JPS63257986A - 磁気デイスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ａｌ気ディスク装置に係り、特に回転型アク
チュエータを備えた磁気ディスク装置の振動による位置
決め精度の低下および磁気ヘッドの浮上精度の低下を制
絢するために好適な磁気ディスク装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の磁気ディスク装置では、アクチュエータ組立体を
駆動させる時にリニアモータに生じる反力によりベース
が振動し、位置決め精度が低下する現象を防止するため
、装置構成部材を固定支持しているベースをフレームに
防振ゴムを介して固定している。

なお、磁気ヘッドに衝撃が伝達されないようにヘッドア
ームの重心を決定するようにした磁気ディスク装置のヘ
ッド位置決め機構として、特開昭５６−９５１４２号公
報に記載されている技術がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前記ベースと、これに固定支持している装置構成部材か
らなるベース組立体をフレームに防振ゴムを介して固定
する従来技術では、前記防振ゴムの減衰性とばね定数を
適当に決定することによりある程度まで振動を低減する
ことができる。

しかし、磁気ディスクのトラック密度が高くなるにつれ
て、防振ゴムの減衰性やはね定数を変更するだけでは、
目標位置決め精度を滴定できなくなって来たばかりでな
く、磁気ヘッドの浮上方向におけるベースの振動が磁気
ヘッドまで伝達され、これにより磁気ヘッドの浮上変動
量が増加し、こあ浮上変動量が所定量を越えると、ａ気
デ４ヘク面上の突起に衝突して装置破壊に至るという危
険がある。高密度化のため、磁気ヘッドの浮上量を低下
させている最近の磁気ディスク装置では、磁気ディスク
面への磁気ヘッドの衝突による装置破壊のおそれが、よ
り一層強（なって来ている。

したがって、情報の書き込みおよび読み出しの高密度化
に伴って、根本的なベース振動低減対策が必要となって
いる。

本発明の目的は、ベースの振動を低減し、磁気ヘッドの
位置決め精度および浮上精度を向上させ得る磁気ディス
ク装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、ベースと、このベースに固定支持している
装置構成部材とからなるベース組立体を’！量とし、前
記防振ゴムをばねとした時の固有振動の振動の節と、前
記磁気ヘッドの回転中心とが一致するように、前記質量
の重心位置、ばねの配置、ばね数およびばね定数を設定
したことにより、達成される。

〔作　用〕

磁気ヘッドを高速度で移動させた時、アクチュエータ組
立体支持部やりニアモータのマグネットが受ける反力に
より、これらの装置構成部材を固定しかつ支持している
ベースが加振される。前記ベースは、防振ゴムによって
フレームに固定されて−１で、前記ベースが加振するこ
とにより、ベースと、このベースに固定支持している装
置構成部材とからなるベース組立体を質量、防振ゴムを
ばねとする固有振動が起こる。通常、この振動は回転運
動と直線運動の達成振動となる。

その撮動の節と磁気ヘッドの回転中心とが一致するよう
に、ベースと、これに固定支持している装置構成部材と
からなるベース組立体を質量とした時の、この質量の重
心位置、防振ゴムをばねとした時の、このばねの配置、
ばね数およびはね定数を設定することにより、磁気ヘッ
ドの回転中心の振幅を最小に抑えることが可能となる。

その結果、ベースの振動を低減し、磁気ヘッドの位置決
め精度および浮上精度を向上させることが可能となる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に・より説明する。

第１図は本発明の一実施例を模式的に示した図であって
、ベース振動の節と磁気ヘッドの回転中心を一致させた
状態を示す図、第２図はベースとこれに固定支持してい
る装置構成部材とからなるベース組立体を質量とし、防
振ゴムをばねとじた一時の振動モデル図、第５図および
第４図は回転型アクチュエータを備えた磁気ディスク装
置の斜視図である。

その第５図および第４図に示す磁気ディスク装置は、高
速で回転する磁気ディスク１と、これに相対する磁気ヘ
ッド２とを備えている。

前記磁気ヘッド２は、キャリッジ５の一端部に固定され
ている。

前記キャリッジ５の他端部には、駆動用のボイスコイル
４が固定されていて、アクチュエータ組立体を構成して
いる。ボイスコイル４は、通電時マグネット５の磁界と
干渉してローレンツの力を発、生じ、この力でアクチュ
エータ組立体を、ピボット軸６を中心に回転させ、磁気
ヘッド２を磁気ディスク１上の所定の位置に位置決めす
るようになっている。

前記磁気ヘッド２が磁気ディスク１上のトラック間を高
速で移動する際、ボイスコイル４に大電流を流して強い
トルクを発生させているが、この時ピボット軸６を支持
しているサブベース７やマグネット５が強い反力を受け
るため、それらを固定支持していてかつ磁気ディスク１
と磁気ヘッド２の相対位置決めの基準となるペース８が
振動する。このペース８は、防振ゴム９α、９に、９ｃ
、９ｄを介してフレーム１０に固定されている。

前記ペース８には、このペース８と、これに固定支持さ
れている装置＊成部材とからなるベース組立体を質量と
し、防振ゴム９ａ、９ｂ、９ｃ、９ｄをばねとする固有
振動が発生する。この固有振動の中では、第５図に示す
Ｚ軸１０Ｃ回りの角振動、Ｘ軸１ａα方向の直線振動、
Ｘ軸１０α回りの角振動およびＺ軸１００方向の直進運
動が比較的太き（、Ｙ軸１０ｂ方向の振動はあまり問題
とはならない。

断方向のばね定数が等しいとすると、磁気ヘッド２の位
置決め精度に悪影響を与えるＺ軸１０Ｃ回りの角振動と
Ｘ軸１０ｇ方向の直線振動の連成された系も、磁気ヘッ
ド２の浮上量安定に悪影響を与えるＸ軸１０α回りの角
振動とＺ軸１０Ｃ方向の直線振動の連成された系も、第
２図に示すような振動モデルで表すことができる。

この第２図において、２点１１ａは加振力の加わる位置
、９点１１ｂは磁気ヘッド２の回転中心であるピボット
軸位置、０点１１’は重心の位置な示していて、ピボッ
ト軸位置Ｑ点１１Ａが振動の節となるように重心の位ｔ
Ｇ点１１Ｃとばね１２αのばね定数および重心からの距
離１５ａと、ばね１２Ａのばね定数および重心からの距
離１５４を設定すれば、ピボット軸６は一番変位の大き
い振動モードに対して変位をＯとすることができる。

第１図は、重心の位ｔＧ点１１’と加振力の加わる位置
が同一となるようにした時、ピボット軸位置Ｑ点１１Ａ
が振動の節となるようにばね１２αとばね１２ｂのばね
定数および配置を設定した例である。

〔発明の効果〕

以上説明した本発明によれば、ペースと、このペースに
固定支持している装置構成部材とからなるペース組立体
を質量とし、前記防振ゴムをはねとした時の固有振動の
振動の節と、前記磁気１ツドの回転中心とが一致するよ
うに、前記質量の重心便宜、ばねの配置、ばね数および
ばね定数を設定しており、アクチュエータ駆動時の反力
により起こるペースの振動を低減できるので、磁気ヘッ
ドの位置決め精度や浮上精度の向上を図り得る効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を模式的に示した図であって
、ペース振動の節と磁気ヘッドの回転中心を一致させた
状態を示す図、第２図はペースとこれに固定支持してい
る装置構成部材とからなるペース組立体を質量とし、防
振ゴムをばねとした時の振動モデル図、第５図および第
４図は回転型アクチュエータを備えた磁気ディスク装置
の斜視図である。 １・・・ａ気ディスク、２・・・磁気ヘッド、６・・・
キャリッジ、４・・・ボイスコイル、５・・・マグネッ
ト、６・・・ピボット軸、７・・・サブペース、８・・
・ペース、９α、９ｂ、９ｃ、ｑｃＬ・・・防根ゴム、
１１α・・・加振力の加わる位置、１１ｂ・・・ピボッ
ト軸位置、１１’・・・重心の位置、１２α、１２ｂ・
・・ばね、１５α、１５ｂ・・・重心からの位置。 第　１　口

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、磁気ディスクと、該磁気ディスクに相対し、磁気記
   録情報の書き込みおよび読み出しを行う磁気ヘッドと、
   該磁気ヘッドを保持し、この磁気ヘッドを前記磁気ディ
   スク面上の所定の位置に位置決めするアクチュエータ組
   立体と、駆動力を発生して該アクチュエータ組立体を駆
   動させるリニアモータと、これらの装置構成部材を固定
   支持し、前記磁気ディスクと磁気ヘッドとの相対位置決
   めの基準となるベースと、該ベースを複数の防振ゴムを
   介して固定するフレームとを備えた磁気ディスク装置に
   おいて、前記ベースと、このベースに固定支持している
   装置構成部材とからなるベース組立体を質量とし、前記
   防振ゴムをばねとした時の固有振動の振動の節と、前記
   磁気ヘッドの回転中心とが一致するように、前記質量の
   重心位置、ばねの配置、ばね数およびばね定数を設定し
   たことを特徴とする磁気ディスク装置。