JPH08279279A - 震動衝撃抑制装置 - Google Patents

震動衝撃抑制装置

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JPH08279279A
JPH08279279A JP10474595A JP10474595A JPH08279279A JP H08279279 A JPH08279279 A JP H08279279A JP 10474595 A JP10474595 A JP 10474595A JP 10474595 A JP10474595 A JP 10474595A JP H08279279 A JPH08279279 A JP H08279279A
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JP
Japan
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unit
vibration
center
centroid
gravity
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Pending
Application number
JP10474595A
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English (en)
Inventor
Hideki Ito
英樹 伊藤
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Nippon Columbia Co Ltd
Original Assignee
Nippon Columbia Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 震動衝撃を抑制する。 【構成】 光ディスク再生装置等のユニットと、これを
外装する外装部と、外装部とユニット間を少なくとも重
心を通る軸を複数のコイルバネで弾性保持すると共に重
心と略等しい距離の位置に粘性を有するダンパーを介し
て外装部とユニットを連結し、震動衝撃を抑制するよう
に成し、装置の使用角度が変わってもユニツトが受ける
震動衝撃を少なくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光デイスク再生装置等
のユニットを内蔵する装置において、外部から震動・衝
撃を受けたときユニットを保護する衝撃抑制装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の衝撃抑制装置を図3の仮想した斜
視図に示す。可搬型音響装置の外装部1の内部には光デ
イスク再生装置等のユニット2が内蔵される。ユニット
2の左右の壁面には孔7を有しスライド軸4を貫挿しス
ライドするスライド部3が固着され、外装部1に保持さ
れたスライド軸4に沿って垂直方向にスライドする構造
となっている。また、光ディスク装置等のユニット2は
コイルバネ5の持つ弾性により浮いた状態となってお
り、同時に粘性を有するゴム等によるダンパー6によっ
て外装部1の底部とユニット2間を保持した状態となっ
ている。装置本体の外部から震動及び衝撃が水平方向に
加わった場合、ユニット2はコイルバネ5の弾性と粘性
ダンパー6の粘性及び弾性により、ユニット2への影響
は減少される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、次のような欠点があった。図4(a)は従来技術
の震動・衝撃制御装置の欠点を示す要部の模式図であ
り、図4(b)は装置を傾斜させた状態の図である。装置
本体の外装部1は水平状態に置かれた場合、図4(a)に
示すように外部から震動・衝撃が矢印JK方向の横方向
に加わった場合、スライド軸4によるスライド部3の動
作が略垂直方向のみの衝撃抑制動作のため震動・衝撃が
そのままユニット2に伝わってしまう。また、本体1を
図4(b)に示すように傾斜させた場合に外部から震動・
衝撃が垂直方向の矢印JK方向に加わった場合、図4
(a)と同様にそのままユニット2に伝わってしまう。ま
た、上記と同様の構造を水平方向にも追加しようとする
場合、震動・衝撃抑制装置の外形が大きくなってしまう
欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、可搬形音響装
置等の装置の角度変えて使用する装置を内部に収納した
装置において、外装部と、外装部に収納されたユニット
をユニット重心を通る仮想重心軸から放射線上に外装部
に連結する引っ張りバネと、重心軸から略等しい距離に
てユニットを外装部に保持する粘性を有するダンパーを
具備し、装置外部からユニットへ伝わる震動・衝撃にを
減少させる震動衝撃抑制装置である。
【0005】
【作用】本発明の震動衝撃抑制装置は外装部に内蔵され
たユニットをユニット重心上の仮想重心軸端から放射線
上に連結された引っ張りバネのバネ弾性と重心軸から略
等しい位置に保持された粘性を有するダンパーの粘弾性
により減衰せしめあらゆる方向からの震動・衝撃ならび
に装置をどのような方向に傾斜させた場合でも震動・衝
撃を制御することができる。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図1の斜視図および図2
の側面図(a),断面図(b),および側面図(c)により説
明する。なお、従来例と同様の部分は同符号を用いて説
明を省略する。
【0007】図1は本発明による震動衝撃抑制装置の要
部の構造を示す一部を切断した斜視図である。CDプレ
ーヤ等の光ピックアップを含む光デイスク再生装置(記
録装置も含む)ユニット2のユニット重心Aから水平線
上の仮想重心軸上のaにそって重心軸8がユニット2の
左右両側に保持され、その両端8a,8bを支持すると
ユニット2は前後において釣り合うようになっている。
【0008】また、左右の重心軸8a,8bのユニット
重心Aから略等しい距離にバネ保持部9a,9bを有
し、この左右のバネ保持部9a,9bは、重心軸8a,
8bを中心としてユニット2の側面に平行で放射線状に
広がった仮の重心軸円10上に重心軸8を中心とした等
角度でn個(図ではn=3)の引っ張りバネ11a1,1
1a2,11a3及び11b1,11b2,11b3(以下引っ張
りバネ11a,11b)とそれぞれ連結され、引っ張り
バネ11a及び11bの外端点は左右のユニット保持部
13a,13bの連結部13a1,13a2,13a3及び1
3b1,13b2,13b3に連結される。引っ張りバネ11
a,11bは、それぞれ重心軸8a,8bを中心とした
放射線状に外方向に引っ張り力を有し、ユニット2は左
右合計2n個のコイルバネにより重心支持され前後左右
方向において釣り合った状態に保持される。
【0009】ユニット2の左右側面には、ユニット側面
に平行に重心軸8から左右略均等な位置に粘性ダンパー
6a1,6a2及び6b1,6b2が、ユニット2に固
着し保持されたダンパー保持部12a1,12a2及び12
b1,12b2にそれぞれ連結され、ダンパー6a1,6a2及
び6b1,6b2の外端面はユニット保持部13にそれぞれ
の端部が固着され保持される。左右それぞれのユニット
保持部13は装置の外装部1に固着し保持されている。
【0010】図2(a),(b),(c)はそれぞれ外部から
震動・衝撃が矢印B〜E方向から加わった場合の本発明
の作用効果を説明するための図である。図2(a)は外装
部1の外壁を切断したときの図で、外部から震動・衝撃
が矢印BC及びDE方向に加わった場合を示す側面図で
あり、図2(b)は図1のA’,A”の断面図であり、静
止状態ではユニット2は重心軸8を中心としたそれぞれ
の引っ張りバネ11の引っ張り力により釣り合った状態
にある。
【0011】外装部1に震動・衝撃が矢印B,C,D,
E方向に加わった場合ユニット2は引っ張りバネ11の
持つコイルバネの弾性によりユニット2への震動・衝撃
の直接の伝達は抑制される。引っ張りバネ11はバネ特
性上、外力が加わるとバネ自体の固有震動周波数で振動
してしまいその振動が連結されているユニット2に強く
伝達してしまい図示せずも光ピックアップ等に悪影響を
及ぼす恐れがあるが、重心軸8a,8bから略等しい距
離dの位置に設けた粘性ダンパー6の持つ円錐状に形成
されたゴム等による粘性及び内部に充填した磁性流体の
物質の流動損失により外装部1よりユニツト2に加えら
れる衝撃エネルギーを減衰し引っ張りバネ11の振動の
振幅は急激に抑制され、ユニット2に伝わる衝撃はただ
ちに減衰される。
【0012】図2(c)は外装部1を図2(a)の状態から
90度傾斜させて外部から震動・衝撃が本体1に加わっ
た場合を示す図である。静止状態では、図2(a)の状態
と同様にユニット2は重心軸8を中心に釣り合った状態
にある。外装部1に震動・衝撃が加わった場合、図2
(a)と同様に引っ張りバネ11の持つ弾性と粘性ダンパ
ー6の持つ粘性及び弾性の複合効果によりユニット2へ
の震動・衝撃の伝達が抑制される。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、可搬形音響装置
等、装置を多角度に傾斜させて使用する必要のある装置
で、外装部の内に光ディスク再生装置等のユニットに対
して外部からの震動・衝撃により破損または正常に機能
しなくなるおそれのある高精密機器のユニットを登載し
ている装置において、ユニットをユニット重心上の重心
軸から放射線上に連結された引っ張りバネのバネ弾性と
重心軸から略等しい位置に保持された粘性ダンパーの持
つ粘性により装置外部からの震動・衝撃によるユニット
への影響を減少させることができる。また、重心軸を中
心に引っ張りバネを設け、ユニット側面の引っ張りバネ
の両側に粘性ダンパーを設けるため震動・衝撃制御装置
を省スペースにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の震動衝撃抑制装置の一実施例を示す斜
視図。
【図2】本発明の震動衝撃抑制装置の衝撃に対応する状
態を説明する図で、(a)は側面図で、(b)はA’A’’
断面図。(c)は90度傾斜させたときの側面図。
【図3】従来例を示す斜視図。
【図4】従来例を示す図で(a)は内部正面図で、(b)は
その90度傾斜させたときの側面図。
【符号の説明】
1 外装部 2 ユニット 3 スライド部 4 スライド軸 5 コイルバネ 6 粘性ダンパー 7 孔 8 重心軸 9 バネ保持部 10 重心軸円 11 引っ張りバネ 12 ダンパー保持部 13 ユニット保持部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可搬形音響装置等の装置の角度変えて使
    用する装置を内部に収納した装置において、外装部と、
    前記外装部に収納されたユニットをユニット重心を通る
    仮想重心軸から放射線上に前記外装部に連結する引っ張
    りバネと、前記重心軸から略等しい距離にて前記ユニッ
    トを前記外装部に保持する粘性を有するダンパーを具備
    し、装置外部からユニットへ伝わる震動・衝撃にを減少
    させることを特徴とする震動衝撃抑制装置。
JP10474595A 1995-04-05 1995-04-05 震動衝撃抑制装置 Pending JPH08279279A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10474595A JPH08279279A (ja) 1995-04-05 1995-04-05 震動衝撃抑制装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10474595A JPH08279279A (ja) 1995-04-05 1995-04-05 震動衝撃抑制装置

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JPH08279279A true JPH08279279A (ja) 1996-10-22

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ID=14389038

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JP10474595A Pending JPH08279279A (ja) 1995-04-05 1995-04-05 震動衝撃抑制装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08329667A (ja) * 1995-05-31 1996-12-13 Sony Corp ディスクプレーヤ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08329667A (ja) * 1995-05-31 1996-12-13 Sony Corp ディスクプレーヤ装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040113

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02