JP2754076B2 - ディスク駆動装置における制振装置 - Google Patents

ディスク駆動装置における制振装置

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JP2754076B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ディスク、磁気ディスクなどの情報記録
ディスクを回転させるディスク駆動装置に係り、特にデ
ィスク駆動モータ、ディスク支持部ならびにディスクな
どからなる振動系から発せられる振動を抑制する制振装
置に関する。
〔従来の技術〕
第8図は、光ディスク装置、光磁気ディスク装置など
に設けられるディスク駆動装置の構造を示している。
ディスク駆動用のモータ2は、シャーシ1にねじ3な
どにより固定されている。モータ2の回転軸4の上端に
ディスク支持部としてターンテーブル5が固定されてい
る。ディスク6はこのターンテーブル5上に設置され、
クランパ7により固定される。ディスク6はモータ2の
回転力により回転駆動される。
符号8は光ピックアップである。このピックアップ8
は、シャーシ1に設けられたガイド機構ならびに送り機
構により、ディスク6の半径方向へ移動する。図ではピ
ックアップ8を簡略化して示しているが、このピックア
ップ8は、レーザビームをディスク6の記録面に集光さ
せる対物レンズ8a、対物レンズ8aをF方向へ微動自在に
支持する弾性支持部材8bならびに対物レンズ8aをF方向
へ駆動する磁気駆動機構、さらには半導体レーザや受光
素子などを備えている。
〔発明が解決しようとする課題〕
この種のディスク駆動装置では、モータ2によりディ
スク6が回転駆動される際、モータ2、回転軸4、ター
ンテーブル5、クランパ7ならびにこれらに支持される
ディスク6とが一種の強制振動系を構成し、モータの回
転ならびにディスク6の回転によってこの振動系が強制
振動させられる。この振動系は、モータ2やディスク6
などから成るモード等価質量Mならびに、回転軸4やデ
ィスク6などの全ての部分から成るモード等価剛性Kに
より決められる固有振動数f0(第9図に示す)を有して
いる。そして、モータが駆動されているときに系に生じ
る振動の振動数fが前記固有振動数f0に一致したとき、
系の共振が起こり、その振幅が増大する。第9図は前記
振動系のモード(第7図に示す構造の振動モデル)なら
びにこのモードの固有振動数を示し、第10図は横軸にf0
/fを示し、縦軸に振動振幅(dB)を示している。f0/fが
1となったときが共振状態である。一方ピックアップ8
においては、弾性支持部材8bにより対物レンズ8aがF方
向へ微動自在に支持されているが、前記振動系が共振を
起こすと、その振動がシャーシ1を介してピックアップ
に伝わる。前記共振を起こす固有振動数(共振周波数)
f0がピックアップ8のサーボ動作の周波数帯域内にある
と、前記振動系からピックアップ8に伝わった共振振動
が、ピックアップ内の対物レンズ支持機構内の副共振と
同じ影響を与え、フォーカスサーボの精度を損なうこと
になる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、モー
タやディスクやクランパなどから成る振動系の振動時特
に共振時の振動振幅を抑えまたはこの振動系の振動がシ
ャーシを介してピックアップなどに伝達するのを防止し
て、振動の影響を軽減できるようにしたディスク駆動装
置における制振装置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による制振装置は、モータと、このモータの回
転軸に設けられたディスク支持部と、このディスク支持
部との間にディスクを挟持するクランパとを含む駆動系
を備えたディスク駆動装置において、前記駆動系の振動
を抑制するための制振弾性体が、前記モータまたはクラ
ンパに設置され、且つこの制振弾性体が、前記モータま
たはクランパと拘束部材との間に挟まれていることを特
徴とするものである。
上記において、例えば前記拘束部材がモータを支持す
るシャーシであり、モータとシャーシとの間に前記制振
弾性体が挟まれているものである。
〔作用〕
上記手段では、まずモータまたはクランパと拘束部材
との間に制振弾性体を介在させることにより、モータ駆
動時にモータやクランパやディスクなどから成る振動系
から発せられる振動の振幅が抑制される。または、モー
タが取付けられるシャーシとモータとの間に制振弾性体
を介在させることにより、モータ駆動時に前記振動系か
ら発せられる振動がシャーシへ伝わるのを防止でき、よ
ってシャーシ上のピックアップなどへ振動が伝達される
のが防止される。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面により説明する。
第1図は本発明の第1実施例による制振装置を示して
いる。
第1図において、符号1はシャーシであり、このシャ
ーシ1にモータ2がねじ3により直接固定されている。
このモータ2の回転軸4の上端にディスク支持部として
ターンテーブル5が固定されている。光ディスクなどの
ディスク6はターンテーブル5上に設置され、ターンテ
ーブル5とクランパ7とに挟持され保持される。クラン
パ7は例えばマグネットを有し、ディスク6を介してタ
ーンテーブル5に吸着されるものである。そしてクラン
パ7の上に制振弾性体11が設置され、その上に一定の質
量mを有する拘束部材12が自由状態で設置されている。
制振弾性体11はブチル系ゴムなどのような防振性の高い
粘弾性材料あるいは他の弾性材料により製作されてい
る。この制振弾性体11がクランパ7と拘束部材12との間
に挟持され、弾性体両面がクランパ7ならびに拘束部材
12に接着されている。
第2図は上記構造の振動モデルを示している。Mは、
モータ2、回転軸4、ターンテーブル5、ディスク6な
らびにクランパ7から成る振動系のモード等価質量、K
は同じくモータ2、回転軸4、ターンテーブル5、ディ
スク6ならびにクランパ7から成る振動系のモード等価
剛性を示している。第2図においてαで示しているの
が、モータ2からクランパ7までで構成される振動系で
ある。またβは制振弾性体11と拘束部材12とから成る振
動抑制部を示している。mは拘束部材12の質量、kは制
振弾性体11の剛性、cは制振弾性体11による粘性減衰係
数である。
第1図に示すディスク駆動装置では、cで示す粘性減
衰係数により、αで示す振動系から発せられる強制振動
の振幅が減衰させられる。第6図はこの減衰特性を示す
線図である。横軸は前述のf0/fを示し、縦軸は振動振幅
を示している。第6図において実線は上記実施例におけ
る減衰状態を示し点線は第10図に示したのと同様に何ら
制振装置を設けない場合の振動特性を示している。この
線図に示されるように、上記実施例では、モータ駆動時
に各振動数における振幅の減衰状態、特に共振時(f0/f
=1)において振幅が大きく減少していることがわか
る。この減衰により、シャーシ1を伝わってピックアッ
プに大きな振幅の振動が伝達されるのが防止できる。
第3図は上記第1実施例の変形例である。
これは、制振弾性体11ならびに一定の質量mの自由状
態の拘束部材12がモータ2の下面に取付けられているも
のである。第3図に示すものにおいても、第1図の実施
例と同等の減衰効果を得ることができる。
第4図は本発明の第2実施例を示している。
この実施例では、シャーシ1にモータ2が直接固定さ
れているが、シャーシ1の下側には支柱14を介して固定
拘束板13が設けられている。そしてモータ2の下面には
制振弾性体11が設置されている。制振弾性体11はモータ
2と固定拘束板13との間に介装されて双方に接着されて
いる。固定拘束板13はシャーシ1と同じ材質の板材を使
用してもよいが、各種回路を実装した回路基板を固定拘
束板として兼用することにより、部品数の増加を防止で
きるようになる。
第5図はこの第2実施例の構造の振動モデルを示して
いる。モータ2、回転軸4、ターンテーブル5、ディス
ク6ならびにクランパ7から成る振動系のモード等価質
量Mは、この振動系のモード等価剛性と制振弾性体11の
剛性とによる等価剛性kにより支持され、また制振弾性
体11のcで示す粘性減衰係数により弾性拘束されてい
る。よってこの粘性減衰係数cによりモータ駆動時に、
モータ2、回転軸4、ターンテーブル5、ディスク6な
らびにターンテーブル7とから成る振動系の振幅を抑制
できる。
上記の第1図〜第5図で示した実施例は、いずれも、
振動系内のモータ2またはクランパ7を外部から弾性拘
束し、振動系の振動振幅、特に共振時の振動振幅を抑制
するものである。よってこれらの実施例では、モータ2
をシャーシ1に直接固定できるため、モータの取付け精
度を高くできる利点を有している。
第7図は本発明の第3実施例を示している。
この実施例では、モータ2とシャーシ1との間に制振
弾性体11を介装し、前記振動系に起きた振動、特に共振
振動の振幅を減衰させてシャーシ1に伝達するようにし
ている。すなわち共振振動のピックアップ8への伝達経
路を防振性の高い制振弾性体11により遮断しようとして
いるものである。
この第3実施例では、第1図や第3図に示す拘束部材
12を振動系の外部に取付ける必要がなくなるため、部品
数の増加と質量の増加を防止できる。また第4図に示す
固定拘束板13も不要になり、構造を簡単にできる利点を
有している。
なお図の実施例では、光ディスクの駆動装置を示して
いるが、ハードディスクやフロッピーディスクなどの磁
気ディスクの駆動装置においても同様に実施できる。磁
気ディスク駆動装置の場合、モータ駆動により生じる振
動によりヘッドの振れを防止でき、記録トラックの高密
度化などを実現できるようになる。
〔効果〕
以上のように本発明によれば、モータまたはクランパ
と他の部材との間に制振弾性体が介装されているため、
モータ、回転軸、ターンテーブル、ディスク、クランパ
などからなる振動系の振動、特に共振時の振動の振幅を
抑制でき、またはその振動がシャーシへ伝達されるのを
防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示すディスク駆動装置の
側面図、第2図はその振動モードを示す説明図、第3図
は第1実施例の変形例を示すディスク駆動装置の側面
図、第4図は本発明の第2実施例によるディスク駆動装
置を示す側面図、第5図はその振動モードを示す説明
図、第6図は第1ならびに第2実施例によるディスク駆
動装置の振動振幅の減衰効果を示す線図、第7図は本発
明の第3実施例によるディスク駆動装置の側面図、第8
図は従来のディスク駆動装置を示す側面図、第9図はそ
の振動モードを示す説明図、第10図は従来のディスク駆
動装置の振動特性を示す線図である。 1……シャーシ、2……モータ、4……回転軸、5……
ターンテーブル、6……ディスク、7……クランパ、11
……制振弾性体、12……拘束部材、13……固定拘束板。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータと、このモータの回転軸に設けられ
    たディスク支持部と、このディスク支持部との間にディ
    スクを挟持するクランパとを含む駆動系を備えたディス
    ク駆動装置において、前記駆動系の振動を抑制するため
    の制振弾性体が、前記モータまたはクランパに設置さ
    れ、且つこの制振弾性体が、前記モータまたはクランパ
    と拘束部材との間に挟まれていることを特徴とするディ
    スク駆動装置における制振装置。
  2. 【請求項2】前記拘束部材がモータを支持するシャーシ
    であり、モータとシャーシとの間に前記制振弾性体が挟
    まれている請求項1記載のディスク駆動装置における制
    振装置。
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KR19980084729A (ko) * 1997-05-24 1998-12-05 윤종용 컴팩트 디스크 플레이어의 컴팩트 디스크 데이터 삭제 방지 장치

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