳しくは、可及的に小さいメモリを用いて印刷情
報を処理、出力するためのデータ処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のレーザプリンタの普及には目を見
張るものがある。その背景には多くの技術革新により個
々の部品の単価が下がり、一般のユーザが手ごろに求め
ることのできる価格にまで下がったという事実がある。
例えば、感光体ドラム、帯電器、情報記録用レーザ、現
像器、定着器、設定表示用液晶パネルなどがそれであ
る。
【0003】しかし、印刷情報を保持するための記録情
報保持用メモリについては、記憶容量当りの単価が多少
下がっても1ページ分の記憶容量が必要なため、結果と
して非常に高価な部品になるという問題があった。
【0004】1ページ分の記憶容量が必要なのは、ペー
ジプリンタにおける印刷情報の処理が以下のように行わ
れるためである。つまり、通信経路より取り込まれた印
刷情報は、文字コードデータか、ビットイメージデータ
かなどの解釈がなされ、ROMからビットマップの文字
フォントを取り出したり、あるいはベクトルで表わされ
る図形データをビットイメージに変換したり、あるいは
基となるビットマップイメージを印刷装置の解像度に合
わせて変換したりする処理が行われ、1ページ分のビッ
トイメージデータがページメモリへ書き込まれたところ
で一気に印刷装置へと出力される。
【0005】このような処理を行うため、1ページ分相
当の記憶容量を持つメモリが必要となる。例えば、30
0dpi(dots/inch)の解像度でA4用紙への印刷を想
定した場合、記録情報保持用メモリは約1MB(メガバ
イト)が必要であり、430dpiの解像度でA3用紙へ
の印刷を行うには約6MBものRAMが必要になる。
【0006】このような問題を解決するため、1ページ
分に相当するビットイメージデータをメモリに書き込む
前に圧縮処理し、小さくなったデータを記憶させ、出力
の際には伸長するという方法が考えられた。
【0007】しかし、この方法でもメモリに書き込む前
に1ページ分に相当するビットイメージデータを展開す
る必要があるため、やはり1ページ分相当の作業用メモ
リ202が必要となる。
【0008】そこで、1ページ分相当のメモリを使うこ
となく、1ページ分相当の処理機能を果たせるバンド方
式が考え出された。これは1ページを仮想的に同じ大き
さの複数のバンドに区切り、1つ以上の物理的バンドで
順番に前記の仮想的バンドを処理していこうというもの
である。これによってある程度のメモリ節約は可能とな
った。
【0009】しかしその反面、印刷情報を一旦ビットイ
メージデータに変換し、処理対象であるバンドに存在す
るデータを切り出すという操作が加わるため、処理がき
わめて複雑になり、時間がかかるという問題が生じた。
【0010】そこで、中間コードの概念が提案された。
これは処理対象となる印刷情報が図形データか、文字デ
ータであるかということや、データがどこに格納されて
いるか、あるいはページのどこに書き込むのかという情
報をインデックスのコードで管理しようというものであ
り、この方法により印刷情報のすべてを一気にビットイ
メージデータに変換する必要がなくなり、処理に必要な
メモリもさらに少なくて済むようになった。
【0011】しかし、この方法では複雑な図形が多数存
在する印刷情報の場合、複雑なコードが大量にできてし
まい、それらをすべてインデックスのコードで表現する
ことが困難となり、ビットイメージで表現した場合より
も大量のメモリが必要となる問題が生じた。
【0012】そこで今度は、処理対象のバンドに存在す
る文字データはコードで管理し、一方図形データはビッ
トイメージに展開して管理するという方法が考え出され
た。しかし、この方法では処理対象であるバンドに存在
するデータがほとんど図形データであった場合、従来の
ビットイメージ展開方式の方法によるものよりも余分な
中間コードの分だけメモリが必要となり、逆にメモリ効
率を下げるという結果が生じた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
方法では以下のような問題点があった。
【0014】1ページ分の印刷情報を全てビットイメ
