JPH08279608A - 電荷転送素子及び電荷転送素子の駆動方法 - Google Patents

電荷転送素子及び電荷転送素子の駆動方法

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JPH08279608A
JPH08279608A JP7081438A JP8143895A JPH08279608A JP H08279608 A JPH08279608 A JP H08279608A JP 7081438 A JP7081438 A JP 7081438A JP 8143895 A JP8143895 A JP 8143895A JP H08279608 A JPH08279608 A JP H08279608A
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JP
Japan
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signal
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JP7081438A
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English (en)
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Mamoru Yasaka
守 家坂
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で転送レジスタでの暗電流ノイズ
の発生を防止して、暗電流ノイズに起因する再生画像の
画質の劣化を抑制する。 【構成】 受光部1が多数配列されたイメージ部3と、
このイメージ部3から転送された信号電荷を一時蓄積す
るストレージ部5とを有するFIT方式のイメージセン
サにおいて、ストレージ部5の各垂直転送レジスタ4を
構成する転送電極群を以下のようにする。即ち、2相の
垂直転送パルスφST1及びφST2がそれぞれ印加さ
れる2枚の転送電極を1組として、多数組を垂直方向に
配列し、電気的中性状態における転送チャネル領域のポ
テンシャル分布特性が、各組の転送電極群のうち、一方
の転送電極下にポテンシャル井戸が形成されるように
し、2相の垂直転送パルスφST1及びφST2を、そ
れぞれ−9Vを基準レベルとして、水平帰線期間にそれ
ぞれ0Vに互い違いに変化する信号形態にして構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電荷転送素子に関し、
特に、複数のCCD構造による電荷転送部を有する固体
撮像素子や信号処理用CCD遅延線等に用いて好適な電
荷転送素子に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のCCD構造による電荷転送部を有
するものとして、CCDイメージセンサ,CCDリニア
センサ及びCCD遅延線等が挙げられる。
【0003】その中でもCCDイメージセンサ、例えば
フレームインターライン転送(FIT)型イメージセン
サにおいては、電荷蓄積期間に入射された光をその光量
に応じた量の電荷に光電変換する受光部が多数マトリク
ス状に配列されたイメージ部と、垂直帰線期間に上記撮
像部から高速転送された信号電荷を水平帰線期間に1行
単位に水平転送レジスタに転送するストレージ部を有し
て構成されている。
【0004】具体的には、図7に示すように、入射光量
に応じた量の電荷に光電変換する受光部101が多数マ
トリクス状に配され、更にこれら多数の受光部101の
うち、列方向に配列された受光部101に対して共通と
された垂直転送レジスタ102が多数本、行方向に配列
されたイメージ部(撮像部)103と、このイメージ部
103に隣接して配され、イメージ部103に形成され
ているような受光部101はなく、イメージ部103に
おける多数本の垂直転送レジスタ102に連続してそれ
ぞれ多数本の垂直転送レジスタ104のみが延長形成さ
れたストレージ部(蓄積部)105とを有する。また、
ストレージ部105に隣接し、かつ多数本の垂直転送レ
ジスタ104に対して共通とされた水平転送レジスタ1
06が1本設けられている。
【0005】また、水平転送レジスタ106の最終段に
は出力部107が接続されている。出力部107は、水
平転送レジスタ106の最終段から転送されてきた信号
電荷を電気信号(例えば電圧信号)に変換する例えばフ
ローティング・ディフュージョンあるいはフローティン
グ・ゲート等で構成される電荷−電気信号変換部と、こ
の電荷−電気信号変換部からの電気信号を増幅するアン
プを有して構成されている。
【0006】そして、これらイメージ部103における
垂直転送パルスφIM1〜φIM4及びストレージ部1
05における4つの垂直転送パルスφST1〜φST4
の供給によって、イメージ部103及びストレージ部1
05における各垂直転送電極下のポテンシャル分布が順
次変化し、これによって、信号電荷がそれぞれイメージ
部103における垂直転送レジスタ102及びストレー
ジ部105における垂直転送レジスタ104に沿って縦
