JPH08287265A - 線分表示方法 - Google Patents

線分表示方法

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Publication number
JPH08287265A
JPH08287265A JP9471795A JP9471795A JPH08287265A JP H08287265 A JPH08287265 A JP H08287265A JP 9471795 A JP9471795 A JP 9471795A JP 9471795 A JP9471795 A JP 9471795A JP H08287265 A JPH08287265 A JP H08287265A
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JP
Japan
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line
clip area
area
clip
line segment
Prior art date
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Pending
Application number
JP9471795A
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English (en)
Inventor
Akira Ichikawa
明 市川
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 クリップエリアを越える線分の表示指定がさ
れた場合でも、クリップエリアの境界線上において所定
の終端処理を施すことにより、当該終端処理に対応した
クリップ処理を行う。 【構成】 指定された始点Sと終点Eとを結んだ仮想線
48がクリップエリア52の境界線に交わるか否かを判
定し、仮想線48がクリップエリア52の境界線に交わ
ると判定された場合には、仮想線48のうちクリップエ
リア内に位置する部分48Aの両端点S1、E1、及び
指定された線幅に従って線分64を表示し、さらに、ク
リップエリア52の境界線と交わる交点S1、E1にお
いて、所定の終端処理として、当該交点S1、E1の各
々を中心とし線幅を直径とする円66、68を表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線分表示方法に係り、
より詳しくは、図形を表示する領域としてのクリップエ
リアを含む所定の表示画面での図形作成作業において、
始点位置、終点位置及び線幅によって定まる線分を表示
する際に、線分の終端をそれぞれ予め定められた図形で
表示する線分表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりパーソナルコンピュータ等の情
報処理装置において、図形等の画像をディスプレイに表
示させつつ、対話式にキーボード操作により電子的な画
像編集を行うことにより所望の画像を作成し、作成した
画像を所定の用紙に記録する画像記録技術が知られてい
る。
【0003】上記の技術において、電子的な画像編集を
行う際に、不要な画像部分をウインドウの境界線等によ
り切り落とす処理としてのクリップ処理(クリッピン
グ)がしばしば実行される。
【0004】このクリップ処理では、線分等の所定の幅
を有する図形を対象として実行する際に、上記ウインド
ウ等のクリップエリアの境界部分において当該図形の一
部が欠けてしまうという問題点があった。
【0005】そこで、この問題点を解決するべく、クリ
ップエリアの境界部分で線分が欠けることなく、乱れの
ない正確な線分を表示する技術が提案され、特開平3−
150680号公報に記載されている。但し、この技術
では、指定された始点、終点及び線幅から求められる線
分に対して、クリップエリアを越えて当該線分を表示す
る際、クリップエリアの境界では、図13(B)に示す
ように、線分54が水平な境界線52A又は垂直な境界
線52Bにより切断されたような形状54Aになるよう
