JPH0326843Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0326843Y2
JPH0326843Y2 JP1984167634U JP16763484U JPH0326843Y2 JP H0326843 Y2 JPH0326843 Y2 JP H0326843Y2 JP 1984167634 U JP1984167634 U JP 1984167634U JP 16763484 U JP16763484 U JP 16763484U JP H0326843 Y2 JPH0326843 Y2 JP H0326843Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flooring
sheet
wood
core material
sheet material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984167634U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6183716U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984167634U priority Critical patent/JPH0326843Y2/ja
Publication of JPS6183716U publication Critical patent/JPS6183716U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0326843Y2 publication Critical patent/JPH0326843Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、住宅等の床仕上げに用いられる床材
に関し、特に床下地に固着せずに敷設する着脱容
易な置敷床材の改良に関するものである。
(従来の技術) 古来から用いられている畳は居住性や施工性等
に優れている反面、厚くて重く取扱い性が悪いと
いう欠点がある。そのため、従来、上記畳の持つ
居住性(歩行感、衝撃吸収性等)や施工性等の利
点を活かしながらその欠点を解消すべく軽量化を
図つた置敷床材として、木質繊維板やわら畳床等
の植物繊維を基材とした芯材の表層に、カーペツ
ト材や畳表等の表装シート材を張設一体化したも
のが広く知られている(実開昭50−48420号公報
参照)。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記従来の置敷床材は、軽量であるも
のの、従来の畳と同等の性能を持つに至らないも
のであつた。すなわち、畳の場合、厚くて重くか
つ隣接する畳と強く当接されているので、ズレた
り浮上ることはないが、上記従来の置敷床材で
は、芯材と表装シート材とを貼着一体化した場
合、芯材が吸湿しやすく、この吸湿により通常約
0.5%の伸縮があり、二者の吸湿線膨張率が異な
るため、反りや捩れが発生しやすいという問題が
ある。このため、表装シート材として芯材の伸縮
に追従する伸縮性のあるものを使用したとして
も、床下地に敷設した場合に芯材の伸縮により隣
接する床材を持上げたり目〓が生じたりすること
になる。
しかも、芯材の剛性が高いことから、床下地の
不陸になじまず、ガタツキを生じやすい。特に、
置敷床材の場合、上述の如く反りや捩れが生じる
と端部の浮上り現象を生じて、著しいガタツキに
より使用に耐え得ないものとなる。
さらに、芯材、特に木質繊維板の場合には圧縮
復元性が小さいので、局部圧縮による凹みを生じ
やすく、このために合板等の耐圧板を介在させる
ことが考えられるが、反りが大きくなるとともに
歩行感や衝撃吸収性が損われることになり好まし
くない。
本考案は、かかる諸点に鑑みてなされてもの
で、その目的とするところは、置敷床材の芯材の
構造を吸湿による伸縮を吸収するものとし、かつ
該芯材と表装シート材との間に適宜の材料を介在
させることにより、軽量で取扱いやすい新規なる
置敷床材を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、置敷床材として、上層より表装シート材、弾
性発泡シート状物、その長さの0.5〜3%に相当
する空〓をあけて配された複数の方形の木質繊維
板、および屈曲性を有するシート状物を順に積層
し、かつ上記表装シートを木質繊維板の側面に巻
き込んで一体化してなる構成としたものである。
(作用) 上記構成により、本考案の床材では、芯材とし
て、シート状物上に貼着された複数の方形の木質
繊維板間に一定の空〓(木質繊維板長さの0.5〜
3%)が設けられていることによつて、貼着一体
性および持運び容易性を確保しながら床材の自重
により容易に撓むので、置敷した場合床下地の不
陸になじむとともに、反りや捩れが発生せず端部
が浮上ることがない。また、木質繊維板が吸湿に