方向(水平転送レジスタ106側)に転送されることに
なる。
【0007】特に、イメージ部103においては、受光
部101に蓄積されている信号電荷を垂直帰線期間にお
いて、まず、垂直転送レジスタ102に読出し、その
後、この垂直帰線期間内において、上記垂直転送レジス
タ102に転送された信号電荷を高速にストレージ部1
05の垂直転送レジスタ104に転送する。
【0008】ストレージ部105は、垂直帰線期間にお
いて垂直転送レジスタ104に転送された信号電荷を、
その後の水平帰線期間において1行単位に第1の水平転
送レジスタ106側に転送する。
【0009】そして、次の水平走査期間において、水平
転送レジスタ106上に形成された例えば2層の多結晶
シリコン層による水平転送電極への互いに位相の異なる
2相の水平転送パルスの印加によって、信号電荷が順次
対応する出力部107側に転送され、出力部107の出
力端子108より撮像信号Sとして取り出されることに
なる。
【0010】ここで、イメージ部103及びストレージ
部105における各構成を説明すると、上記イメージ部
103における垂直転送レジスタ102上、及び上記ス
トレージ部105における垂直転送レジスタ104上に
は、図示しないが例えば2層の多結晶シリコン層による
4枚の垂直転送電極がそれぞれ絶縁膜を介して形成され
ている。即ち、4枚の垂直転送電極を1組として、その
組が多数、縦方向に順次配列されて形成されている。
【0011】具体的に説明すると、イメージ部103に
おいては、上記1組を構成する4枚の転送電極が、それ
ぞれ水平方向(電荷転送方向に対して直角な方向)に延
長して形成され、これら4枚の転送電極1組にして多数
組、垂直方向に順次配列されている。
【0012】そして、上記4枚の転送電極に対してそれ
ぞれ第1〜第4の垂直転送パルスφIM1〜φIM4が
個別に印加され、これら4相の垂直転送パルスφIM1
〜φIM4の印加によって、イメージ部103における
各転送電極下のポテンシャル分布が順次変化し、これに
よって、読出し期間中に受光部101から読み出された
信号電荷が、垂直帰線期間においてストレージ部105
に一度に転送されることになる。
【0013】一方、ストレージ部105においては、イ
メージ部103と同様に一組を構成する4枚の転送電極
が、それぞれ水平方向(電荷転送方向に対して直角な方
向)に延長して形成され、これら4枚の転送電極を1組
として多数組、垂直方向に順次配列されている。
【0014】そして、これら4枚の転送電極に対してそ
れぞれ第1〜第4の垂直転送パルスφST1〜φST4
が個別に印加され、これら4相の垂直転送パルスφST
1〜φST4の印加によって、ストレージ部105にお
ける各転送電極下のポテンシャル分布が順次変化し、こ
れによって、上記イメージ部103から転送された信号
電荷が、水平帰線期間において水平転送レジスタ106
側に順次行単位に転送されることになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
FIT方式の固体撮像素子においては、以下に示すよう
に、電荷転送動作に起因して暗電流ノイズが大きくなる
ことから、再生画像の垂直方向にシェーディング状の暗
電流ノイズむらが発生するという問題があった。
【0016】ここで、従来の電荷転送動作について図8
を参照しながら説明する。この図8においては、イメー
ジ部103に供給される垂直転送パルスφIM1〜φI
M4及びストレージ部105に供給される垂直転送パル
スφST1〜φST4のうち、それぞれ垂直転送パルス
φIM1及びφST1を示すものである。
【0017】まず、垂直転送パルスφIM1に重畳する
読出しパルスPの供給によって、各受光部101からそ
れぞれ対応する垂直転送レジスタ102に信号電荷が読
み出される。垂直転送レジスタ102に読み出された信
号電荷は、垂直帰線期間におけるフレームシフト転送期
間FSにおいて、ストレージ部105の垂直転送レジス
タ104に高速に転送される。
【0018】その後、ストレージ部105の垂直転送レ
ジスタ104に転送された信号電荷は、ラインシフト転
送期間LSにおける水平帰線期間において、垂直転送レ
ジスタ104内を1行単位に順次転送され、水平転送レ
ジスタ106に送られる。水平転送レジスタ106に転
送された信号電荷は、ラインシフト転送期間LSにおけ
る水平走査期間において出力部107側に順次転送さ
れ、上述したように、出力部107から撮像信号Sとし
て出力されることになる。
【0019】ここで、受光部101に蓄積された信号電
荷が垂直転送レジスタ102を通じてストレージ部10
5に転送されるまでの期間、即ちフレームシフト転送期
間FSは、短時間であるため、信号電荷に暗電流ノイズ
が混入する量は少ない。
【0020】しかし、ストレージ部105に転送された
信号電荷が、ストレージ部105における垂直転送レジ
スタ104内及び水平転送レジスタ106内を転送し
て、出力部107から撮像信号Sとして取り出されるま
での期間、即ちラインシフト転送期間LSは、上記フレ
ームシフト転送期間FSと比して長時間となるため、暗
電流ノイズはこのラインシフト転送期間LSで多く発生
することとなる。
【0021】特に、従来の垂直転送パルスにおいては、
