JP2546980B2 - ディスクドライブ装置の組付構造、ディスクドライブ装置及びディスクドライブ装置の組付方法 - Google Patents

ディスクドライブ装置の組付構造、ディスクドライブ装置及びディスクドライブ装置の組付方法

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JP2546980B2 JP6265130A JP26513094A JP2546980B2 JP 2546980 B2 JP2546980 B2 JP 2546980B2 JP 6265130 A JP6265130 A JP 6265130A JP 26513094 A JP26513094 A JP 26513094A JP 2546980 B2 JP2546980 B2 JP 2546980B2
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクドライブ装置
の組付構造に係り、特に、スピンドルモータ及びディス
クをディスクドライブ装置に組み付けるためのディスク
ドライブ装置の組付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードディスクドライブ等のディ
スクドライブ装置では、製品のラインアップとして同一
の筐体(エンクロージャーケース)を使用してその筐体
の中にディスクを1枚だけ格納したものとディスクを2
枚(又は3枚以上)格納したものを提供することが一般
的に行われている。かかるディスクドライブ装置におい
ては、その筐体の機械的共振周波数がヘッドにおけるト
ラックフォロー時の安定性に多大な影響を与えるので、
ディスク1枚バージョンと2枚(又は3枚以上)バージ
ョンとで機械的共振周波数を同じにしておく必要があ
る。
【0003】このため、従来のディスクドライブ装置の
組付構造では、例えば、基本設計時にディスク2枚バー
ジョンを設定し、ディスク1枚バージョンのものにダミ
ーディスクを1枚付加したり、ディスク1枚バージョン
用のスピンドルモータのシャフトの剛性をわざと落とし
てディスク2枚バージョンのときの機械的共振周波数と
同じになるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ダミー
ディスクは本来必要ないパーツを使うことになるので、
パーツが増加しムダとなる。また、スピンドルモータの
シャフトの剛性を変えることは本来一種類で済むパーツ
を複数種類用意することになる。
【0005】このように、従来のディスクドライブ装置
の組付構造では、コストが高くなり管理すべきパーツ数
が多くなる、という問題点があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解消するためにな
されたものであって、製品ラインアップとして同一の筐
体を使用し、ディスク枚数を変えても磁気ヘッドのトラ
ックフォローの不安定性を防止できるディスクドライブ
装置の組付構造、ディスクドライブ装置及びディスクド
ライブ装置の組付方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1の発明は、所定の回転速度で駆動するスピ
ンドルモータと、該スピンドルモータに内周を固定され
たディスクと、該ディスクのトラックをフォローして情
報を読み取り又は書き込むためのヘッドと、で構成され
るディスクドライブ装置において、スピンドルモータ及
びディスクをディスクドライブ装置に組み付けるための
ディスクドライブ装置の組付構造であって、無負荷状態
で駆動するスピンドルモータの軸偏向方向の振れ回り機
械的共振周波数と、1枚のディスクを搭載するときのデ
ィスクの1次の機械的共振周波数と、で連成される機械
的共振周波数並びに無負荷状態で駆動するスピンドルモ
ータの軸偏向方向の振れ回り機械的共振周波数と、複数
枚のディスクを搭載するときのディスクの1次の機械的
共振周波数と、で連成される機械的共振周波数を疑似振
動モデル系を用いて予測し、予測値に基づいて、ディス
ク枚数にかかわらず、搭載されるディスク枚数毎の連成
された機械的共振周波数の差が最小となるスピンドルモ
ータ及びディスクを選定することを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、所定の回転速度で駆動
するスピンドルモータと、該スピンドルモータに内周を
固定されたディスクと、該ディスクのトラックをフォロ
ーして情報を読み取り又は書き込むためのヘッドと、で
構成されるディスクドライブ装置において、スピンドル
モータ及びディスクをディスクドライブ装置に組み付け
るためのディスクドライブ装置の組付構造であって、無
負荷状態で駆動するスピンドルモータの軸偏向方向の振
れ回り機械的共振周波数と、ディスクの1次の機械的共
振周波数と、をバネ−マス系による自由振動モデルに変
換して該自由振動モデルにより得られたパラメータに基
づいて、1枚のディスクを搭載するときと複数枚のディ
スクを搭載するときとのスピンドルモータの軸偏向方向
の振れ回り機械的共振周波数とディスクの1次の機械的
共振周波数とで連成される機械的共振周波数が同じにな
るようにスピンドルモータのシャフトの直径、該シャフ
トの材質、該シャフトを拘持するベアリングのサイズ、
該ベアリングへの予圧、上下のベアリングのスパン、デ
ィスクの厚み、ディスクの材質、ディスクのクランプ位
置及びディスクのクランプ力のうち少なくともいずれか
1つを調整したことを特徴とする。
【0009】そして、請求項3の発明は、請求項1又は
請求項2に記載のスピンドルモータが、スピンドルモー
タのシャフト部の構造に予めシャフトアセンブリとして
ベアリングの外輪と内輪とに軸線方向における相反する
方向の予圧をかけカートリッジ状のサブアセンブリとし
たことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1に記載のディスクドライブ装置の組付
構造によれば、無負荷状態で駆動するスピンドルモータ
の軸偏向方向の振れ回り機械的共振周波数と1枚のディ
スクを搭載するときのディスクの1次の機械的共振周波
数とで連成される機械的共振周波数と、無負荷状態で駆
動するスピンドルモータの軸偏向方向の振れ回り機械的
共振周波数と複数枚のディスクを搭載するときのディス
クの1次の機械的共振周波数とで連成される機械的共振
周波数と、を疑似振動モデル系を用いて予測し、予測値
に基づいて、ディスク枚数にかかわらず、搭載されるデ
ィスク枚数毎の連成された機械的共振周波数の差が最小
となるスピンドルモータ及びディスクが選択される。
【0011】このように1枚ディスクを搭載するときと
複数枚ディスクを搭載するときとで連成機械的共振周波
数の差が最小となるスピンドルモータ及びディスクが選
択されるので、搭載するディスク枚数にかかわらず安定
したトラックフォローを確保することができる。
【0012】請求項2に記載のディスクドライブ装置の
組付構造によれば、無負荷状態で駆動するスピンドルモ
ータの軸偏向方向の振れ回り機械的共振周波数と、ディ
スクの1次の機械的共振周波数と、をバネ−マス系によ
る自由振動モデルに変換して該自由振動モデルにより得
られたパラメータに基づいて、1枚のディスクを搭載す
るときと複数枚のディスクを搭載するときとのスピンド
ルモータの軸偏向方向の振れ回り機械的共振周波数とデ
ィスクの1次の機械的共振周波数とで連成される機械的
共振周波数が同じになるようにスピンドルモータのシャ
フトの直径、該シャフトの材質、該シャフトを拘持する
ベアリングのサイズ、該ベアリングへの予圧、上下のベ
アリングのスパン、ディスクの厚み、ディスクの材質、
ディスクのクランプ位置及びディスクのクランプ力のう
ち少なくともいずれか1つが調整される。
【0013】このように1枚ディスクを搭載するときと
複数枚ディスクを搭載するときとで連成共振周波数が同
じにすることができるので、搭載するディスク枚数にか
かわらず更に安定したトラックフォローを確保すること
ができる。
【0014】そして、請求項3に記載のディスクドライ
ブ装置の組付構造によれば、請求項1又は請求項2に記
載のスピンドルモータは、スピンドルモータのシャフト
部の構造に予めシャフトアセンブリとしてベアリングの
外輪と内輪とに軸線方向における相反する方向の予圧を
かけカートリッジ状のサブアセンブリとしている。
【0015】このため、スピンドルモータの軸偏向方向
の振れ回り機械的共振周波数をサブアセンブリの段階で
管理できるので、連成機械的共振周波数の安定化が容易
になる。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係るディスクドライブ装置の
一実施例をハードディスクドライブ(HDD)に適用
し、図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1に示すように、ディスクドライブ装置
としてのハードディスクドライブ10では、底浅箱型の
ベース12の開放上部がカバー14で閉成されてエンク
ロージャーケース16をなす。このエンクロージャーケ
ース16は、矩形な薄箱状とされておりコンピュータ内
又はキーボード内に水平に配置可能である。
【0018】カバー14はベース12に矩形枠状のシー
ル部材50を介して、ビス52でビス止めされて、エン
クロージャーケース16内が気密化されている。また、
エンクロージャーケース16内の空気は、エアフィルタ
54により清浄化されている。
