JP3799825B2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3799825B2
JP3799825B2 JP18726498A JP18726498A JP3799825B2 JP 3799825 B2 JP3799825 B2 JP 3799825B2 JP 18726498 A JP18726498 A JP 18726498A JP 18726498 A JP18726498 A JP 18726498A JP 3799825 B2 JP3799825 B2 JP 3799825B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable base
vibration
disk
isolation member
vibration isolation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18726498A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000021055A (ja
Inventor
清成 猿渡
義一 山野
清 梅▲崎▼
誠 上林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP18726498A priority Critical patent/JP3799825B2/ja
Publication of JP2000021055A publication Critical patent/JP2000021055A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3799825B2 publication Critical patent/JP3799825B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はディスク状記録媒体(以下、ディスクという。)を用いたディスク装置に関するもので、その中でも、振動や衝撃などによる音飛び防止方法、および、装置の小型化が可能なディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車載用のディスク装置では、音飛び防止の対策が特に重要となっており、さまざまな対策が採られている。音飛び防止対策の代表的な例として、ディスク装置のメカニズム本体をオイルを封入したダンパとバネで支持したものや、単純なゴムダンパで支持したものがあり、外部からの振動や衝撃を減衰してメカニズム本体への影響を軽減している。
【0003】
さらに、異なるメディアを1台の装置内に収めた複合商品として、車載用において予め定められたDIN規格のサイズ内で、例えばミニディスク(以下、MD)とコンパクトディスク(以下、CD)の両方を再生するディスク装置がある。その形態として、MDとCDを1つのメカユニットで再生する1メカユニット方式と、MDを再生するメカユニットとCDを再生するメカユニットを1つの装置内に収めた2メカユニット方式とがある。いずれの場合も、限られたサイズの中で構成しなければならないため、メカニズムの小型軽量化が求められてくる。
【0004】
異なるディスクを1つのメカユニットで再生するものの例として、特開平5−242579号公報の複式ディスク駆動装置では、MD用のターンテーブルが圧入されたスピンドルモータでハウジング内に装着されたMDの回転駆動および再生を行っている。また、CDを再生する際にはMDがハウジングから排出された後、スピンドルモータが上昇しCD用のサブターンテーブルと連結し、サブターンテーブル上に装着されたCDの回転駆動および再生を行っている。
【0005】
2台のメカユニットを1つの装置内に収めたものの例として、特開平7−244978号公報のデータ記録・再生装置では、ディスク(FDD、CD−ROM、MO、データMD)やテープカセット(DAT、QIC)などメカユニットのうち少なくとも1つの記憶ユニットとメモリカードユニットとを互いに重なりあうように配置し、記憶ユニットとメモリカードユニットを取付部材で連結して1つの装置本体内に収めている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平5−242579号公報の複式ディスク駆動装置では、1つのスピンドルモータでMDとCDを再生しているため、CDを再生中はMDを排出しなければならないという煩わしさがあり、MDとCDの再生切り換えにも時間がかかるという課題がある。さらには、MDとCDを1つのメカニズムで再生するため、メカニズムが複雑になり質量が増えるため、メカニズムを支持するダンパとしても大型となり、メカニズムのサイズが大きくなってくる。
【0007】
