JPH11162140A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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Publication number
JPH11162140A
JPH11162140A JP32612997A JP32612997A JPH11162140A JP H11162140 A JPH11162140 A JP H11162140A JP 32612997 A JP32612997 A JP 32612997A JP 32612997 A JP32612997 A JP 32612997A JP H11162140 A JPH11162140 A JP H11162140A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
vibration
arm
pickup
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32612997A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadanori Tamiya
忠典 民家
Shinichi Aoki
晋一 青木
Youichi Zenimoto
陽一 銭本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Sanyo Electric Co Ltd, Tottori Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 片持ち梁状に支持されたアームに適度な弾性
体と、適度な重量の重りを設けることにより、上下方向
の振動を抑制する。 【解決手段】 ピックアップ等が搭載され片持ち梁状に
支持されたアームを有するディスク再生装置において、
弾性体と重りからなる振動吸収手段を前記アームに設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドが搭載され
片持ち梁状に支持されたアームを有するディスク再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、小型化のためにあるいは簡潔
な構成とするために、ピックアップアームを片持ち梁状
に支持することが考えられた。
【0003】例えば、同一出願人の特願平8−3231
24号で考えられたマルチディスクプレーヤは、選択さ
れたディスクを搭載しているプレートをスライドさせる
のではなく、選択ディスクに対しその上段と下段に位置
するディスクを搭載しているプレートを上下方向に離間
させ、ピックアップとディスクチャッキング機構を搭載
したアームを回動によりマガジン内へ移動させ、選択デ
ィスクをクランプする構造が考えられる。これによれ
ば、選択ディスクを引き出して演奏する構造のものに比
べ、この引出し空間が不要になる分、ディスクプレーヤ
の小型化を図ることができる。
【0004】また、ハードディスクの再生装置では、軸
支されたアームが回動することによりヘッドがトラック
を横切るようになっており、簡潔な構成である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く片持ち梁状
に支持されたアームは上下に振動を生じやすい。特に、
車載用として使用されたり、アームにディスクやピック
アップ等の重量物が載置された場合には大きな振動を生
じて、正常に再生できないことがある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク再生装
置は、上記点に鑑み、ヘッドが搭載され片持ち梁状に支
持されたアームを有するものにおいて、弾性体と重りか
らなる振動吸収手段を前記アームに設けたことを特徴と
するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に基づいて説明する。本実施例は同一出願人の特願平8
−323124号の実施例のディスク再生装置に振動吸
収手段を付加したものである。
【0008】まず、図1の斜視図に基づいて動作の概要
を説明する(動作の詳細は特願平8−323124号を
参照)。この実施の形態のディスク再生装置は、マガジ
ン1とプレーヤ部2とから成り、プレイする時にはマガ
ジン1をプレーヤ部2に装填する。マガジン1には、4
枚のプレート3が設けられており、各プレート3上にデ
ィスク4を載せ置くことができる。各プレート3はスラ
イドするのではなく、図示しない上蓋とともに上下動す
るように設けられている。
【0009】前記プレーヤ部2は、プレーヤシャーシ5
とエレベータ機構6とプレーヤ本体部7とから成る。前
記プレーヤシャーシ5の前部側には、前記マガジン1を
収容する収容空間が設けられており、前記プレーヤ本体
部7はシャーシ5の収容空間外の奥に配置されている。
【0010】プレーヤ部2にマガジン1を装填し、ディ
スクを選択する操作を行うと、前記プレーヤ本体部7は
エレベータ機構6によって上下方向に移動し、選択され
たディスクに対応する位置で停止する。次に、プレーヤ
本体部7の両側部に設けられたプレート離間スライド板
8,8が前方に進み出て、その第1の先鋭部8aによっ
て、選択されたディスク4を搭載しているプレート3お
よびその上段の全てのプレート3…を持ち上げる。
【0011】その後、プレーヤ本体部7に格納されてい
るピックアップ/クランプ部搭載板9が図2の格納状態
から図3の再生状態まで回転軸9aを中心に水平軸回り
に回動され、ピックアップ/クランプ部搭載板9の先端
部近傍に配置されているクランプ部11が選択ディスク
4の中央穴4aの下方に位置する。更に前記のプレート
離間スライド板8,8が進み出ることにより、第2の先
鋭部8bによって、選択されたディスク4を搭載してい
るプレート3が降下してディスクテーブル12上にディ
スク4が載る。そして、上記の選択ディスク4は、クラ
ンプ制御機構13によりクランプ動作を行うクランプ部
11にクランプされる。前記プレート3は選択ディスク
4から下方へ離れるとともに、その上段のプレート3は
押し上げられて選択ディスク4から上方へ離れる。
【0012】図4の如くクランプされ、プレートが離間
したディスク4はディスク回転用モータ14により回転
することができる。そして、ピックアップ/クランプ部
搭載板9に設けられているピックアップ15がトラッキ
ング用モータ16によりディスク4の径方向に移動し、
ディスク4の所定位置の情報を読み取る。
【0013】このように、本ディスク再生装置はピック
アップ15及びクランプ部11が搭載され回動可能に軸
支されたピックアップ/クランプ部搭載板9を有してお
り、選択ディスクを引き出して演奏する構造のものに比
べ、この引出し空間が不要になる分、ディスクプレーヤ
の小型化を図ることができる。
【0014】しかしながら、このように片持ち梁状に支
持されたピックアップ/クランプ部搭載板9には重量物
であるピックアップ15、トラッキング用モータ16、
クランプ部11、ディスク回転用モータ14とディスク
4等が搭載され、更に、再生時にはディスク4が回転す
るために上下の振動が発生しやすくなる。また、ディス
ク再生装置が車両に搭載されたりして、外部から振動を
与えられると更に振動が大きくなる。
【0015】そこで、本発明はピックアップ/クランプ
部搭載板9の先端部に振動吸収手段17を設ける。振動
吸収手段17は重り17aと弾性体17bとからなる。
弾性体17bの弾性及び粘性を用いて、ピックアップ/
クランプ部搭載板9の振動エネルギーを重り17aと弾
性体17bの振動エネルギーで打ち消す。打ち消すこと
ができるようにするためには、適度な重り17aと適度
な弾性体17bが必要である。
【0016】片持ち梁でなく、車両の如きバネに支持さ
れた振動系の振動吸収(図5参照)に関しては、朝倉書
店発行,入江敏博著「機械振動学通論」に理論式が記載
されている。これによると、適度な重りの重量と適度な
ダンパの弾性係数及び粘性減衰係数を設定すれば、振動
を小さくすることができる。しかしながら、本願発明の
如き、片持ち梁で支持された振動系の振動吸収に関する
理論式は確立されていない。
【0017】そこで次のような実験をした。重り17a
も弾性体17bも使用しない初期のものと、図6の如
く、弾性体として16mm,内径4mm,高さ8mmの
円筒形を縦に半分に切断したダンパ2個をピックアップ
/チャック回転モータ搭載板500の先端近傍に載置
し、その上に重りを0g(なし),5g,10g,15
g,20gと変えて載置したものの6種類について行っ
た。
【0018】実験で使用したダンパの材質は株式会社シ
ーゲルが販売するαGEL(登録商標)である。これは
防振・緩衝等のために開発させた材料であり、シリコー
ンを主材としたゲル状の物質である。その物性は株式会
社シーゲルが発行するカタログによると、ヤング率(伸
び弾性率)が1.3dyne/cm・cmであり、図7の左図(ゲ
ル)に示すような減衰をする粘性を有している。
【0019】図8に示す如く、この6種類の実験用ディ
スク再生装置を振動発生装置18に固定し、0.5G
(Gは重力加速度)で20Hz〜70Hzの振動を与
え、チャック爪部のGを測定した。
【0020】図9は実験の結果をまとめた表であり、図
10〜図15は6種類の実験用ディスク再生装置の各測
定データである。この実験結果によると、ダンパと重り
を追加した場合は、いずれもダンパと重りがない初期よ
り小さい振動となり、15gの重りのときに最低の振動
となった。
【0021】本実験は理論式に基づくものではないが、
適度な弾性体からなるダンパと、適度な重量の重りを使
用すれば、片持ち梁状に支持された重量物の上下方向の
振動が抑制されることは明らかである。
【0022】尚、上記ピックアップ/クランプ部搭載板
9は、ピックアップ15、トラッキング用モータ16、
クランプ部11、ディスク回転用モータ14とディスク
4等が搭載されたものであるが、本発明は搭載されるも
のに限定するものではない。本発明は、片持ち梁状に支
持されたアームに重量物が搭載され、上下に振動するも
のに適応することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、片持ち梁状に支持
されたアームに適度な弾性体と、適度な重量の重りを設
けることにより、片持ち梁状に支持された重量物の上下
方向の振動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態のディスク再生装置の内
部構造を示す斜視図である。
【図2】ピックアップ/クランプ部搭載板の格納状態を
示す平面図である。
【図3】ピックアップ/クランプ部搭載板の再生状態を
示す平面図である。
【図4】ディスクのクランプ状態を示す平面図である。
【図5】本発明とは異なる系の振動吸収手段を示す図で
ある。
【図6】実験に於ける振動吸収手段の例を示す斜視図で
ある。
【図7】実験に使用したダンパの材質の減衰振動実験デ
ータを示す図である。
【図8】実験に於ける加振状態を示す側面図である。
【図9】実験結果をまとめた図である。
【図10】ダンパも重りも使用しない初期状態の実験デ
ータを示す図である。
【図11】ダンパあり、重りなしの実験データを示す図
である。
【図12】ダンパあり、重り5gの実験データを示す図
である。
【図13】ダンパあり、重り10gの実験データを示す
図である。
【図14】ダンパあり、重り15gの実験データを示す
図である。
【図15】ダンパあり、重り20gの実験データを示す
図である。
【符号の説明】
3 プレート 4 ディスク 9 ピックアップ/クランプ部搭載板 9a ピックアップ/クランプ部搭載板の軸 11 クランク部 12 ディスクテーブル 14 ディスク回転用モータ 15 ピックアップ 16 トラッキング用モータ 17 振動吸収手段 17a 重り 17b 弾性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 銭本 陽一 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドが搭載され片持ち梁状に支持され
    たアームを有するディスク再生装置において、 弾性体と重りからなる振動吸収手段を前記アームに設け
    たことを特徴とするディスク再生装置。
JP32612997A 1997-11-27 1997-11-27 ディスク再生装置 Pending JPH11162140A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32612997A JPH11162140A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 ディスク再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32612997A JPH11162140A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 ディスク再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11162140A true JPH11162140A (ja) 1999-06-18

Family

ID=18184395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32612997A Pending JPH11162140A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 ディスク再生装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH11162140A (ja)

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