JPH08286832A - カーソル表示装置 - Google Patents
カーソル表示装置Info
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- JPH08286832A JPH08286832A JP7090965A JP9096595A JPH08286832A JP H08286832 A JPH08286832 A JP H08286832A JP 7090965 A JP7090965 A JP 7090965A JP 9096595 A JP9096595 A JP 9096595A JP H08286832 A JPH08286832 A JP H08286832A
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- moving direction
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 操作者にとって違和感のない、操作性が向上
したカーソル表示装置を提供する。 【構成】入力指示装置からの座標移動データに基づいて
表示画面内におけるカーソルの移動方向を検出するカー
ソル移動方向検出部１と、このカーソル移動方向検出部
１によって検出されたカーソルの移動方向に応じて、カ
ーソルの方向を設定するカーソル方向設定部９と、この
カーソル方向設定部９によって設定されたカーソルの方
向に応じた表示形態でカーソルを表示装置７上に表示す
るカーソル表示部４とを具備する。
したカーソル表示装置を提供する。 【構成】入力指示装置からの座標移動データに基づいて
表示画面内におけるカーソルの移動方向を検出するカー
ソル移動方向検出部１と、このカーソル移動方向検出部
１によって検出されたカーソルの移動方向に応じて、カ
ーソルの方向を設定するカーソル方向設定部９と、この
カーソル方向設定部９によって設定されたカーソルの方
向に応じた表示形態でカーソルを表示装置７上に表示す
るカーソル表示部４とを具備する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はカーソル表示装置に関
し、特に、電子計算機システムにおけるグラフィカルユ
ーザーインタフェース（ＧＵＩ）の環境下において、オ
ペレータがディスプレイ画面に入力する場合の入力位置
を指示する矢印形のカーソルを表示する表示装置に関す
る。
し、特に、電子計算機システムにおけるグラフィカルユ
ーザーインタフェース（ＧＵＩ）の環境下において、オ
ペレータがディスプレイ画面に入力する場合の入力位置
を指示する矢印形のカーソルを表示する表示装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、電子計算機システムの操作環境に
おいて、グラフィカルユーザーインタフェース（ＧＵ
Ｉ）、すなわち、ポインティングデバイスの操作に応じ
てディスプレイ画面内を移動する矢印形のカーソルで示
された位置に対して入力操作をする操作環境が普及して
きている。従来、この矢印形のカーソル表示は画面に向
かって左上を向いているのが一般的であり、その向きは
画面上のどこに表示されるときでも一定である。
おいて、グラフィカルユーザーインタフェース（ＧＵ
Ｉ）、すなわち、ポインティングデバイスの操作に応じ
てディスプレイ画面内を移動する矢印形のカーソルで示
された位置に対して入力操作をする操作環境が普及して
きている。従来、この矢印形のカーソル表示は画面に向
かって左上を向いているのが一般的であり、その向きは
画面上のどこに表示されるときでも一定である。
【０００３】通常、矢印形のカーソルにおいてはその矢
印の向きにカーソルが移動することを予期させるもので
あるが、このように矢印の向きが常に一定であると、矢
印の向きと反対方向にカーソルを移動させるときに操作
者に違和感を感じさせてしまうことがある。また、カー
ソルの矢印の向きと実際の動く方向が違うため、カーソ
ルを画面上で見失うこともある。そこで、特開平４−８
１９２２号公報は、画面を区分けし区分けした領域毎に
矢印の向きを変える方法を開示している。
印の向きにカーソルが移動することを予期させるもので
あるが、このように矢印の向きが常に一定であると、矢
印の向きと反対方向にカーソルを移動させるときに操作
者に違和感を感じさせてしまうことがある。また、カー