図8で示すように、例えば各第1の垂直転送パルスφS
T1が、0Vを基準として水平帰線期間内に低レベル
(−9V)に立ち下げる信号形態となっており、ライン
シフト転送期間LS全体において、0Vとなっている期
間が非常に長いものとなっている。
【0022】図7で示すようなFIT方式の固体撮像素
子においては、信号電荷として移動度の高い電子を用い
るようにしているため、信号電荷以外の電荷(例えば、
シリコン基板からの拡散電流,基板表面に形成されてい
る空乏層からの電流,Si−SiO2界面の表面準位か
らの発生電流等に基づく電荷)が、0Vが印加されてい
る転送電極下のポテンシャル井戸に集まり、暗電流ノイ
ズを引き起こす。
【0023】従って、この暗電流ノイズはストレージ部
105に長く滞在する信号電荷(垂直転送レジスタ10
4中、イメージ部103寄りの領域に転送されている信
号電荷など)に対して多く混入する。その結果、再生画
像をモニタ画面上に映し出した際に、垂直方向のシェー
ディングが発生して画質を劣化させる一要因となってお
り、特に暗時で目立ちやすいものとなっている。
【0024】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、簡単な構成で転送レジ
スタでの暗電流ノイズの発生を防止することができる電
荷転送素子を提供することにある。
【0025】また、本発明の他の目的は、固体撮像素子
に適用した場合において、簡単な構成で転送レジスタで
の暗電流ノイズの発生を防止することができ、暗電流ノ
イズに起因する再生画像の画質の劣化を抑制することが
できる電荷転送素子を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、信号電荷を一
方向に転送する転送チャネル領域と、該転送チャネル領
域上に該転送チャネル領域に対して電荷転送のための電
位変化を生じさせる転送電極群が電荷転送方向に多数配
列された電荷転送素子において、上記転送電極群を、2
相の駆動信号がそれぞれ印加される2枚の転送電極を1
組として構成し、電気的中性状態における転送チャネル
領域のポテンシャル分布特性が、各組の上記転送電極群
のうち、一方の転送電極下にポテンシャル井戸が形成さ
れるようにし、上記2相の駆動信号を、それぞれ上記信
号電荷の極性と同じ極性のレベルを基準レベルとして、
絶対値レベルが上記基準レベルよりも小とされた動作レ
ベルに互い違いに変化する信号形態にして構成する(請
求項1記載の発明)。
【0027】この場合、上記2相の駆動信号を、一方が
上記動作レベルとなる期間と他方が上記動作レベルにな
る期間の間に、両方が基準レベルとなる期間を挿入させ
た信号形態としてもよい(請求項2記載の発明)。
【0028】また、上記転送チャネル領域を、入射光の
光量に応じた量の電荷に光電変換する光電変換部が多数
配列された撮像部と該撮像部から転送された信号電荷を
一時蓄積する蓄積部とを有する固体撮像素子の上記蓄積
部の垂直転送レジスタを構成する転送領域とし、上記転
送チャネル領域にて転送される信号電荷を上記光電変換
部からの信号電荷としてもよい(請求項3記載の発
明)。
【0029】次に、本発明は、信号電荷を一方向に転送
する転送チャネル領域と、該転送チャネル領域上に2枚
の転送電極を1組とする転送電極群が電荷転送方向に多
数配列され、上記転送チャネル領域が、電気的中性状態
において、各組の上記転送電極群のうち、一方の転送電
極下にポテンシャル井戸が形成されるポテンシャル分布
特性を有する電荷転送素子の駆動方法において、各組の
転送電極に、それぞれ上記信号電荷の極性と同じ極性の
レベルを基準レベルとして、絶対値レベルが上記基準レ
ベルよりも小とされた動作レベルに互い違いに変化する
信号形態を有する2相の駆動信号を印加して上記信号電
荷を転送する(請求項4記載の発明)。
【0030】この場合、上記2相の駆動信号として、一
方が動作レベルとなる期間と他方が動作レベルになる期
間の間に両方が基準レベルとなる期間を挿入した信号形
態のものを用いてもよい(請求項5記載の発明)。
【0031】また、上記転送チャネル領域を、入射光の
光量に応じた量の電荷に光電変換する光電変換部が多数
配列された撮像部と該撮像部から転送された信号電荷を
一時蓄積する蓄積部とを有する固体撮像素子の上記蓄積
部の垂直転送レジスタを構成する転送領域としてもよい
(請求項6記載の発明)。
【0032】
【作用】請求項1記載の本発明に係る電荷転送素子又は
請求項4記載の本発明に係る電荷転送素子の駆動方法に
おいては、転送電極群への2相の駆動信号の印加によっ
て、転送電極下における転送チャネル領域のポテンシャ
ル分布が順次変化して、信号電荷が転送チャネル領域に
沿って一方向に転送されることになる。
【0033】この場合、上記2相の駆動信号が、それぞ
れ上記信号電荷の極性と同じ極性のレベルを基準レベル
として、絶対値レベルが上記基準レベルよりも小とされ
た動作レベルに互い違いに変化する信号形態を有するこ
とから、例えば信号電荷を転送しない期間において、各
転送電極が信号電荷と同じ極性の基準レベルに固定され
ることになる。
【0034】これにより、暗電流ノイズの発生要因であ
る信号電荷以外の電荷(例えば基板からの拡散電流に伴
う電荷、基板表面の空乏層からの電流に伴う電荷、界面
の表面準位からの発生電流に伴う電荷等)のポテンシャ
ル井戸への誘起が抑制され、結果的に暗電流ノイズの低
減につながることになる。特に、暗電流ノイズの発生要
因は、界面準位によるものが支配的であるが、上記基準
レベルを界面準位がピンニングするレベルにすれば、界
面準位による暗電流ノイズは大幅に低減することにな
る。
【0035】また、本発明においては、2相の駆動信号
を用いることから、入力端子の点数を低減することがで
き、配線の簡素化をも達成することができる。
【0036】次に、請求項2記載の本発明に係る電荷転
送素子又は請求項5記載の本発明に係る電荷転送素子の
駆動方法においては、2相の駆動信号中、どちらか一方
の駆動信号が動作レベルになっていれば、他方は必ず基
準レベルであり、また、どちらか一方の動作レベル期間
が経過した場合、他方の駆動信号が動作レベルになるま
で、両方の駆動信号が基準レベルとなる。このため、各
転送電極に基準レベルが印加される期間が、動作レベル
が印加される期間よりも長期間となる。
【0037】上記基準レベルは、上述したように、信号
電荷の極性と同じ極性のレベルであるため、信号電荷以
外の電荷のポテンシャル井戸への誘起が抑制されること
になり、暗電流ノイズの発生を有効に低減することが可
能となる。
【0038】次に、請求項3記載の本発明に係る電荷転
送素子又は請求項6記載の本発明に係る電荷転送素子の
駆動方法においては、撮像部から転送された信号電荷
は、蓄積部における転送チャネル領域にて一方向に転送
される。具体的には、光電変換部において光電変換して
得られた信号電荷が垂直帰線期間において蓄積部に転送
される。蓄積部に転送された信号電荷は、その後の電荷
転送期間における水平帰線期間において一方向に順次転
送される。水平走査期間においては、上記信号電荷は転
送されずに転送チャネル領域に形成されたポテンシャル
井戸にそのまま留まることになる。
【0039】この場合に、本発明においては、比較的長
期間である上記水平走査期間において、転送電極に印加
される駆動信号のレベルが信号電荷と同じ極性の基準レ
ベルとなるため、信号電荷以外の電荷のポテンシャル井
戸への誘起が抑制されることになり、暗電流ノイズの発
生が低減される。
【0040】
【実施例】以下、本発明に係る電荷転送素子をフレーム
・インターライン転送(FIT)方式のイメージセンサ
に適用した実施例(以下、単に実施例に係るイメージセ
ンサと記す)を図1〜図6を参照しながら説明する。
【0041】この実施例に係るイメージセンサは、図1
に示すように、入射光量に応じた量の電荷に光電変換す
る受光部1が多数マトリクス状に配され、更にこれら多
数の受光部1のうち、列方向に配列された受光部1に対
して共通とされた垂直転送レジスタ2が多数本、行方向
に配列されたイメージ部(撮像部)3と、このイメージ
部3に隣接して配され、イメージ部3に形成されている
ような受光部1はなく、イメージ部3における多数本の
垂直転送レジスタ2に連続してそれぞれ多数本の垂直転
送レジスタ4のみが延長形成されたストレージ部(蓄積
部)5とを有する。
【0042】また、ストレージ部5に隣接し、かつ多数
本の垂直転送レジスタ4に対して共通とされた水平転送
レジスタ6が1本並設されている。
【0043】そして、ストレージ部5と水平転送レジス
タ6間には、ストレージ部5における垂直転送レジスタ
4の最終段に転送された信号電荷を水平転送レジスタ6
に転送するための2つの垂直−水平転送レジスタVH1
及びVH2が多数の垂直転送レジスタ4に対して共通
に、かつそれぞれ並列に形成されている。これら2本の
垂直−水平転送レジスタVH1及びVH2には、それぞ
れ垂直−水平転送パルスφVH1及びφVH2が供給さ
れるようになっており、これら転送パルスφVH1及び
φVH2の供給によって、垂直転送レジスタ4からの信
号電荷が水平転送レジスタ6に転送されることになる。
【0044】また、上記水平転送レジスタ6の最終段に
は、出力部7が接続されている。この出力部7は、水平
転送レジスタ6の最終段から転送されてきた信号電荷を
電気信号(例えば電圧信号)に変換する例えばフローテ
ィング・ディフュージョンあるいはフローティング・ゲ
ート等で構成される電荷−電気信号変換部8と、この電
荷−電気信号変換部8にて電気信号の変換が行われた後
の信号電荷を、リセットパルスPrの入力に従ってドレ
イン領域Dに掃き捨てるリセットゲートRGと、電荷−
電気信号変換部8からの電気信号を増幅するアンプ9を
有して構成されている。なお、ドレイン領域Dには電源
電圧Vddが印加されている。
【0045】そして、本実施例においては、イメージ部
3における垂直転送パルスφIM1〜φIM4及びスト
レージ部5における2つの垂直転送パルスφST1及び
φST2の供給によって、イメージ部3及びストレージ
部5における各垂直転送電極下のポテンシャル分布が順
次変化し、これによって、信号電荷がそれぞれイメージ
部3における垂直転送レジスタ2及びストレージ部5に
おける垂直転送レジスタ4に沿って縦方向(水平転送レ
ジスタ6側)に転送されることになる。
【0046】特に、イメージ部3においては、受光部1
に蓄積されている信号電荷を垂直帰線期間において、ま
ず、垂直転送レジスタ2に読出し、その後、この垂直帰
線期間内において、上記垂直転送レジスタ2に転送され
た信号電荷を高速にストレージ部5の垂直転送レジスタ
4に転送する。
【0047】ストレージ部5は、垂直帰線期間において
垂直転送レジスタ4に転送された信号電荷を、その後の
水平帰線期間HBLKにおいて1行単位に水平転送レジ
スタ6側に転送する。これによって、垂直転送レジスタ
4の最終段にあった信号電荷は、2つの垂直−水平転送
レジスタVH1及びVH2を経て水平転送レジスタ6に
転送される。
【0048】そして、次の水平走査期間において、水平
転送レジスタ6上に形成された例えば2層の多結晶シリ
コン層による水平転送電極への互いに位相の異なる2相
の水平転送パルスφH1及びφH2の印加によって、信
号電荷が順次出力部7側の電荷−電気信号変換部8に転
送され、この電荷−電気信号変換部8において電気信号
に変換されて、アンプ9を介して対応する出力端子10
より撮像信号Sとして取り出されることになる。
【0049】ここで、このイメージセンサの受光部1周
辺の断面をみると、図2に示すように、例えばn形のシ
リコン基板21にp形不純物(例えばボロン(B))の
導入によるp形のウェル領域22と、上記受光部1を形
成するためのn形の不純物拡散領域23と、垂直転送レ
ジスタ2を構成するn形の転送チャネル領域24並びに
p形のチャネルストッパ領域25が形成され、更に上記
n形の不純物拡散領域23の表面にp形の正電荷蓄積領
域26が形成され、n形の転送チャネル領域24の直下
にスミアの低減を目的とした第2のp形ウェル領域27
がそれぞれ形成されている。なお、n形の不純物拡散領
域23と転送チャネル領域24間のp形領域は、読出し
ゲート部RGを構成する。
【0050】また、このイメージセンサは、図示するよ
うに、n形シリコン基板21の表面にp形のウェル領域
22を形成して、このウェル領域22よりも浅い位置に
上記受光部1を構成するn形の不純物拡散領域23を形
成することで、いわゆる電子シャッタの機能を有するよ
うに構成されている。
【0051】即ち、シリコン基板21に供給される基板
電位をシャッタパルスに同期して高レベルにすることに
より、p形のウェル領域22におけるポテンシャル障壁
(オーバーフローバリア)が下がり、受光部1に蓄積さ
れた電荷(この場合、電子)が上記オーバーフローバリ
アを越えて縦方向、即ちシリコン基板21側に掃き捨て
られることになる。これにより、シャッタパルスの最終
印加時点から電荷読出し時点までの期間が実質的な露光
期間となり、残像等の不都合を防止することができるよ
うになっている。
【0052】また、このイメージセンサにおいては、上
記n形の不純物拡散領域23とp形のウェル領域22と
のpn接合によるフォトダイオード,n形の不純物拡散
領域23と読出しゲート部RGとのpn接合によるフォ
トダイオード,n形の不純物拡散領域23とチャネルス
トッパ領域25とのpn接合によるフォトダイオード、
並びにn形の不純物拡散領域23とp形の正孔蓄積領域
26とのpn接合によるフォトダイオードによって受光
部1(光電変換部)が構成され、この受光部1が多数個
マトリクス状に配列されてイメージ部3が形成されてい
る。そして、カラー撮像方式の場合、上記受光部1に対
応して形成される色フィルタ(三原色フィルタや補色フ
ィルタ)の配色などの関係によって、例えば互いに隣接
する4つの受光部1にて1つの画素を構成するようにな
っている。
【0053】また、転送チャネル領域24,チャネルス
トッパ領域25及び読出しゲート部RG上に、例えばS
iO2 膜を介してSi3 4 膜及びSiO2 膜が順次積
層され、これらSiO2 膜,Si3 4 膜及びSiO2
膜による3層構造のゲート絶縁膜28上に1層目の多結
晶シリコン層及び2層目の多結晶シリコン層による4つ
の転送電極(図2においては代表的に1層目の多結晶シ
リコン層による転送電極29を示す)が形成され、これ
ら転送チャネル領域24,ゲート絶縁膜28及び転送電
極29によって垂直転送レジスタ2が構成される。
【0054】上記転送電極29の表面には、熱酸化によ
るシリコン酸化膜(SiO2 膜)30が形成されてお
り、この転送電極29を含む全面にはPSGからなる層
間絶縁膜31が形成され、この層間絶縁膜31上に下層
の転送電極11を覆うようにAl層による遮光膜32
(以下、Al遮光膜と記す)が形成され、このAl遮光
膜32を含む全面に保護膜(例えばプラズマCVD法に
よるSiN膜等)33が形成されている。
【0055】上記Al遮光膜32は、受光部1上におい
て選択的にエッチング除去されており、光は、このエッ
チング除去によって形成された開口32aを通じて受光
部1内に入射されるようになっている。
【0056】なお、上記図2の断面図においては、簡単
のため、保護膜33上の平坦化膜,色フィルタ及びマイ
クロ集光レンズなどは省略してある。
【0057】次に、イメージ部3及びストレージ部5に
おける各構成を説明すると、イメージ部3については、
従来の構成とほぼ同じであるため、その詳細説明は省略
するが、ストレージ部5については、図3に示すよう
に、転送チャネル領域24上に2層の多結晶シリコン層
による2枚の垂直転送電極41a及び41bがそれぞれ
熱酸化膜(SiO2膜)42を介して形成されている。
即ち、2枚の垂直転送電極41a及び41bを1組とし
て、その組が多数、縦方向に順次配列されて形成されて
いる。
【0058】具体的に説明すると、上記ストレージ部5
においては、上記1組を構成する2枚の転送電極41a
及び41bが、それぞれ水平方向(電荷転送方向に対し
て直角な方向)に延長して形成され、これら2枚の転送
電極41a及び41bを1組にして多数組、垂直方向に
順次配列されている。また、n形の転送チャネル領域2
4は、各組の転送電極群中、一方の転送電極(この例で
は第2の転送電極41b)下に対応する部分にp形の不
純物(例えばボロン(B))が例えばイオン注入等によ
って導入されて低濃度のp形領域43とされて、電気的
に中性状態のとき、上記n領域24にポテンシャル井戸
が形成され、上記p形領域43にポテンシャル障壁が形
成されるようになっている。
【0059】そして、奇数組の転送電極群における第1
及び第2の転送電極41a及び41bに対して第1の垂
直転送パルスφST1が印加され、偶数組の転送電極群
における第1及び第2の転送電極41a及び41bに対
して第2の垂直転送パルスφST2が印加される。これ
ら2相の垂直転送パルスφST1及びφST2の印加に
よって、ストレージ部5における各転送電極11下のポ
テンシャル分布が順次変化し、これによって、垂直帰線
期間に一度にストレージ部に転送された信号電荷が、水
平帰線期間において水平転送レジスタ側に1行単位に転
送されることになる。
【0060】ここで、具体的に本実施例に係るイメージ
センサでの電荷転送動作を図4及び図5を参照しながら
説明する。なお、図4においては、イメージ部3に供給
される垂直転送パルスφIM1〜φIM4のうち、第1
の垂直転送パルスφIM1と、ストレージ部5に供給さ
れる第1及び第2の垂直転送パルスφST1及びφST
2を示すものである。
【0061】まず、垂直転送パルスφIM1に重畳する
読出しパルスPの供給によって、各受光部1からそれぞ
れ対応する垂直転送レジスタ2に信号電荷が読み出され
る。垂直転送レジスタ2に読み出された信号電荷は、垂
直帰線期間におけるフレームシフト転送期間FSにおい
て、ストレージ部5の垂直転送レジスタ4に高速に転送
される。この場合、受光部1に蓄積された信号電荷が垂
直転送レジスタ2を通じてストレージ部5に転送される
までの期間、即ちフレームシフト転送期間FSは、短時
間であるため、信号電荷に暗電流ノイズが混入する量は
少ない。
【0062】その後、ストレージ部5の垂直転送レジス
タ4に転送された信号電荷は、ラインシフト転送期間L
Sにおける水平帰線期間HBLKにおいて、垂直転送レ
ジスタ4内を1行単位に順次転送され、水平転送レジス
タ6に送られる。水平転送レジスタ6に転送された信号
電荷は、ラインシフト転送期間LSにおける水平走査期
間において出力部7側に順次転送され、上述したよう
に、この出力部7から撮像信号Sとして出力されること
になる。
【0063】そして、この実施例においては、図5に示
すように、ストレージ部5に供給される第1及び第2の
垂直転送パルスφST1及びφST2の各基準レベルを
−9Vとし、水平帰線期間HBLKにおいて、まず、例
えば第2の垂直転送パルスφST2を、その信号レベル
が例えば1クロック期間、0Vに立ち上がるパルス信号
とし、また、第1の垂直転送パルスφST1を、上記第
2の垂直転送パルスφST2の立ち下がりから1クロッ
ク期間経過後にその信号レベルが1クロック期間、0V
に立ち上がるパルス信号とする。
【0064】これにより、ストレージ部5に蓄積されて
いる信号電荷は、図6に示すような転送動作を行なうこ
とになる。具体的に説明すると、まず、水平帰線期間H
BLKの初期段階で、かつ第1及び第2の垂直転送パル
スφST1及びφST2が共に基準レベル(−9V)で
あるt1時においては、信号電荷eは、奇数組における
第1の転送電極41a下に形成されたポテンシャル井戸
に蓄積されることになる。
【0065】次のt2時においては、偶数組の転送電極
群に供給される第2の垂直転送パルスφST2が高レベ
ル(0V)となることから、偶数組の第1の転送電極4
1a下のポテンシャルが最も高く、奇数組の第2の転送
電極41b下のポテンシャルが最も低いとされた水平転
送レジスタ6に向かう下り階段状のポテンシャル分布と
されて、上記偶数組の第1の転送電極41a下にポテン
シャル井戸が形成されるため、信号電荷eは上記第1の
転送電極41a下のポテンシャル井戸に転送・蓄積され
ることになる。
【0066】次のt3時においては、奇数組及び偶数組
の各第1及び第2の転送電極41a及び41bに供給さ
れる第1及び第2の垂直転送パルスφST1及びφST
2が共に基準レベル(−9V)になることから、ポテン
シャル分布はt1時の場合と同じになり、この場合、信
号電荷eは偶数組の第1の転送電極41a下に蓄積され
たままの状態となる。
【0067】次のt4時においては、今度は、奇数組の
転送電極群に供給される第1の垂直転送パルスφST1
が高レベル(0V)となることから、奇数組の第1の転
送電極41a下のポテンシャルが最も高く、偶数組の第
2の転送電極41b下のポテンシャルが最も低いとされ
た水平転送レジスタ6に向かう下り階段状のポテンシャ
ル分布とされて、上記奇数組の第1の転送電極41a下
にポテンシャル井戸が形成されるため、信号電荷eは上
記第1の転送電極41a下のポテンシャル井戸に転送・
蓄積されることになる。
【0068】次のt5時においては、奇数組及び偶数組
の各第1及び第2の転送電極φST1及びφST2に供
給される第1及び第2の垂直転送パルスφST1及びφ
ST2が共に基準レベル(−9V)になることから、ポ
テンシャル分布は上記t1時及びt3時の場合と同じに
なり、この場合、信号電荷eは奇数組の第1の転送電極
41a下に蓄積されたままの状態となる。
【0069】この段階で、前段における奇数組の第1の
転送電極41a下にあった信号電荷eは、次段における
奇数組の第1の転送電極41a下に転送されることにな
る。つまり、上記連続的に配列される奇数組の第1及び
第2の転送電極41a及び41b並びに偶数組の第1及
び第2の転送電極41a及び41bを1つの段としたと
き、前段にあった信号電荷eが、上記t1時〜t5時に
おける垂直転送パルスφST1及びφST2の電位変化
によって、次段(次の行)に転送されることになる。
【0070】そして、水平帰線期間HBLK以外の期
間、即ち水平走査期間においては、第1及び第2の垂直
転送パルスφST1及びφST2とも、低レベル(−9
V)に固定される。
【0071】このように、上記実施例に係るイメージセ
ンサにおいては、ストレージ部5における各転送電極群
への2相の垂直転送パルスφST1及びφST2の印加
によって、各転送電極41a及び41b下における転送
チャネル領域24のポテンシャル分布が順次変化して、
信号電荷eが転送チャネル領域24に沿って一方向に転
送されることになる。
【0072】この場合、奇数組の第1及び第2の転送電
極41a及び41b並びに偶数組の第1及び第2の転送
電極41a及び41bに対して2相の垂直転送パルスφ
ST1及びφST2を印加することから、図7で示す従
来の例えば4相駆動の場合と異なり、複数の転送電極下
に連続してポテンシャル井戸が形成されるということが
なくなり、転送チャネル領域24に形成されるポテンシ
ャル井戸の面積を少なくすることが可能となる。これに
より、信号電荷e以外の電荷がポテンシャル井戸に蓄積
されることによって発生する暗電流ノイズは、上記ポテ
ンシャル井戸の面積の減少に伴って実質的に少なくな
る。
【0073】また、上記2相の垂直転送パルスφST1
及びφST2が、水平帰線期間HBLKにおいて、それ
ぞれ低レベル(この実施例においては、信号電荷と同じ
極性の−9V)を基準レベルとして、高レベル(この実
施例においては0V)に互い違いに変化する信号形態を
有することから、例えば、このストレージ部5において
信号電荷eを転送しない期間(即ち、水平走査期間)に
おいて、各転送電極41a及び41bが−9Vに固定さ
れることになる。
【0074】つまり、ラインシフト転送期間LSの大部
分を占める水平走査期間において、各転送電極が−9V
に固定されるため、転送チャネル領域24のポテンシャ
ル分布がピンニング状態(低電位に固定された状態)に
なり、これにより、暗電流ノイズの発生要因である信号
電荷以外の電荷(例えば基板からの拡散電流に伴う電
荷、基板表面の空乏層からの電流に伴う電荷、界面の表
面準位からの発生電流に伴う電荷等)のポテンシャル井
戸への誘起が抑制され、結果的に暗電流ノイズの低減に
つながり、暗電流ノイズに起因する再生画像の画質の劣
化を抑制することができる。
【0075】特に、上記実施例においては、2相の垂直
転送パルスφST1及びφST2中、どちらか一方の垂
直転送パルスφST1又はφST2が高レベルになって
いれば、他方は必ず低レベル(基準レベル)であり、ま
た、どちらか一方の高レベル期間が経過した場合、他方
の垂直転送パルスφST1又はφST2が高レベルにな
るまで、両方の垂直転送パルスφST2又はφST1が
基準レベルとなる。このため、各転送電極に基準レベル
が印加される期間が、高レベルが印加される期間よりも
長期間となる。
【0076】上記基準レベルは、上述したように、−9
Vであって信号電荷の極性と同じ極性のレベルであるた
め、信号電荷以外の電荷のポテンシャル井戸への誘起が
抑制されることになり、暗電流ノイズの発生を有効に低
減することが可能となる。
【0077】また、上記実施例においては、ストレージ
部5に対して2相の垂直転送パルスφST1及びφST
2を用いて2相駆動とすることから、入力端子の点数を
低減することができ、配線の簡素化をも達成することが
できる。
【0078】上記実施例においては、フレーム・インタ
ーライン転送(FIT)方式のイメージセンサに適用し
た例を示したが、その他、フレーム転送(FT)方式の
イメージセンサにも適用させることができる。
【0079】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る電荷転送素
子及び電荷転送素子の駆動方法によれば、簡単な構成で
転送レジスタでの暗電流ノイズの発生を防止することが
できる。
