JPH082870Y2

JPH082870Y2 - ディスクプレーヤ

Info

Publication number: JPH082870Y2
Application number: JP1987187558U
Authority: JP
Inventors: 哲品田
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1987-12-09
Filing date: 1987-12-09
Publication date: 1996-01-29
Anticipated expiration: 2002-12-09
Also published as: JPH0193688U

Description

【考案の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本考案は、例えばオートチェンジャー機能を有するコ
ンパクトディスクプレーヤ等に適用して好適なディスク
プレーヤに関する。

〔考案の概要〕

本考案は、複数のディスクを連続して再生することが
できるディスクチェンジャを備えたディスクプレーヤで
あって、検索モードを指示する操作手段と、検索モード
指示操作に応答して、上記複数枚のディスクの中の一枚
を装填する制御を行なう手段と、該装填されたディスク
に収録された複数プログラムの中の最初のプログラムの
冒頭部分を所定時間演奏する手段と、上記所定時間の演
奏中に再生モードの指示がある場合は、上記再生中ディ
スクを引き続き再生し、再生モードの指示がない場合
は、上記ディスクの再生を停止し次のディスクを装填す
る制御を行なう手段を具備し、複数枚のディスクの各々
に収録された複数プログラムの最初のプログラムの冒頭
部分を順次所定時間演奏できるようにしたことにより、
各ディスクの内容の確認作業を容易に行なえるようにし
たものである。

〔従来の技術〕

コンパクトディスクプレーヤとして、従来ディスクチ
ェンジャーを備え、複数のディスクを連続して再生する
オートチェンジャー機能を有するものが提案されてい
る。

〔考案が解決しようとする問題点〕

このようにオートチェンジャー機能を有するコンパク
トディスクプレーヤにあっては、複数のディスクをセッ
ト本体に収納してしまうため、後日に好みのディスクを
探す場合、いちいち個々のディスクを再生して探す必要
があった。その場合、ユーザーは、あるディスクの再生
状態にあって、そのディスクでないと判断した時点で、
次のディスクの再生状態に切換える操作をする必要があ
った。したがって、収納枚数が多ければ多い程、ユーザ
ーにとって操作をする手間が必要で、その間は他のこと
はできず、非常に煩わしいものであった。

なお、コンパクトディスクプレーヤとして、１枚のデ
ィスクに記録されている複数プログラム（曲）の冒頭部
分を順次再生するものは、例えば実開昭58-48073号公報
に記載されている。

本考案はこのような点を考慮し、各ディスクの内容の
確認作業を容易に行なえるようにすることを目的とする
ものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本考案は、複数のディスクを連続して再生することが
できるディスクチェンジャを備えたディスクプレーヤで
あって、検索モードを指示する操作手段と、検索モード
指示操作に応答して、上記複数枚のディスクの中の一枚
を装填する制御を行なう手段と、該装填されたディスク
に収録された複数プログラムの中の最初のプログラムの
冒頭部分を所定時間演奏する手段と、上記所定時間の演
奏中に再生モードの指示がある場合は、上記再生中ディ
スクを引き続き再生し、再生モードの指示がない場合
は、上記ディスクの再生を停止し次のディスクを装填す
る制御を行なう手段を具備し、複数枚のディスクの各々
に収録された複数プログラムの最初のプログラムの冒頭
部分を順次所定時間演奏できるようになしたものであ
る。

〔作用〕

上述構成においては、ユーザーが検索モードを指示す
ると、複数のディスクの冒頭部分が順次自動的に再生さ
れるので、各ディスクの内容の確認作業を容易になし得
る。

〔実施例〕

以下、図面を参照しながら本考案の一実施例について
説明する。本例はコンパクトディスクプレーヤに適用し
た例である。

第１図は全体の構成を示すものである。同図におい
て、（１）はコンパクトディスクであり、このディスク
（１）はシステムコントローラ（２）の制御のもと、ス
ピンドルモータ（３）によって所定速度で回転させられ
る。

また、（４）は光ピックアップであり、この光ピック
アップ（４）の位置は、システムコントローラ（２）の
制御のもと、モータ等のピックアップ位置コントロール
手段（５）によってディスク（１）の径方向に移動させ
られる。そして、再生時に光ピックアップ（４）より得
られる再生信号は再生回路（６）に供給され、この再生
回路（６）より音声信号SAが出力される。この再生回路
（６）の動作は、システムコントローラ（２）によって
制御される。

また、（７）はディスクチェンジャーであり、システ
ムコントローラ（２）の制御のもと、このディスクチェ
ンジャー（７）によって再生すべきディスク（１）が図
示のように所定位置に装着される。

また、（８）はキー入力手段であり、このキー入力手
段（８）はシステムコントローラ（２）に接続される。
ユーザーがこのキー入力手段（８）を操作することによ
り、再生モード等の動作モードが指示されるようになさ
れ、本例においては、検索モードをも指示できるように
構成される。