ソルの矢印の向きと実際の動く方向が違うため、カーソ
ルを画面上で見失うこともある。そこで、特開平４−８
１９２２号公報は、画面を区分けし区分けした領域毎に
矢印の向きを変える方法を開示している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特開平４−８１９２２号公報においては、画面を区分
けし区分けした領域毎に矢印の向きを変えているが、区
分けした各領域内ではカーソルをどこに動かそうと矢印
の向きは一定である。
た特開平４−８１９２２号公報においては、画面を区分
けし区分けした領域毎に矢印の向きを変えているが、区
分けした各領域内ではカーソルをどこに動かそうと矢印
の向きは一定である。
【０００５】したがって、区分けした各領域内で矢印の
向きと反対方向にカーソルを移動させるときには同様に
操作者に違和感を感じさせてしまう。また、各領域の境
界付近では、カーソルの向きがカーソルの移動方向とは
無関係に頻繁に変わり、かえって操作しずらくなる面が
ある。
向きと反対方向にカーソルを移動させるときには同様に
操作者に違和感を感じさせてしまう。また、各領域の境
界付近では、カーソルの向きがカーソルの移動方向とは
無関係に頻繁に変わり、かえって操作しずらくなる面が
ある。
【０００６】本発明のカーソル表示装置はこのような課
題に着目してなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、カーソルが画面内のどのような位置にあっても、
カーソルの移動時におけるカーソルの向きを制御するこ
とによって、操作者にとって違和感のない、操作性が向
上したカーソル表示装置を提供することにある。
題に着目してなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、カーソルが画面内のどのような位置にあっても、
カーソルの移動時におけるカーソルの向きを制御するこ
とによって、操作者にとって違和感のない、操作性が向
上したカーソル表示装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、第１の発明に係るカーソル表示装置は、
入力指示装置からの座標移動データに基づいて表示画面
内におけるカーソルの移動方向を検出する移動方向検出
手段と、この移動方向検出手段によって検出されたカー
ソルの移動方向に応じて、カーソルの方向を設定するカ
ーソル方向設定手段と、このカーソル方向設定手段によ
って設定されたカーソルの方向に応じた表示形態でカー
ソルを表示画面上に表示するカーソル表示手段とを具備
する。
成するために、第１の発明に係るカーソル表示装置は、
入力指示装置からの座標移動データに基づいて表示画面
内におけるカーソルの移動方向を検出する移動方向検出
手段と、この移動方向検出手段によって検出されたカー
ソルの移動方向に応じて、カーソルの方向を設定するカ
ーソル方向設定手段と、このカーソル方向設定手段によ
って設定されたカーソルの方向に応じた表示形態でカー
ソルを表示画面上に表示するカーソル表示手段とを具備
する。
【０００８】また、第２の発明に係るカーソル表示装置
は、それぞれ異なる方向を指す複数のカーソルの形状デ
ータを記憶するカーソル形状データ記憶手段と、入力指
示装置からの座標移動データに基づいて表示画面内にお
けるカーソルの移動方向を検出する移動方向検出手段
と、この移動方向検出手段によって検出されたカーソル
の移動方向に基づいて、上記カーソル形状データ記憶手
段に記憶された複数の形状データから特定のカーソル形
状データを選択するカーソル形状データ選択手段と、こ
のカーソル形状データ選択手段によって選択されたカー
ソル形状データに対応するカーソルを表示画面上に表示
するカーソル表示手段とを具備する。
は、それぞれ異なる方向を指す複数のカーソルの形状デ
ータを記憶するカーソル形状データ記憶手段と、入力指
示装置からの座標移動データに基づいて表示画面内にお
けるカーソルの移動方向を検出する移動方向検出手段
と、この移動方向検出手段によって検出されたカーソル
の移動方向に基づいて、上記カーソル形状データ記憶手
段に記憶された複数の形状データから特定のカーソル形
状データを選択するカーソル形状データ選択手段と、こ
のカーソル形状データ選択手段によって選択されたカー
ソル形状データに対応するカーソルを表示画面上に表示
