JPH08286891A - ソーティング装置 - Google Patents
ソーティング装置Info
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- JPH08286891A JPH08286891A JP7092095A JP9209595A JPH08286891A JP H08286891 A JPH08286891 A JP H08286891A JP 7092095 A JP7092095 A JP 7092095A JP 9209595 A JP9209595 A JP 9209595A JP H08286891 A JPH08286891 A JP H08286891A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 並び替え速度を向上したソーティング回路を
提供する。 【構成】 比較器102は減算器で構成され、レジスタ
101の値をA、アドレス発生回路103により指定さ
れたレジスタファイル103のレジスタの値をB、(B
−A)の結果のMSBをCとし、C=1の場合、Aの方
が大きく、C=0の場合、Bの方が大きいものとする。
Eはレジスタ101の入力であり、C=1の場合、レジ
スタファイル103の値をEとし、C=0の場合、入力
データ106をEとしてレジスタ101に書き込む。マ
ルチプレクサ104はC=1の場合、Aを選択し、C=
0の場合、Bを選択し、アドレス発生回路107が指定
しているアドレスのレジスタファイル103のレジスタ
に書き込む。アドレス発生回路はクロックに同期して出
力を替えるもので、アドレスを0、1、2、3、0、1
…のように順に発生する。
提供する。 【構成】 比較器102は減算器で構成され、レジスタ
101の値をA、アドレス発生回路103により指定さ
れたレジスタファイル103のレジスタの値をB、(B
−A)の結果のMSBをCとし、C=1の場合、Aの方
が大きく、C=0の場合、Bの方が大きいものとする。
Eはレジスタ101の入力であり、C=1の場合、レジ
スタファイル103の値をEとし、C=0の場合、入力
データ106をEとしてレジスタ101に書き込む。マ
ルチプレクサ104はC=1の場合、Aを選択し、C=
0の場合、Bを選択し、アドレス発生回路107が指定
しているアドレスのレジスタファイル103のレジスタ
に書き込む。アドレス発生回路はクロックに同期して出
力を替えるもので、アドレスを0、1、2、3、0、1
…のように順に発生する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータを昇順あるいは降
順に並び替えるソーティング装置に関するものである。
順に並び替えるソーティング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のソーティング装置においては、デ
ータを2つずつ順次比較していく方法が用いられてい
る。ここではデータを降順に上位n個の選出する場合に
ついて説明する。例えば、図5に示した構成で、501
はレジスタ、502は2つのデータを比較し、比較結果
を出力する比較器、503はマルチプレクサ、DTは入
力データ、CLKはクロック信号、RSTはリセット信
号、OUTは選出された出力である。
ータを2つずつ順次比較していく方法が用いられてい
る。ここではデータを降順に上位n個の選出する場合に
ついて説明する。例えば、図5に示した構成で、501
はレジスタ、502は2つのデータを比較し、比較結果
を出力する比較器、503はマルチプレクサ、DTは入
力データ、CLKはクロック信号、RSTはリセット信
号、OUTは選出された出力である。
【0003】1回の比較に要する時間を1サイクルとし
て、N個のデータの中から上位4個のデータを見つける
場合の動作を説明する。N個のデータから最大値を選出
する場合、まず、リセット信号でレジスタ501を初期
化し最小値を記憶する。次に、DTからN個データを順
次入力する。DTに入力されたデータとレジスタ501
に記憶されていた値を比較器502により比較し、比較
器502から出力される比較結果を用いて、マルチプレ
クサ503によりDTと501に記憶されていた値のう
ち大きい方の値を選択し、クロック信号を書き込み信号
として、レジスタ501に書き込む。クロック信号CL
KはDTを入力した1サイクル後に入力するものとす
る。N個のデータを入力し終わった次のサイクルにOU
Tから最大値が出力される。N個のデータから2番目に
