JPH076321Y2 - ユニット畳 - Google Patents

ユニット畳

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JPH076321Y2
JPH076321Y2 JP40555190U JP40555190U JPH076321Y2 JP H076321 Y2 JPH076321 Y2 JP H076321Y2 JP 40555190 U JP40555190 U JP 40555190U JP 40555190 U JP40555190 U JP 40555190U JP H076321 Y2 JPH076321 Y2 JP H076321Y2
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tatami
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JP40555190U
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JPH0494031U (ja
Inventor
正秀 中川
Original Assignee
有限会社中川正人商店
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、屋内の床面に敷設され
る畳に関し、特に現代の建築様式による家屋にも適応す
ることのできるユニット畳に関する。
【0002】
【従来の技術】伝統的な日本建築の屋内床面上に敷設さ
れる畳はその感触、弾力、保温性の点から現代の建築家
屋内にも依然として汎用されている。このような従来の
代表的な畳は、藁を圧縮して縫合糸で縫合させて畳床を
形成し、その表面に織成したいぐさを張着したものであ
る。また、近時の家屋の洋風建築化に伴い、畳が一種の
敷物として考えられるようになっていることから畳床と
して発泡合成樹脂を使用したものが提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】このような洋風建築
化にともない、従来の畳と異なり、洋間や板の間に載置
されるタイプの場合、より薄いものとして仕上げること
で美観的なスマートさを向上させ得るものが好まれるよ
うになっており、同時に季節や寒暖の天候状態に応じて
このような畳を使用しない場合には収納するため、主
婦、子供等でも簡単に運搬出来るように、強度を保持し
ながら、かつ、軽量に構成する必要がある。この点、従
来の製品では軽量化するために薄型のものを製作する
と、特に痛みやすい畳の縁部の強度が落ちて使用中に縁
部のみが凹陥してきたり、また、畳全体が菱形状に変形
する場合が多く、このため、縁部の強度を保持しなが
ら、かつ、軽量で運搬にも適し、さらに薄型に形成でき
る畳の出現が望まれていた。
【0004】本考案は上記従来の問題点に鑑みて成され
たものであり、その目的は、極めて薄型でありながら畳
の縁部の強度を十分に保持し、かつ、全体重量を軽量に
構成できて運搬や収納も簡易に行なうことのできるユニ
ット畳を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに本考案は、薄板台16上にこの薄板台16と同様の
外形を有する第1クッション材18を貼着させ、さらに
この第1クッション材18を被覆して前記薄板台16の
端部を巻き込むように畳表20を装着させた上部畳材1
2と、前記上部畳材12と略同一外形からなり少なくと
も上面側に凹部24を備えた枠体26と、この枠体26
の凹部24内に嵌合する第2クッション材28とを有す
る下部畳材14と、を含み、前記上部畳材12を下部畳
材14の上面に貼着形成して成るユニット畳10から構
成される。前記下部畳材14の下面にはカーペット生地
32が貼着されて成る事としてもよい。また、薄板台1
6上にこの薄板台16と同様の外形を有する第1クッシ
ョン材18を貼着させ、さらにこの第1クッション材1
8を被覆して前記薄板台16の端部を巻き込むように畳
表20を装着させた上部畳材12と、前記上部畳材12
と略同一外形からなり少なくとも上面側に凹部24を備
えた枠体26と、この枠26体の凹部24内に嵌合する
第2クッション材28とを有する下部畳材14と、を含
み、前記上部畳材12の下面及び下部畳材14の上面の
対応する任意の位置にそれぞれ着脱自在に係着する着脱
部30を備えて成るユニット畳10から構成される。上
記下部畳材14の下面にはカーペット生地32が貼着さ
れて成る事としてもよい。
【0006】
【作用】薄板台、第1クッション材及びその表面に貼着
させた畳表からなる上部畳材の下面は下部畳材の凹部に
第2クッション材を嵌合させた枠体により支持されてい
るので使用中に頻繁に畳の縁部を踏圧しても容易に破断
したり摩耗することはない。また、畳全体として極めて
軽量かつ薄型に形成できるわりに枠体で補強されている
ので搬送時等でも全体を変形させることはない。また、
上部畳材と下部畳材とを着脱部を介して着脱可能とする
ことにより分離した状態で誰にでも簡単に運搬でき、か
つ、畳の施工や畳表の張り替え作業をも極めて簡単にで
きる。さらに、下部畳材の下面にカーペット生地を貼着
することにより和室、洋室に対応してリバーシブルの畳
として変化し続ける現代の建築様式に対応できる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例を添付図面に基
づき説明する。図は、本考案に係るユニット畳の実施例
を示しており、図1においてユニット畳10は、上部畳
材12と下部畳材14とを含む。図2、3にも示すよう
に上部畳材12は、ベニヤ板や合成樹脂材等からなる、
矩形の薄板台16の上面にこの薄板台16と同様の外形
を有するスポンジや軟性ゴム、その他の弾性詰材の内包
体からなる第1クッション材18を接着剤等により貼着
させ、さらに、この第1クッション材18を表面から被
覆して薄板台16の端部を巻き込むように織成いぐさ等
から成る畳表20を装着形成したものである。畳表20
は矢視X方向に該る框部側の両端部を第1クッション材
18の側方縁から周回させて、端部を薄板台16の下面
側に係合させ、縫着させている。そして、矢視Y方向に
該る畳縁部の両端側に帯状の畳縁を縫着させ、縁飾り及
び縁部の強化を行なっている。
【0008】実施例において、上部畳材12は、長辺側
が180cm、短辺側は90cmの外形に形成されてお
り、かつ、畳表20、第1クッション材18及び薄板台
16はそれぞれ、2.5mm、3mm、2.5mm程度
の厚さに形成され上部畳材12全体として約8mm程度
の厚さ幅に形成されている。
【0009】一方、図4、5において、下部畳材14
は、上部畳材12と略同一外形から成り、少なくとも上
面側に凹部24を備えた枠体26を含む。枠体26は木
製や合成樹脂製等から成る矩形薄板の上面に2.5cm
程度の枠幅のフレームを固定させて形成したものであ
り、そのフレームにより囲繞された部分が矩形の凹部2
4を形成するものである。そして、図4に示すごとくこ
の凹部24内に発泡スチロールの薄板等から成る第2ク
ッション材28を嵌合させ、貼着固定させている。この
枠体26の縦方向の厚み幅は約9.5mm程度に構成さ
れている。また、この枠体26の一方側縁は畳表20の
巻き込み端部が嵌着可能なように切欠されており、実施
例において図5に示すように、例えば、畳縁部側Y方向
から見た場合に框側としてのX方向側が切欠されてい
る。
【0010】上述した上部畳材12及び下部畳材14を
相互に接着剤により貼着固定することによりユニット畳
10が形成されることとなる。ここにおいて、全体の厚
み幅としても20mm弱の超薄型の畳を形成しながら、
畳の縁部を下方から枠体26により支持してこの部分を
屋内在住者等が常時踏圧しても簡単に摩滅することはな
く、また、畳全体としても強固に形成できるので運搬中
等に容易に変形することはない。
【0011】さらに、本実施例において上部畳材12の
下面及び下部畳材14の上面の対応する四隅位置には着
脱部としてのベルベットファスナ30がそれぞれ固定さ
れている。これによって、下部畳材14から上部畳材1
2を簡単に脱着することが出来、したがって、搬送時に
は両者を分離して極めて軽量な状態で簡単に行なえると
ともに、畳表の張り替え等においては、下部畳材14を
そのまま設置した状態で上部畳材12のみを脱着交換す
ることにより、従来のように畳全体を根だ枠等から離脱
させて上げた状態で畳表替えを行なう際の作業時間中に
室内での身動きが取れないような状態を生起することは
ないものである。尚、この着脱部はベルベットファスナ
によらずとも、例えば、凹陥部と凸部を備えた釦形式の
構成としたり、L字と逆L字状のフランジを取り付けて
スライドさせながら嵌着させる構成等任意の着脱構成と