するカーソル表示手段とを具備する。
【０００９】また、第３の発明に係るカーソル表示装置
は、所定の方向を指す一つのカーソルの形状データを記
憶するカーソル形状データ記憶手段と、入力指示装置か
らの座標移動データに基づいて表示画面内におけるカー
ソルの移動方向を検出する移動方向検出手段と、この移
動方向検出手段によって検出されたカーソルの移動方向
に基づいて、上記カーソル形状データ記憶手段に記憶さ
れたカーソル形状データからカーソルの移動方向の角度
に関する回転演算処理を行って他のカーソル形状データ
を算出する回転演算処理手段と、この回転演算処理手段
によって算出されたカーソル形状データに対応するカー
ソルを表示画面上に表示するカーソル表示手段とを具備
する。
は、所定の方向を指す一つのカーソルの形状データを記
憶するカーソル形状データ記憶手段と、入力指示装置か
らの座標移動データに基づいて表示画面内におけるカー
ソルの移動方向を検出する移動方向検出手段と、この移
動方向検出手段によって検出されたカーソルの移動方向
に基づいて、上記カーソル形状データ記憶手段に記憶さ
れたカーソル形状データからカーソルの移動方向の角度
に関する回転演算処理を行って他のカーソル形状データ
を算出する回転演算処理手段と、この回転演算処理手段
によって算出されたカーソル形状データに対応するカー
ソルを表示画面上に表示するカーソル表示手段とを具備
する。
【００１０】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。まず、本発明の実施例の概略を説明する。
図１は矢印形カーソル表示装置の基本構成図である。同
図に示すように、本構成は、入力指示装置５すなわちマ
ウス等のポインティングデバイスから外部インタフェー
ス部６を介して入力された座標移動データに基づいて矢
印形カーソル（以下、単にカーソルと呼ぶ）の移動方向
を検出するカーソル移動方向検出部１と、該カーソル移
動方向検出部１からの移動方向に関するデータによりカ
ーソルの矢印の方向を設定するカーソル方向設定部９
と、該カーソル方向設定部９からカーソルデータを受け
取り、このカーソルデータに応じた表示形態でカーソル
を表示装置７上に表示するカーソル表示部４とを具備し
ている。
に説明する。まず、本発明の実施例の概略を説明する。
図１は矢印形カーソル表示装置の基本構成図である。同
図に示すように、本構成は、入力指示装置５すなわちマ
ウス等のポインティングデバイスから外部インタフェー
ス部６を介して入力された座標移動データに基づいて矢
印形カーソル（以下、単にカーソルと呼ぶ）の移動方向
を検出するカーソル移動方向検出部１と、該カーソル移
動方向検出部１からの移動方向に関するデータによりカ
ーソルの矢印の方向を設定するカーソル方向設定部９
と、該カーソル方向設定部９からカーソルデータを受け
取り、このカーソルデータに応じた表示形態でカーソル
を表示装置７上に表示するカーソル表示部４とを具備し
ている。
【００１１】以下に具体的実施例について説明する。ま
ず第１実施例では、カーソル方向設定部９の代わりに、
それぞれ異なる方向を指す複数のカーソルの形状データ
を記憶するカーソル形状データ記憶部を設けている。
ず第１実施例では、カーソル方向設定部９の代わりに、
それぞれ異なる方向を指す複数のカーソルの形状データ
を記憶するカーソル形状データ記憶部を設けている。
【００１２】また、第２実施例では、カーソル形状デー
タ記憶部はそれぞれ異なる方向を指す複数のカーソルの
形状データを記憶するのではなく、１つの基本となるカ
ーソル形状データを記憶する。そして、カーソル移動方
向検出部１からの移動方向に関するデータに基づいて、
基本となるカーソル形状データに対して所定の回転演算
処理を施して新たな移動方向を向いたカーソル形状デー
タを算出することにより、実際のカーソルの移動方向に
沿ったカーソルの表示をより詳細に行なう。
タ記憶部はそれぞれ異なる方向を指す複数のカーソルの
形状データを記憶するのではなく、１つの基本となるカ
ーソル形状データを記憶する。そして、カーソル移動方
向検出部１からの移動方向に関するデータに基づいて、
基本となるカーソル形状データに対して所定の回転演算
処理を施して新たな移動方向を向いたカーソル形状デー
タを算出することにより、実際のカーソルの移動方向に
沿ったカーソルの表示をより詳細に行なう。
