JPH0828007B2 - テープレコーダーの動作制御回路 - Google Patents

テープレコーダーの動作制御回路

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JPH0828007B2
JPH0828007B2 JP2156303A JP15630390A JPH0828007B2 JP H0828007 B2 JPH0828007 B2 JP H0828007B2 JP 2156303 A JP2156303 A JP 2156303A JP 15630390 A JP15630390 A JP 15630390A JP H0828007 B2 JPH0828007 B2 JP H0828007B2
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signal
switch
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恒佳 河内
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【発明の詳細な説明】 〈イ〉産業上の利用分野 本発明は、操作スイッチの切換によって入力される信
号に基づいてテープレコーダーの切換動作を行なう信号
を出力するとともにカセットテープに設けられている誤
消去防止用爪の有・無を検出することによって消去動作
を制御する機能が組込まれている制御回路を備えたテー
プレコーダーに関する。
〈ロ〉従来の技術 カセットと呼ばれる容器内に磁気テープが収納されて
いるカセットテープを使用するカセット式テープレコー
ダーが普及しているが、斯かるカセット式テープレコー
ダーは、小型化することが出来るとともに操作性が優れ
ているため、会議等の内容をメモ代わりに録音する手段
として一般に使用されている。そして、このようにして
録音された情報をタイプライター等を使用して文書化す
る場合に、ディクティティングトランスクライバーマシ
ンと呼ばれるテープレコーダーが使用されている。
会議の内容等を録音するテープレコーダーは、録音機
能、再生機能、早送り機能、巻戻し機能及び停止機能を
一般に備えているが、磁気テープに録音されている信号
を再生してタイプライター等によって文書化する場合に
は、録音機能は不要であり、録音機能を削除したテープ
レコーダーが製品化されている。そして、斯かる録音機
能が削除されたテープレコーダーの中には、文書化が終
了した磁気テープに録音されている信号を消去する消去
機能、特に早送り又は巻戻し状態において消去動作を行
う高速消去と呼ばれる消去機能を備えたものがある。ま
た、タイプライターと併用されるテープレコーダーは、
ハンドセットと呼ばれるリモコン操作部に設けられてい
る操作スイッチを操作することによって動作切換を行う
ように構成されている。
〈ハ〉発明が解決しようとする課題 前述したテープレコーダーの切換動作は、テープレコ
ーダー本体に設けられている各操作スイッチの切換操作
及びリモコン操作部に設けられている各操作スイッチを
切換えることによって行われるが、その切換動作のため
の制御動作は、マイクロコンピューターによって行われ
るように構成されている。斯かるマイクロコンピュータ
ーは、高価であるため、録音機能を備えたテープレコー
ダー用と録音機能を備えていないテープレコーダー用の
別々のマイクロコンピューターを製造するとコストが非
常に高くなるという問題がある。
また、前述したように、録音機能を備えていないテー
プレコーダーの中には、高速消去機能を備えたものがあ
り、斯かるテープレコーダー用のマイクロコンピュータ
ーを製造する場合には、更にコストが高くなるという問
題がある。そして、斯かるテープレコーダーに使用され
るハンドセットは、本体に対して着脱可能に設けられて
おり、斯かるハンドセットは、録音機能を備えたテープ
レコーダーと録音機能を備えていないテープレコーダー
に兼用することが出来る。
