JPH09293370A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JPH09293370A
JPH09293370A JP8106496A JP10649696A JPH09293370A JP H09293370 A JPH09293370 A JP H09293370A JP 8106496 A JP8106496 A JP 8106496A JP 10649696 A JP10649696 A JP 10649696A JP H09293370 A JPH09293370 A JP H09293370A
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JP
Japan
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spring
disk drive
drive device
vibrations
damper
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JP8106496A
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English (en)
Inventor
Yasuo Sugizaki
靖夫 杉崎
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非線形のバネ特性を有して高い周波数の振動
等も確実に吸収,減衰する小型の緩衝装置装置を備えた
小型のディスクドライブ装置を提供する。 【解決手段】 各緩衝装置1は、バネ保持基台14に取
付けられて装置本体11を保持する一対の弾性体2,2
を備えている。この弾性体2は、自由端側の長さの異な
る板バネ2A〜2Dの固定端側を各固定部14dに片持
ち支持してある。また、各板バネ2A〜2Dはカーボン
ファイバによりそれぞれ成り、この各板バネ2A〜2D
のうちの最長の板バネ2Aの自由端側から順次装置本体
11の両側面11aを各バネ受け16を介して保持して
ある。この各緩衝装置1で、装置本体11が外部から受
ける低い周波数の振動及び高い周波数の振動を共に確実
に吸収,減衰でき、さらに、装置本体11とバネ保持基
台14との間に介在したゴム製の各ダンパ19により、
落下時等の振動,衝撃を確実に吸収,減衰できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、振動を吸収,減
衰させる緩衝装置を備えたディスクドライブ装置等の記
録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、外部から受ける振動や衝撃を減
衰させる機能を有したディスクドライブ装置が知られて
いる。この外部からの振動や衝撃に対するディスクドラ
イブ装置の衝撃能力(どの範囲の振動周波数成分をどの
レベルまで吸収するか)は各種ディスクドライブ装置の
仕様によって決まるが、一般的に低い周波数(例えば、
50Hz以下)の振動に対しては、信号検出部とディス
クの間隙、およびトラッキング方向の追従方式として、
電気制御やディスク回転で生ずる空気層を利用する方法
がある。また、再生モードに限定した場合、振動によっ
て信号を検出できなかった箇所を半導体メモリによって
補う方法もある。
【0003】一方、高い周波数の振動や低い周波数でも
加速度(G)の大きい振動に対しては、圧縮または引張
コイルバネやゴムダンパ等の弾性体から成る緩衝装置を
ディスクドライブ装置とこれを保持する基台や筐体の間
に介在して、該ディスクドライブ装置が受ける振動,衝
撃を減衰させる方法が一般的である。
【0004】従って、ディスクドライブ装置の設置箇所
が振動を伴う場所であっても上記緩衝装置の容積、大き
さの制約を受けない機器であれば、当該機器に要求され
る緩衝能力を上記緩衝装置により比較的容易に達成する
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の緩衝装置を備えたディスクドライブ装置において、
該ディスクドライブ装置の条件として小型化の制約があ
り、衝撃等による高い周波数の振動を受けるような機器
で、補正が効かない記録モードが必要不可欠という、例
えば移動型で小型機器に搭載するディスクドライブ装置
のような場合、上記従来の緩衝装置では高い周波数の振
動を十分に吸収することが困難であった。即ち、この高
い周波数(例えば、100Hz)の振動を減衰させるに
は、上記緩衝装置の持つ共振点(f0)を低くしなけれ
ばならないが、該緩衝装置を構成するコイルバネやゴム
ダンパの弾性体等で例えば共振点(f0)を20Hz以
下に低くするということは、バネ材質が柔らかいために
懸かる応力に対する弾性体の変形量が大きくなることを
意味し、弾性体の変形量が大きくなれば、これに伴い緩
衝装置も大型化する欠点があった。従って、小型化を追
及する機器には、これら従来のコイルバネやコイルバネ
等の弾性体等から成る緩衝装置を使用することができな
いという不具合があった。
【0006】そこで、この発明は、非線形の弾性特性を
有して高い周波数の振動も確実に吸収,減衰することが
できる小型の緩衝装置を備えると共に、過度の振動応力
に対する補助緩衝機能と落下時等の加速度の大きい振
動,衝撃力に対する緩衝機能を併せ持つダンパを備えた
小型の記録再生装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】装置本体を少なくとも一
対の弾性体で保持するようにした記録再生装置におい
て、上記各弾性体を、自由端側の長さの異なるカーボン
ファイバー製の板バネを複数枚積層させて固定端側を揃
えて片持ち支持することにより構成する一方、上記装置
本体を枠型の筐体で覆って該筐体に上記各弾性体を取り
付けて該弾性体の各板バネにより上記装置本体を保持す
ると共に、上記装置本体と上記筐体との間に弾力性のあ
るダンパを介在してある。
【0008】各板バネの自由端側の長さを異ならせるこ
とによって、バネ定数や共振点の調整が可能となる。そ
して、各板バネうちの最長の板バネの自由端側から順次
装置本体が保持され、該装置本体が外部から受ける低い
周波数の振動及び高い周波数の振動が共に確実に吸収,
減衰される。また、装置本体と筐体との間に介在された
ダンパにより、該装置本体に対する過度の振動や落下時
等の加速度の大きい振動,衝撃も確実に吸収,減衰され
て、上記各板バネから成る弾性体の損傷が防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的な実施の
形態例について図面を参照して説明する。
【0010】図1及び図4は、この発明の実施形態例の
緩衝装置1を示す。この緩衝装置1は、後述する被緩衝
体10,10′(総称して符号10を用いる)を保持す
る一対の弾性体2,2と、この一対の弾性体2,2の各
固定端2a側を金属製の矩形板(固定補助部材)4と一
対のリベット(締結手段)5,5で片持ち支持するよう
にした金属製の固定板(固定部材)3とで構成されてい
る。
【0011】図1,図2に示すように、各弾性体2は、
長さ(L)の異なる4枚のカーボンファイバ製で矩形の
板バネ2A〜2Dを積層させて固定端2a側を揃えて固
定板3の斜め上方に傾斜した両端部3a,3aにそれぞ
れ片持ち支持してある。これにより、図1に示すよう
に、各弾性体2の自由端2b側の長さが異なるようにな
っていて、図4に示すように、各弾性体2に図中下方方
向の応力(F)を懸けると、4枚の各板バネ2A〜2D
は個々の剛性と互いに受ける応力によって短い各板バネ
2B〜2Dの自由端で長い各板バネ2A〜2Cの腹部を
支える形でたわみ変形するようになっている。そして、
各板バネ2A〜2Dのうちの最長の板バネ2Aの自由端
2b側から順次上記被緩衝体10を保持するようにして
ある。
【0012】また、4枚のカーボンファイバ製の板バネ
2A〜2Dは、図3に示すように、円柱状で直径(φ)
が例えば50μmのカーボンファイバを多数本平行に引
き揃えたシート状の素材3枚を交互に直交(0°/90
°/0°)するように配列組み合わせ、硬化剤を含浸さ
せ加熱成形することで、厚み(t)が例えば約0.15
mmの1枚のシートとしたものを使用している。当該カ
ーボンファイバ製シートSは、金属製板バネのロール目
に相当する長手方向Lのバネ方向性を持ち、例えば、東
レ社製の商品名「高性能炭素繊維トレカ」で実現され