大きい値を選出する場合も、最大値を除く(N−1)個
のデータをDTに入力することにより、上記と同様の方
法で行うことが可能である。
て、N個のデータの中から上位4個のデータを見つける
場合の動作を説明する。N個のデータから最大値を選出
する場合、まず、リセット信号でレジスタ501を初期
化し最小値を記憶する。次に、DTからN個データを順
次入力する。DTに入力されたデータとレジスタ501
に記憶されていた値を比較器502により比較し、比較
器502から出力される比較結果を用いて、マルチプレ
クサ503によりDTと501に記憶されていた値のう
ち大きい方の値を選択し、クロック信号を書き込み信号
として、レジスタ501に書き込む。クロック信号CL
KはDTを入力した1サイクル後に入力するものとす
る。N個のデータを入力し終わった次のサイクルにOU
Tから最大値が出力される。N個のデータから2番目に
大きい値を選出する場合も、最大値を除く(N−1)個
のデータをDTに入力することにより、上記と同様の方
法で行うことが可能である。
【0004】最大値を持つデータを求めるのにNサイク
ル、その次に大きな値を持つデータを求めるのに最大値
以外の(N−1)個のデータから求めるので(N−1)
サイクル必要とし、以下同様にして(N−2)サイク
ル、(N−3)サイクル必要であり、全体として(数
1)の時間が必要である。
ル、その次に大きな値を持つデータを求めるのに最大値
以外の(N−1)個のデータから求めるので(N−1)
サイクル必要とし、以下同様にして(N−2)サイク
ル、(N−3)サイクル必要であり、全体として(数
1)の時間が必要である。
【0005】
【数1】
【0006】N=100のときには、上位4個のデータ
すべてを選出するために394サイクルの時間を要する
ことになる。また、この場合には比較するデータがN個
すべてが用意されていなければならない。ここでは、1
個のデータを算出するのに10サイクル要すると考える
と、比較の対象となるデータをN個すべて用意するには
10N[サイクル]の時間が必要である。
すべてを選出するために394サイクルの時間を要する
ことになる。また、この場合には比較するデータがN個
すべてが用意されていなければならない。ここでは、1
個のデータを算出するのに10サイクル要すると考える
と、比較の対象となるデータをN個すべて用意するには
10N[サイクル]の時間が必要である。
【0007】以上のことから処理を開始してから4個の
候補をすべて選出するには合計14N−6[サイクル]
=1394[サイクル]の時間が必要となる。
候補をすべて選出するには合計14N−6[サイクル]
=1394[サイクル]の時間が必要となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに入力するデータ数や選出するデータ数が多くなれば
なるほど、選出に要するサイクル数がそれらに比例して
多くなるので全体の処理時間も長くなってしまう。その
うえ、対象となるデータがN個すべて決定した後でなけ
れば処理を始めることができないために、決定するまで
の時間も必要である。
うに入力するデータ数や選出するデータ数が多くなれば
なるほど、選出に要するサイクル数がそれらに比例して
多くなるので全体の処理時間も長くなってしまう。その
うえ、対象となるデータがN個すべて決定した後でなけ
れば処理を始めることができないために、決定するまで
の時間も必要である。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、データの並び替え速度を向上させるソーティング装
置を提供することを目的とする。
で、データの並び替え速度を向上させるソーティング装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、データを並び替える時間を短縮し、データがすべて
そろってなくても決定したデータから順に並び替えるソ
ーティング装置を実現するものである。
め、データを並び替える時間を短縮し、データがすべて
そろってなくても決定したデータから順に並び替えるソ
ーティング装置を実現するものである。
【0011】具体的に本発明が講じた第1の解決手段
は、N個の入力データのうち、n個のデータを選出する
ソーティング装置であって、2つのデータの値同士の大
きさを比較する比較手段と、上記2つのデータうち1つ
を記憶し上記比較手段の一方の入力とする第1の記憶手
段と、n個のデータを記憶しn個のうちの1つを上記比
較手段の他方の入力とする第2の記憶手段と、上記比較