さらに、特開平7−244978号公報のデータ記録・再生装置では、特にディスク状の媒体による記憶ユニット内においては、メカニズム本体をダンパによって支持し外部からの振動を減衰させて、メカニズム本体への悪影響を軽減するなどの対策が必要となってくる。それに加えて、メカニズム本体に振動余裕を確保する必要があり、記憶ユニットのケースのサイズが大きくなる。また、メモリカードユニットではコネクタにメモリカードを直接差し込むため、ダンパなどによる振動対策は必要とされないが、例えば、メモリカードユニットの代わりにディスク状媒体の記憶ユニットに置き換えた場合、前記した構成と同様にダンパを設ける必要がある。このとき、上側の記憶ユニットの振動余裕を片側L1、下側の記憶ユニットの上側の振動余裕を片側L2とすると、再生を行うドライブユニット部の高さに加えて2×(L1+L2)の隙間を加えたものから装置全体の高さが決定される。言い換えると、振動が加わった時にしか必要としない隙間2×(L1+L3)により、装置全体の小型化が阻害されることになる。
【0008】
これらのことから、2種類の媒体を再生するディスク装置に求められる課題として、2種類のドライブユニットの再生動作の切り換えに余計な操作を必要とせず、迅速かつ容易に行うことが求められる。
また、2種類のドライブユニットを同じ装置内に設けた場合において、振動が加わった時にしか必要としない振動余裕をを有効に活用することで、装置の小型・薄型化を行うことが求められる。
【0009】
そこで、本発明はMDとCDを再生することができ、両ディスクの再生切り換え動作を迅速かつ容易に行い、薄型のディスク装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の請求項1記載のディスク装置は、第1ディスクに対して略平行に第2ディスクを積層して配置したものであって、第1ディスクの信号記録面から信号の再生を行う第1光ヘッドを移動自在に設けた第1可動ベースと、外部からの振動を減衰させる第1防振部材と、第1可動ベースを第1防振部材を介して遊動自在に支持する第1固定ベースと、第2ディスクの信号記録面から信号の再生を行う第2光ヘッドを移動自在に設けた第2可動ベースと、外部からの振動を減衰させる第2防振部材と、第2可動ベースを第2防振部材を介して遊動自在に支持する第2固定ベースとから構成され、第1ディスクの信号記録面に対して略直角なる第1方向において、第1防振部材の1次共振周波数と第2防振部材の1次共振周波数とを異ならせ、第2ディスク側への第1可動ベースの最大移動量W1と、第1ディスク側への第2可動ベースの最大移動量W2と、第1可動ベースと第2可動ベースとの隙間D0との関係を、D0<W1+W2なる関係としたものである。
【0011】
また、請求項2記載のディスク装置は、請求項1記載のディスク装置において、第1可動ベースの下方に第2可動ベースを設け、第1ディスクの信号記録面に対して略直角なる第1方向において、第1防振部材の1次共振周波数に対して、第2防振部材の1次共振周波数を高く設定したものである。
また、請求項3記載のディスク装置は、請求項1記載のディスク装置において、第1可動ベースの上方に第2可動ベースを設け、第1ディスクの信号記録面に対して略直角なる第1方向において、第1防振部材の1次共振周波数に対して、第2防振部材の1次共振周波数を高く設定したものである。
【0012】
以上の構成により、請求項1記載のディスク装置では、最大相対振幅が防振部材の1次共振周波数にて発生することから、第1防振部材と第2防振部材の1次共振周波数を異ならせることにより、第1可動ベースと第2可動ベースとが同時に最大相対振幅を発生することがない。さらには、第1防振部材と第2防振部材の振動位相遅れの差異を有効に利用することで、第2ディスク側への第1可動ベースの最大移動量W1と、第1ディスク側への第2可動ベースの最大移動量W2と、第1可動ベースと第2可動ベースとの隙間D0との関係を、D0<W1+W2なる関係としても、第1可動ベースと第2可動ベースそれぞれに隙間を設けたD0=W1+W2と同等まで、第1可動ベースと第2可動ベースとの衝突限界を得ることができる。
【0013】
請求項2記載のディスク装置では、第1可動ベースの下方に第2可動ベースを配置し、第1防振部材の1次共振周波数に対して第2防振部材の1次共振周波数を高くすることで、第1可動ベースの最大移動量W1と第2可動ベースの最大移動量W2との関係をW1>W2とすることができ、装置下側の振動余裕を小さくすることができる。
【0014】
また、請求項3記載のディスク装置では、請求項2記載のディスク装置とは逆に第1可動ベースの上方に第2可動ベースを配置し、第1防振部材の1次共振周波数に対して第2防振部材の1次共振周波数を高くすることで、第1可動ベースの最大移動量W1と第2可動ベースの最大移動量W2との関係をW1>W2とすることができ、装置上側の振動を小さくすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のディスク装置について図面を参照しながら説明を行う。
