JPH08227989A - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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Publication number
JPH08227989A
JPH08227989A JP7032543A JP3254395A JPH08227989A JP H08227989 A JPH08227989 A JP H08227989A JP 7032543 A JP7032543 A JP 7032543A JP 3254395 A JP3254395 A JP 3254395A JP H08227989 A JPH08227989 A JP H08227989A
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JP
Japan
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potential
impurity diffusion
light receiving
diffusion region
conductivity type
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JP7032543A
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Yoichi Nagano
洋一 長野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大光量入射時のブルーミングを有効に防止で
きるようにする。 【構成】 蓄積期間に被写体からの入射光をその光量に
応じた量の信号電荷に光電変換する受光部と、電荷転送
期間に信号電荷eを出力側に転送する垂直転送レジスタ
と、読出し期間に受光部に蓄積されている信号電荷を垂
直転送レジスタに転送する読出しゲート部とを有する固
体撮像素子において、大光量時に受光部に蓄積される信
号電荷が読出しゲート部を越えて流れ始めるポテンシャ
ルをVpとし、読出しゲート部におけるポテンシャル分
布曲線とポテンシャルVpとの交点Pにおける深さをX
pとし、垂直転送レジスタにおけるポテンシャル障壁B
cの頂点部分のポテンシャル及び深さをそれぞれVt及
びXtとしたとき、Xp>Xt及びVp>Vtの条件を
満足するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像素子、特にブ
ルーミングの抑圧と分光特性の改善を図った固体撮像素
子に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像素子の特性において、最も問題
となるのは、キズ欠陥を含む固定パターン雑音とブルー
ミング及びスミアである。このうち、ブルーミングとス
ミアは、固体撮像素子特有の偽信号であり、一般に区別
して用いられる。
【0003】ブルーミングは、強い光が入射した場合
に、画素が飽和し、信号電荷があふれ、隣接画素や信号
線、垂直転送レジスタ等に入り込み、ちょうど花が咲い
たように周囲に白い部分が広がる現象である。
【0004】スミアは、信号線や垂直転送レジスタ等に
光が混入したり、半導体基板内部で発生した電荷が拡散
により広がり、隣接画素や転送レジスタに混入すること
により発生する。スミアは、光の強さに無関係に一定の
割合で発生する。従って、量の少ないときには気になら
ないが、強い光が入射された場合に、その白点が上下に
縞状に伸びて現れてくる。
【0005】従来から上記ブルーミングやスミアの発生
を軽減するために各種手段が提案され、試みられてい
る。
【0006】現在では、以下に示す2つの方法が実用化
されている。即ち、1つの方法は、MOS形撮像素子に
おいて、n形のシリコン基板上にp形のウェル領域を形
成し、該p形のウェル領域の表面上、画素となる部分に
n形の高濃度不純物拡散領域を形成して、縦方向に縦方
向にnpn構造を形成することである。これによって、
不要電荷がn形のシリコン基板に排出され、その結果、
飽和光量の100倍以上の光でもブルーミングは発生せ
ず、スミアも信号の約52dB以下に抑制できる。
【0007】他の方法は、電荷転送部をCCDにて構成
したCCD固体撮像素子に適用されているもので、n形
のシリコン基板上にp形のウェル領域を形成し、このp
形のウェル領域の表面に垂直転送レジスタ下と受光部
(フォトダイオード)を形成して、いわゆるVOD(垂
直オーバーフロードレイン)構造としたものである。
【0008】具体的に、上記VOD構造の固体撮像素子
の構成を図7に基づいて説明すると、この固体撮像素子
は、n形のシリコン基板101上に形成されたp形のウ