ージに展開し、一気に出力する方式では、大量のメモリ
が必要になる。
【0015】1ページ分の印刷情報を全てビットイメ
ージに展開し、圧縮して記憶する方式では、圧縮や伸長
の際に沢山の時間を必要とする。
【0016】 バンドに区切った印刷情報を全てビッ
トイメージに展開する方式では、バンド切り出しなどの
ために処理時間が長くなる。
【0017】 バンドに区切った印刷情報を中間コー
ドで管理する方式では、中間コードが冗長になることが
多い。
【0018】本発明はこの様な問題を解決するためには
鑑みられたもので、その目的とするところは、可及的に
小さいメモリを用いて1ページ分の印刷情報を迅速に順
次処理できる印刷情報処理装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明の印刷情報処理装置は、与えたれた印刷
情報の解析を行う情報解析手段と、前記情報解析手段で
解析された結果を基に、1ページを複数の仮想バンドに
分割し、各仮想バンドに含まれる前記印刷情報をビット
イメージ形式とは異なる中間コード形式のデータに変換
して対応するバンドバッファに格納していく第一の中間
コード作成手段と、各バンドバッファについて、前記中
間コードデータからビットイメージデータを作成する展
開手段と、各バンドバッファについて、中間コード形式
でデータを格納していく際、それよりもビットイメージ
形式で格納した方がよいかどうかを判定する圧縮必要性
判定手段と、前記判定が肯定的である場合、印刷機構に
出力するタイミングに先んじて事前に前記展開手段によ
りビットイメージデータを作成し、所定の方法で圧縮し
て該圧縮ビットイメージデータをメモリの所定領域に格
納する事前展開圧縮手段と、前記事前にビットイメージ
データに展開したバンドバッファには、前記格納した前
記圧縮ビットイメージデータを管理するための中間コー
ドを作成して格納する第二の中間コード作成手段と、前
記圧縮ビットイメージデータを伸長し、基のビットイメ
ージデータを再生する伸長手段と、印刷の際、印刷機構
に出力するタイミングに応じて、前記展開手段や伸長手
段により各仮想バンド毎に順次ビットイメージデータを
作成し、物理バンドメモリ上に書き込んでいくビットイ
メージ再生手段と、前記物理バンドメモリ上のビットイ
メージデータを順次印刷機構に転送する転送手段とを有
する。
【0020】
【実施例】図1は本発明の印刷情報理装置の実施例にお
けるバンドの考え方を説明する図である。1ページの印
刷用紙101をNの仮想バンド102に分割し、これら
の仮想バンド102を順番にRAM上の複数の物理バン
ド103で処理していく。ただし、今回の発明ではこの
物理バンドの数は処理効率の最適性から3つにしてい
る。それは以下のような理由による。
【0021】最初は第一の仮想バンドの処理情報を第一
の物理バンドに、第二の仮想バンドの処理情報を第二の
物理バンドに、第三の仮想バンドの処理情報を第三の物
理バンドに送って展開処理を行う。第一の物理バンドで
の処理が終わったら、その情報は印刷装置へと送られ、
終わると同時に第二の物理バンドで処理された情報が印
刷装置へと送られ始める。それと同時に第三の仮想バン
ドに対する処理が終わっているはずの第三の物理バンド
では、印刷装置への出力待ち状態となり、かつ第一の物
理バンドでは、第四の仮想バンドの展開処理を始める。
このようにして順番に仮想バンドの処理が行われていく
過程で、待ち時間無しに最も効率よく処理を行っていく
ためには、ある物理バンドが印刷装置へ出力を行ってい
る間に、次の物理バンドは連続して印刷装置へ出力でき
るよう待機している必要があり、かつ次の次の物理バン
ドは新たなる仮想バンドの処理情報を展開処理している
必要がある。そのために物理バンドは3つがメモリの効
率上最適である。なお、物理バンドからの印刷装置への
出力速度は、該印刷装置に付随するハードウェアに依存
して決まっているため、その出力速度に応じて物理バン
ドでの展開処理を工夫する必要がある。
【0022】図2は本発明の印刷情報理装置の実施例に
おけるRAMの使用マップである。物理バンド103と
作業用のメモリ202は別に設けてある。また、ホスト
