JP2001307460A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2001307460A JP2000116929A JP2000116929A JP2001307460A JP 2001307460 A JP2001307460 A JP 2001307460A JP 2000116929 A JP2000116929 A JP 2000116929A JP 2000116929 A JP2000116929 A JP 2000116929A JP 2001307460 A JP2001307460 A JP 2001307460A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク偏重心を補正するためのバランサの
安定化を図る防振支持構造を提供し 装置の薄型化およ
び軽量化された場合でも ディスク回転の高速化が可能
なディスク装置を提供する。 【解決手段】 回転駆動機構3と光ピックアップ4を搭
載し 防振脚5により支持されるユニットメカ1系を持
つディスク装置において ユニットメカ1の重心位置と
ユニットメカ1と装置制御基盤10とをつなぐ帯状の
FPC11の取り付け位置または取り付け角度によって
防振脚5の剛性を決める。本発明によると ディスク
装置において 偏重心ディスク使用時のバランサによる
偏重心補正のために必要事項であるユニットメカの面内
振動軌跡の円形化を図ることができディスク回転の安定
化および高速化が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円盤状の記録媒体
(ディスク)を高速で回転し、情報の記録再生を行うデ
ィスク装置に係り、特に、偏重心を有するディスクの回
転時の不釣り合い力を受けて励振されるユニットメカの
防振構造を備えたディスク装置に関する。なお、以下で
は光ディスク装置を例に説明するが、本発明思想は磁気
ディスク装置にも適用可能である。
【0002】
【従来の技術】円盤状の記録媒体から情報の読み取りあ
るいは書き込みをするディスク装置、例えば、DVD、
CD−ROM等では、ディスク回転駆動装置と光ピック
アップとが搭載されるユニットメカを、弾性材で構成さ
れる防振脚を用いて支持することにより、装置外部から
の振動を内部に伝えないような構造をとっている。
【0003】ディスク装置において、ディスクに偏重心
が有る場合には、ディスク回転による不釣り合い力が、
ユニットメカを励振するため、ディスクの記録面と平行
な方向のユニットメカの振動応答が大きくなり、記録読
み取りあるいは書き込みのエラーが発生する場合があ
る。
【0004】従来は、例えば特開平10−083622
号公報記載のように、流体または球体の遠心力を利用す
るバランサを用いてディスク偏重心を補正していた。こ
のバランサ使用時は、ユニットメカを支持する弾性材の
剛性を柔らかくして、ディスクの記録面と平行な面内の
振動における弾性材とユニットメカとからなる系の固有
振動数を、ディスク回転の振動数以下となるようにして
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術で使用
されるバランサは、バランサ内部に収納される流体また
は球体が、偏重心ディスクを回転させたときのディスク
中心軸の振れまわりに対して反対の方向に移動すること
により、ディスク偏重心を補正している。このバランサ
を正常に動作させるためには、ディスクの記録面と平行
な面内における弾性材およびユニットメカからなる系の
振動の軌道を、できるだけ円形に近づけることが望まし
いことが知られている。
【0006】ディスクの偏重心をM’ 、回転中心から
の距離をRとすると、角振動数ωでディスク回転時に回
転軸を介してユニットメカに加わる外力は、M’Rω
と表される。同様に、バランサ内部の流体または球体の
質量をm、回転中心からの距離をrとすると、これらか
らユニットメカに加わる外力は、mrωと表される。
【0007】M’Rωとmrωとが同じ大きさで、
回転中心を介して反対の方向に作用すれば、ディスク回
転による不釣り合い力がバランサにより相殺される。ユ
ニットメカの振れまわり軌道が円形でなくなると、Rや
rが位置によって値が変わるため、釣り合いがとりにく
くなるので円形化は必要である。
【0008】近年、ノート型パソコンへの搭載などのた
めに、薄型のディスク装置が開発されている。薄型のデ
ィスク装置は、上記の従来技術の主な適用先であるやや
厚みの大きいハーフハイト型のディスク装置と比べて、
軽量化および薄型化されている。
【0009】しかし、装置は軽量化されても、ディスク
偏重心による振れまわり外力は回転数が同じであれば同
じであり、薄型のディスク装置は、より振れやすい構造
となっている。薄型のディスク装置についても、上記従
来技術で提案されるバランサを使用でき、弾性材とユニ
ットメカからなる系の固有振動数とディスク回転数との
関係の必要条件から、軽量なユニットメカをハーフハイ
ト型よりさらに柔らかい弾性材で支持することになる。
【0010】薄型ディスク装置では、ユニットメカに接
続されるフレキシブルプリント基盤(以下、FPCとも
称す)の付加剛性が、ユニットメカを支持する弾性材の
剛性と比べて、有意な大きさとなる場合がある。このた
め、弾性材による支持中心をユニットメカの重心近くと
しても、FPCによる付加剛性により支持中心が重心と
離れてしまうことになる。
【0011】さらに、FPCによる付加剛性が、FPC
の取り付け状態や形状に依存して剛性異方性を持つた
め、加振力が一定であっても、加振する方向に依存して
ユニットメカの応答振幅が変化する。このため、偏重心
ディスクを使用する際に、ユニットメカのディスクの記
録面と平行な面内における振動軌跡が、円形でなくなる
ために、バランサが機能しなくなる場合がある。
【0012】本発明の目的は、ディスク偏重心の補正に
使用されるバランサの安定化を図るための支持構造を提
供し、装置の薄型化および軽量化された場合にも、ディ
スク回転の高速化が可能なディスク装置を提供すること
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ディスクの情報を記録再生する記録再生手
段と、前記ディスクの偏重心を補正するバランサを備え
たディスク回転駆動手段とが搭載されたユニットメカ
と、前記ユニットメカに接続されたFPCとを有してな
り、前記ユニットメカは、防振手段を介してベースに支
持され、前記FPCの接続による付加剛性と、前記防振
手段の支持による防振支持剛性とが付加されるディスク
装置において、前記防振手段による防振支持剛性は、前
記FPCによる付加剛性と、前記防振支持剛性とから決
まるディスク記録面に平行な面内で直交する2方向にお
ける並進支持剛性の比が、ほぼ1となるような防振支持
剛性であることを特徴とするものである。
【0014】つまり、ディスク回転駆動装置および光ピ
ックアップが搭載されるユニットメカと、ユニットメカ
を防振手段(3個以上の防振脚および防振脚保持機構)
を介して支持するベースと、ディスクの回転動作および
情報の読み書きを制御する装置制御基盤と、ユニットメ
カと装置制御基盤とをつなぐ帯状のFPCとから構成さ
れる光ディスク装置であって、ディスク回転駆動装置に
はバランサを備え、FPCによるユニットメカへの付加
剛性と、防振手段によるユニットメカの防振支持剛性と
から決まる、ディスク記録面と平行な面内でのユニット
メカの直交する任意の2方向における並進支持剛性の比
を、ほぼ1に近づけるように、防振支持剛性を決めるこ
とにより、上記目的を達成できる。
【0015】これは、FPCの取り付けによるユニット
メカへの付加剛性が、記録媒体の記録面と平行な面内に
おいて最大となる方向を第1の方向とし、記録媒体の記
録面と平行な面内において第1の方向に直交する方向を
第2の方向として、防振手段によるユニットメカの第1
の方向の支持剛性を第2の方向の支持剛性より小さくす
ることにより達成される。すなわち、防振手段による防
振支持剛性を、FPCとユニットメカとの接続部の幅に
対し、平行な方向に小さく、直交する方向に大きくする
とよい。
【0016】具体的には、防振脚保持機構に取り付ける
際に参照できる防振脚取り付け方向指定手段が付加され
た、剛性異方性を持つ防振脚を用いることが考えられ
る。あるいは、防振脚保持機構は防振脚の装着孔を具備
し、装着孔は付加剛性が最大となる第1の方向に開口す
る防振脚の挿脱口を設けることが考えられる。さらに、
防振脚とベースとの接触面の幅は、第1の方向に狭くす
ることが考えられる。
【0017】さらに上記目的は、並進支持剛性の比を、
おおむね1に保持したまま、防振支持剛性およびFPC
の付加剛性による面内でのユニットメカの回転支持中心
と、ユニットメカの重心とを近づけるように、防振支持
剛性を決めることにより達成される。
【0018】これは、FPCの取り付けによるユニット
メカへの付加剛性が、記録媒体の記録面と平行な面内に
おいて最大となる方向を第1の方向とし、記録媒体の記
録面と平行な面内において第1の方向に直交する方向を
第2の方向として、防振手段によるユニットメカの第1
の方向の支持剛性を第2の方向の支持剛性より小さくし
て、並進支持剛性の比をおおむね1に近づけ、かつ、ユ
ニットメカの重心をとおり面内において第1の方向と平
行な座標軸をx軸、重心をとおり面内において第2の方
向と平行な座標軸をy軸とし、x軸をはさんで回転支持
中心と反対の象限にある防振手段の第1の方向の防振支
持剛性を大きくし、x軸に関して回転支持中心と同一の
象限にある防振手段の第1の方向の防振支持剛性を小さ
くし、y軸をはさんで回転支持中心と反対の象限にある
防振手段の第2の方向の防振支持剛性を大きくし、y軸
に関して回転支持中心と同一の象限にある防振手段の第
2の方向の防振支持剛性を小さくする構成でもよい。
【0019】あるいは、上記目的は、並進支持剛性の比
をおおむね1に保持したままで、防振支持手段およびF
PCにより付加される前記面内でのユニットメカの回転
支持剛性と、ユニットメカの慣性モーメントの比を、ユ
ニットメカの並進支持剛性と質量の比より大きくするよ
うに防振支持剛性を決めることにより達成される。
【0020】これを実現するには、並進支持剛性の比を
おおむね1に保持したままで、ユニットメカの重心から
距離のはなれた位置に取り付けられる防振脚および防振
脚保持機構の防振支持剛性を大きくし、重心から距離の
近い位置に取り付けられる防振脚および防振脚保持機構
の防振支持剛性を小さくする方法が考えられる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態で
ある薄型ディスク装置の全体構造図を示したものであ
る。図1において、ユニットメカ1にはディスク2を回
転させるためのディスク駆動部3およびディスク2の情
報を読みとるための光ピックアップ4が搭載される。
【0022】ユニットメカ1の防振手段は防振脚および
防振脚保持機構から構成され、弾性材で構成される防振
脚5a、5b、5cは、防振脚保持機構12a、12
b、12c(図示せず)によりユニットメカ1に保持さ
れ、ユニットメカ1は、防振脚5a、5b、5cを介し
てトレー6およびアンダーカバー7に支持される。弾性
材は、例えばゴム製の防振動脚などを用いることができ
る。
【0023】ディスク1をトレー6に載せる際には、ト
レー6、ユニットメカ1、およびアンダーカバー7はデ
ィスク装置から一体となって繰り出される。以下、トレ
ー6、ユニットメカ1およびアンダーカバー7から構成
される部分を引出部と呼ぶ。パソコン等に組み込まれる
ディスク装置の固定部分は、主に、装置の露出をトレー
上面から保護するトップカバー8と、下面から保護する
ボトムケース9、およびパソコン等から電流および信号
を取り込むための装置制御基盤10から構成される。
【0024】以下、トップカバー8、ボトムケース9お
よび装置制御基盤10から構成される部分を固定部と呼
ぶ。また、装置制御基盤10とユニットメカ1はFPC
11により連結される。FPC11は帯状であり、一端
が装置制御基盤10に連結され、他端11aがユニット
メカ端部1aに連結されている(図で分離して表示して
ある)。ディスク駆動部3には、バランサが内蔵されて
いてもよいし、外付けで回転時にバランサが合体するも
のであってもよい。
【0025】ディスク2の情報の読み込みあるいは書き
込みは、引出部が固定部の内部に収納された状態で行わ
れる。パソコン等の外部の電流および信号供給源からの
指示が、装置制御基盤10、FPC11を介してユニッ
トメカ1上のディスク駆動部3を動作させ、ディスク2
を回転させる。
【0026】図2は、引出部が、固定部の内部に収納さ
れた状態での断面図の一例であり、FPC11が、ユニ
ットメカ1への取り付け位置で半円弧状に湾曲し、さら
に、アンダーカバー7とボトムケース9の狭い間隙には
さまれている。このように、FPC11の動きが拘束さ
れているために、ユニットメカ1が振れまわった場合
に、ユニットメカ1に対して大きい付加剛性として作用
する。
【0027】図3は、図1におけるディスク駆動部3、
光ピックアップ4、およびこれらを搭載するユニットメ
カ1、弾性材で構成され、ユニットメカ1に防振脚保持
機構12a、12b、12cにより保持される防振脚5
a、5b、5c、およびFPC11のメカ構成を示した
ものである。
【0028】防振脚は例えばゴム材で構成され、また、
図3には3個図示してあるが、3個以上であればよい。
ディスク駆動部3には、バランサが内蔵されていてもよ
いし、外付けされていて回転時に合体するものでもよ
い。また、FPC11は、ユニットメカ1への取り付け
位置で半円弧状に湾曲している。
【0029】偏重心ディスクを回転させた場合には、ユ
ニットメカ1はディスク記録面と平行な面内において、
ディスク不釣り合い力により強制加振される。以下、デ
ィスク記録面と平行な面内を単に面内と表す。ユニット
メカ1の面内の支持剛性は、防振脚保持機構12a、1
2b、12cに保持される防振脚5a、5b、5cによ
る防振支持剛性、および、FPC11の付加剛性による
ものとなる。FPC11による付加剛性は、例えば、F
PC11の幅方向に平行な方向に大きく、幅方向と直交
する方向に小さくなる異方性を持つ。
【0030】以下、FPC11による付加剛性が最大と
なる方向を第1の方向13と称し、ユニットメカ1の面
内において第1の方向と直交する方向を第2の方向14
と称する。バランサの安定作動のためには、偏重心ディ
スクを回転させた場合に、ユニットメカ1の面内におけ
る振動の軌跡を円形に近くすることが必要である。この
ためには、ユニットメカ1の面内の任意の2直交方向に
おける並進支持剛性の比を1に近づければよい。
【0031】本実施形態では、FPC11のユニットメ
カ1への取り付け位置および角度を考慮して、ユニット
メカ1の面内の任意の2直交方向における並進支持剛性
の比を1に近づけるように、防振脚保持機構12a、1
2b、12cに保持される防振脚5a、5b、5cによ
る防振支持剛性を決めている。
【0032】図4は、図3において、防振脚保持機構1
2a、12b、12cに保持される防振脚5a、5b、
5cによる防振支持剛性の決めかたを説明するためのメ
カ系の簡易モデルである。ディスク駆動部3、光ピック
アップ4、およびディスク2が搭載されたユニットメカ
1を慣性モーメントと質点に置換して、この質量Mが重
心位置15に定義されている。面内の運動とこれに垂直
な方向の運動の連成は小さい場合であり、面内の回転運
動に関する慣性モーメントのみを考えている。
【0033】図4では重心15を通り、面内で第1の方
向13に平行な座標軸をx軸、第2の方向14に平行な
座標軸をy軸としている。面内の防振支持剛性およびF
PC11による付加剛性は、ばね定数で定義される。こ
れらのばねは、次に示すように、第1の方向13と第2
の方向14とに分解される。
【0034】すなわち、図4に示すように、それぞれ、
Ka1(防振脚5aによる防振支持剛性の第1の方向成
分)、Ka2(防振脚5aによる防振支持剛性の第2の
方向成分)、Kb1(防振脚5bによる防振支持剛性の
第1の方向成分)、Kb2(防振脚5bによる防振支持
剛性の第2の方向成分)、Kc1(防振脚5cによる防
振支持剛性の第1の方向成分)、Kc2(防振脚5cに
よる防振支持剛性の第2の方向成分)、KF1(FPC
11の付加剛性の第1の方向成分)、KF2(FPC1
1の付加剛性の第2の方向成分)と表す。
【0035】また、重心位置を原点とし、防振脚5a、
5b、5cおよびFPC11の取り付け位置の座標をそ
れぞれ、(Xa、Ya)、(Xb、Yb)、(Xc、Y
c)、(XF、YF)とする。重心位置に回転する外力
が加わった場合のユニットメカ面内の振動を支配する運
動方程式は数1のようにかける。また、数1の剛性マト
リクスの各項を数2〜数7に示す。なお、以下の式は、
防振脚が3個の場合の式であるが、防振脚の数は3個で
なくてもよく、その場合には複数の防振脚の数に対応す
る項を考慮すればよい。
【0036】
【数1】
【0037】
【数2】
【0038】
【数3】
【0039】
【数4】
【0040】
【数5】
【0041】
【数6】
【0042】
【数7】
【0043】数2を第1の方向13の並進支持剛性16
(図示せず)、数3を第2の方向14の並進支持剛性1
7(図示せず)、数4を面内の回転支持剛性18(図示
せず)と呼ぶ。本実施形態では、第1の方向13の並進
支持剛性16(図示せず)と第2の方向14の並進支持
剛性17(図示せず)の比が、ほぼ1に近くなるよう
に、Ka1、Ka2、Kb1、Kb2、Kc1、Kc2
が決められている。
【0044】以下、数1をもとに、回転外力によるユニ
ットメカの振れ回り軌道を求め、本実施形態での防振脚
剛性の決め方を詳細に述べる。数1の右辺を0とし、減
衰項を略して求められる固有振動数をω1、ω2、ω3
および固有ベクトルからなるマトリクスを[Φ]とす
る。
【0045】
【数8】
【0046】一般化質量マトリクスは以下のようにな
る。
【数9】
【0047】一般化剛性マトリクスは以下のようにな
る。
【数10】
【0048】レーレー減衰を仮定すると減衰マトリクス
は以下のようにかける。
【数11】
【0049】減衰マトリクスも対角化される。
【数12】
【0050】
【数13】
【0051】
【数14】
【0052】また、一般化力は以下のようにかける。
【数15】
【0053】
【数16】
【0054】運動方程式は非連成化されて、以下モーダ
ル方程式になる。
【数17】
【0055】各モードの一般化変位は、過渡的な項を省
略すると次のようにかける。
【数18】
【0056】
【数19】
【0057】
【数20】
【0058】実空間での変位は以下の変換を施す。
【数21】
【0059】
【数22】
【0060】
【数23】
【0061】
【数24】
【0062】
【数25】
【0063】重心では以下の式で表される楕円軌道を描
く。
【数26】
【0064】楕円の短径と長径の比は以下のようにかけ
る。
【数27】
【0065】本発明では、ユニットメカ1の振れ回り軌
道を円形化に近づけることを目的としており、数27を
1に近づけることが必要となる。そのためには、数28
を0に近づける必要がある。
【0066】
【数28】
【0067】本実施形態の防振脚剛性の決め方を説明す
るにあたり、FPC11による付加剛性と防振脚5およ
び防振脚保持機構12による防振支持剛性とから決まる
ユニットメカ1の回転支持中心19(図示せず)と、重
心15とが一致している場合を考える。数1の並進運動
と回転運動とが非連成化されるため、数29に示す面内
の並進運動のみを考えればよい。
【0068】
【数29】
【0069】数29のωが、例えば(K11/M)
1/2 であった場合に、数28を0に近づける条件は、
数30を0に近づける条件に書き直すことができる。
【数30】
【0070】数30を0に近づけるには、第1の方向の
並進支持剛性16(K11)と第2の方向の並進支持剛
性17(K22)を近づけ、ζ1をζ2に近づけ、ζ1
を大きくすればよい。すなわち、数30を0に近づけ、
数27を1に近づけるように、各防振脚5a、5b、5
cおよび防振脚保持機構12a、12b、12cからな
る防振支持剛性を決めればよい。
【0071】図5には、並進支持剛性比、減衰比をかえ
て数27により求めた楕円軌道の短径と長径の比20を
示す。楕円軌道の短径と長径の比20は、並進支持剛性
比、減衰比に依存し、並進支持剛性比が1であれば1と
なる。楕円軌道の短径と長径の比20の許容範囲は、バ
ランサの性能等に依存するが、概ね0.7以上であるこ
とが望ましい。
【0072】本実施形態では、並進支持剛性の比を、弾
性体の減衰比に応じて次のようにする必要がある。ゴム
材の弾性体の減衰比が0.1ならば、並進支持剛性の比
を0.93以上1.08以下、減衰比が0.2ならば0.9
以上11以下、減衰比が0.3ならば0.83以上1.2
以下。
【0073】すなわち、図3におけるFPC11の剛性
が固定で第1の方向13に大きく第2の方向14に小さ
ければ、防振脚5a、5b、5cおよび防振脚保持機構
12a、12b、12cによる防振支持剛性は、並進支
持剛性が1に近づくように第1の方向13に小さく、第
2の方向14に大きくなるように決めればよい。
【0074】例えば、剛性に異方性を持つ防振脚5を用
いて、その剛性の最大となる方向を第2の方向14と平
行になるようにユニットメカ1へ装着してもよい。異方
性を持つ防振脚は、例えば、剛性を大きくしたい方向の
厚みを大きくする、補強材を入れるなどの方法により製
作することができる。
【0075】本実施形態によれば、偏重心ディスクを使
用したときに、ユニットメカの面内振れまわり振動の軌
跡を円形に近くできる。このため、バランサの安定作動
が可能となり、ディスク回転の高速化が達成できる。
【0076】図6に、図1に示す防振構造に用いる防振
脚および支持方法の一実施形態の水平断面図を示す。防
振脚5は弾性材、例えばゴム材などで構成され、剛性に
異方性を持っている。さらに、防振脚保持機構12に取
り付ける際に参照できるように、防振脚取り付け方向指
定手段21としての溝が設けられている。
【0077】防振脚取り付け方向指定手段21は、突
起、切り欠き、印刷等による表示などでもよい。この防
振脚取り付け方向指定手段21は、剛性が最大となる方
向、剛性が最小となる方向など、防振脚取り付けの際に
防振支持剛性を大きくしたい方向と防振脚5の最大剛性
方向が一致するように参照できればよい。
【0078】本実施形態によると、剛性に異方性を持つ
防振脚5をユニットメカ1(図示せず)に取り付ける際
に、防振脚取り付け方向指定手段21が参照できるた
め、的確な方向にセットすることが可能となる。剛性に
異方性を持つ防振脚を積極的に利用でき、組み立て時の
作業の煩雑化を避けることができるという効果があると
ともに、ユニットメカの面内ふれまわり軌道を円形化で
き、したがって、バランサの安定作動を可能にし、ディ
スク回転の高速化が図られる。
【0079】図7は、図1に示す防振構造に用いる防振
支持方法の一実施形態を示す。防振脚5a、5b、5c
は、例えば、円筒形を基本として、母線方向の中央にく
びれを有し、ゴム材などで構成されている。本実施形態
では、防振脚5そのものの剛性は、方向による異方性を
もつものではなく、その支持方法により異方性を持たせ
るものである。
【0080】これを、実現するために、ユニットメカ1
に設けられる防振脚保持機構12には、防振脚5a、5
b、および5cを装着するための円形の装着孔22を設
け、装着孔22には防振脚の挿脱口23を設け、さら
に、防振脚5の挿脱口23の開口方向を、第1の方向1
3と平行にしている。
【0081】防振脚5の側面は、挿脱口23を除いて装
着孔22にすきまなく接し、装着孔22は防振脚5の断
面よりもやや小さ目であることが望ましい。なお、防振
脚5の数は3個でなくてかまわない。また、全ての防振
脚5の挿脱口23の開口方向を、第1の方向12と平行
にする必要はない。
【0082】本実施形態によれば、挿脱口23の開口方
向では、挿脱口23の開口により防振脚5の拘束が、挿
脱口23の開口方向と直交する方向より弱くなるため
に、挿脱口23の開口方向の防振脚5の支持剛性を低下
させ、第1の方向13と平行な方向の防振支持剛性を、
第2の方向14に平行な方向の防振支持剛性より小さく
できる。
【0083】装着孔22は防振脚5の断面よりもやや小
さ目であり、防振脚5はやや圧縮されて取り付けられて
いれば、面内での任意の方向の荷重が加わっても防振脚
の断面の変形が拘束されるため、挿脱口23を除いて防
振脚5と防振脚保持機構12とがすきまなく接して、挿
脱口23の開口方向以外に防振脚5の拘束が弱まる位置
をなくすことができる。このため、挿脱口23の開口方
向による防振支持剛性を効果的に低下させることができ
る。
【0084】本実施形態によれば、偏重心ディスクの使
用時に、バランサの安定作動が可能となり、ディスク回
転の高速化が達成できる。さらに、一般的に使用される
防振脚を用いることができるため、コスト低減が図られ
るという効果がある。
【0085】図8は、図1に示す防振構造に用いる防振
脚5の一実施形態を示す。防振脚5の底面24または上
面25において、アンダーカバー7(図8には図示せ
ず)およびトレー6(図8には図示せず)に接触する面
の幅が、それぞれ第1の方向13に狭く、第2の方向1
4に広くしてある。
【0086】図8(a)は、底面24または上面25に
接する面の幅が、第1の方向13に狭く、第2の方向1
4に広くなるように、例えば低摩擦部材26を塗布ある
いは貼り付けてある。図8(b)は、底面24または上
面25のアンダーカバー7およびトレー6に接する面
が、第1の方向13に狭く、第2の方向に広くなるよう
に、傾斜を設けて傾斜部分27を非接触としてある。ま
た、防振脚5には防振脚取り付け方向指定手段21(図
8には図示せず)が付加されていてもよい。
【0087】本実施形態によると、防振脚5の第1の方
向13の接触面積の幅を狭くすることにより、防振脚5
の境界条件が第1の方向に回転支持に近くなり防振脚5
の第1の方向13の剛性を、防振脚5の第2の方向14
の剛性より小さくできる。数31は両端が固定された長
さlで、曲げ剛性EJのはりの中央に、横載荷した場合
の剛性を、数32には同様の剛性を両端支持はりについ
て示す。
【0088】
【数31】
【0089】
【数32】
【0090】数31と数32の剛性比は4となってい
る。本実施形態での固定条件は、固定と支持の中間的な
状態となるために、数31と数32の比ほどの剛性変化
の効果は望めないが、防振支持剛性の異方性の実現の効
果は期待できる。本実施形態によると、偏重心ディスク
使用時にバランサの安定作動が可能となり、ディスク回
転の高速化が達成できる効果がある。
【0091】次に、図1に示すディスク装置に適用でき
る本発明の他の実施形態について図9により説明する。
本実施形態の説明のために、図3を用いて前述した数1
から数27を引用する。数1において並進剛性比が1、
すなわち、K11=K22であるが、重心15と回転支
持中心19(図示せず)が、距離sだけ離れている場合
を考える。
【0092】図9は、Rを(I/M)1/2 より求める
等価回転半径とし、減衰比が、0.1、0.2、0.3の
場合のs/Rと、楕円軌道の短径と長径の比20の関係
を数27により求めて示す。なお、図9では、I/M が
1000、(K33/I)/(K11/M)が2.25の場
合である。図示しないが、I/M を変えた場合も、他の
条件が同じであれば、s/Rと楕円軌道の短径と長径の
比20は同じである。
【0093】s/Rが小さい場合は、楕円軌道の短径と
長径の比が1に近づき、ユニットメカ1の振れまわり軌
道が円形化される。本実施形態では、図1に示すディス
ク装置において、防振脚5および防振脚保持機構12に
よるユニットメカ1の面内における回転支持中心19
(図示せず)と、重心15(図示せず)とがおおむね一
致するよう、防振支持剛性および減衰を決めている。本
実施形態によると偏重心ディスク使用時にバランサの安
定作動が可能となり、ディスク回転の高速化が達成でき
る効果がある。
【0094】次に、上記のように、防振脚5および防振
脚保持機構12によるユニットメカ1の面内における回
転支持中心19(図示せず)と、重心15とをおおむね
一致させるような防振支持剛性の決めかたを、図3を用
いて前述した数1から数27を引用して説明する。重心
の座標を(Xg、Yg)、回転支持中心19の座標を
(Xs、Ys)とすると、(Xs、Ys)は以下の式で
表される。
【0095】
【数33】
【0096】
【数34】
【0097】回転支持中心19(図示せず)を重心15
に近づけるには、K13およびK23を0に近づける必
要がある。K13は、例えば数5で表される場合に、K
F1、YFが固定であれば、Ya、Yb、Ycのうち、
Ysと異なる符号の防振脚5についての第1の方向13
の防振支持剛性を大きし、符号の同じ防振脚5について
の第1の方向13の防振支持剛性を小さくすればよい。
【0098】K23は、例えば数6で表される場合に、
KF2、XFが固定であれば、Xa、Xb、Xcのう
ち、Xsと異なる符号の防振脚5についての第2の方向
14の防振支持剛性を大きくし、符号の同じ防振脚5に
ついての第2の方向14の防振支持剛性剛性を小さくす
ればよい。
【0099】このような変更を行っても、K11とK2
2の比はかわらないため、あらかじめK11とK22の
比が1になるように各防振脚の剛性を決めておき、さら
に本実施形態に示すように防振脚5の取り付け位置ごと
に防振支持剛性をかえればよい。本実施形態によると偏
重心ディスク使用時にバランサの安定作動が可能とな
り、ディスク回転の高速化が達成できる効果がある。
【0100】さらに、図1のディスク装置に適用できる
本発明の他の実施形態について説明するために、図3を
用いて前述した数1から数27を引用する。数1におい
て並進支持剛性比が1、すなわちK11=K22である
が、重心15と回転支持中心19(図示せず)が距離s
だけ離れている場合を考える。
【0101】Rを(I/M)1/2 より求める等価回転
半径とし、減衰比が0.2、s/Rが0.1、0.25、
0.5の場合の(K33/I)/(K11/M)と楕円軌道
の短径と長径の比20の関係を図10に示す。なお、図
示しないが、I/Mを変えた場合でも、他の条件が同じ
であれば(K33/I)/(K11/M)と楕円軌道の短
径と長径の比20は同じである。
【0102】図より、s/Rが一定の条件下では、(K
33/I)/(K11/M)が大きくなれば、楕円軌道の
短径と長径の比が1に近づき、ユニットメカ1の振れま
わり軌道が円形化されることがわかる。本実施形態で
は、図1に示すディスク装置において、防振脚5および
防振脚保持機構12によるユニットメカ1の面内におけ
る回転支持剛性と慣性モーメントの比が、並進支持剛性
と質量の比より大きくし、数27で示す楕円軌道の短径
と長径の比をおおむね1に近づけている。
【0103】並進支持剛性の比をおおむね1に保持した
まま、回転支持剛性のみを大きくするためには、重心と
の距離の大きい防振脚5の防振支持剛性を大きくし、重
心との距離の近い防振脚の防振支持剛性を小さくしてい
る。本実施形態によると偏重心ディスク使用時にバラン
サの安定作動が可能となり、ディスク回転の高速化が達
成できる効果がある。
【0104】
【発明の効果】本発明によると、ディスク装置におい
て、偏重心ディスク使用時のバランサによる偏重心補正
のために必要となる、ユニットメカの面内振動軌跡の円
形化を図ることができ、ディスク回転の安定化および高
速化が可能となる。
【0105】また、本発明によると、剛性異方性を持つ
防振脚使用時にも、組み立ての煩雑化を避けることがで
き、合理化する効果がある。さらに、本発明によると、
複数用いる防振脚の材質および形状を変えることなく、
ユニットメカの面内振動軌跡の円形化を図ることがで
き、一般的に使用される防振脚を用いることができるた
め、コスト低減の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を説明する全体構造図であ
る。
【図2】FPCの収納時の概略を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施形態のユニットメカ周辺のメカ
系構成図である。
【図4】本発明の一実施形態をの防振脚およびFPCに
よる付加剛性を含めたメカ系の簡易モデル図である。
【図5】並進支持剛性比と偏重心ディスク使用時のユニ
ットメカの面内の振れまわり軌道の短径と長径の比を示
す図である。
【図6】本発明の一実施形態における防振脚と防振脚保
持機構の水平断面図である。
【図7】本発明の一実施形態における防振支持方法を示
す図である。
【図8】本発明の一実施形態における防振脚を示す図で
ある。
【図9】回転支持中心と等価回転半径との比と偏重心デ
ィスク使用時のユニットメカの面内の振れまわり軌道の
短径と長径の比を示す図である。
【図10】並進支持剛性と質量との比に対する回転支持
剛性と慣性モーメントとの比と偏重心ディスク使用時の
ユニットメカの面内の振れまわり軌道の短径と長径の比
を示す図である。
【符号の説明】
1 ユニットメカ 2 ディスク 3 ディスク駆動部 4 光ピックアップ 5 防振脚 6 トレー 7 アンダーカバー 8 トップカバー 9 ボトムケース 10 装置制御基盤 11 FPC 12 防振脚保持機構 13 FPCによる付加剛性が最大となる第1の方向 14 第1の方向に直交する第2の方向 15 重心 16 第1の方向13の並進支持剛性 17 第1の方向14の並進支持剛性 18 面内での回転支持剛性 19 面内での回転支持中心 20 振れまわり軌道の短径と長径の比 21 防振脚取り付け方向指定手段 22 装着孔 23 挿脱口 24 防振脚上面 25 防振脚底面 26 低摩擦部材 27 傾斜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大山 和人 茨城県ひたちなか市大字稲田1410番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア製品事 業部内 (72)発明者 佐藤 良広 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクの情報を記録再生する記録再生
    手段と、前記ディスクの偏重心を補正するバランサを備
    えたディスク回転駆動手段とが搭載されたユニットメカ
    と、前記ユニットメカに接続されたフレキシブルプリン
    ト基盤とを有してなり、前記ユニットメカは、防振手段
    を介してベースに支持され、前記フレキシブルプリント
    基盤の接続による付加剛性と、前記防振手段の支持によ
    る防振支持剛性とが付加されるディスク装置において、
    前記防振手段による防振支持剛性は、前記フレキシブル
    プリント基盤による付加剛性と、前記防振支持剛性とか
    ら決まる、ディスク記録面に平行な面内で直交する2方
    向における並進支持剛性の比が、ほぼ1となるような防
    振支持剛性であることを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記防振手段は、3個以上の防振脚およ
    び防振脚保持機構からなり、前記防振支持剛性は、前記
    フレキシブルプリント基盤と前記ユニットメカとの接続
    部の幅に対し、平行な方向に小さく、直交する方向に大
    きい請求項1に記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記防振脚は、剛性異方性を有し、前記
    防振脚保持機構に取り付ける際に、取り付け方向を参照
    可能な取付方向指定手段を有する請求項2に記載のディ
    スク装置。
  4. 【請求項4】 前記防振脚と前記ベースとの接触面が、
    前記フレキシブルプリント基盤接続部の幅方向に狭い請
    求項2に記載のディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記並進支持剛性の比をほぼ1に保持し
    たまま、前記防振支持剛性および前記フレキシブルプリ
    ント基盤の前記付加剛性による前記面内での前記ユニッ
    トメカの回転支持中心と、前記ユニットメカの重心とが
    ほぼ一致するように、前記防振支持剛性が決められてな
    る請求項1に記載のディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記並進支持剛性の比をほぼ1に保持し
    たまま、前記防振支持剛性および前記フレキシブルプリ
    ント基盤の前記付加剛性による前記面内での前記ユニッ
    トメカの回転支持剛性と、前記ユニットメカの慣性モー
    メントとの比が、前記ユニットメカの前記並進支持剛性
    と前記ユニットメカの質量との比より大きくなるよう
    に、前記防振支持剛性が決められてなる請求項1に記載
    のディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7636924B2 (en) 2004-07-02 2009-12-22 Panasonic Corporation Frame for optical disk unit and the optical disk unit
US8117627B2 (en) 2005-10-28 2012-02-14 Panasonic Corporation Optical disk unit with folding circuit board

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