JPH05295845A - ライン式天井のユニット化工法 - Google Patents
ライン式天井のユニット化工法Info
- Publication number
- JPH05295845A JPH05295845A JP4047329A JP4732992A JPH05295845A JP H05295845 A JPH05295845 A JP H05295845A JP 4047329 A JP4047329 A JP 4047329A JP 4732992 A JP4732992 A JP 4732992A JP H05295845 A JPH05295845 A JP H05295845A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceiling
- equipment
- unit
- line
- ceiling unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
- Automatic Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 天井部品の点数の減少化が図られ、設備ライ
ンの作業が向上し、さらに施工の省力化が図られるライ
ン式天井のユニット化工法を提供することを目的として
いる。 【構成】 照明機器、空調設備及び防火設備等の設備が
組み込まれたライン式天井のユニット化工法である。こ
の天井の工法は、格子状に組まれた天井フレーム4に、
照明機器、空調設備や防火設備等の設備ラインの一部が
一体化された設備天井ユニットを主構成部材としてい
る。そして、先ず、床レベルの作業台上において、前記
天井フレーム4に設備ラインの一部を一体化してなる設
備天井ユニットを複数組製作し、天井部の主梁間の下方
位置まで運搬し、順次主梁間の天井部に吊りボルト17
を介して吊り下げ配置して列状の設備天井ユニット列を
形成する。
ンの作業が向上し、さらに施工の省力化が図られるライ
ン式天井のユニット化工法を提供することを目的として
いる。 【構成】 照明機器、空調設備及び防火設備等の設備が
組み込まれたライン式天井のユニット化工法である。こ
の天井の工法は、格子状に組まれた天井フレーム4に、
照明機器、空調設備や防火設備等の設備ラインの一部が
一体化された設備天井ユニットを主構成部材としてい
る。そして、先ず、床レベルの作業台上において、前記
天井フレーム4に設備ラインの一部を一体化してなる設
備天井ユニットを複数組製作し、天井部の主梁間の下方
位置まで運搬し、順次主梁間の天井部に吊りボルト17
を介して吊り下げ配置して列状の設備天井ユニット列を
形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井面に一方向のみの
見切りが入るライン式天井のユニット化工法に関し、詳
しくは、照明機器、空調設備及び防火設備等の設備ライ
ンが組み込まれた天井に関する。
見切りが入るライン式天井のユニット化工法に関し、詳
しくは、照明機器、空調設備及び防火設備等の設備ライ
ンが組み込まれた天井に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、照明機器、空調設備及び防火設備
等が組み込まれている天井を施工する場合には、複数の
施工業者により各工程の施工が行われていた。すなわ
ち、上記天井を施工する場合には、予め計画された工程
手順に従い、天井の大枠部を組み込む工程、照明等を組
み込む電気設備工程、吹出口、パッケージエアコンを設
ける空調設備、排水管や給水管を設ける衛生設備工程、
スプリンクラーや感知器等を設ける防火設備工程を、異
なる施工業者が入れ替わり施工を行っているのが現状で
あった。さらに、各設備工程を行う同一の施工業者の中
においても、更に細分化されて異なる施工業者(例えば
ダクト工事では配管工、保温工、塗装工)により作業が
行われていた。
等が組み込まれている天井を施工する場合には、複数の
施工業者により各工程の施工が行われていた。すなわ
ち、上記天井を施工する場合には、予め計画された工程
手順に従い、天井の大枠部を組み込む工程、照明等を組
み込む電気設備工程、吹出口、パッケージエアコンを設
ける空調設備、排水管や給水管を設ける衛生設備工程、
スプリンクラーや感知器等を設ける防火設備工程を、異
なる施工業者が入れ替わり施工を行っているのが現状で
あった。さらに、各設備工程を行う同一の施工業者の中
においても、更に細分化されて異なる施工業者(例えば
ダクト工事では配管工、保温工、塗装工)により作業が
行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記方法に
より天井施工を行う場合には、、以下に示す問題が発生
していた。 各設備工程を異なる施工業者が段階的に独自の施工
管理で行っていたため、各設備用の専用部品が増えてし
まい、部品点数が多い天井構造となっていた。 取付手間や複雑な工程間の調整の手間がかかるとと
もに、施工業者間(工程間)の調整ミスによる作業の手
直しが発生するおそれがあった。 天井部の狭い空間で各設備の配管接続作業などを行
わなければならず、さらには、天井面となる天井板を床
面位置から引き揚げる作業を頻繁に行わなければなら
ず、作業能率が極めて悪かった。
より天井施工を行う場合には、、以下に示す問題が発生
していた。 各設備工程を異なる施工業者が段階的に独自の施工
管理で行っていたため、各設備用の専用部品が増えてし
まい、部品点数が多い天井構造となっていた。 取付手間や複雑な工程間の調整の手間がかかるとと
もに、施工業者間(工程間)の調整ミスによる作業の手
直しが発生するおそれがあった。 天井部の狭い空間で各設備の配管接続作業などを行
わなければならず、さらには、天井面となる天井板を床
面位置から引き揚げる作業を頻繁に行わなければなら
ず、作業能率が極めて悪かった。
【0004】これら問題を解決する手段として、作業性
の良い床レベルにおいて、下地フレーム(天井枠部材)
に、予め天井面となる複数の天井板を設置しておくとと
もに、上述した各設備を前記下地フレームに取付けてお
き、フォークリフトのように昇降自在な機械手段により
下地フレーム全体を天井レベルまで上げて天井部に吊り
下げ設置してなり、天井施工の大幅な省力化が図られる
