JPH08285046A - デファレンシャル装置 - Google Patents

デファレンシャル装置

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JPH08285046A
JPH08285046A JP7092235A JP9223595A JPH08285046A JP H08285046 A JPH08285046 A JP H08285046A JP 7092235 A JP7092235 A JP 7092235A JP 9223595 A JP9223595 A JP 9223595A JP H08285046 A JPH08285046 A JP H08285046A
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differential
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピニオンギヤの片当たりを防止し、耐久性を
向上させる。 【構成】 エンジンの駆動力により回転駆動されるデフ
ケース3と、デフケース3の内部に回転自在に支承され
た一対のサイドギヤ15、17と、これらサイドギヤ1
5、17の径方向外側に配置され、サイドギヤと各別に
噛み合う第1ギヤ部45、51および互いに噛み合う第
2ギヤ部47、53とを有する少なくとも一対のピニオ
ンギヤ41、43と、デフケース3に形成され各ピニオ
ンギヤ41、43を摺動回転自在に収納する収納孔3
7、39とを備え、ピニオンギヤ41の各ギヤ部45、
47を他方のギヤ部に向けて次第に歯先が小さくなるテ
ーパ形状としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両のデファレンシ
ャル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平5−280596公報に図8のよ
うなデファレンシャル装置201が記載されており、図
9はこのデファレンシャル装置201のギヤ組を示して
いる。このデファレンシャル装置201は、デフケース
203、同軸配置された出力側のヘリカルサイドギヤ2
05、207、これらの径方向外側に配置された長短の
ヘリカルピニオンギヤ209、211などを備えてい
る。ピニオンギヤ209はデフケース203の収納孔2
13に摺動回転自在に収納され、ピニオンギヤ211は
他の収納孔に摺動回転自在に収納されている。各ピニオ
ンギヤ209、211は、それぞれの第1ギヤ部21
5、217がサイドギヤ205、207と各別に噛み合
い、第2ギヤ部219、221が互いに噛うことにより
サイドギヤ205、207を連結している。長いピニオ
ンギヤ209は第1と第2のギヤ部215、219を連
結する小径の軸部223を持っている。エンジンの駆動
力はデフケース203を回転させ、ピニオンギヤ20
9、211からサイドギヤ205、207を介して車輪
側に伝達される。
【0003】トルクを伝達している間、ピニオンギヤ2
09、211はサイドギヤ205、207との噛み合い
反力により歯先を各収納孔の壁面に押し付けられて摩擦
抵抗が生じると共に、ヘリカルギヤの噛み合いスラスト
力によって、サイドギヤ205、207の間で、あるい
はピニオンギヤ209、211やサイドギヤ205、2
07とデフケース203との間で摩擦抵抗が生じ、これ
らの摩擦抵抗によりトルク感応型の差動制限機能を得て
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図9、10、11の矢
印225は車両が前進走行するときのデフケース203
の回転方向である。一対のピニオンギヤ209、211
のうち長いピニオンギヤ209はデフケース203の回
転方向に対して先行して公転するように配置されてい
る。図9のように、デフケース203がこの方向に回転
するとピニオンギヤ209の第1ギヤ部215とピニオ
ンギヤ211の第1ギヤ部217にはそれぞれの収納孔
から破線の矢印のような回転トルク227、229が掛
かると共に、実線の矢印のようにその反力の負荷トルク
231、233が各収納孔を介してデフケース203に
与えられる。
