JP3042920U - 畳 床 - Google Patents

畳 床

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JP3042920U
JP3042920U JP1997001898U JP189897U JP3042920U JP 3042920 U JP3042920 U JP 3042920U JP 1997001898 U JP1997001898 U JP 1997001898U JP 189897 U JP189897 U JP 189897U JP 3042920 U JP3042920 U JP 3042920U
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Inventor
安彦 古志
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株式会社備後屋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期間、畳本来の弾力性を有し、しかも健康
の面からも優れた特性を有する畳床を提供することを目
的とする。 【構成】 畳床基材22の畳表10を張る側に、遠赤外
線発生部材16と抗菌剤17を混入した弾性補強シート
15を介在してなり、弾性補強シート15は、合成樹脂
に遠赤外線を放射する遠赤外線発生部材16と抗菌性を
有する抗菌剤17とを混合して数mmの厚さに成型して
なり、合成樹脂は、EVA内に、遠赤外線の放射率の高
い天然鉱物やセラミックなどの遠赤外線発生部材16と
銀系の抗菌剤17を混合して成型してなるものである。
このような構成により、畳9は、半永久的に弾性を有
し、遠赤外線発生部材16による健康面への作用と、抗
菌剤17によるかびや細菌の繁殖防止により、快適な畳
生活が可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、畳本来の弾力性を有し、しかも健康の面で優れた畳を造るときの基 材になる畳床の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すように、従来の一般的な畳9は、藁を55mm程度に圧縮した90 0mm弱×1800mm弱の畳床12の表面に、井草からなる畳表10を被せ、 短縁部分は、(b)に示すように、畳表10を裏側まで巻き込んで畳糸13で縫 製し、長縁部分は、(c)に示すように、帯状の縁布11を畳糸13で縫製して なるものである。
【0003】 前記畳床12は、藁を圧縮したもの以外に、図5に示すように、厚さ20mm 程度の発泡スチロール板14の上下面に、厚さ15mm程度の木材のチップを圧 縮した軟質パーチクル板23を重ね合わせ、さらに最下面にシート25を積層し て全体を縫製したものがあり、このようなインシュレーションボードの畳床12 に畳表10を被せ、畳糸13で縫製してなるものである。この図5に示すような 畳床12は、重さが図4に示す藁を用いたものより半分以下とかなり軽いため、 現在多用されてきている。
【0004】 また、この畳床12は、図6に示すように、軟質パーチクル板23とハニカム 板24とを交互に積層したものや、弾力性を有する1枚のプラスチック板で構成 したものもある。 畳床12の厚さは、従来型の半分以下のものもある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
住宅の気密化、暖房による高温・多湿化などにより、畳床は、いずれもかびや 細菌が繁殖しやすくなってきている。また、図4に示すような藁を使用した畳床 12のみならず、図5に示した発泡スチロール板14に軟質パーチクル板23を 重ね合わせた畳床12も、畳を張り代えしようとすると、長年の使用により、軟 化して弾力性がなくなっていたり、部分的に凹みができていたりするという問題 があった。
【0006】 本考案は、長期間、畳本来の弾力性を有し、しかも健康の面からも優れた特性 を有する畳床を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、畳床基材22の畳表10を張る側に、遠赤外線発生部材16と抗菌 剤17を混入した弾性補強シート15を介在してなり、前記弾性補強シート15 は、合成樹脂に遠赤外線を放射する遠赤外線発生部材16と抗菌性を有する抗菌 剤17とを混合して数mmの厚さに成型してなり、前記合成樹脂は、弾力性、難 燃性、無吸湿性に富み、経年変化がなく、廃棄還元型のEVAが用いられ、この EVA内に、遠赤外線の放射率の高い天然鉱物やセラミックなどの遠赤外線発生 部材16と銀系の抗菌剤17を混合して成型してなることを特徴とする畳床であ る。
【0008】 このような構成により、畳9は、半永久的に弾性を有し、遠赤外線発生部材1 6による健康面への作用と、抗菌剤17によるかびや細菌の繁殖防止により、快 適な畳生活が可能である。 また、畳表10の張り代え時に、畳床12が長年の使用により、軟化して弾力 性がなくなっていても、弾性補強シート15を畳床基材22の全体に、または部 分的な凹みに積層することによって、畳本来の弾力性をよみがえらせることがで きる。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を図面に基づき説明する。 図1において、9は、畳床12と畳表10とからなる畳で、本考案は、特に、 畳床12の改良に係るものである。 具体的には、従来から知られた畳床基材22の上面に、本考案による弾性補強 シート15を積層してなるものである。
【0010】 前記弾性補強シート15は、合成樹脂に遠赤外線を放射する遠赤外線発生部材 16と抗菌性を有する抗菌剤17とを混合して1〜3mm程度の厚さにしたもの である。 具体的には、合成樹脂として、弾力性、難燃性、無吸湿性に富み、経年変化が なく、廃棄還元型で環境にやさしい材料、例えば、EVA(Ethylene− vinyl acetate copolimerや変性EVAなど)が用いら れる。このEVA内に、遠赤外線を放射率の高い天然鉱物やセラミックなどの遠 赤外線発生部材16と銀系の抗菌剤17を混合して成型したものである。
【0011】 図1は、このような弾性補強シート15を、図5にて示したインシュレーショ ンの畳床基材22の上面に積層して畳糸13で縫製し、畳床12を構成した例を 示している。 なお、このように構成された畳床12の上面に畳表10を被せ、畳9の長手方 向では、縁布11無しで畳糸13で縫製され、畳9の短手方向では、つぶれ防止 のためプラスチック製などのコーナー材18をあてがい縁布11を畳糸13で縫 製して畳9が完成する。
【0012】 図2は、前記弾性補強シート15を、図4に示した藁の畳床基材22の上面に 積層して畳糸13で縫製し、畳床12を構成した例を示している。この場合の縁 部分の処理は、図1の場合と変わるところはない。
【0013】 図3は、畳表10の張り代えの際に、これまでの畳床12に局部的な凹み21 がある場合に、この凹み21の部分にのみ弾性補強シート15を重ね合わせて畳 床12を補修した例を示し、この補修後の畳床12に新たに畳表10が張られる ものである。
【0014】 図示しないが、図6に示すような通常の畳9よりも薄い畳床12に弾性補強シ ート15を積層してその上に畳表10を張るようにすることもできる。
【0015】 弾性補強シート15を積層するための畳床12は、前記実施例に限られるもの ではなく、1枚の板状のものなどに積層して使用することもできる。
【0016】
【考案の効果】
(1)本考案は、畳床基材22の畳表10を張る側に、遠赤外線発生部材16と 抗菌剤17を混入した弾性補強シート15を介在したので、畳9は、半永久的に 弾性を有し、遠赤外線発生部材16による健康面への作用と、抗菌剤17による かびや細菌の繁殖防止により、快適な畳生活が可能である。
【0017】 (2)畳表10の張り代え時に、畳床12が長年の使用により、軟化して弾力性 がなくなっていても、弾性補強シート15を畳床基材22の全体に、または部分 的な凹みに積層することによって、畳本来の弾力性をよみがえらせることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による畳床12の第1実施例(インシュ
レーションボードからなる畳床基材22)を示す一部切
り欠いた斜視図である。
【図2】本考案による畳床12の第2実施例(藁からな
る畳床基材22)を示す一部切り欠いた断面図である。
【図3】本考案による畳床12の第3実施例(畳床12
に凹み12がある場合)を示す一部切り欠いた断面図で
ある。
【図4】(a)は、藁からなる畳床12を用いた従来の
畳9の平面図、(b)は、(a)におけるb−b線断面
図、(c)は、(a)におけるc−c線断面図である。
【図5】インシュレーションボードからなる畳床12を
用いた従来の畳9の断面図である。
【図6】他の畳床12を用いた従来の畳9の断面図であ
る。
【符号の説明】
9…畳、10…畳表、11…縁布、12…畳床、13…
畳糸、14…発泡スチロール板、15…弾性補強シー
ト、16…遠赤外線発生部材、17…抗菌剤、18…コ
ーナー材、21…凹み、22…畳床基材、23…軟質パ
ーチクル板、24…ハニカム板、25…シート、26…
粘着テープ。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畳床基材22の畳表10を張る側に、遠
    赤外線発生部材16と抗菌剤17を混入した弾性補強シ
    ート15を介在してなることを特徴とする畳床。
  2. 【請求項2】 畳床基材22の畳表10を張る側に、遠
    赤外線発生部材16と抗菌剤17を混入した弾性補強シ
    ート15を介在してなり、前記弾性補強シート15は、
    合成樹脂に遠赤外線を放射する遠赤外線発生部材16と
    抗菌性を有する抗菌剤17とを混合して数mmの厚さに
    成型してなり、前記合成樹脂は、弾力性、難燃性、無吸
    湿性に富み、経年変化がなく、廃棄還元型のEVAが用
    いられ、このEVA内に、遠赤外線の放射率の高い天然
    鉱物やセラミックなどの遠赤外線発生部材16と銀系の
    抗菌剤17を混合して成型してなることを特徴とする畳
    床。
  3. 【請求項3】 畳床基材22の畳表10を張る側に、遠
    赤外線発生部材16と抗菌剤17を混入した弾性補強シ
    ート15を介在してなり、前記弾性補強シート15は、
    合成樹脂に遠赤外線を放射する遠赤外線発生部材16と
    抗菌性を有する抗菌剤17とを混合して数mmの厚さに
    成型してなり、前記合成樹脂は、弾力性、難燃性、無吸
    湿性に富み、経年変化がなく、廃棄還元型のEVAが用
    いられ、このEVA内に、遠赤外線の放射率の高い天然
    鉱物やセラミックなどの遠赤外線発生部材16と銀系の
    抗菌剤17を混合して成型し、前記畳床基材22は、発
    泡スチロール板14の上下面に、木材のチップを圧縮し
    た軟質パーチクル板23を重ね合わせ、さらに最下面に
    シート25を積層したインシュレーションボードからな
    り、この畳床基材22に弾性補強シート15を積層し、
    全体を縫製してなることを特徴とする畳床。
  4. 【請求項4】 畳床基材22の畳表10を張る側に、遠
    赤外線発生部材16と抗菌剤17を混入した弾性補強シ
    ート15を介在してなり、前記弾性補強シート15は、
    合成樹脂に遠赤外線を放射する遠赤外線発生部材16と
    抗菌性を有する抗菌剤17とを混合して数mmの厚さに
    成型してなり、前記合成樹脂は、弾力性、難燃性、無吸
    湿性に富み、経年変化がなく、廃棄還元型のEVAが用
    いられ、このEVA内に、遠赤外線の放射率の高い天然
    鉱物やセラミックなどの遠赤外線発生部材16と銀系の
    抗菌剤17を混合して成型し、前記畳床基材22は、藁
    を圧縮したものからなり、この畳床基材22に弾性補強
    シート15を積層し、全体を縫製してなることを特徴と
    する畳床。
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