【0019】このエンクロージャーケース16内には、
詳細は後述するが、ベース12の中央からやや端寄りに
ハブイン構造のスピンドルモータ18が設けられてい
る。このスピンドルモータ18のハブ20の外周には磁
気ディスク22が例えば2枚、スペーサ24を介して同
軸上に嵌合してクランプ26で押え込められて装着さ
れ、スピンドルモータ18で回転駆動される。なお、こ
のスピンドルモータ18は定格時に4500rpmで回
転する。
【0020】また、エンクロージャーケース16内に
は、キャリッジ28が設けられている。このキャリッジ
28には一端部に磁気ヘッド30を有し、中間部がピボ
ット32を介してベース12上に立ち上げられたピン3
4に支持され、ピン34回りに回転自在とされる。キャ
リッジ28の他端部にはVCM(ボイスコイルモータ)
用コイル36が設けられ、このVCM用コイル36と共
働すべくエンクロージャーケース16内に設けられるV
CM38によって、キャリッジ28が回動される。
【0021】ベース12外面(下面)には、回路基板と
してのカード40が取り付けられ、カード40はベース
12の外面を覆うような大きさの矩形とされる。カード
40と上記スピンドルモータ18との間ではモータ駆動
用の電力、信号等の入出力が行われ、カード40とキャ
リッジ28との間ではコイル36への動力や磁気ヘッド
30の読み取り等のための電力、信号の入出力が行われ
る。このカード40とキャリッジ28との間での入出力
は、フレキシブルケーブル(FPC)42を介して行わ
れる。このFPC42は可撓性の薄いフラット形状とさ
れ、幅広で延出される非可動部46と、非可動部46の
基端部で非可動部46の延出方向と直角方向に幅狭で延
出される可動部44とを一体に備える。可動部44の延
出先端部は若干拡幅され、そこに形成された取付孔48
を用いてキャリッジ28の外部にビス止めされる。可動
部44はこの可撓性によってキャリッジ28の回動に追
動(フォロー)が可能である。
【0022】ベース12には、スピンドルモータ18の
配設位置から離間した隅部にカード40に対向して矩形
の接続口68が開口形成され、接続口68の口縁70に
は段差72が形成されて、その段差72に矩形枠状のシ
ール部材74が嵌合するように設けられている。
【0023】ベース12は上げ底形状とされ、ベース1
2下面の周縁は立ち下げられている。カード40の四隅
にはそれぞれビス孔56が形成されると共に、それらに
対応してベース12の外面の四隅には図示しない雌ネジ
が形成され、ビス58がビス孔56を通り図示しない雌
ネジに螺合されると、カード40の周部がベース12下
面の周縁に当接した状態でカード40がベース12下面
に固定される。
【0024】また、カード40にはその一辺に沿って、
フラットコネクタ60が設けられ、カード40をベース
12外面に取り付けた状態でフラットコネクタ60のコ
ネクタピン62がこれに対応してベース12下面周縁の
一辺に沿って形成された切り欠き部13から露出され
る。これにより、フラットコネクタ60はメインのCP
Uと接続可能となる。
【0025】更に、ベース下面の縁部には図示しない雌
ネジが形成され、カード40の縁部にU字型に切り欠か
れた切り欠き66を通り図示しない雌ネジに螺合するネ
ジ64を用い、本ハードディスクドライブ10がコンピ
ュータ内又はキーボード内に取付られる。
【0026】次に、図2、3を参照して、本ハードディ
スクドライブ10に使用されるスピンドルモータ18に
ついて詳述する。
【0027】図3(A)〜(C)に示すように、このス
ピンドルモータ18は、ハブ・マグネット・アセンブリ
90、シャフト・カートリッジ・アセンブリ92及びフ
ランジ・ステータ・アセンブリ94の各アセンブリから
構成される。
【0028】ハブ・マグネット・アセンブリ90は、上
部が閉じられ下部が開放された円筒状のハブ20及びこ
のハブ20の内側に固定された円筒状のマグネット76
で構成されている(図3(A)参照)。また、フランジ
・ステータ・アセンブリ94は、中心から離間した位置
に円形状に配置された12個のスロットを持つステータ
78(3相8極)及びフランジ80で構成されている
(図3(C)参照)。ハブ・マグネット・アセンブリ9
0とフランジ・ステータ・アセンブリ94とで構成され
るスペースにはシャフト・カートリッジ・アセンブリ9
2が格納される。このシャフト・カートリッジ・アセン
ブリ92は、シャフト84、シャフト・カートリッジ・
アセンブリ92の外輪となるカートリッジスリーブ8
6、シャフト84をカートリッジスリーブ86に拘持す
るための複数個のベアリングボール82、ベアリングボ
ール82を円周上に等間隔に保持するためのリテーナ8
7から構成されている(図3(B)参照)。シャフト8
4及びカートリッジスリーブ86にはベアリングボール
