JPH04208Y2 - - Google Patents
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- JPH04208Y2 JPH04208Y2 JP18211785U JP18211785U JPH04208Y2 JP H04208 Y2 JPH04208 Y2 JP H04208Y2 JP 18211785 U JP18211785 U JP 18211785U JP 18211785 U JP18211785 U JP 18211785U JP H04208 Y2 JPH04208 Y2 JP H04208Y2
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- joint
- sheet material
- surface sheet
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Landscapes
- Floor Finish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は藺草や麻等の天然植物繊維の織物等を
表面シート材に使用して畳と同等の歩行感を有
し、しかも表面シート材の張替えが容易に行える
ようにした床構造に関するものである。
表面シート材に使用して畳と同等の歩行感を有
し、しかも表面シート材の張替えが容易に行える
ようにした床構造に関するものである。
(従来の技術)
従来から、畳等の天然植物繊維を表面材とした
床材は、植物繊維特有の風合いを有するところか
ら広く使用されている。
床材は、植物繊維特有の風合いを有するところか
ら広く使用されている。
しかしながら、上記天然植物繊維は、床仕上げ材
として使用すると、摩耗による損傷が著しく、特
に表面の隅部においては擦傷やほぐれが生じ易い
という難点があり、表面材の取替えが必要とな
る。
として使用すると、摩耗による損傷が著しく、特
に表面の隅部においては擦傷やほぐれが生じ易い
という難点があり、表面材の取替えが必要とな
る。
このため、畳においては畳床に表面材を縫着し
ておき、この表面材を取替えるようにしている
が、畳床表面に該表面材を皺が生じることなく張
設するには特殊な技術と熟練を要するために取替
え時には専門職に依頼しなければならず、家庭内
においてはその取替えを自分で行うことが極めて
困難であつた。
ておき、この表面材を取替えるようにしている
が、畳床表面に該表面材を皺が生じることなく張
設するには特殊な技術と熟練を要するために取替
え時には専門職に依頼しなければならず、家庭内
においてはその取替えを自分で行うことが極めて
困難であつた。
一方、このような欠点を解消するために、実公
昭48−5521号公報に記載されているような畳が考
案されている。
昭48−5521号公報に記載されているような畳が考
案されている。
この畳は、畳床の上面周縁に段部を形成すると
共に表面材の下面周縁に方形の枠体を取付け、こ
の枠体を前記段部に着脱自在に嵌合させることに
より表面材の取替えを可能にしたものである。
共に表面材の下面周縁に方形の枠体を取付け、こ
の枠体を前記段部に着脱自在に嵌合させることに
より表面材の取替えを可能にしたものである。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、このような構造によれば、藺草
や天然植物繊維よりなる表面材の場合には吸、放
湿によつて伸縮し、伸びが生じると該表面材に皺
が発生してその修正が行えなくなる一方、縮みが
生じると表面材に反りが発生して畳床から外れた
りすると共に取替え時に畳床の段部に嵌合できな
くなるという問題点があつた。
や天然植物繊維よりなる表面材の場合には吸、放
湿によつて伸縮し、伸びが生じると該表面材に皺
が発生してその修正が行えなくなる一方、縮みが
生じると表面材に反りが発生して畳床から外れた
りすると共に取替え時に畳床の段部に嵌合できな
くなるという問題点があつた。
さらに、段部や枠体によつて互いに嵌合させる
ような構造にすると、その形状が工場生産によつ
て決まつてしまい、自由に切断してレイアウトや
配置パターンを変更することができず、床の構造
が限られたものにしか採用することができない等
の問題点があつた。
ような構造にすると、その形状が工場生産によつ
て決まつてしまい、自由に切断してレイアウトや
配置パターンを変更することができず、床の構造
が限られたものにしか採用することができない等
の問題点があつた。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
ので、表面材の取替えが容易で且つその伸びによ
る皺の修正が可能であり、しかも、目地等の配置
パターンを自由にレイアウトできるようにした床
構造を提供するものである。
ので、表面材の取替えが容易で且つその伸びによ
る皺の修正が可能であり、しかも、目地等の配置
パターンを自由にレイアウトできるようにした床
構造を提供するものである。
(問題点を解決するための手段)
本考案の床構造は、実施例に対応する図面に示
すように、対向側端面間に適宜幅の目地間隔3を
設けて敷設された複数枚の床基板1と、これらの
各床基板1の表面に配設されたクツシヨン材層2
と、該クツシヨン材層2の表面に着脱自在に張設
された表面シート材4とからなり、この表面シー
ト材4の幅を前記床基板1の幅よりも大きく形成
してその両側縁部5,5を前記目地間隔3側に突
出させ、該突出部5,5を目地間隔3に着脱自在
に嵌合、埋設した目地材6によつて目地間隔3内
に押圧、係止させたことを特徴とするものであ
る。
すように、対向側端面間に適宜幅の目地間隔3を
設けて敷設された複数枚の床基板1と、これらの
各床基板1の表面に配設されたクツシヨン材層2
と、該クツシヨン材層2の表面に着脱自在に張設
された表面シート材4とからなり、この表面シー
ト材4の幅を前記床基板1の幅よりも大きく形成
してその両側縁部5,5を前記目地間隔3側に突
出させ、該突出部5,5を目地間隔3に着脱自在
に嵌合、埋設した目地材6によつて目地間隔3内
に押圧、係止させたことを特徴とするものであ
る。
(作用)
床基板1,1間の目地間隔3に目地材6を押し
込むことにより、この目地材6の側面から下面に
亘つて摺接した表面シート材4の側縁部5が張引
され、該表面シート材4に発生する皺をなくして
充分な張りを付与し得ると共に目地材6を除去す
ることにより表面シート材4を簡単に取り外せる
ものである。
込むことにより、この目地材6の側面から下面に
亘つて摺接した表面シート材4の側縁部5が張引
され、該表面シート材4に発生する皺をなくして
充分な張りを付与し得ると共に目地材6を除去す
ることにより表面シート材4を簡単に取り外せる
ものである。
又、床基板1や目地材6の配置状態を自由に設
定して変化に富んだ床構造を形成できる。
定して変化に富んだ床構造を形成できる。
(実施例)
本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、
1は長方形状の床基板で、合板、繊維板、パーテ
イクルボード等の木質板、或いは発泡合成樹脂板
などよりなり、特に、木質繊維板よるなる床基板
は歩行感、断熱性、吸放湿性(湿度調整機能)に
優れている点から好ましい。
1は長方形状の床基板で、合板、繊維板、パーテ
イクルボード等の木質板、或いは発泡合成樹脂板
などよりなり、特に、木質繊維板よるなる床基板
は歩行感、断熱性、吸放湿性(湿度調整機能)に
優れている点から好ましい。
2は床基板1の表面形状と略同大、同形のクツ
シヨン材層で、発泡合成樹脂や発泡ゴム等の発泡
シート、あるいは繊維質のフエルトよりなり、そ
の外周端縁を前記床基板1の表面外周縁に合致さ
せた状態にして該床基板1の表面に重合、配設し
てある。このクツシヨン材層2は、床基板1の表
面に着脱可能に載置しておいてもよく、或いは適
宜の接着剤によつて貼着しておいてもよい。
シヨン材層で、発泡合成樹脂や発泡ゴム等の発泡
シート、あるいは繊維質のフエルトよりなり、そ
の外周端縁を前記床基板1の表面外周縁に合致さ
せた状態にして該床基板1の表面に重合、配設し
てある。このクツシヨン材層2は、床基板1の表
面に着脱可能に載置しておいてもよく、或いは適
宜の接着剤によつて貼着しておいてもよい。
なお、クツシヨン材層2として、発泡ポリエチ
レンシートと発泡ゴムシート等を二重にしてその
表面に柔軟性を有するシートを組合せた構造にす
れば、歩行時に発生する表面の凹みが上記2種の
シートで2段階に分けて吸収され、そのため、あ
たかも畳の藁がしまる時のような踏み心地を与え
て好ましい。又、このクツシヨン材層2の裏面に
不繊布等の裏打材を一体に接着しておいてもよ
い。
レンシートと発泡ゴムシート等を二重にしてその
表面に柔軟性を有するシートを組合せた構造にす
れば、歩行時に発生する表面の凹みが上記2種の
シートで2段階に分けて吸収され、そのため、あ
たかも畳の藁がしまる時のような踏み心地を与え
て好ましい。又、このクツシヨン材層2の裏面に
不繊布等の裏打材を一体に接着しておいてもよ
い。
4は床基板1よりも縦幅及び横幅共に大きい寸
法に形成した表面シート材で、藺草、馬来草、軟
草或いは麻等の柔軟性を有する天然の繊物よりな
り、その裏面は、紙等で裏打ちされたものを使用
すると、ほつれの発生をなくすることができて好
ましい。又、このような天然の織物以外に合成皮