してもよいものである。さらに、図6において前記下部
畳材14の下面には織布や合成樹脂製等の不織布から成
るカーペット生地32が貼着されている。これによっ
て、畳全体を反転させて使用すれば、適度のクッション
性を有する板の間にカーペットを敷きつめた床面が形成
可能となり、リバーシブル畳として極めて付加価値の高
い多機能ユニット畳を形成することとなる。
【0012】本考案に係るユニット畳10は、その外形
サイズ等は実施例に示したものと同一である必要はな
く、任意の大きさに形成でき、また、部屋全体の広さに
応じてこのユニット畳を複数組み合わせて部屋の間取り
に対応させて使用することも可能であり、さらに、洋間
にて使用する場合には単にこのユニット畳を載設するだ
けで洋間中の簡易の日本的な畳の空間を形成できる。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように請求項1に係るユニ
ット畳によれば、薄板台、第1クッション材及び畳表を
含む上部畳材を、枠体の上面側に第2クッション材を嵌
合させて形成した下部畳材の上面に貼着形成することに
より、極めて軽量、薄型に構成しつつ畳の縁部の強度を
飛躍的に向上させて使用による摩耗を防止できるととも
に、畳全体の変形を防止して実用的な畳を提供すること
が可能となる。また、請求項2によれば、着脱部を介し
て上部畳材と下部畳材とを容易に脱着可能としているの
で搬送時にはこれらを分離して誰にでも簡単に運搬が可
能であるのみならず、畳の施工及び畳表替え作業におい
ても極めて短時間にその作業を行なうことが出来る。さ
らに、請求項3、4によれば、リバーシブルの畳として
和室向けまたは洋室向けに対応して任意に共用可能とな
り、その付加価値を向上させうるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る本考案のユニット畳の断面図であ
る。
【図2】上部畳材の全体斜視図である。
【図3】図2の上部畳材の要部分解斜視図である。
【図4】下部畳材の全体斜視図である。
【図5】下部畳材の一部省略拡大図である。
【図6】下部畳材の下面にカーペット生地を貼着させた
側面説明図である。
【符号の説明】
10 ユニット畳 12 上部畳材 14 下部畳材 16 薄板台 18 第1クッション材 20 畳表 24 凹部 26 枠体 28 第2クッション材 30 着脱部 32 カーペット生地

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板台上にこの薄板台と同様の外形を有
    する第1クッション材を貼着させ、さらにこの第1クッ
    ション材を被覆して前記薄板台の端部を巻き込むように
    畳表を装着させた上部畳材と、前記上部畳材と略同一外
    形からなり少なくとも上面側に凹部を備えた枠体と、こ
    の枠体の凹部内に嵌合する第2クッション材とを有する
    下部畳材と、を含み、前記上部畳材を下部畳材の上面に
    貼着形成して成るユニット畳。
  2. 【請求項2】 薄板台上にこの薄板台と同様の外形を有
    する第1クッション材を貼着させ、さらにこの第1クッ
    ション材を被覆して前記薄板台の端部を巻き込むように
    畳表を装着させた上部畳材と、前記上部畳材と略同一外
    形からなり少なくとも上面側に凹部を備えた枠体と、こ
    の枠体の凹部内に嵌合する第2クッション材とを有する
    下部畳材と、を含み、前記上部畳材の下面及び下部畳材
    の上面の対応する任意の位置にそれぞれ着脱自在に係着
    する着脱部を備えて成るユニット畳。
  3. 【請求項3】 前記下部畳材の下面にはカーペット生地
    が貼着されて成る請求項1記載のユニット畳。
  4. 【請求項4】 前記下部畳材の下面にはカーペット生地
    が貼着されて成る請求項2記載のユニット畳。
JP40555190U 1990-12-29 1990-12-29 ユニット畳 Expired - Lifetime JPH076321Y2 (ja)

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JPH0494031U JPH0494031U (ja) 1992-08-14
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