ェル領域102中、画素となる部分に高濃度及び低濃度
のn形の不純物が導入されてそれぞれn形の高濃度不純
物拡散領域103a及びn形の低濃度不純物拡散領域1
03bが形成されて、このn形の不純物拡散領域103
a及び103bとp形ウェル領域102とのpn接合に
よって構成されるフォトダイオードによる受光部104
を有する。
【0009】また、この固体撮像素子は、上記n形の不
純物拡散領域103とは別の領域に導入されたn形の不
純物によるn形の転送チャネル領域105で構成される
垂直転送レジスタVRと、p形の不純物を導入して成る
p形のチャネル・ストッパ領域106とが形成されてい
る。
【0010】そして、上記転送チャネル領域105上に
ゲート絶縁膜107を介して多結晶シリコン層による垂
直転送電極108が選択的に形成され、この垂直転送電
極108の表面には、熱酸化処理によってシリコン酸化
膜109が形成されている。この垂直転送電極108を
含む全面にはPSG膜110が形成され、更にこのPS
G膜110上に、下層の転送電極108を覆うように遮
光用のAl膜111(Al遮光膜と記す)が形成され、
このAl遮光膜111を含む全面にCVD法によるSi
N膜112が形成されている。
【0011】ここで、上記PSG膜110及びSiN膜
112が受光部104上のパッシベーション膜を構成
し、受光部104と転送チャネル領域105間のn型領
域は読出しゲートRGを構成する。
【0012】また、上記Al遮光膜111は、受光部1
04上において選択的にエッチング除去されており、光
は、このエッチング除去によって形成された開口111
aを通じて受光部104に入射されるようになってい
る。
【0013】そして、シリコン基板101とp形のウェ
ル領域102間に印加する基板電圧を制御することによ
り、受光部104で発生した過剰電荷は、転送チャネル
領域105に流れ込むことなく、基板101の厚み方向
に流れ込むことになる。また、基板101の深い部分で
発生した電荷も基板方向に流れて消滅することになる。
これによって、ブルーミング及びスミアは低減される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のVO
D構造の固体撮像素子において、受光部104、読出し
ゲートRG及び垂直転送レジスタVRの蓄積期間におけ
る各深さ方向のポテンシャル分布は、図8に示すような
分布となっている。
【0015】具体的に説明すると、受光部104の深さ
方向については、図7のA−A’断面線に対応する曲線
(A−A’)で示すように、基板表面、即ちp形の正孔
蓄積領域113の表面を最下限とし、該正孔蓄積領域1
13下に形成されているn形の高濃度不純物拡散領域1
03aの有効深さ方向におけるほぼ中心を極大値とし、
p形のウェル領域102の有効深さ方向におけるほぼ中
心を極小値とし、更にn形シリコン基板101の深さ方
向にポテンシャルが直線的に上昇する分布を有する。そ
して、上記極小値に対応する部分が蓄積電荷に対するオ
ーバーフローバリアOBを構成することになる。
【0016】次に、垂直転送レジスタVRの深さ方向の
ポテンシャル分布については、図7のC−C’断面線に
対応する曲線(C−C’)で示すように、n形の転送チ
ャネル領域105の有効深さ方向のほぼ中心を極大値と
し、p形のウェル領域102の有効深さ方向におけるほ
ぼ中心を極小値とし、更にn形シリコン基板101の深
さ方向にポテンシャルが直線的に上昇する分布を有す
る。そして、上記極小値に対応する部分が転送電荷に対
するポテンシャル障壁Bcを構成することになる。
【0017】次に、読出しゲートRGの深さ方向のポテ
ンシャル分布については、図7のB−B’断面線に対応
する曲線(B−B’)で示すように、基板表面を最下限
とし、深さ方向に直線的に徐々にポテンシャルが上昇
し、p形のウェル領域102の有効深さ方向の中心より
もわずかに下方の位置を変化点tとして、それ以降、急
峻にポテンシャルが上昇する分布を有する。
【0018】ここで、受光部104に蓄積された信号電
荷eに対する深さ方向のオーバーフローバリアOBの頂
点部分のポテンシャル及び深さをそれぞれVa及びXa
とし、垂直転送レジスタVRにおけるポテンシャル障壁
の頂点部分のポテンシャル及び深さをそれぞれVb及び
Xb、上記読出しゲートRGにおけるポテンシャル分布
曲線の変化点tのポテンシャル及び深さをそれぞれVc
及びXcとしたとき、以下の大小関係を有する。
【0019】(1) Xa≒Xc<Xb (2) Va≒Vb≒Vc
【0020】即ち、受光部104におけるオーバーフロ
ーバリアOBの頂点部分と垂直転送レジスタVRにおけ
るポテンシャル障壁の頂点部分とがほぼ一致し、更に、
読出しゲートRGの変化点tがこれら頂点部分よりも深
い位置に存在していることになる。
【0021】このような構成から、大光量の光が入射し
た場合に、受光部104に蓄積される信号電荷eが読出
しゲートRGを越えて流れ始めるポテンシャルをVpと
したとき、このポテンシャルVpと読出しゲートRGの
ポテンシャル分布曲線との交点(便宜的にP点と記す)
が、垂直転送レジスタVRのポテンシャル障壁の頂点よ
りも浅い位置に存することになる。
【0022】そのため、大光量の光の入射時において、
受光部104にて光電変換される信号電荷eのうち、P
点を越える信号電荷eは垂直転送レジスタVRの転送チ
ャネル領域105に流れ込んでしまい、その結果、再生
画にブルーミングが生じてしまうことになる。即ち、従
来の固体撮像素子において、ブルーミングを防止するた
めの限界電位は上記ポテンシャルVpにて制限されるこ
とになり、ブルーミングを防止するための電圧Vabが
小さくなってしまうという不都合が生じていた。
【0023】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、大光量入射時のブルー
ミングを有効に防止することができる固体撮像素子を提
供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、蓄積期間に被
写体からの入射光をその光量に応じた量の信号電荷eに
光電変換する受光部1と、電荷転送期間に上記信号電荷
eを出力側に転送する電荷転送部2と、読出し期間に受
光部1に蓄積されている信号電荷eを電荷転送部2に転
送する読出しゲート部RGとを有する固体撮像素子にお
いて、大光量時に受光部1に蓄積される信号電荷eが読
出しゲート部RGを越えて流れ始めるポテンシャルをV
pとし、読出しゲート部RGにおけるポテンシャル分布
曲線と上記ポテンシャルVpとの交点Pにおける深さを
Xpとし、電荷転送部2におけるポテンシャル障壁Bc
の頂点部分のポテンシャル及び深さをそれぞれVt及び
Xtとしたとき、以下の条件を満足するポテンシャル分
布を有するように構成する(請求項1記載の発明)。
【0025】(1) Xp>Xt (2) Vp>Vt
【0026】この場合、電荷転送部2のポテンシャル障
壁Bc及び読出しゲート部RGにおける交点Pは、第1
導電形の半導体基板11に連続形成された第2導電形の
不純物拡散領域12の存在により形成されるようにして
もよい(請求項2記載の発明)。
【0027】また、受光部1を、少なくとも上記第2導
電形の不純物拡散領域12と該不純物拡散領域12から
表面側に形成された第1導電形の不純物拡散領域13と
のpn接合を有して構成し、上記読出しゲート部RG
を、上記第2導電形の不純物拡散領域12から表面側に
連続形成された別の第2導電形の不純物拡散領域17に
て構成し、上記電荷転送部2を、上記第2導電形の不純
物拡散領域12から表面に上記連続形成された上記別の
第2導電形の不純物拡散領域17を介してその表面側に
形成された第1導電形の不純物拡散領域14を有して構
成するようにしてもよい(請求項3記載の発明)。
【0028】
【作用】本発明に係る固体撮像素子においては、上記条
件から明かなように、読出しゲート部RGのポテンシャ
ル分布曲線のうち、大光量時に受光部1に蓄積される信
号電荷eが読出しゲート部RGを越えて流れ始めるポテ
ンシャルVpに対応する点(交点P)が、電荷転送部2
のポテンシャル障壁Bcの頂点部分よりも深い位置に存
在することになる。
【0029】そのため、大光量の光の入射時において、
受光部1にて光電変換される信号電荷eのうち、P点を
越える信号電荷eは電荷転送部2には流れ込まず、すべ
て基板11側に流れ込むことになる。
【0030】このことから、大光量の光が入射した場合
に、受光部1に蓄積される信号電荷eが急激に増加する
ことになるが、信号電荷eが急激に増えても、この増加
した信号電荷eが読出しゲート部RGを越えて電荷転送
部2に流れ込んでしまうということを抑制することがで
き、再生画像でのブルーミング現象を有効に防止するこ
とが可能となる。
【0031】
【実施例】以下、本発明に係る固体撮像素子を例えばフ
レーム・インターライン転送(FIT)方式のCCDイ
メージセンサに適用した実施例(以下、実施例に係るイ
メージセンサと記す)を図1〜図6を参照しながら説明
する。
【0032】この実施例に係るイメージセンサは、図1
に示すように、入射光量に応じた量の電荷に光電変換す
る受光部1が多数マトリクス状に配され、更にこれら多
数の受光部1のうち、列方向に配列された受光部1に対
して共通とされた垂直転送レジスタ2が多数本、行方向
に配列されたイメージ部3と、このイメージ部3に隣接
して配され、イメージ部3に形成されているような受光
部1はなく、イメージ部3における多数本の垂直転送レ
ジスタ2に連続してそれぞれ多数本の垂直転送レジスタ
4のみが延長形成されたストレージ部5とを有する。
【0033】また、ストレージ部5に隣接し、かつ多数
本の垂直転送レジスタ4に対して共通とされた水平転送
レジスタが2本、それぞれ並設されている。ここで、2
本の水平転送レジスタのうち、ストレージ部5側に位置
する水平転送レジスタを第1の水平転送レジスタH1、
他の水平転送レジスタを第2の水平転送レジスタH2と
記す。
【0034】そして、ストレージ部5と第1の水平転送
レジスタH1間には、ストレージ部5における垂直転送
レジスタ4の最終段に転送された信号電荷を第1の水平
転送レジスタH1に転送するための2つの垂直−水平転
送レジスタVH1及びVH2が多数の垂直転送レジスタ
4に対して共通に、かつそれぞれ並列に形成されてい
る。これら2本の垂直−水平転送レジスタVH1及びV
H2には、それぞれ垂直−水平転送パルスφVH1及び
φVH2が供給されるようになっており、これら転送パ
ルスφVH1及びφVH2の供給によって、垂直転送レ
ジスタ4からの信号電荷が第1の水平転送レジスタH1
に転送されることになる。
【0035】また、第1及び第2の水平転送レジスタH
1及びH2間には、第1の水平転送レジスタH1に転送
された信号電荷を選択的に第2の水平転送レジスタH2
側に転送する水平−水平転送レジスタHHが、各水平転
送レジスタH1及びH2に沿って水平方向に延長されて
配されている。この水平−水平転送レジスタHHには、
水平−水平転送パルスφHHGが供給されるようになっ
ており、この転送パルスφHHGの供給によって、第1
の水平転送レジスタH1にある信号電荷が選択的に第2
の水平転送レジスタH2に転送されることになる。
【0036】また、上記第1及び第2の水平転送レジス
タH1及びH2の各最終段には、それぞれ第1及び第2
の出力部6a及び6bが接続されている。これら第1及
び第2の出力部6a及び6bは、各水平転送レジスタH
1及びH2の最終段から転送されてきた信号電荷を電気
信号(例えば電圧信号)に変換する例えばフローティン
グ・ディフュージョンあるいはフローティング・ゲート
等で構成される電荷−電気信号変換部7と、この電荷−
電気信号変換部7にて電気信号の変換が行われた後の信
号電荷を、リセットパルスPrの入力に従ってドレイン
領域Dに掃き捨てるリセットゲートRGと、電荷−電気
信号変換部7からの電気信号を増幅するアンプ8を有し
て構成されている。なお、ドレイン領域Dには電源電圧
Vddが印加されている。
【0037】上記イメージ部3における垂直転送レジス
タ2上、及び上記ストレージ部5における垂直転送レジ
スタ4上には、図示しないが例えば2層の多結晶シリコ
ン層による4枚の垂直転送電極がそれぞれ絶縁膜を介し
て形成されている。即ち、4枚の垂直転送電極を1組と
して、その組が多数、縦方向に順次配列されて形成され
ている。そして、イメージ部3における4枚の垂直転送
電極には、互いに位相の異なる4つの垂直転送パルスφ
IM1〜φIM4がそれぞれ供給され、ストレージ部5
における4枚の垂直転送電極には、互いに位相の異なる
4つの垂直転送パルスφST1〜φST4がそれぞれ供
給されるようになっている。
【0038】これらイメージ部3における垂直転送パル
スφIM1〜φIM4及びストレージ部5における4つ
の垂直転送パルスφST1〜φST4の供給によって、
イメージ部3及びストレージ部5における各垂直転送電
極下のポテンシャル分布が順次変化し、これによって、
信号電荷がそれぞれイメージ部3における垂直転送レジ
スタ2及びストレージ部5における垂直転送レジスタ4
に沿って縦方向(第1の水平レジスタH1側)に転送さ
れることになる。
【0039】特に、イメージ部3においては、受光部1
に蓄積されている信号電荷を垂直帰線期間において、ま
ず、垂直転送レジスタ2に読出し、その後、この垂直帰
線期間内において、上記垂直転送レジスタ2に転送され
た信号電荷を高速にストレージ部5の垂直転送レジスタ
4に転送する。
【0040】ストレージ部5は、垂直帰線期間において
垂直転送レジスタ4に転送された信号電荷を、その後の
水平帰線期間において1行単位に第1の水平転送レジス
タH1側に転送する。これによって、垂直転送レジスタ
4の最終段にあった信号電荷は、2つの垂直−水平転送
レジスタVH1及びVH2を経て、まず、第1の水平転
送レジスタH1に転送され、そのうち、例えば偶数列に
関する信号電荷が、水平−水平転送レジスタHHを介し
て第2の水平転送レジスタH2に転送される。
【0041】そして、次の水平走査期間において、第1
及び第2の水平転送レジスタH1及びH2上に形成され
た例えば2層の多結晶シリコン層による水平転送電極へ
の互いに位相の異なる2相の水平転送パルスφH1及び
φH2の印加によって、信号電荷が順次対応する出力部
6a及び6b側の電荷−電気信号変換部7に転送され、
各電荷−電気信号変換部7において電気信号に変換され
て、それぞれアンプ8を介して対応する出力端子9より
