JP2855904B2 - ディスク再生装置の防振装置 - Google Patents

ディスク再生装置の防振装置

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JP2855904B2
JP2855904B2 JP22141391A JP22141391A JP2855904B2 JP 2855904 B2 JP2855904 B2 JP 2855904B2 JP 22141391 A JP22141391 A JP 22141391A JP 22141391 A JP22141391 A JP 22141391A JP 2855904 B2 JP2855904 B2 JP 2855904B2
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秀輝 中田
文逸 山口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク状記録媒体に
光スポットを投影して光学的に情報を記録再生する方式
のディスク再生装置において、光ピックアップの振動を
低減するための防振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスク再生装置は、CDプレー
ヤ・CD−ROM・マルチレーザプレーヤなどその用途
は年々多様化すると共に益々高性能・高品質・高付加価
値化しており、ディスクの正確な演奏のためにディスク
再生装置及びディスクの振動低減にはさらに厳しい要求
が課せられており、より一層の耐振性能の向上が望まれ
ている。特にコンパクトディスク再生装置においては、
ポータブル用・車載用の需要は大きく増加傾向にあり、
過酷な使用条件下においてもより一層の小型・高耐振性
が求められている。
【0003】以下図面を参照しながら、上述した従来の
ディスク再生装置の防振装置の一例について説明する。
図12は従来のディスク再生装置の分解斜視図を示すも
のである。図13(a)は従来のディスク再生装置の上
面図の組立図を示すものである。図13(b)は従来の
ディスク再生装置のスピンドル部の分解斜視図を示すも
のである。図14(a)は従来のディスク再生装置の裏
面図の組立図を示すものである。図14(b)は従来の
ディスク再生装置の光ピックアップ送り機構の分解斜視
図を示すものである。図15は従来のディスク再生装置
の防振装置の部分断面図を示すものである。
【0004】図12〜図15において、1はトラバース
ベース、2はトラバースモータ、3は光ピックアップ、
4は送りナット、5はナット板、6はモータギヤ、7は
モータフレーム、8は中間ギヤ軸、9は中間ギヤ、10
は止め輪、11は軸受、12は駆動シャフト、13は駆
動ギヤ、14はスラストバネ、15はスピンドルモー
タ、16はスピンドルモータ取付板、17はターンテー
ブル、18はスピンドルモータ取付けネジ、19はガイ
ド軸、20はフローティングゴム、21は中間キャビネ
ット、22は底キャビネット、23は固定ネジ、24は
ディスクである。
【0005】以上のように構成されたディスク再生装置
の防振装置について、以下その動作について説明する。
トラバースベース1にはスピンドルモータ取付板16が
精度よく取付けられている。スピンドルモータ取付板1
6に取付けられたスピンドルモータ15にはターンテー
ブル17が規定の高さに精度よく取り付けられておりデ
ィスク24を規定の回転数で回転する。トラバースモー
タ2にはモータギヤ6が固定されており、モータギヤ6
と噛み合わせた中間ギヤ9によりトラバースモータ2の
回転力を駆動ギヤ13に伝達する。さらに駆動ギヤ13
は駆動シャフト12に固定されており、駆動シャフト1
2と光ピックアップ3に固定された送りナット4とを勘
合させることにより、光ピックアップ3をディスクのト
ラッキング方向に移動させ、ディスクの信号を読みと
る。また、フローティングゴム20をトラバースベース
1に取り付け、図12〜図13のディスク再生装置を中
間キャビネット21と底キャビネット22の間に組み込
むことにより、中間キャビネット21あるいは底キャビ
ネット22からトラバースベース1に伝達される振動
を、フローティングゴム20により減衰し、光ピックア
ップ3に伝達される振動を遮断する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、フローティングゴム20はシリコンゴム
を使用しており、シリコンゴムの性質上、フローティン
グゴム20のバネ定数を現状より低くすることが量産的
に困難なこと及び、共振倍率を現状より低くすることが
材質的に困難なことにより、振動の減衰特性において、
共振点を現状より低くすること及び、共振倍率を現状よ
り低くすることが出来ず、耐振性能を向上することが出
来ないという問題点を有していた。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、小型
化及び薄型化のために出来るだけ小さいスペースで、防
振装置の共振周波数及び共振倍率を現状よりも大幅に低
くし、振動の減衰特性を大幅に改善することにより、耐
振性能を大幅に改善したディスク再生装置の防振装置を
提供することを目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のディスク再生装置の防振装置は、ディスクの
信号を読み取るディスク再生装置と、前記ディスク再生
装置の振動方向と同方向に伸縮するように前記ディスク
再生装置の防振装置保持部に取付けられたオイルダンパ
と、中間キャビネットと、底キャビネットと、前記中間
キャビネトと前記ディスク再生装置の防振装置保持部の
上部との間に組み込まれたバネ部材Aと、前記底キャビ
ネットと前記ディスク再生装置の防振装置保持部の下部
との間に組み込まれたバネ部材Bとを備えたものであ
る。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成によって、オイルダンパ
とバネ部材A及びバネ部材Bのそれぞれのバネ定数及び
基準寸法の関係により、防振装置の減衰特性とフローテ
ィング高さを規定の値に設定することで、従来構成の防
振装置と比較し、同スペースで、かつ防振装置の共振周
波数及び共振倍率を大幅に低くすることが出来、ディス
ク再生装置の耐振特性を大幅に改善することが出来る。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例について、図1〜図11
を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の第1の
実施例におけるディスク再生装置の防振装置を示すもの
である。図1(a)は本発明の第1の実施例におけるデ
ィスク再生装置の上面図の組立図を示すものである。図
1(b)は本発明の第1の実施例におけるディスク再生
装置のスピンドル部の分解斜視を示すものである。図2
(a)は本発明の第1の実施例におけるディスク再生装
置の裏面図の組立図を示すものである。図2(b)は本
発明の第1の実施例におけるディスク再生装置の光ピッ
クアップ送り機構の分解斜視図を示すものである。図3
は本発明の第1の実施例におけるディスク再生装置の防
振装置の部分断面図を示すものである。
【0011】図1〜図3において、1はトラバースベー
ス、2はトラバースモータ、3は光ピックアップ、4は
送りナット、5はナット板、6はモータギヤ、7はモー
タフレーム、8は中間ギヤ軸、9は中間ギヤ、10は止
め輪、11は軸受、12は駆動シャフト、13は駆動ギ
ヤ、14はスラストバネ、15はスピンドルモータ、1
6はスピンドルモータ取付板、17はターンテーブル、
18はスピンドルモータ取付けネジ、19はガイド軸、
21は中間キャビネット、22は底キャビネット、23
は固定ネジ、24はディスク、25は防振装置保持部、
26はバネ部材A、27はバネ部材B、28はオイルダ
ンパである。オイルダンパ28は、上ブタ28a、オイ
ルケース28b、オイル28cより構成されている。
【0012】以上のように構成されたディスク再生装置
の防振装置について、以下その動作について説明する。
トラバースベース1にはスピンドルモータ取付板16が
精度よく取付けられている。スピンドルモータ取付板1
6に取付けられたスピンドルモータ15にはターンテー
ブル17が規定の高さに精度よく取り付けられておりデ
ィスク24を規定の回転数で回転する。トラバースモー
タ2にはモータギヤ6が固定されており、モータギヤ6
と噛み合わせた中間ギヤ9によりトラバースモータ2の
回転力を駆動ギヤ13に伝達する。さらに駆動ギヤ13
は駆動シャフト12に固定されており、駆動シャフト1
2と光ピックアップ3に固定された送りナット4とを勘
合させることにより、光ピックアップ3をディスクのト
ラッキング方向に移動させ、ディスクの信号を読みと
る。
【0013】また、オイルダンパ28はトラバースベー
ス1の防振装置保持部25に取付けられ、トラバースベ
ース1の防振装置保持部25の上部と中間キャビネット
21との間に取り付けられたバネ部材A26と、オイル
ダンパ28のつば部分を介してトラバースベース1の防
振装置保持部25の下部と底キャビネット22との間に
取り付けられたバネ部材B27とにより、中間キャビネ
ット21及び底キャビネット22からトラバースベース
1に伝達される振動を減衰し、光ピックアップ3に伝達
される振動を遮断する。
【0014】本実施例によるディスク再生装置の防振装
置におけるフォーカス方向の振動の減衰特性と、従来の
ディスク再生装置の防振装置におけるフォーカス方向の
振動の減衰特性を図4に比較して示している。本実施例
によるディスク再生装置の防振装置におけるフォーカス
方向の耐振性能と、従来のディスク再生装置の防振装置
におけるフォーカス方向の耐振性能を図5に比較して示
している。
【0015】図4及び図5から明らかなように、本実施
例によるディスク再生装置の防振装置は、振動の減衰特
性における共振周波数及び共振倍率を低くすることがで
き、耐振性能を大幅に改善できるという点で、優れた効
果が得られる。
【0016】以上のように本実施例によれば、ディスク
再生装置の振動方向と同方向に伸縮するようにディスク
再生装置の防振装置保持部に取付けられたオイルダンパ
と、中間キャビネトとディスク再生装置の防振装置保持
部の上部との間に組み込まれたバネ部材Aと、底キャビ
ネットとディスク再生装置の防振装置保持部の下部との
間に組み込まれたバネ部材Bとを備え、オイルダンパと
バネ部材Aとバネ部材Bのそれぞれのバネ定数及び基準
寸法の関係により、防振装置の減衰特性とフローティン
グ高さを規定の値に設定することで、従来構成の防振装
置と比較し、同スペースで、かつ防振装置の共振周波数
及び共振倍率を大幅に低くすることが出来、ディスク再
生装置の耐振特性を大幅に改善することが出来る。
【0017】なお、第1の実施例においてバネ部材B2
7の位置は、バネ部材A26およびバネ部材27の2次
共振を防ぐために、オイルダンパ28のつば部分を介し
たトラバースベース1の防振装置保持部25の下部と底
キャビネット22との間としたが、底キャビネット22
とトラバースベース1の防振装置保持部25の下部とし
てもよい。
【0018】次に、第2の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図6において、29はフィン、30
は嵌合部A、31は嵌合部Bで、以上は図3と同様なも
のである。図3の構成と異なるのは、オイルダンパ28
のセンタリングを行うためと、オイルダンパ28に封入
されたオイル28cを撹はんするために、オイルダンパ
28にフィン29と嵌合部A30とを有した点と、底キ
ャビネット22に嵌合部Aに挿入するための嵌合部Bを
有した点である。
【0019】上記のように構成されたディスク再生装置
の防振装置について、以下その動作を説明する。嵌合部
A30に嵌合部B31をはめ込むようにしたことによ
り、ディスク再生装置のセンタリングを行うと同時に、
ディスク再生装置の防振装置が振動状態にあるとき、嵌
合部A30に挿入された嵌合部B31がフィン29を振
動させ、オイルダンパ28に封入されたオイル28cを
撹はんすることにより、振動の減衰特性の共振倍率をよ
り一層低くすることができる。
【0020】次に、第3の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図7において、32はアンダーカッ
ト部A、33はアンダーカット部Bで、以上は図6と同
様なものである。図6の構成と異なるのは、オイルダン
パ28の嵌合部A30にアンダーカットう32を構成し
た点と、底キャビネット22の嵌合部B31にアンダー
カット部B33を構成した点である。
【0021】上記のように構成されたディスク再生装置
の防振装置について、以下その動作を説明する。アンダ
ーカット部A32にアンダーカット部B33をはめ込
み、ディスク再生装置が振動状態にあるときでも、嵌合
部A30と嵌合部B31を固定状態にしたことにより、
ディスク再生装置が振動状態にあるとき、底キャビネッ
ト27の嵌合部B31から、オイルダンパ28の嵌合部
A30が浮き上がる事がないため、振動の減衰特性の共
振倍率をより一層低くすることができる。
【0022】次に、第4の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図8において、34はセンタリング
ピン、35はスライド孔で、以上は図7と同様なもので
ある。図7の構成と異なるのは、センタリングピン34
を有する中間キャビネット21とスライド孔35を有す
るオイルダンパ28、センタリングピン34及びスライ
ド孔35をスライドするようにした点である。
【0023】上記のように構成されたディスク再生装置
の防振装置について、以下その動作を説明する。センタ
リングピン34にスライド孔35をはめ込むようにした
ことにより、ディスク再生装置が水平状態あるいは垂直
状態にあるとき、ディスク再生装置のセンタリングを精
度よく行うことができる。
【0024】次に、第5の実施例について、図面を参照
しながら説明する。構成は図8と同様なものである。図
8の構成と異なるのは、オイルダンパ28のスライド孔
35の表面にハロゲン処理を施すようにした点である。
【0025】上記のように構成されたディスク再生装置
の防振装置について、以下その動作を説明する。スライ
ド孔35の表面にハロゲン処理を施したことにより、デ
ィスク再生装置が振動状態にあるとき、センタリングピ
ン34とスライド孔35の摩擦力を低減することがで
き、振動の減衰特性を向上させることができる。
【0026】なお、第5の実施例においてスライド孔3
5の表面にハロゲン処理としたが、フッ素コーティング
のような摩擦係数を低減する塗装でもよい。
【0027】次に、第6の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図9において、36はバネ保持部
A、37はバネ保持部Bで、以上は図8と同様なもので
ある。図8の構成と異なるのは、中間キャビネット21
のバネ保持部A36に予めバネ部材A26を組み込んで
おき、また底キャビネット22のバネ保持部B37に予
めバネ部材B27を組み込んでおくようにした点であ
る。
【0028】上記のように構成されたディスク再生装置
の防振装置について、以下その動作を説明する。バネ保
持部A36及びバネ保持部B37に予めバネ部材A26
及びバネ部材B27をそれぞれ準備作業として組み込ん
でおくことにより、ライン上での組立作業において時間
と人員を大幅に低減することができる。
【0029】次に、第7の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図10は第7の実施例によるディス
ク再生装置の分解斜視図を示すものである。図11は第
7の実施例によるディスク再生装置の防振装置の部分断
面図を示すものである。
【0030】図10及び図11において、38は固定部
材、33は固定部材34に構成されたアンダーカット部
B、39は固定部材38を底キャビネット22に固定す
るために固定部材38に構成されたつめ部材で、以上は
図9と同様なものである。図9の構成と異なるのは、オ
イルダンパ28に挿入されたバネ部材B27をオイルダ
ンパ28と一体化するためにオイルダンパ28のアンダ
ーカット部A32に固定部材38のアンダーカット部B
33をはめ合わせて、底キャビネット22に固定部材3
8のツメ部材39をはめ込み、底キャビネット22と固
定部材38とを固定するようにした点である。
【0031】上記のように構成されたディスク再生装置
の防振装置について、以下その動作を説明する。バネ保
持部A36に予めバネ部材A26を、またオイルダンパ
28にバネ部材B27と固定部材34をそれぞれ組み込
み、準備組立状態とすることにより、ライン上での組立
作業において時間と人員を大幅に低減することができ
る。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明は、ディスク再生装
置の振動方向と同方向に伸縮するようにディスク再生装
置の防振装置保持部に取付けられたオイルダンパと、中
間キャビネットとディスク再生装置の防振装置保持部の
上部との間に組み込まれたバネ部材Aと、底キャビネッ
トとディスク再生装置の防振装置保持部の下部との間に
組み込まれたバネ部材Bとを設けることにより、振動の
減衰特性において、共振周波数と共振倍率を低くするこ
とができ、小型で耐振性能を大きく改善することができ
る優れたディスク再生装置の防振装置を実現できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例におけるディス
ク再生装置の上面図の組立図である。(b)は本発明の
第1の実施例におけるディスク再生装置のスピンドル部
の分解斜視である。
【図2】(a)は本発明の第1の実施例におけるディス
ク再生装置の裏面図の組立図を示すものである。(b)
は本発明の第1の実施例におけるディスク再生装置の光
ピックアップ送り機構の分解斜視図である。
【図3】第3図は本発明の第1の実施例におけるディス
ク再生装置の防振装置の部分断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例におけるディスク再生装
置の防振装置におけるフォーカス方向の振動の減衰特性
と、従来のディスク再生装置の防振装置におけるフォー
カス方向の振動の減衰特性との比較図である。
【図5】本発明の第1の実施例におけるディスク再生装
置の防振装置におけるフォーカス方向の耐振性能と、従
来のディスク再生装置の防振装置におけるフォーカス方
向の耐振性能との比較図である。
【図6】本発明の第2の実施例におけるディスク再生装
置の防振装置の部分断面図である。
【図7】本発明の第3の実施例におけるディスク再生装
置の防振装置の部分断面図である。
【図8】本発明の第4の実施例におけるディスク再生装
置の防振装置の部分断面図である。
【図9】本発明の第5の実施例におけるディスク再生装
置の防振装置の部分断面図である。
【図10】本発明の第6の実施例におけるディスク再生
装置の分解斜視図を示すものである。
【図11】本発明の第6の実施例におけるディスク再生
装置の防振装置の部分断面図である。
【図12】従来のディスク再生装置の分解斜視図であ
る。
【図13】(a)は従来のディスク再生装置の上面図の
組立図である。(b)は従来のディスク再生装置のスピ
ンドル部の分解斜視である。
【図14】(a)は従来のディスク再生装置の裏面図の
組立図である。(b)は従来のディスク再生装置の光ピ
ックアップ送り機構の分解斜視図である。
【図15】従来のディスク再生装置の防振装置の部分断
面図である。
【符号の説明】
1 トラバースベース 2 トラバースモータ 3 光ピックアップ 4 送りナット 5 ナット板 6 モータギヤ 7 モータフレーム 8 中間ギヤ軸 9 中間ギヤ 10 止め輪 11 軸受 12 駆動シャフト 13 駆動ギヤ 14 スラストバネ 15 スピンドルモータ 16 スピンドルモータ取付板 17 ターンテーブル 18 スピンドルモータ取付けネジ 19 ガイド軸 20 フローティングゴム 21 中間キャビネット 22 底キャビネット 23 固定ネジ 24 ディスク 25 防振装置保持部 26 バネ部材A 27 バネ部材B 28 オイルダンパ 28a 上ブタ 28b オイルケース 28c オイル 29 フィン 30 嵌合部A 31 嵌合部B 32 アンダーカット部A 33 アンダーカット部B 34 センタリングピン 35 スライド孔 36 バネ保持部A 37 バネ保持部B 38 固定部材 39 つめ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 33/08 G11B 33/12 501

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクの信号を読み取るディスク再生
    装置と、前記ディスク再生装置の振動方向と同方向に伸
    縮するように前記ディスク再生装置の防振装置保持部に
    取付けられたオイルダンパと、中間キャビネットと、底
    キャビネットと、前記中間キャビネトと前記ディスク再
    生装置の防振装置保持部の上部との間に組み込まれたバ
    ネ部材Aと、前記底キャビネットと前記オイルダンパの
    つば部を介し前記ディスク再生装置の防振装置保持部の
    下部との間に組み込まれたバネ部材Bとを備え、前記オ
    イルダンパと前記バネ部材Aと前記バネ部材Bのそれぞ
    れのバネ定数及び基準寸法の兼ね合せにより、前記ディ
    スク再生装置を規定の振動減衰特性及び規定のフローテ
    ィング高さに保つことを特徴とするディスク再生装置の
    防振装置。
  2. 【請求項2】 ディスクの信号を読み取るディスク再生
    装置と、前記ディスク再生装置の振動方向と同方向に伸
    縮するように前記ディスク再生装置の防振装置保持部に
    取付けられ、オイルを撹はんするためのフィン部と嵌合
    部Aを有したオイルダンパと、中間キャビネットと、前
    記オイルダンパの嵌合部Aに挿入され前記オイルダンパ
    のフィン部を振動させるためと前記オイルダンパのセン
    タリングを行うための嵌合部Bを有した底キャビネット
    と、前記中間キャビネトと前記ディスク再生装置の防振
    装置保持部の上部との間に組み込まれたバネ部材Aと、
    前記底キャビネットと前記オイルダンパのつば部を介し
    前記ディスク再生装置の防振装置保持部の下部との間に
    組み込まれたバネ部材Bとを備え、前記ディスク再生装
    置のセンタリングを行い、前記オイルダンパと前記バネ
    部材Aと前記バネ部材Bのそれぞれのバネ定数及び基準
    寸法の兼ね合せにより、前記ディスク再生装置を規定の
    振動減衰特性及び規定のフローティング高さに保つとと
    もに、前記ディスク再生装置が振動状態にあるとき、前
    記オイルダンパの嵌合部Aに挿入された前記底キャビネ
    ットの嵌合部Bにより、前記オイルダンパのフィン部を
    振動させ前記オイルダンパ内のオイルを撹はんすること
    により、振動の減衰効率を高めたことを特徴とするディ
    スク再生装置の防振装置。
  3. 【請求項3】 底キャビネットに構成されたアンダーカ
    ット部Aに、アンダーカット部Bを有するオイルダンパ
    をはめ込み、前記オイルダンパのアンダカット部Bが振
    動により、底キャビネットのアンダーカット部Aから浮
    き上がらないことを特徴とする請求項1記載のディスク
    再生装置の防振装置。
  4. 【請求項4】 凸ピンを有する中間キャビネットと、ス
    ライド孔を有するオイルダンパとを備え、中間キャビネ
    ットの凸ピンとオイルダンパのスライド孔とをはめあわ
    せて、ディスク再生装置の水平状態及び垂直状態におけ
    るセンタリングを行うことを特徴とする請求項1記載の
    ディスク再生装置の防振装置。
  5. 【請求項5】 凸ピンを有する中間キャビネットと、ハ
    ロゲン処理された凹部を有するオイルダンパとを備え、
    中間キャビネットの凸ピンとオイルダンパの凹部とをは
    めあわせて、ディスク再生装置の水平状態及び垂直状態
    におけるセンタリングを行うことを特徴とする請求項1
    記載のディスク再生装置の防振装置。
  6. 【請求項6】 ディスクの信号を読み取るディスク再生
    装置と、前記ディスク再生装置の振動方向と同方向に伸
    縮するように前記ディスク再生装置の防振装置保持部に
    取付けられたオイルダンパと、バネ部材を保持する保持
    部を有した中間キャビネットと、バネ部材を保持する保
    持部を有した底キャビネットと、前記中間キャビネット
    に予め保持されたバネ部材Aと、前記底キャビネットに
    予め保持されたバネ部材Bとを備え、組立時にはバネ部
    材Aは前記中間キャビネットと前記ディスク再生装置の
    防振装置保持部の上部との間に組み込まれ、バネ部材B
    は前記底キャビネットと前記ディスク再生装置の防振装
    置保持部の下部との間に組み込まれており、前記オイル
    ダンパと前記バネ部材Aと前記バネ部材Bのそれぞれの
    バネ定数及び基準寸法の兼ね合せにより、前記ディスク
    再生装置を規定の減衰特性及び規定のフローティング高
    さに保つことを特徴とするディスク再生装置の防振装
    置。
  7. 【請求項7】 ディスクの信号を読み取るディスク再生
    装置と、前記ディスク再生装置の振動方向と同方向に伸
    縮するように前記ディスク再生装置の防振装置保持部に
    取付けられたオイルダンパと、バネ部材を保持する保持
    部を有した中間キャビネットと、前記中間キャビネット
    のバネ部材保持部に予め保持されたバネ部材Aと、前記
    オイルダンパに挿入されバネ部材Bと、前記オイルダン
    パと前記バネ部材Bとを一体化するためと前記ディスク
    再生装置を前記底キャビネットに固定するための固定部
    材とを備え、組立時にはバネ部材Aは前記中間キャビネ
    ットと前記ディスク再生装置の防振装置保持部の上部と
    の間に組み込まれ、バネ部材Bは前記固定部材と前記デ
    ィスク再生装置の防振装置保持部の下部との間に組み込
    まれており、前記オイルダンパと前記バネ部材Aと前記
    バネ部材Bのそれぞれのバネ定数及び基準寸法の兼ね合
    せにより、前記ディスク再生装置を規定の減衰特性及び
    規定のフローティング高さに保つことを特徴とするディ
    スク再生装置の防振装置。
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