JPH08284302A - 天井ユニット、この天井ユニットを用いたライン型システム天井およびその施工方法 - Google Patents

天井ユニット、この天井ユニットを用いたライン型システム天井およびその施工方法

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JPH08284302A
JPH08284302A JP7089258A JP8925895A JPH08284302A JP H08284302 A JPH08284302 A JP H08284302A JP 7089258 A JP7089258 A JP 7089258A JP 8925895 A JP8925895 A JP 8925895A JP H08284302 A JPH08284302 A JP H08284302A
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JP
Japan
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ceiling
line
unit
base unit
work
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JP7089258A
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English (en)
Inventor
Takashi Fukumura
貴司 福村
Kenji Nakamura
健二 中村
Shinobu Yamazaki
忍 山崎
Koichi Noda
公一 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Boseki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Boseki Co Ltd
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Publication date
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B9/00Ceilings; Construction of ceilings, e.g. false ceilings; Ceiling construction with regard to insulation
    • E04B9/006Ceilings; Construction of ceilings, e.g. false ceilings; Ceiling construction with regard to insulation with means for hanging lighting fixtures or other appliances to the framework of the ceiling
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B9/00Ceilings; Construction of ceilings, e.g. false ceilings; Ceiling construction with regard to insulation
    • E04B9/18Means for suspending the supporting construction

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  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ライン型システム天井を手間をかけなくきわめ
て簡単に施工する。 【構成】天井ユニット1は、吊りボルト40に支持され
るジョイナー3と、このジョイナー3に支持されるとと
もに照明器具4、空調用吹き出し口5が取り付けられた
下地ユニット2と、互いに隣接する2つのラインの対応
するジョイナー3,3を連結する補強巾決め材6から構
成されている。これらの下地ユニット2、ジョイナー3
および補強巾決め材6はシステム天井の大きさに関係な
く、それぞれ所定寸法に設定されている。したがって、
工場で下地ユニット2、ジョイナー3および補強巾決め
材6を予め製造しかつ下地ユニット2に照明器具4およ
び吹き出し口5を一体に取り付けてユニットを予め形成
することにより、現場ではジョイナー3およびユニット
の取付作業だけで済む。これにより、施工が簡単にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、システム天井に用いら
れ、照明器具、空調用吹き出し口および設備プレート等
をまとめてユニット化した天井ユニット、この天井ユニ
ットを用いたライン型システム天井およびその施工方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、天井スラブに取り付けられた所定
数の吊りボルトにC字状のチャンネル(Cチャンネルと
いう)を吊り込むとともに、このCチャンネルに直交す
る方向に互いに平行なT字状のバー(以下、Tバーとい
う)を架設し、天井下地を組み込むとともに、照明器具
や吹き出し口等の設備機器を取り付け、更にこのTバー
に所定数のH字状のバー(以下、Hバーという)を架設
し、このHバーに天井ボードを組み付けて、設備機器や
天井ボードをシステムとして形成したシステム天井が開
発されている。
【0003】このようなシステム天井の一例として、従
来図31に示すような、照明器具や吹き出し口がライン
状に配設されたライン型のシステム天井がある。図31
において、101は吊りボルト、102はチャンネルハ
ンガー、103は主Cチャンネル、104はTバー、1
05および106は照明器具、107は吹き出し口、1
08は点検口、109は設備プレート、110は補助C
チャンネル、111はチャンネル接続金具、112はH
バー、113はHバー吊り金具、114は天井ボード、
115はL字状の廻り縁である。
【0004】このシステム天井の組立は、まず天井スラ
ブ(不図示)に取り付けられた吊りボルト101にチャ
ンネルハンガー102により所定数の主Cチャンネル1
03を吊り込む。次に、これらの主Cチャンネル103
に直交する方向に、所定間隔を置いた互いに平行な一対
のTバー104,104を所定数対架設する。これらの
一対のTバー104,104間に、照明器具105,10
6、吹き出し口107および設備プレート109を取り
付ける。更に、主Cチャンネル103に直交する方向に
補助Cチャンネル110を架設して直交ワイヤー111
で両チャンネルを直交状態に固定する。この補助Cチャ
ンネル110に所定数のHバー112をCHクリップ1
13で固定しかつHバー112の端部をTバー104に
支持する。そして、これらのHバー112間に天井ボー
ド114を組み付けてシステム天井が完成される。
【0005】一方、このようなシステム天井を施工する
にあたっては、従来は図32に示すように作業場所の全
面または半面の比較的広範囲にわたって足場を組んで施
工作業を行っている。このように広範囲の足場を組むこ
とにより、3〜4人の作業者が、この足場上で同時に作
業を行うことができるようになるとともに、足場の作業
台への登り降りを減らして無駄な移動が極力なくなり、
効率よく作業が行われるようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなシステム天井においては、照明器具105,106
および吹き出し口107の各位置や、主補助Cチャンネ
ル103およびTバー104の各位置と通り等を決定す
る必要があり、そのためにそれらの位置や通りを決める
ための墨出し作業が必要であった。また、主補助Cチャ
ンネル103およびTバー104の長さを調節するため
の切断等の下準備作業や一対のTバー104間の間隔
を、照明器具105,106や吹き出し口107が入る
ように整える調整作業等も必要となっている。このよう
に、システム天井を組み立てるためには、多くの細かい
作業があるため、組立作業に手間がかかるという問題が
ある。
【0007】更に、各天井下地は個別に作成していて自
由度が大きいため、施工者の技量によって施工精度にム
ラが生じて安定した高品質のシステム天井を容易に得る
ことができないという問題がある。
【0008】更に、照明器具105,106の本体を外
し、形成された開口から点検を行うこともできるように
なっているが、その場合照明器具105,106の固定
金具を外す等の手間がかかるとともに、外したときの照
明器具間の渡り配線に予め余裕をとっておく必要があ
り、渡り配線が必要以上に長くなってしまう。このた
め、点検作業に多くの手間がかかってしまうという問題
がある。
【0009】更に、このような問題を解決するために、
天井下地や照明器具等をまとめてユニット化することが
考えられるが、そのために新たにユニットを設計する
と、コストアップや従来のシステム天井との組合せが難
しいという別の問題も生じる。
【0010】更に、前述のように足場が広いため、作業
台上での部材の拾いや部材の運搬等のための作業者の無
駄な移動が多くならざるを得なくなっている。また、広
い範囲で天井組立作業の施工を行うことができるため、
施工手順が作業者によりまちまちで定まらなく、作業を
無駄に行ってしまう場合が多い。更に、足場が広いこと
から、足場の設置や足場の運搬に多くの手間がかかって
しまうという問題もある。
【0011】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、手間がかからなくきわめ
て簡単に施工することのできる天井ユニット、この天井
ユニットを用いたライン型システム天井およびその施工
方法を提供することである。
【0012】本発明の他の目的は、施工者によって精度
ムラがなく、高精度にかつ安定した高品質を得ることが
でき、しかも安価に形成することのできる天井ユニット
およびこの天井ユニットを用いたライン型システム天井
を提供することである。
【0013】本発明の更に他の目的は、点検を簡単に行
うことができる天井ユニットおよびこの天井ユニットを
用いたライン型システム天井を提供することである。本
発明の更に他の目的は、従来のシステム天井と簡単に組
み合わせることができ、しかも安価に形成することので
きる天井ユニットおよびこの天井ユニットを用いたライ
ン型システム天井を提供することである。
【0014】本発明の更に他の目的は、足場を比較的狭
くして施工者の無駄な移動をできるだけ少なくするとと
もに、施工手順を明確にして無駄な作業をなくし、効率
よく施工することができ、しかも足場の設置や運搬に手
間を省くこともできるライン型システム天井の施工方法
を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、吊りボルトに支持される予め
所定寸法に形成されたジョイナーと、予め所定寸法に形
成され、前記ジョイナーおよびこのジョイナーが配設さ
れる第1ラインに隣接する第2ラインに配設されるジョ
イナーどうしを連結する補強巾決め材と、前記第1ライ
ンに配設された隣接するジョイナー間に架設支持される
細長い下地ユニットと、この下地ユニットに一体化され
た設備機器とからなることを特徴としている。
【0016】また請求項2の発明は、前記下地ユニット
がその両端に長手方向に延びる側壁を有する断面U字状
に形成されており、これらの両側壁の下端にそれぞれ長
手方向に延びる一対の従来から使用されている断面T字
状のバーが一体化されていることを特徴としている。
【0017】更に請求項3の発明は、前記ジョイナー
が、予め所定の長さに形成されたC字状のチャンネル
と、このC字状のチャンネルに固定支持された下地ユニ
ット連結部材とからなり、下地ユニット連結部材がその
両端に一対の垂直連結部が形成された断面U字状に形成
され、前記一対の垂直連結部に前記下地ユニットの前記
両側壁が嵌合支持される支持部が形成されていることを
特徴としている。
【0018】更に請求項4の発明は、前記ジョイナーに
前記下地ユニットの位置決め部が形成されていることを
特徴としている。更に請求項5の発明は、前記下地ユニ
ットに、作業員がくぐり抜けることができる大きさの点
検用開口が形成されていることを特徴としている。
【0019】更に請求項6の発明は、前記設備機器の1
つが照明器具であり、前記点検用開口は前記下地ユニッ
トの照明器具取付部に形成されており、前記照明器具は
少なくとも発光体とこの発光体から発せられる光の反射
板とを有しており、前記反射板は前記点検用開口を隠蔽
するように設けられていることを特徴としている。
【0020】更に請求項7の発明は、前記設備機器の1
つが照明器具であるとともに、この照明器具は少なくと
も発光体とこの発光体から発せられる光の反射板とを有
しており、更に作業員がくぐり抜けることができる大き
さの点検用開口が前記下地ユニットの照明器具取付部に
形成されているとともに、前記反射板は前記点検用開口
を隠蔽するように設けられ、更に前記照明器具を前記下
地ユニットに組み立てる際にこの照明器具を前記下地ユ
ニットの所定位置に仮留めするクリップが設けられてい
ることを特徴としている。
【0021】更に請求項8の発明は、前記照明器具が更
に照明器具本体とこの照明器具本体の取り付けられる安
定器とを有しており、また前記照明器具本体は開口側が
互いに対向するようにかつ互いに平行に配設された一対
のC字状のチャンネルを有し、これら一対のC字状のチ
ャンネルに前記発光体が着脱可能に取り付けられるソケ
ットが支持されているとともに、前記一対のC字状のチ
ャンネルに前記安定器を取り付けるための所定数の取付
孔または取付溝が前記チャンネルの長手方向に設けられ
ていることを特徴としている。
【0022】更に請求項9の発明は、請求項1ないし8
のいずれか1記載の天井ユニットを所定数用いたライン
型システム天井であって、前記ジョイナーがラインに沿
って所定数配設されているとともに、前記ジョイナーの
うち隣接するジョイナー間に、設備機器が取り付けられ
た下地ユニットが架設されており、これらのジョイナー
および下地ユニットが配設されたラインが所定数互いに
平行に配設されているとともに、互いに隣接する2つの
ラインにおける対応するジョイナーどうしが前記補強巾
決め材によって互いに連結されており、更に前記補強巾
決め材間に所定数の矩形状の天井ボードが配設されてい
ることを特徴としている。
【0023】更に請求項10の発明は、互いに隣接する
2つのラインにおける下地ユニット間に、所定数の断面
H字状のバーが前記補強巾決め材と同方向に架設されて
おり、隣接する断面H字状のバーの底部に前記天井ボー
ドの長手方向側縁が支持されているとともに、一端側で
前記断面H字状のバーの頭部を保持するとともに他端側
で前記下地ユニットを保持する天井ボード落下防止金具
が前記下地ユニットと前記断面H字状のバーとの間に架
設されていることを特徴としている。
【0024】更に請求項11の発明は、請求項9または
10記載のライン型システム天井の組立作業を行う施工
方法であって、天井スラブへ所定数の吊りボルトを互い
に隣接する平行な2つのライン上に取り付ける工程と、
これらの吊りボルトに前記ジョイナーを取り付ける工程
と、互いに隣接する2つのラインにおける対応する前記
ジョイナーどうしを前記補強巾決め材で連結する工程
と、前記ジョイナーのレベルをおおまかに調整する工程
と、下地ユニットに前記設備機器が取り付けられて形成
されたユニットを、同じライン上の互いに隣接する前記
ジョイナー間に取り付ける工程と、前記ジョイナーにお
いて互いに隣接する2つの前記ユニットの端部間を連結
金具により連結する工程と、前記ラインの通りおよび前
記ジョイナーのレベルを微調整する工程と、前記互いに
隣接するライン間に天井ボードを施工する工程とからな
ることを特徴としている。
【0025】更に請求項12の発明は、更に所定数の足
場車にライン型システム天井の部品を搭載する工程と、
これらの足場車を前記駆動車に連結して移動可能な足場
を形成する工程と、この足場を前記ライン型システム天
井の組立の作業現場に配置する工程と、前記足場上で前
記ライン型システム天井の前記組立作業を行う工程と、
前記部品がなくなった足場車を前記駆動車から外すとと
もに部品を搭載した別の足場車を新たに前記駆動車に連
結する工程と、その作業位置での組立作業が終了した
ら、前記作業現場における次の作業位置に前記足場を前
記駆動車により移動する工程とからなることを特徴とし
ている。
【0026】更に請求項13の発明は、前記足場を、室
の一側に最も近いライン型システム天井の隣接する2つ
のラインの一端側に対応する位置に配置し、その位置で
前記組立作業を行うとともに、その組立作業が終了した
とき、前記足場をそのラインの次の作業位置に移動して
組立作業を行い、以後この足場の移動と組立作業とを繰
り返して行い、そのラインの終端側での組立作業が終了
したとき、これらのラインの一方のラインとこの一方の
ラインに隣接する次のラインに沿って足場の移動と組立
作業とを繰り返して行うことにより、室の一側から他側
に向かって順次前記足場の移動および組立作業を行うこ
とを特徴としている。
【0027】
【作用】このような構成をした本発明の天井ユニットお
よびライン型システム天井においては、ジョイナー、下
地ユニットおよび補強巾決め材がシステム天井の大きさ
に関係なく所定の寸法に形成されているので、これらの
部品は工場で予め製造することができる。また下地ユニ
ットには、照明器具や吹き出し口等の設備機器の取付開
口が設けられる。したがって、下地ユニットや補強巾決
め材の現場での切断作業が不要となるとともに、下地ユ
ニットに照明器具や吹き出し口等の設備機器が予め一体
化されているので、これらの設備機器の位置を決める墨
出し作業も不要となる。したがって、作業工数が低減
し、作業の省力化が可能となる。更に現場での切断作業
が不要となることから、現場での残材が少なく、残材処
理の手間が省けるとともに、単にユニットを接続するだ
けであるため、少人数で施工が可能となり、リニューア
ル工事にも柔軟にかつ簡単に適応することができるよう
になる。
【0028】なお、下地ユニット、照明器具および吹き
出し口は、工場でそれらを組み立てた後その組み立てた
ものを現場に搬入することもできるし、あるいはそれら
を現場で組み立てることもでき、それらの組立場所は自
由である。
【0029】更に、互いに隣接する下地ユニットがジョ
イナーに取り付けられて互いに接続されるようになる。
これにより、これらの下地ユニット間の寸法精度、下地
ユニットのT字状のバーの直角度および平行度が自動的
に出て、きれいな目地部が形成されるようになる。
【0030】更に、下地ユニットの間隔すなわちライン
間隔が補強巾決め材により決定されるようになる。した
がって、最初のラインの通りを調整すれば、後のライン
の通りは調整することなく自動的に決まることになり、
ラインの通りの調整作業の工数が低減し、調整作業の省
力化が可能となる。
【0031】更に現場では、工場で予め製造された下地
ユニットをジョイナーを介して単に接続するだけで天井
下地が形成される。したがって、システム天井の製造の
精度が施工者によってばらつくことが少なくなり、精度
が向上する。
【0032】更に、天井工、電気工およびダクト工等の
複数の業種で行われていた作業を、ユニット化により一
つの業種のみで行われるようにした。これにより、それ
ぞれの作業間のずれによる手待ちがなくなるばかりでな
く、部品の運搬時間の重複がなくなり、施工時間が大幅
に短縮されるようになる。
【0033】更に、吊りボルトによる天井の支持はジョ
イナーの部分だけではなく、補強巾決め材の任意の位置
でも行うことができるようになる。したがって、吊りボ
ルトを支持するスラブの位置のある程度の誤差に柔軟に
対応することができる。このことからも、ライン型シス
テム天井の形成は簡単になる。
【0034】更に、下地ユニットに形成された点検用開
口を作業員がくぐり抜けることにより、天井裏の点検作
業を簡単に行うことができるようになる。しかも、点検
用開口は、複数列のラインに下地ユニットの数だけ設け
られることになるから、点検作業の自由度が大きくな
り、点検作業が更に一層簡単になる。
【0035】更に、本発明のライン型システム天井の施
工方法においては、作業員の作業規模に合わせて足場の
大きさを限定する(従来より小規模)ことにより、作業
者の無駄な動きが低減し、効率よく施工ができるように
なる。
【0036】更に、足場を駆動車で次の作業位置に順次
移動させるようにしているので、作業位置を変える場合
にいちいち足場への登り降りをする必要がなく、移動が
きわめて楽になる。しかも、現時点で作業しない作業位
置に足場を組む必要はなく、足場の数が少なくて済むよ
うになるので、新たな足場の設置の手間や足場の取り壊
し移動の手間が大幅に低減する。そのうえ、作業所内に
現時点で作業しない足場が設けられないことにより、作
業所内がすっきりするとともに他の作業の邪魔になるこ
とがないので、作業をスムーズにかつより一層効率よく
行うことができるようになる。
【0037】更に、作業範囲および作業の手順が明確に
なるので、移動時間の無駄がなくなるとともに、作業の
ミスが低減して作業者毎に組立精度がそれほどばらつか
なく、安定した高品質のシステム天井が得られるように
なる。
【0038】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明にかかる天井ユニットおよびライン型
システム天井の第1実施例を部分的に示す分解斜視図で
ある。なお、この第1実施例の説明においては、図面に
示す通り2灯式の照明器具について説明しているが、本
発明は、これに限定されるものではない。
【0039】図1に示すように、この第1実施例の天井
ユニット1は、大きくは下地ユニット2、ジョイナー
3、照明器具4、空調用吹き出し口5、補強巾決め材
6、連結金具22および吊り金具39から構成されてい
る。
【0040】図2(a)ないし(c)に示すように、下
地ユニット2は、細長い長方形の板の両側縁を折り曲げ
て中央の平坦中央部2aと両側壁部2b,2cとからな
る断面U字状に形成されているとともに、長さ、巾およ
び高さがそれぞれ所定寸法に設定されている。平坦中央
部2aには、空調用の吹き出し口5が嵌合固定される設
備用開口7、両側端に二対の仮吊り用の穴8、後述する
照明器具4のソケット31,33が貫通する2対のソケ
ット貫通孔9,9,…、これらの2対のソケット貫通孔
9,9,…間に位置した作業員がくぐり抜けることができ
る程度の大きな点検用開口10、同一側にある二つのソ
ケット貫通孔9,9の間に位置して3灯増灯用の穴11,
11、グローランプ用穴12および非常照明用スイッチ
用穴13がそれぞれ穿設されている。3灯増灯用の穴1
1,11を設けることにより、容易に3灯に増灯が可能
にしている。なお、この増灯のために後述する照明器具
にもソケットの受けが設けられている。
【0041】両側壁部2b,2cの下端部には、それぞ
れ長手方向に折り曲げられて形成された折曲部2d,2
eが形成されている。これらの折曲部2d,2eより更
に下端部に、それぞれ上端に角筒状部14,15を有す
るTバー16,17が長手方向に接合されており、これ
らのTバー16,17により両側壁部2b,2cの強度が
増大されている。また、Tバー16,17の水平部16
b,17bは、上方にほぼ180度折り返された折り返
し部16c,17cが形成されている(後述する図13
に詳細に示す)。これらのTバー16,17を両側壁部
2b,2cに、治具を用いて機械接合することにより、
Tバー16,17の垂直部16a,17aの平行度および
Tバー16,17の水平部16b,17bの水平度の精度
が向上されている。このようにTバー16,17の平行
度および水平度の精度を向上させることにより、現場で
の組立作業時での位置調整が低減される。
【0042】また、図2(b)に示すように、平坦中央
部2aの長手方向の長さがTバー16,17の長さと等
しく設定されているとともに、両側壁部2b,2cの長
手方向の長さが平坦中央部2aおよびTバー16,17
の長さより短く設定されていて、両側壁部2b,2cの
両端が平坦中央部2aおよびTバー16,17の両端よ
り凹んだ形状とされている。このように両側壁部2b,
2cの両端を平坦中央部2aおよびTバー16,17の
両端より凹ませることにより、この下地ユニット2の端
に二点鎖線で示すように隣接する下地ユニット2′の一
端を当接させたとき、両下地ユニット2,2′の両側壁
部2c,2c′の端間に所定の間隙Aが形成されるよう
にしている(他側の両側壁部2b,2b′の端間にも、
同様に所定の間隙Aが形成されている)。この間隙A
に、後述するジョイナー3のCチャンネル18が貫通す
るようになっている(後述する図7に示す)。
【0043】図3(a)ないし(b)に示すように、ジ
ョイナー3は中央に配置された所定の長さに設定された
Cチャンネル18とこのCチャンネル18に嵌合されC
チャンネル18の上側フランジ部18aに固定支持され
る下地ユニット連結部材19とからなっている。下地ユ
ニット連結部材19は、その両端が折り曲げられて、C
チャンネル18に固定支持される平坦な中央支持部19
aと、後述するように隣接する2つの下地ユニット2,
2′の対向端部に嵌合してこれらの隣接する下地ユニッ
ト2,2′を連結する垂直連結部19b,19cとからな
る断面U字状に形成されている。中央支持部19aには
4個の切り込み突起20,20,…が形成されており、こ
れらの切り込み突起20,20,…は、照明器具4、空調
用吹き出し口5または設備プレート21(図1に図示)
が組み付けられた下地ユニット2を後述するようにこの
ジョイナー3に組み込むとき、下地ユニット2に穿設さ
れている仮吊り用穴8に、ジョイナーの突起20が嵌入
することにより、下地ユニット2の仮位置が決まるとと
もに下地ユニット2の落下を防止している。これによ
り、後述する連結金具22が組み込みし易くされてい
る。
【0044】また、垂直連結部19b,19cには、そ
れぞれCチャンネル18が貫通する矩形状の貫通孔19
dが穿設されている。なお、図3(c)には垂直連結部
19cに形成された貫通孔19dのみが図示され、垂直
連結部19bに形成された貫通孔は図示されていない
が、この貫通孔は貫通孔19dと同様に設けられてい
る。更に、垂直連結部19b,19cの下端部には、そ
れぞれCチャンネル18と直交する方向に折り曲げられ
て形成された折曲部19e,19fが形成されている。
両側壁部2b,2cの間隔は、折曲部19e,19fが下
地ユニット2の折曲部2d,2eの内側に嵌合可能な大
きさに設定されている。これらの折曲部19e,19f
は本発明の支持部を構成し、下地ユニット2の両側壁部
2b,2cを支持するようになっている。更に垂直連結
部19b,19cには、ビス64(図13に図示)が貫
通する4個の取付孔19g,19g,…が穿設されてい
る。
【0045】一方中央支持部19aには、Cチャンネル
18のウェブ部18cに当接接合される垂直壁19hが
折り曲げられて形成されている。更に、Cチャンネル1
8の下側フランジ部18cには、下地ユニット2のTバ
ー16,17の位置決め用切欠23,24が形成されてい
る。後述するように、下地ユニット2がジョイナー3に
嵌挿されたとき、これらの位置決め用切欠23,24に
下地ユニット2の角筒状部14,15がそれぞれ嵌合す
るようになっている(図13に、位置決め用切欠23に
角筒状部14が嵌合することが図示されている)。この
ように、これらの位置決め用切欠23,24に角筒状部
14,15がそれぞれ嵌合することにより、下地ユニッ
ト2のジョイナー3への吊り込み時、Tバー16,17
の位置決めが簡単になるとともに、Tバー16,17の
直角度を高精度にかつ簡単に出すことができるようにさ
れている。
【0046】図1に示すように、照明器具4は、照明器
具本体25と、反射板26と、それぞれ2個の蛍光管貫
通孔27a,27aを有する一対のソケット目隠し板2
7,27と、2本の蛍光管28,28とからなっている。
図4(a)ないし(c)に示すように、照明器具本体2
5は、互いに平行にかつ内側が互いに対向するように配
置された2本のCチャンネル29,30と、これらのC
チャンネル29,30の両端部どうし間にそれぞれ架け
渡されかつ固定されているとともに、それぞれ2個のソ
ケット31,31;33,33おを支持するソケット支持
板32と、Cチャンネル29,30に架け渡されかつ固
定されている安定器34とからなっている。各ソケット
支持板32,32には、それぞれ2個のソケット31,3
1;33,33の間に位置して3灯増灯用のソケットの
ための受け32a,32aが設けられている。
【0047】また、Cチャンネル29,30の上側フラ
ンジ部には、ソケット支持板32および安定器34をそ
れぞれ固定するビス(図4(c)に一例として安定器34
を固定するためのビス35が図示されている)が貫通す
る所定数のビス貫通孔36,36,…が所定数所定間隔を
置いて穿設されている。後述するように、これらのビス
貫通孔36,36,…により、安定器34が図4(a)お
よび(b)に示す所定位置に設けることができないよう
な場合、安定器34の設置位置を変更調節できるように
なっている。これらのビス貫通孔36,36,…は本発明
の取付孔を構成している。また、ビス貫通孔36はCチ
ャンネル29,30の上側フランジ部の端縁に開口する
取付溝でもよい。
【0048】また、本実施例では図4(a)に二点鎖線
で示すように照明器具本体25を下地ユニット2に一体
的に組み付ける際に照明器具本体25と下地ユニット2
とを仮留めする仮留めクリップ66が設けられていると
ともに、このクリップ66が係止するための穴67が所
定数だけ(図示例では左右4コントロール)だけCチャ
ンネル29,30にそれぞれ設けられている。図5に示
すように仮留めクリップ66は弾性材から形成されてい
るとともに、側面から見てほぼコ字状に形成されてい
る。上側の腕部には、側面形状がV字状とされた係止部
66aが形成されているとともに、下側の腕部には、ほ
ぼ平坦な部材受け部66bが形成されている。そして、
下地ユニット2の中央平坦部2aに形成されている例え
ば点検用開口10を利用して、図6に示すように下地ユ
ニット2の所定位置の上に照明器具本体25を載置した
後、仮留めクリップ66の部材受け部66bを下地ユニ
ット2の中央平坦部2aの裏側にあてがうとともに、係
止部66aを照明器具本体25のCチャンネル29の穴
67に嵌合係止する。これにより、照明器具本体25を
下地ユニット2に仮留めするようにしている。図4
(a)に示すように仮留めクリップ66によるこの仮留
めは、穴67に対応して行われる。
【0049】更に図4(c)に示すように、各Cチャン
ネル29,30の少なくとも一方(図示例では両方)の
内側に、各ソケット31,33および安定器34にそれ
ぞれ電気的に接続される配線37,38が収容かつ固定
されている。
【0050】所定数の下地ユニット2を長手方向にライ
ン状に配列したとき、互いに隣接する下地ユニット2,
2′の両側壁部2b,2b′;2c,2c′間は連結金具
22によって外側から連結されるようになっている。図
7(a)および(b)に示すように、この連結金具22
はほぼ矩形状の平板を折り曲げて形成されており、下地
ユニット2の角筒状部14,15を抱き抱えるように保
持する保持部22aと、この保持部22aの上部に形成
された下地ユニット2の側壁部2b,2cに当接かつ固
定される固定部22bと、保持部22aの上部に形成さ
れた、下地ユニット2のTバー16,17の垂直部16
a,17aに固定される固定部22cとからなってい
る。また、固定部22bと保持部22aの一部とには、
補強巾決め材6のCチャンネルが貫通する切欠溝22d
が形成されている。更に、Tバー固定部22cの長手方
向両端部に、それらの一部が折り曲げられて、Tバー1
6,17の垂直部16a,17aに当接する爪22e,2
2fがそれぞれ形成されているとともに、Tバー固定部
22cの下端部には、折り曲げられて、Tバー16,1
7の水平部16b,17bに当接する押さえ部22gが
それぞれ形成されている。その場合、押さえ部22gの
端縁がTバー16,17の折り返し部16c,17cに当
接しており、これによりTバー16,17どうしの接続
部の通りが直線状にきれいに出るようになる。更に、連
結金具22には、ビス64(図13に図示)が貫通する
4個の取付孔22h,22h,…が穿設されている。
【0051】ジョイナー3は、吊り金具39によって天
井スラブ(不図示)に吊り下げ固定された従来の周知の
吊りボルト40(図1に図示)に吊持される。図8
(a)および(b)に示すように、側面「5」字状に折
曲、形成されている。吊り金具39の上部は吊りボルト
40に固定されるボルト固定部39aとされており、こ
のボルト固定部39aには吊りボルト40が貫通する貫
通孔41が穿設されている。吊り金具39の下部はジョ
イナー3および補強巾決め材6の各Cチャンネルを支持
するコ字状の支持部39bとされている。図8(b)に
二点鎖線で示すように、この支持部39bの内側にジョ
イナー3のCチャンネル18が嵌合支持されるととも
に、このジョイナー3のCチャンネル18の内側に補強
巾決め材6のCチャンネルが嵌合支持され、かつボルト
42によって両Cチャンネル6,18が共締めによって
支持部39bに固定されるようになっている。
【0052】更に、下地ユニット2をライン状に配列し
たとき、下地ユニット2の長さが室の寸法に必ずしもマ
ッチしなく、下地ユニット2の長さより短い間隙を生じ
る場合が考えられる。そこで、本第1実施例において
は、この間隙を埋めるためにボーダーユニットが設けら
れている。図9(a)ないし(c)に示すように、この
ボーダーユニット43は、その一端側の断面形状および
この断面形状の寸法が前述の図2(c)に示す下地ユニ
ット2の断面形状およびこの断面形状の寸法とまったく
等しく設定されている。その場合、中央平坦部43a、
側壁部43b,43c、折曲部43d,43e、Tバー4
6,47の一部の角筒状部44,45が、それぞれ下地ユ
ニット2の中央平坦部2a、側壁部2b,2c、折曲部
2d,2e、角筒状部14,15と対応している。またボ
ーダーユニット43の中央から他端側はTバー46,4
7のみとなっている。その場合、垂直部46a,47
a、水平部46b,47bおよび折り返し部46c,47
cが、それぞれ下地ユニット2におけるTバー16,1
7の垂直部16a,17a、水平部16b,17bおよび
折り返し部16c,17cと対応している。Tバー46,
47間は点検用開口48として使用可能となっている。
補強巾決め材6はCチャンネルからなり、ジョイナー3
のCチャンネル18の内側に嵌合可能な大きさにかつ所
定の長さに設定されている。
【0053】そして、下地ユニット2、ジョイナー3、
補強巾決め材6、連結金具22、吊り金具39、および
ボーダーユニット43はともに予め工場で製造され、現
場に搬送されるようになっている。なお、下地ユニット
2と照明器具4と吹き出し口5とを一体にしたユニット
55は現場または工場において組み立てられるが、その
組立はまず照明器具本体25を、ソケット31,31;
33,33がそれぞれ対応するソケット貫通孔9,9,…
を貫通するようにして下地ユニット2の上側に載置した
後、仮留めクリップ66(図4(a)に図示)によりこの
照明器具本体25を下地ユニット2の上面に取り付け
る。また、下地ユニット2の下側に反射板26および照
明器具本体25をセットし、図示しないビスにより取り
付ける。更に、空調用の吹き出し口5を下地ユニット2
の設備用開口7に嵌合し、保持金具により固定する。こ
のようにして、下地ユニット2に照明器具本体25およ
び吹き出し口5を取り付けたユニット55を完成する。
【0054】このように構成された本第1実施例の天井
ユニット1を用いて、ライン型のシステム天井を施工す
る方法について、説明する。図10に示すように、まず
予め設置された天井スラブ(不図示)に吊りボルト40
を取り付けた後、この吊りボルト40に吊り金具39の
貫通孔41を嵌合して、ナット49によりこの吊り金具
39を吊りボルト40に固定する。次に、この吊り金具
39にジョイナー3を吊るとともに、下地ユニット2の
配置するライン方向と直交する方向のジョイナー3どう
しを補強巾決め材6で連結する。その場合、図8(b)
に示すように支持部39bの内側に下地ユニット2のC
チャンネル18を嵌合し、またCチャンネル18の内側
に補強巾決め材6のCチャンネルを嵌合して、ボルト4
2によって両Cチャンネル6,18を共締めして支持部
39bに固定する。また、ジョイナー3のレベルは大ま
かに調整しておく。図12に示すように補強巾決め材6
の中間を吊りボルト40に取り付けられたチャンネルハ
ンガー54により支持する。補強巾決め材6の直交方向
にCチャンネル51,52(天井支持用)を取り付け、
Cチャンネル接続金具53により固定支持する。
【0055】次に、ライン方向に配置されている隣接す
るジョイナー3の間に、図10に示すようにこのユニッ
ト55を吊り込む。その場合、図13に示すように、ジ
ョイナー3における垂直連結部19b,19cの折曲部
19e,19fの外側に下地ユニット2の両側壁2b,2
cの折曲部2d,2eが嵌合するようにして、下地ユニ
ット2の一端部を垂直連結部19b,19cの一端から
嵌挿して組み込む(図13には、垂直連結部19b、折
曲部19e、側壁2bおよび折曲部2d側のみが図示さ
れているが、反対側の垂直連結部19c、折曲部19
f、側壁2cおよび折曲部2e側もこれと左右対称であ
るだけでまったく同じであるので、説明においては符号
を付記する)。このとき、下地ユニット2の両側壁部2
b,2cの端部がジョイナー3のCチャンネル18に当
接するまで下地ユニット2の一端部を垂直連結部19
b,19cに嵌挿する。この状態では、角筒状部14,1
5がそれぞれジョイナー3の折曲部19e,19fとC
チャンネル18の下側フランジ部18cとの間に位置す
るようになる。また、吊り金具39は、ユニット55の
下地ユニット2の両側方に位置するようになる。
【0056】次に、同様にして隣接するユニット55′
(先に取り付けたユニット55と識別するために単
に「′」を付与して表記する、図示しないがユニット5
5′の構成部品の符号も同様に「′」を付与して表記す
る)における下地ユニット2′の他端部をこのジョイナ
ー3における垂直連結部19b,19cの他端から嵌挿
するとともに下地ユニット2の一端と隣接する下地ユニ
ット2′の他端とを当接させる。こうして、ユニット5
5と隣接するユニット55′をライン方向のジョイナー
3間に吊り込む。そして、この状態で連結金具22を、
図7に示すように切欠溝22dがジョイナー3のCチャ
ンネル18に嵌合するようにしかつ保持部22aが下地
ユニット2および隣接する下地ユニット2′の各角筒状
部15,15′に嵌合するようにするとともに下地ユニ
ット2の一端部の側壁2cおよび隣接する下地ユニット
2′の他端部の側壁2c′間にまたがるようにして配置
して、図13に示すようにビス64を連結金具22の取
付孔22h、Tバー16の取付孔、ジョイナー3の取付
孔19gを貫通することにより、連結金具22、下地ユ
ニット2,2′の両側壁2b,2c;2′b,2′cおよび
ジョイナー3の垂直連結部19cを共締めする。同様
に、下地ユニット2,2′の反対側の側壁2b,2b′に
おいても連結金具22、下地ユニット2,2′およびジ
ョイナー3の垂直連結部19bを共締めする。なお、ビ
ス64に代えて、リベットあるいはボルト等の周知の固
着具を用いることもできる。こうして、互いに隣接する
下地ユニット2,2′を連結することにより、互いに隣
接するユニット55,55′間を接続する。その後、吊
りボルト40の吊り金具39を調節してこれらのユニッ
ト55,55′のレベルを調整する。
【0057】次いで、隣接するユニット55′の下地ユ
ニット2′の一端側が嵌挿された次のジョイナー3に、
更に次に隣接するユニット55″の下地ユニット2″の
他端側を嵌挿して吊り込む。そして、前述と同様にして
連結金具22で、ジョイナー3に既に一端側が嵌挿され
た下地ユニット2′と新たに嵌挿された下地ユニット
2″とを連結する。こうして、新たなユニット55″を
ライン方向のジョイナー3間に順次吊り込み、図10に
示すようにライン状に配設する。そして、ユニット55
が配設できる間隙がない室の端縁部においては、図9に
示すボーダーユニット43が吊り込まれる。このボーダ
ーユニット43の吊り込みにおいては、その他端側を前
述のユニット55の下地ユニット2とまったく同様にジ
ョイナー3に嵌挿して吊り込む。そして、前述と同様に
して連結金具22で、ジョイナー3に既に一端側が嵌挿
された下地ユニット2とこのボーダユニット43とを連
結する。更にボーダーユニット43の一端側を、図10
に示すようにLチャンネルからなる廻り縁50の水平部
に載置するとともに、L字状の連結金具56でボーダー
ユニット43のTバー46,47と廻り縁50の垂直部
とを連結する。こうして、ユニット55およびボーダー
ユニット43をライン状に配設する。なお、梁57がス
ラブから下方へ垂下していて、安定器34に当接するよ
うな場合は、図14に示すように安定器34の取付位置
を安定器34が梁57に当接しない位置に変更するよう
にする。そして、他のラインにおいても同様にしてユニ
ット55およびボーダーユニット43をライン状に配設
して、室の上部の全体に天井ユニットを吊りボルト40
および廻り縁50に吊り込む。
【0058】次に、図1に示すようにHバー68を用い
て天井ボード58を従来と同様の方法で組付施工する。
その場合、図15に示すようにTバー16,17とHバ
ー68とは天井ボード落下防止用金具70により固定さ
れる。図16に示すように、この天井ボード落下防止用
金具70は、Tバー16,17;46,47の頭部すなわ
ち角筒状部14,15;44,45を保持するTバー保持
部71と、Hバー68の頭部を保持するHバー保持部7
2と、これらTバー保持部71およびHバー保持部72
を互いに直交する方向となるように連結する連結部73
とから構成されている。Tバー保持部71には係止爪7
1aと係止部71bとが設けられている。図17に示す
ように係止爪71aが角筒状部14,15;44,45に
係止してこれを保持する。また、係止部71bは側面か
ら見てほぼU字状に形成されていて、下地ユニット2の
両側壁部2b,2cとTバー16,17の各筒状部14,
15との間に係止するようになっている。このとき、係
止部71bは折曲部2d,2eに当接するまで深く挿入
される。なお、ボーダーユニット43の両側壁部43
b,43cについても同様である。また、Hバー保持部
72には係止爪72aが設けられていて、係止爪72a
がHバー68の頭部に係止してこれを保持するようにな
っている。
【0059】ところで、この天井ボード落下防止用金具
70は、従来は図18および図19に示すような形状と
されている。なお、図18および図19において、従来
の天井ボード落下防止用金具と本発明の天井ボード落下
防止用金具70とを識別するために、従来の天井ボード
落下防止用金具の構成要素には、対応する本発明の天井
ボード落下防止用金具70の構成要素と同じ符号
に「′」を付して表記する。この従来の天井ボード落下
防止用金具70′は本発明の天井ボード落下防止用金具
70とほとんど同じ構成をしているが、Tバー保持部7
1′がTバー保持部71と異なる。すなわち、図19に
示すように従来の天井ボード落下防止用金具70′のT
バー保持部71′には角筒状部14,15に係止する一
対の係止爪71′aが設けられているだけで、本発明の
天井ボード落下防止用金具70の係止部71bは設けら
れていない。この従来の天井ボード落下防止用金具7
0′を本発明のTバー16,17とHバー68との連結
に用いた場合には、下地ユニット2の両側壁2b,2c
の折曲部2d,2eに、係止爪71′を貫通させるため
の孔を設けなければならない。このため、孔開け作業が
必要となり工数が増える。これに対して、本発明の天井
ボード落下防止用金具70の係止部71bは筒状部1
4,15と両側壁部2b,2cとの間に係止させるだけで
済むので、折曲部2d,2eに孔を設ける必要はない。
したがって、余分な作業を必要としなく、工数の増大を
阻止することができるようになる。
【0060】そして、隣接するHバー68の下側フラン
ジ部の間、および補強巾決め材6の下側フランジ部とH
バー68の下側フランジ部との間に、天井ボード58を
組み付け施工して、ライン型のシステム天井を完成す
る。
【0061】このように形成された天井ユニット1およ
びライン型システム天井においては、蛍光管28、反射
板27を取り外すだけで、作業員がくぐり抜けることが
できる点検用開口10が室内に露出するようになるの
で、この点検用開口10から天井裏の点検作業を簡単に
行うことができるようになる。しかも、照明器具本体2
5を取り外す必要がないので、配線を余分に長くする必
要はなく、その分をコストを節約できるとともに、点検
時に配線が邪魔になることはなく、点検作業が更に一層
簡単になる。
【0062】更に、CチャンネルやTバー等の汎用部材
を用いてユニット55,43を形成しているため、コス
トを低減することができる。吊りボルト40による天井
ユニット1の吊り込みはジョイナー3の部分だけではな
く、補強巾決め材6の任意の位置でも行うことができる
ため、吊りボルト40を支持するスラブの位置のある程
度の誤差に柔軟に対応することができる。したがって、
このことからもシステム天井の形成は簡単になる。
【0063】更に、天井工、電気工およびダクト工等の
複数の業種で行われていた作業を、ユニット化により一
つの業種のみで天井を施工できるため、それぞれの作業
時間のずれによる手待ちがなくなるばかりでなく、部品
の運搬時間の重複がなくなり、施工時間を大幅に短縮で
きる。
【0064】更に、工場で予め所定寸法に製造されたプ
レカット部材を使用しているため、現場での残材が少な
く、残材処理の手間が省ける。また、単にユニットを接
続するだけであるため、少人数で速く施工が可能とな
り、リニューアル工事にも柔軟にかつ簡単に適応するこ
とができる。
【0065】更に、互いに隣接するユニットがジョイナ
ー3に吊り込まれ、かつジョイナー3の垂直連結部19
b,19cと連結金具22によって互いに接続される
と、これらのユニット間の寸法精度、Tバー16,17
の直角度および平行度が自動的に出て、きれいな目地が
得られるようになる。
【0066】更に、下地ユニット2、ジョイナー3、補
強巾決め材6、連結金具22、吊り金具39、およびボ
ーダーユニット43が予め工場で製造される。また、下
地ユニット2には照明器具や吹き出し口等の設備機器の
取付開口があるため、下地ユニット2のTバー16,1
7や補強巾決め材6のCチャンネルの現場での切断作業
が不要となるとともに、照明器具4および吹き出し口5
の位置を決める墨出し作業も不要となる。したがって、
作業工数が低減し、作業の省力化が可能となる。
【0067】また、ユニット55の間隔すなわちライン
間隔が補強巾決め材6により決定されるようになる。し
たがって、最初のラインの通りを調整すれば、後のライ
ンの通りは自動的に決まることになり、ラインの通りの
調整作業の工数が低減し、調整作業の省力化が可能とな
る。
【0068】更に現場では、ユニット55を組み立て、
ジョイナー3を介して単に接続するだけで済むようにな
る。したがって、システム天井の製造の精度が施工者に
よってばらつくことが少なくなり、精度が向上する。
【0069】図20は本発明のライン型システム天井の
第2実施例を部分的に示す模式図である。本第2実施例
は、前述の第1実施例のライン型システム天井の一部
に、第1実施例のユニット55を従来の施工法により組
み合わせたものである。図20に示すように、スラブ下
に梁57があり、設備用開口7形成部分の下地ユニット
2に当接する場合は、下地ユニット2の設備用開口の部
分の平坦中央部2aと両側壁部2b,2cとを削除し
て、下地ユニット2のこの部分をTバー16,17のみ
にして、従来の施工法と同様にTバー16,17のみを
ジョイナー3に吊り込むようにしている。このようにし
て、本第2実施例では、梁57とユニット55との干渉
を回避するとともに、第1実施例の施工法と従来の施工
法とを簡単に組み合わせることができるようになる。
【0070】図21は、本発明の第3実施例を示す図2
0と同様の図である。前述の第1実施例では、室端部の
間隙にボーダーユニット43を用いて第1実施例の施工
法のみによりシステム天井を形成するようにしている
が、図21に示すように本第3実施例では、室端部の間
隙にTバー59のみを用いて従来の施工法により形成し
ている。このようにして、この第3実施例も、室端部に
おいて第1実施例の施工法によるものと従来の施工法に
よるものとを簡単に組み合わせることができるようにな
っている。
【0071】図22は、本発明の第4実施例を模式的に
示し、(a)は断面図、(b)は下面図である。図22
に示すようにこの第4実施例は、下地ユニット2の両側
のTバー16,16;17,17をそれぞれ2本ずつ平行
に設けている。それぞれの2本のTバー16,16間お
よびTバー17,17間は、空調吹き出し口として、ま
たは設備機器等の取付位置として使用されるようになっ
ている。
【0072】図23は、本発明の第5実施例を示し、
(a)は平面図、(b)は正面図である。図23に示す
ように本第5実施例は、図2に示す第1実施例の下地ユ
ニット2を直列に2個配置して一体に長尺ユニットとし
て形成している。このように長尺ユニットとして形成す
ることにより下地ユニット2の数が低減するので、下地
ユニット2のジョイナー3への吊り込み回数および下地
ユニット2どうしの接続回数が低減する。したがって、
作業工数が低減して手間がかからなくなり、作業がより
一層簡単になる。また、下地ユニット2の2個分が一通
となるので、ラインの通りの精度が向上する。
【0073】前述の第1ないし第5実施例では、ユニッ
トが40Wの2灯並列型のユニットとされているライン
型システム天井について説明しているが、本発明の天井
ユニットを用いることにより、これに限ることなく、種
々のバリエーションが考えられる。
【0074】図24は、そのようなバリエーションの一
つを部分的にかつ模式的に示す図である。図24に示す
バリエーションは40Wの1灯型のユニットとされてい
る。その場合、このバリエーションでは隣接するライン
間の間隔が、前述の各実施例に比べて短く設定されてい
る。このように、照明器具4を細かく配置することによ
り、照度分布が向上するようになる。
【0075】図25に示すバリエーションは40Wの1
灯型のユニット55を「ロ」字状に配設したロ型のシス
テム天井としている。また、図26に示すバリエーショ
ンは40Wの1灯型のユニット55を「十」字状に配設
したスター型のシステム天井としている。
【0076】図27は、本発明の他のバリエーションを
模式的に示す図である。図27(a)ないし(d)に示
すように、本バリエーションは、40W用に形成された
ユニット55を20W用のユニットとして使用するよう
にしている。すなわち、図27(b)に示す例は、40
W用に形成されたユニット55の下地ユニット2の点検
用開口10を利用し、20W照明器具を取り付けてい
る。これにより、2灯の20Wの蛍光管28,28が取
り付けられるようになっている。ユニット55の他の部
分には間仕切り60が設けられている。また、図27
(c)に示す例は、下地ユニット2の設備用開口7およ
び点検用開口10を利用し、2台の20W照明器具を取
り付けている。これにより、2対の20Wの蛍光管2
8,28;28,28が直列に取り付けられるようになっ
ている。ユニット55の一端部および2対の蛍光管の間
の部分には、それぞれ間仕切り60,60が設けられて
いる。更に、図27(d)に示す例は、図27(c)に
示す例において一方の間仕切り60と一対の蛍光管2
8,28の代わりに、大きな間仕切り60が設けられて
いる。
【0077】このようにバリエーションでは、40W用
に形成されたユニット55を20W用のユニットとして
使用することが可能となる。その場合、下地ユニット2
の設備用開口7および点検用開口10を利用して20W
用のユニットに変更しているので、天井ボード58を取
り外すことなく、変更が可能となり、変更作業がきわめ
て簡単になる。
【0078】図28は、本発明のシステム天井を施工す
る方法を説明する図である。図28に示すように、電動
駆動車によって移動する足場61をシステム天井のユニ
ットラインに沿って移動させながら、天井ユニット1を
吊り込むようにしている。
【0079】図29に示すように、この足場61は電動
駆動車62と、8台の足場車63,63,…とから構成さ
れている。電動駆動車62は、作業員が矩形状の運転操
作および部品運搬兼組立作業台62aと、図示しないが
この運転操作兼作業台62aの4角から下方に向けて延
設された4本の脚と、図示しないがこれらの脚に鉛直軸
廻りに回動可能に取り付けられた4個の車輪と、図示し
ないが運転操作および部品運搬兼組立作業台62a下に
設置された例えば電動モータのような駆動手段と、図示
しないが電動駆動車62の車輪にブレーキをかける制動
手段と、運転操作および部品運搬兼組立作業台62a上
に設けられて駆動手段の駆動および駆動停止の操作、制
動手段を作動する操作、電動駆動車62の操向を制御す
る操作等の電動駆動車62の運転操作を行う操作手段6
2bとからなっている。その場合、4個の車輪のうち少
なくとも左右一対の車輪が駆動手段により回転する駆動
輪であり、また4個の車輪のうち少なくとも左右一対の
車輪が操作手段62bにより前後進方向、左右横方向お
よび斜め前後進方向に操舵制御される操向輪である(操
向輪は駆動輪であってもよい)。また、操向輪以外の車
輪は、360度操向自在とされている。電動モータの動
力伝達機構および操舵機構は、図示していないが従来周
知の機構のものでよい。
【0080】足場車63は、矩形状の部品運搬兼組立作
業台63aと、この部品運搬兼組立作業台63aの4角
から下方に向けて延設された4本の脚63b,63b,…
(奥の1本は不図示)と、これらの脚63b,63b,…
に鉛直軸廻りに回動可能に取り付けられた4個の車輪6
3c,63c,…とからなっている。4個の車輪63c,
63c,…は360度操向自在とされている。図30に
示すように、足場車63は、矩形状の部品運搬兼組立作
業台63aは中央で折曲可能となっているとともに、部
品運搬兼組立作業台63aと4本の脚63b,63b,…
との間も折り畳み可能となっている。したがって、足場
車63は不使用時にはコンパクトに折り畳まれて保管さ
れるようになっているとともに、使用時には図示のよう
に展開された状態にロックされて保持されるようになっ
ている。
【0081】電動駆動車62と足場車63および足場車
63どうしは、それぞれ図示しない連結係止手段によ
り、連結、分離自在とされている。連結係止手段は、例
えばフックとこのフックが係止する係止輪とからなるよ
うな従来周知でありかつ操作が手動により簡単に行うこ
とができるものでよい。
【0082】そして、電動駆動車62のみの足場61で
システム天井の組立作業を行う場合は、保管場所に保管
されているシステム天井の構成部品を電動駆動車62に
搭載し、また、電動駆動車62と足場車63とからなる
足場61でシステム天井の組立作業を行う場合は、部品
を作業順序により必要な部品から順番に各足場車63に
搭載しかつその足場車63を手動で移動することにより
この構成部品を運搬し、作業現場に配備されている電動
駆動車62に連結係止する。その場合、電動駆動車62
に連結係止する足場車63の数は、現場での作業規模等
に応じて適宜の数を連結するようにする。こうして、電
動駆動車62単独でまたは電動駆動車62に所定数の足
場車63が連結係止された足場61を完成する。なお、
図示例では、電動駆動車62の3辺に配置された3台の
足場車63を含む計8台の足場車63が電動駆動車62
または他の足場車63に連結係止されていて、横方向3
列に並設されている。足場車63の他の配列でもよいこ
とは言うまでもない。
【0083】次に、このように構成された足場61を用
いてシステム天井の組立作業を行う施工方法について説
明する。図28に示すように、足場61を室の一側にお
けるシステム天井のユニットラインの端に配置する。こ
こで、前述のシステム天井の作業におけるジョイナー
3、ユニット55、および補強巾決め材6等の吊り込み
作業を行う。この吊り込み作業が終了したら、電動駆動
車62を運転して矢印で示すようにユニットラインに沿
って足場61を移動し、次の作業位置に停止する。この
作業位置で前述と同様にシステム天井の作業を行い、そ
の作業が終了すると、足場61を更に次の作業位置に移
動し、そこでシステム天井の作業を行う。そのユニット
ラインの他端での作業を終了すると、足場61を隣のユ
ニットラインに移動し、作業を行う。次いで、新たなユ
ニットラインに沿って逆方向に足場61を移動しかつ作
業を繰り返すことにより、そのユニットラインの室のシ
ステム天井の組立作業を行う。そして、システム天井の
構成部品がなくなった足場車63を、他の作業者が足場
61から切り放すとともに、部品保管場所に移動し、代
わりに、構成部品を搭載した新たな足場車63を移動し
て来て足場61に連結係止する。このように、部品がな
くなった足場車63を部品を搭載した足場車63と順次
交換して作業を行うようにする。こうして、足場61を
蛇行移動させかつ作業を繰り返すことにより、室の一側
から他側まで順次システム天井の組立作業を行い、シス
テム天井を完成する。
【0084】このようなシステム天井の施工方法におい
ては、作業規模に合わせて足場の大きさを設定できるの
で、作業者の無駄な動きが低減し、効率よく施工ができ
るようになる。
【0085】また、足場61を電動駆動車62で次の作
業位置に順次移動させるようにしているので、作業位置
を変える場合にいちいち足場への登り降りをする必要が
なく、移動がきわめて楽になる。しかも、現時点で作業
しない作業位置に足場を組む必要はなく、足場61の数
が少なくて済むようになるので、新たな足場の設置の手
間や足場の取り壊し移動の手間が大幅に低減する。その
うえ、作業所内に現時点で作業しない足場が設けられな
いことにより、作業所内がすっきりするとともに他の作
業の邪魔になることがないので、作業をスムーズにかつ
より一層効率よく行うことができるようになる。
【0086】更に、作業範囲および作業の手順が明確に
なるので、移動時間の無駄がなくなるとともに、作業の
ミスが低減して作業者毎に組立精度がそれほどばらつか
なく、安定した高品質のシステム天井が得られるように
なる。
【0087】なお、この本発明の施工方法は前述のシス
テム天井の組立作業の施工方法に限定されるものではな
く、他の天井の施工方法を始め、天井スラブに取り付け
た吊りボルトに例えば装飾物等の他の部品を吊り込む作
業にも適用することができる。
【0088】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の天井ユニットおよびライン型システム天井によれば、
接続具、下地ユニットおよび補強巾決め材等の部品を工
場で予め製造できるようになるので、現場での部品の切
断作業や設備機器の位置を決める墨出し作業等の余分な
作業が不要となる。したがって、作業工数を低減できる
とともに、作業の省力化を確実に図ることができる。更
に現場での部品の切断作業がほとんどなくなることか
ら、残材が少なって現場での残材処理の手間を省くこと
ができるとともに、ライン型システム天井の施工を少人
数で行うことができ、しかもリニューアル工事にも柔軟
にかつ簡単に適応することができる。
【0089】また、互いに隣接する下地ユニットを接続
具により接続するようになるので、これらの下地ユニッ
ト間の寸法精度、下地ユニットのT字状のバーの直角度
および平行度を自動的に高度に出すことができるととも
に、きれいな目地部を得ることができる。
【0090】更に、互いに隣接する2つのラインの間隔
を補強巾決め材により決定するようにしているので、最
初のラインの通りを調整するだけで、後のラインの通り
を調整することなく自動的に決定することができる。こ
れにより、ラインの通りの調整作業の工数を低減でき
て、調整作業の省力化を確実に図れることができる。
【0091】更に工場で予め製造されたユニットを接続
具を介して単に接続するだけで済むようにしているの
で、現場でのシステム天井の製造の精度の施工者による
ばらつきを低減でき、精度をより一層向上できる。
【0092】更に、天井作業、電気作業および空調のダ
クト作業等の複数の種類の作業を、一つの天井ユニット
の吊り込み作業のみで行うようにしているので、それぞ
れの作業間のずれによる手待ちがなくなるばかりでな
く、部品の運搬時間の重複がなくなる。これにより、施
工時間を大幅に短縮できるようになる。
【0093】更に、天井ユニットの吊り込みを接続具の
部分だけではなく、補強巾決め材の任意の位置でも行う
ことができるようになるので、吊りボルトを支持するス
ラブの位置のある程度の誤差に柔軟に対応することがで
きる。これにより、ライン型システム天井の形成を更に
一層簡単にできる。
【0094】更に、下地ユニットに形成された点検用開
口により天井裏の点検作業を簡単に行うことができるば
かりでなく、点検用開口を複数列のラインに下地ユニッ
トの数だけ設けているので、点検作業の自由度を大きく
でき、点検作業を更に一層簡単にできる。そして、この
点検用開口を照明機器の反射板によって室内から隠蔽す
るようにしているので、点検用開口を設けても室内から
の外観を向上することができる。
【0095】更に、下地ユニットや補強巾位置決め材に
CチャンネルやTバー等の汎用部材を用いることができ
るので、この汎用部材を用いることにより、コストをよ
り一層低減することができる。
【0096】更に、本発明のライン型システム天井の施
工方法によれば、作業員の作業規模に合わせて足場の大
きさを設定するようにしているので、足場を適正な大き
さに形成することができる。これにより、作業者の無駄
な動きを低減でき、効率よく施工ができるようになる。
【0097】更に、足場を駆動車で次の作業位置に順次
移動させるようにしているので、足場への登り降りをす
ることなく、足場をきわめて簡単に移動できる。しか
も、足場の数が少なくて済むので、新たな足場の設置の
手間や足場の取り壊し移動の手間を大幅に低減できる。
そのうえ、作業所内に余分な足場を設けないので、作業
所内をすっきり簡潔にすることができるとともに足場を
他の作業の邪魔にならないようにすることができる。こ
れにより、作業をスムーズにかつより一層効率よく行う
ことができる。
【0098】更に、作業範囲および作業の手順を明確に
なるようにしているので、移動時間の無駄をなくすこと
ができるとともに、作業のミスを低減して作業者毎に組
立精度がそれほどばらつかないようにすることができ
る。これにより、安定した高品質のシステム天井を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる天井ユニットおよびライン型
システム天井の第1実施例を部分的に示す分解斜視図で
ある。
【図2】 図1に示す第1実施例に用いられる下地ユニ
ットを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)
は(b)におけるIIC-IIC線に沿う断面図である。
【図3】 図1に示す第1実施例に用いられるジョイナ
ーを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は
右側面図である。
【図4】 図1に示す第1実施例に用いられる照明器具
本体を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)
は(a)におけるIVC-IVC線に沿う断面図である。
【図5】 本発明に用いられる仮留めクリップを示す斜
視図である。
【図6】 図5に示す仮留めクリップの仮留め状態を示
す断面図である。
【図7】 図1に示す実施例に用いられる連結金具を示
し、(a)は正面図、(b)は右側面図である。
【図8】 図1に示す実施例に用いられる吊り金具を示
し、(a)は正面図、(b)は右側面図である。
【図9】 図1に示す実施例に用いられるボーダーユニ
ットを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)
は(b)におけるIXC-IXC線に沿う断面図、(d)は
(b)におけるIXD-IXD線に沿う断面図である。
【図10】 図1に示す第1実施例の天井ユニットを組
み立てた状態を部分的に示す斜視図である。
【図11】 図10に示す組み立てられた天井ユニット
の補強巾決め材とこれと直交するCチャンネルとの固定
を部分的に示す斜視図である。
【図12】図10に示す組み立てられた天井ユニットの
補強巾決め材の吊持を部分的に示す斜視図である。
【図13】図1に示す第1実施例における下地ユニット
とジョイナーと連結金具との連結状態を部分的に示す断
面図である。
【図14】天井スラブから垂下されている梁のため、安
定器およびソケット支持板の設置位置を変更する場合を
説明する。
【図15】下地ユニットのTバーとHバーとの連結部を
示す斜視図である。
【図16】下地ユニットのTバーとHバーとの連結部に
用いられる天井ボード落下防止用金具を示す斜視図であ
る。
【図17】図15におけるXVII-XVII線に沿う断面図で
ある。
【図18】下地ユニットのTバーとHバーとの連結部に
用いられる従来の天井ボード落下防止用金具を示す斜視
図である。
【図19】図18に示す従来の天井ボード落下防止用金
具によるTバーとHバーとの連結部を示す断面図であ
る。
【図20】本発明の第2実施例である天井ユニットを部
分的に示す模式図である。
【図21】本発明の第3実施例である天井ユニットを部
分的に示す模式図である。
【図22】本発明の第4実施例である天井ユニットを部
分的に示す模式図である。
【図23】本発明の第5実施例である天井ユニットを部
分的に示す模式図である。
【図24】本発明のバリエーションを部分的に示す模式
図である。
【図25】本発明の他のバリエーションを部分的に示す
模式図である。
【図26】本発明の更に他のバリエーションを部分的に
示す模式図である。
【図27】本発明の更に他のバリエーションを部分的に
示す模式図である。
【図28】本発明のライン型システム天井の施工方法を
説明する図である。
【図29】図28に示す施工方法に用いられる足場を模
式的に示す斜視図である。
【図30】図29に示す足場を構成する足場車の折り畳
み状態を示す図である。
【図31】従来のライン型システム天井を部分的に示す
斜視図である。
【図32】従来のライン型システム天井の施工方法の一
例を説明する図である。
【符号の説明】
1…天井ユニット、2…下地ユニット、2b,2c…側
壁部、2d,2e…折曲部、3…ジョイナー、4…照明
器具、5…吹き出し口、6…補強巾決め材、7…設備用
開口、8…仮吊り用の穴、9…ソケット貫通孔、10…
点検用開口、11…3灯増灯用の穴、12…グローラン
プ用穴、13…非常照明用スイッチ用穴、14,15…
Tバーの一部の角筒状部、16,17…Tバー、18…
Cチャンネル、19…下地ユニット連結部材、19b,
19c…垂直連結部、19d…貫通孔、19e,19f
…折曲部、20…切り込み突起、21…設備プレート、
22…連結金具、23,24…位置決め用切欠、25…
照明器具本体、26…反射板、27…ソケット目隠し
板、28…蛍光管、29,30…Cチャンネル、31,3
3…ソケット、32…ソケット支持板、32a…3灯増
灯用のソケットの受け、34…安定器およびソケット支
持板、34a…3灯増灯用のソケットの受け、35…ビ
ス、36…ビス貫通孔、37,38…配線、39…吊り
金具、40…吊りボルト、42…ボルト、43…ボーダ
ーユニット、43b,43c…側壁部、43d,43e…
折曲部、44,45…Tバーの一部の角筒状部、46,4
7…Tバー、48…点検用開口、50…廻り縁、51,
52…Cチャンネル、53…チャンネル接続金具、54
…チャンネルハンガー、55,55′…ユニット、57
…梁、58…天井ボード、59…Tバー、60…間仕切
り、61…足場、62…電動駆動車、62a…部品運搬
兼組立作業台、62b…操作手段、63…足場車、63
a…部品運搬兼組立作業台、63b…脚、63c…車
輪、64…ビス、65…ナット、66…仮留めクリッ
プ、67…仮留めクリップが係止する穴、68…Hバ
ー、69…ソートラン、70…天井ボード落下防止用金
具、71…Tバー保持部、71a…係止爪、71b…係
止部、72…Hバー保持部、72a…係止爪

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊りボルトに支持される予め所定寸法に
    形成されたジョイナーと、予め所定寸法に形成され、前
    記ジョイナーおよびこのジョイナーが配設される第1ラ
    インに隣接する第2ラインに配設されるジョイナーどう
    しを連結する補強巾決め材と、前記第1ラインに配設さ
    れた隣接するジョイナー間に架設支持される細長い下地
    ユニットと、この下地ユニットに一体化された設備機器
    とからなることを特徴とする天井ユニット。
  2. 【請求項2】 前記下地ユニットはその両端に長手方向
    に延びる側壁を有する断面U字状に形成されており、こ
    れらの両側壁の下端にそれぞれ長手方向に延びる一対の
    断面T字状のバーが一体化されていることを特徴とする
    請求項1記載の天井ユニット。
  3. 【請求項3】 前記ジョイナーは、予め所定の長さに形
    成されたC字状のチャンネルと、このC字状のチャンネ
    ルに固定支持された下地ユニット連結部材とからなり、
    下地ユニット連結部材はその両端に一対の垂直連結部が
    形成された断面U字状に形成され、前記一対の垂直連結
    部に前記下地ユニットの前記両側壁が嵌合支持される支
    持部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の
    天井ユニット。
  4. 【請求項4】 前記ジョイナーに前記下地ユニットの位
    置決め部が形成されていることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれか1記載の天井ユニット。
  5. 【請求項5】 前記下地ユニットに、作業員がくぐり抜
    けることができる大きさの点検用開口が形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1記載の
    天井ユニット。
  6. 【請求項6】 前記設備機器の1つが照明器具であり、
    前記点検用開口は前記下地ユニットの照明器具取付部に
    形成されており、前記照明器具は少なくとも発光体とこ
    の発光体から発せられる光の反射板とを有しており、前
    記反射板は前記点検用開口を隠蔽するように設けられて
    いることを特徴とする請求項5記載の天井ユニット。
  7. 【請求項7】 前記設備機器の1つが照明器具であると
    ともに、この照明器具は少なくとも発光体とこの発光体
    から発せられる光の反射板とを有しており、更に作業員
    がくぐり抜けることができる大きさの点検用開口が前記
    下地ユニットの照明器具取付部に形成されているととも
    に、前記反射板は前記点検用開口を隠蔽するように設け
    られ、更に前記照明器具を前記下地ユニットに組み立て
    る際にこの照明器具を前記下地ユニットの所定位置に仮
    留めするクリップが設けられていることを特徴とする請
    求項2ないし4のいずれか1記載の天井ユニット。
  8. 【請求項8】 前記照明器具が更に照明器具本体とこの
    照明器具本体の取り付けられる安定器とを有しており、
    また前記照明器具本体は開口側が互いに対向するように
    かつ互いに平行に配設された一対のC字状のチャンネル
    を有し、これら一対のC字状のチャンネルに前記発光体
    が着脱可能に取り付けられるソケットが支持されている
    とともに、前記一対のC字状のチャンネルに前記安定器
    を取り付けるための所定数の取付孔または取付溝が前記
    チャンネルの長手方向に設けられていることを特徴とす
    る請求項6または7記載の天井ユニット。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1記載の天
    井ユニットを所定数用いたライン型システム天井であっ
    て、 前記ジョイナーがラインに沿って所定数配設されている
    とともに、前記ジョイナーのうち隣接するジョイナー間
    に、設備機器が取り付けられた下地ユニットが架設され
    ており、これらのジョイナーおよび下地ユニットが配設
    されたラインが所定数互いに平行に配設されているとと
    もに、互いに隣接する2つのラインにおける対応するジ
    ョイナーどうしが前記補強巾決め材によって互いに連結
    されており、更に前記補強巾決め材間に所定数の矩形状
    の天井ボードが配設されていることを特徴とするライン
    型システム天井。
  10. 【請求項10】互いに隣接する2つのラインにおける下
    地ユニット間に、所定数の断面H字状のバーが前記補強
    巾決め材と同方向に架設されており、隣接する断面H字
    状のバーの底部に前記天井ボードの長手方向側縁が支持
    されているとともに、一端側で前記断面H字状のバーの
    頭部を保持するとともに他端側で前記下地ユニットを保
    持する天井ボード落下防止金具が前記下地ユニットと前
    記断面H字状のバーとの間に架設されていることを特徴
    とする請求項9記載のライン型システム天井。
  11. 【請求項11】請求項9または10記載のライン型シス
    テム天井の組立作業を行う施工方法であって、 天井スラブへ所定数の吊りボルトを互いに隣接する平行
    な2つのライン上に取り付ける工程と、これらの吊りボ
    ルトに前記ジョイナーを取り付ける工程と、互いに隣接
    する2つのラインにおける対応する前記ジョイナーどう
    しを前記補強巾決め材で連結する工程と、前記ジョイナ
    ーのレベルをおおまかに調整する工程と、下地ユニット
    に前記設備機器が取り付けられて形成されたユニット
    を、同じライン上の互いに隣接する前記ジョイナー間に
    取り付ける工程と、前記ジョイナーにおいて互いに隣接
    する2つの前記ユニットの端部間を連結金具により連結
    する工程と、前記ラインの通りおよび前記ジョイナーの
    レベルを微調整する工程と、前記互いに隣接するライン
    間に天井ボードを施工する工程とからなることを特徴と
    するライン型システム天井の施工方法。
  12. 【請求項12】更に所定数の足場車にライン型システム
    天井の部品を搭載する工程と、これらの足場車を前記駆
    動車に連結して移動可能な足場を形成する工程と、この
    足場を前記ライン型システム天井の組立の作業現場に配
    置する工程と、前記足場上で前記ライン型システム天井
    の前記組立作業を行う工程と、前記部品がなくなった足
    場車を前記駆動車から外すとともに部品を搭載した別の
    足場車を新たに前記駆動車に連結する工程と、その作業
    位置での組立作業が終了したら、前記作業現場における
    次の作業位置に前記足場を前記駆動車により移動する工
    程とからなることを特徴とする請求項11記載のライン
    型システム天井の施工方法。
  13. 【請求項13】前記足場を、室の一側に最も近いライン
    型システム天井の隣接する2つのラインの一端側に対応
    する位置に配置し、その位置で前記組立作業を行うとと
    もに、その組立作業が終了したとき、前記足場をそのラ
    インの次の作業位置に移動して組立作業を行い、以後こ
    の足場の移動と組立作業とを繰り返して行い、そのライ
    ンの終端側での組立作業が終了したとき、これらのライ
    ンの一方のラインとこの一方のラインに隣接する次のラ
    インに沿って足場の移動と組立作業とを繰り返して行う
    ことにより、室の一側から他側に向かって順次前記足場
    の移動および組立作業を行うことを特徴とする請求項1
    2記載のライン型システム天井の施工方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008095354A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Top Rise Kk 天井構造
US8453989B2 (en) 2007-09-28 2013-06-04 Uhchida Yoko Co., Ltd. Suspension device
JP2015187341A (ja) * 2014-03-26 2015-10-29 株式会社日建設計 ライン型天井構造体
KR102361173B1 (ko) * 2021-01-22 2022-02-14 주식회사 에이치씨씨 반도체 제조에 사용되는 풉 저장장치

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KR960038010A (ko) 1996-11-19

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