天井のユニット化工法が開発されてきた。
の良い床レベルにおいて、下地フレーム(天井枠部材)
に、予め天井面となる複数の天井板を設置しておくとと
もに、上述した各設備を前記下地フレームに取付けてお
き、フォークリフトのように昇降自在な機械手段により
下地フレーム全体を天井レベルまで上げて天井部に吊り
下げ設置してなり、天井施工の大幅な省力化が図られる
天井のユニット化工法が開発されてきた。
【0005】しかしながら、上記天井の施工方法は、下
地フレームが複数ユニットに分割されて下地フレームご
とに見切りが入るクロス天井(天井面に縦、横に碁盤状
の見切りが入る天井デザイン)を施工する場合には適用
可能であるが、ライン式天井(天井面に一方向のみの見
切りが入る天井デザイン)を施工する場合には、複数ユ
ニットに分割された下地フレーム(予め、天井板が取り
付けられている。)どうしを接続すると、天井板どうし
の接続誤差を吸収することが難しく、却って天井板の仕
上げ作業等に多くの労力が費やされるため適用は不可能
であった。
地フレームが複数ユニットに分割されて下地フレームご
とに見切りが入るクロス天井(天井面に縦、横に碁盤状
の見切りが入る天井デザイン)を施工する場合には適用
可能であるが、ライン式天井(天井面に一方向のみの見
切りが入る天井デザイン)を施工する場合には、複数ユ
ニットに分割された下地フレーム(予め、天井板が取り
付けられている。)どうしを接続すると、天井板どうし
の接続誤差を吸収することが難しく、却って天井板の仕
上げ作業等に多くの労力が費やされるため適用は不可能
であった。
【0006】したがって、ライン式天井を施工する場合
には、上述した問題点を解決する段階までには、まだ達
していなかった。
には、上述した問題点を解決する段階までには、まだ達
していなかった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、天井部品の点数の減少化が図られ、設備ラインの作
業が向上し、さらに施工の省力化が図られるライン式天
井のユニット化工法を提供することを目的としている。
で、天井部品の点数の減少化が図られ、設備ラインの作
業が向上し、さらに施工の省力化が図られるライン式天
井のユニット化工法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
ライン式天井のユニット化工法は、照明機器、空調設備
及び防火設備等の設備が組み込まれたライン式天井のユ
ニット化工法であって、格子状に組まれた天井フレーム
に、照明機器、空調設備や防火設備等の設備ラインの一
部が一体化された設備天井ユニットを主構成部材とし、
先ず、床レベルの作業台上において、前記天井フレーム
に設備ラインの一部を一体化してなる設備天井ユニット
を複数組製作し、かつ各設備天井ユニットに必要な天井
面を形成する天井板をまとめて積載しておき、次に、各
設備天井ユニットを、天井部の互いに平行に延在してい
る主梁間の下方位置まで運搬し、順次主梁間の天井部に
吊りボルトを介して吊り下げ配置し、かつ天井フレーム
どうしを接続することにより列状の設備天井ユニット列
を形成し、次に、他の主梁間にも各設備天井ユニットを
天井部に吊りボルトを介して連設して設備天井ユニット
列を形成していき、次に、各設備天井ユニット列の長手
方向の両サイドに設けられた開口部から各設備天井ユニ
ットの設備ラインの接続作業を行い、次に、各設備天井
ユニット列の両サイドに、天井板を受ける受け金具を装
着し、さらに、各設備天井ユニット上に積載されている
前記天井板を天井フレームで受けながら設置し、かつ設
備天井ユニット列間に前記受け金具で受けながら天井板
を設置してライン式の天井を形成することを特徴とする
ものである。
ライン式天井のユニット化工法は、照明機器、空調設備
及び防火設備等の設備が組み込まれたライン式天井のユ
ニット化工法であって、格子状に組まれた天井フレーム
に、照明機器、空調設備や防火設備等の設備ラインの一
部が一体化された設備天井ユニットを主構成部材とし、
先ず、床レベルの作業台上において、前記天井フレーム
に設備ラインの一部を一体化してなる設備天井ユニット
を複数組製作し、かつ各設備天井ユニットに必要な天井
面を形成する天井板をまとめて積載しておき、次に、各
設備天井ユニットを、天井部の互いに平行に延在してい
る主梁間の下方位置まで運搬し、順次主梁間の天井部に
吊りボルトを介して吊り下げ配置し、かつ天井フレーム
どうしを接続することにより列状の設備天井ユニット列
を形成し、次に、他の主梁間にも各設備天井ユニットを
天井部に吊りボルトを介して連設して設備天井ユニット
列を形成していき、次に、各設備天井ユニット列の長手
方向の両サイドに設けられた開口部から各設備天井ユニ
ットの設備ラインの接続作業を行い、次に、各設備天井
ユニット列の両サイドに、天井板を受ける受け金具を装
着し、さらに、各設備天井ユニット上に積載されている
前記天井板を天井フレームで受けながら設置し、かつ設
備天井ユニット列間に前記受け金具で受けながら天井板
を設置してライン式の天井を形成することを特徴とする
ものである。
【0009】また、請求項2記載のライン式天井のユニ
ット化工法は、格子状に組まれた天井フレームに、照明
機器、空調設備や防火設備等の設備ラインの一部が一体
化された設備天井ユニットと、天井板のみの荷重を受け
る天井ユニットを主構成部材とし、先ず、床レベルの作
業台上において、前記天井フレームに設備ラインの一部
を一体化してなる設備天井ユニットを複数組製作し、か
つ各設備天井ユニットに必要な天井面を形成する天井板
をまとめて積載しておき、次に、各設備天井ユニット
を、天井部の互いに平行に延在している主梁間の下方位
置まで運搬し、順次主梁間の天井部に吊りボルトを介し
て吊り下げ配置し、かつ天井フレームどうしを接続する
ことにより列状の設備天井ユニット列を形成し、次に、
他の主梁間にも各設備天井ユニットを天井部に吊りボル
トを介して連設して設備天井ユニット列を形成してい
き、次に、各設備天井ユニット列の長手方向のサイドに
前記天井ユニットを天井部から吊りボルトを介して配設
し、さらに、各設備天井ユニット上に積載されている前
記天井板を天井フレームで受けながら設置し、かつ天井
ユニットに天井板を設置してライン式の天井を形成する
ことを特徴とするものである。
ット化工法は、格子状に組まれた天井フレームに、照明
機器、空調設備や防火設備等の設備ラインの一部が一体
化された設備天井ユニットと、天井板のみの荷重を受け
る天井ユニットを主構成部材とし、先ず、床レベルの作
業台上において、前記天井フレームに設備ラインの一部
を一体化してなる設備天井ユニットを複数組製作し、か
つ各設備天井ユニットに必要な天井面を形成する天井板
をまとめて積載しておき、次に、各設備天井ユニット
を、天井部の互いに平行に延在している主梁間の下方位
置まで運搬し、順次主梁間の天井部に吊りボルトを介し
て吊り下げ配置し、かつ天井フレームどうしを接続する
ことにより列状の設備天井ユニット列を形成し、次に、
他の主梁間にも各設備天井ユニットを天井部に吊りボル
トを介して連設して設備天井ユニット列を形成してい
き、次に、各設備天井ユニット列の長手方向のサイドに
前記天井ユニットを天井部から吊りボルトを介して配設
し、さらに、各設備天井ユニット上に積載されている前
記天井板を天井フレームで受けながら設置し、かつ天井
ユニットに天井板を設置してライン式の天井を形成する
ことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明の請求項1記載のライン式天井のユニッ
ト化工法によれば、余分なフレームを使用せずに天井仕
上げと設備の複合化を効率的に図った構造とされている
ので、天井施工の際の部品点数の減少化が図られる。
ト化工法によれば、余分なフレームを使用せずに天井仕
上げと設備の複合化を効率的に図った構造とされている
ので、天井施工の際の部品点数の減少化が図られる。
【0011】また、必要な天井板を予め複数枚積載した
状態で設備天井ユニットが天井部に吊り下げ設置される
ので、天井板のみの揚重作業がなくなるとともに、設備
天井ユニット列の両サイドから開口する開口部において
設備ラインの配管接続作業等を行うことができるので、
作業効率が向上する。
状態で設備天井ユニットが天井部に吊り下げ設置される
ので、天井板のみの揚重作業がなくなるとともに、設備
天井ユニット列の両サイドから開口する開口部において
設備ラインの配管接続作業等を行うことができるので、
作業効率が向上する。
【0012】また、設備天井ユニット列間は、装着され
た受け金具に天井板の縁部を載置して設置するだけなの
で、設備天井ユニット列間の寸法誤差等を容易に吸収す
ることができる。
た受け金具に天井板の縁部を載置して設置するだけなの
で、設備天井ユニット列間の寸法誤差等を容易に吸収す
ることができる。
【0013】さらに、同一形状の設備天井ユニットを複
数組使用してライン式天井を施工することができるの
で、墨出しの一元化と省力化を図ることができる。
数組使用してライン式天井を施工することができるの
で、墨出しの一元化と省力化を図ることができる。
【0014】また、設備天井ユニットを、床レベルの作
業台上において下向き作業で製作することができるの
で、軽作業化を実現することができる。
業台上において下向き作業で製作することができるの
で、軽作業化を実現することができる。
【0015】また、請求項2記載のライン式天井のユニ
ット化工法によれば、上記作用に加えて、天井全てをユ
ニット化し同一の作業手順で施工できるので、作業効率
が大幅に向上する。
ット化工法によれば、上記作用に加えて、天井全てをユ
ニット化し同一の作業手順で施工できるので、作業効率
が大幅に向上する。
【0016】また、天井ユニットは、天井板のみの荷重
を支持すれば良いため、軽量化して部材のハンドリング
性を向上し、ローコスト化が図られる。また、天井ユニ
ットを使用することにより、さらに部品数の低減を図る
ことができる。
を支持すれば良いため、軽量化して部材のハンドリング
性を向上し、ローコスト化が図られる。また、天井ユニ
ットを使用することにより、さらに部品数の低減を図る
ことができる。
【0017】
【実施例】本発明のライン式天井のユニット化工法の第
1の実施例について、図1ないし図12を参照して説明
する。本実施例の特徴は、図3に示す設備天井ユニット
1を主な構成部材とし、この設備天井ユニット1を、図
1に示すように、柱2の上部間に延在している主梁3、
3間の天井部から複数連設して吊り下げ配置して複数の
設備天井ユニット列R…を形成しておき、設備天井ユニ
ット列Rの各設備天井ユニット1構成する天井フレーム
4に天井板5を設置し、設備天井ユニット列R、R間に
天井板5を架け渡して設置することによりライン式天井
を施工するものである。
1の実施例について、図1ないし図12を参照して説明
する。本実施例の特徴は、図3に示す設備天井ユニット
1を主な構成部材とし、この設備天井ユニット1を、図
1に示すように、柱2の上部間に延在している主梁3、
3間の天井部から複数連設して吊り下げ配置して複数の
設備天井ユニット列R…を形成しておき、設備天井ユニ
ット列Rの各設備天井ユニット1構成する天井フレーム
4に天井板5を設置し、設備天井ユニット列R、R間に
天井板5を架け渡して設置することによりライン式天井
を施工するものである。
【0018】設備天井ユニット1は、図3に示すよう
に、略格子状に組み込まれた天井フレーム4と、この天
井フレーム4に一体化された照明機器7、空調設備8や
防火設備9等の設備ラインPの一部とで概略構成されて
いる。天井フレーム1は、軽量な金属材を使用し、断面
略T型形状の一対のT型バー10aが長手方向に連設さ
れて形成されたWT型バー10と、平行に離間配置され
たWT型バー10、10間の上部にそれらと直交して固
定された3本のチャンネル材11と、チャンネル材11
の下部にWT型バー10と平行に固定されたT型バー1
2とで構成されている。そして、WT型バー10とT型
バー12の下部で対向しているフランジ部10b、12
bには、縁部を載置して天井板5が設置されるようにな
っている。また、WT型バー10の端部には、設備天井
ユニット1を天井部から吊り下げ配置する吊りボルト1
7が配設されている。
に、略格子状に組み込まれた天井フレーム4と、この天
井フレーム4に一体化された照明機器7、空調設備8や
防火設備9等の設備ラインPの一部とで概略構成されて
いる。天井フレーム1は、軽量な金属材を使用し、断面
略T型形状の一対のT型バー10aが長手方向に連設さ
れて形成されたWT型バー10と、平行に離間配置され
たWT型バー10、10間の上部にそれらと直交して固
定された3本のチャンネル材11と、チャンネル材11
の下部にWT型バー10と平行に固定されたT型バー1
2とで構成されている。そして、WT型バー10とT型
バー12の下部で対向しているフランジ部10b、12
bには、縁部を載置して天井板5が設置されるようにな
っている。また、WT型バー10の端部には、設備天井
ユニット1を天井部から吊り下げ配置する吊りボルト1
7が配設されている。
【0019】また、設備ラインPは、照明機器7が、W
T型バー10の一対のT型バー10a間に設置され、か
つチャンネル材11と補助チャンネル材13により固定
されて配設されている。また、チャンネル材11、11
間に固定されて空調設備8が配設されている。そして、
前記WT型バー10の照明機器7、7間には開口部14
が形成されており、空調装置の吸込口、給気口として利
用されるようになっている。さらに、チャンネル材11
…には、空調用のダクト8a、スプリンクラー用の水配
管15等の天井内設備が固定されている。
T型バー10の一対のT型バー10a間に設置され、か
つチャンネル材11と補助チャンネル材13により固定
されて配設されている。また、チャンネル材11、11
間に固定されて空調設備8が配設されている。そして、
前記WT型バー10の照明機器7、7間には開口部14
が形成されており、空調装置の吸込口、給気口として利
用されるようになっている。さらに、チャンネル材11
…には、空調用のダクト8a、スプリンクラー用の水配
管15等の天井内設備が固定されている。
【0020】ここで、WT型バー10の長手方向の端部
(図3において○印で示すA部)には、他の設備天井ユ
ニット1を水平移動させてきて相互を連結するための連
結機構20が設けられている。この連結機構20は、図
4及び図5に示すように、一方の設備天井ユニット1の
T型バー10a1の内面には、内面側から外面側に膨ら
む凹部21が形成されている。また、他方の設備天井ユ
ニット1のT型バー10a2の端部の外側形状は、一方
の設備天井ユニット1のT型バー10a1の内側形状と
略同一形状に形成され、その外面には、前記凹部21と
対応する位置に凸部22が形成されている。そして、他
方のT型バー10a2の端部を、一方の設備天井ユニッ
ト1のT型バー10a1に押し込んでいくと、凸部22
が一方の設備天井ユニット1のT型バー10a1の内面
と当接して他方のT型バー10a2の端部が弾性変形
し、凸部22が凹部21に嵌まり込むと、T型バー10
a2の端部は弾性復帰し、これにより一方の設備天井ユ
ニット1のT型バー10a1と他方のT型バー10a2が
連結される。従って、一方及び他方の設備天井ユニット
1、1は、連結機構により確実に接続されるようになっ
ている。
(図3において○印で示すA部)には、他の設備天井ユ
ニット1を水平移動させてきて相互を連結するための連
結機構20が設けられている。この連結機構20は、図
4及び図5に示すように、一方の設備天井ユニット1の
T型バー10a1の内面には、内面側から外面側に膨ら
む凹部21が形成されている。また、他方の設備天井ユ
ニット1のT型バー10a2の端部の外側形状は、一方
の設備天井ユニット1のT型バー10a1の内側形状と
略同一形状に形成され、その外面には、前記凹部21と
対応する位置に凸部22が形成されている。そして、他
方のT型バー10a2の端部を、一方の設備天井ユニッ
ト1のT型バー10a1に押し込んでいくと、凸部22
が一方の設備天井ユニット1のT型バー10a1の内面
と当接して他方のT型バー10a2の端部が弾性変形
し、凸部22が凹部21に嵌まり込むと、T型バー10
a2の端部は弾性復帰し、これにより一方の設備天井ユ
ニット1のT型バー10a1と他方のT型バー10a2が
連結される。従って、一方及び他方の設備天井ユニット
1、1は、連結機構により確実に接続されるようになっ
ている。
【0021】さらに、設備天井ユニット1のWT型バー
10の側部(図3において○印で示すB部)には、設備
天井ユニット列R、R間に配設される天井板5の縁部を
受ける受け金具23が装着されるようになっている。受
け金具23を装着するWT型バー10の側部構造は、図
6に示すように、WT型バー10の外方に向けて側面視
コ字状の受け係合部24が形成されている。そして、受
け係合部24の下側板24aの内面には、対向する上側
板24bに向けて膨らむ係合突起25が形成されてい
る。
10の側部(図3において○印で示すB部)には、設備
天井ユニット列R、R間に配設される天井板5の縁部を
受ける受け金具23が装着されるようになっている。受
け金具23を装着するWT型バー10の側部構造は、図
6に示すように、WT型バー10の外方に向けて側面視
コ字状の受け係合部24が形成されている。そして、受
け係合部24の下側板24aの内面には、対向する上側
板24bに向けて膨らむ係合突起25が形成されてい
る。
【0022】一方、受け金具23は、側面視コ字状の受
け本体23aと、受け本体23aのウェブから延びる係
合辺23bとで構成されている。そして、係合辺23b
の下面には、窪み部23cが形成されている。なお、受
け本体23aの内部に天井板5の縁部が挿入される。そ
して、受け金具23の係合辺23bを、WT型バー10
の受け係合部24内部に差し込むことにより、係合突起
25が窪み部23cに嵌合してWT型バー10に受け金
具23が装着されるようになっている。
け本体23aと、受け本体23aのウェブから延びる係
合辺23bとで構成されている。そして、係合辺23b
の下面には、窪み部23cが形成されている。なお、受
け本体23aの内部に天井板5の縁部が挿入される。そ
して、受け金具23の係合辺23bを、WT型バー10
の受け係合部24内部に差し込むことにより、係合突起
25が窪み部23cに嵌合してWT型バー10に受け金
具23が装着されるようになっている。
【0023】次に、第1の実施例のライン式天井の工法
について、図1ないし図7を参照して説明する。まず、
図2に示すように、床レベル30の作業台31上におい
て、天井フレーム枠3を組込み、この天井フレーム4に
上述した設備ラインの一部を一体に固定して設備天井ユ
ニット1を製作する。
について、図1ないし図7を参照して説明する。まず、
図2に示すように、床レベル30の作業台31上におい
て、天井フレーム枠3を組込み、この天井フレーム4に
上述した設備ラインの一部を一体に固定して設備天井ユ
ニット1を製作する。
【0024】次に、設備天井ユニット1上に、天井板5
を複数枚積載しておく。次に、天井板5が積載された設
備天井ユニット1を、水平方向及び昇降自在な台車(図
示せず)を使用して主梁間の下方位置まで移動させる
(矢印S方向)。そして、図7に示すように、台車を上
昇させて、主梁3、3間の天井部34に吊りボルト17
の先端を固定して第1の設備天井ユニット1を吊り下げ
配置する。そして、作業台31で製作された第2の設備
天井ユニット1も、台車で主梁3、3間の下方位置まで
移動した後上昇させ、すでに吊り下げ配置されている第
1の設備天井ユニット1側に水平移動することにより、
図4及び図5で示した連結機構20で一体に接続させ
る。ここで、壁際2aの第1の設備天井ユニット1は、
4本の吊りボルト17で吊り下げられるが、壁際2a以
外の第2の設備天井ユニット1以降は、2本の吊りボル
ト17で天井部から吊り下げられ、それにより設備天井
ユニット列Rを形成する。以下、他の主梁3、3間に
も、上記手順で設備天井ユニット列R…を形成してい
く。
を複数枚積載しておく。次に、天井板5が積載された設
備天井ユニット1を、水平方向及び昇降自在な台車(図
示せず)を使用して主梁間の下方位置まで移動させる
(矢印S方向)。そして、図7に示すように、台車を上
昇させて、主梁3、3間の天井部34に吊りボルト17
の先端を固定して第1の設備天井ユニット1を吊り下げ
配置する。そして、作業台31で製作された第2の設備
天井ユニット1も、台車で主梁3、3間の下方位置まで
移動した後上昇させ、すでに吊り下げ配置されている第
1の設備天井ユニット1側に水平移動することにより、
図4及び図5で示した連結機構20で一体に接続させ
る。ここで、壁際2aの第1の設備天井ユニット1は、
4本の吊りボルト17で吊り下げられるが、壁際2a以
外の第2の設備天井ユニット1以降は、2本の吊りボル
ト17で天井部から吊り下げられ、それにより設備天井
ユニット列Rを形成する。以下、他の主梁3、3間に
も、上記手順で設備天井ユニット列R…を形成してい
く。
【0025】そして、設備天井ユニット1上に一体化さ
れた状態で天井部34に吊り下げ配置された設備ライン
Pは、主梁3、3間の広い空間部に配設され、また設備
天井ユニット列Rの両サイドR1、R2には、設備ライン
Pを施工する作業者が容易に施工が行えるような開口部
が形成されているので、作業者は、設備天井ユニット列
Rの両サイドR1、R2や設備天井ユニット1上で設備ラ
インPの配管接続等の作業を容易に行うことができる。
れた状態で天井部34に吊り下げ配置された設備ライン
Pは、主梁3、3間の広い空間部に配設され、また設備
天井ユニット列Rの両サイドR1、R2には、設備ライン
Pを施工する作業者が容易に施工が行えるような開口部
が形成されているので、作業者は、設備天井ユニット列
Rの両サイドR1、R2や設備天井ユニット1上で設備ラ
インPの配管接続等の作業を容易に行うことができる。
【0026】次に、設備天井ユニット列Rの両サイドR
1、R2側に位置する設備天井ユニット1のWT型バー1
0の受け係合部24に、図6に示した装着手順で受け金
具23を装着する。次に、設備天井ユニット列Rが形成
されることによりレール状に一体化されたWT型バー1
0と、T型バー12のフランジ部10b、12b上に、
縁部を載せた状態で複数枚の天井板5を設置していく。
それととともに、設備天井ユニット列R間に、受け金具
23に縁部を載せた状態で天井板5を設置していく。こ
れにより、一方向(設備天井ユニット列Rが延びている
方向)のみの見切りが入る天井デザインとされたライン
式の天井が施工される。
1、R2側に位置する設備天井ユニット1のWT型バー1
0の受け係合部24に、図6に示した装着手順で受け金
具23を装着する。次に、設備天井ユニット列Rが形成
されることによりレール状に一体化されたWT型バー1
0と、T型バー12のフランジ部10b、12b上に、
縁部を載せた状態で複数枚の天井板5を設置していく。
それととともに、設備天井ユニット列R間に、受け金具
23に縁部を載せた状態で天井板5を設置していく。こ
れにより、一方向(設備天井ユニット列Rが延びている
方向)のみの見切りが入る天井デザインとされたライン
式の天井が施工される。
【0027】以上、述べたことにより、本実施例のライ
ン式天井の工法は、以下の作用効果を得ることができ
る。先ず、天井フレーム4のWT型バー10と、T型バ
ー12のフランジ部10b、12bに、縁部をのせるだ
けで天井板5が設置される構造とされており、また、各
設備天井ユニット1に一体化された設備ラインも、例え
ば照明機器7が、天井フレーム4で支持された構造とさ
れており、設備天井ユニット1が、余分なフレームを使
用せずに天井仕上げと設備の複合化を効率的に図った構
造とされているので、天井施工の際の部品点数(特に支
持用)の減少化を図ることができる。
ン式天井の工法は、以下の作用効果を得ることができ
る。先ず、天井フレーム4のWT型バー10と、T型バ
ー12のフランジ部10b、12bに、縁部をのせるだ
けで天井板5が設置される構造とされており、また、各
設備天井ユニット1に一体化された設備ラインも、例え
ば照明機器7が、天井フレーム4で支持された構造とさ
れており、設備天井ユニット1が、余分なフレームを使
用せずに天井仕上げと設備の複合化を効率的に図った構
造とされているので、天井施工の際の部品点数(特に支
持用)の減少化を図ることができる。
【0028】また、必要な天井板5を予め複数枚積載し
た状態で設備天井ユニット1が天井部に吊り下げ設置さ
れるので、天井板5のみの揚重作業がなくなるととも
に、設備天井ユニット列Rの両サイドR1、R2から開口
する開口部において設備ラインの配管接続作業等を行う
ことができるので、作業効率を向上させることができ
る。
た状態で設備天井ユニット1が天井部に吊り下げ設置さ
れるので、天井板5のみの揚重作業がなくなるととも
に、設備天井ユニット列Rの両サイドR1、R2から開口
する開口部において設備ラインの配管接続作業等を行う
ことができるので、作業効率を向上させることができ
る。
【0029】さらに、設備天井ユニット列R間は、装着
された受け金具23に天井板5の縁部を載置して設置す
るだけなので、天井施工の構成部材の種類を増加せずに
すみ、また、設備天井ユニット列R間の寸法誤差等を容
易に吸収することができるとともに、設備天井ユニット
列R間に吊りボルト17を使用しないので、作業効率が
さらに向上する。
された受け金具23に天井板5の縁部を載置して設置す
るだけなので、天井施工の構成部材の種類を増加せずに
すみ、また、設備天井ユニット列R間の寸法誤差等を容
易に吸収することができるとともに、設備天井ユニット
列R間に吊りボルト17を使用しないので、作業効率が
さらに向上する。
【0030】また、同一形状の設備天井ユニット1を複
数組使用してライン式天井を施工することができるの
で、墨出しの一元化と省力化を図ることができる。さら
に、設備天井ユニット1を、床レベル30の作業台31
上で下向き作業で製作することができるので、軽作業化
を実現することができるとともに、さほど熟練を要せず
に天井施工を行うことができる(非熟練作業員の採用が
可能)。
数組使用してライン式天井を施工することができるの
で、墨出しの一元化と省力化を図ることができる。さら
に、設備天井ユニット1を、床レベル30の作業台31
上で下向き作業で製作することができるので、軽作業化
を実現することができるとともに、さほど熟練を要せず
に天井施工を行うことができる(非熟練作業員の採用が
可能)。
【0031】さらにまた、従来のような異なる施工業者
による段階的な設備工程作業が行わられないので、不都
合作業の顕在化とフィードバック時間の短縮、待ち時間
の短縮(実労働時間の増大が図られる)、設計変更に対
するフレキシビリティを向上させることができる。
による段階的な設備工程作業が行わられないので、不都
合作業の顕在化とフィードバック時間の短縮、待ち時間
の短縮(実労働時間の増大が図られる)、設計変更に対
するフレキシビリティを向上させることができる。
【0032】次に、上記ライン式天井の工法の第2の実
施例について説明する。本実施例の特徴は、主梁3、3
間の天井部に、図1に示した複数の設備天井ユニット1
を連設して設備天井ユニット列R…を形成するととも
に、設備天井ユニット列R、R間に、図7に示す天井板
のみの荷重を受ける天井ユニット40を天井部34に吊
りボルト17を介して吊り下げ配置したことである。
施例について説明する。本実施例の特徴は、主梁3、3
間の天井部に、図1に示した複数の設備天井ユニット1
を連設して設備天井ユニット列R…を形成するととも
に、設備天井ユニット列R、R間に、図7に示す天井板
のみの荷重を受ける天井ユニット40を天井部34に吊
りボルト17を介して吊り下げ配置したことである。
【0033】天井ユニット40は、側面視コ字上のフレ
ーム材41、と、チャンネル材42…とを枠状に組み込
んで形成され、フレーム材41には、図6に示した受け
金具23の係合辺23bと同形状の天井ユニット係合辺
41aが形成されている。そして、天井ユニット係合辺
41aを、WT型バー10の受け係合部24内部に差し
込むことにより、係合突起25が窪み部に嵌合し、それ
により設備天井ユニット1と天井ユニット40が接続さ
れながら主梁3から吊りボルト17を介して吊り下げ配
置されるようになっている。
ーム材41、と、チャンネル材42…とを枠状に組み込
んで形成され、フレーム材41には、図6に示した受け
金具23の係合辺23bと同形状の天井ユニット係合辺
41aが形成されている。そして、天井ユニット係合辺
41aを、WT型バー10の受け係合部24内部に差し
込むことにより、係合突起25が窪み部に嵌合し、それ
により設備天井ユニット1と天井ユニット40が接続さ
れながら主梁3から吊りボルト17を介して吊り下げ配
置されるようになっている。
【0034】上記構成からなる天井ユニット40を使用
してライン式天井を施工するには、図1ないし図6に示
した第1の実施例の施工方法おける設備天井ユニット列
Rの両サイドR1、R2に受け金具23を装着せずに、図
8及び図9に示すように、設備天井ユニット1と天井ユ
ニット40を接続しながら、主梁3から吊りボルト17
を介して天井ユニット40を吊り下げ配置する。そし
て、設備天井ユニット列Rに天井板5を設置していくと
ともに、天井ユニット40に天井板5を設置していくこ
とにより、一方向(設備天井ユニット列Rが延びている
方向)のみの見切りが入る天井デザインとされたライン
式の天井が施工される。
してライン式天井を施工するには、図1ないし図6に示
した第1の実施例の施工方法おける設備天井ユニット列
Rの両サイドR1、R2に受け金具23を装着せずに、図
8及び図9に示すように、設備天井ユニット1と天井ユ
ニット40を接続しながら、主梁3から吊りボルト17
を介して天井ユニット40を吊り下げ配置する。そし
て、設備天井ユニット列Rに天井板5を設置していくと
ともに、天井ユニット40に天井板5を設置していくこ
とにより、一方向(設備天井ユニット列Rが延びている
方向)のみの見切りが入る天井デザインとされたライン
式の天井が施工される。
【0035】従って、本実施例の天井の施工方法によれ
ば、第1の実施例において説明した作用効果に加えて、
天井全てをユニット化し同一の作業手順で施工できるた
め作業効率が大幅に向上する。
ば、第1の実施例において説明した作用効果に加えて、
天井全てをユニット化し同一の作業手順で施工できるた
め作業効率が大幅に向上する。
【0036】また、天井ユニット40は、天井板5のみ
の荷重を支持すれば良いため、軽量化して部材のハンド
リング性を向上し、ローコスト化を図ることができる。
また、天井ユニット40を使用することにより、さらに
部品数の低減を図ることができる。
の荷重を支持すれば良いため、軽量化して部材のハンド
リング性を向上し、ローコスト化を図ることができる。
また、天井ユニット40を使用することにより、さらに
部品数の低減を図ることができる。
【0037】なお、図6に示した設備天井ユニット1へ
の受け金具23の装着構造(第3の実施例では設備天井
構造1と天井ユニット40の装着構造)を、図10ない
し図12に示す構造としてもよい。
の受け金具23の装着構造(第3の実施例では設備天井
構造1と天井ユニット40の装着構造)を、図10ない
し図12に示す構造としてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のラ
イン式天井のユニット化工法は、以下の効果を得ること
ができる。
イン式天井のユニット化工法は、以下の効果を得ること
ができる。
【0039】第1に、設備天井ユニットが、余分なフレ
ームを使用せずに天井仕上げと設備の複合化を効率的に
図った構造とされているため、天井施工の際の部品点数
の減少化を図ることができる。
ームを使用せずに天井仕上げと設備の複合化を効率的に
図った構造とされているため、天井施工の際の部品点数
の減少化を図ることができる。
【0040】第2として、必要な天井板を予め複数枚積
載した状態で設備天井ユニットが天井部に吊り下げ設置
されるため、天井板のみの揚重作業がなくなるととも
に、設備天井ユニット列の両サイドから開口する開口部
において設備ラインの配管接続作業等を行うことができ
るので、作業効率を向上させることができる。
載した状態で設備天井ユニットが天井部に吊り下げ設置
されるため、天井板のみの揚重作業がなくなるととも
に、設備天井ユニット列の両サイドから開口する開口部
において設備ラインの配管接続作業等を行うことができ
るので、作業効率を向上させることができる。
【0041】第3として、設備天井ユニット列間は、装
着された受け金具に天井板の縁部を載置して設置するだ
けなため、天井施工の構成部材の種類を増加せずにす
み、また、設備天井ユニット列R間の寸法誤差等を容易
に吸収することができるとともに、設備天井ユニット列
間に吊りボルトを使用しないため、作業効率がさらに向
上する。
着された受け金具に天井板の縁部を載置して設置するだ
けなため、天井施工の構成部材の種類を増加せずにす
み、また、設備天井ユニット列R間の寸法誤差等を容易
に吸収することができるとともに、設備天井ユニット列
間に吊りボルトを使用しないため、作業効率がさらに向
上する。
【0042】第4として、同一形状の設備天井ユニット
を複数組使用してライン式天井を施工することができる
ので、墨出しの一元化と省力化を図ることができる。
を複数組使用してライン式天井を施工することができる
ので、墨出しの一元化と省力化を図ることができる。
【0043】第5として、設備天井ユニットを、床レベ
ルの作業台上で下向き作業で製作することができるた
め、軽作業化を実現することができるとともに、さほど
熟練を要せずに天井施工を行うことができる。
ルの作業台上で下向き作業で製作することができるた
め、軽作業化を実現することができるとともに、さほど
熟練を要せずに天井施工を行うことができる。
【0044】第6として、従来のような異なる施工業者
による段階的な設備工程作業が行わられないので、不都
合作業の顕在化とフィードバック時間の短縮、待ち時間
の短縮(実労働時間の増大が図られる)、設計変更に対
するフレキシビリティを向上させることができる。
による段階的な設備工程作業が行わられないので、不都
合作業の顕在化とフィードバック時間の短縮、待ち時間
の短縮(実労働時間の増大が図られる)、設計変更に対
するフレキシビリティを向上させることができる。
【0045】また、請求項2記載のライン式天井のユニ
ット化工法は、上記効果に加えて、天井全てをユニット
化し同一の作業手順で施工できるため、作業効率が大幅
に向上する。
ット化工法は、上記効果に加えて、天井全てをユニット
化し同一の作業手順で施工できるため、作業効率が大幅
に向上する。
【0046】さらに、天井ユニットは、天井板のみの荷
重を支持すれば良いため、軽量化して部材のハンドリン
グ性を向上し、ローコスト化を図ることができる。ま
た、天井ユニットを使用することにより、さらに部品数
の低減を図ることができる。
重を支持すれば良いため、軽量化して部材のハンドリン
グ性を向上し、ローコスト化を図ることができる。ま
た、天井ユニットを使用することにより、さらに部品数
の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工法により天井を施工する手順を示す
概略平面図である。
概略平面図である。
【図2】本発明において、床レベルの作業台から設備天
井ユニットを移動して配置する状態を示した概略平面図
である。
井ユニットを移動して配置する状態を示した概略平面図
である。
【図3】本発明に使用される設備天井ユニットを示す斜
視図である。
視図である。
【図4】本発明に使用される設備天井ユニットの連結機
構の連結前の状態を示す斜視図である。
構の連結前の状態を示す斜視図である。
【図5】本発明に使用される設備天井ユニットの連結機
構の連結後の状態を示す斜視図である。
構の連結後の状態を示す斜視図である。
【図6】本発明に使用される設備天井ユニットと受け金
具の装着構造を示す側面図である。
具の装着構造を示す側面図である。
【図7】本発明の第1の実施例により施工された天井を
示す要部正面図である。
示す要部正面図である。
【図8】本発明の第2の実施例に使用される天井ユニッ
トを示す要部斜視図である。
トを示す要部斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施例により施工された天井を
示す要部正面図である。
示す要部正面図である。
【図10】図6に示した設備天井ユニットと受け金具の
装着構造の他の第1の実施例である。
装着構造の他の第1の実施例である。
【図11】図6に示した設備天井ユニットと受け金具の
装着構造の他の第2の実施例である。
装着構造の他の第2の実施例である。
【図12】図11におけるCーC矢視の断面図である。
1 設備天井ユニット 3 主梁 4 天井フレーム 5 天井板 30 床レベル 31 作業台 34 天井部 35 天井面 40 天井ユニット P 設備ライン R 設備天井ユニット列
フロントページの続き (72)発明者 福村 貴司 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 中村 健二 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 照明機器、空調設備及び防火設備等の設
備が組み込まれたライン式天井のユニット化工法であっ
て、 格子状に組まれた天井フレームに、照明機器、空調設備
や防火設備等の設備ラインの一部が一体化された設備天
井ユニットを主構成部材とし、 先ず、床レベルの作業台上において、前記天井フレーム
に設備ラインの一部を一体化してなる設備天井ユニット
を複数組製作し、かつ各設備天井ユニットに必要な天井
面を形成する天井板をまとめて積載しておき、 次に、各設備天井ユニットを、天井部の互いに平行に延
在している主梁間の下方位置まで運搬し、順次主梁間の
天井部に吊りボルトを介して吊り下げ配置し、かつ天井
フレームどうしを接続することにより列状の設備天井ユ
ニット列を形成し、 次に、他の主梁間にも各設備天井ユニットを天井部に吊
りボルトを介して連設して設備天井ユニット列を形成し
ていき、 次に、各設備天井ユニット列の長手方向の両サイドに設
けられた開口部から各設備天井ユニットの設備ラインの
接続作業を行い、 次に、各設備天井ユニット列の両サイドに、天井板を受
ける受け金具を装着し、 さらに、各設備天井ユニット上に積載されている前記天
井板を天井フレームで受けながら設置し、かつ設備天井
ユニット列間に前記受け金具で受けながら天井板を設置
してライン式の天井を形成することを特徴とするライン
式天井のユニット化工法。 - 【請求項2】 照明機器、空調設備及び防火設備等の設
備が組み込まれたライン式天井のユニット化工法であっ
て、 格子状に組まれた天井フレームに、照明機器、空調設備
や防火設備等の設備ラインの一部が一体化された設備天
井ユニットと、天井板のみの荷重を受ける天井ユニット
を主構成部材とし、 先ず、床レベルの作業台上において、前記天井フレーム
に設備ラインの一部を一体化してなる設備天井ユニット
を複数組製作し、かつ各設備天井ユニットに必要な天井
面を形成する天井板をまとめて積載しておき、 次に、各設備天井ユニットを、天井部の互いに平行に延
在している主梁間の下方位置まで運搬し、順次主梁間の
天井部に吊りボルトを介して吊り下げ配置し、かつ天井
フレームどうしを接続することにより列状の設備天井ユ
ニット列を形成し、 次に、他の主梁間にも各設備天井ユニットを天井部に吊
りボルトを介して連設して設備天井ユニット列を形成し
ていき、 次に、各設備天井ユニット列の長手方向のサイドに前記
天井ユニットを天井部から吊りボルトを介して配設し、 さらに、各設備天井ユニット上に積載されている前記天
井板を天井フレームで受けながら設置し、かつ天井ユニ
ットに天井板を設置してライン式の天井を形成すること
を特徴とするライン式天井のユニット化工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4047329A JPH05295845A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | ライン式天井のユニット化工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4047329A JPH05295845A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | ライン式天井のユニット化工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05295845A true JPH05295845A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=12772200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4047329A Withdrawn JPH05295845A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | ライン式天井のユニット化工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05295845A (ja) |
-
1992
- 1992-03-04 JP JP4047329A patent/JPH05295845A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7257693B2 (ja) | 架台及びそれを用いた施工方法 | |
CA2529755A1 (en) | Inspection scaffold of large component for boiler and building method thereof | |
JP7048074B2 (ja) | 昇降作業台及びそれを用いた施工方法 | |
JPH05295845A (ja) | ライン式天井のユニット化工法 | |
JP2010216143A (ja) | 空調設備の設置構造 | |
JP2023129823A (ja) | 配管ユニット、作業用台車、及び、施工方法 | |
JP7414242B2 (ja) | 配管ユニット、作業用台車、及び、施工方法 | |
JP7202849B2 (ja) | ユニットルームの架台取付構造 | |
JP7370024B1 (ja) | 搬送装置 | |
JP5689273B2 (ja) | 仮設足場、及び建物の構築方法 | |
JP7219652B2 (ja) | 枠部材取付方法及び天井パネル施工方法 | |
JP3087231B2 (ja) | 天井ユニット | |
JP7407637B2 (ja) | 内装下地の固定構造および内装下地の固定具 | |
JPH06257283A (ja) | 天井の施工方法 | |
JPH08165720A (ja) | ユニット式建物及びその建築方法 | |
JPH10159242A (ja) | 天井ボ−ドの取付構造及びそれに用いる天井ボ−ド装置並びに天井ボ−ドの取り付け方法 | |
JPS6317768Y2 (ja) | ||
JPH1181652A (ja) | 足場の支持具 | |
JP2021152304A (ja) | 設備棚の施工方法 | |
JPH1181651A (ja) | 足場の支持具 | |
JP3025883U (ja) | 天井パネル | |
CA3169136A1 (en) | Ceiling grid support bar, and ceiling system | |
JPH07158197A (ja) | 天井フレームおよびそれを用いた天井の施工方法 | |
JP2024012857A (ja) | 機器の設置方法 | |
JPH07317196A (ja) | 天井の施工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |