JPH08221915A - ディスクドライブ装置及びアクチュエータのロック方法 - Google Patents

ディスクドライブ装置及びアクチュエータのロック方法

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JPH08221915A
JPH08221915A JP7029810A JP2981095A JPH08221915A JP H08221915 A JPH08221915 A JP H08221915A JP 7029810 A JP7029810 A JP 7029810A JP 2981095 A JP2981095 A JP 2981095A JP H08221915 A JPH08221915 A JP H08221915A
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功治 高橋
Hiroshi Matsuda
浩 松田
Hiroshi Takahashi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、大きな耐衝撃性、特に短時間
に加わる大きな衝撃及びローテショナルな衝撃に対して
も強いディスクドライブ装置及びそのアクチュエータの
ロック方法を提供することである。 【構成】ディスク記録媒体と、ディスク記録媒体表面上
を移動するアクチュエータ21と、上下に移動が可能
で、上側にある場合にはアクチュエータ21を固定し、
下側にある場合にはアクチュエータ21を解放する、例
えば弾性を有する板バネ25等で構成されるロック手段
と、第1の磁気力により、ロック手段を下側に固定する
第1の磁界供給手段27と、第2の磁気力により、ロッ
ク手段を上側に固定する第2の磁界供給手段23と、第
1の電流が供給された場合には、ロック手段を上側に移
動させるような磁気力を発生し、第1の電流とは異なる
第2の電流が供給された場合には、ロック手段を下側に
移動させるような磁気力を発生させる手段28とを有す
るディスクドライブ装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクドライブ装置
及びアクチュエータのロック方法に係り、特に、非動作
時や運搬時等の振動や衝撃によりドライブ装置内のアク
チュエータや記録媒体表面が破損することを防止するた
めのアクチュエータのロック構造及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置等のハードディスクド
ライブ装置の内部に設けられているアクチュエータは、
光学機器類や電子回路等の精密部品が多数搭載されてお
り、かつディスクの半径方向に高速移動できるような機
構を有している。そのため、装置の運搬時や非動作時等
においては、アクチュエータを所定の位置にロックする
ことにより、外部からの衝撃に対して、装置が破損する
ことを防止している。
【0003】このような衝撃に対する装置の耐久性、す
なわち耐衝撃性は、ディスクドライブ装置に求められて
いる性能の一つである。特に装置のダウンサイジングや
携帯性が進むにつれて、小型の携帯可能なパーソナルコ
ンピュータにこのようなドライブ装置が搭載されるよう
になった。、従って、ハードディスクドライブ装置の耐
衝撃性の要求も高まっている。一般に、携帯時において
外部から加わる衝撃は、短時間に大きな衝撃が加わり、
また衝撃が加わる方向も一方向にのみ加わるのではな
く、上下方向も含めたあらゆる方向から加わる可能性が
ある。従って、ドライブ装置の非動作時における、短時
間に加わる大きな衝撃及びこのようなローテーショナル
(Rotational)な衝撃に対する耐衝撃性の向上の要求はま
すます大きくなってきている。
【0004】従来、提案されているロック機構に関する
技術として、特願平3−294882が既に出願されて
いる。この従来技術には、ディスク記録媒体と、この記
録媒体と情報のやりとりを行う変換ヘッドと、この変換
ヘッドを記録媒体上の所定位置に移動するためのアクチ
ュエータと、このアクチュエータの一部に設けられた鉄
片を磁界により吸引して所定位置にラッチするための磁
石とを備えたハードディスクドライブが開示されてい
る。また、この従来技術には、さらに、ヘッド解放用の
コイルを設け、これに電流を加えることにより磁気力を
生じさせ、アクチュエータの固定を解除することも開示
されている。
【0005】しかしながら、この従来技術は、記録媒体
の表面の方向、すなわちアクチュエータの移動方向と同
一方向の衝撃に対しては、比較的高い耐衝撃性を有する
が、短時間に加わる大きな衝撃及び上下方向も加わった
ローテショナルな衝撃に対する耐衝撃性は低い。
【0006】また、別の従来技術としては、特願平2−
273511が既に出願されている。この従来技術に
は、情報再生装置内に挿入されたディスクカートリッジ
をスライダブラケットにより、再生位置に移動する時
に、歯車を有するカム機構を用いて、ラッチ部材を上下
に移動させることにより、アクチュエータを固定するこ
とが開示されている。
【0007】しかしながら、この従来技術は、上述のよ
うな衝撃に対しては、比較的高い耐衝撃性を有するが、
カム機構によりラッチ部材を移動させているため、ラッ
チ機構が相対的に大きくなってしまう。従って、このよ
うな機械的機構を有する装置の小型化には限界があるの
で、小型で携帯可能なパーソナルコンピュータへの搭載
には向かない。
【0008】さらに、このような機械的機構を用いた場
合、カム機構の歯車の摩擦等により塵が発生する可能性
がある。特に密閉性の高い磁気ディスクドライブ等で
は、塵が記録媒体に付着することを防ぐ必要があるの
で、このような塵が発生する機械的機構を装置内部に設
けることは好ましくない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、大きな耐衝撃性、特に短時間に加わる大きな衝撃及
びローテショナルな衝撃に対しても強いロック機構を有
するディスクドライブ装置及びそのアクチュエータのロ
ック方法を提供することである。
【0010】また、本発明の別の目的は、塵等の発生が
発生する可能性のある機械的ロック機構を用いることな
く、小型かつ軽量なロック機構を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ディスク記録媒体と、ディスク記録媒体
表面上を移動するアクチュエータと、上下に移動が可能
で、上側にある場合にはアクチュエータを固定し、下側
にある場合にはアクチュエータを解放するロック手段
と、第1の磁気力により、ロック手段を下側に固定する
第1の磁界供給手段と、第2の磁気力により、ロック手
段を上側に固定する第2の磁界供給手段と、第1の電流
が供給された場合には、ロック手段を上側に移動させる
ような磁気力を発生し、第1の電流とは異なる第2の電
流が供給された場合には、ロック手段を下側に移動させ
るような磁気力を発生させる手段とを有するディスクド
ライブ装置を提供するものである。
【0012】ここで、このロック手段は弾性を有するバ
ネを含み、前記バネの応力及び前記第2の磁界供給手段
の磁気力により、ロック手段を上側に固定するような構
成になっているのが好ましい。
【0013】また、別の発明は、ディスク記録媒体表面
上を移動するアクチュエータを用いる工程と、上下に移
動が可能で、前記アクチュエータを固定あるいは解放す
るためのロック手段を用いる工程と、第1の磁気力によ
り、前記ロック手段を下側に固定する工程と、アクチュ
エータを所定のロック位置に移動させる工程と、第1の
電流を供給することにより、第1の磁気力より大きく、
かつ第1の磁気力とは反対向きの磁気力を発生し、ロッ
ク手段を上側に移動させる工程と、第2の磁気力によ
り、ロック手段を上側に固定することにより、前記アク
チュエータをロックする工程と、第1の電流とは異なる
第2の電流を供給することにより、第2の磁気力より大
きく、かつ第2の磁気力とは反対向きの磁気力を発生さ
せ、ロック手段を下側に移動させることにより、前記ア
クチュエータを解放する工程とを有するアクチュエータ
のロック方法を提供する。
【0014】さらに、別の発明は、ディスク記録媒体表
面上を移動するアクチュエータを用いる工程と、上下に
移動が可能で弾性を有するバネを含み、アクチュエータ
を固定あるいは解放するためのロック手段を用いる工程
と、バネの上向きの応力より大きく、かつ下向き第1の
磁気力により、前記ロック手段を下側に固定する工程
と、アクチュエータを所定のロック位置に移動させる工
程と、第1の電流を供給することにより、第1の磁気力
の大きさとバネの応力の大きさとの差よりも大きく、か
つ上向きの磁気力を発生し、ロック手段を上側に移動さ
せる工程と、バネの上向きの応力により、ロック手段を
上側に固定し、これによってアクチュエータをロックす
る工程と、第1の電流とは異なる第2の電流を供給する
ことにより、バネの応力より大きく、かつ下向きの磁気
力を発生させ、ロック手段を下側に移動させることによ
り、前記アクチュエータを解放する工程とを有するアク
チュエータのロック方法を提供する。
【0015】上記の構成にさらに、ディスク記録媒体の
表面と水平な方向に磁気力を与え、前記アクチュエータ
を固定するようにすることも好ましい。
【0016】
【実施例】第1図は、本発明の一実施例である磁気ディ
スクドライブ装置を示す図である。磁気ディスクドライ
ブ装置1は、ハウジング2の中に収納された磁気ディス
ク記録媒体3と、この記録媒体3を回転駆動するための
スピン・モータ4と、変換ヘッド5をディスク記録媒体
3の所望の一に位置づけるためのアクチュエータ6とを
有する。アクチュエータ6はロータリ式のボイス・コイ
ル・モータ(VCM)であり、回転軸7回りに回転可能
に取り付けられたアクチュエータ・アーム8を有する。
アクチュエータ・アーム8の一端には変換ヘッド5が取
り付けられており、他端にはコイル9が取り付けられて
いる。アクチュエータ・アーム8はアルミニウム製であ
り、他端側に一体的に設けられた突起10には鉄片11
が取り付けられている。鉄片11に対向してハウジング
2には永久磁石12が設けられている。アクチュエータ
6のコイル9の移動範囲内にはVCMの永久磁石13が
ハウジング2に取り付けられていてコイル9と相互作用
をしてアクチュエータ・アーム8を回転軸7の回りを回
転する。
【0017】アクチュエータ・アーム8は磁気ディスク
ドライブ装置1の停止時に磁気ディスク3の回転が落ち
ると内周側に設けられたパーキング・ゾーンに移動され
る。すると鉄片11が磁石12に吸引されるので、アク
チュエータ・アーム8が記録媒体3の内周方向に移動し
て固定される。すなわち、 記録媒体3の表面と水平な
方向に磁石12は磁気力を与え、アクチュエータ・アー
ム8をロックしている。
【0018】さらに、磁気ディスクドライブ1には、図
示していないが、ロック手段、ソレノイド・コイルが設
けられている。このロック手段は、記録媒体3の表面方
向とは異なる方向、すなわち、記録媒体3に対して上下
の方向に移動可能で、前記アクチュエータを固定あるい
は解放するためのものである。ソレノイド・コイルには
電流が与えられ、発生する電磁力によりロック手段を上
下するように構成されている。アクチュエータ・アーム
8がパーキング・ゾーンに移動すると、このロック手段
がソレノイド・コイルにより上側に移動し、アクチュエ
ータ・アーム8と係合するため、アーム8は固定され
る。
【0019】このような状態では、外部から短時間に大
きな衝撃が加わり、また衝撃がローテショナルな場合に
おいても、アクチュエータ・アーム8を、有効に固定す
ることができる。すなわち、アクチュエータは、記録媒
体3の表面と平行方向(水平方向)で固定されるのみな
らず、記録媒体3の表面方向とは異なる方向についても
固定されるため、ローテショナルな衝撃に対する耐衝撃
性は高い。従って、記録媒体3上のデータ・ゾーンのデ
ータは、アクチュエータ・アーム8の予期しない動きか
ら保護される。この点を以下にさらに詳述する。
【0020】図2から図5は、本発明の一実施例におけ
るアクチュエータ部分を拡大した側面図である。アクチ
ュエータ21は、VCMマグネット22及び上下の2枚
のVCMヨーク23、24により移動される。アクチュ
エータ21がパーキング・ゾーンに位置する場合に、こ
のアクチュエータと上下方向に係合するように弾性を有
する板バネ25が設けられている。この板バネ25は上
方向に応力を有していて、プランジャ26に応じて上下
に移動する。鉄製のプランジャ26の下側には、第1の
磁気力を有する第1の磁界供給手段としてのマグネット
27が配置され、上側には、第2の磁気力を有する第2
の磁界供給手段としてのVCMヨーク23が配置されて
いる。このマグネット27は、第1の磁気力により、板
バネ25を下側に固定する。すなわち板バネ24の上方
向の応力よりも大きい下向きの磁気力を有している。ま
た、VCMヨーク23は、第2の磁気力により、板バネ
25を上側に吸引して固定する。この固定は、VCMヨ
ーク23の磁気力のみならず板バネ25の応力をも利用
している。さらに、ソレノイド・コイル28が設けられ
ていて、与えられる電流により磁界を発生することによ
り、プランジャ26を介して板バネ25を上下に移動さ
せる。
【0021】すなわち、ソレノイド・コイル28は、第
1の電流が供給された場合には、プランジャ26を押し
上げるような磁気力を発生して板バネ25を上側に移動
させる。また、第1の電流とは異なる第2の電流が供給
された場合には、プランジャ26を押し下げるような磁
気力を発生して板バネ25を下側に移動させる。
【0022】次に、アクチュエータをロックする方法に
ついて述べる。
【0023】図2は、ロック解除状態を示した側面図で
ある。プランジャ26は、マグネット27の第1の磁気
力によりマグネット27の方向に引き寄せられている。
そして、そのプランジャ26により板バネ25が下側に
押さえつけられているので、板バネ25がアクチュエー
タ21の移動を妨げることはない高さに固定されてい
る。この状態ではソレノイド・コイル28には電流は流
れていない。
【0024】図3は、ロック解除状態からロック状態へ
移行する途中の状態を示た側面図である。アクチュエー
タ21を所定のロック位置に移動させる。すなわち、マ
グネット27の第1の磁気力の大きさとバネの応力の大
きさとの差よりも大きく、かつ上向きの磁気力を発生さ
せるような第1の電流をソレノイド・コイル28に供給
する。このようなマグネット27の力をキャンセルする
ような第1の電流を流すと、板バネ25はアクチュエー
タ21をロックできる高さまで移動する。
【0025】図4は、ロック状態を示した側面図であ
る。アクチュエータ21は板バネ25に引っかかり、デ
ータ・ゾーンに向かう方向に移動できなくなる。また、
その逆方向は、ストッパー(Crash Stop)により所定の位
置までしか動けないようになっている。このとき、板バ
ネ25の上側への応力及びVCMヨーク23の第2の磁
気力は、装置の携帯時に加わる衝撃に耐えられるような
値に設定しておく。このようにして、板バネ25を上側
に固定しておく。なお、この状態ではソレノイド・コイ
ル28には電流は流れていない。
【0026】図5は、ロック状態からロック解除状態へ
移行する途中の状態を示した側面図である。ソレノイド
・コイル28に第1の電流とは異なる第2の電流を供給
することにより、板バネ25の応力及びVCMヨーク2
3の第2の磁気力との和よりも大きく、かつ第2の磁気
力及びこの応力とは反対向きの磁気力を発生させ、板バ
ネ25を下側に移動させることによりアクチュエータを
解除している。
【0027】この実施例においては、軽量な板バネを使
用しているため、短期間の大きな衝撃が加わった場合に
おいてさえも、有効にアクチュエータをロックできる。
すなわち、携帯時の外部からの強い衝撃においては、ア
クチュエータの重量は重いので、鉄片11と磁石12の
相互作用による水平方向の固定のみでは、アクチュエー
タが移動してしまう可能性がある。本実施例では、上下
方向に対して、衝撃の影響を受けにくい軽量かつ小型の
板バネをを用いているので、小型のロック機構でアクチ
ュエータを確実に固定することができる。
【0028】なお、上記の実施例は、ロック手段として
弾力を有する板バネを使用したが、ロック手段は、板バ
ネには限定されず、弾力のないものであってもよい。
【0029】その場合、ロック解除状態からロック状態
へ移行する途中の状態(図2(b)の状態)において
は、マグネット27による第1の磁気力よりも大きく、
かつこの第1の磁気力とは反対向きの磁気力を発生さ
せ、ロック手段を上側に移動させる。
【0030】ロック状態(図2の状態)において、ロッ
ク手段は、VCMヨークの第2の磁気力により、上側に
固定されている。
【0031】ロック状態からロック解除状態へ移行する
途中の状態(図3の状態)において、ソレノイド・コイ
ル28に第1の電流とは異なる第2の電流を供給するこ
とにより、第2の磁気力より大きく、かつ第2の磁気力
とは反対向きの磁気力を発生させ、ロック手段を下側に
移動させることにより、アクチュエータ21を解放す
る。
【0032】本発明は、塵等が発生しにくい磁気的機構
を用いてロック機構を構成しているため、磁気ディスク
のように塵等の装置内部への混入を嫌う密閉型の装置に
おいては特に有効である。
【0033】また、本実施例においては、ロック状態及
びロック解除状態においては、ソレノイド・コイルには
駆動電流を流す必要がなく、状態が変化する途中の状態
においてのみ駆動電流を流せば足りる。従って、動作時
や運搬時等の非動作時においては、電流を必要としない
という利点もある。
【0034】なお、本実施例においては、上側のVCM
ヨークを磁界供給手段として用いたが、下側のVCMヨ
ークをも磁界供給手段として用いてもよく、これにより
マグネットが不要になるためロック機構をより小型にで
きるという効果がある。また、上下のVCMヨークの代
わりにそれぞれマグネットを設けてもよい。
【0035】また、上述の実施例では、弾性を有する板
バネのみではなく、VCMヨークをも用いてアクチュエ
ータを上側に固定しているのは、携帯時または非動作時
において、大きな衝撃が外部から加わる可能性があるた
め、より確実にロック手段を固定するためである。従っ
て、第2の磁界供給手段として、上側にVCMヨークや
マグネットを用いず、強い弾性の板バネの応力のみでア
クチュエータをロックすることも可能である。
【0036】
【効果】このように、本発明では、記録媒体に対して、
水平方向及び上下方向に対してロック機構を用いている
ため、ローテショナルな衝撃や短時間の大きな衝撃に対
しても高い耐衝撃性を得ることができる。また、上下方
向のラッチにおいても機械的機構を用いることないの
で、装置の内部で塵などが発生しにくいので磁気ディス
クドライブ装置のような高い密閉性が要求されるような
の装置においても、高い信頼性を確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である磁気ディスクドライブ
装置を示す図、
【図2】ロック解除状態を示した側面図、
【図3】ロック解除状態からロック状態へ移行する途中
の状態を示した側面図、
【図4】ロック状態を示した側面図、
【図5】ロック状態からロック解除状態へ移行する途中
の状態を示した側面図である。
【符号の説明】
2 ハウジング 4 スピン・モータ 6 アクチュエータ 7 回転軸 8 アクチュエータ・アーム 11 鉄片 12 磁石 21 アクチュエータ 22 VCMマグネット 23、24 VCMヨーク 25 板バネ 26 プランジャ 27 マグネット 28 ソレノイド・コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 浩 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 高橋 啓史 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク記録媒体と、 前記ディスク記録媒体表面上を移動するアクチュエータ
    と、 上下に移動が可能で、上側にある場合には前記アクチュ
    エータを固定し、下側にある場合には前記アクチュエー
    タを解放するロック手段と、 第1の磁気力により、前記ロック手段を下側に固定する
    第1の磁界供給手段と、 第2の磁気力により、前記ロック手段を上側に固定する
    第2の磁界供給手段と、 第1の電流が供給された場合には、前記ロック手段を上
    側に移動させるような磁気力を発生し、前記第1の電流
    とは異なる第2の電流が供給された場合には、前記ロッ
    ク手段を下側に移動させるような磁気力を発生させる手
    段とを有することを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 【請求項2】前記ロック手段は弾性を有するバネを含
    み、前記バネの応力及び前記第2の磁界供給手段の磁気
    力により、前記ロック手段を上側に固定することを特徴
    とする請求項1に記載のディスクドライブ装置。
  3. 【請求項3】前記ディスク記録媒体の表面と水平な方向
    に磁気力を与え、前記アクチュエータを固定する手段を
    さらに有することを特徴とする請求項1に記載のディス
    クドライブ装置。
  4. 【請求項4】前記第2の磁界供給手段は、ボイスコイル
    モータであることを特徴とする請求項1に記載のディス
    クドライブ装置。
  5. 【請求項5】ディスク記録媒体表面上を移動するアクチ
    ュエータを用いる工程と、 上下に移動が可能で、前記アクチュエータを固定あるい
    は解放するためのロック手段を用いる工程と、 第1の磁気力により、前記ロック手段を下側に固定する
    工程と、 前記アクチュエータを所定のロック位置に移動させる工
    程と、 第1の電流を供給することにより、前記第1の磁気力よ
    り大きく、かつ前記第1の磁気力とは反対向きの磁気力
    を発生し、前記ロック手段を上側に移動させる工程と、 第2の磁気力により、前記ロック手段を上側に固定する
    ことにより、前記アクチュエータをロックする工程と、 前記第1の電流とは異なる第2の電流を供給することに
    より、前記第2の磁気力より大きく、かつ前記第2の磁
    気力とは反対向きの磁気力を発生させ、前記ロック手段
    を下側に移動させることにより、前記アクチュエータを
    解放する工程とを有することを特徴とするアクチュエー
    タのロック方法。
  6. 【請求項6】ディスク記録媒体表面上を移動するアクチ
    ュエータを用いる工程と、 上下に移動が可能で弾性を有するバネを含み、前記アク
    チュエータを固定あるいは解放するためのロック手段を
    用いる工程と、 前記バネの上向きの応力より大きく、かつ下向き第1の
    磁気力により、前記ロック手段を下側に固定する工程
    と、 前記アクチュエータを所定のロック位置に移動させる工
    程と、 第1の電流を供給することにより、前記第1の磁気力の
    大きさと前記バネの応力の大きさとの差よりも大きく、
    かつ上向きの磁気力を発生し、前記ロック手段を上側に
    移動させる工程と、 前記バネの上向きの応力により、前記ロック手段を上側
    に固定し、これによって前記アクチュエータをロックす
    る工程と、 前記第1の電流とは異なる第2の電流を供給することに
    より、前記バネの応力より大きく、かつ下向きの磁気力
    を発生させ、前記ロック手段を下側に移動させることに
    より、前記アクチュエータを解放する工程とを有するこ
    とを特徴とするアクチュエータのロック方法。
  7. 【請求項7】前記ディスク記録媒体の表面と水平な方向
    に磁気力を与え、前記アクチュエータをロックする工程
    をさらに有することを特徴とする請求項5または6に記
    載のアクチュエータのロック方法。
JP7029810A 1995-02-17 1995-02-17 ディスクドライブ装置及びアクチュエータのロック方法 Expired - Fee Related JP2777549B2 (ja)

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