に、線分54に対するクリップ処理が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クリッ
プ処理の種類によっては、必ずしも上記のような切断さ
れた形状にクリップすることが求められているとは限ら
ない。即ち、図形の印字に主に使用されるペンプロッタ
によって線分を印字する場合、線分の終端では予め定め
られた図形(円など)が印字される、即ち所定の終端処
理が施されるが、クリップエリアを越える線分の表示指
定がされた際には、ペンプロッタのペンはクリップエリ
アに対応する用紙領域しか移動しないので、上記のよう
に線分の終端部に印字されるべき予め定められた図形
(円など)をクリップエリアの境界線上に表示すること
が求められている。
【0007】また、始点、終点の何れか一方がクリップ
エリアの境界線上に位置し、他方がクリップエリア外に
位置する場合、実際にはペンプロッタのペンはクリップ
エリアの外部に対応する用紙領域には移動しないため、
線分でなく点として表示されるはずであるが、図14
(B)に示す図形60A、62Aのように線分の一部が
欠けた形状が表示されることになってしまう。
【0008】本発明は、上記事実を考慮し、クリップエ
リアを越える線分の表示指定がされた場合でも、クリッ
プエリアの境界線上において所定の終端処理を施すこと
により、当該終端処理に対応したクリップ処理を行うこ
とのできる線分表示方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、図形を表示する領域とし
てのクリップエリアを含む所定の表示画面での図形作成
作業において、始点位置、終点位置及び線幅によって定
まる線分を表示する際に、線分の終端をそれぞれ予め定
められた図形で表示する線分表示方法であって、前記始
点位置と前記終点位置とを結んだ仮想線と、前記クリッ
プエリアの境界線と、が交わる点を、前記仮想線の仮端
部とし、前記仮端部又は前記仮想線の終端が、前記クリ
ップエリアの境界線上又は前記クリップエリア内に一対
設定された場合には、該仮端部に前記図形を設定すると
共に前記線幅に応じて仮想線と平行な幅線を設定し、設
定された図形と幅線とで囲まれる領域を線分として表示
する、ことを特徴とする。
【0010】また、請求項2記載の発明は、図形を表示
する領域としてのクリップエリアを含む所定の表示画面
での図形作成作業において、始点位置、終点位置及び線
幅によって定まる線分を表示する際に、線分の終端をそ
れぞれ予め定められた図形で表示する線分表示方法であ
って、前記始点位置又は前記終点位置の何れか一方が前
記クリップエリアの境界線上に位置し且つ他方がクリッ
プエリア外に位置する場合には、該クリップエリアの境
界線上の位置において前記図形を設定し、設定された図
形のみを表示する、ことを特徴とする。
【0011】また、請求項3記載の発明は、図形を表示
する領域としてのクリップエリアを含む所定の表示画面
での図形作成作業において、始点位置、終点位置及び線
幅によって定まる線分を表示する際に、線分の終端をそ
れぞれ線幅を直径とする半円弧で表示する線分表示方法
であって、前記始点位置と前記終点位置とを結んだ仮想
線と、前記クリップエリアの境界線と、が交わる点を、
前記仮想線の仮端部とし、前記仮端部又は前記仮想線の
終端が、前記クリップエリアの境界線上又は前記クリッ
プエリア内に一対設定された場合には、設定された位置
の各々を中心に線幅を直径とする円を設定すると共に前
記仮想線に平行であり該仮想線を中心とし線幅だけ離間
した一対の幅線を設定し、設定された円と幅線とで囲ま
れる領域を線分として表示する、ことを特徴とする。
【0012】また、請求項4記載の発明は、図形を表示
する領域としてのクリップエリアを含む所定の表示画面
での図形作成作業において、始点位置、終点位置及び線
幅によって定まる線分を表示する際に、線分の終端をそ
れぞれ線幅を直径とする半円弧で表示する線分表示方法
であって、前記始点位置又は前記終点位置の何れか一方
が前記クリップエリアの境界線上に位置し且つ他方がク
リップエリア外に位置する場合には、該クリップエリア
の境界線上の位置を中心に線幅を直径とする円を設定
