JPH08284381A - 畳床およびこれを用いた畳 - Google Patents
畳床およびこれを用いた畳Info
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- JPH08284381A JPH08284381A JP9398695A JP9398695A JPH08284381A JP H08284381 A JPH08284381 A JP H08284381A JP 9398695 A JP9398695 A JP 9398695A JP 9398695 A JP9398695 A JP 9398695A JP H08284381 A JPH08284381 A JP H08284381A
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Abstract
り代となる周囲部aが形成されるようベニヤ板1より小
さい金属板2,3を接合し、下側金属板3の下面には熱
可塑性樹脂発泡体4を、また上側金属板2の上面には弾
性回復性の高い熱可塑性樹脂発泡体5をそれぞれ接合し
てある。上記畳床を採寸寸法に合わせて切断したものに
畳表10を接合し、縁布20を取付ける縁部裏側には縫
着箇所、および縁布20に対するステープル23綴じ込
み箇所に保護用の布テープ21,24を接合してある
畳。 【効果】畳床の反りを防止できると共に、採寸のための
切断も、金属板のない周囲部で簡単に行えることにな
る。2枚の金属板の上下部にそれぞれ熱可塑性樹脂発泡
体を用いて畳の弾力性と、断熱性とを好適に維持するこ
とができる。さらに畳としては、周囲部裏側の縁部に縫
着箇所やステープル箇所を覆う布テープを接合して、裏
側の発泡体が縫着糸で切れたり、縫着糸の張力が低下し
てゆるむのを防ぐほか、ステープルが抜けたりするのを
確実に阻止できる。
Description
た畳に関する。
発泡体を用いた畳床は種々提案されているが、畳として
弾性を保持できるよう種々の弾性的な補強材を用いてい
たものであった(例えば実開平4−129248号)。
しかしながら、弾性を保持できても畳全体の反り発生ま
で防止できず、そのため、畳表に加わる圧力を分散すべ
くベニヤ板を介在させたものもあったが(実開昭62−
94231号参照)、近年需要のある厚みの薄い畳にお
いては、ベニヤ板も反り発生防止には充分でなく、より
強力な補強材が要求されるものであった。しかし、畳床
は畳表を張って畳として用いる場合に縁布等を縫着せね
ばならない関係上、縫着を阻害しないように補強材とし
て組み合わせるものにも限界があった。
属板をも補強材として使用できるように畳床を改良した
ものであり、この畳床を用いて形成した畳としても非常
に薄手のものであっても充分に堅牢で反り返りの少ない
ものを提供することを目的としている。
発明による畳床としては、ベニヤ板の表裏に対して、縫
い代ないしは切り代となる周囲部が形成されるようベニ
ヤ板より小さい金属板を接合し、下側金属板の下面には
熱可塑性樹脂発泡体を、また上側金属板の上面には弾性
回復性の高い熱可塑性樹脂発泡体をそれぞれ接合してあ
ることを特徴としている。
樹脂発泡体としては、ポリエチレン発泡体が好適であ
り、上側金属板の上面に接合する熱可塑性樹脂発泡体と
しては、圧縮ウレタン発泡体が好適である(請求項
2)。そして、請求項1記載の畳床を用いた畳として
は、畳床を採寸寸法に合わせて切断したものに畳表を接
合し、縁布を取付ける縁部裏側には、縫着箇所および縁
布に対するステープル綴じ込み箇所に保護用の布テープ
を貼着してある構成のものである(請求項3)。
ヤ板の表裏に金属板を接合しているので、畳床としては
反りを防止できることになり、しかも畳として構成する
場合の採寸寸法に応じた畳床の切断については、縫い代
ないしは切り代となる周囲部が形成されるようにベニヤ
板より小さい金属板を用いていることにより、金属板の
ない周囲部は切断がし易いものとなる。
発泡体、好ましくはポリエチレン発泡体が構成され、上
側金属板の上面には弾性回復性の高い熱可塑性樹脂発泡
体、好ましくは圧縮ウレタン発泡体が構成されているの
で、畳床としての弾性および断熱性が良好に維持される
ことになる。さらに上記した畳床を用いて構成される畳
は、特に縁布を取付ける縁部裏側には、縫着箇所および
縁布に対するステープル綴じ込み箇所に保護用の布テー
プを貼着して覆っているため、縫着糸で発泡体が切れた
り、縫着糸がゆるんだり、ステープルが抜けたりするこ
とを防ぐ作用を発揮する。
ながら以下に例示する。1はベニヤ板、2と3はベニヤ
板1の表裏にエポキシ系接着剤あるいはウレタン系接着
剤等で接合された上下の金属板であり、縫い代ないしは
切り代となる周囲部aが形成されるよう上下何れもベニ
ヤ板1より小さく形成されている。4は、下側の金属板
3の下側に両面テープ等で接合された熱可塑性樹脂発泡
体である。5は、上側の金属板2の上側に両面テープ等
で接合された弾性回復性の高い熱可塑性樹脂の発泡体で
ある。
端部から50mm巾程度の寸法が実施上好ましい。ま
た、ベニヤ板1としては2〜4mm厚のものを、金属板
2と3については、0.2〜0.3mm厚のアルミニウ
ム板や0.27mm厚の鉄板等薄手のものが重量負担と
ならず好都合であり、下側の発泡体4としては、2〜3
mm厚の軟質となるポリエチレン発泡体(商品名:ソフ
トロン)を、上側の発泡体5としては、2〜3mm厚の
圧縮ウレタン発泡体が好適である。そして畳床全体とし
て15mm厚以下の薄手に形成するものである(図1お
よび図2参照)。
は、採寸寸法に適合するよう金属板2,3のない周囲部
で切断して後、畳表10を上側の発泡体5上に張って接
合すればよく、縁部の裏側には下側の発泡体4が縫着に
て切れないように、保護用のテープ21を貼着し、この
テープ21と表側に重ねた縁布20および縁下紙22と
を畳床に縫着する。さらに表側縫着箇所に縁布20と重
ねた縁下紙22を包被するようにして縁布20を下側に
回し、縁布20をステープル23で綴じ込み、その上か
ら保護用の布テープ24を接合し、縫着箇所だけでなく
ステープル綴じ込み箇所をも覆ってやればよい(図3お
よび図4参照)。
てもよいが、裏面の布テープ21は縫着糸にて発泡体4
が切れたりするのを防ぐと共に、布テープ24はステー
プル23が抜けるのを防ぐのに役立つ。
となるベニヤ板の表裏に対して縫い代ないしは切り代と
なる周囲部が形成されるようにベニヤ板より小さい金属
板が接合されているので、畳床の反りを防止できると共
に、畳を構成するための採寸寸法に適合させるための切
断も、金属板のない周囲部で簡単に行えることになる。
また下側金属板の下部と、上側金属板の上部にそれぞれ
弾性の要求度合に応じた熱可塑性樹脂発泡体を用いて畳
の弾力性と、断熱性とをベニヤ板や金属板を積層してい
るにも拘らず好適に維持することができる。
のほか、周囲部裏側の縁部に縫着箇所やステープル箇所
を覆う布テープを接合しているので、裏側の発泡体が縫
着糸で切れたり、縫着糸の張力が低下してゆるむのを防
ぐほか、ステープルが抜けたりするのを確実に阻止する
上で好都合となる。
Claims (3)
- 【請求項1】ベニヤ板の表裏に対して、縫い代ないしは
切り代となる周囲部が形成されるようベニヤ板より小さ
い金属板を接合し、下側金属板の下面には熱可塑性樹脂
発泡体を、また上側金属板の上面には弾性回復性の高い
熱可塑性樹脂発泡体をそれぞれ接合してあることを特徴
とする畳床。 - 【請求項2】下側金属板の下面に接合する熱可塑性樹脂
発泡体が、ポリエチレン発泡体からなり、上側金属板の
上面に接合する熱可塑性樹脂発泡体が、圧縮ウレタン発
泡体からなることを特徴とする請求項1記載の畳床。 - 【請求項3】請求項1記載の畳床を採寸寸法に合わせて
切断したものに畳表を接合し、縁布を取付ける縁部裏側
には縫着箇所、および縁布に対するステープル綴じ込み
箇所に保護用の布テープを接合してあることを特徴とす
る畳。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP7093986A JP3067582B2 (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | 畳床およびこれを用いた畳 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7093986A JP3067582B2 (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | 畳床およびこれを用いた畳 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08284381A true JPH08284381A (ja) | 1996-10-29 |
JP3067582B2 JP3067582B2 (ja) | 2000-07-17 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP7093986A Expired - Fee Related JP3067582B2 (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | 畳床およびこれを用いた畳 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3067582B2 (ja) |
-
1995
- 1995-04-19 JP JP7093986A patent/JP3067582B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3067582B2 (ja) | 2000-07-17 |
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