【0005】このとき、図10、11に示すように、各
ピニオンギヤ211、209の第2ギヤ部221、21
9では、互いの噛み合いによる反対方向の噛み合い反力
F1、F2が生じ、図11に示すように、各第1ギヤ部
217、215では、サイドギヤ207、205との噛
み合いによる同方向の噛み合い反力F3、F4が生じ
る。
【0006】このように、デフケースの回転方向に対し
後行して公転する短いピニオンギヤ211では反力F
1、F3が略同方向側であるのに対して、先行して公転
する長いピニオンギヤ209では反力F2、F4が反対
方向になって転倒トルクが生じるときがある。長いピニ
オンギヤ209および短いピニオンギヤ211は、歯先
でデフケース203の収納孔に回転自在に収納されてお
り、収納孔とピニオンギヤ209、211の歯先との間
には僅かの隙間を有しているため、こうして生じた転倒
トルクを受けて長いピニオンギヤ209には回転中心軸
に対する倒れが生じ、図9に示すように、無負荷時の位
置から負荷を受けたときの位置まで端部が移動する。
【0007】ここで、デフケース203に駆動トルクが
入力し矢印225の方向に回転した場合、ピニオンギヤ
211はデフケースの収納孔より直接駆動トルクを受け
て略同方向の反力が生じるため高反力側のピニオンギヤ
と呼び、ピニオンギヤ209はピニオンギヤ211より
デフケースの回転方向に対して先行して公転する側に配
置されているため、ピニオンギヤ209の第2のギヤ部
219へはピニオンギヤ211の第2ギヤ部221から
駆動トルクを受け、反対方向の反力が生じるため低反力
側のピニオンギヤと呼ぶことにする。
【0008】図12のように、長いピニオンギヤ209
が倒れると、第1ギヤ部215はサイドギヤ205と、
また、第2ギヤ部219は短いピニオンギヤ211の第
2ギヤ部とそれぞれが矢印235、237で示す部分で
局部当たりを起こす。この局部当たりによって、図13
に示すように、各歯面の各歯当たり部239、241に
ピッチング(歯面が荷重を受けて歯面の表面が薄片とな
って剥離する現象)が生じ、ピニオンギヤ209、21
1およびサイドギヤ205等の耐久性が低下し、最終的
にはデファレンシャル装置201自体の耐久性が低下す
ることになる。また、デフケース203が矢印225と
反対方向に回転する後進走行時は、ピニオンギヤ209
が第1ギヤ部219および第2ギヤ部215でデフケー
スの収納孔より直接駆動トルクを受けるため、ピニオン
ギヤ209に略同方向の反力が生じて高反力側となる。
このため、先行して公転する短いピニオンギヤ211が
倒れ、短いピニオンギヤ211の局部当たりが生じてピ
ッチングが発生し耐久性が低下することになる。
【0009】ピニオンギヤの倒れ角は、収納孔との隙間
が適正値に保たれている間は小さいが、経時変化によっ
て隙間が広がるに従って倒れ角が大きくなり、やがては
ピッチングによって耐久性を低下させることになる。
【0010】そこで、この発明は、デフケースの収納孔
でピニオンギヤ歯先を支承するように構成されたデファ
レンシャル装置において、ピニオンギヤの片当たりを防
止し、耐久性を向上させるデファレンシャル装置の提供
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1のデファレンシ
ャル装置は、エンジンの駆動力により回転駆動されるデ
フケースと、デフケースの内部に回転自在に支承された
一対のサイドギヤと、これらサイドギヤの径方向外側に
配置され、サイドギヤと各別に噛み合う第1ギヤ部およ
び互いに噛み合う第2ギヤ部とを有する少なくとも一対
のピニオンギヤと、デフケースに形成され各ピニオンギ
ヤを摺動回転自在に収納する収納孔とを備え、少なくと
もいずれか一方のピニオンギヤの第1ギヤ部と第2ギヤ
部のいずれか一方または両方のギヤを軸端部から他方の
ギヤ部に向けてしだいに歯先が小さくなるテーパ形状と
した事を特徴とする。
【0012】請求項2のデファレンシャル装置は、前記
ピニオンギヤはヘリカルギヤとして形成され、ギヤ部に
形成されたテーパ形状は、回転方向左右の歯面角度が異
なる角度で形成されている事を特徴とする請求項1記載
のデファレンシャル装置である。
【0013】請求項3のデファレンシャル装置は、前記