手段の結果を用いて第2の記憶手段の入力を第1の記憶
手段の出力か第2の記憶手段の出力かのどちらかに選択
する第1の選択手段と、上記比較手段の結果を用いて第
1の記憶手段の入力を上記入力データか第2の記憶手段
の出力かどちらかに選択する第2の選択手段と、上記第
2の記憶手段に記憶されたn個のデータのうち1つを指
定する指定手段とを備えた構成とするものである。
は、N個の入力データのうち、n個のデータを選出する
ソーティング装置であって、2つのデータの値同士の大
きさを比較する比較手段と、上記2つのデータうち1つ
を記憶し上記比較手段の一方の入力とする第1の記憶手
段と、n個のデータを記憶しn個のうちの1つを上記比
較手段の他方の入力とする第2の記憶手段と、上記比較
手段の結果を用いて第2の記憶手段の入力を第1の記憶
手段の出力か第2の記憶手段の出力かのどちらかに選択
する第1の選択手段と、上記比較手段の結果を用いて第
1の記憶手段の入力を上記入力データか第2の記憶手段
の出力かどちらかに選択する第2の選択手段と、上記第
2の記憶手段に記憶されたn個のデータのうち1つを指
定する指定手段とを備えた構成とするものである。
【0012】また、本発明が講じた第2の解決手段は、
上記N個のデータのうち、n個だけ降順に並び替える構
成をとるものである。
上記N個のデータのうち、n個だけ降順に並び替える構
成をとるものである。
【0013】また、本発明が講じた第3の解決手段は、
上記N個のデータのうち、n個だけ昇順に並び替える構
成をとるものである。
上記N個のデータのうち、n個だけ昇順に並び替える構
成をとるものである。
【0014】また、本発明が講じた第4の解決手段は、
N個の入力データのうち、n個のデータを選出するソー
ティング装置であって、上記データをn個だけ昇順に並
べるか降順に並べるかを設定する設定手段と、2つのデ
ータの値同士の大きさを比較し、上記設定手段に設定さ
れた値と比較結果に基づいて制御信号を出力する比較手
段と、上記2つのデータうち1つを記憶し上記比較手段
の一方の入力とする第1の記憶手段と、n個のデータを
記憶しn個のうちの1つを上記比較手段の他方の入力と
する第2の記憶手段と、上記制御信号の値を用いて第2
の記憶手段の入力を第1の記憶手段の出力か第2の記憶
手段の出力かのどちらかに選択する第1の選択手段と、
上記制御信号の値を用いて第1の記憶手段の入力を上記
入力データか第2の記憶手段の出力かどちらかに選択す
る第2の選択手段と、上記第2の記憶手段に記憶された
n個のデータのうち1つを指定する指定手段とを備えた
構成とするものである。
N個の入力データのうち、n個のデータを選出するソー
ティング装置であって、上記データをn個だけ昇順に並
べるか降順に並べるかを設定する設定手段と、2つのデ
ータの値同士の大きさを比較し、上記設定手段に設定さ
れた値と比較結果に基づいて制御信号を出力する比較手
段と、上記2つのデータうち1つを記憶し上記比較手段
の一方の入力とする第1の記憶手段と、n個のデータを
記憶しn個のうちの1つを上記比較手段の他方の入力と
する第2の記憶手段と、上記制御信号の値を用いて第2
の記憶手段の入力を第1の記憶手段の出力か第2の記憶
手段の出力かのどちらかに選択する第1の選択手段と、
上記制御信号の値を用いて第1の記憶手段の入力を上記
入力データか第2の記憶手段の出力かどちらかに選択す
る第2の選択手段と、上記第2の記憶手段に記憶された
n個のデータのうち1つを指定する指定手段とを備えた
構成とするものである。
【0015】また、本発明が講じた第5の解決手段は、
上記入力データN個のうち、1つの値が確定するごとに
データをn個だけ並び替える構成をとるものである。
上記入力データN個のうち、1つの値が確定するごとに
データをn個だけ並び替える構成をとるものである。
【0016】
【作用】N個のデータを1回与えるだけでn個の候補が
比較手段により記憶手段に記憶されていく。例えば、N
=100、n=4、データの算出時間を10サイクルと
すれば、1004サイクルで4個の候補をすべて選出す
ることができる。この時間はデータの算出時間とほぼ同
程度であり、これにより候補検出の処理速度を大幅に向
上させることができる。
比較手段により記憶手段に記憶されていく。例えば、N
=100、n=4、データの算出時間を10サイクルと
すれば、1004サイクルで4個の候補をすべて選出す
ることができる。この時間はデータの算出時間とほぼ同
程度であり、これにより候補検出の処理速度を大幅に向
上させることができる。
【0017】また、比較手段の出力を制御することによ
って昇順に並べ替えるか、あるいは降順に並べ替えるか
の指定も可能となる。
って昇順に並べ替えるか、あるいは降順に並べ替えるか
の指定も可能となる。
【0018】
(実施例1)図1は本発明の実施例に係わるソーティン
グ装置の構成の一部を示す回路図である。ここでは、説
明を簡単にするため、選出するデータの個数を4個と
し、データは降順に並び替えるものとする。
グ装置の構成の一部を示す回路図である。ここでは、説
明を簡単にするため、選出するデータの個数を4個と
し、データは降順に並び替えるものとする。
【0019】図1において、101はレジスタ、102
は比較器、103はレジスタファイルでF0、F1、F
2、F3はそれぞれ1番目、2番目、3番目、4番目に
大きい値を持つレジスタ、104、105はマルチプレ
クサ、106は入力データ、107はレジスタファイル
103のアドレスを発生するアドレス発生回路である。
は比較器、103はレジスタファイルでF0、F1、F
2、F3はそれぞれ1番目、2番目、3番目、4番目に
大きい値を持つレジスタ、104、105はマルチプレ
クサ、106は入力データ、107はレジスタファイル
103のアドレスを発生するアドレス発生回路である。
【0020】ここでは、比較器102は減算器で構成さ
れ、レジスタ101の値をA、アドレス発生回路103
により指定されたレジスタファイル103のレジスタの
値をB、(B−A)の結果のMSBをCとし、C=1の
場合、Aの方が大きく、C=0の場合、Bの方が大きい
ものとする。Eはレジスタ101の入力であり、C=1
の場合、レジスタファイル103の値をEとし、C=0
の場合、入力データ106をEとしてレジスタ101に
書き込む。マルチプレクサ104はC=1の場合、Aを
選択し、C=0の場合、Bを選択し、アドレス発生回路
107が指定しているアドレスのレジスタファイル10
3のレジスタに書き込む。アドレス発生回路はクロック
に同期して出力を替えるもので、アドレスを0、1、
2、3、0、1…のように順に発生する。初期状態では
レジスタファイルの各レジスタの値は入力データが取り
うる最小値とする。また、レジスタ101、およびレジ
スタファイル103はクロックに同期してデータを書き
込むものとする。
れ、レジスタ101の値をA、アドレス発生回路103
により指定されたレジスタファイル103のレジスタの
値をB、(B−A)の結果のMSBをCとし、C=1の
場合、Aの方が大きく、C=0の場合、Bの方が大きい
ものとする。Eはレジスタ101の入力であり、C=1
の場合、レジスタファイル103の値をEとし、C=0
の場合、入力データ106をEとしてレジスタ101に
書き込む。マルチプレクサ104はC=1の場合、Aを
選択し、C=0の場合、Bを選択し、アドレス発生回路
107が指定しているアドレスのレジスタファイル10
3のレジスタに書き込む。アドレス発生回路はクロック
に同期して出力を替えるもので、アドレスを0、1、
2、3、0、1…のように順に発生する。初期状態では
レジスタファイルの各レジスタの値は入力データが取り
うる最小値とする。また、レジスタ101、およびレジ
スタファイル103はクロックに同期してデータを書き
込むものとする。
【0021】図2に具体的な数値を挙げて本実施例のソ
ーティング装置の動作を説明する。初期状態から所定時
間が経過した時、入力データ106=120、F0=2
00、F1=150、F2=100、F3=50である
とする。
ーティング装置の動作を説明する。初期状態から所定時
間が経過した時、入力データ106=120、F0=2
00、F1=150、F2=100、F3=50である
とする。
【0022】第1クロック:比較期間を示す信号が
“H”になると、入力データ106がレジスタ101に
書き込まれる。このとき、アドレス発生回路107は
“0”を出力し、レジスタファイル103はF0が指定
される。そのため、BはF0の値200となる。つづい
て、比較器102でB−Aが実行されるが、B−A=8
0>0、C=0となるのでいずれのレジスタの書き込み
も行われない。
“H”になると、入力データ106がレジスタ101に
書き込まれる。このとき、アドレス発生回路107は
“0”を出力し、レジスタファイル103はF0が指定
される。そのため、BはF0の値200となる。つづい
て、比較器102でB−Aが実行されるが、B−A=8
0>0、C=0となるのでいずれのレジスタの書き込み
も行われない。
【0023】第2クロック:Aはそのままであるが、ア
ドレス発生回路107はクロックに同期して“1”を出
力するのでレジスタファイル103はF1の値を読み出
し、B=F1=150となる。そして、第1クロックと
同様に比較器102でB−Aが実行され、B−A=30
>0、C=0となるのでいずれのレジスタの書き込みも
行われない。
ドレス発生回路107はクロックに同期して“1”を出
力するのでレジスタファイル103はF1の値を読み出
し、B=F1=150となる。そして、第1クロックと
同様に比較器102でB−Aが実行され、B−A=30
>0、C=0となるのでいずれのレジスタの書き込みも
行われない。
【0024】第3クロック:Aはそのままであるが、ア
ドレス発生回路107はクロックに同期して“2”を出
力するのでレジスタファイル103はF2の値を読み出
し、B=F2=100となる。そして、第1クロックと
同様に比較器102でB−Aが実行され、B−A=−2
0<0、C=1となる。この場合、マルチプレクサ10
4はレジスタ101の値を選択し、レジスタファイル1
03のF2に書き込まれ、第4クロックに同期してF2
=120となる。同様に、マルチプレクサ105はレジ
スタ103のF2の値を選択し、第4クロックに同期し
てレジスタ101の値は100となる。
ドレス発生回路107はクロックに同期して“2”を出
力するのでレジスタファイル103はF2の値を読み出
し、B=F2=100となる。そして、第1クロックと
同様に比較器102でB−Aが実行され、B−A=−2
0<0、C=1となる。この場合、マルチプレクサ10
4はレジスタ101の値を選択し、レジスタファイル1
03のF2に書き込まれ、第4クロックに同期してF2
=120となる。同様に、マルチプレクサ105はレジ
スタ103のF2の値を選択し、第4クロックに同期し
てレジスタ101の値は100となる。
【0025】第4クロック:A=100となり、アドレ
ス発生回路107はクロックに同期して“3”を出力す
るのでレジスタファイル103はF3の値を読み出し、
B=F3=50となる。そして、第1クロックと同様に
比較器102でB−Aが実行され、B−A=−50<
0、C=1となる。この場合、マルチプレクサ104は
レジスタ101の値を選択し、レジスタファイル103
のF3に書き込まれ、第5クロックに同期してF3=1
00となる。
ス発生回路107はクロックに同期して“3”を出力す
るのでレジスタファイル103はF3の値を読み出し、
B=F3=50となる。そして、第1クロックと同様に
比較器102でB−Aが実行され、B−A=−50<
0、C=1となる。この場合、マルチプレクサ104は
レジスタ101の値を選択し、レジスタファイル103
のF3に書き込まれ、第5クロックに同期してF3=1
00となる。
【0026】以上、第1〜第4クロックでの処理によ
り、 F0、F1、F2、F3=200、150、100、5
0 というデータの並びが、 F0、F1、F2、F3=200、150、120、1
00 となり、入力データ106=120がソーティングされ
ることがわかる。
り、 F0、F1、F2、F3=200、150、100、5
0 というデータの並びが、 F0、F1、F2、F3=200、150、120、1
00 となり、入力データ106=120がソーティングされ
ることがわかる。
【0027】図3にデータ処理のタイミングチャートを
示す。1つのデータを算出するのに10サイクル要する
ものとする。上記の構成では上位4個のデータを選出す
る場合には4サイクル必要とするが、図3のようにデー
タを算出する時間が4個のデータを選出するのに必要な
時間とオーバーラップしているため、見かけ上、選出す
るための時間を必要としない。
示す。1つのデータを算出するのに10サイクル要する
ものとする。上記の構成では上位4個のデータを選出す
る場合には4サイクル必要とするが、図3のようにデー
タを算出する時間が4個のデータを選出するのに必要な
時間とオーバーラップしているため、見かけ上、選出す
るための時間を必要としない。
【0028】ここで、従来例と同様にN=100とする
と、(数2)となり、従来例の1396サイクルと比較
して速度向上が実現できることがわかる。
と、(数2)となり、従来例の1396サイクルと比較
して速度向上が実現できることがわかる。
【0029】
【数2】
【0030】(実施例2)図4は本発明の実施例2に係
わるソーティング装置の構成を示す回路図である。同一
番号は同一のものとする。401はレジスタであり、デ
ータの並び替えを昇順にするか、降順にするかを指定す
るものであり、その値をDとする。ここでは、D=1の
場合は降順、D=0の場合は昇順とする。比較器402
は図1の比較器102とほぼ同じ構成であるが、比較結
果の信号Cの生成の論理のみが異なる。つまり、Cは比
較器402のMSBとDとの排他的論理和である。そう
すると(表1)となり、D=0の場合にはMSB=0の
とき、レジスタ101およびレジスタファイル103に
書き込むソーティングの動作があり、データが昇順に並
ぶ。一方、D=1の場合にはMSB=1のとき、レジス
タ101およびレジスタファイル103に書き込むソー
ティングの動作があり、データが降順に並ぶ。実施例1
がこの場合に該当する。
わるソーティング装置の構成を示す回路図である。同一
番号は同一のものとする。401はレジスタであり、デ
ータの並び替えを昇順にするか、降順にするかを指定す
るものであり、その値をDとする。ここでは、D=1の
場合は降順、D=0の場合は昇順とする。比較器402
は図1の比較器102とほぼ同じ構成であるが、比較結
果の信号Cの生成の論理のみが異なる。つまり、Cは比
較器402のMSBとDとの排他的論理和である。そう
すると(表1)となり、D=0の場合にはMSB=0の
とき、レジスタ101およびレジスタファイル103に
書き込むソーティングの動作があり、データが昇順に並
ぶ。一方、D=1の場合にはMSB=1のとき、レジス
タ101およびレジスタファイル103に書き込むソー
ティングの動作があり、データが降順に並ぶ。実施例1
がこの場合に該当する。
【0031】
【表1】
【0032】ここではデータを昇順に並び替える場合を
説明する。まず、初期状態として、レジスタファイル1
03の各レジスタは入力データが取りうる最大値にす
る。そして、AとBの比較し、B−AのMSBが0の場
合に、実施例1で説明したようなレジスタ101および
レジスタファイル103の書き換えを行う。例えば、 F0、F1、F2、F3=50、100、150、20
0 というデータの並びに対して、入力データ106=12
0を与えると F0、F1、F2、F3=50、100、120、15
0 のようにソーティングされる。
説明する。まず、初期状態として、レジスタファイル1
03の各レジスタは入力データが取りうる最大値にす
る。そして、AとBの比較し、B−AのMSBが0の場
合に、実施例1で説明したようなレジスタ101および
レジスタファイル103の書き換えを行う。例えば、 F0、F1、F2、F3=50、100、150、20
0 というデータの並びに対して、入力データ106=12
0を与えると F0、F1、F2、F3=50、100、120、15
0 のようにソーティングされる。
【0033】以上のように、降順、昇順を指定するレジ
スタ401を設け、そのレジスタ401の値と比較結果
のMSBとの排他的論理和により、レジスタ101およ
びレジスタファイル103へのデータの入力と書き込み
制御を行うことでデータの降順、昇順の並び替えの指定
が容易に実現できる。
スタ401を設け、そのレジスタ401の値と比較結果
のMSBとの排他的論理和により、レジスタ101およ
びレジスタファイル103へのデータの入力と書き込み
制御を行うことでデータの降順、昇順の並び替えの指定
が容易に実現できる。
【0034】なお、比較器として、減算器を用いている
が、その他の比較手段によっても容易に実現できるし、
選出数を増やすにはレジスタファイルのレジスタ数を増
やし、アドレス発生回路のアドレス発生数を増やせばよ
い。
が、その他の比較手段によっても容易に実現できるし、
選出数を増やすにはレジスタファイルのレジスタ数を増
やし、アドレス発生回路のアドレス発生数を増やせばよ
い。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係わる
ソーティング装置によると、対象となるデータを1回与
えるだけで所望の個数のデータの並び替えを行うことが
できる。また、降順、昇順を指定する手段を持ち、その
情報を比較手段に与えて比較結果を制御することで容易
に降順、昇順の並び替えが可能となる。
ソーティング装置によると、対象となるデータを1回与
えるだけで所望の個数のデータの並び替えを行うことが
できる。また、降順、昇順を指定する手段を持ち、その
情報を比較手段に与えて比較結果を制御することで容易
に降順、昇順の並び替えが可能となる。
【図1】本発明の実施例1に係わるソーティング装置の
一部を示す回路図
一部を示す回路図
【図2】本発明の実施例1に係わるソーティング装置の
タイミング図
タイミング図
【図3】本発明の実施例1に係わるソーティング装置の
タイミングチャート
タイミングチャート
【図4】本発明の実施例2に係わるソーティング装置の
一部を示す回路図
一部を示す回路図
【図5】従来のソーティング装置の例を示す図
101、401、501 レジスタ 102、402、502 比較器 103 レジスタファイル 104、105、503 マルチプレクサ 106 入力データ 107 アドレス発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 征克 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】N個の入力データのうち、n個のデータを
選出するソーティング装置であって、 2つのデータの値同士の大きさを比較する比較手段と、 上記2つのデータうち1つを記憶し上記比較手段の一方
の入力とする第1の記憶手段と、 n個のデータを記憶しn個のうちの1つを上記比較手段
の他方の入力とする第2の記憶手段と、 上記比較手段の結果を用いて第2の記憶手段の入力を第
1の記憶手段の出力か第2の記憶手段の出力かのどちら
かに選択する第1の選択手段と、 上記比較手段の結果を用いて第1の記憶手段の入力を上
記入力データか第2の記憶手段の出力かどちらかに選択
する第2の選択手段と、 上記第2の記憶手段に記憶されたn個のデータのうち1
つを指定する指定手段とを備えたソーティング装置。 - 【請求項2】上記N個のデータのうち、n個だけ降順に
並び替えることを特徴とする請求項1記載のソーティン
グ装置。 - 【請求項3】上記N個のデータのうち、n個だけ昇順に
並び替えることを特徴とする請求項1記載のソーティン
グ装置。 - 【請求項4】N個の入力データのうち、n個のデータを
選出するソーティング装置であって、 上記データをn個だけ昇順に並べるか降順に並べるかを
設定する設定手段と、 2つのデータの値同士の大きさを比較し、上記設定手段
に設定された値と比較結果に基づいて制御信号を出力す
る比較手段と、 上記2つのデータうち1つを記憶し上記比較手段の一方
の入力とする第1の記憶手段と、 n個のデータを記憶しn個のうちの1つを上記比較手段
の他方の入力とする第2の記憶手段と、 上記制御信号の値を用いて第2の記憶手段の入力を第1
の記憶手段の出力か第2の記憶手段の出力かのどちらか
に選択する第1の選択手段と、 上記制御信号の値を用いて第1の記憶手段の入力を上記
入力データか第2の記憶手段の出力かどちらかに選択す
る第2の選択手段と、 上記第2の記憶手段に記憶されたn個のデータのうち1
つを指定する指定手段とを備えたソーティング装置。 - 【請求項5】上記入力データN個のうち、1つの値が確
定するごとにデータをn個だけ並び替えることを特徴と
する請求項1または請求項4記載のソーティング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7092095A JPH08286891A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | ソーティング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7092095A JPH08286891A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | ソーティング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08286891A true JPH08286891A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=14044898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7092095A Pending JPH08286891A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | ソーティング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08286891A (ja) |
-
1995
- 1995-04-18 JP JP7092095A patent/JPH08286891A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |