JPH069227Y2 - たたみ様敷物 - Google Patents

たたみ様敷物

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JPH069227Y2
JPH069227Y2 JP11160588U JP11160588U JPH069227Y2 JP H069227 Y2 JPH069227 Y2 JP H069227Y2 JP 11160588 U JP11160588 U JP 11160588U JP 11160588 U JP11160588 U JP 11160588U JP H069227 Y2 JPH069227 Y2 JP H069227Y2
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JP
Japan
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edge
floor
rug
folding
cloth
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JP11160588U
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JPH0232550U (ja
Inventor
則之 三宅
Original Assignee
萩原株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、発泡合成樹脂製のたたみ床へ接着した縁布
が剥がれないように改良した、い草や他の天然素材織物
等を表面材とするたたみ様の敷物に関するものである。
<従来の技術> 近年、洋間の一部に畳を敷いた和風のコーナーを設ける
などの和洋折衷の住空間造りが流行している。
このような時流のなかで、本考案者は先に、実開昭62−
151338号、実願昭62−93996号(実開昭63−202381
号)、実願昭63−47159号(実開平1−150842号)等
で、い草等天然素材のたたみ表に発泡合成樹脂のたたみ
床を接着した、軽量でクッション性に富み、持ち運びが
容易なたたみ様の敷物を提案して実用化している。
このようなたたみ様敷物にも従来通常のたたみと同様に
縁布が取付けられている。しかし、たたみ表に縁布の一
方の縁を縫付け、その他方の縁をたたみ床裏面に接着す
るか、又は、粘着テープ等で止めていたために、下記の
ような課題が生じてきたのである。
<考案が解決しようとする課題> すなわち、たたみ床材がポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリウレタン等の発泡合成樹脂で、
接着性に欠けるために、縁布の接着部分を手でこする等
により、その縁布の縁部や粘着テープの縁部が容易にめ
くれるという難点のあることが分かった。また、粘着テ
ープ止めは外観を損なうために好ましくなかった。
<課題を解決するための手段> そこで本考案者は種々検討した結果、本考案に係るたた
み様敷物の開発に成功したのである。
そのたたみ様敷物は、たたみ表(1)と、縁布(2)と、発泡
合成樹脂のたたみ床(3)からなる敷物において、たたみ
床(3)裏面の縁からやや内側に切溝(4)を設け、そのたた
み床(3)へ固着させる側の前記縁布(2)の縁を前記切溝
(4)へ挟み入れて接着した点を特徴とするものである。
ここでいうたたみ表(1)は、従来のい草製たたみ表だけ
ではなく、竹、籐、木、麻、綿、その他の天然素材、更
には、これらに類似する合成素材を用いた織物全般を含
む。また、たたみ床(3)には前述のように、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン等の
発泡合成樹脂を用いるが、それらの内でもクッション性
と腰の強さを兼備した架橋型ポリエチレンが好適であ
る。
<作用> 上記のようなこの考案のたたみ様敷物は、たたみ床(3)
に設けた切溝(4)が縁布(2)の接着縁部分を挟み込んでい
るために、強固な接着状態となる。したがって、従来の
粘着テープ止めのように容易にめくれない。また、粘着
テープの貼り付けがないので外観を損ねない。
<実施例> 以下図面によってこの考案の実施例を詳細に説明する。
第1図はこの考案のたたみ様敷物の裏面を示す斜視図で
あり、第2図は同表面を示す斜視図である。第3図はた
たみ表に縁布を縫着した状態を示す拡大縦断面図であ
り、第4図はたたみ床の切溝へ縁布を接着して縁加工が
完了した状態を示す拡大縦断面図である。
これらの図で示すように、この考案のたたみ様敷物は、
たたみ表(1)と、縁布(2)と、発泡合成樹脂のたたみ床
(3)からなる敷物において、たたみ床(3)裏面の縁からや
や内側に切溝(4)を設け、そのたたみ床(3)へ固着させる
側の前記縁布(2)の縁を前記切溝(4)へ挟み入れて接着し
たものである。図面で示した実施例は、半畳分の大きさ
の敷物で、架橋型ポリエチレンの発泡体のたたみ床(3)
に、通常のたたみに用いられるい草製たたみ表(1)を張
り合わせ、これらたたみ表(1)とたたみ床(3)の周囲に縁
布(2)の縁加工をしている。たたみ床(3)は上層の約5mm
厚の薄床(31)と、下層の厚み約15mmの厚層(32)との2層
構造で、これらを接着部(33)で部分的に接着し、かつ、
薄床(31)と厚床(32)との発泡率を約20倍の同じものにし
て、敷物のそりを防止している。
切溝(4)は、たたみ床(3)周囲の縁に沿いかつ、縁から2
cm程度内側に入った位置に、たたみ床(3)の裏面から深
さ約7mmで、切り込み形成されている。
縁布(2)の取付けは、まず、第3図のように、たたみ表
(1)表面の縁に沿い、約2.5cm内側へ入った位置へ縁布
(2)の一方縁寄り部分を縫い付けて行なわれている。次
に、縁布(2)が縫い付けられたたたみ表(1)をたたみ床
(3)に張り合わせ、接着剤をたたみ床(3)の切溝(4)内へ
塗り、そして、縁布(2)のたたみ表(1)へ縫い付けられて
いない方の縁部を第3図の矢印のように、たたみ床(3)
の裏面側へ回してその縁を切溝(4)へ押し込み、接着剤
が付いた切溝(4)に表裏両面から挟まれて、縁布(2)とた
たみ床(3)とが確実に接着するのである。
この実施例は、半畳分の大きさの正方形敷物としている
が、通常のたたみのように1畳分の大きさの長方形敷物
にしてもよい。この場合は、縁布(2)は敷物周囲の全部
の縁に設けてもよいし、たたみのように長縁側へのみ設
けてもよい。
また、第1図中の符号(5)で示す穴は、このたたみ様敷
物の複数枚を相互に連結する際に用いる連結穴であり、
この連結穴(5)へ嵌合する連結突起を備えた敷物の連結
具も他に開発している。
<考案の効果> 以上詳細に説明したように、この考案のたたみ様敷物
は、たたみ床材に接着性に劣る発泡合成樹脂を用いてい
るにもかかわらず、縁布の接着加工が確実にされたもの
である。したがって、従来品の粘着テープ止めしたもの
のように、外観的な難点があったり、粘着テープがめく
れたりして製品価値を下げることのない、有益な効果を
奏するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のたたみ様敷物の裏面を示す斜視図で
あり、第2図は同表面を示す斜視図である。第3図はた
たみ表に縁布を縫着した状態を示す拡大縦断面図であ
り、第4図はたたみ床の切溝へ縁布を接着した状態を示
す拡大縦断面図である。 (1)たたみ表、(2)縁布 (3)たたみ床、(4)切溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】たたみ表(1)と、縁布(2)と、発泡合成樹脂
    のたたみ床(3)からなる敷物において、たたみ床(3)裏面
    の縁からやや内側に切溝(4)を設け、そのたたみ床(3)へ
    固着させる側の前記縁布(2)の縁を前記切溝(4)へ挟み入
    れて接着したことを特徴とするたたみ様敷物。
JP11160588U 1988-08-24 1988-08-24 たたみ様敷物 Expired - Lifetime JPH069227Y2 (ja)

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JP11160588U JPH069227Y2 (ja) 1988-08-24 1988-08-24 たたみ様敷物

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JPH0232550U JPH0232550U (ja) 1990-02-28
JPH069227Y2 true JPH069227Y2 (ja) 1994-03-09

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