撮像信号S1及びS2として取り出されることになる。
【0042】ここで、このイメージセンサの受光部1周
辺の断面をみると、図2に示すように、例えばn形のシ
リコン基板11にp形不純物(例えばボロン(B))の
導入による第1のp形ウェル領域(低濃度)12と、上
記受光部1を形成するためのn形の高濃度不純物拡散領
域13a及びn形の低濃度不純物拡散領域13bと、垂
直転送レジスタ2を構成するn形の転送チャネル領域1
4並びにp形のチャネルストッパ領域(高濃度)15が
形成され、更に上記n形の高濃度不純物拡散領域13a
の表面にp形の正電荷蓄積領域16が形成され、n形の
転送チャネル領域14の直下にスミアの低減を目的とし
た第2のp形ウェル領域(中濃度)17がそれぞれ形成
されている。なお、N形の不純物拡散領域13と転送チ
ャネル領域14間の第2のp形ウェル領域17は、読出
しゲート部RGを構成する。
【0043】また、このイメージセンサは、図示するよ
うに、n形シリコン基板11の表面に第1のp形ウェル
領域12を形成して、この第1のp形ウェル領域12よ
りも浅い位置に上記受光部1を構成するn形の不純物拡
散領域13a及び13bを形成することで、いわゆる電
子シャッタの機能を有するように構成されている。
【0044】即ち、シリコン基板11に供給される基板
電位をシャッタパルスに同期して高レベルにすることに
より、第1のP形ウェル領域12におけるポテンシャル
障壁が下がり、受光部1に蓄積された電荷(この場合、
電子)が上記ポテンシャル障壁を越えて縦方向、即ちシ
リコン基板11側に掃き捨てられることになる。これに
より、シャッタパルスの最終印加時点から電荷読出し時
点までの期間が実質的な露光期間となり、残像等の不都
合を防止することができるようになっている。
【0045】また、このイメージセンサにおいては、上
記n形の低濃度不純物拡散領域13bと第1のp形ウェ
ル領域12とのpn接合によるフォトダイオード,n形
の高濃度及び低濃度不純物拡散領域13a及び13bと
第2のp形ウェル領域17(読出しゲート部RG)との
pn接合によるフォトダイオード,n形の高濃度及び低
濃度不純物拡散領域13a及び13bとチャネル・スト
ッパ領域15とのpn接合によるフォトダイオード、並
びにn形の高濃度不純物拡散領域13aとp形の正孔蓄
積領域16とのpn接合によるフォトダイオードによっ
て受光部1(光電変換部)が構成され、この受光部1が
多数個マトリクス状に配列されて撮像領域が形成されて
いる。そして、カラー撮像方式の場合、上記受光部1に
対応して形成される色フィルタ(三原色フィルタや補色
フィルタ)の配色などの関係によって、例えば互いに隣
接する4つの受光部1にて1つの画素を構成するように
なっている。
【0046】また、転送チャネル領域14,チャネル・
ストッパ領域15及び読出しゲート部RG上に、例えば
SiO2 からなるゲート絶縁膜18を介して1層目の多
結晶シリコン層及び2層目の多結晶シリコン層による4
つの転送電極が形成され、これ ら転送チャネル領域1
4,ゲート絶縁膜18及び転送電極によって垂直転送レ
ジ スタ2が構成される。なお、図2の断面図において
は、転送電極として例えば1 層目の多結晶シリコン層
による転送電極(垂直転送パルスφIM1が印加される
)19のみを示してある。
【0047】上記転送電極19の表面には、熱酸化によ
るシリコン酸化膜(SiO2 膜)20が形成されてお
り、この転送電極19を含む全面にはPSG膜21が形
成され、更にこのPSG膜21上に、下層の転送電極1
9を覆うように遮光用のAl膜22(Al遮光膜と記
す)が形成され、このAl遮光膜22を含む全面にCV
D法によるSiN膜23が形成されている。
【0048】上記Al遮光膜22は、受光部1上におい
て選択的にエッチング除去されており、光は、このエッ
チング除去によって形成された開口22aを通じて受光
部1内に入射されるようになっている。
【0049】なお、図2の断面図においては、簡単のた
め、Al遮光膜22上の平坦化膜,色フィルタ及びマイ
クロ集光レンズなどは省略してある。
【0050】そして、この実施例に係るイメージセンサ
においては、第1のp形ウェル領域12の形成に際し
て、p形の不純物(例えばボロン(B))をイオン注入
にてn形シリコン基板11内に導入するが、この場合、
イオン注入エネルギを従来の注入エネルギよりも高く
し、注入量を従来よりも少なくする。これにより、基板
11内に形成される第1のp形ウェル領域12はその形
成位置が従来よりも深い位置となり、そのp形濃度は従
来よりも低くなる。
【0051】また、第2のp形ウェル領域17の形成に
際しても、p形の不純物(例えばボロン(B))をイオ
ン注入にてn形のシリコン基板11に導入するが、この
場合、イオン注入エネルギを上記第1のp形ウェル領域
12の形成に伴う注入エネルギよりも低くする。これに
より、上記第1のp形ウェル領域12の形成位置よりも
浅い位置に第2のp形ウェル領域17が形成される形と
なり、そのp形濃度は、第1のp形ウェル領域12のp
形濃度よりも高くなる。
【0052】ここで具体的に、上記実施例に係るイメー
ジセンサの製造方法を図3〜図5の製造工程図に基づい
て説明する。なお、図2と対応するものについては同符
号を記す。
【0053】まず、図3Aに示すように、n形のシリコ
ン基板11内に、p形の不純物(例えばボロン(B))
を例えばイオン注入により導入して、シリコン基板11
内に埋め込み型の第1のp形ウェル領域を形成する。こ
の場合、上述したように、イオン注入エネルギを従来の
注入エネルギよりも高くし、注入量を従来よりも少なく
する。
【0054】次に、図3Bに示すように、後に転送チャ
ネル領域となる部分と読出しゲート部となる部分の連続
した領域で、かつ上記p形の不純物が導入された位置よ
りも浅い位置に再びp形の不純物(例えばボロン
(B))を例えばイオン注入により導入して、基板表面
まで達する第2のp形ウェル領域17を形成する。この
場合、イオン注入エネルギを、前工程での注入エネルギ
よりも低くする。この工程にて、第2のp形ウェル領域
17下に第1のp形ウェル領域12が存在するかたちと
なる。
【0055】次に、図3Cに示すように、第2のp形ウ
ェル領域17に、p形の不純物(例えばボロン(B))
を例えばイオン注入により選択的に導入して、第2のp
形ウェル領域17の表面にp形のチャネル・ストッパ領
域15を形成する。
【0056】次に、図4Aに示すように、第2のp形ウ
ェル領域17にn形の不純物(例えばリン(P)や砒素
(As)等)を例えばイオン注入により選択的に導入し
て、第2のp形ウェル領域17の表面にn形の転送チャ
ネル領域14を形成する。
【0057】次に、図4Bに示すように、転送チャネル
領域14上に例えばSiO2 等からなるゲート絶縁膜1
8を介して多結晶シリコン層による転送電極19を形成
する。その後、熱酸化を施して転送電極19の表面に薄
い熱酸化膜(SiO2 膜)20を形成する。なお、上記
ゲート絶縁膜18は、上記のようにシリコン基板11に
対する熱酸化によって形成してもよく、CVD法にて被
着形成するようにしてもよい。
【0058】次に、図5Aに示すように、転送電極19
をマスクとして第2のP形ウェル領域17の表面に、n
形の不純物(例えばリン(P)又は砒素(As))をイ
オン注入により選択的に導入して、第2のP形ウェル領
域17の表面にn形の低濃度及び高濃度不純物拡散領域
13a及び13bを形成する。その後、再び上記転送電
極19をマスクとして今度はP形の不純物(例えばボロ
ン(B))をイオン注入により選択的に導入して、n形
の高濃度不純物拡散領域13aの表面にp形の正孔蓄積
領域16を形成する。上記不純物のイオン注入において
は、シリコン基板11の表面に形成されたゲート絶縁膜
18がイオン注入による照射損傷を吸収するためのバッ
ファ層として機能する。
【0059】次に、図5Bに示すように、全面に層間絶
縁膜であるPSG膜21を厚み200〜400nm程
度、例えばCVD法により堆積する。その後、全面にA
l遮光膜22を形成した後、例えば垂直モードによるR
IE(反応性イオンエッチング)でAl遮光膜22をパ
ターニングして受光部開口22aを形成する。
【0060】そして、図2に示すように、Al遮光膜2
2を含む全面に表面保護用のシリコン窒化膜23を厚み
300〜500nm程度、例えばCVD法にて成膜す
る。このシリコン窒化膜23及び下層のPSG膜21に
て受光部1上のパッシベーション膜が構成されることに
なる。これ以降の工程は通常のCCDプロセスと同じで
あるため、その説明は省略する。
【0061】上記製造方法にて本実施例に係るイメージ
センサが作製されることになるが、ここで、従来の構造
と比較すると、本実施例に係るイメージセンサの構造
は、第1のp形ウェル領域12が従来のp形ウェル領域
102(図7参照)よりもそのp形濃度が低く、その形
成位置は、従来の上記p形ウェル領域102よりも深い
ところに位置することになる。また、本実施例において
は、n形の転送チャネル領域14下の領域17及び読出
しゲート部RGが第1のp形ウェル領域12よりもp形
濃度が高いとされた第2のp形ウェル領域17にて構成
されている。
【0062】このようなことから、受光部1、読出しゲ
ートRG及び垂直転送レジスタ2の蓄積期間における各
深さ方向のポテンシャル分布は、従来の場合と異なり、
図6に示すような分布となっている。
【0063】本実施例のポテンシャル分布について具体
的に説明すると、受光部1の深さ方向については、図2
のA−A’断面線に対応する曲線(A−A’)で示すよ
うに、基板表面、即ちp形の正孔蓄積領域16の表面を
