JPH08280456A - 自動抽出装置付きのラック - Google Patents

自動抽出装置付きのラック

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JPH08280456A
JPH08280456A JP11361795A JP11361795A JPH08280456A JP H08280456 A JPH08280456 A JP H08280456A JP 11361795 A JP11361795 A JP 11361795A JP 11361795 A JP11361795 A JP 11361795A JP H08280456 A JPH08280456 A JP H08280456A
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rack
holder
magnet
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fixed support
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラック2内に並列収容したホルダー1…の中
から所定のホルダー1を検索選択せしめて抽出するとき
に、隣側のホルダー1…の追従する動きを効果的に抑止
することおよび、そのホルダー1…の検索抽出の際に生
ずる、ホルダー1…に設ける係合爪片13…の摩耗・損
傷を抑止することと、ラック2の収容スペースを有効に
拡げながら収容するホルダー1…の横倒れを防止し得る
ようにする。 【構成】 ラックの前面側の開放口の下縁側に、その開
放口を横切るように固定支承台を固定装設し、その固定
支承台の上面側には、前端部に略水平な案内面を形成
し、それの後端側に後方下方に向けて傾斜する傾斜面を
連続させて形成し、それの傾斜下降端部に、後方に向け
て突出する棚面を連続させて形設し、この固定支承台の
後方におけるラック内の底部に、可動支承台および磁石
を駆動機構により昇降するように装設し、ラック内の後
部には、前記開放口から装入されるホルダーの後縁側に
上下に並列して形設せる係合爪片と対応さすセレクトバ
ーを上下に並列させて装設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カード・文書等を挿入
して保持する紙挟み状のホルダーを多数並列させて収納
するラックのうちで、収納した多数のホルダーの中か
ら、所望に選択するホルダーを、自動的に抽出できる自
動抽出装置付きのラックについての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の形態のラックは、従前のものにあ
っては、ホルダー1…を並列させて収納させるラック2
…を、図1に示している如く、多段に積層させて書類棚
状に組立て、各ラック2内には、底部側に、図2に示し
ている如く、前面側(図2において右面側)の開放口2
0から挿入されるホルダー1の下縁10を支承する可動
支承台3を、左右に連続する形状に形成して、上下に移
動自在に配設し、これに駆動カム等の昇降作動する駆動
機構4を連繋し、この駆動機構4による可動支承台3の
昇降作動でホルダー1がラック2内を昇降するようにす
る。
【0003】また、可動支承台3と隣接する部位には、
各ホルダー1の下縁に設ける鉄片11と吸着する磁石Mg
を、前述の駆動機構4による可動支承台3の昇降作動に
連動して昇降作動するように設ける。
【0004】また、ラック2内の天井部位には、ホルダ
ー1…の上縁側に形設しておくストッパー係合溝12と
係合するストッパーaを昇降回動自在に設ける。
【0005】そして、各ホルダー1の背峰側には、鈎形
の係合爪片13…を上下に並列させて形設し、それら係
合爪片13…は、ホルダー1に付されるコード番号を構
成する組合わせで、所定の係合爪片13…を切除してお
く。
【0006】また、ラック2の内部における前記ホルダ
ー1…の背峰側の後方に位置する部位には、それらホル
ダー1…の背峰側に上下に並列させて設けた前記係合爪
片13…のそれぞれに対応するセレクトバー5…を、そ
れら係合爪片13…に対して係脱自在に係合する鈎形に
形成して、上下に並列させるとともに、それぞれを作動
機構6によりそれら係合爪片13…に対して進退するよ
うに装設し、かつ、このセレクトバー5…をホルダー1
…側へ押し出す前記作動機構6…の作動を、別に設ける
コントローラーb…の制御作動で、そのコントローラー
bに入力する各ホルダー1…に付したコード番号に応じ
た信号によりそのコード番号を構成する組合わせとなる
よう選択されるセレクトレバー5…だけが、選択されて
押し出し作動を行なうようにしてあって、これにより、
コントローラーに、選択すべきホルダー1のコード番号
に対応する信号を入力することで、このコード番号を構
成する組合わせのセレクトバー5…が選択されて押し出
されるようにしてある。
【0007】セレクトバー5…は、それぞれが、ラック
2内に並列して収容されるホルダー1…の背峰側の係合
爪片13…のそれぞれに係合していくよう左右方向に連
続する形状に形成してあり、選択されて押し出されたセ
レクトバー5…は、ラック2内に並列する全てのホルダ
ー1…の対応する係合爪片13…に係合していく。
【0008】そして、各ホルダー1…の係合爪片13…
のうちの、コード番号に対応する係合爪片13…が切除
されていることで、所定の組合わせで押し出されたセレ
クトバー5…に対し、信号を入力した選択すべきホルダ
ー1だけが係合しない状態となる。
【0009】また、前述の磁石Mgおよび可動支承台3
は、前述のセレクトバー5…の押し出し作動が終えたと
ころで、駆動機構4の作動で、まず、磁石Mgが上昇して
各ホルダー1…の鉄片11…に吸着し、その状態から可
動支承台3と一緒に下降してホルダー1…を下降させ、
この作動を終えたところで、ラック2内に図3の如く設
けられている押出しバー7が前述の駆動機構4により作
動し、その後に、可動支承台3だけが上昇していくよう
に作動するようにしてあって、これにより、セレクトバ
ー5…をコード番号を構成する組合わせて押し出す作動
とホルダー1…の背峰部に設けた係合爪片13…のうち
の選択した係合爪片13…を、コード番号を構成する組
合わせで部分的に切除しておくことで、選択した所定の
ホルダー1だけが検索されて押し出されてくるようにし
てある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述の従前手段は、コ
ントローラーに対し、選択・検索すべきホルダー1のコ
ード番号を、それに対応する信号として入力して、セレ
クトバー5…および押出しバー7等の作動で、所定のホ
ルダー1を抽出する際、その所定のホルダー1の隣側の
ホルダー1…が追従して抽出されるようになる問題があ
る。
【0011】これは、ラック2内に並列して収容せるホ
ルダー1…が、それの下縁に付設せる鉄片11…に対し
て磁石Mgを吸着させたときに、鉄片11…が磁化するこ
とで互いに連結した状態となることと、ラック2内にホ
ルダー1…を縦の姿勢として並列収容させていること
で、鉄片11…に対し磁石Mgを吸着させるためにその磁
石Mgを上昇させたときに、磁石Mgがホルダー1…の背峰
に近い側を押し上げる作動によりホルダー1…をラック
2の前面の開放口20の側に向けて傾斜回動させるよう
になることと、各ホルダー1…の背峰側に設ける係合爪
片13…が、使用中に摩耗・損傷してくることによりセ
レクトバー5…に対する係合が次第にあまくなってくる
こと等が、互いに関連して作動することによる。
【0012】また、ラック2内にホルダー1…を並列収
納するスペースが、収納するホルダー1…の横倒れを阻
止するためにラック2内に仕切壁状に固定装設される仕
切板により、25〜30%近く損失してくることと、こ
の仕切板c…によりホルダー1…を整理移動させる作業
が厄介な問題がある。
【0013】さらに、前述の磁石Mgの吸着により選択す
べきホルダー1を下降作動させるときに、ホルダー1…
全体を下降させることから、係合爪片13…に対する衝
激が大きいことで、その係合爪片13…の摩耗・損傷が
意外に大きい問題がある。
【0014】本発明は、従来手段に生じている上述の問
題を解消せしめるためになされたものであって、ラック
2内に並列収容したホルダー1…の中から所定のホルダ
ー1を検索選択せしめて抽出するときに、隣側のホルダ
ー1…の追従する動きを効果的に抑止することおよび、
そのホルダー1…の検索抽出の際に生ずる、ホルダー1
…に設ける係合爪片13…の摩耗・損傷を抑止すること
と、ラック2の収容スペースを有効に拡げながら収容す
るホルダー1…の横倒れを防止し得る新たな手段を提供
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】そして、本発明は、上述
の目的を達成するための手段として、ラックの前面側の
開放口の下縁側に、その開放口を横切るように固定支承
台を固定装設し、その固定支承台の上面側には、前端部
に略水平な案内面を形成し、それの後端側に後方下方に
向けて傾斜する傾斜面を連続させて形成し、それの傾斜
下降端部に、後方に向けて突出する棚面を連続させて形
設し、この固定支承台の後方におけるラック2の底部
に、可動支承台および磁石を駆動機構により昇降するよ
うに装設し、ラック2の後部には、前記開放口から装入
されるホルダーの後縁側に上下に並列して形設せる係合
爪片と対応さすセレクトバーを上下に並列させて装設し
たことを特徴とする自動抽出装置付きのラックを提起す
るものである。
【0016】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
【0017】図4は、本発明を実施せる自動抽出装置付
きのラックAの要部の縦断側面図で、同図において、2
は多段に積重ねて多段型のラックに組立てるよう一段の
ユニットに形成してあるラック、1はそのラック2の前
面側(図において左面側)の開放口20からラック2内
に装入したホルダー、8はそのホルダー1の下縁10の
前端側を支承するようラック2の内部の開放口20側の
底部に固定装設した固定支承台、3はラック2内に装入
したホルダー1の下縁10の前後の中間部を支承して昇
降するようラック2内の底部に装設した可動支承台、Mg
はラック2内に装入したホルダー1の下縁10の後端部
の下方に配位してラック2内の底部に昇降するよう装設
した磁石、7は前記ホルダー1の後縁の下端部に対し進
退するようラック2内の底部に装設した押出しバー、4
は可動支承台3および磁石Mgならびに押出しバー7を駆
動する駆動機構、13…は並列収容する各ホルダー1…
の後縁に上下に並列させて装設した係合爪片、5…はそ
のホルダー1…の係合爪片13…に対して進退するよう
に上下に並列させてラック2内に装設せるセレクトバ
ー、9はラック2内に装設した移動仕切板を示す。
【0018】カルテ・文書等を挟み込んで保持するホル
ダー1は、合成樹脂材により透明または半透明の紙挟み
状に形成することは従前のホルダー1と変わりがない
が、ラック2内に装入するときに、図5にあるように、
通常の背峰が縦方向となる姿勢から90度旋回させた背
峰側が下縁10となる姿勢として用いるようにしてあ
る。
【0019】そして、このことから、自動検索のため
に、ラック2内のセレクトバー5…に対応させてホルダ
ー1に設ける係合爪片13…は、ホルダー1をラック2
内に装入して収納せしめるときに下縁10となる背峰側
には設けず、ホルダー1を前述の図5の姿勢として、ラ
ック2内に装入したときに後縁側となる側に設けてあ
り、かつ、従前手段の係合爪片13…のように鈎形には
形成しないで、水平な櫛歯状に形成してある。
【0020】また、磁石Mgに吸着させるためにホルダー
1の下縁側に設ける鉄片11…は、ホルダー1を上述の
姿勢としてラック2内に装入したときの下縁10となる
背峰側の後端部位に装着してある。
【0021】また、図5にあるように、背峰側を下縁1
0としたときの上縁側には、従前手段のホルダー1にお
けるストッパー係合溝12を省略した形状にしてある。
【0022】このことから、このストッパー係合溝12
に対応させてラック2内の天井部に吊設するストッパー
5は省略してある。
【0023】このホルダー1は、ラック2内に装入して
いくときに、従前手段のものと同様に背峰側が上下方向
に沿う姿勢とし、かつ、その背峰側を先にしてラック2
内に装入していく状態として用いるようにし、その背峰
側に上述の係合爪片13…を形設しておくようにする場
合がある。
【0024】このとき、鉄片11は、ホルダー1をラッ
ク2内に装入していくときに下縁10となる側の後端側
の部位に装設する。
【0025】ラック2内の前端側の底部にラック2に対
して固定して設ける固定支承台8は、図6に示している
如く、ホルダー1の装入口となるラック2の前面側の開
放口20の下唇を形成するように、その開放口20の下
縁を横切る横桟状に装設してある。
【0026】そして、この固定支承台8は、図4および
図7に示している如く、それの上面側を、前述の開放口
20の下縁に沿う前端側の上面が略水平な案内面80
で、これの後端側に後方下方に向けて斜めに下降する傾
斜面81が連続し、それの後方に、その傾斜面81の下
降端から、水平面に対して数度の浅い傾斜角度に下降傾
斜して後方に向けて延出する棚面82が連続する形状に
形成してあって、これにより、ラック2内にホルダー1
を装入していくと、そのホルダー1の下縁10の前端部
1a(ホルダー1の装入方向においては後端部)が、固
定支承台8の前端側の案内面80を越して傾斜面81に
達することで、その傾斜面81に沿い滑り落ちて、その
傾斜面81の下端の棚面82の前端に衝合することで停
止して、その傾斜面81の下端と棚面82との交点部位
において支承されるようになる。
【0027】この固定支承台8の傾斜面81の傾斜角度
は、ホルダー1を前述の姿勢として、開放口20からラ
ック2内に装入していくことで、そのホルダー1の下端
の前端部1aが固定支承台8の上面の前端部の案内面8
0を越して、傾斜面81上に移行することでその傾斜面
81の下端まで滑り落ち、その傾斜面81と棚面82と
の交点部位に支承される状態において、ホルダー1が後
方から前方に押されたときに、それによりホルダー1の
前端部1aが傾斜面81に沿い上昇していくことのない
ように保持する角度で、かつ、磁石Mgと可動支承台3の
下降作動で、ホルダー1の後端側が下降して、ホルダー
1の下縁10が前端部1aを中心に図4において時計回
わりに回動して棚面82に沿う姿勢となり、そのホルダ
ー1の下縁10と傾斜面81との角度が、棚面82の水
平面に対する傾斜角度分だけ浅くなった状態において、
ホルダー1が押出しバー7により前方に押出されたとき
に、前端部1aが傾斜面81上を前方に向け上昇滑動し
ていくのを許容する角度となるように設定する。しかし
て、図示する実施例は、棚面82の水平面に対する傾斜
角度が略1度で、傾斜面81の傾斜角度が略45度に設
定してあり、これにより、上述のホルダー1の下縁10
の前端部1aの作動の制御が得られるようにしてある。
【0028】この固定支承台8の傾斜面81の下端部
に、後方に向けて突出するように設ける棚面82は、後
方上方に向け上向きに傾斜させて短く突出する形状に形
成する場合、また、傾斜面81の下端部から略水平に短
く突出するように形成する場合がある。
【0029】このようにすることで、係合爪片13…の
部分的な切除によりセレクトバー5…に対する係合のな
いホルダー1が、磁石Mgにより後端側を下降させたとき
に、下縁10の前端部1aよりも後方に寄る部位を支点
として回動することで、傾斜面81に当接する前端部1
aが上昇して、傾斜面81に対する下縁10の角度を大
きく変更させるようになることから、押出しバー7によ
る押出し作動が一層容易になる利益が得られるようにな
る。
【0030】可動支承台3は、それの支台30が、支点
軸31・32中心に上下に回動する平行リンク状の上下
のアーム33・34に支持され。下方のアーム34に一
体に連続する作動アーム35が、駆動機構4を構成する
支点軸40中心に回動する駆動カム41に連繋して上下
に動くことで昇降作動するが、上昇作動のエンドが支承
するホルダー1の下縁10を、傾斜面81の下端に揃う
水平面まで押し上げる位置となるように設定してある。
【0031】また、磁石Mgは、それを支持する支台42
が、支点軸43・44中心に上下に回動する平行リンク
状の上下のアーム45・46に支持され、下方のアーム
46と一体に回動する作動アーム47が、前述の駆動機
構4を構成している駆動カム41に連繋して上下に回動
することで昇降作動する。
【0032】この磁石Mgおよび可動支承台3の作動は、
別に設けられるコントローラーbに対する信号の入力に
よって、駆動機構4が作動することにより行なわれる
が、その動きは従来手段のものと変わりがない。
【0033】セレクトバー5…は、前述のホルダー1の
後縁側に上下に並列させて装設しておく係合爪片13…
のそれぞれに対応するよう上下に並列させて、ラック2
内の後端側に装設してある。
【0034】これらセレクトバー5…には、それぞれ
に、前述のコントローラーbにより制御されて作動する
ソレノイド60と復帰バネが連繋してあって、コントロ
ーラーbに対して入力される信号により選択されるセレ
クトバー5…が前述の可動支承台3および磁石Mgの作動
に関連して、ホルダー1の後縁に向けて押し出され、こ
れにより、選択した所定のホルダー1…が抽出されて、
前記可動支承台3および磁石Mgが旧の位置に戻ったとこ
ろで、ソレノイド60がオフとなって復帰バネにより引
き込んだ状態位置に復帰するようにしてある。
【0035】移動仕切板9は、ラック2内の床面側に設
けられる下部仕切板9a…と、ラック2の天井川に設け
られる上部仕切板9b…とからなる。
【0036】下部仕切板9a…は、図6に示しているよ
うに、それぞれの下縁側に下方に突出する係止突片90
が設けてあり、この係止突片90を、前述の固定支承台
8の棚面82を形成している棚板部に開設しておくスリ
ット状の係止穴91に抜き差し自在に嵌挿することで、
固定支承台8の棚板部を利用してラック2内の床面側に
装脱自在に装設される。
【0037】この下部仕切板9aの下縁に突設せる係止
突片90を嵌挿せしめるスリット状の係止穴91は、図
6にあるように、固定支承台8の棚面82を形成する棚
板部に、左右方向に適宜の間隔をおいて多数個並列して
形設され、それらの中から所望に選択する係止穴91に
係止突片90を嵌挿することで、所望の位置にこの下部
仕切板9a…を配設し得るようになり、また、係止突片
90を抜き出して他の係止穴91に嵌め替えることで所
望の位置に移し変えられるようにしてある。
【0038】この係止突片90…を嵌挿する係止穴91
…は、棚板部の下面側に、その棚板部に一体または一体
的に連続する鞘状部93…がそれぞれ形設してあり、嵌
挿した係止突片90…を所定の姿勢に保持するようにし
てある。
【0039】また、上部仕切板9b…にあっては、前述
の図6にあるように、上縁側に、左右方向に延出する係
止板94…が装設してあり、これを、ラック2内腔の天
井部に左右に渡架するよう設けられる取付板95の下面
に設けておく、断面アリ溝状の鞘筒96…に嵌挿してい
くことで、天井部から垂下する状態に装設される。
【0040】前述の断面アリ溝状の鞘筒96…も、取付
板95の下面に、前記係止穴91…と上下に対応するよ
うに配位して、左右方向に多連に並列させて設けてあ
り、それら鞘筒96…から選択する鞘筒96内に上部仕
切板9bの上縁側の係止板94を嵌挿していくことで、
この上部仕切板9b…がラック2内の天井部の所望の位
置に装設され、また、嵌め替えにより、所望の位置に変
位させ得るようにしてある。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による自動
抽出装置付きのラック2は、ホルダー1…をラック2内
に装入して収納せしめたときに、それの下縁10の前端
部1aを、固定支承台8の傾斜面81の傾斜下降側の端
部に支持され、その下縁10の前後の中間部が、上昇作
動の上限位置にある可動支承台3の上面に支承された状
態となる。
【0042】このため、前方へ抽き出す力が加えられた
ときに、ホルダー1…の各下縁10の前端部1aが傾斜
面81の下端部に突当ることで、前方への脱出が阻止さ
れる。
【0043】そして、コントローラーbへの信号の入力
で、所定のホルダー1を選択・検索せしめて抽出すると
きは、収納しているホルダー1…を、前端部1aが傾斜
面81の下端に支承され、後端側が、選択作動の際に突
出してくるセレクトバー5…に支承された状態に保持し
ておいて、選択されたホルダー1だけを、それのコード
番号に対応させて係合爪片13…を部分的に切除してい
ることで、可動支承台3と共に下降する磁石Mgの作動に
より、該ホルダー1の下縁10の後端側を下方に引き寄
せ、その下縁10が、後方に向け傾斜する棚面82に沿
う状態として、下縁10の前端部1aの傾斜面81に対
して突き当る角度を浅くなるように変更せしめ、この状
態時に、押出しバー7の押出し作動が行なわれるように
していることから、ホルダー1の下縁10の前端部1a
が傾斜面81を楽に上昇して抽出し作動が適確に行なわ
れ、また、姿勢の変更のない他のホルダー1…が追従し
て抽き出されるのを効果的に防止するようになる。
【0044】また、選択したホルダー1を、それの後端
側が下降する姿勢に変更するよう作動する磁石Mgが、他
のホルダー1…の下縁10の後端部に設けた鉄片11か
ら切り離されるときに、それらホルダー1…の下縁10
の前端部1aが固定支承台8に支承され後端側がセレク
トバー5…に支持された状態で行なわれることで、セレ
クトバー5…に懸架された係合爪片13…にかかる荷重
が半減してくるので、係合爪片13…に生じてくる摩耗
・損傷を効果的に防止し得るようになる。
【0045】また、ラック2内に設ける仕切板を、嵌め
替えにより所望の場所に変位でき、かつ、抜き取りが自
在となるようにしているので、ラック2内のスペースを
有効に利用でき、また、収容したホルダー1の移動が迅
速に行なえるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動抽出装置付きのラックの全体の概要斜視図
である。
【図2】同上の単体のラックの縦断側面図である。
【図3】同上のラックの要部の一部破断した側面図であ
る。
【図4】本発明を実施せる自動抽出装置付きのラックの
縦断側面図である。
【図5】同上のラックに用いるホルダーの側面図であ
る。
【図6】同上のラックの要部の一部破断した斜視図であ
る。
【図7】同上のラックの可動支承台およびそれの駆動機
構部分の一部破断した側面図である。
【図8】同上のラックの磁石およびそれの駆動機構部分
の側面図である。
【符号の説明】
A…自動抽出装置付きのラック、a…ストッパー、b…
コントローラー、c…仕切板、Mg…磁石、1…ホルダ
ー、1a…前端部、10…下縁、11…鉄片、12…ス
トッパー係合溝、13…係合爪片、2…ラック、20…
開放口、3…可動支承台、30…支台、31・32…支
点軸、33・34…アーム、35…作動アーム、4…駆
動機構、40…支点軸、41…駆動カム、42…支台、
43・44…支点軸、45・46…アーム、47…作動
アーム、5…セレクトバー、6…作動機構、60…ソレ
ノイド、7…押出しバー、8…固定支承台、80…案内
面、81…傾斜面、82…棚面、9…移動仕切板、9a
…下部仕切板、9b…上部仕切板、90…係止突片、9
1…係止穴、93…鞘状部、94…係止板、95…取付
板、96…鞘筒。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラック2の前面側の開放口20の下縁側
    に、その開放口20を横切るように固定支承台8を固定
    装設し、その固定支承台8の上面側には、前端部に略水
    平な案内面80を形成し、それの後端側に後方下方に向
    けて傾斜する傾斜面81を連続させて形成し、それの傾
    斜下降端部に、後方に向けて突出する棚面82を連続さ
    せて形設し、この固定支承台8の後方におけるラック2
    内の底部に、可動支承台3および磁石Mgを駆動機構4に
    より昇降するように装設し、ラック2内の後部には、前
    記開放口から装入されるホルダー1の後縁側に上下に並
    列して形設せる係合爪片13…と対応さすセレクトバー
    5…を上下に並列させて装設したことを特徴とする自動
    抽出装置付きのラック。
  2. 【請求項2】 ホルダー1を、それの背峰側が下縁10
    となる姿勢としてラック2内に装入した状態において、
    その下縁10となる背峰側の後端部位に、磁石Mgに吸着
    さす鉄片11を設け、後縁側にセレクトバー5…に対応
    さす係合爪片13…を上下に並列させて設けた請求項1
    記載の自動抽出装置付きのラック。
  3. 【請求項3】 固定支承台8の傾斜面81の下端部に後
    方に向け突出するよう連続させて設ける棚面82を、後
    方に向け短く上向きに突出する形状に形成した請求項1
    記載の自動抽出装置付きのラック。
  4. 【請求項4】 固定支承台8の傾斜面81の下端部に後
    方に向けて突出するよう連続させて設ける棚面82を、
    水平面に対し浅い角度で後方下方に向け傾斜して棚状に
    突出するよう形成した請求項1記載の自動抽出装置付き
    のラック。
  5. 【請求項5】 ラック2内に装設する仕切板を、下部仕
    切板9a…と上部仕切板9b…とに分け、それら下部仕
    切板9a…および上部仕切板9b…を、ラック2内の床
    部および天井部とに、抜き差し自在の係止突片90…と
    係止穴91…との嵌挿および係止板94…と鞘筒96…
    との嵌挿により、装脱自在にかつ嵌め替えによる変位自
    在に装設したことを特徴とする請求項1記載の自動抽出
    装置付きのラック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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