JPH08284423A - 建物への建具枠の取り付け支援装置 - Google Patents

建物への建具枠の取り付け支援装置

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JPH08284423A
JPH08284423A JP11408295A JP11408295A JPH08284423A JP H08284423 A JPH08284423 A JP H08284423A JP 11408295 A JP11408295 A JP 11408295A JP 11408295 A JP11408295 A JP 11408295A JP H08284423 A JPH08284423 A JP H08284423A
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JP
Japan
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fitting frame
frame
building
gripping
fitting
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JP11408295A
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English (en)
Inventor
Isamu Endo
勇 遠藤
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建物の開口部にサッシやドア類の枠を取り付
ける際に、その作業を容易且つ正確に行う支援装置を実
現する。 【構成】 建具枠Sを掴持すべき掴持部材10及び、こ
の掴持部材10に対して昇降自在に取り付けられる昇降
部材20よりなり、昇降部材20の昇降方向を建具枠S
の水平又は垂直方向とすると共に、昇降部材20の一端
をもって建物の開口部端面への当接箇所とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は建築時に、建物の開口
部にサッシやドア類の枠を取り付ける際に、その作業を
容易且つ正確に行うための取り付け支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート製の建物の建築の仕上げ工
程において、サッシやドア類等の金属製建具を取り付け
るには、先ず開口部にこれらの金属製建具の枠、或いは
敷居(本明細書においては、これらを「建具枠」と総称
することとする。)を取り付けることが必要となる。
【0003】図6及び図7は、通称「立て込み取り付
け」と呼ばれるこの工程をサッシ枠を例にとり示す図で
あり、図中符号Aは建物の開口部、同じくSは建具枠を
指す。この場合、建具枠Sはコンクリートに埋め込んだ
鉄筋等とアンカーAを介して溶接されるが、その前に開
口部Aに対してレベル及び垂直、サッシ芯、更に前後出
入りを正確に合わせた状態で仮止めしなくてはならな
い。
【0004】従来技術においては、この作業は開口部A
の端面と建具枠Sとの間に複数個の楔Aを介在させるこ
とにより行っていた。この作業の一例を簡単に説明する
と次の通りである。 開口部Aの下部端面と建具枠Sとの間に介在させる楔
31、31を調節することにより、建具枠の水平レベル
に合わせると同時に前後の出入りも合わせる。 開口部Aの両側部端面の下方と建具枠Sとの間に介在
させる楔32、32を調節することにより、建具枠の芯
を開口部のサッシ芯と合わせ、更に前後の出入りも合わ
せる。 左右前後の垂直を合わせながら、開口部Aの両側部端
面の上方と建具枠Sとの間に楔33、33を介在させ
る。 水平足元が決まったら、開口部Aの上部端面と建具枠
Sとの間に楔34、34を前後の出入りも考慮し介在さ
せる。 そして、以上の場合において楔の調節は図7に示すよう
に複数個のクサビ片を張り合わせることにより行ってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明より明らか
なように、従来技術においては複数個の楔の組み合わせ
によりレベル及び垂直を調節していたものであり、楔は
それぞれがバランスよく配されなければならず、この結
果建具枠の仮止め作業には多大の手間と又経験が必要と
される問題点が存した。
【0006】この発明は上記のように非能率的であった
建具枠の仮止め作業を、極めて短時間で且つ容易に行う
ことを実現する取り付け支援装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の取り付
け支援装置は、建具枠を掴持すべき掴持部材及び、この
掴持部材に対して昇降自在に取り付けられる昇降部材よ
りなり、昇降部材の昇降方向を建具枠の水平又は垂直方
向とすると共に、昇降部材の一端をもって建物の開口部
端面への当接箇所としたことを特徴とする。
【0008】
【作用】この発明によれば、支援装置を掴持部材により
建具枠の四周の所定位置(例えば、従来技術における楔
の介在位置。)に複数個取り付け、各支援装置の昇降部
材の昇降具合を調節しながら昇降部材の一端を建物開口
部端面に当接させることにより、レベル及び垂直、サッ
シ芯、更に前後出入りを正確に合わせた状態で建具枠を
開口部に仮止めすることができる作用を生じる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例を添付図面に
基づいて説明する。図1及び図2はこの発明の支援装置
の一実施例を示す図である。この発明の支援装置1は金
属製にして、建具枠Sを掴持すべき掴持部材10と、こ
の掴持部材に対して昇降自在に取り付けられる昇降部材
20により構成される。
【0010】掴持部材10は建具枠Sの周側端面及び正
面を受け止めるための断面L字状の部分10Aを有する
掴持本体11に、締め付け用螺子杆17により進退する
掴持片19を設けた構成よりなる。図中符号14は、締
め付け用螺子杆17を掴持部材10に対し進退自在に設
けるための螺子孔15を有する支持部であり、掴持部材
の上記断面L字状の部分10Aに対し庇状に配される。
図中符号19は、上記の締め付け用螺子杆17の一端に
設けられる掴持片であり、この掴持片19は締め付け用
螺子杆17の縮径部18に回転自在に軸支される。図中
符号18は上記の締め付け用螺子杆17において、抜け
止めのために掴持片19との軸支箇所に形成される縮径
部である。又、締め付け用螺子杆17の頭部にはドライ
バー用の溝17Aが設けられる。
【0011】昇降部材20は上記の掴持部材10の断面
L字状の部分10Aに重合可能な、断面L字状の部分2
0Aを有する形状よりなる。
【0012】以上の掴持部材10と昇降部材20は、掴
持部材10に螺子孔13を設けた張り出し12を設ける
と共に、昇降部材20にこの螺子孔13に螺合されるべ
き昇降用螺子杆23を回転自在に軸支した張り出し21
を設けることにより連結される。図中符号22は上記の
昇降用螺子杆13において、抜け止めのために張り出し
21との軸支箇所に形成される縮径部である。又、図中
符号24は上記の昇降用螺子杆13の頭部に設けられる
回転用のハンドルである。尚、この実施例においては、
上記の張り出し12、21と建物の開口部B端面へ当接
すべき昇降部材20の一端との間には、掴持すべき建具
枠Sの厚み以上の間隔が設けられる。
【0013】図3及び図4は以上の支援装置1の使用例
を示す図であり、ここでは建具枠Sとしてサッシ枠を例
にとっている。この支援装置1は、建具枠Sの所望位置
に掴持部材10の断面L字状の部分10Aをあてがい、
次いで締め付け用螺子杆17のねじ込みにより掴持片1
9を下降させて、掴持片19と上記断面L字状の部分1
0Aの底面の間に建具枠Sを掴持することにより建具枠
Sに固定される。この場合、支援装置1は上記の手順に
より建具枠Sの四周の所定位置(例えば、前記した従来
技術における楔の介在位置。)に複数個取り付けられる
ことは作用の項で記した通りである。
【0014】次いで、支援装置1を取り付けた建具枠S
は各昇降部材20の一端を開口部Bの端面に当接させな
がら所定箇所に位置され、各昇降用螺子杆23の回転に
より各支援装置の昇降部材20の昇降具合を調節するこ
とにより、レベル及び垂直、サッシ芯、更に前後出入り
を正確に合わせた状態で仮止めされる。
【0015】そして、建具枠Sが常法通りコンクリート
に埋め込んだ鉄筋等とアンカーを介して溶接された後
は、各支援装置1は締め付け用螺子杆17のねじ込みを
緩めることにより建具枠Sより外され回収される。
【0016】図5は支援装置1の他の使用例を示す図で
あり、ここでは建具枠Sとしてドア枠を例にとってい
る。ここで図示する建具枠Sの部分はドア枠の内、床面
に位置する靴ずり敷居部分であるが、この場合、開口部
Bは建具枠Sを設置後余白部分を埋め戻されるべき床面
の堀り込み箇所として形成される。
【0017】このような箇所に関しては、図5からも明
らかなように堀り込み箇所の立ち上がり面と建具枠Sと
の間の隙間に余裕がないので、従来技術においては楔を
介在することが難しい問題点があった。しかしながら、
この発明の支援装置1を使用すれば昇降部材20の昇降
具合の調節を床面上で行えるので、難なく正確な取り付
けを実現することができる。尚、この場合前記したよう
に支援装置1の張り出し12、21と開口部B端面へ当
接すべき昇降部材20の一端との間に、掴持すべき建具
枠Sの厚み以上の間隔を設ければ、堀り込み箇所の立ち
上がり面と建具枠Sとの間の隙間が極めて少なくてもこ
の支援装置を使用することができる作用を生じることは
図5に示す通りである。
【0018】
【発明の効果】以上の構成よりなるこの発明は次の特有
の効果を奏する。 従来技術のように楔を使用せず、建具枠に取り付けた
支援具の昇降部材の昇降により建具枠のレベル及び垂
直、サッシ芯、更に前後出入りを調節するので、従来仕
上げ工事のネックとなっていた煩雑な作業が極めて容易
且つ短時間に行え能率的な仮止め作業が実現される。
【0019】昇降部材の昇降は昇降用螺子杆の螺合に
より行うので、微妙な調整が可能であり極めて正確な仮
止め作業が実現される。
【0020】建具枠に予め所定の支援具を固定してお
くことにより、建具枠を開口部に取り合えず嵌め込むこ
とができるので、従来最低2人以上の作業者が必要であ
った取り付け作業を1人でも行うことが可能となる。
【0021】建具枠の仮止めが終わり、溶接固定され
た後は昇降部材は締め付け用螺子杆を緩めることにより
容易に除去・回収することができるので、何回でも最使
用でき、材料に無駄がなく経済的である。
【0022】実施例の項で記したように、従来技術で
は楔の介在さえ困難であった、ドア枠の床面に位置する
靴ずり敷居部分の仮止め作業も難なく実現できることな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の支援装置の側断面図。
【図2】同上、平面図。
【図3】同上、使用工程を示す側断面図。
【図4】同上、使用状態を示す側断面図。
【図5】同上、異なる使用状態を示す側断面図。
【図6】従来技術の一部切り欠き正面図。
【図7】従来技術の側断面図。
【符号の説明】
1 支援装置 10 掴持部材 10A 断面L字状の部分 11 掴持本体 12 張り出し 17 締め付け用螺子杆 19 掴持片 20 昇降部材 20A 断面L字状の部分 21 張り出し 23 昇降用螺子杆 B (建物の)開口部 S 建具枠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建具枠(S)を掴持すべき掴持部材(1
    0)及び、この掴持部材(10)に対して昇降自在に取
    り付けられる昇降部材(20)よりなり、昇降部材(2
    0)の昇降方向を建具枠(S)の水平又は垂直方向とす
    ると共に、昇降部材(20)の一端をもって建物の開口
    部(B)端面への当接箇所とした建物への建具の取り付
    け支援装置。
  2. 【請求項2】 建具枠(S)を受け止めるための断面L
    字状の部分(10A)を有する掴持本体(11)に、締
    め付け用螺子杆(17)により進退する掴持片(19)
    を設けた掴持部材(10)と、この掴持部材(10)の
    断面L字状の部分(10A)に重合可能な断面L字状の
    部分(20A)を有する昇降部材(20)よりなり、掴
    持部材(10)には螺子孔(13)を設けた張り出し
    (12)を設けると共に、昇降部材(20)にはこの張
    り出し(12)の螺子孔(13)に螺合されるべき昇降
    用螺子杆(23)を回転自在に軸支した張り出し(2
    1)を設け、これらの張り出し(12、21)は建物の
    開口部(B)端面へ当接すべき昇降部材(20)の一端
    との間に掴持すべき建具枠(S)の厚み以上の間隔をも
    って設けられる請求項1記載の建物への建具の取り付け
    支援装置。
JP11408295A 1995-04-17 1995-04-17 建物への建具枠の取り付け支援装置 Pending JPH08284423A (ja)

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JP (1) JPH08284423A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200449856Y1 (ko) * 2008-07-03 2010-08-16 임종철 문틀조임쇠구조
JP2019011668A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 文化シヤッター株式会社 建材用ジャッキ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200449856Y1 (ko) * 2008-07-03 2010-08-16 임종철 문틀조임쇠구조
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