ギヤ部がテーパ形状として形成されたピニオンギヤの第
1ギヤ部と第2ギヤ部は小径の軸部を介して分割され、
第1ギヤ部の一方側の歯面の傾斜角度と第2ギヤ部の他
方側の歯面の傾斜角度および第1ギヤ部の他方側の歯面
の傾斜角度と第2ギヤ部の一方側の歯面の傾斜角度が等
しく形成されている事を特徴とする請求項1または2記
載のデファレンシャル装置である。
【0014】請求項4のデファレンシャル装置は、前記
テーパ形状は直線形状として形成されている事を特徴と
する請求項1または2または3記載のデファレンシャル
装置である。
【0015】請求項5のデファレンシャル装置は、前記
テーパ形状は連続する曲線形状として形成されている事
を特徴とする請求項1または2または3記載のデファレ
ンシャル装置である。
【0016】請求項6のデファレンシャル装置は車両用
に用いられ、ギヤがテーパ形状として形成されたピニオ
ンギヤは車両が前進走行する際の回転方向に対し、一対
のピニオンギヤのうち先行回転側に配置された事を特徴
とする請求項1から5のいずれかに記載されたデファレ
ンシャル装置である。
【0017】請求項7のデファレンシャル装置は、一対
のピニオンギヤが、小径の軸部を介して第1と第2のギ
ヤが連結された長いピニオンギヤと、第1と第2のギヤ
部が連続して形成された短いピニオンギヤとから成る請
求項1から6のいずれかに記載されたデファレンシャル
装置である。
【0018】
【作用】請求項1のデファレンシャル装置は、少なくと
もいずれか一方のピニオンギヤの第1ギヤ部と第2ギヤ
部のいずれか一方または両方のギヤを軸端部から他方の
ギヤ部に向けてしだいに歯先が小さくなるテーパ形状と
して形成した。
【0019】トルクの伝達中、ピニオンギヤの歯先はサ
イドギヤとの噛み合い反力により収納孔の壁面に押し付
けられることにより摩擦抵抗が生じ、トルク感応型の差
動制限機能が得られる。
【0020】この時、ピニオンギヤに第1ギヤ部と第2
ギヤ部で生じる噛み合い反力が反対方向の反力として発
生しピニオンギヤに倒れが生じても、ギヤが軸端部から
他方のギヤ部に向けてしだいに歯先が小さくなるテーパ
形状に形成されていることにより、ギヤの歯面での歯当
たり面積が増大して、各歯面での各歯当たり部でギヤの
倒れによる局部当たりが発生しない。このため、局部当
たりによるピッチングが防止でき耐久性の向上が図れ
る。
【0021】また、テーパ形状のギヤを一対のピニオン
ギヤの何れか一方のピニオンギヤに施すだけでも良く、
一方のみとした時には加工が容易となり、コストの上昇
が抑えられる。
【0022】請求項2記載のデファレンシャル装置は、
請求項1に加え、ピニオンギヤはヘリカルギヤとして形
成され、ギヤ部に形成されたテーパ形状は、回転方向左
右の歯面角度が異なる角度で形成されているため、ピニ
オンギヤとサイドギヤの噛み合いによるスラストを利用
できるため、差動制限機能がより一層強力となる。
【0023】請求項3記載のデファレンシャル装置は、
請求項1または2に加えて、ギヤがテーパ形状として形
成されたピニオンギヤの第1ギヤ部と第2ギヤ部は小径
の軸部を介して分割され、第1ギヤ部の一方側の歯面の
傾斜角度と第2ギヤ部の他方側の歯面の傾斜角度および
第1ギヤ部の他方側の歯面の傾斜角度と第2ギヤ部の一
方側の歯面の傾斜角度が略等しく形成されているため、
テーパ形状のギヤを一対のピニオンギヤのいずれか一方
のピニオンギヤに施したすだけの場合であっても、デフ
ケースの回転方向に係わり無くギヤの歯面での歯当たり
面積が増大して、各歯面での各歯当たり部でギヤの倒れ
による局部当たりが発生せず、局部当たりによるピッチ
ングが防止でき耐久性の向上が図れる。
【0024】請求項4記載のデファレンシャル装置は、
請求項1または2または3に加え、テーパ形状は直線形
状として形成されているため、ピニオンギヤに倒れが生
じた際の歯面での歯当たり面積が一層増大できより一層
の耐久性向上が図れる。
【0025】請求項5記載のデファレンシャル装置は、
請求項1または2または3に加え、テーパ形状は連続す
る曲線形状として形成されている事により、駆動トルク
が小さくピニオンギヤの倒れが生じない状態から、ピニ
オンギヤに倒れが生じた状態までギヤの歯面での歯当た
