JP3855150B2 - ディスク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、円盤状の記録媒体(ディスク)を高速で回転し、情報の記録再生を行うディスク装置に係り、特に、偏重心を有するディスクの回転時の不釣り合い力を受けて励振されるユニットメカの防振構造を備えたディスク装置に関する。なお、以下では光ディスク装置を例に説明するが、本発明思想は磁気ディスク装置にも適用可能である。
【0002】
【従来の技術】
円盤状の記録媒体から情報の読み取りあるいは書き込みをするディスク装置、例えば、DVD、CD−ROM等では、ディスク回転駆動装置と光ピックアップとが搭載されるユニットメカを、弾性材で構成される防振脚を用いて支持することにより、装置外部からの振動を内部に伝えないような構造をとっている。
【0003】
ディスク装置において、ディスクに偏重心が有る場合には、ディスク回転による不釣り合い力が、ユニットメカを励振するため、ディスクの記録面と平行な方向のユニットメカの振動応答が大きくなり、記録読み取りあるいは書き込みのエラーが発生する場合がある。
【0004】
従来は、例えば特開平10−083622号公報記載のように、流体または球体の遠心力を利用するバランサを用いてディスク偏重心を補正していた。このバランサ使用時は、ユニットメカを支持する弾性材の剛性を柔らかくして、ディスクの記録面と平行な面内の振動における弾性材とユニットメカとからなる系の固有振動数を、ディスク回転の振動数以下となるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術で使用されるバランサは、バランサ内部に収納される流体または球体が、偏重心ディスクを回転させたときのディスク中心軸の振れまわりに対して反対の方向に移動することにより、ディスク偏重心を補正している。このバランサを正常に動作させるためには、ディスクの記録面と平行な面内における弾性材およびユニットメカからなる系の振動の軌道を、できるだけ円形に近づけることが望ましいことが知られている。
【0006】
ディスクの偏重心をM’ 、回転中心からの距離をRとすると、角振動数ωでディスク回転時に回転軸を介してユニットメカに加わる外力は、M’Rωと表される。同様に、バランサ内部の流体または球体の質量をm、回転中心からの距離をrとすると、これらからユニットメカに加わる外力は、mrωと表される。
【0007】
M’Rωとmrωとが同じ大きさで、回転中心を介して反対の方向に作用すれば、ディスク回転による不釣り合い力がバランサにより相殺される。ユニットメカの振れまわり軌道が円形でなくなると、Rやrが位置によって値が変わるため、釣り合いがとりにくくなるので円形化は必要である。
【0008】
近年、ノート型パソコンへの搭載などのために、薄型のディスク装置が開発されている。薄型のディスク装置は、上記の従来技術の主な適用先であるやや厚みの大きいハーフハイト型のディスク装置と比べて、軽量化および薄型化されている。
【0009】
しかし、装置は軽量化されても、ディスク偏重心による振れまわり外力は回転数が同じであれば同じであり、薄型のディスク装置は、より振れやすい構造となっている。薄型のディスク装置についても、上記従来技術で提案されるバランサを使用でき、弾性材とユニットメカからなる系の固有振動数とディスク回転数との関係の必要条件から、軽量なユニットメカをハーフハイト型よりさらに柔らかい弾性材で支持することになる。
【0010】
薄型ディスク装置では、ユニットメカに接続されるフレキシブルプリント基盤(以下、FPCとも称す)の付加剛性が、ユニットメカを支持する弾性材の剛性と比べて、有意な大きさとなる場合がある。このため、弾性材による支持中心をユニットメカの重心近くとしても、FPCによる付加剛性により支持中心が重心と離れてしまうことになる。
【0011】
さらに、FPCによる付加剛性が、FPCの取り付け状態や形状に依存して剛性異方性を持つため、加振力が一定であっても、加振する方向に依存してユニットメカの応答振幅が変化する。このため、偏重心ディスクを使用する際に、ユニットメカのディスクの記録面と平行な面内における振動軌跡が、円形でなくなるために、バランサが機能しなくなる場合がある。
【0012】
本発明の目的は、ディスク偏重心の補正に使用されるバランサの安定化を図るための支持構造を提供し、装置の薄型化および軽量化された場合にも、ディスク回転の高速化が可能なディスク装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、ディスクの情報を記録再生する記録再生手段と、前記ディスクの偏重心を補正するバランサを備えたディスク回転駆動手段とが搭載されたユニットメカと、前記ユニットメカに接続されたFPCとを有してなり、前記ユニットメカは、防振手段を介してベースに支持され、前記FPCの接続による付加剛性と、前記防振手段の支持による防振支持剛性とが付加されるディスク装置において、前記防振手段による防振支持剛性は、前記FPCによる付加剛性と、前記防振支持剛性とから決まるディスク記録面に平行な面内で直交する2方向における並進支持剛性の比が、ほぼ1に設定されるものとし、前記防振手段は、3個以上の防振脚および防振脚保持機構からなり、前記防振支持剛性は、前記フレキシブルプリント基盤と前記ユニットメカとの接続部の幅に対し、平行な方向に小さく、直交する方向に大きいことを特徴とするものである。
【0014】
つまり、ディスク回転駆動装置および光ピックアップが搭載されるユニットメカと、ユニットメカを防振手段(3個以上の防振脚および防振脚保持機構)を介して支持するベースと、ディスクの回転動作および情報の読み書きを制御する装置制御基盤と、ユニットメカと装置制御基盤とをつなぐ帯状のFPCとから構成される光ディスク装置であって、ディスク回転駆動装置にはバランサを備え、FPCによるユニットメカへの付加剛性と、防振手段によるユニットメカの防振支持剛性とから決まる、ディスク記録面と平行な面内でのユニットメカの直交する任意の2方向における並進支持剛性の比を、ほぼ1に近づけるように、防振支持剛性を決める
【0015】
そして、FPCの取り付けによるユニットメカへの付加剛性が、記録媒体の記録面と平行な面内において最大となる方向を第1の方向とし、記録媒体の記録面と平行な面内において第1の方向に直交する方向を第2の方向として、防振手段によるユニットメカの第1の方向の支持剛性を第2の方向の支持剛性より小さくすることにより達成される。すなわち、防振手段による防振支持剛性を、FPCとユニットメカとの接続部の幅に対し、平行な方向に小さく、直交する方向に大きくすることにより、上記目的を達成できる。
【0016】
具体的には、防振脚保持機構に取り付ける際に参照できる防振脚取り付け方向指定手段が付加された、剛性異方性を持つ防振脚を用いることが考えられる。あるいは、防振脚保持機構は防振脚の装着孔を具備し、装着孔は付加剛性が最大となる第1の方向に開口する防振脚の挿脱口を設けることが考えられる。さらに、防振脚とベースとの接触面の幅は、第1の方向に狭くすることが考えられる。
【0017】
さらに上記目的は、並進支持剛性の比を、おおむね1に保持したまま、防振支持剛性およびFPCの付加剛性による面内でのユニットメカの回転支持中心と、ユニットメカの重心とを近づけるように、防振支持剛性を決めることにより達成される。
【0018】
これは、FPCの取り付けによるユニットメカへの付加剛性が、記録媒体の記録面と平行な面内において最大となる方向を第1の方向とし、記録媒体の記録面と平行な面内において第1の方向に直交する方向を第2の方向として、防振手段によるユニットメカの第1の方向の支持剛性を第2の方向の支持剛性より小さくして、並進支持剛性の比をおおむね1に近づけ、かつ、ユニットメカの重心をとおり面内において第1の方向と平行な座標軸をx軸、重心をとおり面内において第2の方向と平行な座標軸をy軸とし、x軸をはさんで回転支持中心と反対の象限にある防振手段の第1の方向の防振支持剛性を大きくし、x軸に関して回転支持中心と同一の象限にある防振手段の第1の方向の防振支持剛性を小さくし、y軸をはさんで回転支持中心と反対の象限にある防振手段の第2の方向の防振支持剛性を大きくし、y軸に関して回転支持中心と同一の象限にある防振手段の第2の方向の防振支持剛性を小さくする構成でもよい。
【0019】
あるいは、上記目的は、並進支持剛性の比をおおむね1に保持したままで、防振支持手段およびFPCにより付加される前記面内でのユニットメカの回転支持剛性と、ユニットメカの慣性モーメントの比を、ユニットメカの並進支持剛性と質量の比より大きくするように防振支持剛性を決めることにより達成される。
【0020】
これを実現するには、並進支持剛性の比をおおむね1に保持したままで、ユニットメカの重心から距離のはなれた位置に取り付けられる防振脚および防振脚保持機構の防振支持剛性を大きくし、重心から距離の近い位置に取り付けられる防振脚および防振脚保持機構の防振支持剛性を小さくする方法が考えられる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態である薄型ディスク装置の全体構造図を示したものである。図1において、ユニットメカ1にはディスク2を回転させるためのディスク駆動部3およびディスク2の情報を読みとるための光ピックアップ4が搭載される。
【0022】
ユニットメカ1の防振手段は防振脚および防振脚保持機構から構成され、弾性材で構成される防振脚5a、5b、5cは、防振脚保持機構12a、12b、12c(図示せず)によりユニットメカ1に保持され、ユニットメカ1は、防振脚5a、5b、5cを介してトレー6およびアンダーカバー7に支持される。弾性材は、例えばゴム製の防振動脚などを用いることができる。
【0023】
ディスク1をトレー6に載せる際には、トレー6、ユニットメカ1、およびアンダーカバー7はディスク装置から一体となって繰り出される。以下、トレー6、ユニットメカ1およびアンダーカバー7から構成される部分を引出部と呼ぶ。パソコン等に組み込まれるディスク装置の固定部分は、主に、装置の露出をトレー上面から保護するトップカバー8と、下面から保護するボトムケース9、およびパソコン等から電流および信号を取り込むための装置制御基盤10から構成される。
【0024】
以下、トップカバー8、ボトムケース9および装置制御基盤10から構成される部分を固定部と呼ぶ。また、装置制御基盤10とユニットメカ1はFPC11により連結される。FPC11は帯状であり、一端が装置制御基盤10に連結され、他端11aがユニットメカ端部1aに連結されている(図で分離して表示してある)。ディスク駆動部3には、バランサが内蔵されていてもよいし、外付けで回転時にバランサが合体するものであってもよい。
【0025】
ディスク2の情報の読み込みあるいは書き込みは、引出部が固定部の内部に収納された状態で行われる。パソコン等の外部の電流および信号供給源からの指示が、装置制御基盤10、FPC11を介してユニットメカ1上のディスク駆動部3を動作させ、ディスク2を回転させる。
【0026】
図2は、引出部が、固定部の内部に収納された状態での断面図の一例であり、FPC11が、ユニットメカ1への取り付け位置で半円弧状に湾曲し、さらに、アンダーカバー7とボトムケース9の狭い間隙にはさまれている。このように、FPC11の動きが拘束されているために、ユニットメカ1が振れまわった場合に、ユニットメカ1に対して大きい付加剛性として作用する。
【0027】
図3は、図1におけるディスク駆動部3、光ピックアップ4、およびこれらを搭載するユニットメカ1、弾性材で構成され、ユニットメカ1に防振脚保持機構12a、12b、12cにより保持される防振脚5a、5b、5c、およびFPC11のメカ構成を示したものである。
【0028】
防振脚は例えばゴム材で構成され、また、図3には3個図示してあるが、3個以上であればよい。ディスク駆動部3には、バランサが内蔵されていてもよいし、外付けされていて回転時に合体するものでもよい。また、FPC11は、ユニットメカ1への取り付け位置で半円弧状に湾曲している。
【0029】
偏重心ディスクを回転させた場合には、ユニットメカ1はディスク記録面と平行な面内において、ディスク不釣り合い力により強制加振される。以下、ディスク記録面と平行な面内を単に面内と表す。ユニットメカ1の面内の支持剛性は、防振脚保持機構12a、12b、12cに保持される防振脚5a、5b、5cによる防振支持剛性、および、FPC11の付加剛性によるものとなる。FPC11による付加剛性は、例えば、FPC11の幅方向に平行な方向に大きく、幅方向と直交する方向に小さくなる異方性を持つ。
【0030】
以下、FPC11による付加剛性が最大となる方向を第1の方向13と称し、ユニットメカ1の面内において第1の方向と直交する方向を第2の方向14と称する。バランサの安定作動のためには、偏重心ディスクを回転させた場合に、ユニットメカ1の面内における振動の軌跡を円形に近くすることが必要である。このためには、ユニットメカ1の面内の任意の2直交方向における並進支持剛性の比を1に近づければよい。
【0031】
本実施形態では、FPC11のユニットメカ1への取り付け位置および角度を考慮して、ユニットメカ1の面内の任意の2直交方向における並進支持剛性の比を1に近づけるように、防振脚保持機構12a、12b、12cに保持される防振脚5a、5b、5cによる防振支持剛性を決めている。
【0032】
図4は、図3において、防振脚保持機構12a、12b、12cに保持される防振脚5a、5b、5cによる防振支持剛性の決めかたを説明するためのメカ系の簡易モデルである。ディスク駆動部3、光ピックアップ4、およびディスク2が搭載されたユニットメカ1を慣性モーメントと質点に置換して、この質量Mが重心位置15に定義されている。面内の運動とこれに垂直な方向の運動の連成は小さい場合であり、面内の回転運動に関する慣性モーメントのみを考えている。
【0033】
図4では重心15を通り、面内で第1の方向13に平行な座標軸をx軸、第2の方向14に平行な座標軸をy軸としている。面内の防振支持剛性およびFPC11による付加剛性は、ばね定数で定義される。これらのばねは、次に示すように、第1の方向13と第2の方向14とに分解される。
【0034】
すなわち、図4に示すように、それぞれ、Ka1(防振脚5aによる防振支持剛性の第1の方向成分)、Ka2(防振脚5aによる防振支持剛性の第2の方向成分)、Kb1(防振脚5bによる防振支持剛性の第1の方向成分)、Kb2(防振脚5bによる防振支持剛性の第2の方向成分)、Kc1(防振脚5cによる防振支持剛性の第1の方向成分)、Kc2(防振脚5cによる防振支持剛性の第2の方向成分)、KF1(FPC11の付加剛性の第1の方向成分)、KF2(FPC11の付加剛性の第2の方向成分)と表す。
【0035】
また、重心位置を原点とし、防振脚5a、5b、5cおよびFPC11の取り付け位置の座標をそれぞれ、(Xa、Ya)、(Xb、Yb)、(Xc、Yc)、(XF、YF)とする。重心位置に回転する外力が加わった場合のユニットメカ面内の振動を支配する運動方程式は数1のようにかける。また、数1の剛性マトリクスの各項を数2〜数7に示す。なお、以下の式は、防振脚が3個の場合の式であるが、防振脚の数は3個でなくてもよく、その場合には複数の防振脚の数に対応する項を考慮すればよい。
【0036】
【数1】
Figure 0003855150
【0037】
【数2】
Figure 0003855150
【0038】
【数3】
Figure 0003855150
【0039】
【数4】
Figure 0003855150
【0040】
【数5】
Figure 0003855150
【0041】
【数6】
Figure 0003855150
【0042】
【数7】
Figure 0003855150
【0043】
数2を第1の方向13の並進支持剛性16(図示せず)、数3を第2の方向14の並進支持剛性17(図示せず)、数4を面内の回転支持剛性18(図示せず)と呼ぶ。本実施形態では、第1の方向13の並進支持剛性16(図示せず)と第2の方向14の並進支持剛性17(図示せず)の比が、ほぼ1に近くなるように、Ka1、Ka2、Kb1、Kb2、Kc1、Kc2が決められている。
【0044】
以下、数1をもとに、回転外力によるユニットメカの振れ回り軌道を求め、本実施形態での防振脚剛性の決め方を詳細に述べる。数1の右辺を0とし、減衰項を略して求められる固有振動数をω1、ω2、ω3および固有ベクトルからなるマトリクスを[Φ]とする。
【0045】
【数8】
Figure 0003855150
【0046】
一般化質量マトリクスは以下のようになる。
【数9】
Figure 0003855150
【0047】
一般化剛性マトリクスは以下のようになる。
【数10】
Figure 0003855150
【0048】
レーレー減衰を仮定すると減衰マトリクスは以下のようにかける。
【数11】
Figure 0003855150
【0049】
減衰マトリクスも対角化される。
【数12】
Figure 0003855150
【0050】
【数13】
Figure 0003855150
【0051】
【数14】
Figure 0003855150
【0052】
また、一般化力は以下のようにかける。
【数15】
Figure 0003855150
【0053】
【数16】
Figure 0003855150
【0054】
運動方程式は非連成化されて、以下モーダル方程式になる。
【数17】
Figure 0003855150
【0055】
各モードの一般化変位は、過渡的な項を省略すると次のようにかける。
【数18】
Figure 0003855150
【0056】
【数19】
Figure 0003855150
【0057】
【数20】
Figure 0003855150
【0058】
実空間での変位は以下の変換を施す。
【数21】
Figure 0003855150
【0059】
【数22】
Figure 0003855150
【0060】
【数23】
Figure 0003855150
【0061】
【数24】
Figure 0003855150
【0062】
【数25】
Figure 0003855150
【0063】
重心では以下の式で表される楕円軌道を描く。
【数26】
Figure 0003855150
【0064】
楕円の短径と長径の比は以下のようにかける。
【数27】
Figure 0003855150
【0065】
本発明では、ユニットメカ1の振れ回り軌道を円形化に近づけることを目的としており、数27を1に近づけることが必要となる。そのためには、数28を0に近づける必要がある。
【0066】
【数28】
Figure 0003855150
【0067】
本実施形態の防振脚剛性の決め方を説明するにあたり、FPC11による付加剛性と防振脚5および防振脚保持機構12による防振支持剛性とから決まるユニットメカ1の回転支持中心19(図示せず)と、重心15とが一致している場合を考える。数1の並進運動と回転運動とが非連成化されるため、数29に示す面内の並進運動のみを考えればよい。
【0068】
【数29】
Figure 0003855150
【0069】
数29のωが、例えば(K11/M) / であった場合に、数28を0に近づける条件は、数30を0に近づける条件に書き直すことができる。
【数30】
Figure 0003855150
【0070】
数30を0に近づけるには、第1の方向の並進支持剛性16(K11)と第2の方向の並進支持剛性17(K22)を近づけ、ζ1をζ2に近づけ、ζ1を大きくすればよい。すなわち、数30を0に近づけ、数27を1に近づけるように、各防振脚5a、5b、5cおよび防振脚保持機構12a、12b、12cからなる防振支持剛性を決めればよい。
【0071】
図5には、並進支持剛性比、減衰比をかえて数27により求めた楕円軌道の短径と長径の比20を示す。楕円軌道の短径と長径の比20は、並進支持剛性比、減衰比に依存し、並進支持剛性比が1であれば1となる。楕円軌道の短径と長径の比20の許容範囲は、バランサの性能等に依存するが、概ね0.7以上であることが望ましい。
【0072】
本実施形態では、並進支持剛性の比を、弾性体の減衰比に応じて次のようにする必要がある。ゴム材の弾性体の減衰比が0.1ならば、並進支持剛性の比を0.93以上1.08以下、減衰比が0.2ならば0.9以上11以下、減衰比が0.3ならば0.83以上1.2以下。
【0073】
すなわち、図3におけるFPC11の剛性が固定で第1の方向13に大きく第2の方向14に小さければ、防振脚5a、5b、5cおよび防振脚保持機構12a、12b、12cによる防振支持剛性は、並進支持剛性が1に近づくように第1の方向13に小さく、第2の方向14に大きくなるように決めればよい。
【0074】
例えば、剛性に異方性を持つ防振脚5を用いて、その剛性の最大となる方向を第2の方向14と平行になるようにユニットメカ1へ装着してもよい。異方性を持つ防振脚は、例えば、剛性を大きくしたい方向の厚みを大きくする、補強材を入れるなどの方法により製作することができる。
【0075】
本実施形態によれば、偏重心ディスクを使用したときに、ユニットメカの面内振れまわり振動の軌跡を円形に近くできる。このため、バランサの安定作動が可能となり、ディスク回転の高速化が達成できる。
【0076】
図6に、図1に示す防振構造に用いる防振脚および支持方法の一実施形態の水平断面図を示す。防振脚5は弾性材、例えばゴム材などで構成され、剛性に異方性を持っている。さらに、防振脚保持機構12に取り付ける際に参照できるように、防振脚取り付け方向指定手段21としての溝が設けられている。
【0077】
防振脚取り付け方向指定手段21は、突起、切り欠き、印刷等による表示などでもよい。この防振脚取り付け方向指定手段21は、剛性が最大となる方向、剛性が最小となる方向など、防振脚取り付けの際に防振支持剛性を大きくしたい方向と防振脚5の最大剛性方向が一致するように参照できればよい。
【0078】
本実施形態によると、剛性に異方性を持つ防振脚5をユニットメカ1(図示せず)に取り付ける際に、防振脚取り付け方向指定手段21が参照できるため、的確な方向にセットすることが可能となる。剛性に異方性を持つ防振脚を積極的に利用でき、組み立て時の作業の煩雑化を避けることができるという効果があるとともに、ユニットメカの面内ふれまわり軌道を円形化でき、したがって、バランサの安定作動を可能にし、ディスク回転の高速化が図られる。
【0079】
図7は、図1に示す防振構造に用いる防振支持方法の一実施形態を示す。防振脚5a、5b、5cは、例えば、円筒形を基本として、母線方向の中央にくびれを有し、ゴム材などで構成されている。本実施形態では、防振脚5そのものの剛性は、方向による異方性をもつものではなく、その支持方法により異方性を持たせるものである。
【0080】
これを、実現するために、ユニットメカ1に設けられる防振脚保持機構12には、防振脚5a、5b、および5cを装着するための円形の装着孔22を設け、装着孔22には防振脚の挿脱口23を設け、さらに、防振脚5の挿脱口23の開口方向を、第1の方向13と平行にしている。
【0081】
防振脚5の側面は、挿脱口23を除いて装着孔22にすきまなく接し、装着孔22は防振脚5の断面よりもやや小さ目であることが望ましい。なお、防振脚5の数は3個でなくてかまわない。また、全ての防振脚5の挿脱口23の開口方向を、第1の方向12と平行にする必要はない。
【0082】
本実施形態によれば、挿脱口23の開口方向では、挿脱口23の開口により防振脚5の拘束が、挿脱口23の開口方向と直交する方向より弱くなるために、挿脱口23の開口方向の防振脚5の支持剛性を低下させ、第1の方向13と平行な方向の防振支持剛性を、第2の方向14に平行な方向の防振支持剛性より小さくできる。
【0083】
装着孔22は防振脚5の断面よりもやや小さ目であり、防振脚5はやや圧縮されて取り付けられていれば、面内での任意の方向の荷重が加わっても防振脚の断面の変形が拘束されるため、挿脱口23を除いて防振脚5と防振脚保持機構12とがすきまなく接して、挿脱口23の開口方向以外に防振脚5の拘束が弱まる位置をなくすことができる。このため、挿脱口23の開口方向による防振支持剛性を効果的に低下させることができる。
【0084】
本実施形態によれば、偏重心ディスクの使用時に、バランサの安定作動が可能となり、ディスク回転の高速化が達成できる。さらに、一般的に使用される防振脚を用いることができるため、コスト低減が図られるという効果がある。
【0085】
図8は、図1に示す防振構造に用いる防振脚5の一実施形態を示す。防振脚5の底面24または上面25において、アンダーカバー7(図8には図示せず)およびトレー6(図8には図示せず)に接触する面の幅が、それぞれ第1の方向13に狭く、第2の方向14に広くしてある。
【0086】
図8(a)は、底面24または上面25に接する面の幅が、第1の方向13に狭く、第2の方向14に広くなるように、例えば低摩擦部材26を塗布あるいは貼り付けてある。図8(b)は、底面24または上面25のアンダーカバー7およびトレー6に接する面が、第1の方向13に狭く、第2の方向に広くなるように、傾斜を設けて傾斜部分27を非接触としてある。また、防振脚5には防振脚取り付け方向指定手段21(図8には図示せず)が付加されていてもよい。
【0087】
本実施形態によると、防振脚5の第1の方向13の接触面積の幅を狭くすることにより、防振脚5の境界条件が第1の方向に回転支持に近くなり防振脚5の第1の方向13の剛性を、防振脚5の第2の方向14の剛性より小さくできる。数31は両端が固定された長さlで、曲げ剛性EJのはりの中央に、横載荷した場合の剛性を、数32には同様の剛性を両端支持はりについて示す。
【0088】
【数31】
Figure 0003855150
【0089】
【数32】
Figure 0003855150
【0090】
数31と数32の剛性比は4となっている。本実施形態での固定条件は、固定と支持の中間的な状態となるために、数31と数32の比ほどの剛性変化の効果は望めないが、防振支持剛性の異方性の実現の効果は期待できる。本実施形態によると、偏重心ディスク使用時にバランサの安定作動が可能となり、ディスク回転の高速化が達成できる効果がある。
【0091】
次に、図1に示すディスク装置に適用できる本発明の他の実施形態について図9により説明する。本実施形態の説明のために、図3を用いて前述した数1から数27を引用する。数1において並進剛性比が1、すなわち、K11=K22であるが、重心15と回転支持中心19(図示せず)が、距離sだけ離れている場合を考える。
【0092】
図9は、Rを(I/M) / より求める等価回転半径とし、減衰比が、0.1、0.2、0.3の場合のs/Rと、楕円軌道の短径と長径の比20の関係を数27により求めて示す。なお、図9では、I/M が1000、(K33/I)/(K11/M)が2.25の場合である。図示しないが、I/M を変えた場合も、他の条件が同じであれば、s/Rと楕円軌道の短径と長径の比20は同じである。
【0093】
s/Rが小さい場合は、楕円軌道の短径と長径の比が1に近づき、ユニットメカ1の振れまわり軌道が円形化される。本実施形態では、図1に示すディスク装置において、防振脚5および防振脚保持機構12によるユニットメカ1の面内における回転支持中心19(図示せず)と、重心15(図示せず)とがおおむね一致するよう、防振支持剛性および減衰を決めている。本実施形態によると偏重心ディスク使用時にバランサの安定作動が可能となり、ディスク回転の高速化が達成できる効果がある。
【0094】
次に、上記のように、防振脚5および防振脚保持機構12によるユニットメカ1の面内における回転支持中心19(図示せず)と、重心15とをおおむね一致させるような防振支持剛性の決めかたを、図3を用いて前述した数1から数27を引用して説明する。重心の座標を(Xg、Yg)、回転支持中心19の座標を(Xs、Ys)とすると、(Xs、Ys)は以下の式で表される。
【0095】
【数33】
Figure 0003855150
【0096】
【数34】
Figure 0003855150
【0097】
回転支持中心19(図示せず)を重心15に近づけるには、K13およびK23を0に近づける必要がある。K13は、例えば数5で表される場合に、KF1、YFが固定であれば、Ya、Yb、Ycのうち、Ysと異なる符号の防振脚5についての第1の方向13の防振支持剛性を大きし、符号の同じ防振脚5についての第1の方向13の防振支持剛性を小さくすればよい。
【0098】
K23は、例えば数6で表される場合に、KF2、XFが固定であれば、Xa、Xb、Xcのうち、Xsと異なる符号の防振脚5についての第2の方向14の防振支持剛性を大きくし、符号の同じ防振脚5についての第2の方向14の防振支持剛性剛性を小さくすればよい。
【0099】
このような変更を行っても、K11とK22の比はかわらないため、あらかじめK11とK22の比が1になるように各防振脚の剛性を決めておき、さらに本実施形態に示すように防振脚5の取り付け位置ごとに防振支持剛性をかえればよい。本実施形態によると偏重心ディスク使用時にバランサの安定作動が可能となり、ディスク回転の高速化が達成できる効果がある。
【0100】
さらに、図1のディスク装置に適用できる本発明の他の実施形態について説明するために、図3を用いて前述した数1から数27を引用する。数1において並進支持剛性比が1、すなわちK11=K22であるが、重心15と回転支持中心19(図示せず)が距離sだけ離れている場合を考える。
【0101】
Rを(I/M) / より求める等価回転半径とし、減衰比が0.2、s/Rが0.1、0.25、0.5の場合の(K33/I)/(K11/M)と楕円軌道の短径と長径の比20の関係を図10に示す。なお、図示しないが、I/Mを変えた場合でも、他の条件が同じであれば(K33/I)/(K11/M)と楕円軌道の短径と長径の比20は同じである。
【0102】
図より、s/Rが一定の条件下では、(K33/I)/(K11/M)が大きくなれば、楕円軌道の短径と長径の比が1に近づき、ユニットメカ1の振れまわり軌道が円形化されることがわかる。本実施形態では、図1に示すディスク装置において、防振脚5および防振脚保持機構12によるユニットメカ1の面内における回転支持剛性と慣性モーメントの比が、並進支持剛性と質量の比より大きくし、数27で示す楕円軌道の短径と長径の比をおおむね1に近づけている。
【0103】
並進支持剛性の比をおおむね1に保持したまま、回転支持剛性のみを大きくするためには、重心との距離の大きい防振脚5の防振支持剛性を大きくし、重心との距離の近い防振脚の防振支持剛性を小さくしている。本実施形態によると偏重心ディスク使用時にバランサの安定作動が可能となり、ディスク回転の高速化が達成できる効果がある。
【0104】
【発明の効果】
本発明によると、ディスク装置において、偏重心ディスク使用時のバランサによる偏重心補正のために必要となる、ユニットメカの面内振動軌跡の円形化を図ることができ、ディスク回転の安定化および高速化が可能となる。
【0105】
また、本発明によると、剛性異方性を持つ防振脚使用時にも、組み立ての煩雑化を避けることができ、合理化する効果がある。さらに、本発明によると、複数用いる防振脚の材質および形状を変えることなく、ユニットメカの面内振動軌跡の円形化を図ることができ、一般的に使用される防振脚を用いることができるため、コスト低減の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を説明する全体構造図である。
【図2】FPCの収納時の概略を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施形態のユニットメカ周辺のメカ系構成図である。
【図4】本発明の一実施形態をの防振脚およびFPCによる付加剛性を含めたメカ系の簡易モデル図である。
【図5】並進支持剛性比と偏重心ディスク使用時のユニットメカの面内の振れまわり軌道の短径と長径の比を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態における防振脚と防振脚保持機構の水平断面図である。
【図7】本発明の一実施形態における防振支持方法を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態における防振脚を示す図である。
【図9】回転支持中心と等価回転半径との比と偏重心ディスク使用時のユニットメカの面内の振れまわり軌道の短径と長径の比を示す図である。
【図10】並進支持剛性と質量との比に対する回転支持剛性と慣性モーメントとの比と偏重心ディスク使用時のユニットメカの面内の振れまわり軌道の短径と長径の比を示す図である。
【符号の説明】
1 ユニットメカ
2 ディスク
3 ディスク駆動部
4 光ピックアップ
5 防振脚
6 トレー
7 アンダーカバー
8 トップカバー
9 ボトムケース
10 装置制御基盤
11 FPC
12 防振脚保持機構
13 FPCによる付加剛性が最大となる第1の方向
14 第1の方向に直交する第2の方向
15 重心
16 第1の方向13の並進支持剛性
17 第1の方向14の並進支持剛性
18 面内での回転支持剛性
19 面内での回転支持中心
20 振れまわり軌道の短径と長径の比
21 防振脚取り付け方向指定手段
22 装着孔
23 挿脱口
24 防振脚上面
25 防振脚底面
26 低摩擦部材
27 傾斜

Claims (5)

  1. ディスクの情報を記録再生する記録再生手段と、前記ディスクの偏重心を補正するバランサを備えたディスク回転駆動手段とが搭載されたユニットメカと、前記ユニットメカに接続されたフレキシブルプリント基盤とを有してなり、前記ユニットメカは、防振手段を介してベースに支持され、前記フレキシブルプリント基盤の接続による付加剛性と、前記防振手段の支持による防振支持剛性とが付加されるディスク装置において、
    前記防振手段による防振支持剛性は、前記フレキシブルプリント基盤による付加剛性と、前記防振支持剛性とから決まる、ディスク記録面に平行な面内で直交する2方向における並進支持剛性の比が、ほぼ1に設定されるものとし、
    前記防振手段は、3個以上の防振脚および防振脚保持機構からなり、前記防振支持剛性は、前記フレキシブルプリント基盤と前記ユニットメカとの接続部の幅に対し、平行な方向に小さく、直交する方向に大きいことを特徴とするディスク装置。
  2. 前記防振脚は、剛性異方性を有し、前記防振脚保持機構に取り付ける際に、取り付け方向を参照可能な取付方向指定手段を有する請求項に記載のディスク装置。
  3. 前記防振脚と前記ベースとの接触面が、前記フレキシブルプリント基盤接続部の幅方向に狭い請求項に記載のディスク装置。
  4. ディスクの情報を記録再生する記録再生手段と、前記ディスクの偏重心を補正するバランサを備えたディスク回転駆動手段とが搭載されたユニットメカと、前記ユニットメカに接続されたフレキシブルプリント基盤とを有してなり、前記ユニットメカは、防振手段を介してベースに支持され、前記フレキシブルプリント基盤の接続による付加剛性と、前記防振手段の支持による防振支持剛性とが付加されるディスク装置において、
    前記防振手段による防振支持剛性は、前記フレキシブルプリント基盤による付加剛性と、前記防振支持剛性とから決まる、ディスク記録面に平行な面内で直交する2方向における並進支持剛性の比が、ほぼ1に設定されるものとし、
    前記並進支持剛性の比をほぼ1に保持したまま、前記防振支持剛性および前記フレキシブルプリント基盤の前記付加剛性による前記面内での前記ユニットメカの回転支持中心と、前記ユニットメカの重心とがほぼ一致するように、前記防振支持剛性が決められてなることを特徴とするディスク装置。
  5. ディスクの情報を記録再生する記録再生手段と、前記ディスクの偏重心を補正するバランサを備えたディスク回転駆動手段とが搭載されたユニットメカと、前記ユニットメカに接続されたフレキシブルプリント基盤とを有してなり、前記ユニットメカは、防振手段を介してベースに支持され、前記フレキシブルプリント基盤の接続による付加剛性と、前記防振手段の支持による防振支持剛性とが付加されるディスク装置において、
    前記防振手段による防振支持剛性は、前記フレキシブルプリント基盤による付加剛性と、前記防振支持剛性とから決まる、ディスク記録面に平行な面内で直交する2方向における並進支持剛性の比が、ほぼ1に設定されるものとし、
    前記並進支持剛性の比をほぼ1に保持したまま、前記防振支持剛性および前記フレキシブルプリント基盤の前記付加剛性による前記面内での前記ユニットメカの回転支持剛性と、前記ユニットメカの慣性モーメントとの比が、前記ユニットメカの前記並進支持剛性と前記ユニットメカの質量との比より大きくなるように、前記防振支持剛性が決められてなることを特徴とするディスク装置。
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