【００１３】さらに、第３実施例では、矢印形カーソル
のホットポイントを基準にカーソルの画面表示を行うこ
とで、カーソル表示の向きが変わっても細かい位置指定
がやりやすいようにしている。
のホットポイントを基準にカーソルの画面表示を行うこ
とで、カーソル表示の向きが変わっても細かい位置指定
がやりやすいようにしている。
【００１４】図２は本発明の第１実施例に係るカーソル
表示装置の基本構成図である。同図において、マウスや
トラックボール等のポインティングデバイスである入力
指示装置５からの座標移動入力データは、外部インタフ
ェース部６を通り、カーソル移動方向検出部１に入力さ
れる。カーソル移動方向検出部１では入力データからカ
ーソルの移動方向を検出する。カーソル形状データ選択
部２は検出した移動方向にもとづき、カーソル形状デー
タ記憶部３に記憶されたカーソル形状データの中から選
択されたカーソルデータの１つを読み出す。ここで、カ
ーソル形状データ記憶部３には、例えば８方向分のデー
タを持っている場合、図３に示すような８つのカーソル
形状データが記憶されている。カーソル表示部４はカー
ソル形状データ選択部２が読み出したカーソル形状デー
タを用いて表示装置７上にカーソルを表示させる。
表示装置の基本構成図である。同図において、マウスや
トラックボール等のポインティングデバイスである入力
指示装置５からの座標移動入力データは、外部インタフ
ェース部６を通り、カーソル移動方向検出部１に入力さ
れる。カーソル移動方向検出部１では入力データからカ
ーソルの移動方向を検出する。カーソル形状データ選択
部２は検出した移動方向にもとづき、カーソル形状デー
タ記憶部３に記憶されたカーソル形状データの中から選
択されたカーソルデータの１つを読み出す。ここで、カ
ーソル形状データ記憶部３には、例えば８方向分のデー
タを持っている場合、図３に示すような８つのカーソル
形状データが記憶されている。カーソル表示部４はカー
ソル形状データ選択部２が読み出したカーソル形状デー
タを用いて表示装置７上にカーソルを表示させる。
【００１５】上記した第１実施例によれば、操作者が入
力装置５より、カーソルの移動を指示する入力を行った
時、表示装置７上に表示されているカーソルが、絶えず
移動方向（進行方向）を向いて移動するため、違和感の
ない操作ができ、操作性が向上する。
力装置５より、カーソルの移動を指示する入力を行った
時、表示装置７上に表示されているカーソルが、絶えず
移動方向（進行方向）を向いて移動するため、違和感の
ない操作ができ、操作性が向上する。
【００１６】図４は本発明の第２実施例に係る矢印形カ
ーソル表示装置の基本構成図である。同図において、マ
ウスやトラックボール等のポインティングデバイスであ
る入力指示装置５からの座標移動入力データは、外部イ
ンタフェース部６をとおり、カーソル移動方向検出部１
に入力される。カーソル移動方向検出部１では、入力デ
ータからカーソルの移動方向を検出する。ここでは例え
ば、図５に示す直交座標において、カーソル１５の移動
方向に沿った原点（移動前への位置）への線分と、Ｙ軸
とがなす角度θを検出する。カーソル形状データ回転演
算処理部８は検出した移動方向にもとづき、カーソル形
状データ記憶部３の中にある基本となる１つのカーソル
形状データを読み出し、次のような回転演算処理 Ｘ’＝Ｘｃｏｓθ＋Ｙｓｉｎθ、Ｙ’＝Ｘｓｉｎθ＋Ｙｃｏｓθ を行い移動方向を向いたカーソル形状データを算出す
る。カーソル形状データ記憶部３には例えば角度θ＝０
の時の上向き矢印のカーソル形状データを１つだけ保持
している。そして、カーソル表示部４は、カーソル形状
データ回転演算処理部８が算出したカーソル形状データ
を用いて表示装置７上にカーソルを表示させる。
ーソル表示装置の基本構成図である。同図において、マ
ウスやトラックボール等のポインティングデバイスであ
る入力指示装置５からの座標移動入力データは、外部イ
ンタフェース部６をとおり、カーソル移動方向検出部１
に入力される。カーソル移動方向検出部１では、入力デ
ータからカーソルの移動方向を検出する。ここでは例え
ば、図５に示す直交座標において、カーソル１５の移動
方向に沿った原点（移動前への位置）への線分と、Ｙ軸
とがなす角度θを検出する。カーソル形状データ回転演
算処理部８は検出した移動方向にもとづき、カーソル形
状データ記憶部３の中にある基本となる１つのカーソル
形状データを読み出し、次のような回転演算処理 Ｘ’＝Ｘｃｏｓθ＋Ｙｓｉｎθ、Ｙ’＝Ｘｓｉｎθ＋Ｙｃｏｓθ を行い移動方向を向いたカーソル形状データを算出す
る。カーソル形状データ記憶部３には例えば角度θ＝０
の時の上向き矢印のカーソル形状データを１つだけ保持
している。そして、カーソル表示部４は、カーソル形状
データ回転演算処理部８が算出したカーソル形状データ
を用いて表示装置７上にカーソルを表示させる。
【００１７】上記した第２実施例によれば、操作者が入
力指示装置５より、カーソルの移動を指示する入力を行
った時、表示装置７上に表示されているカーソルが、絶
えず移動方向（進行方向）の向きに正確に向いて移動す
るため、全く違和感のない操作ができ、操作性が向上す
る。
力指示装置５より、カーソルの移動を指示する入力を行
った時、表示装置７上に表示されているカーソルが、絶
えず移動方向（進行方向）の向きに正確に向いて移動す
るため、全く違和感のない操作ができ、操作性が向上す
る。
【００１８】以下に本発明の第３実施例を説明する。本
実施例の基本構成図は第１実施例と同様である。通常の
カーソルは図６（ａ）に示すように、矢印の先端部にホ
ットポイント１０と呼ばれる点を有している。この点は
移動中のカーソル２０の実際の座標位置を示しており、
カーソル２０の矢印の向きが変わったときはカーソルデ
ータ全体の中でのホットポイント１０の位置が図６
（ｂ）に示すように距離αだけ相対的に変化する。そこ
で、カーソル２０を方向を変えて移動させたときに、カ
ーソルデータ全体の座標位置が入力指示装置５からの移
動量分だけ移動したとすると、ホットポイント１０の位
置が入力指示装置５からの移動量＋α（αはカーソルデ
ータ全体の中でのホットポイント１０の位置変化量）だ
け移動してしまう。そこで本実施例では、カーソルの向
きが変わった時は、カーソルデータ内でのホットポイン
ト１０の移動量α分だけカーソル表示位置をずらして表
示するようにする。
実施例の基本構成図は第１実施例と同様である。通常の
カーソルは図６（ａ）に示すように、矢印の先端部にホ
ットポイント１０と呼ばれる点を有している。この点は
移動中のカーソル２０の実際の座標位置を示しており、
カーソル２０の矢印の向きが変わったときはカーソルデ
ータ全体の中でのホットポイント１０の位置が図６
（ｂ）に示すように距離αだけ相対的に変化する。そこ
で、カーソル２０を方向を変えて移動させたときに、カ
ーソルデータ全体の座標位置が入力指示装置５からの移
動量分だけ移動したとすると、ホットポイント１０の位
置が入力指示装置５からの移動量＋α（αはカーソルデ
ータ全体の中でのホットポイント１０の位置変化量）だ
け移動してしまう。そこで本実施例では、カーソルの向
きが変わった時は、カーソルデータ内でのホットポイン
ト１０の移動量α分だけカーソル表示位置をずらして表
示するようにする。
【００１９】上記した第３実施例によれば、カーソルの
向きが変わっても、その矢印の先が示す位置がずれない
ので細かい位置の指定などがよりスムーズになる。上記
した具体的実施例から以下のような構成の技術的思想が
導き出される。 （１） 入力指示装置からの座標移動データに基づいて
表示画面内におけるカーソルの移動方向を検出する移動
方向検出手段と、この移動方向検出手段によって検出さ
れたカーソルの移動方向に応じて、カーソルの方向を設
定するカーソル方向設定手段と、このカーソル方向設定
手段によって設定されたカーソルの方向に応じた表示形
態でカーソルを表示画面上に表示するカーソル表示手段
と、を具備したことを特徴とするカーソル表示装置。 （２） それぞれ異なる方向を指す複数のカーソルの形
状データを記憶するカーソル形状データ記憶手段と、入
力指示装置からの座標移動データに基づいて表示画面内
におけるカーソルの移動方向を検出する移動方向検出手
段と、この移動方向検出手段によって検出されたカーソ
ルの移動方向に基づいて、上記カーソル形状データ記憶
手段に記憶された複数の形状データから特定のカーソル
形状データを選択するカーソル形状データ選択手段と、
このカーソル形状データ選択手段によって選択されたカ
ーソル形状データに対応するカーソルを表示画面上に表
示するカーソル表示手段と、を具備したことを特徴とす
るカーソル表示装置。 （３） 所定の方向を指す一つのカーソルの形状データ
を記憶するカーソル形状データ記憶手段と、入力指示装