この第１図に示すディスクプレーヤは、キー入力手段
（８）によって検索モードが指示されるときには、シス
テムコントローラ（２）の制御により、第２図のフロー
チャートに沿って動作するようになされる。

まず、ステップで、ディスクナンバーＮが「１」に
セットされる。

つぎに、ステップでディスクチェンジャー（７）が
動作し、目的のディスク、即ちディスクナンバーＮのデ
ィスク（１）が取り出され、第１図に示すように所定位
置に装着される。

つぎに、ステップで、スピンドルモータ（３）によ
ってディスク（１）が所定速度で回転させられると共
に、再生回路（６）の動作が開始され、そして、光ピッ
クアップ（４）がディスク（１）の再生開始端より順次
径方向に移動させられて再生が開始される。

つぎに、ステップで、図示せずもシステムコントロ
ーラ（２）内のタイマーがセットされる。

つぎに、ステップで、キー入力手段（８）の例えば
再生キーの押圧操作があるか否かの判断がなされる。

ステップでキー操作がないと判断されるときには、
ステップで設定された時間が経過したか、即ちタイム
オーバーか否かの判断がなされる。ここで、設定時間は
例えば数秒間とされる。このステップでタイムオーバ
ーでないと判断されるときには、ステップの判断に戻
される。

ステップでタイムオーバーと判断されるときには、
ステップで、ディスク（１）の回転が停止させられる
と共に、再生回路（６）の動作が停止させられて、再生
が停止させられる。

つぎに、ステップで、ディスクナンバーＮが「１」
だけ増加させられる。

つぎに、ステップで、ディスクナンバーＮがセット
内に収納されているディスクの枚数N_MAXより大きいか否
かが判断される。このステップで大きくないと判断さ
れるときには、ステップに戻されて、以下上述したと
同様の動作が繰り返えされる。一方、このステップで
大きいと判断されるときには、検索モードは終了する。

また、ステップで再生キーの押圧操作があると判断
されるときには、ステップでそのまま再生モードに移
行され、そのディスク（１）の最後まで再生が行なわれ
て動作が終了する。

このように本例によれば、キー入力手段（８）のよっ
て検索モードが指示されるときには、第２図のステップ
〜の動作の繰り返しにより、セット内に収納されて
いるディスク（１）の冒頭部分が順次自動的に再生され
るので、ユーザーにとってディスクの切換操作等の手間
が不要となり、その間に他のことを行なうことができ、
各ディスクの内容の確認作業を容易に行なうことができ
る。また、ディスク（１）の冒頭部分の再生によって好
みのディスク（１）が見つかったときは、例えば再生キ
ーを押すことにより、そのディスク（１）を最後まで再
生させることができ、ユーザーによって使い勝手が向上
する。

なお、上述実施例においては、ディスク（１）の冒頭
部分の再生時に、再生キーを押すことにより、そのディ
スク（１）を最後まで再生させることができる旨を述べ
たが、再生キーでないその他のキー、例えば専用のキー
を設けるようにしてもよい。

また、上述実施例においては、再生時間をタイマーを
用いて決める旨を述べたが、ディスク（１）にアドレス
データとしての時間情報が記録されている場合には、光
ピックアップ（４）の再生信号より得られるこの時間情
報を利用して再生時間を決めるようにすることもでき
る。

また、上述実施例は、本考案をコンパクトディスクプ
レーヤに適用した例であるが、その他の光学式あるいは
光学式以外のディスクを再生するプレーヤに同様に適用
することができる。

〔考案の効果〕

以上述べた本考案によれば、検索モードを有し、ユー
ザーが検索モードを指示すると、複数のディスクの冒頭
部分が順次自動的に再生され、ユーザーにとってディス
クの切換操作等の手間が不要となるので、ユーザーは各
ディスクの内容確認を容易に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す構成図、第２図は検索
モードの動作を示すフローチャートである。（１）はコンパクトディスク、（２）はシステムコント
ローラ、（３）はスピンドルモータ、（４）は光ピック
アップ、（５）はピックアップ位置コントロール手段、
（６）は再生回路、（７）はディスクチェンジャー、
（８）はキー入力手段である。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】複数のディスクが収納されてなるディスク
チェンジャーを備えたディスクプレーヤであって、動作モードを指示する操作手段と、この操作手段によって、検索モードが指示されたとき、
上記複数枚のディスクのうちの一枚が取り出されるよう
に上記ディスクチェンジャーを制御する制御手段と、取り出されたディスクの冒頭部分を所定時間再生する再
生手段とを有し、上記制御手段は、上記ディスクの冒頭部分の再生中に上
記操作手段により再生モードの指示がある場合は、再生
中のディスクを引き続き再生し、上記再生モードの指示
がない場合は、所定時間経過後、冒頭部分の再生を停止
させて他のディスクを取り出すようになし、上記ディス
クチェンジャー内の複数のディスクの各々の冒頭部分が
順次再生されるようになされたディスクプレーヤ。