り面積が均等になり、ピニオンギヤで生じる噛み合い反
力が変化しないため、常時等しい差動制限機能が得られ
る。
【0026】請求項6記載のデファレンシャル装置は、
請求項1から5のいずれかに加え、ギヤがテーパ形状と
して形成されたピニオンギヤは車両が前進走行する際の
回転方向に対し、一対のピニオンギヤのうち先行回転側
に配置した事により、実質的に充分な耐久性の向上効果
を得ることができる。
【0027】請求項7記載のデファレンシャル装置は、
請求項1から6のいずれかに加え、一対のピニオンギヤ
が、小径の軸部を介して第1と第2のギヤが連結された
長いピニオンギヤと、第1と第2のギヤ部が連続して形
成された短いピニオンギヤとから構成されているため、
デファレンシャル装置の小型化が図れる。
【0028】
【実施例】図1、2、3により本発明の第1実施例を説
明する。この実施例は請求項1、2、3、5、6、7の
特徴を備えている。図1はこの実施例のデファレンシャ
ル装置1を示している。なお、左右の方向は図1、2、
3での左右の方向であり、符号を与えていない部材等は
図示されていない。
【0029】図1のように、デファレンシャル装置1の
デフケース3はケーシング本体5とカバー7とをボルト
9で固定して構成されている。デファレンシャル装置1
はデフキャリヤの内部に配置されており、デフケース3
の左右のボス部11、13はベアリングを介してデフキ
ャリヤに支承されている。デフキャリヤにはオイル溜り
が設けられており、デファレンシャル装置1は、静止状
態では下部がこのオイル溜りに浸されており、回転する
とオイル溜りからオイルを撥ね上げる。
【0030】デフケース3の内部には、それぞれヘリカ
ルギヤで構成された左右のサイドギヤ15、17(出力
側サイドギヤ)が配置されている。
【0031】各サイドギヤ15、17の中空のボス部1
9、21はデフケース3の支承部23、25によって回
転自在に支承されている。ボス部19、21の内側に形
成された大径部27、29には、これらの内周に跨がっ
てスラストブロック31が配置され、サイドギヤ15、
17の各自由端を支承しセンターリングしている。
【0032】左右の車輪側出力軸はそれぞれデフケース
3のボス部11、13を貫通し、サイドギヤ15、17
のボス部19、21にスプライン連結されている。サイ
ドギヤ15、17とデフケース3との間にはそれぞれス
ラストワッシャ33が配置されており、サイドギヤ1
5、17の間(スラストブロック33の外周側)にはス
ラストワッシャ35が配置されている。
【0033】デフケース3には長短の収納孔37、39
が周方向に複数組形成されている。これらの収納孔3
7、39にはそれぞれヘリカルギヤで構成された長短の
ピニオンギヤ41、43が摺動回転自在に収納されてい
る。
【0034】長いピニオンギヤ41は、第1と第2のギ
ヤ部45、47とこれらを連結する小径の軸部49とか
らなり、第1ギヤ部45は右のサイドギヤ17と噛み合
っている。又、短いピニオンギヤ43は、互いの間に軸
部を持たない第1と第2のギヤ部51、53からなり、
第1ギヤ部51は左のサイドギヤ15と噛み合い、第2
ギヤ部53はピニオンギヤ41の第2ギヤ部47と噛み
合っている。
【0035】デフケース3を回転させるエンジンの駆動
力は、ピニオンギヤ41、43からサイドギヤ15、1
7を介して左右の出力軸側に分配される。又、例えば悪
路走行中に、出力軸間に駆動抵抗差が生じると各ピニオ
ンギヤ41、43の自転によってエンジンの駆動力は左
右各側に差動分配される。
【0036】トルクの伝達中、各ピニオンギヤ41、4
3の歯先はサイドギヤ17、15との噛み合い反力によ
り収納孔37、39の壁面に押し付けられて摩擦抵抗が
発生する。又、ヘリカルギヤの噛み合いスラスト力によ
って各ピニオンギヤ41、43の端面とデフケース3と
の間で摩擦抵抗が発生し、スラストワッシャ33を介し
てサイドギヤ15、17とデフケース3との間で、又ス
ラストワッシャ35を介してサイドギヤ15、17の間
で摩擦抵抗が発生する。これらの摩擦抵抗により、トル
ク感応型の差動制限機能が得られる。
【0037】デフケース3には開口55、57、59が
設けられており、ボス部11、13の内周には螺旋状の
オイル溝61、61が形成されている。デファレンシャ
ル装置1の回転時はオイル溜りから撥ね上げられたオイ
ルが、又静止時にはオイル溜りのオイルが、開口55、
57、59とオイル溝61、61とからデフケース3に
流出入し、収納孔37、39や各ギヤの噛み合い部など
に供給され、これらを潤滑する。
【0038】車両が前進走行するとき、デフケース3は
短いピニオンギヤ43から長いピニオンギヤ41の方向
に回転する。つまり短いピニオンギヤ43が高反力側の
ピニオンギヤで長いピニオンギヤ41が低反力側のピニ
オンギヤであり、デフケース3の回転方向に対してピニ
オンギヤ41は先行して公転する。このとき、前述のよ
うに、ピニオンギヤ41には、第1ギヤ部45が右のサ
イドギヤ17から受ける噛み合い反力と、第2ギヤ部4
7がピニオンギヤ43の第2ギヤ部53から受ける噛み
合い反力とによって転倒トルクが掛かり、倒れが生じ
る。
【0039】そこで、長いピニオンギヤ41の第1と第
2のギヤ部45、47には、図2に示すように、軸端部
から他方のギヤ部に向けてしだいに歯先が小さくなるテ
ーパ形状とされている。
【0040】ここで、 L1:ピニオンギヤ41の総歯幅 L2:総歯幅L1の80%(B部とB′部との間隔) t :テーパ量(B部とB′部でのテーパの傾斜量) u :A部(総歯幅L1の中心)でのピッチ径に沿った
歯厚 u′:C部とC′部(各ギヤ部45、47の歯幅中心付
近)でのピッチ径に沿った歯厚 である。
【0041】テーパ量を設定する際には、テーパ量を総
歯幅L1の80%の位置であるB部とB′部でのテーパ
量を設定する。この時、実際にはC部とC′部での歯厚
u′が歯厚uより厚くなりテーパ状のギヤになるから、
このu′が所定値になるように架空転位係数を設定す
る。又、テーパ形状によって形成される歯筋面は曲面に
なるからC部とC′部で接線角度が補正角度になるよう
に、テーパ量を設定する。更に、このテーパ量はピニオ
ンギヤ41と収納孔37との隙間量を勘案して決定され
る。
【0042】このようなテーパを施したことにより、図
2のように、ピニオンギヤ41の第1ギヤ部45と第2
ギヤ部47は、破線で描いた従来のねじれ角形状に対し
て、太い実線で描いたような凹型のねじれ角形状に成形
される。その結果、図3に示すように、第1ギヤ部45
と第2ギヤ部47の各歯当たり部63、65は、それぞ
れサイドギヤ17とピニオンギヤ43の第2ギヤ部53
と全面で接触しており、図10に示す従来例の現象と異
なって、片当たりとピッチングが防止され、耐久性が大
幅に向上する。
【0043】こうして、デファレンシャル装置1が構成
されている。
【0044】デファレンシャル装置1を搭載した車両
は、デファレンシャル装置1のトルク感応型差動制限力
によって、発進時や加速時のように大きなトルクを掛け
た時の車体の挙動が安定すると共に、デファレンシャル
装置1の大きな耐久性によって長期にわたり優れた操縦
性と安定性とが得られる。
【0045】次に、図4乃至6により本発明の第2実施
例を説明する。この実施例は請求項1、2、3、4、
6、7の特徴を備えている。なお、以下の説明のなかで
第1実施例の部材と同機能の部材は同一の符号を与えて
引用し、これら同機能部材の説明は省いている。又、符
号を与えていない部材等は図示されていない。
【0046】図4はこの実施例のデファレンシャル装置
に用いられた前進走行時にデフケース3の回転方向に対
して先行して公転する低反力側の長いピニオンギヤ67
を展開した図面で示している。このピニオンギヤ67は
デフケース3の収納孔37に摺動回転自在に収納されて
いる。ピニオンギヤ67は第1と第2のギヤ部69、7
1とこれらを連結する小径の軸部73とからなり、第1
ギヤ部69はサイドギヤ17と噛み合い、第2ギヤ部7
1は短いピニオンギヤ43の第2ギヤ部53と噛み合っ
ている。
【0047】デフケース3は車両の前進走行時に短いピ
ニオンギヤ43から長いピニオンギヤ67の方向に回転
し、長いピニオンギヤ67は第1と第2のギヤ部69、
71の噛み合い反力による転倒トルクを受けて回転中心
軸に対する倒れが生じる。
【0048】そこで、ピニオンギヤ67の第1ギヤ部6
9および第2ギヤ部71は、軸端部から他方のギヤ部に
向けてしだいに歯先が小さくなるテーパ形状とされてお
り、このテーパ形状は図5に破線で示した通常の歯先と
比較して各歯面は傾斜角θ1、θ2の傾斜を有した直線
形状とされている。又、図5は第1ギヤ部69のみを記
載したが、第2ギヤ部71は第1ギヤ部69を180度
回転した形状とされ、第1ギヤ部69での一方の歯面の
傾斜角度と第2ギヤ部71での他方側の歯面での傾斜角
度が、又第1ギヤ部69での他方の歯面の傾斜角度と第
2ギヤ部71での一方側の歯面での傾斜角度が等しく形
成されている。
【0049】このようなテーパ形状は、図6に示すよう
に、各ギヤ部の歯幅L1の80%の歯面L2となるBと
B′部間のテーパ量tを指定するとともに、歯の厚みは
歯幅中心付近Cでのピッチ径に沿った歯厚u′を指定す
ることにより設定される。
【0050】その結果、第1実施例と比較すると、第1
実施例は各ギヤ部45、47の端部からへこみ方向での
曲面で歯面が形成されているため、端部が中央部に比較
して相手ギヤに若干強く当たるが、本実施例にあっては
図3に示した歯当たり部63全面で均等に接触できるた
め、より一層片当たりによるピッチングが防止でき、デ
ファレンシャル装置の耐久性を向上できる。
【0051】図7により本発明の第3実施例を説明す
る。この実施例は請求項1、2、3、5、6、7の特徴
を備えている。なお、説明の中で第1実施例の部材と同
機能の部材は同一の符号を与えて引用し、これら同機能
部材の説明は省いている。
【0052】図7はこの実施例のデファレンシャル装置
に用いられた前進走行時にデフケース3の回転方向に対
して先行して公転する低反力側の長いピニオンギヤ91
を展開した図面で表している。ピニオンギヤ91はデフ
ケース3の収納孔37に摺動回転自在に収納され、ピニ
オンギヤ91は軸部で分割され、ピニオンギヤ91の第
1ギヤ部93はサイドギヤ17と噛み合い、第2ギヤ部
95は短いピニオンギヤの第2ギヤ部53と噛み合って
いる。
【0053】そこで、ピニオンギヤ67の第1ギヤ部6
9および第2ギヤ部71は、軸端部から他方のギヤ部に
向けてしだいに歯先が小さくなるテーパ形状とされてお
り、このテーパ形状は軸端部から他方のギヤ部に向けて
しだいに歯先が小さくなる連続した曲線形状とされてい
る。なお、この曲線形状は第1実施例と異なり、各ギヤ
部での端部から突出方向で形成されている。又、第1ギ
ヤ部93と第2ギヤ部95は第1ギヤ部93を180度
回転した形状とされ、第1ギヤ部93での一方の歯面の
傾斜形状と第2ギヤ部95での他方側の歯面での傾斜形
状が、又第1ギヤ部93での他方の歯面の傾斜形状と第
2ギヤ部95での一方側の歯面での傾斜形状が略等しく
形成されている。
【0054】このようなテーパ形成は、各ギヤ部の歯幅
L1の80%の歯面L2となるBとB′部間のテーパ量
tを指定するとともに、歯の厚みは歯幅中心付近Cでの
ピッチ径に沿った歯厚u′を指定することにより設定さ
れる。
【0055】その結果、第1実施例と第2実施例を比較
すると、第1実施例と第2実施例は各ギヤ部45、4
7、69、71の端部で極度にピニオンギヤ41、67
が傾いた時には各ギヤ部の端部が相手ギヤに強く当たる
ことが考えられるが、本実施例にあっては各ギヤ部9
3、95の端部が相手ギヤから逃げる形状とされている
ため、端部でのピッチングが防止でき、デファレンシャ
ル装置の耐久性を向上できる。
【0056】なお、第1実施例から第3実施例の構成で
は、テーパ形状を第1ギヤ部45、69、93と第2ギ
ヤ部47、71、95の両方に形成したものを説明した
が、テーパ形状を施すギヤを何れか一方のギヤ部のみと
しても良い。
【0057】なお、上記の実施例はいずれも長短のピニ
オンギヤを用いた例であるが、本発明のデファレンシャ
ル装置において、一対のピニオンギヤはこのような構成
に限らず、例えば、サイドギヤの間に設けられた空間で
互いに噛み合う等長の短いピニオンギヤで一対のピニオ
ンギヤを構成してもよく、又、サイドギヤの軸方向両側
で互いに噛み合う等長の長いピニオンギヤで構成しても
よい。
【0058】又、上記実施例はいずれも長いピニオンギ
ヤにクラウニングを施した例であるが、クラウニングは
短いピニオンギヤに施してもよい。前記のように、短い
ピニオンギヤは倒れ角が大きくなりピッチングが強く起