置からの座標移動データに基づいて表示画面内における
カーソルの移動方向を検出する移動方向検出手段と、こ
の移動方向検出手段によって検出されたカーソルの移動
方向に基づいて、上記カーソル形状データ記憶手段に記
憶されたカーソル形状データからカーソルの移動方向の
角度に関する回転演算処理を行って他のカーソル形状デ
ータを算出する回転演算処理手段と、この回転演算処理
手段によって算出されたカーソル形状データに対応する
カーソルを表示画面上に表示するカーソル表示手段と、
を具備したことを特徴とするカーソル表示装置。 （４） 前記カーソル形状データに変更があったとき、
このカーソル形状データの特定部分のデータが入力指示
装置からの入力座標位置に対応するように、カーソル形
状データの表示位置を調整することを特徴とする構成
（２）または（３）に記載のカーソル表示装置。
向きが変わっても、その矢印の先が示す位置がずれない
ので細かい位置の指定などがよりスムーズになる。上記
した具体的実施例から以下のような構成の技術的思想が
導き出される。 （１） 入力指示装置からの座標移動データに基づいて
表示画面内におけるカーソルの移動方向を検出する移動
方向検出手段と、この移動方向検出手段によって検出さ
れたカーソルの移動方向に応じて、カーソルの方向を設
定するカーソル方向設定手段と、このカーソル方向設定
手段によって設定されたカーソルの方向に応じた表示形
態でカーソルを表示画面上に表示するカーソル表示手段
と、を具備したことを特徴とするカーソル表示装置。 （２） それぞれ異なる方向を指す複数のカーソルの形
状データを記憶するカーソル形状データ記憶手段と、入
力指示装置からの座標移動データに基づいて表示画面内
におけるカーソルの移動方向を検出する移動方向検出手
段と、この移動方向検出手段によって検出されたカーソ
ルの移動方向に基づいて、上記カーソル形状データ記憶
手段に記憶された複数の形状データから特定のカーソル
形状データを選択するカーソル形状データ選択手段と、
このカーソル形状データ選択手段によって選択されたカ
ーソル形状データに対応するカーソルを表示画面上に表
示するカーソル表示手段と、を具備したことを特徴とす
るカーソル表示装置。 （３） 所定の方向を指す一つのカーソルの形状データ
を記憶するカーソル形状データ記憶手段と、入力指示装
置からの座標移動データに基づいて表示画面内における
カーソルの移動方向を検出する移動方向検出手段と、こ
の移動方向検出手段によって検出されたカーソルの移動
方向に基づいて、上記カーソル形状データ記憶手段に記
憶されたカーソル形状データからカーソルの移動方向の
角度に関する回転演算処理を行って他のカーソル形状デ
ータを算出する回転演算処理手段と、この回転演算処理
手段によって算出されたカーソル形状データに対応する
カーソルを表示画面上に表示するカーソル表示手段と、
を具備したことを特徴とするカーソル表示装置。 （４） 前記カーソル形状データに変更があったとき、
このカーソル形状データの特定部分のデータが入力指示
装置からの入力座標位置に対応するように、カーソル形
状データの表示位置を調整することを特徴とする構成
（２）または（３）に記載のカーソル表示装置。
【００２０】上記した構成（１）に記載のカーソル表示
装置によれば、カーソルがどのような位置にあっても、
カーソル移動時においてカーソルの向きを制御して表示
するようにしたので、操作者にとって違和感のない自然
な操作ができ、これによって操作性が向上する。
装置によれば、カーソルがどのような位置にあっても、
カーソル移動時においてカーソルの向きを制御して表示
するようにしたので、操作者にとって違和感のない自然
な操作ができ、これによって操作性が向上する。
【００２１】また、構成（２）に記載のカーソル表示装
置によれば、カーソルがどのような位置にあっても、カ
ーソル移動時においてカーソルの向きが、カーソル形状
データ記憶部に記憶したカーソル形状データの個数分の
移動方向を向くので、操作者にとって違和感の少ない自
然な操作ができ、これによって操作性が向上する。
置によれば、カーソルがどのような位置にあっても、カ
ーソル移動時においてカーソルの向きが、カーソル形状
データ記憶部に記憶したカーソル形状データの個数分の
移動方向を向くので、操作者にとって違和感の少ない自
然な操作ができ、これによって操作性が向上する。
【００２２】また、構成（３）に記載のカーソル表示装
置によれば、カーソルがどのような位置にあっても、カ
ーソル移動時においてカーソルの向きがどのように変わ
ってもカーソルが正確に移動方向を向くので、操作者に
とって違和感のない自然な操作ができ、これによって操
作性が向上する。
置によれば、カーソルがどのような位置にあっても、カ
ーソル移動時においてカーソルの向きがどのように変わ
ってもカーソルが正確に移動方向を向くので、操作者に
とって違和感のない自然な操作ができ、これによって操
作性が向上する。
【００２３】また、構成（４）に記載のカーソル表示装
置によれば、カーソルがどのような位置にあっても、カ
ーソル移動時においてカーソルの向きがどのように変わ
ってもカーソルが移動方向を向き、移動方向が変わった
時もカーソル先がズレないので、操作者にとって全く違
和感のない自然な操作ができ、これによって操作性が向
上する。
置によれば、カーソルがどのような位置にあっても、カ
ーソル移動時においてカーソルの向きがどのように変わ
ってもカーソルが移動方向を向き、移動方向が変わった
時もカーソル先がズレないので、操作者にとって全く違
和感のない自然な操作ができ、これによって操作性が向
上する。
【００２４】
【発明の効果】以上、本発明によれば、カーソルがどの
ような位置にあっても、カーソル移動時においてカーソ
ルの向きを制御して表示するようにしたので、操作者に
とって違和感のない自然な操作ができ、これによって操
作性が向上する。
ような位置にあっても、カーソル移動時においてカーソ
ルの向きを制御して表示するようにしたので、操作者に
とって違和感のない自然な操作ができ、これによって操
作性が向上する。
【図１】本発明が適用される矢印形カーソル表示装置の
基本構成を示す図である。
基本構成を示す図である。
【図２】本発明の第１実施例に係る矢印形カーソル表示
装置の基本構成図である。
装置の基本構成図である。
【図３】８つのカーソル形状データを示す図である。
【図４】本発明の第２実施例に係る矢印形カーソル表示
装置の基本構成図である。
装置の基本構成図である。
【図５】本発明の第２実施例を説明するための図であ
る。
る。
【図６】本発明の第３実施例を説明するための図であ
る。
る。
【符号の説明】 １…カーソル移動方向検出部、２…カーソル形状データ
選択部、３…カーソル形状データ記憶部、４…カーソル
表示部、５…入力指示装置、６…外部インタフェース
部、７…表示装置、８…カーソル形状データ回転演算処
理部、９…カーソル方向設定部。
選択部、３…カーソル形状データ記憶部、４…カーソル
表示部、５…入力指示装置、６…外部インタフェース
部、７…表示装置、８…カーソル形状データ回転演算処
理部、９…カーソル方向設定部。
Claims (4)
- 【請求項１】 入力指示装置からの座標移動データに基
づいて表示画面内におけるカーソルの移動方向を検出す
る移動方向検出手段と、 この移動方向検出手段によって検出されたカーソルの移
動方向に応じて、カーソルの方向を設定するカーソル方
向設定手段と、 このカーソル方向設定手段によって設定されたカーソル
の方向に応じた表示形態でカーソルを表示画面上に表示
するカーソル表示手段と、 を具備したことを特徴とするカーソル表示装置。 - 【請求項２】 それぞれ異なる方向を指す複数のカーソ
ルの形状データを記憶するカーソル形状データ記憶手段
と、 入力指示装置からの座標移動データに基づいて表示画面
内におけるカーソルの移動方向を検出する移動方向検出
手段と、 この移動方向検出手段によって検出されたカーソルの移
動方向に基づいて、上記カーソル形状データ記憶手段に
記憶された複数の形状データから特定のカーソル形状デ
ータを選択するカーソル形状データ選択手段と、 このカーソル形状データ選択手段によって選択されたカ
ーソル形状データに対応するカーソルを表示画面上に表
示するカーソル表示手段と、 を具備したことを特徴とするカーソル表示装置。 - 【請求項３】 所定の方向を指す一つのカーソルの形状
データを記憶するカーソル形状データ記憶手段と、 入力指示装置からの座標移動データに基づいて表示画面
内におけるカーソルの移動方向を検出する移動方向検出
手段と、 この移動方向検出手段によって検出されたカーソルの移
動方向に基づいて、上記カーソル形状データ記憶手段に
記憶されたカーソル形状データからカーソルの移動方向