また、磁気テープに録音されている信号を消去する消
去動作は、磁気テープに信号を録音する録音動作時にも
行われるため、録音機能を備えたテープレコーダーに使
用されるマイクロコンピューターに設けられている録音
用出力端子に出力される信号を利用して消去動作を行な
うように構成することが出来る。
本発明は、斯かる点に着目して成されたものであり、
消去機能を有するテープレコーダーに適した動作制御回
路を提供しようとするものである。
〈ニ〉課題を解決するための手段 本発明の動作制御回路は、テープレコーダー本体に対
して着脱可能にされているとともに少なくとも再生用切
換スイッチ及び録音用切換スイッチが組込まれているリ
モコン操作部と、テープレコーダー本体に設けられてい
るとともに消去操作時押圧閉成される消去用操作スイッ
チと、カセットテープに設けられている誤消去防止用爪
の有・無によって開閉される検出スイッチと、該検出ス
イッチによる制御動作を制御するべく接続されていると
ともに導通状態にあるとき該検出スイッチが閉成される
と動作切換を行なう制御回路に設けられている制御端子
に消去動作を可能にする信号を入力せしめる制御トラン
ジスターと、前記制御端子に消去動作を可能にする信号
が入力されていないとき前記消去用操作スイッチが閉成
されるとアラーム信号を発生するアラーム信号発生回路
とより構成されている。
〈ホ〉作用 本発明は、カセットテープに設けられている誤消去防
止用爪の有・無によって開閉される検出スイッチによる
制御動作を制御するべく接続されているとともに導通状
態にあるとき該検出スイッチが閉成されると制御回路に
設けられている制御端子に消去動作を可能にする信号を
入力せしめる制御トランジスターをリモコン操作部に設
けられている録音用切換スイッチが押圧閉成されたとき
非導通状態にせしめるようにしたものである。
〈ヘ〉実施例 図示した回路は、本発明の動作制御回路の一実施例で
ある。同図において、〈1〉,〈2〉,〈3〉及び
〈4〉は、夫々再生、早送り、巻戻し及び停止操作時押
圧閉成される再生用操作スイッチ、早送り用操作スイッ
チ、巻戻し用操作スイッチ及び停止用操作スイッチであ
り、テープレコーダー本体に設けられている。〈5〉は
前記各操作スイッチ〈1〉,〈2〉,〈3〉及び〈4〉
等の操作によって入力される信号に基づいてテープレコ
ーダーの各動作を制御する制御回路であり、マイクロコ
ンピューターによって構成されている。〈6〉は前記制
御回路〈5〉に設けられている再生用出力端子〈7〉に
H(高い)レベルの駆動信号が出力されている間動作状
態になるとともにテープレコーダーを再生動作状態にす
る再生用切換回路、〈8〉は前記制御回路〈5〉に設け
られている早送り用出力端子〈9〉にHレベルの駆動信
号が出力されている間動作状態になるとともにテープレ
コーダーを早送り動作状態にする早送り用切換回路、
〈10〉は前記制御回路〈5〉に設けられている巻戻し用
出力端子〈11〉にHレベルの駆動信号が出力されている
間動作状態になるとともにテープレコーダーを巻戻し動
作状態にする巻戻し用切換回路である。〈12〉は前記制
御回路〈5〉に設けられているとともに該制御回路
〈5〉を録音機能が組込まれたテープレコーダーに使用
した場合には録音動作を行なうためのHレベルの信号を
出力する録音用出力端子である。〈13〉は前記制御回路
〈5〉に設けられている制御端子であり、該端子〈13〉
が接地された状態にあるときのみ前記録音用出力端子
〈12〉にHレベルの信号の出力動作が可能になるように
されている。〈14〉は消去操作時押圧閉成される消去用
操作スイッチ、〈15〉は前記録音信号出力端子〈12〉に
Hレベルの駆動信号が出力されている間動作状態になる
消去用切換回路であり、磁気テープに録音されている信
号の消去動作を行なうべき設けられている消去ヘッド
〈図示せず〉等を動作状態にする作用を有している。
〈16〉は前記制御回路〈5〉に設けられているアラーム
制御端子であり、前記制御端子〈13〉が非接地状態にあ
るとき前記消去用操作スイッチ〈14〉が閉成されるとH
レベルの信号が出力されるとともに停止操作が行なわれ
るまでHレベルの信号を出力するように構成されてい
る。〈17〉は前記アラーム制御端子〈16〉にHレベルの
信号が出力されている間動作状態になるとともにアラー
ム信号を発生するアラーム信号発生回路、〈18〉は前記
アラーム信号発生回路〈17〉より出力されるアラーム信
号が印加されるとともに該信号を放音するスピーカーで
ある。〈19〉はリモコン制御回路部であり、前記制御回
路〈5〉に設けられている第1入力端子〈20〉、第2入
力端子〈21〉、第3入力端子〈22〉及び第4入力端子
〈23〉に各々出力端子が接続されている第1比較回路
〈24〉、第2比較回路〈25〉、第3比較回路〈26〉及び
第4比較回路〈27〉等によって構成されている。〈2
8〉,〈29〉,〈30〉及び〈31〉は、定電圧回路〈32〉
より出力される電圧を分圧して前記第1比較回路〈2
4〉、第2比較回路〈25〉、第3比較回路〈26〉及び第
4比較回路〈27〉の−側入力端子に基準となる電圧を入
力せしめる分圧抵抗である。〈33〉はテープレコーダー
本体に設けられているとともにリモコン操作部〈34〉の
プラグがテープレコーダー本体に設けられているリモコ
ンジャックに装着されたときリモコン操作部〈34〉の第
1端子〈35〉と接続される第1リモコン端子であり、抵
抗〈36〉を介して定電圧回路〈37〉に接続されていると
ともに前記第1比較回路〈24〉、第2比較回路〈25〉、
第3比較回路〈26〉及び第4比較回路〈27〉の+側入力
端子に接続されている。〈38〉はテープレコーダー本体
に設けられているとともにリモコン操作部〈34〉のプラ
グがリモコンジャックに装着されたときリモコン操作部
34〉の第2端子〈39〉と接続される第2リモコン端子
であり、接地されている。〈40〉は前記リモコン操作部
34〉に設けられているとともに再生動作時閉成される
再生用切換スイッチであり、一方の端子が抵抗〈41〉,
〈42〉及び〈43〉を介して第1端子〈35〉に接続されて
いるとともに他方の端子は第2端子〈39〉に接続されて
いる。〈44〉は前記リモコン操作部〈34〉に設けられて
いるとともに録音動作時閉成される録音用切換スイッチ
であり、一方の端子が抵抗〈42〉及び〈43〉を介して第
1端子〈35〉に接続されているとともに他方の端子は第
2端子〈39〉に接続されている。〈45〉は前記リモコン
操作部〈34〉に設けられているとともに早送り動作時閉
成される早送り用切換スイッチであり、一方の端子が抵
抗〈43〉を介して第1端子〈35〉に接続されているとと
もに他方の端子は第2端子〈39〉に接続されている。
〈46〉は前記リモコン操作部〈34〉に設けられていると
ともに巻戻し動作時閉成される巻戻し用切換スイッチで
あり、一方の端子が第1端子〈35〉に接続されていると
ともに他方の端子は第2端子〈39〉に接続されている。
前記リモコン操作部〈34〉に設けられている再生用切換
スイッチ〈40〉、録音用切換スイッチ〈44〉、早送り用
切換スイッチ〈45〉及び巻戻し用切換スイッチ〈46〉
は、各操作釦のロック動作によって閉成状態に保持され
るが、停止操作が行なわれると各操作釦のロック動作が
解除されて各切換スイッチ〈40〉,〈44〉,〈45〉,
〈46〉が開放されるように構成されている。〈47〉はカ
セットテープに設けられている誤消去防止用爪の有・無
を検出する検出スイッチであり、該誤消去防止用爪があ
るカセットテープ即ち録音可能なカセットテープが装着
されているとき閉成されるように構成されている。〈4
8〉はコレクタが前記検出スイッチ〈47〉を介して前記
制御回路〈5〉に設けられている制御端子〈13〉に接続
されているとともにエミッタが接地されている制御トラ
ンジスターであり、そのベースは抵抗〈49〉を介して前
記第4比較回路〈27〉の出力端子に接続されている。斯
かる回路構成において、リモコン操作部〈34〉に設けら
れている再生用切換スイッチ〈40〉、録音用切換スイッ
チ〈44〉、早送り用切換スイッチ〈45〉及び巻戻し用切
換スイッチ〈46〉が開放状態にあるとき即ち停止状態に
あるときには、第1比較回路〈24〉、第2比較回路〈2
5〉、第3比較回路〈26〉及び第4比較回路〈27〉の出
力端子にHレベルの信号が出力されるように構成されて
いる。そして、再生用切換スイッチ〈40〉が閉成される
と第4比較回路〈27〉の出力信号がL(低い)レベルに
反転し、録音用切換スイッチ〈44〉が閉成されると第3
比較回路〈26〉及び第4比較回路〈27〉の出力信号がL
レベルに反転し、早送り用切換スイッチ〈45〉が閉成さ
れると第2比較回路〈25〉、第3比較回路〈26〉及び第
4比較回路〈27〉の出力信号がLレベルに反転し、また
巻戻し用切換スイッチ〈46〉が閉成されると第1比較回
路〈24〉、第2比較回路〈25〉、第3比較回路〈26〉及
び第4比較回路〈27〉の出力信号がLレベルに反転する
ように各抵抗の値及び各比較回路〈24〉,〈25〉,〈2
6〉,〈27〉の反転動作点は設定されている。そして、
前記制御回路〈5〉は第1入力端子〈20〉、第2入力端
子〈21〉、第3入力端子〈22〉及び第4入力端子〈23〉
に入力される信号の組合わせによって再生用出力端子
〈7〉、早送り用出力端子〈9〉、巻戻し用出力端子
〈11〉及び録音用出力端子〈12〉にHレベルの駆動信号
を出力するように構成されている。また、制御回路
〈5〉に設けられている制御端子〈13〉が非接地状態に
あるとき録音動作のための信号が入力されるとアラーム
制御端子〈16〉にHレベルの信号が出力されるように構
成されている。以上の如く本発明の動作制御回路は構成
されており、次に斯かる回路の動作について説明する。
まず、リモコン操作部〈34〉をテープレコーダー本体
に装着させていない場合の動作について説明する。リモ
コン操作部〈34〉を装着させていない状態では、定電圧
回路〈37〉からの高電圧が第1比較回路〈24〉、第2比
較回路〈25〉、第3比較回路〈26〉及び第4比較回路
〈27〉の+側入力端子に印加された状態にあるため、各
比較回路〈24〉,〈25〉,〈26〉,〈27〉の出力端子に
はHレベルの信号が出力された状態にある。従って、斯
かる状態にあるとき第4比較回路〈27〉の出力信号であ
るHレベルの信号が制御トランジスター〈48〉のベース
に印加された状態にある。斯かる状態にあるとき誤消去
防止用爪があるカセットテープ即ち録音可能なカセット
テープを装着すると検出スイッチ〈47〉が閉成されるた
め制御回路〈5〉に設けられている制御端子〈13〉は、
検出スイッチ〈47〉及び制御トランジスター〈48〉の導
通によって接地された状態にある。斯かる状態にあると
きテープレコーダー本体に設けられている再生用操作ス
イッチ〈1〉、早送り用操作スイッチ〈2〉又は巻戻し
用操作スイッチ〈3〉を押圧閉成せしめると制御回路
〈5〉に設けられている再生用出力端子〈7〉、早送り
用出力端子〈9〉又は巻戻し用出力端子〈11〉にHレベ
ルの駆動信号が出力されて再生用切換回路〈6〉、早送
り用切換回路〈8〉又は巻戻し用切換回路〈10〉が動作
状態になり、テープレコーダーを再生動作状態、早送り
動作状態又は巻戻し動作状態にせしめる。斯かる各動作
状態にあるときに停止用操作スイッチ〈4〉を押圧閉成
せしめると再生用出力端子〈7〉、早送り用出力端子
〈9〉又は巻戻し用出力端子〈11〉の出力信号がHレベ
ルよりLレベルに反転する。その結果、再生用切換回路
〈6〉、早送り用切換回路〈8〉又は巻戻し用切換回路
〈10〉が不動作状態になり、テープレコーダーは停止状
態に復帰せしめられる。
以上の如くテープレコーダー本体に設けられている再
生用操作スイッチ〈1〉、早送り用操作スイッチ〈2〉
又は巻戻し用操作スイッチ〈3〉を操作した場合の動作
は行なわれるが、次に消去動作について説明する。磁気
テープに録音されている信号の消去動作は、例えば消去
用操作スイッチ〈14〉を押圧閉成せしめた状態で早送り
用操作スイッチ〈2〉を押圧閉成せしめることによって
行なわれる。斯かる操作を行なうと録音用出力端子〈1
2〉及び早送り用出力端子〈9〉にHレベルの駆動信号
が出力される。前記録音用出力端子〈12〉にHレベルの
信号が出力されると消去用切換回路〈15〉が動作状態に
なり消去ヘッド等を消去動作を行なう状態にせしめる。
また、早送り用出力端子〈9〉にHレベルの信号が出力
されると早送り用切換回路〈8〉が動作状態になって磁
気テープを早送りするため磁気テープに録音されている
信号は高速にて消去されることになる。斯かる消去動作
状態にあるとき停止用操作スイッチ〈4〉を押圧閉成せ
しめると録音用出力端子〈12〉及び早送り用出力端子
〈9〉の出力信号がHレベルよりLレベルになり、テー
プレコーダーは停止状態に復帰せしめられる。このよう
にして早送り動作による消去動作は行なわれるが、巻戻
しによる消去動作も同様に行なわれるためその説明は省
略する。
録音可能なカセットテープが装着されている場合の各
動作及び消去動作は、以上の如く行なわれるが、次に録
音不可能なカセットテープ即ち誤消去防止用爪が無いカ
セットテープが装着されている場合の動作について説明
する。斯かるカセットテープが装着されると検出スイッ
チ〈47〉が開放されるため制御回路〈5〉に設けられて
いる制御端子〈13〉が非接地状態になる。斯かるカセッ
トテープが装着された状態においても再生、早送り又は
巻戻し動作は支障なく行なわれるため、その説明は省略
する。斯かる状態において、使用者が消去動作を行なう
ために消去用操作スイッチ〈14〉及び早送り用操作スイ
ッチ〈2〉を押圧閉成せしめると制御端子〈13〉が非接
地状態にあるため録音用出力端子〈12〉及び早送り用出
力端子〈9〉にHレベルの信号が出力されることはなく
磁気テープに録音されている信号の消去動作が行なわれ
ることはない。そして、斯かる操作が行なわれるとアラ
ーム制御端子〈16〉にHレベルの信号が出力されるため
アラーム信号発生回路〈17〉が動作状態になる。前記ア
ラーム信号発生回路〈17〉が動作状態になると該アラー
ム信号発生回路〈17〉よりアラーム信号が出力されてス
ピーカー〈18〉に印加されるためアラーム音がスピーカ
ー〈18〉より放音されることになる。従って、使用者
は、消去不可能なカセットテープ即ち重要な信号が録音
されているカセットテープが装着されていることを認知
することができる。アラーム信号が放音されているとき
停止用操作スイッチ〈4〉を押圧閉成せしめると制御回
路〈5〉に設けられているアラーム制御端子〈16〉の出
力信号がHレベルよりLレベルに反転する。その結果、
アラーム信号発生回路〈17〉が不動作状態になり、スピ
ーカー〈18〉より放音されていたアラーム音がなくな
る。このように誤消去防止用爪のないカセットテープが
装着されている状態において、早送り動作による消去動
作のための操作を行なった場合の動作は行なわれるが、
巻戻しによる消去動作のための操作を行なった場合にも
同様の動作が行なわれるためその説明は省略する。
リモコン操作部〈34〉をテープレコーダー本体に装着
させていない場合の動作は以上の如く行われるが、次に
リモコン操作部〈34〉を装着させた場合の動作について
説明する。リモコン操作部〈34〉のプラグをテープレコ
ーダー本体に設けられているリモコンジャックに装着さ
せるとリモコン操作部〈34〉に設けられている第1端子
〈35〉及び第2端子〈39〉が夫々テープレコーダー本体
に設けられている第1リモコン端子〈33〉及び第2リモ
コン端子〈38〉と接続された状態になる。リモコン操作
部〈34〉に設けられている再生用切換スイッチ〈40〉、
録音用切換スイッチ〈44〉、早送り用切換スイッチ〈4
5〉及び巻戻し用切換スイッチ〈46〉が開放された状態
にあるとき、即ち停止状態にあるときには、定電圧回路
〈37〉からの高い電圧が第1,第2,第3,及び第4比較回路
〈24〉,〈25〉,〈26〉,〈27〉の+側入力端子に印加
された状態にあるため各比較回路〈24〉,〈25〉,〈2
6〉,〈27〉の出力端子にはHレベルの信号が出力され
た状態にある。斯かる状態にあるとき制御トランジスタ
ー〈48〉のベースに第4比較回路〈27〉の出力端子より
バイアス電圧が印加された状態にあるためテープレコー
ダー本体に設けられている消去用操作スイッチ〈14〉を
押圧閉成せしめると前述した消去動作を行なうことがで
きる。停止状態にあるときにリモコン操作部〈34〉に設
けられている再生用操作釦を押圧操作すると再生用切換
スイッチ〈40〉が閉成された状態になる。前記再生用切
換スイッチ〈40〉が閉成されると第4比較回路〈27〉の
出力信号がHレベルよりLレベルに反転し、制御回路
〈5〉に設けられている第4入力端子〈23〉にLレベル
の信号が入力された状態になる。その結果、制御回路
〈5〉の再生用出力端子〈7〉にHレベルの駆動信号が
出力されて再生用切換回路〈6〉が動作状態になり、テ
ープレコーダーの再生動作が開始される。そして、斯か
る再生動作状態にあるときに停止用操作釦を操作すると
再生用切換スイッチ〈40〉が開放されて第4比較回路
〈27〉の出力信号がHレベルに反転するため再生用出力
端子〈7〉の出力信号がHレベルよりLレベルに反転す
る。前記再生用出力端子〈7〉の出力信号がLレベルに
なると再生用切換回路〈6〉が不動作状態になり、テー
プレコーダーは停止状態に復帰せしめられる。このよう
にリモコンによる再生動作は行なわれるが、次に早送り
動作について説明する。リモコン操作部〈34〉に設けら
れている早送り用操作釦を押圧操作すると早送り用切換
スイッチ〈45〉が閉成された状態になる。前記は早送り
用切換スイッチ〈45〉が閉成されると第2比較回路〈2
5〉、第3比較回路〈26〉及び第4比較回路〈27〉の出
力信号がHレベルよりLレベルに反転し、制御回路
〈5〉に設けられている第2入力端子〈21〉、第3入力
端子〈22〉及び第4入力端子〈23〉にLレベルの信号が
入力された状態になる。その結果、制御回路〈5〉に設
けられている早送り用出力端子〈9〉にHレベルの駆動
信号が出力されて早送り用切換回路〈8〉が動作状態に
なり、テープレコーダーの早送り動作が開始される。そ
して、斯かる早送り動作状態にあるときに停止用操作釦
を操作すると早送り用切換スイッチ〈45〉が開放されて
第2比較回路〈25〉、第3比較回路〈26〉及び第4比較
回路〈27〉の出力信号がHレベルに反転するため早送り
用出力端子〈9〉の出力信号がHレベルよりLレベルに
反転する。前記早送り用出力端子〈9〉の出力信号がL
レベルになると早送り用切換回路〈8〉が不動作状態に
なり、テープレコーダーは停止状態に復帰せしめられ
る。このようにしてリモコンによる再生動作及び早送り
動作は行なわれるが、次に巻戻し動作について説明す
る。リモコン操作部〈34〉に設けられている巻戻し用操
作釦を押圧操作すると巻戻し用切換スイッチ〈46〉が閉
成された状態になる。前記巻戻し用切換スイッチ〈46〉
が閉成されると第1比較回路〈24〉、第2比較回路〈2
5〉、第3比較回路〈26〉及び第4比較回路〈27〉の出
力信号がHレベルよりLレベルに反転し、制御回路
〈5〉に設けられている第1入力端子〈20〉、第2入力
端子〈21〉、第3入力端子〈22〉及び第4入力端子〈2
3〉にLレベルの信号が入力された状態になる。その結
果、制御回路〈5〉に設けられている巻戻し用出力端子
〈11〉にHレベルの駆動信号が出力されて巻戻し用切換
回路〈10〉が動作状態になり、テープレコーダーの巻戻
し動作が開始される。そして、斯かる巻戻し動作状態に
あるときに停止用操作釦を操作すると巻戻し用切換スイ
ッチ〈46〉が開放されて第1比較回路〈24〉、第2比較
回路〈25〉、第3比較回路〈26〉及び第4比較回路〈2
7〉の出力信号がHレベルに反転するため巻戻し用出力
端子〈11〉の出力信号がHレベルよりLレベルに反転す
る。前記巻戻し用出力端子〈11〉の出力信号がLレベル
になると巻戻し用切換回路〈10〉が不動作状態になり、
テープレコーダーは停止状態に復帰せしめられる。
リモコン操作部〈34〉に設けられているとともにテー
プレコーダー本体に組込まれている機能即ち再生、早送
り及び巻戻し動作に対応する操作釦を操作した場合の動
作は、以上の如く行なわれるが、次にテープレコーダー
本体が備えていない機能である録音動作に対応する録音
用操作釦を操作した場合の動作について説明する。リモ
コン操作部〈34〉に設けられている録音用操作釦を押圧
操作すると録音用切換スイッチ〈44〉が閉成された状態
になる。前記録音用切換スイッチ〈44〉が閉成されると
第3比較回路〈26〉及び第4比較回路〈27〉の出力信号
がHレベルよりLレベルに反転し、制御回路〈5〉に設
けられている第3入力端子〈22〉及び第4入力端子〈2
3〉にLレベルの信号が入力された状態になる。前記第
4比較回路〈27〉の出力信号がLレベルになると制御ト
ランジスター〈48〉のベースにバイアス電圧が印加され
ないため該制御トランジスター〈48〉は非導通状態にあ
る。従って、誤消去防止用爪のあるカセットテープが装
着されて検出スイッチ〈47〉が閉成されても制御回路
〈5〉に設けられている制御端子〈13〉は接地されるこ
とはない。このようにリモコン操作部〈34〉に設けられ
ている録音用切換スイッチ〈44〉が閉成されると制御回
路〈5〉に対して録音動作のための切換信号が入力され
るが、前記制御端子〈13〉が非接地状態になるため録音
用出力端子〈12〉にHレベルの信号が出力されることは
なく消去用切換回路〈15〉が動作状態になることはな
い。従って、消去ヘッド等が消去動作を行なう状態に切
換えられることはなく磁気テープに録音されている信号
が誤って消去されることはない。そして、斯かる操作が
行なわれるとアラーム制御端子〈16〉にHレベルの信号
が出力されてアラーム信号発生回路〈17〉に印加される
ため該アラーム信号発生回路〈17〉が動作状態になる。
前記アラーム信号発生回路〈17〉が動作状態になると該
アラーム信号発生回路〈17〉よりアラーム信号が出力さ
れてスピーカー〈18〉に印加されるためアラーム音がス
ピーカー〈18〉より放音されることになる。従って、使
用者は、アラーム音を聴取することによって誤操作を行
なったことを認知することができる。アラーム信号が放
音されているときに停止用操作釦を操作すると録音用切
換スイッチ〈44〉が開放されて第3比較回路〈26〉及び
第4比較回路〈27〉の出力信号がHレベルに反転する。
その結果、制御回路〈5〉に設けられているアラーム制
御端子〈16〉の出力信号がHレベルよりLレベルに反転
し、アラーム信号発生回路〈17〉が不動作状態になる。
従って、スピーカー〈18〉より放音されていたアラーム
音がなくなる。
以上の如く、本実施例における各動作は行なわれる
が、リモコン操作部〈34〉に設けられている各操作釦の
操作によってテープレコーダーが各動作状態にあるとき
にリモコンプラグをリモコンジャックより取外した場合
の動作について説明する。リモコンプラグをリモコンジ
ャックより取外すと第1リモコン端子〈33〉と第2リモ
コン端子〈38〉との間が切離されるため第1比較回路
〈24〉、第2比較回路〈25〉、第3比較回路〈26〉及び
第4比較回路〈27〉の+側入力端子に定電圧回路〈37〉
より高電圧が印加される。その結果、第1比較回路〈2
4〉、第2比較回路〈25〉、第3比較回路〈26〉及び第
4比較回路〈27〉の出力信号がHレベルになり、制御回
路〈5〉に設けられている第1入力端子〈20〉、第2入
力端子〈21〉、第3入力端子〈22〉及び第4入力端子
〈23〉にHレベルの信号が入力されることになる。斯か
る動作は、リモコン操作部〈34〉に設けられている停止
用操作釦を操作した場合と同一であるためリモコンジャ
ックよりリモコンプラグを取外すとテープレコーダーを
停止状態に切換えることができる。
〈ト〉発明の効果 本発明の動作制御回路は、カセットテープに設けられ
ている誤消去防止用爪の有・無によって開閉される検出
スイッチによる検出制御動作を制御するべく設けられて
いるとともに導通状態にあるとき該検出スイッチが閉成
されると制御回路に設けられている制御端子に消去動作
を可能にする信号を入力せしめる制御トランジスターを
設け、リモコン操作部に設けられている録音用切換スイ
ッチが押圧閉成されたとき前記制御トランジスターを非
導通状態にするように構成したことを特徴とするもので
あり、このようにしたので、録音機能の制御動作を行な
うことが出来る機能が組み込まれている制御回路を録音
機能ではなく消去機能を備えたテープレコーダーに組み
込んで録音用操作釦を備えたリモコンを使用した場合
に、該録音用操作釦を誤って操作しても消去動作が開始
されることはなく、何等問題が発生することはない。
従って、本発明によれば、録音機能を備えたテープレ
コーダーの動作を制御する制御回路と録音機能は備えて
いないが消去機能を備えたテープレコーダーの動作を制
御する制御回路として同一の制御回路、例えばマイクロ
コンピューターを使用することが出来ることになり、そ
れ故、本発明の動作制御回路は、製造コストの上昇を抑
える効果が非常に大である。
【図面の簡単な説明】
図示した回路は、本発明の動作制御回路の一実施例であ
る。 主な図番の説明 〈1〉……再生用操作スイッチ、〈2〉……早送り用操
作スイッチ、〈3〉……巻戻し用操作スイッチ、〈4〉
……停止用操作スイッチ、〈5〉……制御回路、〈6〉
……再生用切換回路、〈8〉……早送り用切換回路、
〈10〉……巻戻し用切換回路、〈13〉……制御端子、
〈14〉……消去用操作スイッチ、〈15〉……消去用切換
回路、〈17〉……アラーム信号発生回路、〈19〉……リ
モコン制御回路部、〈24〉……第1比較回路、〈25〉…
…第2比較回路、〈26〉……第3比較回路、〈27〉……
第4比較回路、〈33〉……第1リモコン端子、〈34〉…
…リモコン操作部、〈38〉……第2リモコン端子、〈4
0〉……再生用切換スイッチ、〈44〉……録音用切換ス
イッチ、〈45〉……早送り用切換スイッチ、〈46〉……
巻戻し用切換スイッチ、〈47〉……検出スイッチ、〈4
8)……制御トランジスター。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作スイッチの切換によって入力される信
    号に基づいてテープレコーダーの切換動作を行なう信号
    を出力するとともにカセットテープに設けられている誤
    消去防止用爪の有・無を検出することによって消去動作
    の可否を制御する機能が組込まれている制御回路を備え
    たテープレコーダーにおいて、テープレコーダー本体に
    対して着脱可能にされているとともに少なくとも再生用
    切換スイッチ及び録音用切換スイッチが組込まれている
    リモコン操作部と、テープレコーダー本体に設けられて
    いるとともに消去操作時押圧閉成される消去用操作スイ
    ッチと、前記誤消去防止用爪の有・無によって開閉され
    る検出スイッチと、該検出スイッチによる制御動作を制
    御するべく接続されているとともに導通状態にあるとき
    該検出スイッチが閉成されると前記制御回路に設けられ
    ている制御端子に消去動作を可能にする信号を入力せし
    める制御トランジスターと、前記制御端子に消去動作を
    可能にする信号が入力されていないとき前記消去用操作
    スイッチが閉成されるとアラーム信号を発生するアラー
    ム信号発生回路とより成り、前記リモコン操作部に設け
    られている録音用切換スイッチが押圧閉成されたとき前
    記制御トランジスターを非導通状態にせしめるとともに
    前記アラーム信号発生回路よりアラーム信号を発生させ
    るようにしたことを特徴とするテープレコーダーの動作
    制御回路。
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