より伸縮しても、その伸縮(通常0.5%)が上記
空〓によつて十分に吸収されるので、吸湿による
反りや捩れが生じず、床材の持上りや目〓の発生
が防止される。しかも、芯材の表層側に弾性発泡
シート状物が介在されているので、芯材の伸縮が
あつても皺を生じることがなく、また空〓の段部
や芯材の局部圧縮による凹みが目立たなくなると
ともに、歩行感や歩行安定性および衝撃吸収性が
良好である。さらに、表装シート材が芯材の側面
に巻き込まれているので、該表装シート材の端部
においてめくれることがないとともに、側面の木
質繊維板間の〓間が覆われることから、該〓間へ
のゴミの侵入がなく、上記木質繊維板の伸縮を確
実に吸収でき、かつ床下地との馴染み性も劣化せ
ず、また外観上継ぎ目が見えないものとなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面に基づいて
説明する。
第1図および第2図は本考案の一実施例に係る
床材を示し、1は裏打ち材としての屈曲性を有す
るシート状物であつて、該シート状物1の上に
は、複数個(図では8×4=32個)の方形の木質
繊維板2,2…が、隣接する木質繊維板2,2間
に一定の空〓3をあけて縦横に並置された状態で
貼着一体化されていて芯材を構成している。上記
空〓3は木質繊維板2の長さの0.5〜3%に相当
する間隔に設定されている。さらに、該木質繊維
板2,2…の上には弾性発泡シート状物4が積層
され、さらにその上に柔軟性を有する表装シート
材5が積層されかつ上記芯材の側面まで巻き込ま
れて一体化されて床材が構成されている。
上記木質繊維板2は、木質繊維を主成分とした
比重が0.1〜0.5のもので、各々の方形の寸法が5
〜30cm程度のものである。また、裏面の屈曲性を
有するシート状物1としては、紙、布、樹脂シー
ト、ガラスクロス、あるいは弾性発泡シート状物
4と同材質の弾性発泡シート等の単体又は複合体
が用いられる。
上記弾性発泡シート状物4は、クロロプレンゴ
ム発泡体、ポリエチレン発泡体、塩化ビニル発泡
体等で弾性を有するものよりなり、特に面方向に
も伸縮性を有するものが好ましい。その厚さは芯
材の空〓3を表層部に目立たせないために1.5mm
以上に設定することが好ましい。尚、この弾性発
泡シート状物4は床材端部では芯材よりも少し突
出させたり、芯材側面に巻込んでおくと、隣接す
る床材との間にクツシヨン性を持たせることがで
き、目〓や端部の持上りの防止に一層好適であ
る。
また、上記表装シート材5は、カーペツト材表
層等の不織布、クロス等の織布、畳表等の屈曲可
能で柔軟性を有する表層シートが用いられる。
尚、この表装シート材5は、芯材の四周側面だけ
でなく、裏面端部まで巻込んで一体化すると剥離
を確実に防止できるので好適である。
したがつて、上記の如き構成からなる床材は、
芯材として屈曲性を有するシート状物1の上に複
数の方形の木質繊維板2,2…が隣接する木質繊
維板2,2間に一定の空〓3をあけて貼着一体化
されてなるので、床材の自重により容易に撓むも
のとなる。このことにより、置敷した場合、床下
地の不陸に容易になじむため、ガタツキを生じず
に安定して敷設することができるとともに、反り
や捩れが生じ難く、また、万一反り等が生じても
端部が浮上るようなことがなく、ガタツキの発生
を確実に防止でき、美麗な仕上げが可能である。
また、上記空〓3が木質繊維板2の長さの0.5〜
3.0%に相当する間隔に設定されているので、木
質繊維板2が吸湿により伸縮しても、その伸縮
(約0.5%)は上記空〓3によつて十分に吸収さ
れ、吸湿膨張による反りや捩れの発生をなくし
て、床材の持上りや目〓の発生を防止することが
できる。
さらに、上記床材は、その芯材の表層側に弾性
発泡シート状物4が介在されているので、芯材が
伸縮しても皺を生じることがないとともに、上記
空〓3による段部や日常での局部圧縮によつて芯
材(木質繊維板2)に生じた凹みを目立たなくす
ることができる。しかも、上記弾性発泡シート状
物4により、歩行感や歩行安定性が良好であると
ともに衝撃吸収性が良好である。
また、上記木質繊維板2,2間の空〓3は木質
繊維板2の伸縮を吸収するに必要なだけの間隔に
設定され、かつ該各木質繊維板2,2…の裏面に
は屈曲性のあるシート状物1が貼着されて一体化
されているので、床材の持運び、取扱いが容易で
あり、また貼着部分が剥れ難いものとなる。よつ
て、軽量で取扱い性が良好である。
さらに、この場合、表装シート材5は芯材の少
なくとも側面にまで巻き込まれているので、表装
シート材5の端部においてめくれることがないと
ともに、外観上継ぎ目が見えないものとなる。し
かも、芯材側面において木質繊維板2,2間の空
〓3が覆われるので、該空〓3へのゴミの侵入が
なく、木質繊維板2の伸縮を確実に吸収でき、か
つ床下地との馴染み性も劣化することがない。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、着脱容
易な置敷用として軽量で良好な取扱い性を確保し
かつ空〓による段部や局部圧縮による凹みを目立
たなくしながら、吸湿による伸縮に対する吸収性
及び床下地に対する馴染み性を確実に維持でき、
反りや捩れおよび床材の持上りや目〓などを生じ
ることなく、かつ床下地の不陸や端部の浮上りに
よるガタツキなどを生じることなく、美麗な仕上
げ外観を長期間維持できるとともに、歩行感や歩
行安定性、衝撃吸収性に優れている置敷床材を安
価に提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を例示し、第1図は一部
破断した床材の斜視図、第2図はその断面図であ
る。 1……シート状物、2……木質繊維板、3……
空〓、4……弾性発泡シート状物、5……表装シ
ート材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上層より表装シート材、弾性発泡シート状物、
    その長さの0.5〜3%に相当する空〓をあけて配
    された複数の方形の木質繊維板、および屈曲性を
    有するシート状物が順に積層され、かつ上記表装
    シート材が上記木質繊維板の側面に巻き込まれて
    一体化されてなる床材。
JP1984167634U 1984-11-05 1984-11-05 Expired JPH0326843Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984167634U JPH0326843Y2 (ja) 1984-11-05 1984-11-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984167634U JPH0326843Y2 (ja) 1984-11-05 1984-11-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6183716U JPS6183716U (ja) 1986-06-03
JPH0326843Y2 true JPH0326843Y2 (ja) 1991-06-11

Family

ID=30725424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984167634U Expired JPH0326843Y2 (ja) 1984-11-05 1984-11-05

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0326843Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58204265A (ja) * 1982-05-21 1983-11-28 北海道パ−ケツト工業株式会社 複合モザイクパ−ケツト板及びその製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5456929U (ja) * 1977-09-28 1979-04-19
JPS6141896Y2 (ja) * 1981-04-08 1986-11-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58204265A (ja) * 1982-05-21 1983-11-28 北海道パ−ケツト工業株式会社 複合モザイクパ−ケツト板及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6183716U (ja) 1986-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0326843Y2 (ja)
JPS6047156A (ja) 床下地パネル
JPH0540190Y2 (ja)
JP2781027B2 (ja) 木質床材
JP4012605B2 (ja) 発熱床板
JPH0782872A (ja) 防音床材
JP2627680B2 (ja) 木質系防音床構造
JPH0531153Y2 (ja)
JPH0428363Y2 (ja)
JP6531192B1 (ja) 界床材
JPH06240852A (ja) 木質系防音床板
JPH0233809Y2 (ja)
JPS6152303B2 (ja)
JPH0345337A (ja) 積層板材
JPH0436346Y2 (ja)
JPH07588Y2 (ja) 木質系防音床板
JPS6239252Y2 (ja)
JPS6032756B2 (ja) 床,壁用積層材
JPH065469Y2 (ja) 遮音性床材
JP2569283Y2 (ja) 造作材
JP3011032U (ja) 建築用板
JPH0735012Y2 (ja) 木質系防音床構造
JP2547947Y2 (ja) 木質系防音床板
JPH10152977A (ja) 畳模様付き組立マット、中間用マット、縁用マット及び角用マット
JPH0644933U (ja) 木質系防音床材