革製シートや柔軟な合成繊維の織物製シートを使
用することもできる。
法に形成した表面シート材で、藺草、馬来草、軟
草或いは麻等の柔軟性を有する天然の繊物よりな
り、その裏面は、紙等で裏打ちされたものを使用
すると、ほつれの発生をなくすることができて好
ましい。又、このような天然の織物以外に合成皮
革製シートや柔軟な合成繊維の織物製シートを使
用することもできる。
床を構成する場合に、上記床基板1を複数枚、
合板等よりなる下地7上に並列に敷設されるもの
であるが、この際、隣接する床基板1,1の対向
端面間に適宜小幅寸法の目地間隔3を設けるよう
にして各床基板1が配置される。この目地間隔3
は第2図に示すように、床基板1,1の対向端面
間を完全に離間させることにより形成してもよ
く、また、第3図に示すように床基板1の表面外
周に切欠段部8を形成しておき、床基板1,1の
対向端面の下部を互いに密接させて前記段部8,
8により形成するようにしてもよい。又、床基板
1,1の対向端面同志を合欠き、本実等の接合構
造に形成しておいてもよい。
合板等よりなる下地7上に並列に敷設されるもの
であるが、この際、隣接する床基板1,1の対向
端面間に適宜小幅寸法の目地間隔3を設けるよう
にして各床基板1が配置される。この目地間隔3
は第2図に示すように、床基板1,1の対向端面
間を完全に離間させることにより形成してもよ
く、また、第3図に示すように床基板1の表面外
周に切欠段部8を形成しておき、床基板1,1の
対向端面の下部を互いに密接させて前記段部8,
8により形成するようにしてもよい。又、床基板
1,1の対向端面同志を合欠き、本実等の接合構
造に形成しておいてもよい。
さらに、床基板1は下地7に単に載置してもよ
く、釘着してもよい。
く、釘着してもよい。
こうして敷設された各床基板1の表面にはクツ
シヨン材層2を介して表面シート材4が積層さ
れ、該表面シート材4の四方端縁部5は目地間隔
3内に突出してあり、この突出端縁部5を、目地
間隔3に棒状の樹脂材、ゴム、木材、或いは適宜
の金属材よりなる目地材6を嵌合、埋設すること
によつて床基板1と目地材6との側端面間で狭圧
させると共に目地材6の下面で押圧、係止させて
いるものである。
シヨン材層2を介して表面シート材4が積層さ
れ、該表面シート材4の四方端縁部5は目地間隔
3内に突出してあり、この突出端縁部5を、目地
間隔3に棒状の樹脂材、ゴム、木材、或いは適宜
の金属材よりなる目地材6を嵌合、埋設すること
によつて床基板1と目地材6との側端面間で狭圧
させると共に目地材6の下面で押圧、係止させて
いるものである。
なお、切欠段部8を設けていない床基板1を使
用する場合には、第2図に示すように、床基板1
よりも高さが低い断面U字状の硬質型材9を目地
間隔3に配設すれば、該目地の間隔を一体幅に設
定でき、この型材9内に目地材6を押し込み嵌合
させて表面シート材4の端縁5を押圧、係止させ
る。
用する場合には、第2図に示すように、床基板1
よりも高さが低い断面U字状の硬質型材9を目地
間隔3に配設すれば、該目地の間隔を一体幅に設
定でき、この型材9内に目地材6を押し込み嵌合
させて表面シート材4の端縁5を押圧、係止させ
る。
上記目地材6の内側面や下面に凹凸加工等の滑
り止めを施しておくと、施工後における表面シー
ト材4の目地間隔3からの抜け出しが一層防止で
きて好ましい。目地材6の長さは床基板1の長さ
や幅に等しくする必要はなく、複数本に分割した
ものを使用してもよい。
り止めを施しておくと、施工後における表面シー
ト材4の目地間隔3からの抜け出しが一層防止で
きて好ましい。目地材6の長さは床基板1の長さ
や幅に等しくする必要はなく、複数本に分割した
ものを使用してもよい。
(考案の効果)
以上のように本考案の床構造によれば、対向側
端面間に適宜幅の目地間隔3を設けて敷設された
複数枚の床基板1と、これらの各床基板1の表面
に配設されたクツシヨン材層2と、該クツシヨン
材層2の表面に着脱自在に張設された表面シート
材4とからなり、この表面シート材4の幅を前記
床基板1の幅よりも大きく形成してその両側縁部
5,5を前記目地間隔3側に突出させ、該突出部
5,5を目地間隔3に着脱自在に嵌合、埋設した
目地材6によつて目地間隔3内に押圧、係止させ
てなるものであるから、床基板1を床形状に応じ
て各種寸法に切断して配設することができ、従つ
て、所望のレイアウトに設計できて変化に富んだ
床を形成できるものであり、さらに、表面シート
材4はその端縁を目地間隔3に嵌合した目地材6
によつて張引されているので、皺の発生を防止で
きると共に発生しても目地材6を押し込むことに
よりなくすることができるものである。
端面間に適宜幅の目地間隔3を設けて敷設された
複数枚の床基板1と、これらの各床基板1の表面
に配設されたクツシヨン材層2と、該クツシヨン
材層2の表面に着脱自在に張設された表面シート
材4とからなり、この表面シート材4の幅を前記
床基板1の幅よりも大きく形成してその両側縁部
5,5を前記目地間隔3側に突出させ、該突出部
5,5を目地間隔3に着脱自在に嵌合、埋設した
目地材6によつて目地間隔3内に押圧、係止させ
てなるものであるから、床基板1を床形状に応じ
て各種寸法に切断して配設することができ、従つ
て、所望のレイアウトに設計できて変化に富んだ
床を形成できるものであり、さらに、表面シート
材4はその端縁を目地間隔3に嵌合した目地材6
によつて張引されているので、皺の発生を防止で
きると共に発生しても目地材6を押し込むことに
よりなくすることができるものである。
又、床基板1の表面周縁部から下方に屈曲する
表面シート材4の縁部は、クツシヨン材層2によ
つて弾力的に受止されてその屈曲が滑らかにな
り、最も損傷を受け易い該屈曲部が保護されて長
期の使用に供することができるものである。
表面シート材4の縁部は、クツシヨン材層2によ
つて弾力的に受止されてその屈曲が滑らかにな
り、最も損傷を受け易い該屈曲部が保護されて長
期の使用に供することができるものである。
さらに、目地間隔3内に嵌合した目地材6が簡
単に取り外すことができ、損傷や汚損の生じた表
面シート材4の取替えが容易に行える等の実用的
効果を奏するものである。
単に取り外すことができ、損傷や汚損の生じた表
面シート材4の取替えが容易に行える等の実用的
効果を奏するものである。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
その簡略斜視図、第2図は要部の拡大断面図、第
3図は本考案の別な実施例を示す要部の断面図、
第4図は表面シート材を配設した床基板の一部切
欠斜視図である。 1……床基板、2……クツシヨン材層、3……
目地間隔、4……表面シート材、5……側縁部、
6……目地材。
その簡略斜視図、第2図は要部の拡大断面図、第
3図は本考案の別な実施例を示す要部の断面図、
第4図は表面シート材を配設した床基板の一部切
欠斜視図である。 1……床基板、2……クツシヨン材層、3……
目地間隔、4……表面シート材、5……側縁部、
6……目地材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 対向側端面間に適宜幅の目地間隔3を設けて
敷設された複数枚の床基板1と、これらの各床
基板1の表面に配設されたクツシヨン材層2
と、該クツシヨン材層2の表面に着脱自在に張
設された表面シート材4とからなり、この表面
シート材4の幅を前記床基板1の幅よりも大き
く形成してその両側縁部5,5を前記目地間隔
3側に突出させ、該突出部5,5を目地間隔3
に着脱自在に嵌合、埋設した目地材6によつて
目地間隔3内に押圧、係止させてなる床構造。 表面シート材4は、藺草、馬来草、麻、軟草
等の天然の植物繊維の織物よりなる実用新案登
録請求の範囲第1項記載の床構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18211785U JPH04208Y2 (ja) | 1985-11-26 | 1985-11-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18211785U JPH04208Y2 (ja) | 1985-11-26 | 1985-11-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6289452U JPS6289452U (ja) | 1987-06-08 |
JPH04208Y2 true JPH04208Y2 (ja) | 1992-01-07 |
Family
ID=31127614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18211785U Expired JPH04208Y2 (ja) | 1985-11-26 | 1985-11-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04208Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-11-26 JP JP18211785U patent/JPH04208Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6289452U (ja) | 1987-06-08 |
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