からの印刷情報を受ける受信バッファ203もRAM上
で別に取ってある。
【0023】図3は本発明の印刷情報理装置の実施例の
構成を示す図である。この図に沿って、処理対象として
いるある仮想バンドで印刷情報300の処理がどのよう
に流れていくかを説明する。
【0024】仮想バンドァ内に「ABC」等の文字デー
タとビットイメージで表現される図形データ、そしてベ
クトルで表現される図形データが含まれていたとする。
例えば、文字データである「A」がキーボード等の入力
手段から入力された場合、通信経路を通じてホストから
送られてくる印刷情報はアスキーコードの「41」とい
う値や出力する位置、大きさ等である。一方、ビットイ
メージによる図形データの場合はビットの構成情報その
ものや出力する位置、大きさ等であり、ベクトルで表現
される図形データの場合は数式、描画位置、大きさ等で
ある。そこで印刷情報受信手段301である受信バッフ
ァ203によりこれらの印刷情報300を受信し、格納
する。
【0025】次に、該印刷情報受信手段301で取り込
んだ印刷情報300から情報解析手段302により該印
刷情報300がどの様な種類の情報か、特徴はどこか、
どこに印字するのか等の情報を解析し、その結果を基に
第一の中間コード作成手段303により中間コードを作
成する。この中間コードは、前記印刷情報300がどの
様な種類の情報か、描画に必要なデータがどこに格納さ
れているか、ページのどこに描画するか等の情報をその
種類ごとに決まっている所定の形式で保持しているイン
デックスデータである。
【0026】図4はこの中間コードの諸形式を示してい
る。展開形式による分類では5種類以上あるが、ここで
は3種類のみ記した。どの中間コードも最初に情報の種
類を示すコード名(CN)401を有している。このコ
ード名401はソースデータが16ビットのワード型
か、8ビットのバイト型か、あるいはその混合か、とい
うソースの型や図のような展開の型の情報を有してい
る。
【0027】標準型:ソースの格納場所を示すソース
ポインタ(SP)402と書き込み先を示すオブジェク
トポインタ(OP)403を少なくとも有し、さらにソ
ースデータに対する拡大縮小が加わるときにはオブジェ
クトの幅(0W)404とオブジェクトの高さ(OH)
405の情報が加わる。1つの中間コードが60バイト
程度である。
【0028】直線型:これはベクトルで表現される図
形データに対して適用される中間コードであり、ソース
の情報は直線と決まっているのでソースポインタ402
を持っていない。ベクトルの図形データはラスタ方向の
直線ですべて表現され、個々の直線に対して中間コード
が作成される。
【0029】圧縮型:1つの仮想バンドをビットイメ
ージに展開し、圧縮した場合にこれを管理するために1
つ創られる中間コードである。圧縮したビットイメージ
の格納場所を示すSP402とどこに書き込むかという
OP403、そして伸長されてくる連続データ群の切れ
目を示すOW404で構成される。
【0030】解析された印刷情報300をこのように分
類された中間コードを作成して管理することで印刷情報
300を極めて少ないメモリ量で分かりやすく保持し、
処理することが可能となっている。印刷情報300を加
工していく過程において、まず処理を行う情報がNバン
ドの内のどの仮想バンドのものかが判断され、該当する
仮想バンドの領域に所定の形式の中間コードが作成さ
れ、印刷情報処理及び保持手段307に格納されてい
く。印刷情報処理及び保持手段307は、具体的にはR
AMで実現されており、図2でいえば作業用メモリ20
2の部分である。その際、圧縮必要性判定手段304に
より随時次の3つの項目をチェックし、条件を満たした
時点で加工中のデータに対して圧縮処理が必要であると
判断し、印刷情報展開圧縮手段305へと分岐する。
【0031】<1>1つの仮想バンドに対して中間コー
ドのみが作成されていく過程で、その合計のメモリ容量
が1つのバンドバッファのサイズを越えた場合 <2>1つの仮想バンドに対して中間コードと圧縮済み
ビットイメージが作成されていく過程で、その合計のメ
モリ容量が1つのバンドバッファのサイズを越えた場合 <3>1つの仮想バンドに対して中間コードが作成され
ていく過程で、展開に比較的時間がかかる特定種の中間
コードの数が所定の基準を越えて多くなった場合 例えば、印刷情報300として「ABC」という全角文
字が文字飾り無しで入力された場合、ワードタイプの標
準型のコード名401が記載され、その後に1ページの
どこに展開されるかという座標と、「A」「B」「C」
という文字フォントのビットマップが格納されているR
OM上のアドレスが書き込まれる。その後、印刷情報処
理及び保持手段307によって順次これらの中間コード
は保存されていく。この場合、圧縮は必要ないと判断さ
れ、次の印刷情報300の処理に進む。
【0032】しかし、文字情報が大量に含まれていた場
合、あるいは処理対象の仮想バンドに大量の中間コード
が入っていた場合等では、1つの仮想バンドのすべての
中間コードの容量が展開したビットイメージよりも大き
くなってしまう、あるいは容量は問題ないがその後の展
開において極めて処理時間がかかるという理由から圧縮
が必要であると判断し、該当する仮想バンドの情報は印
刷情報展開圧縮手段305へと送られる。
【0033】該印刷情報展開圧縮手段305では、処理
対象の仮想バンド用に既に作成された中間コードはビッ
トイメージに展開し、さらにそれ以降の印刷情報300
に関しては直接ビットイメージに展開していき、該仮想
バンドのすべての情報がビットイメージに展開された時
点で所定の圧縮方法により圧縮処理が行われる。例えば
ラングレス圧縮法を用いた場合、下記のようになる。
【0034】元データ 00111111 圧縮後データ 0216 これはxがデータの数値を、Nが繰り返し数を示してい
るとして一般的に表現すると {xN}という記述であ
る。圧縮処理によってできるのが圧縮済みビットイメー
ジデータである。
【0035】その後、第2の中間コード作成手段306
により該圧縮済みビットイメージデータを管理するため
の中間コードが作成される。この中間コードこそが図4
におけるの圧縮型であり、この仮想バンドを管理する
ために一つだけ作成される。なお、この図のように同じ
バンドバッファ内にビットマップイメージや文字が混在
している場合は、処理方法に以下の2つが考えられる
が、作業用メモリ202をなるべく使わないようするこ
とが重要であることから、(1)の方法を採用してい
る。
【0036】(1)文字データや図形データが混在する
1つの仮想バンドをまるごとビットイメージに展開し、
圧縮し、一つの中間コードで管理する方法(この方法だ
と、作業用RAMの圧縮データのメモりは多く必要とな
るが、中間コードのメモりの方は比較的少なくて済
む)。
【0037】(2)文字データや図形データが混在する
1つのバンドバッファにおいて、展開に時間のかかる中
間コードや、多くの容量を必要とする中間コードのみを
選択的にビットイメージに展開し、圧縮し、他の情報は
中間コードのままで管理する方法(この方法だと、作業
用メモリ202の圧縮データの容量は比較的少なくて済
むが、中間コードのメモりの方は逆に比較的多く必要と
なる)。
【0038】上記のデータの作業用メモリ202への書
き込みの方法としては、作業用メモリ202のアドレス
番号の例えば低いところから昇順に中間コードを記入
し、一方アドレス番号の高いところから降順に圧縮済み
ビットイメージを書き込んでいくことが考えられる。そ
の際、まだ使われていない中間あたりの領域でその他の
展開処理等を行えばよい。
【0039】なお、圧縮方法をデータの種類に応じて取
捨選択することでさらにメモリの使用効率を上げること
が可能であることはいうまでもない。
【0040】以上までの処理によって通信経路を通じて
送られてきた印刷情報300を前記印刷情報処理及び保
持手段307のRAMによって加工し、必要なデータは
中間コード、あるいは圧縮済みビットイメージに変換し
て、記憶する保存処理320が完了する。この状態を模
式的に示したのが図5の左側である。ただし、ここでは
1ページを4分割として描いている。1ページ分の印刷
情報300に対する処理が終わった時点で作業用メモリ
202には4つの仮想バンド個々に対するすべての中間
コードと必要によっては圧縮済みビットイメージの保存
が完了している。そこで、今度は以降に説明する処理に
よって印刷装置へのビットイメージ転送が行われるのだ
が、その間にRAMの空いた領域を用いて次のページの
処理に入っていく。1ページの印刷装置への転送が終わ
った時点で今度は次のページの転送に入り、さらにその
間に次の次のページの処理が行われていく。このように
して効率よくローテーションが行われていく。
【0041】次に、記憶している中間コードと圧縮済ビ
ットイメージをビットイメージに展開し、印刷装置へと
転送する過程について説明する。
【0042】中間コード解釈判定手段308では、中間
コードのコード名401を読み取り、まず圧縮データで
あるかどうかを解釈判定する。そこで圧縮データでない
場合は、非圧縮データ展開手段309へと進み、圧縮手
段であった場合は圧縮データ伸長手段310へと進む。
【0043】非圧縮データ展開手段309では処理対象
の仮想バンドに含まれる中間コードの管理する情報を基
にして、あるソースデータをビットイメージに展開し、
これを展開用記憶手段311、具体的にはRAM上の所
定の物理バンド103の指定の位置に書き込む。このよ
うにして作成される仮想バンドのビットイメージは、出
力の際に用いられる印刷装置の解像度と1対1に対応し
ているものであり、この時点で文字データであるか、ベ
クトルの図形データか、ビットイメージの図形データか
は区別が無くなる。
【0044】一方、圧縮データ伸長手段310において
は、前記印刷情報処理及び保持手段307のRAMによ
って保存されている圧縮ビットイメージを所定の伸長方
法によって伸長していき、そのデータを処理対象の仮想
バンドに含まれる中間コードの管理する情報を基にして
展開用記憶手段311の物理バンド103に書き込んで
いく。このようにして作成される仮想バンドのビットイ
メージも勿論、出力の際に用いられる印刷装置の解像度
と1対1に対応している。
【0045】以上の過程を経て処理対象である仮想バン
ドのすべての印刷情報300は、前記展開記憶手段31
1の物理バンド103に書き込まれ、揃ったところでビ
ットイメージデータ転送手段312により一気にプリン
タの印刷装置に出力される。以上によってRAMに保存
されている中間コードと圧縮済ビットイメージはビット
イメージに変換され、印刷装置へと転送される転送処理
321が完了する。この状態を模式的に示したのが図5
の右側である。保存処理と転送処理は並行して同時に行
われる。すなわち、あるページの保存処理が終了する
と、そのページの転送処理が起動するが、その処理と並
行して次のページの保存処理が行われる。その際に必要
となる作業用メモリは、転送処理が終わって開放された
作業用メモリの領域からとっていく。しかも、転送処理
においては物理バンドが複数用意されているため、ビッ
トイメージに展開する処理とできあがっているビットイ
メージデータを印刷装置に転送する処理とを同時に実行
可能である。こうして、多くのページに渡る印刷情報処
理でも、時間的な間隔を空けることなく処理することが
可能となる。
【0046】さらに、図6は本発明における1ページ分
の印刷情報300の作業用メモリ202への保存処理3
20の流れを示す保存処理320のフローチャートであ
る。ホストより送られてきた印刷情報300はRAM上
の受信バッファ203にて順次受信されていく。次にそ
こからの情報が情報解析手段302により順番に作業用
メモリ202に取り込まれ、中間コードの作成に入る。
これを作成していく過程で圧縮する必要が生じたら該当
する仮想バンドのための中間コードをすべて作業用メモ
リ202の中で展開し、さらに中間コードの作成を続け
る。但し、該当する仮想バンドについての情報はすべて
いきなり前記の作業用メモリ202の中にビットイメー
ジ展開する。この仮想バンドについてのビットイメージ
がすべて揃ったところで圧縮し、再びRAM上の受信バ
ッファ203から印刷情報300の受信を行う。
【0047】図7は今度は作業用メモリ202に保存さ
れている1ページ分の印刷情報300を1つの仮想バン
ドごとに順番に印刷装置へと転送していく転送処理32
1の流れを示すフローチャートである。
【0048】以上の実施例から本発明の印刷情報処理装
置では、1ページ分の印刷情報300を複数の仮想バン
ドに分け、各々に対して中間コードを作成し、かつ一定
の基準に応じてバンド展開したビットイメージを圧縮す
ることで、従来の方法よりも少ないメモリで1ページ分
の印刷情報を処理することが可能となった。しかも、ビ
ットイメージに展開する基準をメモリの容量と中間コー
ドを用いてビットイメージに展開する際に必要な時間の
2項目でみているため、メモリを有効にかつ処理時間を
最小にしながら印刷情報を処理することが可能となっ
た。
【0049】なお、印刷情報処理及び保持手段をRAM
で実現した場合において、圧縮済みビットイメージ作成
のために必要な展開作業を行うための専用バッファメモ
リを、中間コードを作成するためなどに必要となる作業
用メモリとは別のエリアに確保することも可能である。
これを示したのが図8である。
【0050】1バンド分の展開専用バッファメモリ80
1を設けたために、展開するために必要なメモリを作業
用メモリの空き領域から寄せ集めてくる必要が無くな
り、作業用メモリの余裕を確認しなくても必ず印刷情報
展開圧縮手段305にて展開することが可能となった。
しかし、その一方で展開が必要でなかった場合は、この
展開専用バッファメモリ801は無意味な存在となり、
メモリの無駄使いとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バンド方式の処理を説明する図。
【図2】RAMの内部の使用マップを示す図。
【図3】本発明の実施例の構成を示す図。
【図4】本発明の実施例の中間コードの展開形式による
分類を示す図。
【図5】本発明により実際に処理を行った場合の流れを
概念的に示す図。
【図6】本発明において1ページ分の印刷情報300の
保存処理の流れを示す図。
【図7】本発明において作業用メモリ内の1ページ分の
印刷情報300を1仮想バンドごとに順番に印刷装置へ
転送する処理の流れを示す図。
【図8】本発明において、専用バッファメモリを作業用
メモリとは別のエリアに確保した場合のメモリ構成を示
す図。
【符号の説明】
101 1ページの印刷情報 102 仮想バンド 103 物理バンド 201 RAM 202 作業用メモリ 203 受信バッファ 300 印刷情報 301 印刷情報受信手段 302 情報解析手段 303 第一の中間コード作成手段 304 圧縮必要性判定手段 305 印刷情報展開圧縮手段 306 第二の中間コード作成手段 307 印刷情報処理及び保持手段 308 中間コード解釈判定手段 309 非圧縮データ展開手段 310 圧縮データ伸長手段 311 展開用記憶手段 312 ビットイメージデータ転送手段 313 ビットイメージデータ 320 保存処理 321 転送処理 401 コード名 402 ソースポインタ 403 オブジェクトポインタ 404 ソースの幅 405 ソースの高さ 501 文字データ 502 ベクトル図形データ 503 ビットイメージデータ 504 印刷装置 801 展開専用バッファメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−307619(JP,A) 特開 昭63−250727(JP,A) 特開 平4−215189(JP,A) 特開 平3−114856(JP,A) 特開 平4−323060(JP,A) 特開 平4−323061(JP,A) 特開 平4−25478(JP,A) 特開 平4−65258(JP,A) 特開 平6−233141(JP,A) 特開 平2−29353(JP,A) 特開 平2−266965(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 5/30 B41J 2/485 G06F 3/12

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられた印刷情報の解析を行う情報解
    析手段と、 前記情報解析手段で解析された結果を基に、1ページを
    複数の仮想バンドに分割し、各仮想バンドに含まれる前
    記印刷情報をビットイメージ形式とは異なる中間コード
    形式のデータに変換して対応するバンドバッファに格納
    していく第一の中間コード作成手段と、 各バンドバッファについて、前記中間コードデータから
    ビットイメージデータを作成する展開手段と、 各バンドバッファについて、中間コード形式でデータを
    格納していく際、それよりもビットイメージ形式で格納
    した方がよいかどうかを判定する圧縮必要性判定手段
    と、 前記判定が肯定的である場合、印刷機構に出力するタイ
    ミングに先んじて事前に前記展開手段によりビットイメ
    ージデータを作成し、所定の方法で圧縮して該圧縮ビッ
    トイメージデータをメモリの所定領域に格納する事前展
    開圧縮手段と、 前記事前にビットイメージデータに展開したバンドバッ
    ファには、前記格納した前記圧縮ビットイメージデータ
    を管理するための中間コードを作成して格納する第二の
    中間コード作成手段と、 前記圧縮ビットイメージデータを伸長し、基のビットイ
    メージデータを再生する伸長手段と、 印刷の際、印刷機構に出力するタイミングに応じて、前
    記展開手段や伸長手段により各仮想バンド毎に順次ビッ
    トイメージデータを作成し、物理バンドメモリ上に書き
    込んでいくビットイメージ再生手段と、 前記物理バンドメモリ上のビットイメージデータを順次
    印刷機構に転送する転送手段と、 を有する印刷情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記圧縮必要性判定手段おいて、 中間コード形式よりもビットイメージ形式でデータを格
    納した方がよいと判定する基準を、 1仮想バンドに対して中間コード形式のみでデータを格
    納していく際、その合計のデータ量が対応するバンドバ
    ッファのビットイメージ形式での記憶時のメモリサイズ
    を越えるかの第1基準、 1仮想バンドに対して圧縮ビットイメージ形式に加え、
    さrない中間コード形式でデータを格納していく際、そ
    の合計のデータ量が対応するバンドバッファのビットイ
    メージ形式での記憶時のメモリサイズを越えるかの第2
    基準、 1仮想バンドに対して格納した中間コード形式のデータ
    について、特定種の中間コードデータの数が所定値を越
    えるかの第3基準、 の少なくとも1つとする請求項1記載の印刷情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】前記圧縮必要性判定手段おいて、 中間コード形式よりもビットイメージ形式でデータを格
    納した方がよいと判定する基準を、前記3基準の複数の
    併用とし、少なくとも1基準を満たしたところで肯定的
    と判定する請求項2記載の印刷情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記特定種の中間コードデータとは、そ
    の中間コードデータを展開してビットイメージデータを
    作成するのに所定値以上の時間がかかるものである請求
    項2または3記載の印刷情報処理装置。
  5. 【請求項5】 中間コードデータと圧縮ビットイメージ
    データの保存をメモリ上の共通の領域にすることを特徴
    とする請求項1乃至4いづれか1つに記載の印刷情報処
    理装置。
  6. 【請求項6】 前記ビットイメージ再生手段は少なくと
    も3つの物理バンドを用意しており、その中のある物理
    バンドのデータを印刷機構へ転送している間、残りの物
    理バンドには以降に転送を控える仮想バンドのビットイ
    メージデータを作成し、書き込んでいくことを特徴とす
    る請求項1乃至5いづれか1つに記載の印刷情報処理装
    置。
  7. 【請求項7】 各仮想バンド毎にデータを作成して記憶
    していく処理と、 前記記憶したデータを基に印刷機構にデータを転送する
    処理とは、独立したタイミングで行われることを特徴と
    する印請求項1乃至6いづれか1つに記載の印刷情報処
    理装置。
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