82の固定位置を決めるための溝加工が施されており、
この溝にベアリングボール82を位置させて接着剤によ
り内輪85を接着固定しシャフト84が回転したときの
ガタツキをなくしている。シャフト84にはハブ20の
上部中央に設けられたシャフト孔20Aに嵌合するよう
に頭部が設けられている。このシャフト84の頭部には
雌ネジ84Aが設けられおり、この雌ネジ84Aにネジ
27の端部が螺合する(図1参照)。一方、シャフト・
カートリッジ・アセンブリ92は円筒状に配置されたス
テータ78の内部に格納される。そして、図2に示した
ように、これらの各アセンブリを組み立てると、スピン
ドルモータ18が完成する。
【0029】このように、シャフト・カートリッジ・ア
センブリ92はスピンドルモータ18の子部品であり、
ベアリングボール82の位置は予め定められた位置に固
定して組み付けられている。また、ハブ20の外周には
磁気ディスク22がスペーサ24を介してクランプ2
6、ネジ27で固定されて組み付けられている。
【0030】このような構成により、本ハードディスク
ドライブ10では、後述するバネ−マス系により得られ
たパラメータに基づいて磁気ディスク1枚バージョンと
磁気ディスク2枚バージョンとの機械的共振周波数をほ
ぼ同じにしている。
【0031】次に、本実施例のハードディスクドライブ
10の作用について説明する。メインのCPUから所定
の信号を受信すると、カード40からスピンドルモータ
18へ電力が供給され、スピンドルモータ18は所定速
度(4500rpm)で回転する。次に、カード40か
らキャリッジ28のコイル36へ電力が供給されキャリ
ッジ28が回動されて、磁気ヘッド30は磁気ディスク
22の半径方向に沿って位置制御され、磁気ディスク2
2のトラックをフォローしながら磁気情報の読み取り、
書き込み等を行なう。なお、これらの動作はハードディ
スクドライブ10内に設けられた図示しないCPUが制
御している。
【0032】ベアリングボール82が内輪であるシャフ
ト84と外輪であるカートリッジスリーブ86とに確実
に固定されていないと、スピンドルモータ18を回転さ
せたときにガタツキ等の不具合を生じ、音響特性にも悪
影響を及ぼす。
【0033】図4(A)に示すように、従来のスピンド
ルモータはスリーブ202、ベアリング204、シャフ
ト206、ハブ208、フランジ210及びステータ2
12で構成されていた。図4(B)に示すように、この
スピンドルモータでは、標準品として用意されたベアリ
ングを上下に2個使用しデッドウエイト222を乗せて
予圧をかけた状態で接着剤を硬化させて固定していた。
このようなスピンドルモータでは、例えば、ベアリング
を収納するスリーブ202の仕上がり寸法及び垂直度、
シャフト206の仕上がり寸法及び取付けの垂直度、デ
ッドウエイトで予圧をかけている状態でのベアリングの
取付けの傾き、デッドウエイトによる荷重の分布状態、
接着剤の塗布量及び接着状況、及び接着剤の接着位置等
組立工程での管理要素が非常に多いため、完成した状態
でのバラツキが大きかった。また、スピンドルモータの
不具合は完成してからでないと発見することができなか
った。
【0034】本実施例のスピンドルモータ18は、予め
シャフト・カートリッジ・アセンブリとしてベアリング
ボール82に外輪であるカートリッジスリーブ86と内
輪であるシャフト84にシャフトの軸線方向に相反する
方向の予圧をかけた状態でカートリッジ状にした子部品
を使用している。このため、アセンブリ段階でガタツキ
等の性能チェックをすることができ、不具合があるとき
にはアセンブリ段階で不具合を排除することができる。
更に、スピンドルモータ18の完成段階ではシャフト・
カートリッジ・アセンブリ92の仕上がり寸法、垂直度
及びカートリッジスリーブの組付けの接着状態を管理す
れば足り、管理要素が少なくなるので、スピンドルモー
タ18の性能のバラツキを小さくすることができると共
に、スピンドルモータのコストの低減を図ることができ
る。
【0035】次に、磁気ディスク1枚バージョンと2枚
バージョンとの機械的共振周波数をほぼ同じにした本実
施例の組付構造について説明する。
【0036】従来、ハードディスクドライブに磁気ディ
スク1枚を搭載したときと2枚(又は3枚以上)搭載し
たときとではハードディスクドライブの機械的共振周波
数が異なるのは、同一のスピンドルモータに対する負荷
が単純に2倍になるからと考えられていた。しかし、ハ
ードディスクドライブとしての機械的共振周波数は、ス
ピンドルモータ自体の無負荷状態での軸偏向方向の振れ
回り機械的共振周波数とスピンドルモータに内周を固定
された磁気ディスクの1次の機械的共振周波数との連成
の共振周波数であることが実験的に確かめられた。
【0037】まず、スピンドルモータの軸偏向方向の振
れ回り機械的共振周波数、磁気ディスクの1次の機械的
共振周波数及びこれらの連成の共振周波数について説明
する。
【0038】図5(A)に示したように、このスピンド
ルモータ18を無負荷状態で回転駆動させると、シャフ
ト84が垂直方向(図5の矢印C方向)に対して傾いて
(図5の矢印D方向)振れ回りながら回転する振れ回り
機械的共振(いわゆる、ピッチング)を生ずる。このス
ピンドルモータの軸方向の振れ回り機械的共振周波数
(以下、ピッチング共振周波数という。)は、スピンド
ルモータ18をインパルスハンマで叩き、その振動を加
速度ピックアップで拾い実測することができる(いわゆ
るハンマリングテスト)。
【0039】図6は、機械的共振周波数を横軸に、共振
強度を縦軸にとり、上記ハンマリングテストの測定結果
を示したものである。曲線100は、スピンドルモータ
18が静止している場合のピッチング共振周波数と共振
強度との関係を示したものであり、共振周波数ω0 で共
振強度はピークとなる。一方、曲線102は、スピンド
ルモータ18が回転している場合のピッチング共振周波
数と共振強度との関係を示したものである。曲線102
で示されるように、静止時のピッチング共振周波数ω0
は、スピンドルモータ18の回転によるジャイロ効果に
より共振周波数ω0 より小さい共振周波数ω1 と共振周
波数ω0 より大きい共振周波数ω2 とに分裂する。
【0040】ハブ20に磁気ディスク22の内周を固定
して(図5(B)参照)、スピンドルモータを回転駆動
させる。このスピンドルモータに上記ピッチングがない
と考えたときに、磁気ディスク22は1次の機械的共振
周波数(以下、(0,1)共振周波数という。)を生ず
る。この(0,1)共振周波数は、直径3.5インチで
厚さが1.27mmのアルミ製磁気ディスクでは約97
0Hz、直径3.5インチで厚さが0.80mmのアル
ミ製磁気ディスクでは約610Hzである。なお、2
次、3次等の高次の磁気ディスクの機械的共振周波数も
存在するが、これらは磁気ヘッド30によるトラックフ
ォローには影響を与えない。
【0041】図7は、横軸にスピンドルモータの回転成
分をとり、縦軸に共振周波数をとって、0.80tの磁
気ディスクの(0,1)共振周波数とピッチング共振周
波数ω1 、ω2 との連成の機械的共振周波数を示したも
のである。なお、定格時のスピンドルモータの回転成分
は75Hz(4500rpm)である。
【0042】直線202は、インナーレースのラジアル
方向(シャフトの半径方向)の2次成分を表し、直線2
04はインナーレースのスラスト方向(シャフト方向)
の2次成分を表している。また、直線206はアウター
レースの3次成分を表し、直線208は2次のラジアル
方向のベアリングボールによる振動成分を表している。
更に、直線210はインナーレースのラジアル方向の位
相遅れによる−2次成分を表し、直線212は2次のス
ラスト方向のベアリングボールにる振動成分を表し、直
線214は−2次のラジアル方向のベアリングボールに
よる振動成分を表している。
【0043】また、斜線で表した領域220は、磁気デ
ィスク1枚・ピッチング共振周波数ω2 のときの連成共
振周波数領域を示す。領域222は、磁気ディスク2枚
・ピッチング共振周波数ω2 のときの連成共振周波数領
域を示す。領域224は、磁気ディスク1枚・ピッチン
グ共振周波数ω1 のときの連成共振周波数領域を示す。
また、領域226は磁気ディスク2枚・ピッチング共振
周波数ω1 のときの連成共振周波数領域を示す。このよ
うに連成共振周波数を直線で表示せず領域で表示したの
は、生産管理上この領域のバラツキを許容するためであ
る。ピッチング共振周波数ω1 及びω2 が直線202、
204、208、210、212、214と一致すると
共振強度を増幅しトラックフォロー性能に悪影響を及ぼ
すので、回転成分75Hzのところでのハードディスク
ドライブ10のピッチング共振周波数ω1 及びω2 はこ
れらの直線の周波数とは異なる周波数領域に設定されね
ばならない。
【0044】次に、このピッチング共振周波数と(0,
1)共振周波数との連成共振周波数は、ハードディスク
ドライブ自体の2自由度のバネ−マス系としてモデル化
することができることを説明する。
【0045】まず、図8(A)に示した直線2自由度系
の連成共振振動数は、バネ係数をk 1 、k2 、質量をm
1 、m2 、運動の絶対座標をx1 、x2 としたときに、
次の連立方程式を解くことにより求めることができる。
【0046】
【数1】
【0047】ここで、x1 =a1 cos(ωt)、x2 =a
2 cos(ωt)を代入し、a1 及びa 2 を消去すると次の
振動方程式を得る。
【0048】
【数2】
【0049】これを整理すると、
【0050】
【数3】
【0051】なお、上記式(3)において、ω1 、ω2
は、それぞれm1 、m2 を固定したときのm1 、m2
生ずる振動の固有振動数である。
【0052】上記式(3)をω2 について解き、根を小
さい方からそれぞれωi 2 、ωii 2とすると、
【0053】
【数4】
【0054】なお、上記の各式において、固有振動数ω
は、すなわち共振周波数fである(f=ω/2π)。
【0055】次に、磁気ディスク1枚バージョンのモデ
ル化について説明する。図8(B)に示すように、Kp
はスピンドルモータのバネ係数を表し(図8(A)のk
1 に対応)、Mp はスピンドルモータの質量(厳密に
は、ハブ・マグネット・アセンブリ90及びシャフト・
カートリッジ・アセンブリ92の質量)を表す(図8
(A)のm1 に対応)。また、Kd は1次の磁気ディス
クのバネ係数を表し(図8(A)のk2 に対応)、Md
は磁気ディスクの質量を表す(図8(A)のm2 に対
応)。更に、磁気ディスクの厚さが1.27tのときの
バネ係数をK12、質量をM12、0.80tのときのバネ
係数をK08、質量をM08とする。また、ピッチング共振
周波数をFp 、1.27tの磁気ディスクの(0,1)
共振周波数をF 12、0.80tの磁気ディスクの(0,
1)共振周波数をF08とする。なお、このモデルによる
すべてのパラメータを表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】このモデルにおいて、(0,1)共振周波
数F12、(0,1)共振周波数F08は、上述した通り既
知である。また、スピンドルモータの質量Mp 、磁気デ
ィスクの質量M12、M08は実測することにより把握する
ことができる。更に、上述したハンマリングテストによ
りピッチング共振周波数Fp を測定することが可能であ
る。
【0058】従って、上記式(3)及び式(4)によ
り、(0,1)共振周波数F12と磁気ディスクの質量M
12とからバネ係数K12を算出することができ、また、
(0,1)共振周波数F08と磁気ディスクの質量M08
からバネ係数K08を算出することができる。更に、ピッ
チング共振周波数Fp と質量Mp とからスピンドルモー
タのバネ係数Kp を算出することができる。
【0059】次に、磁気ディスク2枚バージョンのモデ
ル化について説明する。磁気ディスク1枚バージョンの
ときと磁気ディスク2枚バージョンのときとでは同一の
スピンドルモータを使用するので、スピンドルモータの
バネ係数Kp 及び質量Mp は磁気ディスク1枚バージョ
ンのときと同じである。また、磁気ディスクのバネ係数
d 及び質量Md を図8(C)に示すようにモデル化す
ると、磁気ディスク2枚のときの磁気ディスクの固有振
動数ω2 は次式で表すことができる。
【0060】
【数5】
【0061】この式(5)で示される固有振動数ω2
上記式(3)の固有振動数ω2 と同じである。このよう
に、磁気ディスク2枚バージョンのときも図8(A)で
示した直線2自由度系の連成振動としてモデル化するこ
とができる。これにより、磁気ディスク1枚バージョン
のときと同様にモデル化したすべてのパラメータを求め
ることができる。
【0062】
【表2】
【0063】表2は、静止時のピッチング共振周波数の
実測データ及び上記のモデル化によって得られたパラメ
ータから静止時のピッチング共振周波数を推定した推定
値を示したものである。表2に示されるように実測値と
推定値とはほぼ近似している。従って、上記モデルによ
ってハードディスクドライブの連成共振周波数を推定す
ることが可能となる。
【0064】式(3)及び式(4)から明らかな通り、
スピンドルモータのピッチング共振周波数は、バネ係数
p を調整することによって変えることができる。この
バネ係数Kp を変えることができるファクターには、ス
ピンドルモータ18のシャフト84の直径、材質、ベア
リングボール82のサイズ、ベアリングボール82をシ
ャフト84とカートリッジスリーブ86とに接着剤を用
いて固定するときの予圧、ベアリングボール82の上下
の間隔(スパン)等がある。このため、これらのファク
ターの少なくともいずれか1つを変えることによってピ
ッチング共振周波数を変えることができる。
【0065】本実施例のハードディスクドライブ10
は、磁気ディスク1枚バージョンのときの連成共振周波
数と磁気ディスク2枚バージョンのときの連成共振周波
数がほぼ同じになるように、スピンドルモータ18の上
記ファクターを選択・調整したものである。なお、表2
で示されるように、磁気ディスクの厚さが1.27tの
ときよりも0.80tのときの方が1枚バージョンと2
枚バージョンとの共振周波数の差が小さく、ピッチング
共振周波数の変更も容易であるので、本実施例では0.
80tの厚さの磁気ディスクが選択されている。
【0066】このように、ピッチング共振周波数又は
(0,1)共振周波数を調整して磁気ディスク1枚バー
ジョンと2枚バージョンの連成共振周波数をほぼ同じに
したので、本実施例のハードディスクドライブ10は搭
載する磁気ディスクの枚数にかかわらず安定したトラッ
クフォローを確保することができる。
【0067】また、ハードディスクドライブの製品ライ
ンアップを行う際に、トラックフォロー時の安定性を合
わせ込む評価を1回で済ませることができるので、開発
期間の短縮を図ることができると共に、スピンドルモー
タの部品が一種類となるので、品質管理の労力の省力化
を図ることができる。
【0068】磁気ディスク1枚バージョンと2枚バージ
ョンの連成共振周波数を同じにするには安定したピッチ
ング共振周波数を有するスピンドルモータが要求され
る。しかし、上述した従来のスピンドルモータによれば
完成した状態でのバラツキが大きいので、安定したピッ
チング共振周波数を得ることが難しかった。
【0069】本実施例のスピンドルモータ18は、アセ
ンブリ段階でピッチング共振周波数を決定する上記ファ
クターが管理できるので、安定したピッチング共振周波
数を確保することができる。このため、連成機械的共振
周波数を同じにすることが容易となる。
【0070】なお、磁気ディスクのバネ係数Kd を変え
ることができるファクターである磁気ディスクの厚み、
磁気ディスクの材質、クランプの位置、クランプ力等を
調整して(0,1)共振周波数を変え、磁気ディスク1
枚バージョンと2枚バージョンとの連成共振周波数を同
じくすることもできる(式(3)及び(4)参照)。
【0071】また、上記モデル化は磁気ディスクが3枚
以上のバージョンのハードディスクドライブにも適用す
ることができる(図8(C)、式(5)参照)。
【0072】更に、本実施例ではシャフト・カートリッ
ジ・アセンブリの構成部品としてダイレクトベアリング
としてのベアリングボール82を使用しシャフト84及
びカートリッジスリーブ86に溝加工をしたが、従来と
同様にベアリング単品を2個使用してシャフト・カート
リッジ・アセンブリを構成してもよい。
【0073】また、本実施例では外輪回転の片持ちタイ
プのスピンドルモータを示したが、内輪回転、両持ちタ
イプのスピンドルモータにも適用可能である。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、1枚ディスクを搭載するときと複数枚デ
ィスクを搭載するときとで連成機械的共振周波数の差が
最小となるスピンドルモータ及びディスクが選択される
ので、搭載するディスク枚数にかかわらず安定したトラ
ックフォローを確保することができる、という効果を得
ることができる。
【0075】請求項2に記載の発明によれば、1枚ディ
スクを搭載するときと複数枚ディスクを搭載するときと
で連成共振周波数が同じにすることができるので、搭載
するディスク枚数にかかわらず更に安定したトラックフ
ォローを確保することができる、という効果を得ること
ができる。
【0076】そして、請求項3に記載の発明によれば、
スピンドルモータの軸偏向方向の振れ回り機械的共振周
波数をサブアセンブリの段階で管理できるので、連成機
械的共振周波数の安定化が容易になる、という効果を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクドライブ装置の組付構造
の一実施例を適用したハードディスクドライブを示す分
解斜視図である。
【図2】ハブ・マグネット・アセンブリ、シャフト・カ
ートリッジ・アセンブリ及びフランジ・ステータ・アセ
ンブリを組み立てた状態を示すスピンドルモータの縦断
面図である。
【図3】スピンドルモータの各アセンブリを示す縦断面
図である。
【図4】(A)は従来のスピンドルモータの縦断面図、
(B)はベアリングへの予圧を説明する図である。
【図5】(A)はスピンドルモータのシャフト方向のピ
ッチングについて説明する図であり、(B)はディスク
の1次の機械的共振周波数を説明する図である。
【図6】スピンドルモータの静止時と回転時の共振周波
数及び共振強度の関係を示す図である。
【図7】連成共振周波数とスピンドルモータの回転成分
を示す図である。
【図8】(A)は直線2自由度系の連成振動を説明する
図、(B)はディスク1枚時の連成振動を説明する図、
(C)はディスク2枚時の連成振動を説明する図であ
る。
【符号の説明】
10 ハードディスクドライブ(ディスクドライブ装
置) 18 スピンドルモータ 22 磁気ディスク(ディスク) 92 シャフト・カートリッジ・アセンブリ(シャフト
アセンブリ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北堀 浩紀 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本ア イ・ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 根本 直 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本ア イ・ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 デービッド アルブレヒト アメリカ合衆国95139、カリフォルニア 州サンノゼ市ソースマントプレース198 番地 (72)発明者 グレゴリー フリーズ アメリカ合衆国94087、カリフォルニア 州サンタクララ市サニーベイルクレセン トテラス1269番地

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の回転速度で駆動するスピンドルモ
    ータと、該スピンドルモータに内周を固定されたディス
    クと、該ディスクのトラックをフォローして情報を読み
    取り又は書き込むためのヘッドと、で構成されるディス
    クドライブ装置において、スピンドルモータ及びディス
    クをディスクドライブ装置に組み付けるためのディスク
    ドライブ装置の組付構造であって、 無負荷状態で駆動するスピンドルモータの軸偏向方向の
    振れ回り機械的共振周波数と、1枚のディスクを搭載す
    るときのディスクの1次の機械的共振周波数と、で連成
    される機械的共振周波数並びに無負荷状態で駆動するス
    ピンドルモータの軸偏向方向の振れ回り機械的共振周波
    数と、複数枚のディスクを搭載するときのディスクの1
    次の機械的共振周波数と、で連成される機械的共振周波
    数を疑似振動モデル系を用いて予測し、予測値に基づい
    て、ディスク枚数にかかわらず、搭載されるディスク枚
    数毎の連成された機械的共振周波数の差が最小となるス
    ピンドルモータ及びディスクを選定することを特徴とす
    るディスクドライブ装置の組付構造。
  2. 【請求項2】 所定の回転速度で駆動するスピンドルモ
    ータと、該スピンドルモータに内周を固定されたディス
    クと、該ディスクのトラックをフォローして情報を読み
    取り又は書き込むためのヘッドと、で構成されるディス
    クドライブ装置において、スピンドルモータ及びディス
    クをディスクドライブ装置に組み付けるためのディスク
    ドライブ装置の組付構造であって、 無負荷状態で駆動するスピンドルモータの軸偏向方向の
    振れ回り機械的共振周波数と、ディスクの1次の機械的
    共振周波数と、をバネ−マス系による自由振動モデルに
    変換して該自由振動モデルにより得られたパラメータに
    基づいて、1枚のディスクを搭載するときと複数枚のデ
    ィスクを搭載するときとのスピンドルモータの軸偏向方
    向の振れ回り機械的共振周波数とディスクの1次の機械
    的共振周波数とで連成される機械的共振周波数が同じに
    なるようにスピンドルモータのシャフトの直径、該シャ
    フトの材質、該シャフトを拘持するベアリングのサイ
    ズ、該ベアリングへの予圧、上下のベアリングのスパ
    ン、ディスクの厚み、ディスクの材質、ディスクのクラ
    ンプ位置及びディスクのクランプ力のうち少なくともい
    ずれか1つを調整したことを特徴とするディスクドライ
    ブ装置の組付構造。
  3. 【請求項3】 前記スピンドルモータは、スピンドルモ
    ータのシャフト部の構造に予めシャフトアセンブリとし
    てベアリングの外輪と内輪とに軸線方向における相反す
    る方向の予圧をかけカートリッジ状のサブアセンブリと
    したことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか
    に記載のディスクドライブ装置の組付構造。
  4. 【請求項4】 所定の回転速度で駆動するスピンドルモ
    ータと、該スピンドルモータに内周を固定されたディス
    クと、該ディスクのトラックをフォローして情報を読み
    取り又は書き込むためのヘッドと、で構成されるディス
    クドライブ装置であって、 無負荷状態で駆動するスピンドルモータの軸偏向方向の
    振れ回り機械的共振周波数と、ディスクの1次の機械的
    共振周波数と、をバネ−マス系による自由振動モデルに
    変換して該自由振動モデルにより得られたパラメータに
    基づいて、1枚のディスクを搭載するときと複数枚のデ
    ィスクを搭載するときとのスピンドルモータの軸偏向方
    向の振れ回り機械的共振周波数とディスクの1次の機械
    的共振周波数とで連成される機械的共振周波数が同じに
    なるようにシャフト部の構造に予めシャフトアセンブリ
    としてベアリングの外輪と内輪とに軸線方向における相
    反する方向の予圧をかけたカートリッジ状のサブアセン
    ブリを含むスピンドルモータを備えたことを特徴とする
    ディスクドライブ装置。
  5. 【請求項5】 所定の回転速度で駆動するスピンドルモ
    ータと、該スピンドルモータに内周を固定されたディス
    クと、該ディスクのトラックをフォローして情報を読み
    取り又は書き込むためのヘッドと、で構成されるディス
    クドライブ装置において、スピンドルモータ及びディス
    クをディスクドライブ装置に組み付けるためのディスク
    ドライブ装置の組付方法であって、 無負荷状態で駆動するスピンドルモータの軸偏向方向の
    振れ回り機械的共振周波数と、ディスクの1次の機械的
    共振周波数と、をバネ−マス系による自由振動モデルに
    変換して該自由振動モデルにより得られたパラメータに
    基づいて、1枚のディスクを搭載するときと複数枚のデ
    ィスクを搭載するときとのスピンドルモータの軸偏向方
    向の振れ回り機械的共振周波数とディスクの1次の機械
    的共振周波数とで連成される機械的共振周波数が同じに
    なるようにスピンドルモータのシャフトの直径、該シャ
    フトの材質、該シャフトを拘持するベアリングのサイ
    ズ、該ベアリングへの予圧、上下のベアリングのスパ
    ン、ディスクの厚み、ディスクの材質、ディスクのクラ
    ンプ位置及びディスクのクランプ力のうち少なくともい
    ずれか1つを調整したことを特徴とするディスクドライ
    ブ装置の組付方法。
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