の角度に関する回転演算処理を行って他のカーソル形状
データを算出する回転演算処理手段と、 この回転演算処理手段によって算出されたカーソル形状
データに対応するカーソルを表示画面上に表示するカー
ソル表示手段と、 を具備したことを特徴とするカーソル表示装置。 - 【請求項４】 前記カーソル形状データに変更があった
とき、このカーソル形状データの特定部分のデータが入
力指示装置からの入力座標位置に対応するように、カー
ソル形状データの表示位置を調整することを特徴とする
請求項２または３記載のカーソル表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7090965A JPH08286832A (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | カーソル表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7090965A JPH08286832A (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | カーソル表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08286832A true JPH08286832A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=14013217
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7090965A Withdrawn JPH08286832A (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | カーソル表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08286832A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007299208A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Sharp Corp | 方向表示を兼ねるカーソルを表示する表示装置 |
| JP2010061372A (ja) * | 2008-09-03 | 2010-03-18 | Nec Corp | 情報処理装置、ポインタ指定方法、及びプログラム |
| WO2014147717A1 (ja) * | 2013-03-18 | 2014-09-25 | 株式会社 東芝 | 電子機器、表示制御方法およびプログラム |
-
1995
- 1995-04-17 JP JP7090965A patent/JPH08286832A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007299208A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Sharp Corp | 方向表示を兼ねるカーソルを表示する表示装置 |
| JP2010061372A (ja) * | 2008-09-03 | 2010-03-18 | Nec Corp | 情報処理装置、ポインタ指定方法、及びプログラム |
| WO2014147717A1 (ja) * | 2013-03-18 | 2014-09-25 | 株式会社 東芝 | 電子機器、表示制御方法およびプログラム |
| US20150153850A1 (en) * | 2013-03-18 | 2015-06-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electronic device, display control method and storage medium |
| JP5908648B2 (ja) * | 2013-03-18 | 2016-04-26 | 株式会社東芝 | 電子機器、表示制御方法およびプログラム |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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