し、設定された円のみを表示する、ことを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、始点位置、終点位置
及び線幅によって定まる線分を表示する際に、始点位置
と終点位置とを結んだ仮想線と、クリップエリアの境界
線と、が交わる点を仮想線の仮端部とする。仮端部又は
前記仮想線の終端が、クリップエリアの境界線上又はク
リップエリア内に一対設定された場合には、線分の終端
に表示される予め定められた図形をこの仮端部に設定す
ると共に、線幅に応じて仮想線と平行な幅線を設定す
る。なお、前記図形としては、例えば仮端部を中心とし
線幅を直径とする円等を適用することができる。しかる
後、上記で設定された図形と幅線とで囲まれる領域を線
分として表示する。これにより、クリップエリアを越え
る線分の表示指定がされた場合でも、クリップエリアの
境界線上において所定の終端処理が施され、当該終端処
理に対応したクリップ処理が行われることになる。
【0014】また、請求項2記載の発明では、始点位置
又は終点位置の何れか一方がクリップエリアの境界線上
に位置し、且つ他方がクリップエリア外に位置する場合
には、該クリップエリアの境界線上の位置において、線
分の終端に表示される予め定められた図形を設定し、設
定された当該図形のみを表示する。これにより、始点位
置又は終点位置の何れか一方がクリップエリアの境界線
上に位置し、且つ他方がクリップエリア外に位置する場
合でも、クリップエリアの境界線上において所定の終端
処理が施され、当該終端処理に対応したクリップ処理が
行われることになる。
【0015】また、請求項3記載の発明では、始点位
置、終点位置及び線幅によって定まる線分を表示する際
に、始点位置と終点位置とを結んだ仮想線と、クリップ
エリアの境界線と、が交わる点を、仮想線の仮端部とす
る。仮端部又は前記仮想線の終端が、クリップエリアの
境界線上又はクリップエリア内に一対設定された場合に
は、設定された位置の各々を中心に線幅を直径とする円
を設定すると共に、仮想線に平行であり該仮想線を中心
とし線幅だけ離間した一対の幅線を設定する。しかる
後、設定された円と幅線とで囲まれる領域を線分として
表示する。これにより、クリップエリアを越える線分の
表示指定がされた場合でも、クリップエリアの境界線上
において所定の終端処理が施され、当該終端処理に対応
したクリップ処理が行われることになる。
【0016】また、請求項4記載の発明では、始点位置
又は終点位置の何れか一方がクリップエリアの境界線上
に位置し、且つ他方がクリップエリア外に位置する場合
には、該クリップエリアの境界線上の位置を中心に線幅
を直径とする円を設定し、設定された円のみを表示す
る。これにより、始点位置又は終点位置の何れか一方が
クリップエリアの境界線上に位置し、且つ他方がクリッ
プエリア外に位置する場合でも、クリップエリアの境界
線上において所定の終端処理が施され、当該終端処理に
対応したクリップ処理が行われることになる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。図1には本発明の線分表示方法により線
分の表示を行う情報処理装置10が示されている。
【0018】情報処理装置10は、CPU12、CPU
12の制御処理に係るプログラムが記憶されたROM及
び記憶領域が各種の処理におけるワーク領域として用い
られるRAMを備えた主記憶装置14、マウスやライト
ペン等のポインティングデバイスで構成される指示装置
16、キーボード等で構成され各種のデータやコマンド
等を入力するための入力装置18、CRT等で構成され
各種の情報を表示するための表示装置20、ハードディ
スクや光ディスク等の不揮発性の記憶媒体を含んで構成
された補助記憶装置22及びペンプロッタやレーザプリ
ンタ等で構成され各種の情報を印刷するための印刷装置
24を備えており、これらはシステムバス26を介して
相互に接続されている。
【0019】この情報処理装置10では、図形等の画像
を表示装置20に表示させつつ、対話式に入力装置18
からの操作で電子的な画像編集を行うことにより所望の
画像を作成することができる。さらに、作成した画像を
印刷装置24において所定の用紙に印刷することができ
る。
【0020】なお、図2(A)に示すように、表示装置
20の表示画面において画像編集作業を行うための作業
エリア50が予め定められており、この作業エリア50
の範囲内でオペレータは、作成する画像の表示エリアと
してのクリップエリア52をマウス等により指定するこ
とができるようになっている。また、オペレータは、所
望の線分の始点S及び終点Eの位置、並びに線分の幅を
指定することにより、当該線分を表示させることができ
る。即ち、指定された始点S及び終点Eを両端点とする
仮想線48から、該仮想線48に垂直な2つの方向にそ
れぞれ幅の半分だけ厚みを持たせた線分64を表示する
ことができるようになっている(図2(B)参照)。
【0021】次に、本実施例の作用を説明する。図2
(A)に示すように、作業エリア50内にクリップエリ
ア52が予め指定された状態で、オペレータにより始点
S及び終点Eの位置、並びに線分の幅が入力装置18を
介して指定された後、線分表示処理の実行開始コマンド
が入力されると、図4に示す線分表示処理の制御ルーチ
ンがCPU12において実行開始される。
【0022】ステップ102では始点Sとクリップエリ
ア52との位置関係の算出を行い、次のステップ104
では終点Eとクリップエリア52との位置関係の算出を
行う。そして次のステップ106において、始点Sがク
リップエリア52の境界線上(以下、クリップ境界線上
と称す)にあり且つ終点Eがクリップエリア外にあるか
否かを判定する。
【0023】例えば、図3(A)に示す始点S2と終点
E2とを両端点とする仮想線58のように、始点S2が
クリップ境界線上にあり且つ終点E2がクリップエリア
外にある場合には、ステップ106では肯定されステッ
プ112へ進み、後述する円描画処理を実行する。
【0024】一方、始点Sがクリップ境界線上にあり且
つ終点Eがクリップエリア外にある、という状態ではな
い場合は、ステップ106では否定されステップ108
へ進む。ステップ108では、始点Sがクリップエリア
外にあり且つ終点Eがクリップ境界線上にあるか否かを
判定する。
【0025】例えば、図3(A)に示す始点S1と終点
E1とを両端点とする仮想線56のように、始点S1が
クリップエリア外にあり且つ終点E1がクリップ境界線
上にある場合には、ステップ108では肯定されステッ
プ112へ進み、後述する円描画処理を実行する。
【0026】一方、始点Sがクリップエリア外にあり且
つ終点Eがクリップ境界線上にある、という状態ではな
い場合は、ステップ108では否定されステップ110
へ進む。ステップ110では直線描画処理のサブルーチ
ンが実行される。
【0027】ここで、ステップ110の直線描画処理に
ついて説明する。図5に示すように、まずステップ12
2において最小矩形の算出処理を行う。この処理を説明
するにあたり、始点Sの二次元座標を(XS ,YS )と
し、終点Eの二次元座標を(XE ,YE )とすると共
に、算出される最小矩形は点R1(RXMIN ,R
MIN )と点R2(RXMAX ,RYMAX )とを対角線の
両端点とする矩形とする。
【0028】ステップ122の最小矩形の算出処理は、
図6の流図に示されている。即ち、図6に示すステップ
152でXS がXE 以下であるか否かを判定し、XS
E以下である場合はステップ154で、RXMIN にX
S を、RXMAX にXE を、それぞれ代入する。一方、X
S がXE より大きい場合はステップ156で、RXMI N
にXE を、RXMAX にXS を、それぞれ代入する。
【0029】次のステップ158ではYS がYE 以下で
あるか否かを判定し、YS がYE 以下である場合はステ
ップ160で、RYMIN にYS を、RYMAX にYE を、
それぞれ代入する。一方、YS がYE より大きい場合は
ステップ162で、RYMINにYE を、RYMAX にYS
を、それぞれ代入する。
【0030】以上のようにして、点R1(RXMIN ,R
MIN )と点R2(RXMAX ,RY MAX )の各々の座標
値を求め、当該点R1と点R2とを対角線の両端点とす
る矩形を最小矩形として算出する。
【0031】次に図5に示すステップ124では、最小
矩形とクリップエリアとの座標比較処理を行う。この最
小矩形とクリップエリアとの座標比較処理について図
7、図11、図12を用いて説明する。なお、図11
(A)乃至(D)並びに図12(A)乃至(D)には、
最小矩形53とクリップエリア52とのさまざまな位置
関係の例を示している。
【0032】ステップ172ではRXMAX がCXMIN
りも小さいか否かを判定し、図11(A)に示す位置関
係のようにRXMAX がCXMIN よりも小さい場合は、ス
テップ174へ進み、最小矩形はクリップエリア外に存
在すると判断する。一方、RXMAX がCXMIN 以上であ
る場合はステップ172で否定され、ステップ176へ
進む。
【0033】ステップ176ではRXMIN がCXMAX
りも大きいか否かを判定し、図11(B)に示す位置関
係のようにRXMIN がCXMAX よりも大きい場合は、ス
テップ178へ進み、最小矩形はクリップエリア外に存
在すると判断する。一方、RXMIN がCXMAX 以下であ
る場合はステップ176で否定され、ステップ180へ
進む。
【0034】ステップ180ではRYMAX がCYMIN
りも小さいか否かを判定し、図11(C)に示す位置関
係のようにRYMAX がCYMIN よりも小さい場合は、ス
テップ182へ進み、最小矩形はクリップエリア外に存
在すると判断する。一方、RYMAX がCYMIN 以上であ
る場合はステップ180で否定され、ステップ184へ
進む。
【0035】ステップ184ではRYMIN がCYMAX
りも大きいか否かを判定し、図11(D)に示す位置関
係のようにRYMIN がCYMAX よりも大きい場合は、ス
テップ186へ進み、最小矩形はクリップエリア外に存
在すると判断する。一方、RYMIN がCYMAX 以下であ
る場合はステップ184で否定され、ステップ188へ
進む。
【0036】ステップ188ではRXMIN がCXMIN
りも小さいか否かを判定し、図12(A)に示す位置関
係のようにRXMIN がCXMIN よりも小さい場合は、ス
テップ190へ進み、最小矩形はクリップエリア内外に
跨がると判断する。一方、RXMIN がCXMIN 以上であ
る場合はステップ188で否定され、ステップ192へ
進む。
【0037】ステップ192ではRXMAX がCXMAX
りも大きいか否かを判定し、図12(B)に示す位置関
係のようにRXMAX がCXMAX よりも大きい場合は、ス
テップ194へ進み、最小矩形はクリップエリア内外に
跨がると判断する。一方、RXMAX がCXMAX 以下であ
る場合はステップ192で否定され、ステップ196へ
進む。
【0038】ステップ196ではRYMIN がCYMIN
りも小さいか否かを判定し、図12(C)に示す位置関
係のようにRYMIN がCYMIN よりも小さい場合は、ス
テップ198へ進み、最小矩形はクリップエリア内外に
跨がると判断する。一方、RYMIN がCYMIN 以上であ
る場合はステップ196で否定され、ステップ200へ
進む。
【0039】ステップ200ではRYMAX がCYMAX
りも大きいか否かを判定し、図12(D)に示す位置関
係のようにRYMAX がCYMAX よりも大きい場合は、ス
テップ202へ進み、最小矩形はクリップエリア内外に
跨がると判断する。一方、RYMAX がCYMAX 以下であ
る場合はステップ200で否定され、ステップ204へ
進み、最小矩形はクリップエリア内に存在すると判断す
る。
【0040】上述したような図5に示すステップ124
での最小矩形とクリップエリアとの座標比較処理におけ
る判断結果に基づいて、次のステップ126では、最小
矩形はクリップエリア外に存在するか否かを判定する。
ここで、最小矩形がクリップエリア外に存在する場合は
直線描画処理を終了する。
【0041】一方、最小矩形がクリップエリア外に存在
しない場合は、ステップ128へ進み、最小矩形はクリ
ップエリア内外に跨がるか否かを判定する。ここで、最
小矩形はクリップエリア内外に跨がらない場合、即ち最
小矩形がクリップエリア内に存在する場合は、後述する
ステップ136へ進む。
【0042】一方、最小矩形がクリップエリア内外に跨
がる場合は、ステップ130において始点Sと終点Eと
を結ぶ線分とクリップエリアとの交点算出処理を行う。
【0043】この交点算出処理について、クリップエリ
アの左端垂直線と上記線分との交点の算出処理を例にし
て、図8及び図9を用いて説明する。ここでは図9
(A)、(B)の各々に示すように、始点S(sx,s
y)と終点E(ex,ey)とを結ぶ仮想線76と、点
P(px,py)と点Q(qx,qy)とを対角線の両
端点とするクリップエリア52と、の交点算出処理を説
明する。なお、クリップエリア52の左端垂直線74は
点P(px,py)と点R(px,qy)とを両端点と
する線分となる。図9(A)は左端垂直線74と仮想線
76とが交わらない場合の例を、図9(B)は左端垂直
線74と仮想線76とが交わる場合の例を、それぞれ示
す。
【0044】図8に示すステップ212では仮想線76
におけるX座標とY座標との関係を示す一次式を算出
し、次のステップ214では左端垂直線74のX座標
「px」に対する仮想線76のY座標「ny」を算出す
る。即ち、図9(A)、(B)の各々に示す点N(p
x,ny)のY座標「ny」を算出する。
【0045】次のステップ216では、そのY座標「n
y」が左端垂直線74のY座標の範囲(px〜qy)内
の値か否かを判定する。図9(A)に示すように、Y座
標「ny」が左端垂直線74のY座標の範囲(px〜q
y)内の値ではない場合は、否定されステップ218に
進み、交点は存在しないとする。一方、図9(B)に示
すように、Y座標「ny」が左端垂直線74のY座標の
範囲(px〜qy)内の値である場合は肯定されステッ
プ220に進み、Y座標が「ny」である左端垂直線7
4上の点N(px,ny)を交点とする。
【0046】上記の要領でクリップエリア52の右端垂
直線、上端水平線及び下端水平線の各々に対しても仮想
線76との交点の算出処理を行う。
【0047】そして、ステップ130で、クリップエリ
ア52の左端垂直線、右端垂直線、上端水平線及び下端
水平線の各々に対して仮想線76との交点の算出処理を
完了すると、次のステップ132でクリップエリア52
と仮想線76との交点が有るか否かを上記ステップ13
0の交点算出処理の結果に基づいて判定する。ここで交
点が無い場合(図9(A)参照)は直線描画処理からリ
ターンし、交点が有る場合(図9(B)参照)はステッ
プ134で、線分がクリップエリア52内のみとなるよ
うに始点、終点の更新を行う。即ち、図2(B)に示す
ように、始点Sと終点Eとを結ぶ仮想線48がクリップ
エリア52の境界線と、点S1、点E1の2点で交わる
場合には、交点である点S1、点E1をそれぞれ新たな
始点、終点とする。
【0048】次のステップ136では、図2(B)に示
すように始点S1と終点E1の各々において、仮想線4
8に垂直な2方向へそれぞれ線分の幅の半分だけ離間し
た点A、点D、点B、点Cの4つの点を、線分を構成す
る4点として算出する。次のステップ138では、算出
した上記4点に基づいて線分64を表示装置20の表示
画面に表示(描画)する。
【0049】次のステップ140ではオペレータから線
端処理の指定があったか否かを判定し、線端処理の指定
があった場合には、ステップ142で当該指定された線
端処理を実行する。線端処理としては、例えば図2
(C)に示すように、始点S1と終点E1の各々を中心
とし、線分の幅を直径とする円を描画する処理等が考え
られる。
【0050】このように、線分がクリップエリアを越え
て指定された場合には、クリップエリア境界線上の位置
において、予め指定された線端処理(例えば円66、6
8の表示)を行うことができる。
【0051】以上が図4のステップ110の直線描画処
理である。一方、図4のステップ112の円描画処理で
は、図10に示すサブルーチンが実行される。ステップ
232においてクリップ境界線上の点を中心とし線幅を
直径とする円を算出し、次のステップ234では算出し
た円を描画する。
【0052】即ち、図3(A)に示す仮想線56のよう
に終点E1がクリップ境界線上の点である場合は、図3
(B)に示すように終点E1を中心とし線幅を直径とす
る円70を表示装置20の表示画面に表示(描画)す
る。また、同様に、図3(A)に示す仮想線58のよう
に始点S2がクリップ境界線上の点である場合は、図3
(B)に示すように始点S2を中心とし線幅を直径とす
る円72を表示装置20の表示画面に表示(描画)す
る。
【0053】これにより、クリップエリアの境界線上の
位置において上記の円を表示することにより、始点位置
又は終点位置の何れか一方がクリップエリアの境界線上
に位置し且つ他方がクリップエリア外に位置する場合で
も、クリップエリアの境界線上において所定の終端処理
に対応したクリップ処理を行うことができる。
【0054】なお、本実施例では、図3(B)に示すよ
うに、始点又は終点の一方がクリップ境界線上にあり他
方がクリップエリア外にある場合に、クリップ境界線上
にある点において円を描画する例を示したが、本発明で
は当該点において描画する図形は円に限定されるもので
はなく、所定の三角形や星形等を描画しても良い。
【0055】また、本実施例における直線描画処理(図
5参照)では、図2(B)、(C)に示すように、先に
線分64を表示し、その後線端処理として円66、68
を表示する例を示したが、本発明はそれらの順序に依存
するものではなく、先に線端処理として円66、68を
表示し、その後線分64を表示するようにしても良い。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、クリップ
エリアを越える線分の表示指定がされた場合でも、クリ
ップエリアの境界線上において所定の終端処理を施すこ
とにより、当該終端処理に対応したクリップ処理を行う
ことができる、という効果が得られる。
【0057】また、請求項2記載の発明によれば、始点
位置又は終点位置の何れか一方がクリップエリアの境界
線上に位置し、且つ他方がクリップエリア外に位置する
場合でも、クリップエリアの境界線上において所定の終
端処理を施すことにより、当該終端処理に対応したクリ
ップ処理を行うことができる、という効果が得られる。
【0058】また、請求項3記載の発明によれば、クリ
ップエリアを越える線分の表示指定がされた場合でも、
クリップエリアの境界線上において所定の終端処理を施
すことにより、当該終端処理に対応したクリップ処理を
行うことができる、という効果が得られる。
【0059】また、請求項4記載の発明によれば、始点
位置又は終点位置の何れか一方がクリップエリアの境界
線上に位置し、且つ他方がクリップエリア外に位置する
場合でも、クリップエリアの境界線上において所定の終
端処理を施すことにより、当該終端処理に対応したクリ
ップ処理を行うことができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の情報処理装置の概略構成図である。
【図2】(A)乃至(C)は、直線描画処理の流れを示
す模式図である。
【図3】(A)及び(B)は、円描画処理の流れを示す
模式図である。
【図4】線分表示処理の制御ルーチンを示す流図であ
る。
【図5】直線描画処理のサブルーチンを示す流図であ
る。
【図6】最小矩形の算出処理のサブルーチンを示す流図
である。
【図7】最小矩形とクリップエリアとの比較処理のサブ
ルーチンを示す流図である。
【図8】クリップエリア左端垂直線に関する直線との交
点の算出処理の制御ルーチンを示す流図である。
【図9】(A)はクリップエリア左端垂直線と直線とが
交わらない場合の画面表示を示す図であり、(B)はク
リップエリア左端垂直線と直線とが交わる場合の画面表
示を示す図である。
【図10】円描画処理のサブルーチンを示す流図であ
る。
【図11】(A)乃至(D)は最小矩形がクリップエリ
ア外にある場合の例を示す図であり、(A)は最小矩形
がクリップエリアの左側に位置する例を、(B)は最小
矩形がクリップエリアの右側に位置する例を、(C)は
最小矩形がクリップエリアの下側に位置する例を、
(D)は最小矩形がクリップエリアの上側に位置する例
を、それぞれ示している。
【図12】(A)及び(D)は最小矩形がクリップエリ
アの内外に跨がる場合の例を示す図であり、(A)は最
小矩形がクリップエリアの左端垂直線を跨がっている例
を、(B)は最小矩形がクリップエリアの右端垂直線を
跨がっている例を、(C)は最小矩形がクリップエリア
の下端水平線を跨がっている例を、(D)は最小矩形が
クリップエリアの上端水平線を跨がっている例を、それ
ぞれ示している。
【図13】(A)乃至(C)は、従来の直線描画処理の
流れを示す模式図である。
【図14】(A)及び(B)は、従来の円描画処理の流
れを示す模式図である。
【符号の説明】
10 情報処理装置 12 CPU 20 表示装置 50 作業エリア 52 クリップエリア 64 線分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図形を表示する領域としてのクリップエ
    リアを含む所定の表示画面での図形作成作業において、
    始点位置、終点位置及び線幅によって定まる線分を表示
    する際に、線分の終端をそれぞれ予め定められた図形で
    表示する線分表示方法であって、 前記始点位置と前記終点位置とを結んだ仮想線と、前記
    クリップエリアの境界線と、が交わる点を、前記仮想線
    の仮端部とし、 前記仮端部又は前記仮想線の終端が、前記クリップエリ
    アの境界線上又は前記クリップエリア内に一対設定され
    た場合には、該仮端部に前記図形を設定すると共に前記
    線幅に応じて仮想線と平行な幅線を設定し、設定された
    図形と幅線とで囲まれる領域を線分として表示する、 ことを特徴とする線分表示方法。
  2. 【請求項2】 図形を表示する領域としてのクリップエ
    リアを含む所定の表示画面での図形作成作業において、
    始点位置、終点位置及び線幅によって定まる線分を表示
    する際に、線分の終端をそれぞれ予め定められた図形で
    表示する線分表示方法であって、 前記始点位置又は前記終点位置の何れか一方が前記クリ
    ップエリアの境界線上に位置し且つ他方がクリップエリ
    ア外に位置する場合には、該クリップエリアの境界線上
    の位置において前記図形を設定し、設定された図形のみ
    を表示する、 ことを特徴とする線分表示方法。
  3. 【請求項3】 図形を表示する領域としてのクリップエ
    リアを含む所定の表示画面での図形作成作業において、
    始点位置、終点位置及び線幅によって定まる線分を表示
    する際に、線分の終端をそれぞれ線幅を直径とする半円
    弧で表示する線分表示方法であって、 前記始点位置と前記終点位置とを結んだ仮想線と、前記
    クリップエリアの境界線と、が交わる点を、前記仮想線
    の仮端部とし、 前記仮端部又は前記仮想線の終端が、前記クリップエリ
    アの境界線上又は前記クリップエリア内に一対設定され
    た場合には、設定された位置の各々を中心に線幅を直径
    とする円を設定すると共に前記仮想線に平行であり該仮
    想線を中心とし線幅だけ離間した一対の幅線を設定し、
    設定された円と幅線とで囲まれる領域を線分として表示
    する、 ことを特徴とする線分表示方法。
  4. 【請求項4】 図形を表示する領域としてのクリップエ
    リアを含む所定の表示画面での図形作成作業において、
    始点位置、終点位置及び線幅によって定まる線分を表示
    する際に、線分の終端をそれぞれ線幅を直径とする半円
    弧で表示する線分表示方法であって、 前記始点位置又は前記終点位置の何れか一方が前記クリ
    ップエリアの境界線上に位置し且つ他方がクリップエリ
    ア外に位置する場合には、該クリップエリアの境界線上
    の位置を中心に線幅を直径とする円を設定し、設定され
    た円のみを表示する、 ことを特徴とする線分表示方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008087700A1 (ja) 2007-01-15 2008-07-24 Fujitsu Microelectronics Limited グラフィックスシステム及びその描画方法
CN102654920A (zh) * 2011-03-02 2012-09-05 扬智科技股份有限公司 用于向量图形的线段溢位修正方法

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