る。そして、カーボンファイバ製シートSを、厚さ(t
≒0.15mm)と幅(W=6mm)が同じで、枚数
(本実施形態例では4枚)、長さ(4枚の場合、例えば
L=60mm,56mm,54mm,52mm)は、上
記被緩衝体10の質量、形状およびバネの機械強度、求
める共振点(f0)等によって決めるようにしてある。
さらに、カーボンファイバ製シートSの一端側には固定
用の一対の孔を形成する。なお、カーボンファイバ製シ
ートSの厚さ(t≒0.15mm)は、シート素材の枚
数を増やすことでさらに厚くすることができるようにな
っている。
【0013】以上の実施形態例の緩衝装置1によれば、
被緩衝体10を保持する各弾性体2を、長さの異なる4
枚のカーボンファイバ製の板バネ2A〜2Dを積層させ
て固定端2a側を揃えて固定板3の各端部3aに片持ち
支持することにより構成したので、従来の金属製の板バ
ネ(図5において、コイルバネのバネ特性を符号A,B
で示すが、Aはバネが硬い場合、Bはバネが柔らかい場
合である)に比較して高い弾性率を持ち、疲労強度が高
く、振動減衰性が速い。また、カーボンファイバの自己
潤滑性により各カーボンファイバ製の板バネ2A〜2D
間の摩擦が小さく、かつ、各板バネ2A〜2Dから成る
弾性体2の対金属間での摩擦も小さいため、摩擦等が殆
どない弾性体2を得ることができる。このため、各弾性
体2の長手方向(図3で符号Lで示す方向)で多数回折
り曲げたり、擦らせたりしても、折れ、摩耗、焼き付
き、貼り付き等がほとんど発生せず、繰り返し使用によ
る弾性体2の疲労が殆どない。
【0014】図5を用いて、カーボンファイバ製の各板
バネ2A〜2Dから成る弾性体2と(一般的な)コイル
バネ(図5の符号A,B)との応力(F)とバネ変形量
(d)の関係を説明すると、カーボンファイバ製の弾性
体2では、小応力領域では柔らかいバネのため、たわみ
変形量が大きい。従って、この領域では、緩衝装置1の
バネ共振点(f0)が低く、高い周波数の振動に対する
減衰効率が良い。一方、高い応力領域では硬いバネとな
って共振点(f0)は上がるが、応力に対するたわみ変
形量が小さいため、加速度(G)の高い衝撃荷重等に対
する機械的剛性が上がる。この弾性体2のバネ特性を図
5の符号Cで示す。
【0015】これに対して、高いバネ定数を持つ一般な
コイルバネは、図5において符号Aで示すように、低応
力領域では荷重に対するバネ変形量が小さく、また、バ
ネ共振点(f0)が高い。従って、機械的強度は高い
が、高い周波数の振動に対する減衰効率が悪い。さら
に、低いバネ定数を持つ一般なコイルバネは、図5にお
いて符号Bで示すように、応力に対するバネ変形量が大
きく、バネ共振点(f0)を低くできる。しかし、機械
的強度を得るためにはバネやダンパの数や形状により緩
衝装置全体が大型化する。
【0016】このように、荷重の小さい領域では柔らか
く、荷重の大きい領域では硬くなるようにでき、かつ、
その領域の範囲も容易に自由に変えられる非線形のバネ
特性Cを持つ構造としたカーボンファイバ製の板バネ2
A〜2D等により緩衝装置1を構成したので、小さいバ
ネ動作範囲で柔硬両特性を得ることができ、また、小型
の各弾性体2で高い周波数の振動吸収に有効な低い共振
周波数(f0)を得ることができる。これにより、構造
が簡単で小型の緩衝装置1を低コストで提供することが
でき、しかも、この小型の緩衝装置1を外部から振動を
受け易い小型機器(被緩衝体)に設置すれば、上記緩衝
装置1により小型の被緩衝体が受ける振動,衝撃等の応
力を確実に吸収,減衰させることができる。
【0017】図6〜図8は、前記緩衝装置1を用いた被
緩衝体としてのハンディタイプのディスクドライブ装置
(記録再生装置)の第1の実施形態例を示す。このハン
ディタイプのディスクドライブ装置10は、装置本体1
1を縦置き(垂直状態)に配置し、この縦置きされた装
置本体11の両側面11a,11a側を、左右,上下各
一対の弾性体2,2の各最長板バネ2Aの自由端2b側
でそれぞれ順次保持するようにしてある。
【0018】詳述すると、図6〜図8に示すように、デ
ィスクドライブ装置10の装置本体11の両側面11
a,11aと上面11b及び底面11cの回りには、該
各面11a〜11cを覆うようにネジ12を介して金属
板製で四角筒状のホルダー13を締結固定してある。ま
た、この装置本体11の各面11a〜11c及びホルダ
ー13の回りには、該装置本体11及びホルダー13を
所定の隙間を有して覆うようにバネ保持基台(筐体)1
4を配置してある。このバネ保持基台14は、各々3つ
の開口部を有した両側板14a,14aと、この両側板
14a,14aの上,下端部間にネジ止めされた上,下
板14b,14cとで枠型に形成してある。このバネ保
持基台14の各側板14aの両側の開口部の中央には、
相対向するように一対の固定部14d,14dをそれぞ
れ一体突出形成してあり、この一対の固定部14d,1
4dが上下一対の緩衝装置1,1の各固定部材(3)と
なっている。この各固定部14dは略台形状になってい
て、その上,下面に矩形板4及びリベット5を介して上
下一対の緩衝装置1,1をそれぞれ締結固定してある。
この場合、上下一対の緩衝装置1,1の各弾性体2の最
長の板バネ2Aの自由端2bが上,下方向にそれぞれ向
くようにしてある。
【0019】また、ディスクドライブ装置10の装置本
体11の両側面11a,11a側のホルダー13の各
前,後折曲部13a,13b及び各上,下折曲部13
c,13dには、各ネジ15を介して一対のバネ受け1
6,16をそれぞれ締結固定してある。この各バネ受け
16は上下方向に垂直に延びており、その上,下部の相
対向する位置には上下一対の凹部16a,16aを形成
してあると共に、ホルダー13側には上下一対のリブ1
6b,16bを一体突出形成してある。さらに、各バネ
受け16の側面の上,下部には、各ネジ17を介してス
トッパ板18をそれぞれ締結固定してある。これら各バ
ネ受け16のリブ16bとストッパ板18との間に、上
記各弾性体2を構成するカーボンファイバ製の板バネ2
A〜2Dの自由端2b側をそれぞれ挿入,係止してあ
る。これにより、カーボンファイバ製の板バネ2A〜2
Dの側部のバネ動きが規制されるようになっており、図
6中の重力方向であるY−Y方向の応力(振動)に対し
ては最長の板バネ2Aの自由端2bのエッジで受けると
共に、図6中のX−X方向及び図7,8中のZ−Z方向
の応力(振動)に対しては各板バネ2A〜2Dの幅面で
受けるようになっている。その結果、ディスクドライブ
装置10の装置本体11は、バネ保持基台14内の中央
において各上下一対の緩衝装置1,1の各弾性体2によ
り宙吊り状態で保持されるようになっている。
【0020】さらに、ホルダー13の左右の各前,後折
曲部13a,13bの外面側の中央には、X−X方向の
振動,衝撃等を吸収,減衰するゴム製で三角柱状のダン
パ19の底面19bを接着剤等により固着してある(X
−X方向は合計で4箇所ダンパ19を設置)。また、左
右各一対のバネ受け16,16の各上,下面には、Y−
Y方向の振動,衝撃等を吸収,減衰するゴム製で三角柱
状のダンパ19の底面19bを接着剤等により固着して
ある(Y−Y方向は合計で8箇所ダンパ19を設置)。
さらに、ホルダー13の両側面の中央上部には、Z−Z
方向の振動,衝撃等を吸収,減衰するゴム製で三角柱状
のダンパ19の底面19bを接着剤等により固着してあ
る(Z−Z方向は合計で4箇所ダンパ19を設置)。
【0021】各ダンパ19は、カーボンファイバ製の板
バネ2A〜2Dの振動減衰特性に影響を与えない後述す
る所定硬度の軟質ゴム等を使用している。さらに、X−
X方向の各ダンパ19の頂部19a(図示の都合上、頂
部19aと底面19bの符号は図11(A)にのみ付
す)の稜線部分がバネ保持基台14の両側板14a,1
4aの前,後開口部の外側の各内縁面14eの中央に線
接触し、Y−Y方向の各ダンパ19の頂部19aの稜線
部分がバネ保持基台14の両側板14a,14aの前,
後側開口部の上,下側の各内縁面14fに線接触し、Z
−Z方向の各ダンパ19の頂部19aの稜線部分がバネ
保持基台14の両側板14a,14aの中央開口部の
上,下中央に一体突出した各リブ14gの内面に線接触
している。そして、バネ保持基台14内の被緩衝体とし
てのディスクドライブ装置10が水平(重力方向のY−
Y方向)で外部からの応力(F)がゼロのとき、3方向
(X−X方向,Y−Y方向,Z−Z方向)の各ダンパ1
9の頂部19aとバネ保持基台14の隙間はほぼゼロと
なるように設定してある。この隙間ゼロの状態は当該各
ダンパ19に頼らず、各一対の緩衝装置1,1の各弾性
体2により決められるようになっている。また、各ダン
パ19のゴム硬度は、例えば、軟質のHs30°程度、
その稜線角度は60°〜90°に設定してある。即ち、
各ダンパ19のゴムの硬度とその稜線角度は、例えば、
加速度(G)の小さい衝撃、振動を受けてもカーボンフ
ァイバ製の板バネ2A〜2Dの振動減衰特性に影響を与
えない値に設定してある。
【0022】尚、ディスクドライブ装置10の装置本体
11内には、光ディスク,光磁気ディスク等の記録媒体
Dを収納してあり、図示しない光学ピックアップ等を介
して記録再生できるようになっている。
【0023】以上第1の実施形態例のディスクドライブ
装置10によれば、図6〜図8に示すように、装置本体
11の自重で計4つの緩衝装置1の各弾性体2のカーボ
ンファイバ製の板バネ2A〜2Dがたわんだ状態で、最
長の板バネ2aの自由端2aのエッジによりバネ受け1
6の各凹部16aのネジ15側の端部を直接受け、最長
の板バネ2Aを板バネ2Bが、板バネ2Bを板バネ2C
が、板バネ2Cを最短の板バネ2Dがそれぞれ補強して
いる。この状態は各弾性体2が柔らかく共振点(f0
が低く、小さい応力(振動)Fでも各弾性体2の変形が
大きい。また、各弾性体2に衝撃等による応力(振動)
Fが大きく懸かると順次次に長い板バネ2B〜2Dの自
由端2bの各エッジもバネ受け16をそれぞれ受けてカ
ーボンファイバ製の板バネ2A〜2Dが一体化され、各
弾性体2全体としてのバネ力が強くなる。このように非
線形のバネ特性を持つ計4つの緩衝装置1を用いたの
で、小さいバネ動作範囲で柔硬両特性を得ることができ
と共に、小型の各緩衝装置1で高い周波数の振動吸収に
有効な低い共振周波数を得ることができる。これによ
り、ディスクドライブ装置10全体を小型化することが
できる。
【0024】また、計4つの緩衝装置1によりバネ保持
基台14からディスクドライブ装置10の装置本体11
へ伝わる外部からの振動を各弾性体2を介して吸収,減
衰させることができる。このディスクドライブ装置10
が移動状態で動作する場合でも、各弾性体2を構成する
カーボンファイバ製の板バネ2A〜2D間の摩擦による
摩耗や焼き付け等がないので、上記バネ保持基台14か
らディスクドライブ装置10の装置本体11へ伝わる外
部からの可変する応力(振動)を容易かつ確実に吸収,
減衰させることができる。このようにして、上記計4つ
の緩衝装置1によりディスクドライブ装置10の装置本
体11へ伝わる上下(Y−Y方向)、前後(X−X方
向)、左右(Z−Z方向)からの全方向の外部振動を各
弾性体2により確実に吸収,減衰することができる。ま
た、下側の左右一対の緩衝装置1,1により装置本体1
1の回転方向(回転ローリングする方向)からの振動に
対しても緩衝効果を持つと共に、機械的な剛性機能を高
めて上記装置本体11を確実に保持することができる。
これらにより、ハンディタイプで上下左右及び回転自在
な動作をする例えばカメラ一体型ディスクドライブ装置
に用いて好適な振動に強いディスクドライブ装置10を
低コストで提供することができる。
【0025】また、一般的に、ディスクドライブ装置1
0の各緩衝装置1の機能は、信号検出系のサーボ特性と
の関連で共振点(f0)を20Hz程度とする必要があ
る。この場合、被緩衝体としてのディスクドライブ装置
の重量が数kg以上の重量体であれば、市販の各種防振
ゴムを使用する方法で緩衝性能を維持し、機械的にも剛
性を持つ緩衝機構が可能である。しかし、ハンディタイ
プの上記ディスクドライブ装置10のような軽量被緩衝
体用の緩衝装置1でカーボンファイバ製の板バネ2A〜
2Dから成る弾性体2を用いて共振点(f0)を20H
z程度としたとき、当該緩衝装置1は通常の使用条件に
おける機械剛性に対しては何等問題はないとしても、輸
送や落下等による加速度(G)の大きい振動,衝撃に対
する機械剛性で問題となることがある。この対策とし
て、装置本体10と筐体としてのバネ保持基台14との
間に介在された複数のダンパ19が機能する。即ち、各
ダンパ19の振動減衰特性は、ディスクドライブ装置1