最下限とし、該正孔蓄積領域16下に形成されているn
形の高濃度不純物拡散領域13aの有効深さ方向におけ
るほぼ中心よりも深い位置(n形の低濃度不純物拡散領
域13b寄りの位置)を極大値とし、第1のp形のウェ
ル領域12の有効深さ方向におけるほぼ中心を極小値と
し、更にn形シリコン基板11の深さ方向にポテンシャ
ルが直線的に上昇する分布を有する。そして、上記極小
値に対応する部分が蓄積電荷eに対するオーバーフロー
バリアOBを構成することになる。
【0064】次に、垂直転送レジスタ2の深さ方向のポ
テンシャル分布については、図2のC−C’断面線に対
応する曲線(C−C’)で示すように、n形の転送チャ
ネル領域14の有効深さ方向のほぼ中心を極大値とし、
第1のp形ウェル領域12の有効深さ方向における中心
よりも浅い位置(第2のp形ウェル領域17寄りの位
置)を極小値とし、更にn形シリコン基板11の深さ方
向にポテンシャルが直線的に上昇する分布を有する。そ
して、上記極小値に対応する部分が転送電荷に対するポ
テンシャル障壁Bcを構成することになる。この垂直転
送レジスタ2の深さ方向のポテンシャル分布について
は、従来の場合とほぼ同じとされている。
【0065】次に、読出しゲート部RGの深さ方向のポ
テンシャル分布については、図2のB−B’断面線に対
応する曲線(B−B’)で示すように、基板表面を最下
限とし、深さ方向に直線的に徐々にポテンシャルが上昇
し、第1のp形ウェル領域12の有効深さ方向の中心よ
りも浅い位置(第2のp形ウェル領域17寄りの位置)
で、かつ上記垂直転送レジスタ2におけるポテンシャル
障壁Bcの頂点部分よりも深い位置を変化点として、そ
れ以降、急峻にポテンシャルが上昇する分布を有する。
【0066】ここで、受光部1に蓄積された信号電荷e
に対する深さ方向のオーバーフローバリアOBの頂点部
分のポテンシャル及び深さをそれぞれVa及びXaと
し、垂直転送レジスタ2におけるポテンシャル障壁の頂
点部分のポテンシャル及び深さをそれぞれVb及びX
b、上記読出しゲート部RGにおけるポテンシャル分布
曲線の変化点のポテンシャル及び深さをそれぞれVc及
びXcとしたとき、以下の大小関係を有する。
【0067】(1) Xa<Xc<Xb (2) Vc>Va,Vc>Vb
【0068】即ち、受光部1におけるオーバーフローバ
リアOBの頂点部分が垂直転送レジスタ2におけるポテ
ンシャル障壁の頂点部分よりも深い位置に存在し、読出
しゲート部RGの変化点がこれら頂点部分の間に存在し
ていることになる。しかも、上記読出しゲート部RGの
変化点におけるポテンシャルVcが、上記垂直転送レジ
スタ2におけるポテンシャル障壁の頂点部分のポテンシ
ャルVbよりも大きいものとなっている。
【0069】このような構成から、読出しゲート部RG
のポテンシャル分布曲線のうち、大光量時に上記受光部
1に蓄積される信号電荷eが読出しゲート部RGを越え
て流れ始めるポテンシャルVpに対応する点(交点P)
が、垂直転送レジスタ2のポテンシャル障壁の頂点部分
の位置Xbよりも深い位置に存在することになる。
【0070】そのため、大光量の光の入射時において、
受光部1にて光電変換される信号電荷eのうち、P点を
越える信号電荷eは垂直転送レジスタ2における転送チ
ャネル領域14には流れ込まず、すべて基板11側に流
れ込むことになる。
【0071】その結果、大光量の光が入射した場合に、
受光部1に蓄積される信号電荷eが急激に増加すること
になるが、信号電荷eが急激に増えても、この増加した
信号電荷eが読出しゲート部RGを越えて転送チャネル
領域14に流れ込んでしまうということを抑制すること
ができ、再生画像でのブルーミング現象を有効に防止す
ることが可能となる。
【0072】また、受光部1のオーバーフローバリアO
Bが垂直転送レジスタ2のポテンシャル障壁よりも深い
位置に形成されることから、基板内部で発生した信号電
荷を捕らえることが可能となり、赤外線などの長波長光
に対する感度が向上する。即ち、長波長領域の分光特性
が改善されることになる。
【0073】上記実施例に係るイメージセンサにおいて
は、フレーム・インターライン転送(FIT)方式のイ
メージセンサに適用した例を示したが、その他、インタ
ーライン転送(IT)方式のイメージセンサにも適用さ
せることができる。この場合、図1で示すストレージ部
5を省略して構成すればよい。その他、多数の受光部1
が一次元的に配列され、これら受光部列とCCDにて構
成された転送レジスタとの間に読出しゲートが配された
いわゆるラインセンサーにも適用させることができる。
【0074】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る固体撮像素
子によれば、蓄積期間に被写体からの入射光をその光量
に応じた量の信号電荷に光電変換する受光部と、電荷転
送期間に上記信号電荷を出力側に転送する電荷転送部
と、読出し期間に上記受光部に蓄積されている上記信号
電荷を上記電荷転送部に転送する読出しゲート部とを有
する固体撮像素子において、大光量時に上記受光部に蓄
積される信号電荷が上記読出しゲート部を越えて流れ始
めるポテンシャルをVpとし、上記読出しゲート部にお
けるポテンシャル分布曲線と上記ポテンシャルVpとの
交点における深さをXpとし、上記電荷転送部における
ポテンシャル障壁の頂点部分のポテンシャル及び深さを
それぞれVt及びXtとしたとき、(1) Xp>Xt,
(2) Vp>Vtの条件を満足するようにしたので、大光
量の光が入射した場合に、受光部に蓄積される信号電荷
が急激に増加することになるが、信号電荷が急激に増え
ても、この増加した信号電荷が読出しゲートを越えて電
荷転送部に流れ込んでしまうということを抑制すること
ができ、再生画像でのブルーミング現象を有効に防止す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固体撮像素子を例えばフレーム・
インターライン転送(FIT)方式のCCDイメージセ
ンサに適用した実施例(以下、実施例に係るイメージセ
ンサと記す)の構成図である。
【図2】本実施例に係るイメージセンサの受光部とその
周辺部分の構成を示す断面図である。
【図3】本実施例に係るイメージセンサの製造方法を受
光部とその周辺部分を主体にして示す製造工程図(その
1)である。
【図4】本実施例に係るイメージセンサの製造方法を受
光部とその周辺部分を主体にして示す製造工程図(その
2)である。
【図5】本実施例に係るイメージセンサの製造方法を受
光部とその周辺部分を主体にして示す製造工程図(その
3)である。
【図6】本実施例に係るイメージセンサの受光部、読出
しゲート部及び垂直転送レジスタにおける深さ方向のポ
テンシャル分布を示す特性図である。
【図7】従来例に係るイメージセンサの受光部とその周
辺部分の構成を示す断面図である。
【図8】従来例に係るイメージセンサの受光部、読出し
ゲート部及び垂直転送レジスタにおける深さ方向のポテ
ンシャル分布を示す特性図である。
【符号の説明】
1 受光部 2 垂直転送レジスタ 11 n形のシリコン基板 12 第1のp形ウェル領域 13a及び13b n形の高濃度及び低濃度不純物拡散
領域 14 n形の転送チャネル領域 15 p形のチャネル・ストッパ領域 16 p形の正孔蓄積領域 17 第2のp形ウェル領域 RG 読出しゲート部 18 ゲート絶縁膜 19 転送電極 20 熱酸化膜 21 PSG膜 22 Al遮光膜 23 SiN膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄積期間に被写体からの入射光をその光
    量に応じた量の信号電荷に光電変換する受光部と、電荷
    転送期間に上記信号電荷を出力側に転送する電荷転送部
    と、読出し期間に上記受光部に蓄積されている上記信号
    電荷を上記電荷転送部に転送する読出しゲート部とを有
    する固体撮像素子において、 大光量時に上記受光部に蓄積される信号電荷が上記読出
    しゲート部を越えて流れ始めるポテンシャルをVp、 上記読出しゲート部におけるポテンシャル分布曲線と上
    記ポテンシャルVpとの交点における深さをXp、 上記電荷転送部におけるポテンシャル障壁の頂点部分の
    ポテンシャル及び深さをそれぞれVt及びXtとしたと
    き、上記以下の条件を満足することを特徴とする固体撮
    像素子。 (1) Xp>Xt (2) Vp>Vt
  2. 【請求項2】 上記電荷転送部のポテンシャル障壁及び
    上記読出しゲート部における上記交点は、第1導電形の
    半導体基板に連続形成された第2導電形の不純物拡散領
    域の存在により形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の固体撮像素子。
  3. 【請求項3】 上記受光部は、少なくとも上記第2導電
    形の不純物拡散領域と該不純物拡散領域から表面側に形
    成された第1導電形の不純物拡散領域とのpn接合を有
    して構成され、 上記読出しゲート部は、上記第2導電形の不純物拡散領
    域から表面側に連続形成された別の第2導電形の不純物
    拡散領域にて構成され、 上記電荷転送部は、上記第2導電形の不純物拡散領域か
    ら表面に上記連続形成された上記別の第2導電形の不純
    物拡散領域を介してその表面側に形成された第1導電形
    の不純物拡散領域を有して構成されていることを特徴と
    する請求項1又は2記載の固体撮像素子。
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