【0080】また、本発明に係る電荷転送素子及び電荷
転送素子の駆動方法によれば、固体撮像素子に適用した
場合において、簡単な構成で転送レジスタでの暗電流ノ
イズの発生を防止することができ、暗電流ノイズに起因
する再生画像の画質の劣化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電荷転送素子をフレーム・インタ
ーライン転送(FIT)方式のイメージセンサに適用し
た実施例(以下、単に実施例に係るイメージセンサと記
す)を示す構成図である。
【図2】本実施例に係るイメージセンサのイメージ部に
おける受光部とその周辺部分の構成を示す断面図であ
る。
【図3】本実施例に係るイメージセンサのストレージ部
における転送電極の構造を示す断面図である。
【図4】本実施例に係るイメージセンサのフレームシフ
ト期間及びラインシフト期間の各タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図5】本実施例に係るイメージセンサのストレージ部
における第1及び第2の垂直転送パルスの出力タイミン
グを示すタイミングチャートである。
【図6】本実施例に係るイメージセンサのストレージ部
における電荷転送動作を示す動作概念図である。
【図7】従来例に係るイメージセンサを示す構成図であ
る。
【図8】従来例に係るイメージセンサの電荷転送動作を
示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 受光部 2及び4 垂直転送レジスタ 3 イメージ部 5 ストレージ部 6 水平転送レジスタ 7 出力部 41A及び41b 転送電極

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号電荷を一方向に転送する転送チャネ
    ル領域と、該転送チャネル領域上に該転送チャネル領域
    に対して電荷転送のための電位変化を生じさせる転送電
    極群が電荷転送方向に多数配列された電荷転送素子にお
    いて、 上記転送電極群は、2相の駆動信号がそれぞれ印加され
    る2枚の転送電極を1組として構成され、 上記転送チャネル領域は、電気的中性状態において、各
    組の上記転送電極群のうち、一方の転送電極下にポテン
    シャル井戸が形成されるポテンシャル分布特性を有し、 上記2相の駆動信号は、それぞれ上記信号電荷の極性と
    同じ極性のレベルを基準レベルとして、絶対値レベルが
    上記基準レベルよりも小とされた動作レベルに互い違い
    に変化する信号形態を有することを特徴とする電荷転送
    素子。
  2. 【請求項2】 上記2相の駆動信号は、一方が上記動作
    レベルとなる期間と他方が上記動作レベルになる期間の
    間に、両方が上記基準レベルとなる期間が挿入されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の電荷転送素子。
  3. 【請求項3】 上記転送チャネル領域は、入射光の光量
    に応じた量の電荷に光電変換する光電変換部が多数配列
    された撮像部と該撮像部から転送された信号電荷を一時
    蓄積する蓄積部とを有する固体撮像素子の上記蓄積部の
    垂直転送レジスタを構成する転送領域であって、上記転
    送チャネル領域にて転送される信号電荷は、上記光電変
    換部からの信号電荷であることを特徴とする請求項1又
    は2記載の電荷転送素子。
  4. 【請求項4】 信号電荷を一方向に転送する転送チャネ
    ル領域と、該転送チャネル領域上に2枚の転送電極を1
    組とする転送電極群が電荷転送方向に多数配列され、上
    記転送チャネル領域が電気的中性状態において、各組の
    上記転送電極群のうち、一方の転送電極下にポテンシャ
    ル井戸が形成されるポテンシャル分布特性を有する電荷
    転送素子の駆動方法において、 各組の転送電極に、それぞれ上記信号電荷の極性と同じ
    極性のレベルを基準レベルとして、絶対値レベルが上記
    基準レベルよりも小とされた動作レベルに互い違いに変
    化する信号形態を有する2相の駆動信号を印加して上記
    信号電荷を転送することを特徴とする電荷転送素子の駆
    動方法。
  5. 【請求項5】 上記2相の駆動信号は、一方が上記動作
    レベルとなる期間と他方が上記動作レベルになる期間の
    間に、両方が上記基準レベルとなる期間が挿入されてい
    ることを特徴とする請求項4記載の電荷転送素子の駆動
    方法。
  6. 【請求項6】 上記転送チャネル領域は、入射光の光量
    に応じた量の電荷に光電変換する光電変換部が多数配列
    された撮像部と該撮像部から転送された信号電荷を一時
    蓄積する蓄積部とを有する固体撮像素子の上記蓄積部の
    垂直転送レジスタを構成する転送領域であることを特徴
    とする請求項4又は5記載の電荷転送素子の駆動方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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