0の通常使用状態ではカーボンファイバ製の板バネ2A
〜2Dの振動減衰特性に影響を与えない。そして、各ダ
ンパ19は、過度の振動応力に対しては補助緩衝機能と
して、輸送や落下時等の高い加速度による振動,衝撃に
対しては緩衝機能として作用する。
【0026】このように、各ダンパ19は、ディスクド
ライブ装置10の輸送や落下時等の衝撃、振動を吸収し
てストッパとして機能し、X−X方向とY−Y方向及び
Z−Z方向の全方向の機械剛性を持ち、上記落下時等に
おいて、緩衝装置1のカーボンファイバ製の板バネ2A
〜2Dの損傷を確実に防止する。また、各ダンパ19
は、主目的であるディスクドライブ装置10の使用動作
時の緩衝装置1のカーボンファイバ製の板バネ2A〜2
Dによる緩衝性能に影響を与えず、さらに、各ダンパ1
9は、ディスクドライブ装置10の装置本体11とカー
ボンファイバ製の板バネ2A〜2Dが取り付けられるバ
ネ保持基台14との隙間に介在される三角柱状で小型の
ものであるため、ディスクドライブ装置10の特徴や機
能等を何等損なうことはない。
【0027】図9及び図10は、前記緩衝装置1を用い
た被緩衝体としてのハンディタイプのディスクドライブ
装置(記録再生装置)の第2の実施形態例を示す。この
ハンディタイプのディスクドライブ装置10′は、装置
本体11を覆うホルダー13の両側面の両側に上下各一
対のゴム製で三角柱状のダンパ19を固着してあると共
に、各ダンパ19の頂部19aの稜線部分をバネ保持基
台14の両側板14a,14aの各リブ14g′の内面
に線接触している点のみが、前記第1の実施形態例のデ
ィスクドライブ装置10と異なる。他の構成は、前記第
1の実施形態例のディスクドライブ装置10と同様であ
るので、該ディスクドライブ装置10と同一符号を付し
て詳細な説明は省略する。これにより、前記第1の実施
形態例のディスクドライブ装置10と同様の作用効果を
奏すると共に、落下時等に生じるZ−Z方向の振動,衝
撃を、Z−Z方向に配置された合計8箇所の各ダンパ1
9により確実に吸収,減衰することができる。
【0028】尚、前記各実施形態例によれば、カーボン
ファイバ製の板バネの枚数を4枚にしたが、板バネの枚
数は4枚に限定されるものではなく、バネの機械的強度
や求める共振点等によって所定枚数に設定されるもので
ある。また、カーボンファイバ製の各板バネの固定端側
を固定板に締結固定するのに締結手段としてリベットを
用いたが、ネジ等の他の締結手段により固定するように
してもよい。さらに、前記各実施形態例は、記録再生装
置として磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク,
CD,CD−ROM,DVD等のディスクを用いるディ
スクドライブ装置について説明したが、磁気テープを内
蔵したテープカセットを用いるVTR(ビデオテープレ
コーダ)等の他の記録再生装置に前記各実施形態例を適
用できることは勿論である。
【0029】また、ダンパの形状は、図11(A)に示
すように、ゴム製の三角柱状のダンパ19に限らず、図
11(B)に示すいわゆるおむすび型のダンパ19B
や、図11(C)に示すいわゆる蒲鉾型のダンパ19C
でもよい。さらに、各ダンパ19,19B,19Cの各
底面19bを装置本体側に接着剤等により固着するかわ
りに、図12(A)〜(B)に示す凹状の胴部19cと
逆円錐状の脚部19dを有した各形状のダンパ19′,
19B′,19C′にして、図12(D)に示すよう
に、ホルダー13に形成された取付用の丸孔13e等に
挿入,係止するようにしてもよい。また、ゴム製のダン
パに限らず、弾性プラスチック製等のダンパでもよい。
さらに、各ダンパを装置本体とホルダー側に固定してそ
の頂部の稜線部分をバネ保持基台に線接触するようにし
たが、各ダンパをバネ保持基台側に固定して装置本体側
に線接触させるようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、装置
本体を少なくとも一対の弾性体で保持するようにした記
録再生装置において、上記各弾性体を、自由端側の長さ
の異なるカーボンファイバー製の板バネを複数枚積層さ
せて固定端側を揃えて片持ち支持することにより、上記
装置本体が外部から受ける低い周波数の振動及び高い周
波数の振動を共に容易かつ確実に吸収,減衰することが
できる。また、各板バネの自由端側の長さを異ならせる
ことにより、バネ定数や共振点の調整を容易に行うこと
ができ、さらに、簡単な構造で小型の弾性体により上記
記録再生装置全体の小型化をより一段と図ることができ
る。
【0031】また、上記装置本体を枠型の筐体で覆って
該筐体に上記各弾性体を取り付けて該弾性体の各板バネ
により上記装置本体を保持すると共に、上記装置本体と
上記筐体との間に弾力性のあるダンパを介在したことに
より、上記装置本体に対する過度の振動や輸送,落下時
等の加速度の大きい振動,衝撃も確実に吸収,減衰する
ことができる。これにより、上記装置本体に対する過度
の振動時等において上記各弾性体の損傷を確実に防ぐこ
とができ、常に安定した緩衝性能を維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態例を示す緩衝装置の構成説
明図。
【図2】上記緩衝装置の積層されたカーボンファイバ製
の各板バネをそれぞれ分解した状態を示す斜視図。
【図3】上記カーボンファイバ製の各板バネになるカー
ボンファイバシートの拡大斜視図。
【図4】上記緩衝装置の各板バネのたわみ変形状態を示
す説明図。
【図5】上記緩衝装置の応力とバネ変形量の関係を示す
グラフ(バネ特性図)。
【図6】上記緩衝装置を、両側面の左右,上下各一対用
いた第1の実施形態例のディスクドライブ装置の側面
図。
【図7】上記第1の実施形態例のディスクドライブ装置
の平面図。
【図8】上記第1の実施形態例のディスクドライブ装置
の背面図。
【図9】上記緩衝装置を、両側面の左右,上下各一対用
いた第2の実施形態例のディスクドライブ装置の側面
図。
【図10】上記第2の実施形態例のディスクドライブ装
置の平面図。
【図11】(A)は、上記第各実施形態例のディスクド
ライブ装置に用いられるゴム製のダンパの斜視図、
(B)及び(C)は、上記第各実施形態例のディスクド
ライブ装置に用いられる他の態様のゴム製のダンパの斜
視図。
【図12】(A),(B),(C)は、上記第各実施形
態例のディスクドライブ装置に用いられる別の態様のゴ
ム製のダンパの斜視図、(D)は、上記(A)で示され
る別の一態様のゴム製のダンパの取付状態を示す断面
図。
【符号の説明】
2,2…一対の弾性体、2A〜2D…カーボンファイバ
製の板バネ、2A…最長の板バネ、2a…固定端、2b
…自由端、10,10′…ディスクドライブ装置(記録
再生装置)、11…装置本体、11a…一側面、14…
バネ保持基台(筐体)、19…ダンパ、19a…頂部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体を少なくとも一対の弾性体で保
    持するようにした記録再生装置において、 上記各弾性体を、自由端側の長さの異なるカーボンファ
    イバー製の板バネを複数枚積層させて固定端側を揃えて
    片持ち支持することにより構成する一方、 上記装置本体を枠型の筐体で覆って該筐体に上記各弾性
    体を取り付けて該弾性体の各板バネにより上記装置本体
    を保持すると共に、 上記装置本体と上記筐体との間に弾力性のあるダンパを
    介在したことを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録再生装置において、 上記装置本体の少なくとも一側面側を、少なくとも一対
    の上記弾性体の各板バネのうちの最長の板バネの自由端
    側から順次保持すると共に、 上記装置本体の各面と上記筐体との間の各隙間に上記ダ
    ンパを複数介在したことを特徴とする記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の記録再生装置において、 上記各ダンパを略角柱状に形成し、 この略角柱状の各ダンパの頂部の稜線部分を、上記装置
    本体と上記筐体のいずれか一方に線接触させて上記筐体
    内に上記装置本体を保持するようにしたことを特徴とす
    る記録再生装置。
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