こり易いが、このような場合でも本発明のクラウニング
によれば歯当たりが改善されてピッチングの発生が抑え
られ、耐久性が大幅に向上する。
【0059】なお、本発明において、ピニオンギヤとサ
イドギヤはヘリカルギヤでなくスパーギヤで構成しても
よい。
【0060】又、この発明のデファレンシャル装置はリ
ヤデフ(後輪側の車軸デフ)や、フロントデフ(前輪側
の車軸デフ)や、センターデフ(前輪と後輪とにエンジ
ンの駆動力を分配するデファレンシャル装置)のいずれ
にも用いられる。
【0061】
【発明の効果】請求項1のデファレンシャル装置は、少
なくともいずれか一方のピニオンギヤの第1ギヤ部と第
2ギヤ部のいずれか一方または両方のギヤを軸端部から
他方のギヤ部に向けてしだいに歯先が小さくなるテーパ
形状として形成したから、従来例と異なって、ピニオン
ギヤに第1ギヤ部と第2ギヤ部で生じる噛み合い反力が
反対方向の反力として発生しピニオンギヤに倒れが生じ
ても、ギヤが軸端部から他方のギヤ部に向けてしだいに
歯先が小さくなるテーパ形状に形成されていることによ
り、ギヤの歯面での歯当たり面積が増大して、各歯面で
の各歯当たり部でギヤの倒れによる局部当たりが発生し
ない。このため、局部当たりによるピッチングが防止で
き耐久性の向上が図れる。
【0062】また、テーパ形状のギヤを一対のピニオン
ギヤの何れか一方のピニオンギヤに施すだけでも良く、
一方のみとした時には加工が容易となり、コストの上昇
が抑えられる。
【0063】請求項2記載のデファレンシャル装置は、
請求項1のデファレンシャル装置において、ピニオンギ
ヤはヘリカルギヤとして形成され、ギヤ部に形成された
テーパ形状は、回転方向左右の歯面角度が異なる角度で
形成されているため、請求項1に加えて、ピニオンギヤ
とサイドギヤの噛み合いによるスラストを利用できるた
め、差動制限機能がより一層強力となる。
【0064】請求項3記載のデファレンシャル装置は、
請求項1または2のデファレンシャル装置において、ギ
ヤがテーパ形状として形成されたピニオンギヤの第1ギ
ヤ部と第2ギヤ部は小径の軸部を介して分割され、第1
ギヤ部の一方側の歯面の傾斜角度と第2ギヤ部の他方側
の歯面の傾斜角度および第1ギヤ部の他方側の歯面の傾
斜角度と第2ギヤ部の一方側の歯面の傾斜角度が略等し
く形成されているため、請求項1または2に加えて、テ
ーパ形状のギヤを一対のピニオンギヤの何れか一方のピ
ニオンギヤに施したすだけの場合であっても、デフケー
スの回転方向に係わり無くギヤの歯面での歯当たり面積
が増大して、各歯面での各歯当たり部でギヤの倒れによ
る局部当たりが発生せず、局部当たりによるピッチング
が防止でき耐久性の向上が図れる。
【0065】請求項4記載のデファレンシャル装置は、
請求項1または2または3のデファレンシャル装置にお
いて、テーパ形状は直線形状として形成されているた
め、請求項1または2または3に加え、ピニオンギヤに
倒れが生じた際の歯面での歯当たり面積が一層増大でき
より一層の耐久性向上が図れる。
【0066】請求項5記載のデファレンシャル装置は、
請求項1または2または3のデファレンシャル装置にお
いて、テーパ形状は連続する曲線形状として形成されて
いる事により、請求項1または2または3に加え、駆動
トルクが小さくピニオンギヤの倒れが生じない状態か
ら、ピニオンギヤに倒れが生じた状態までギヤの歯面で
の歯当たり面積が均等になり、ピニオンギヤで生じる噛
み合い反力が変化しないため、常時等しい差動制限機能
が得られる。
【0067】請求項6記載のデファレンシャル装置は、
請求項1から5のデファレンシャル装置において、ギヤ
がテーパ形状として形成されたピニオンギヤは車両が前
進走行する際の回転方向に対し、一対のピニオンギヤの
うち先行回転側に配置した事により、請求項1から5の
いずれかに加え、実質的に充分な耐久性の向上効果を得
ることができる。
【0068】請求項7記載のデファレンシャル装置は、
請求項1から6のデファレンシャル装置において、一対
のピニオンギヤが、小径の軸部を介して第1と第2のギ
ヤが連結された長いピニオンギヤと、第1と第2のギヤ
部が連続して形成された短いピニオンギヤとから構成さ
れているため、請求項1から6のいずれかに加え、デフ
ァレンシャル装置の小型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すデファレンシャル装
置の断面図である。
【図2】第1実施例に用いられた長いピニオンギヤの側
面図である。
【図3】第1実施例においてギヤ部での歯面の歯当たり
状況を示す図面である。
【図4】本発明の第2実施例に用いられた長いピニオン
ギヤを展開して示した図面である。
【図5】第2実施例のギヤを拡大して示した図面であ
る。
【図6】第2実施例のギヤの説明図である。
【図7】本発明の第3実施例に用いられた長いピニオン
ギヤのギヤの説明図である。
【図8】従来例の断面図である。
【図9】ピニオンギヤの転倒状態を示すギヤ組の斜視図
である。
【図10】ピニオンギヤ間の噛み合い反力の方向を示す
断面図である。
【図11】長短のピニオンギヤに生じる噛み合い反力の
方向を示す斜視図である。
【図12】倒れによって従来のピニオンギヤに生じる片
当たり箇所を示す側面図である。
【図13】図11での片当たりにより従来のピニオンギ
ヤの歯当たり部に生じたピッチングを示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 デファレンシャル装置 3 デフケース 15、17 出力側サイドギヤ 37、39 収納孔 41、67 長いピニオンギヤ 43 短いピニオンギヤ 45、51、69 第1ギヤ部 47、53、71 第2ギヤ部 49、73 小径の軸部 F1、F2、F3、F4 噛み合い反力

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの駆動力により回転駆動される
    デフケースと、デフケースの内部に回転自在に支承され
    た一対のサイドギヤと、これらサイドギヤの径方向外側
    に配置され、サイドギヤと各別に噛み合う第1ギヤ部お
    よび互いに噛み合う第2ギヤ部とを有する少なくとも一
    対のピニオンギヤと、デフケースに形成され各ピニオン
    ギヤを摺動回転自在に収納する収納孔とを備え、少なく
    ともいずれか一方のピニオンギヤの第1ギヤ部と第2ギ
    ヤ部のいずれか一方または両方のギヤを軸端部から他方
    のギヤ部に向けてしだいに歯先が小さくなるテーパ形状
    とした事を特徴とするデファレンシャル装置。
  2. 【請求項2】 前記ピニオンギヤはヘリカルギヤとして
    形成され、ギヤ部に形成されたテーパ形状は、回転方向
    左右の歯面角度が異なる角度で形成されている事を特徴
    とする請求項1記載のデファレンシャル装置。
  3. 【請求項3】 前記ギヤ部がテーパ形状として形成され
    たピニオンギヤの第1ギヤ部と第2ギヤ部は小径の軸部
    を介して分割され、第1ギヤ部の一方側の歯面の傾斜角
    度と第2ギヤ部の他方側の歯面の傾斜角度および第1ギ
    ヤ部の他方側の歯面の傾斜角度と第2ギヤ部の一方側の
    歯面の傾斜角度が等しく形成されている事を特徴とする
    請求項1または2記載のデファレンシャル装置。
  4. 【請求項4】 前記テーパ形状は直線形状として形成さ
    れている事を特徴とする請求項1または2または3記載
    のデファレンシャル装置。
  5. 【請求項5】 前記テーパ形状は連続する曲線形状とし
    て形成されている事を特徴とする請求項1または2また
    は3記載のデファレンシャル装置。
  6. 【請求項6】 デファレンシャル装置は車両用に用いら
    れ、ギヤがテーパ形状として形成されたピニオンギヤは
    車両が前進走行する際の回転方向に対し、一対のピニオ
    ンギヤのうち先行回転側に配置された事を特徴とする請
    求項1から5のいずれかに記載されたデファレンシャル
    装置。
  7. 【請求項7】 一対のピニオンギヤが、小径の軸部を介
    して第1と第2のギヤが連結された長いピニオンギヤ
    と、第1と第2のギヤ部が連続して形成された短いピニ
    オンギヤとから成る請求項1から6のいずれかに記載さ
    れたデファレンシャル装置。
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