図1は本発明のディスク装置いおける第1の実施例における正面断面図、図2は同実施例の側面断面図、図3は同実施例における第1ディスクのドライブユニットの平面図、図4は同ドライブユニットの側面断面図、図5は同ドライブユニットの正面断面図、図6は同ドライブユニットの第1防振部材の断面図、図7は本発明のディスク装置の実施例における第2ディスクのドライブユニットの平面図、図8は同ドライブユニットの側面図、図9は同ドライブユニットの正面図、図10は 同ドライブユニットの斜視図、図11は同ドライブユニットの防振部材の取付に関わる分解斜視図である。
【0016】
図12は第1防振部材および第2防振部材における加振周波数と振動減衰特性の関係図、図13は第1防振部材と第2防振部材における加振周波数と振動位相の関係図、図14は 低周波数(10Hz)での加振状態における第1可動ベースと第2可動ベースの振動振幅の関係図、図15は第1防振部材の1共振周波数(20Hz)での加振状態における第1可動ベースと第2可動ベースの振動振幅の関係図、図16は同周波数(20Hz)での加振状態における最小隙間の状態図、図17は第2防振部材の1共振周波数(50Hz)の振動が加わった状態における第1可動ベースと第2可動ベースの振動振幅の関係図、図18は同周波数(50Hz)での加振状態における最小隙間の状態図、図19は高周波数(100Hz)での加振状態における第1可動ベースと第2可動ベースの振動振幅の関係図である。
【0017】
図20は振動理論式のための振動モデル図、図21は同振動モデル図における加振周波数と振動減衰特性と振動位相との関係図、図22は同振動モデル図における固定ベースと可動ベースの振動振幅の関係図である。
図23は本発明のディスク装置における第2の実施例における側面断面図である。
【0018】
まず、本発明の実施例の説明を行う前に、図21〜図23を用いて、第1方向に振動が加わった状態における振幅と位相と拡大率の関係の理論説明を行う。またこれ以降、連続サイン波の振動に関して説明を行なっていく。
図20において、可動ベース42は固定ベース41に対してダンパ43によって支持されている。ここで、固定ベース41と可動ベース42との隙間は非加振状態で初期隙間J0をもって配置されている。図21において、ダンパ43は、1次共振周波数fo=20(Hz)をもって共振現象を起こし、20(Hz)以上が直線的に振動が減衰していく特性を有している。また、図22は1次共振周波数にける振動振幅の関係を表し、固定ベース41の振幅W0に対して、可動ベース42の振幅W1が位相ずれθ(deg)を起しつつ、共振倍率Aをもって振幅がW0からW1に拡大されている。
【0019】
次に、振動の理論式に関する詳細な説明を行なう。
加振周波数をf(Hz)とし、加振加速度をG(mm/sec^2)とすると、振動振幅W(mm)は以下の式(1−1)の関係となる。
W=G/(2×π×f)^2 −−−−−(1−1)
ここで、外部から固定ベース41に加振周波数fa(Hz)、加振加速度Ga(mm/sec^2)、の振動が加えられたとする。このとき、加振周波数fa(Hz)における共振倍率をAとすると、固定ベース41の振幅Wa(mm)は式(1−2)にて表される。また、可動ベース42に加わる加速度Gb(mm/sec^2)および振幅Wb(mm)は、それぞれ、以下の式(1−3)、式(1−4)によって表される。
【0020】
Wa=Ga/(2×π×fa)^2 −−−−−(1−2)
Gb=Ga・A −−−−−(1−3)
Wb=Gb/(2×π×fa)^2 −−−−−(1−4)
さらに、ダンパ43による位相遅れがθ(deg)あったとし、サイン波振動の位相β(deg)における固定ベース41に対する可動ベース42の相対振幅Wc(mm)は式(1−5)の関係となる。
【0021】
Wc=Wb×sin(β+θ)−Wa×sinβ −−−−−(1−5)
このとき、位相遅れθ(deg)は式(1−6)の関係となる。
θ=Tan-1[tanδ/{1−(F/fo)^2}]−δ −−−(1−6)
ここで、tanδは式(1−7)の1次共振周波数foにおける共振倍率τから求める。
【0022】
Figure 0003799825
式(1−7)においてF=foを代入すると、式(1−8)が導かれ、tanδについて展開すると式(1−9)が得られる。
τ=(1+1/tan2δ)^0.5 −−−−−(1−8)
tanδ={1/(τ^2−1)}^0.5 −−−−−(1−9)
このtanδを式(1−5)、及び、式(1−6)に代入すれば、ダンパ43による位相遅れがθ(deg)と、固定ベース41に対する可動ベース42の相対振幅Wc(mm)が求められる。
【0023】
ここで、最大振幅が発生する1次共振周波数foにおける振動をグラフ化すると図22のようになる。図22において、固定ベース41の振動W0に対して可動ベース42の振動W1は位相がθ=90°遅れて振動する。ここで、初期隙間J0に対してH1およびH2の領域で固定ベース41と可動ベース42との衝突が生じる。
【0024】
また、後で詳細に説明を行なうが、同じ装置内に2つのドライブユニットを設けた場合の振動モデルについて図2を用いて理論説明を行なう。
図2において、第1可動ベース1は第1固定ベース4に対してダンパ9を介して支持され、第2可動ベース21は第2固定ベース24に対してダンパ25を介して支持され、第1固定ベース4と第2固定ベース24は筐体13に対して固定されている。
【0025】
第1可動ベース1の相対振幅Wc1と第2可動ベース21の相対振幅Wc2は式(1−5)からそれぞれ求められ、第1可動ベース1に対する第2可動ベース21の相対振幅KはWc1−Wc2から求められ、式(2−1)で表される。
K=Wc1×sin(β+θ1)−Wc2×sin(β+θ2)−−(2−1)
ここで、相対振幅Kの変化は、第1可動ベース1と第2可動ベース21との初期隙間D0の加振時の変動量として表される。
【0026】
次に、図1〜22図を用いて、同ディスク装置における第1の実施例の説明を行う。
まず、図3〜図6を用いて、同ディスク装置における第1ディスクのドライブユニットの構成について説明を行なう。
第1可動ベース1は第1ディスク11の回転駆動を行なうスピンドルモータ2を略中央に固定している。スピンドルモータ2の回転軸には第1ディスク11のセンタリングを行うターンテーブル2aを回転軸(図示せず)と同心に設け、クランパアーム8が駆動されクランパ7が磁気的にターンテーブル2aと結合し、第1ディスク11がセンタリング及びチャッキングされた状態でディスク11の回転駆動を行なっている。また、第1可動ベース1には第1ディスク11に記録された信号の読み取りを行うべく、第1ディスク11の半径方向(第2方向)に移動自在に光ヘッド3がガイド軸5,6により案内支持されている。さらに、第1可動ベース1の裏面には第1ディスク11の信号記録面に対して略垂直な方向(第1方向)に円柱状の軸部1aが4本形成されている。
【0027】
第1固定ベース4は第1可動ベース1をの周囲に所定の隙間をもって設けられ、その四隅には第1可動ベース1の軸部1aと同心にダンパ(第1防振部材)9がネジ12によって固定されている。図6に示すように、ダンパ9は円筒形状のカップ部9aと固定のためのフランジ部9bとが剛体で一体を成しており、カップ部9aの上側には第1可動ベース1の軸部1aが挿入される軸挿入部9cがゴムなどの粘弾性体によって形成されている。ダンパ9の内部にはシリコンオイルなどの粘性流体9dが封入されている。さらに、第1可動ベース1の自重による垂れ下がりを防止するため、ダンパ9と同心に設けたバネ10によって第1可動ベース1を懸垂し略中央に姿勢保持している。ここで、外部から振動が加わった場合、第1可動ベース1が動いて軸部1aが粘性流体9dを攪拌した時に発生する粘性力と、バネ10の弾性付勢力によって外部からの振動を減衰している。
【0028】
次に、図2、及び、図7〜図11を用いて、同ディスク装置における第2ディスクのドライブユニットの構成について説明を行う。
第2可動ベース21は第1可動ベース1の下側に配置され、第2ディスク31を回転自在に収納したカートリッジ30を所定位置に位置決めするもので、スピンドルモータ22を略中央に固定している。スピンドルモータ22の回転軸には第2ディスク31のセンタリング及びチャッキングを行うターンテーブル22aを回転軸(図示せず)と同心に設け、第2ディスク31の回転駆動を行っている。また、第2可動ベース21には第2ディスク31に記録された信号の読み取りを行うべく、第2ディスク31の半径方向(第3方向)に移動自在に光ヘッド23がガイド軸28,29により案内支持されている。さらに、第2可動ベース21の両側面には円柱状の軸部21aが4本形成されている。
【0029】
第2固定ベース24を曲げ加工により形成した両側面24aには、それぞれ略U字状の切欠き部24bが前後2カ所に形成されている。第2固定ベース24の両側面24aには、略弧状の一対の切欠き部26aを形成した規制部材26を固着している。このとき、規制部材26の切欠き部26aは固定ベース24の切欠き部24bを延在した形状となっている。
【0030】
ダンパ(第2防振部材)25は内部損失の大きいゴム材料などからなり、光ヘッド3の移動方向(第3方向)と同方向に第2可動ベース21の軸部21aを挿入するために孔加工を施した内円筒部25aを形成し、内円筒部25aと同心なる外枠部25bを形成している。内円筒部25aと外枠25bとの間には、外部からの振動を減衰する減衰部25fを架設している。また、ダンパ25の外枠部25bの下側には第2固定ベース24の切欠き部24bと同形状なるU字状の第1溝部25cを形成し、外枠部25bの上側には規制部材26の切欠き部26aと同形状なる円弧状の第2溝部25dを形成し、第1溝部25cと第2溝部25dとの間には一対の位置決め用の仕切り部25eを形成している。ダンパ25を第2固定ベース24の切欠き部24bに挿入し、規制部材26を第2固定ベース24の側面24aに締結すると、第2固定ベース24の切欠き部24bに第1溝部25cが嵌合し、規制部材26の切欠き部26aに第2溝部25dが嵌合し、第2固定ベース24の側面24aと規制部材26との間で位置決め用の仕切り部25eが挟着される。
【0031】
次に、図2、及び、図12〜図19を用いて、第1方向に外部から振動が加わった状態における、ダンパ(第1防振部材)9およびダンパ(第2防振部材)25による振動の減衰効果に関する説明を行う。
図12に示すように、ダンパ9は1次共振周波数fo1=20(Hz)に共振点をもつ減衰カーブB1をもって第1可動ベース1を支持している。また、図13に示すように、fo1より低い周波数、例えば10(Hz)以下の周波数で振動している状態では、第1可動ベース1は第1固定ベース4と略同位相で振動している。加振周波数が1次共振周波数fo1に近づくにつれて第1可動ベース1に位相遅れが生じ、1次共振周波数fo1=20(Hz)では第1固定ベース4に対して90°遅れた位相で振動している。また、この周波数において固定ベース4に対する相対振幅は略最大となる。さらに加振周波数を高くしていくと、位相遅れが大きくなり50(Hz)以上では約160度遅れて略逆位相で振動する。ただし、この周波数では振動減衰が大きく共振倍率が低くなるので振幅も小さくなる。
【0032】
図12に示すように、ダンパ25はダンパ9の1次共振周波数fo1=20(Hz)より高いfo2=50(Hz)に共振点をもつ減衰カーブB2をもって第2可動ベース21を支持している。また、図13に示すように、fo2より低い周波数、例えば10(Hz)以下の周波数で振動している状態では、第2可動ベース21は第2固定ベース24と略同位相で振動している。加振周波数が1次共振周波数fo2に近づくにつれて第2可動ベース21に位相遅れが生じ、1次共振周波数fo2=50(Hz)では第2固定ベース4に対して90°遅れた位相で振動している。また、この周波数において固定ベース24に対する相対振幅は最大となる。さらに加振周波数を高くしていくと、位相遅れが大きくなり100(Hz)以上では約160度遅れて略逆位相で振動する。ただし、この周波数では振動減衰が大きく共振倍率が低くなるので振幅も小さくなる。
【0033】
さらに、図2における第1可動ベース1と第2可動ベース21との隙間D0は、それぞれのメカニズムにて許容(制限)される最大移動量W1,W2に対して、D0<W1+W2という関係に設定されている。
次に、第1可動ベース1と第2可動ベース21との、加振周波数を変化させたときの振動位相と隙間の変化に関して説明を行う。以下、第1可動ベース1の振幅を振幅波形Eで示し、第2可動ベース21の振幅を振幅波形Fで示す。
【0034】
1番目に、10(Hz)で加振された状態(図14)について説明を行なう。
10(Hz)においては第1可動ベース1の振幅波形Eが第2可動ベース21の振幅波形Fに対して若干位相遅れを生じているが、両可動ベースとも略同位相で振動し、共振倍率もほとんど同じである。また第1固定ベース4と略同位相で振動しているため、初期隙間D0が保たれたまま振動し、第1可動ベース1と第2可動ベース21とで衝突が発生することがない。
【0035】
2番目に、ダンパ9の1次共振周波数fo1=20(Hz)で加振された状態(図15,図16)について説明を行なう。
ダンパ9の1次共振周波数の20(Hz)では、第1可動ベース1の振幅波形Eは最大振幅W1をもって振動する。ここで、第2可動ベース21の振幅波形Fは第1可動ベース1の振幅波形Eに対して位相が約90°進んでいるものの、第1可動ベース1との隙間が狭くなる傾向だが、20(Hz)では第2可動ベース21の振幅波形Fは第2固定ベース24と略同位相で相対振幅は小さいままとなっている。これにより、第1可動ベース1と第2可動ベース21とが一番接近した状態(図16)においても、第1可動ベース1と第2可動ベース21との間にはD1なる隙間が確保される。つまり、第1可動ベース1は初期隙間D0に近い相対振幅の振動を加えても、第1可動ベース1と第2可動ベース21とは衝突しないことがいえる。
【0036】
3番目に、ダンパ25の1次共振周波数fo2=50(Hz)で加振された状態(図17,図18)について説明を行なう。
ダンパ25の1次共振周波数の50(Hz)では、第2可動ベース21の振幅波形Fは最大振幅W2をもって振動する。ここで、図12に示すように、第1可動ベース1の1次共振周波数fo1=20(Hz)に対して第2可動ベース21の1次共振周波数fo2=50(Hz)の方を高く設定することにより、振幅は式(1−1)より加振周波数の2乗に反比例するため、第2可動ベース21の最大振幅W2は第1可動ベース1の最大振幅W1に対して理論的に小さくなる。また、第2可動ベース21の振幅波形Fは第1可動ベース1の振幅波形Eに対して位相が約90°進んでいるものの、第1可動ベース1側は振動減衰が大きいため小さい振幅で振動している。これにより、第1可動ベース1と第2可動ベース21とが一番接近した状態(図18)においても、第1可動ベース1と第2可動ベース21との間にはD2なる隙間が確保される。つまり、第2可動ベース21は初期隙間D0に近い振幅の振動を加えても、第1固定ベース4と第2可動ベースとは衝突しないことがいえる。
【0037】
4番目に、100(Hz)で加振された状態(図19)について説明を行なう。
100(Hz)においては第2可動ベース21の振幅波形Fが第1可動ベース1の振幅波形Eに対して若干位相遅れを生じているが、振動減衰が大きいため振幅としては小さくなっている。そのため、初期隙間D0が保たれたまま振動し、第1可動ベース1と第2可動ベース21とで衝突が発生することがない。
【0038】
以上のことを言い換えると、加振周波数がfo1=20(Hz)からfo2=50(Hz)に近づくにつれて、第1可動ベース1の振幅Eが小さくなる一方、第2可動ベース21の振幅Fが大きくなり、初期隙間D0を第1可動ベース1と第2可動ベース21の相対振幅で互いに分け合っている。また、fo1=20(Hz)以下では位相遅れがほとんどないため相対振幅はほとんどない。さらに
、fo2=50(Hz)以上の周波数帯域においては、振動減衰が大きく相対振幅はほとんどない。
【0039】
このように本発明では、ダンパ9の1次共振周波数fo1よりダンパ25の1次共振周波数fo2より高く設定して、両ダンパ9,25で最大振幅の発生する周波数をずらすことで、第1可動ベース1と第2可動ベースとの衝突を防止している。これにより、第1固定ベース4と第2固定ベース24とを近づけた配置にして装置全体の薄型化を行うことができる。また、ダンパ25の1次共振周波数fo2(Hz)を高めに設定することで、第1可動ベース1の相対振幅より第2可動ベース21の相対振幅の方を小さくして、第2可動ベース21下側すなわち装置下側の振動余裕を小さくすることができ、装置の薄型化に貢献している。
【0040】
次に、図23を用いて本発明のディスク装置の第2の実施例に関する説明を行う。
図23において、第1ディスク11のドライブユニットの上側に第2ディスク(カートリッジ30)のドライブユニットが配置されており、第1可動ベース1の上側に初期隙間D3をもって、第2可動ベース21を設けている。ここで、第2固定ベース24は筐体13に対して図10とは上下反転した姿勢で取り付けられているが、第2固定ベース24に対して第2可動ベース21を図10とは上下反転させて取り付け、第2可動ベース21に装着されたカートリッジ30が上側になるようにしている。
【0041】
加振時の周波数と共振倍率と位相の関係は、図12および図13と同様で、ダンパ9の1次共振周波数fo1=20(Hz)に対してダンパ25の1次共振周波数fo2=50(Hz)と高く設定している。各周波数における相対振幅の変化や、第1可動ベース1と第2可動ベース21との隙間関係に関しては、第1の実施例における説明と同様で容易に類推できるため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0042】
以上のように、2種類のダンパ9,25の1次共振周波数fo1,fo2に差を設けることで、加振周波数がfo1=20(Hz)からfo2=50(Hz)に近づくにつれて、第1可動ベース1の振幅Eが小さくなる一方、第2可動ベース21の振幅Fが大きくなり、初期隙間D3を第1可動ベース1と第2可動ベース21の相対振幅で互いに分け合っている。また、fo1=20(Hz)以下では位相遅れがほとんどないため相対振幅はほとんどない。さらに、fo2=50(Hz)以上の周波数帯域においては、振動減衰が大きく共振倍率が低いため相対振幅はほとんどない。これにより、第1固定ベース4と第2固定ベース24とを近づけた配置にすることができ、なおかつ、第1可動ベース1と第2可動ベースとの衝突を防止している。
【0043】
また、初期隙間D3と第1可動ベース1と第2可動ベース21の最大振幅W1及びW2との関係をD3<W1+W2なる関係に設定しており、第1加振ベース1の振幅W1と、第2可動ベース21の振幅とで分け合うことにより、第1可動ベース1と第2可動ベース21とを近づけた配置にすることができる。
さらに、図12〜図13、及び、図23において、第1可動ベース1のダンパ9の一次共振周波数fo1に対して、第1可動ベース1より上側の第2可動ベース21のダンパ25の一次共振周波数fo2を高く設定することにより、第1可動ベース1の最大移動量W1より第2可動ベースの最大移動量W2の方を小さくして、第2可動ベース21上側すなわち装置上側の振動余裕を小さくすることができ、ディスク装置の薄型化に貢献している。
【0044】
また、本発明では両ダンパ9,25の1次共振周波数を20(Hz)と50(Hz)としたが、ダンパ9の1次共振周波数fo1よりダンパ25の1次共振周波数fo2より高く設定して、同様の効果が得られるのであれば、これ以外の周波数に設定しても構わない。
【0045】
【発明の効果】
以上の構成により、本発明のディスク装置においては、第1防振部材と第2防振部材の1次共振周波数を異ならせることにより、第1可動ベースと第2可動ベースが最大振幅を発生する周波数を意図的にずらし、両1次共振周波数の間の周波数帯域で第1可動ベースの相対振幅の減少に従い第2可動ベースの相対振幅を増加させるため、第1可動ベースと第2可動ベースとの隙間を互いに分け合うことができる。これにより、第1可動ベースと第2可動ベースとを近づけることができ、メカニズムの薄型化を実現することができる。
【0046】
また、本発明のディスク装置においては、第1可動ベースの下側に第2可動ベースを配置して、1次共振周波数を第1防振部材より第2防振部材の方を高く設定することにより、第1可動ベースの最大移動量より第2可動ベースの最大移動量を小さくすることができる。これにより、第2可動ベースの下側の振動余裕を小さくし、メカニズムの薄型化を実現することができる。
【0047】
さらに、本発明のディスク装置においては、第1可動ベースの上側に第2可動ベースを配置して、1次共振周波数を第1防振部材より第2防振部材の方を高く設定することにより、第1可動ベースの最大移動量より第2可動ベースの最大移動量を小さくすることができる。これにより、第2可動ベースの上側の振動余裕を小さくし、メカニズムの薄型化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク装置の第1の実施例における正面断面図
【図2】同実施例の側面断面図
【図3】同実施例における第1ディスクのドライブユニットの平面図
【図4】同ドライブユニットの側面断面図
【図5】同ドライブユニットの正面断面図
【図6】同ドライブユニットの第1防振部材の断面図
【図7】本発明のディスク装置の実施例における第2ディスクのドライブユニットの平面図
【図8】同メカユニットの側面図
【図9】同ドライブユニットの正面図
【図10】同ドライブユニットの斜視図
【図11】同ドライブユニットの防振部材の取付に関わる分解斜視図
【図12】第1防振部材および第2防振部材における加振周波数と振動減衰特性の関係図
【図13】第1防振部材と第2防振部材における加振周波数と振動位相の関係図
【図14】低周波数(10Hz)での加振状態における第1可動ベースと第2可動ベースの振動振幅の関係図
【図15】第1防振部材の1共振周波数(20Hz)での加振状態における第1可動ベースと第2可動ベースの振動振幅の関係図
【図16】同周波数(20Hz)での加振状態における最小隙間の状態図
【図17】第2防振部材の1共振周波数(50Hz)の振動が加わった状態における第1可動ベースと第2可動ベースの振動振幅の関係図
【図18】同周波数(50Hz)での加振状態における最小隙間の状態図
【図19】高周波数(100Hz)での加振状態における第1可動ベースと第2可動ベースの振動振幅の関係図
【図20】振動理論式のための振動モデルを示す図
【図21】同振動モデル図における加振周波数と振動減衰特性と振動位相との関係図
【図22】同振動モデル図における固定ベースと可動ベースの振動振幅の関係図
【図23】本発明のディスク装置の第2の実施例における側面断面図
【符号の説明】
1 第1可動ベース
2 スピンドルモータ
3 光ヘッド
4 第1固定ベース
5,6 ガイド軸
7 クランパ
8 クランパアーム
9 ダンパ(第1防振部材)
9a カップ部
9b フランジ部
9c 軸挿入部
9d 粘性流体
10 バネ
11 第1ディスク
12 ネジ
13 筐体
14 フロントパネル
21 第2可動ベース
22 スピンドルモータ
23 光ヘッド
24 第2固定ベース
24a 側面
24b 切欠き部
25 ダンパ(第2防振部材)
25a 内円筒部
25b 外枠部
25c 第1溝部
25d 第2溝部
25e 位置決め用の仕切り部
25f 減衰部
25g 孔部
26,27 規制部材
26a,27a 切欠き部
30 カートリッジ
31 第2ディスク
32 ネジ
41 固定ベース
42 可動ベース
43 ダンパ(防振部材)

Claims (3)

  1. 第1ディスクに対して略平行に第2ディスクを積層して配置したディスク装置であって、
    第1ディスクの信号記録面から信号の再生を行う第1光ヘッドを移動自在に設けた第1可動ベースと、
    外部からの振動を減衰させる第1防振部材と、
    前記第1可動ベースを前記第1防振部材を介して遊動自在に支持する第1固定ベースと、
    第2ディスクの信号記録面から信号の再生を行う第2光ヘッドを移動自在に設けた第2可動ベースと、
    外部からの振動を減衰させる第2防振部材と、
    前記第2可動ベースを前記第2防振部材を介して遊動自在に支持する第2固定ベースとから構成され、
    前記第1ディスクの信号記録面に対して略直角なる第1方向において、前記第1防振部材の1次共振周波数と前記第2防振部材の1次共振周波数とを異ならせ、前記第2ディスク側への前記第1可動ベースの最大移動量W1と、前記第1ディスク側への前記第2可動ベースの最大移動量W2と、前記第1可動ベースと前記第2可動ベースとの隙間D0との関係を、D0<W1+W2なる関係としたディスク装置。
  2. 第1可動ベースの下方に第2可動ベースを設け、
    第1ディスクの信号記録面に対して略直角なる第1方向において、前記第1防振部材の1次共振周波数に対して、前記第2防振部材の1次共振周波数を高く設定した請求項1記載のディスク装置。
  3. 第1可動ベースの上方に第2可動ベースを設け、
    第1ディスクの信号記録面に対して略直角なる第1方向において、前記第1防振部材の1次共振周波数に対して、前記第2防振部材の1次共振周波数を高く設定した請求項1記載のディスク装置。
JP18726498A 1998-07-02 1998-07-02 ディスク装置 Expired - Fee Related JP3799825B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18726498A JP3799825B2 (ja) 1998-07-02 1998-07-02 ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18726498A JP3799825B2 (ja) 1998-07-02 1998-07-02 ディスク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000021055A JP2000021055A (ja) 2000-01-21
JP3799825B2 true JP3799825B2 (ja) 2006-07-19

Family

ID=16202945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18726498A Expired - Fee Related JP3799825B2 (ja) 1998-07-02 1998-07-02 ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3799825B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000021055A (ja) 2000-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100615466B1 (ko) 디스크장치
US4812932A (en) Vibration proof supporting structure for disk-type information memory unit
KR100445556B1 (ko) 디스크 구동장치
JPH11328944A (ja) 光ディスク再生装置
JP3744199B2 (ja) ディスクドライブ装置
JPS59210572A (ja) バンド駆動アクチユエ−タ−を有するデイスク駆動装置の機械的ダンパ−
JP3799825B2 (ja) ディスク装置
JP2002352572A (ja) 振動吸収機構
WO2000004542A1 (en) Disk apparatus
JPH10208374A (ja) ディスク装置
JPH0973741A (ja) ディスク装置
WO2000004541A1 (en) Disk apparatus
JP2001258203A (ja) ディスクプレーヤー用自己補償型バランサ及び自己補償型バランサ一体型ターンテーブル
JPH10106133A (ja) ディスク装置
JPH1166716A (ja) ディスク装置
JPH0620457A (ja) ディスク再生装置の防振装置
JP3763765B2 (ja) ディスク装置
JP2656752B2 (ja) 光ディスク装置
JPS63197082A (ja) 記録円盤再生装置
JPS63197081A (ja) 記録円盤再生装置
JPH01144260A (ja) ディスクプレーヤのチャック装置
JP2010097667A (ja) ディスク駆動装置
JP2004259312A (ja) 情報記憶装置
JPH10233086A (ja) 光ディスク装置
JP2541413B2 (ja) 記録媒体駆動部の防振構造及び防振用インシュレ―タ

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060417

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees